説明

両性コポリマーを含む化粧用組成物

本発明は、両性人工コポリマーを含む、新規な化粧用組成物、より特定的には、皮膚または毛髪処理用の化粧用組成物に関する。本発明はまた、化粧用組成物における該ポリマーの使用に関する。ポリマーは、ポリカチオン性モノマーに由来する単位および酸性のモノマーに由来する単位を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、両性人工コポリマーを含む、新規な化粧用組成物、より詳しくは、皮膚または毛髪処理用の化粧用組成物に関する。本発明はまた、化粧用組成物におけるポリマーの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
適用されてすすぎ去られることが意図される、皮膚または毛髪処理用の化粧用組成物、例えばシャンプーまたはシャワージェルにおいて、ある種の特性、例えば、粘度、透明性、材料の沈着(コンディショニング効果)の最適化、および/またはより一般的には、乾燥毛髪または湿潤毛髪上での柔らかさ、柔軟性、もつれ除去性、つやまたは整髪性等の化粧効果を最適化することが探索されている。いうまでもなく、成分によって提供される効果のほかに、製造しやすく、使用しやすく、且つ十分に安定である調合物も、探索されている。
【0003】
そこで、すすぎ去られることが意図される調合物中で、天然ポリマーの誘導体、例えばグアーまたはセルロースのカチオン性誘導体を使用することが提案されている。したがって、グアーのカチオン性誘導体およびポリオルガノシロキサンの組合せ、またはセルロースのカチオン性誘導体およびポリオルガノシロキサンの組合せを含む組成物が提案されている。これらの系は、全ての系と同様に、使用されるポリマーの量(低いことが望まれる)、透明性(高いことが望まれるが、ポリマーの量が増えるにつれて減少する)、およびポリオルガノシロキサンの沈着に伴うコンディショニング特性(高いことが望まれるが、ポリマーの量が増えるにつれて増大することができる)の間での妥協物である。そこで、この妥協物が修正される、新規な組成物が必要とされる。
【0004】
また、カチオン性(または潜在的にカチオン性)単位、アニオン性単位、および、場合により中性の単位を含む合成コポリマーを使用することが提案されている。そこで、ある種の調合物:
− 例えば、EP269,243、EP266,111およびEP521,748明細書中の、アクリル酸(AA、2〜40重量%)および塩化ジメチルジアリルアンモニウム(DADMAC、60〜90重量%)由来のコポリマー、市販のポリマーは、Calgonが販売するMerquat280、
− 例えば、EP522,755、EP522,756およびEP1,115,370明細書中の、アクリル酸(AA、35数量%)、塩化ジメチルジアリルアンモニウム(DADMAC、30数量%)およびアクリルアミド(AM、35数量%)由来のコポリマー、市販のポリマーは、Calgonが販売するMerquat Plus3330、
− 例えば、EP522,756およびEP1,115,370明細書中に記載の、アクリル酸(AA)、塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム(MAPTAC)およびアクリル酸アルキル由来のコポリマー、市販のポリマーは、Calgonが販売するMerquat2001(AA/MAPTAC/アクリル酸メチル)、
における使用が提案されている。
【0005】
さらに、安定性および/または調合物の単純さ、および/または透明性および/または化粧品としての品質(上記のもの)および/または材料の沈着(カチオン性電荷を有するポリマーの沈着または他の材料、例えば、鉱油、植物油または合成油、例えば、シリコーンオイルまたは「ポリオルガノシロキサン」の沈着)の点で、改善された品質を有する、特にすすぎ去られることが意図される、新規な化粧用組成物を提案することが探索されている。
【0006】
この目的のために、本発明は、化粧上許容しうるベクター、好ましくは水、場合により界面活性剤および、カチオン性単位(c)とアニオン性または潜在的にアニオン性単位(a)を含む両性コポリマーを含んでなる化粧用組成物であって、該ポリマーが、
− 一般式I:
【化1】

【0007】
(式中、
− R1は、水素原子またはメチルもしくはエチル基であり;
− R2、R3、R4、R5およびR6は、同一または異なってもよく、直鎖状もしくは分枝状のC1〜C6、好ましくはC1〜C4のアルキル、ヒドロキシアルキルまたはアミノアルキル基であり、
− mは、0〜10、好ましくは0〜2の整数であり;
− nは、1〜6、好ましくは2〜4の整数であり;
を含み、
− Zは、−C(O)O−もしくは−C(O)NH−基または酸素原子を表し;
− Aは、基(CH2p(pは1〜6、好ましくは2〜4の整数である)を表し;
− Bは、場合により1以上のヘテロ原子またはヘテロ基、特にOまたはNHで中断されており、また、場合により1以上のヒドロキシルまたはアミノ基、好ましくはヒドロキシル基で置換されている、直鎖状もしくは分枝状のC2〜C12、有利にはC3〜C6のポリメチレン鎖を表し;
− X-は、同一または異なってもよく、対イオンを表す)
の少なくとも1種のモノマー化合物の重合に由来する単位(c)を0.1〜50数量%;
− アニオン性または潜在的にアニオン性である、(a)と共重合可能な酸性の官能性を有する少なくとも1種の親水性モノマー(a)の重合に由来する単位(a)、
− 場合により、(c)および(a)と共重合可能な、中性電荷の少なくとも1種のエチレン性不飽和モノマー(n)、好ましくは、(c)および(a)と共重合可能な、1以上の親水性基を有する中性電荷のエチレン性不飽和親水性モノマー化合物を含み、
− 単位(a)および場合による(n)の量は、50〜99.9数量%であり、
− 組成物のpHは、5.5以上、好ましくは5.5〜7.5の間であり、
− 組成物中の界面活性剤の重量比率は、0〜30重量%の間、好ましくは5〜30重量%の間であり、界面活性剤は、アニオン性界面活性剤および場合により両性界面活性剤を含んでなり、
− 組成物中のコポリマーの重量比率は、0.01〜5重量%の間、好ましくは0.05〜1.5重量%の間、特に有利には0.1〜0.3重量%の間である、
ことを特徴とする化粧用組成物を提案する。
【0008】
組成物は、好ましくは、すすぎ去られることが意図される組成物である。該組成物は、例えば、シャンプー、シャワージェルまたはヘアーコンディショナーである。しかしながら、すすぎ去られることが意図されない、ヘアケア用組成物、例えば、すすぎ去られることが意図されないコンディショナー、絡み合い防止ミルク、絡み合い防止液、スムージング液、キューティクルコーティング、整髪および/または再整髪用ヘアケア用品、日焼け止め用品、ケアクリーム、メーキャップ除去剤、メーキャップ、メーキャップ除去用もしくは湿潤化ワイプ、ひげそり用フォームあるいは整髪または髪固定用ムースであってもよい。
【0009】
本発明は、また、化粧用組成物中での該コポリマーの使用に関する。
【0010】
効果
本発明に係る組成物中での該ポリマーの使用は、特に、粘度の増大をもたらす。ポリマーは、毛髪および/または皮膚上に沈着するようになり、所望のコンディショニング効果をもたらす。組成物がコンディショニング剤、例えばシリコーン(ポリオルガノシロキサンとも称される)を含む場合、それらは該薬剤の沈着を促進する。このように、ポリマーは、コンディショニング剤、より特定的にはシリコーン(またはポリオルガノシロキサン)の沈着を助ける。さらに、ポリオルガノシロキサンと該ポリマーを含む組成物は、毛髪または皮膚に対して優れたコンディショニング特性を有し、また、消費者が望む、有利な感覚的または化粧上の特性を有する。そこで、それらは、柔らかさ、柔軟性、ボリューム、絡み合い防止、湿った毛髪での整髪能および/または乾いた毛髪での整髪能の有利な特徴をもたらす。これらの効果は、調合物をより単純でおよび/またはより安価なものにする。また、組成物は、特に硬水中で、満足できる発泡特性を有する。
【0011】
特に、本発明に係るコポリマーは、高度の透明性を有する。それは、透明剤として使用しうる。それは特に、特にすすぎ中の、高い沈着能(例えば、コンディショニングのために)および/またはポリオルガノシロキサンの沈着を助ける能力(例えば、コンディショニングのために)と共に、高い透明性の組成物を製造することを可能にする。少量のポリマー、典型的には組成物の0.1〜0.3重量%、さらには、約0.1%を、ポリオルガノシロキサンと組み合わせると、ポリオルガノシロキサンが高いレベルで沈着し、したがって有利なコンディショニングプロフィールおよび/または有利な感覚的または化粧上のプロフィールを与える、高い透明性の組成物が得られる。
【0012】
ポリマー
該コポリマーは、
− 一般式I:
【化2】

【0013】
(式中、
− R1は、水素原子またはメチルもしくはエチル基であり;
− R2、R3、R4、R5およびR6は、同一または異なってもよく、直鎖状もしくは分枝状のC1〜C6、好ましくはC1〜C4のアルキル、ヒドロキシアルキルまたはアミノアルキル基であり、
− mは、0〜10、好ましくは0〜2の整数であり;
− nは、1〜6、好ましくは2〜4の整数であり;
を含み、
− Zは、−C(O)O−もしくは−C(O)NH−基または酸素原子を表し;
− Aは、基(CH2p(pは1〜6、好ましくは2〜4の整数である)を表し;
− Bは、場合により1以上のヘテロ原子またはヘテロ基、特にOまたはNHで中断されており、また、場合により1以上のヒドロキシルまたはアミノ基、好ましくはヒドロキシル基で置換されている、直鎖状もしくは分枝状のC2〜C12、有利にはC3〜C6のポリメチレン鎖を表し;
− X-は、同一または異なってもよく、対イオンを表す)
の少なくとも1種のモノマー化合物の重合に由来する単位(c)を0.1〜50数量%;
− アニオン性または潜在的にアニオン性である、(a)と共重合可能な酸性の官能性を有する少なくとも1種の親水性モノマー(a)の重合に由来する単位(a)、
− 場合により、(c)および(a)と共重合可能な、中性電荷の少なくとも1種のエチレン性不飽和モノマー(n)、好ましくは、(c)および(a)と共重合可能な、1以上の親水性基を有する中性電荷のエチレン性不飽和親水性モノマー化合物を含み、
− 単位(a)および場合による(n)の量は、50〜99.9数量%である。
【0014】
イオンX-は、有利には、ハロゲン化物、例えば塩化物、スルファート、メチルスルファート、ヒドロスルファート、ホスファート、シトラート、ホルマートおよびアセタートから選択される。
【0015】
モノマー(c)は、例えば、以下の反応スキーム:
‐反応スキーム1:
(mが0に等しいとき)
【化3】

‐反応スキーム2:
(mが1に等しいとき)
【化4】

‐反応スキーム3:
(mが2〜10の間であるとき)
【化5】

に従って、製造しうる。
【0016】
有利には、本発明に係るコポリマーは、少なくとも1000、有利には少なくとも10,000の分子量を有し、それは、20,000,000まで、有利には10,000,000までである。それは、好ましくは、500,000〜5,000,000の間である。
【0017】
特記しない限り、分子量という用語は、重量平均分子量であり、g/molで表現される。これは、水性ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)により、あるいは30℃でのNaNO3の1N溶液中での固有粘度の測定により決定される。
コポリマーは、好ましくは、ランダムコポリマーである。
【0018】
好ましくは、モノマー(c)の一般式(I)において、
− Zは、C(O)O、C(O)NHまたはO、最も好ましくはC(O)NHを表し;
− nは、2または3、最も特定的には3に等しく;
− mは、0〜2の範囲であり、それは、好ましくは0または1、最も特定的には0に等しく;
− Bは、
【0019】
【化6】

【0020】
(qは、1〜4、好ましくは1に等しい)を表し;
− R1〜R6は、同一または異なってもよく、メチルまたはエチル基である。
【0021】
好ましいモノマー(c)は、以下の式:
【0022】
【化7】

【0023】
(式中、X-は塩化物イオンまたはメチルスルファートイオンを表す)
を有するDIQUATである。
【0024】
特に有利な他のモノマー(c)は:
【0025】
【化8】

【0026】
(式中、p=2〜4)である。
【0027】
アニオンX-は、特にハロゲンアニオン、好ましくは塩化物、スルホナート、スルファート、メチルスルファート、ヒドロゲンスルファート、ホスファート、シトラート、ホルマートおよびアセタートアニオンである。
【0028】
モノマー(a)は、有利には、モノエチレン性不飽和C3〜C8カルボン酸、スルホン酸、硫酸、ホスホン酸またはリン酸、それらの無水物およびそれらの水溶性塩である。
【0029】
言及しうる好ましいモノマー(a)は、アクリル酸、メタクリル酸、α−エタクリル酸、β,β−ジメチルアクリル酸、メチレンマロン酸、ビニル酢酸、アリル酢酸、エチリデン酢酸、プロピリデン酢酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、N−メタクリロイルアラニン、N−アクリロイルヒドロキシグリシン、スルホプロピルアクリラート、スルホエチルアクリラート、スルホエチルメタクリラート、スルホエチルメタクリラート、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、ビニルホスホン酸、ホスホエチルアクリラート、ホスホノエチルアクリラート、ホスホプロピルアクリラート、ホスホノプロピルアクリラート、ホスホエチルメタクリラート、ホスホノエチルメタクリラート、ホスホプロピルメタクリラート、およびホスホノプロピルメタクリラート、ならびにそれらのアルカリ金属およびアンモニウム塩である。
【0030】
言及しうる好ましいモノマー(n)は、アクリルアミド、ビニルアルコール、アクリル酸およびメタクリル酸のC1〜C4アルキルエステル、アクリル酸およびメタクリル酸のC1〜C4ヒドロキシアルキルエステル、特にエチレングリコールおよびプロピレングリコールアクリラートおよびメタクリラート、アクリル酸およびメタクリル酸のポリアルコキシル化エステル、特にそのポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコールエステル、アクリル酸またはメタクリル酸のポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコールモノ(C1〜C25)アルキルエーテルとのエステル、酢酸ビニル、ビニルピロリドンならびにメチルビニルエーテルである。
【0031】
ポリマーは、単位(c)を0.1〜50数量%、単位(a)を50〜99.1数量%、および場合により(n)を含む。好ましくは、ポリマーは、単位(c)を10〜40%、単位(a)を60〜90数量%、および場合により(n)を含む。また、ポリマーは、有利には、単位(n)を全く含まない。ポリマーが単位(n)を含む場合には、単位(a)と単位(n)との比は、好ましくは、1より大きく、例えば、1〜4の間である。
【0032】
好ましくは、ポリマーは、
− 単位(c)が、以下の式:
【0033】
【化9】

【0034】
(式中、X-は塩化物イオンまたはメチルスルファートイオンを表す)
のモノマー(c)由来のものであり、
− 単位(a)が、アクリル酸由来のものであり、
− ポリマーが単位(n)を全く含まず、
− 単位(a)と単位(c)との数量比が、50/50〜90/10である、
ようなものである。
【0035】
コポリマーは、組成物のpHで、あるいは組成物の使用pHで、平均で負電荷またはゼロ電荷を有することが指摘される。この平均電荷は、以下の式:
【0036】
【数1】

【0037】
(式中、
− [c]は単位(c)のモル濃度であり、
− [a]は単位(a)のモル濃度であり、
− Xcは、単位(a)Acの中和度を表し(単位(a)が潜在的にカチオン性である場合);Xc=[BH+]/([B]+「BH+])、
− XAは、単位(c)の可能な中和度を表し(単位(c)が潜在的にアニオン性である場合);XA=[A-]/([AH]+「A-])、
で定義される。
【0038】
本発明のコポリマーは、コポリマーの公知の製造方法に従って、特に、公知の化合物であるか、または有機化学の標準的な合成法を用いて当業者が容易に得ることができるエチレン性不飽和の出発モノマーのフリーラジカル重合により得ることができる。
【0039】
特に、US4,387,017およびEP156,646に記載の方法が参考となる。
【0040】
フリーラジカル重合は、好ましくは無酸素環境で、例えば、不活性気体(ヘリウム、アルゴン等)または窒素の存在下に行われる。反応は、不活性溶媒、好ましくはメタノールまたはエタノール中で、より好ましくは水中で行われる。
【0041】
重合は、重合開始剤を加えることにより開始される。使用される開始剤は、この分野で通常使用されるフリーラジカル開始剤である。例として、有機過エステル(ペルオキシピバル酸t−ブチル、ペルオキシピバル酸t−アミル、ペルオキシ−α−エチルヘキサン酸t−ブチル等);アゾ型の有機化合物、例えばアゾビスアミジノプロパン塩酸塩、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル等);無機および有機ペルオキシド、例えば過酸化水素、過酸化ベンジルおよび過酸化ブチル等;酸化還元系、例えば酸化剤を含むもの、例えば過硫酸塩(特に、過硫酸アンモニウムまたはアルカリ金属等);塩素酸塩および臭素酸塩(無機または有機塩素酸塩および/または臭素酸塩を含む);還元剤、例えば亜硫酸塩および重亜硫酸塩(無機および/または有機亜硫酸塩または重亜硫酸塩を含む);シュウ酸およびアスコルビン酸、ならびにまた、2以上のこれらの化合物の混合物が挙げられる。
【0042】
好ましい開始剤は、水溶性開始剤である。過硫酸ナトリウムおよびアゾビスアミジノプロパン塩酸塩が特に好ましい。
【0043】
変形例として、重合を、紫外線を用いる照射により開始してもよい。使用される開始剤の量は、一般的に、重合の開始を達成するのに十分な量である。開始剤は、好ましくは、モノマーの全重量に対して0.001〜約10重量%の範囲の量で存在し、好ましくは、モノマーの全重量に対して0.5重量%未満の量で含有され、好ましい量は、モノマーの全重量に対して0.005〜0.5重量%である。開始剤は、重合混合物に、連続的にあるいはバッチ式に加えられる。
【0044】
高分子量のコポリマーを得ることが望まれる場合、重合反応中に新鮮な開始剤を加えることが望ましい。逐次的にまたはバッチ式に添加すると、また、より効率的な重合およびより短い反応時間が可能になる。重合は、モノマー(c)、モノマー(a)および場合によってはモノマー(n)を無酸素雰囲気で重合するのに有効な反応条件下に行われる。好ましくは、反応は、約30℃〜約100℃の範囲の、好ましくは60℃〜90℃の間の温度で行われる。無酸素雰囲気は、反応の全体にわたって維持され、例えば、反応の間中、窒素の流れを維持することにより維持される。
【0045】
特に好ましい一つのコポリマーは、以下のものである:
【0046】
【化10】

【0047】
−xは、0〜50%、好ましくは0〜30%の、好ましくは0に等しい数平均値を有し、
−yは、10〜95%、好ましくは50〜70%の数平均値を有し、
−zは、0.1〜50%、好ましくは10〜50%の数平均値を有し、
−比y/zは、好ましくは約4/1〜1/2、好ましくは4/1〜1/1の間であり、
−x+yは、50〜99.9%であり、
−x+y+z=100%、x、yおよびzは、それぞれ、アクリルアミド、アクリル酸(ナトリウム塩)およびDIQUATに由来する単位のモル%を表す。
【0048】
他のポリマーは以下のとおりである:
【0049】
【化11】

【0050】
−xは、0〜50%、好ましくは0〜30%の、好ましくは0に等しい数平均値を有し、
−yは、10〜95%、好ましくは50〜70%の数平均値を有し、
−zは、0.1〜50%、好ましくは10〜50%の数平均値を有し、
−比y/zは、好ましくは約4/1〜1/2、好ましくは4/1〜1/1の間であり、
−x+yは、50〜99.9%である。
【0051】
【化12】

【0052】
−xは、0〜50%、好ましくは0〜30%の、好ましくは0に等しい数平均値を有し、
−yは、10〜95%、好ましくは50〜70%の数平均値を有し、
−zは、0.1〜50%、好ましくは10〜50%の数平均値を有し、
−比y/zは、好ましくは約4/1〜1/2、好ましくは4/1〜1/1の間であり、
−x+yは、50〜99.9%である。
【0053】
【化13】

【0054】
−xは、0〜50%、好ましくは0〜30%の、好ましくは0に等しい数平均値を有し、
−yは、10〜95%、好ましくは50〜70%の数平均値を有し、
−zは、0.1〜50%、好ましくは10〜50%の数平均値を有し、
−比y/zは、好ましくは約4/1〜1/2、好ましくは4/1〜1/1の間であり、
−x+yは、50〜99.9%である。
【0055】
【化14】

【0056】
−xは、0〜50%、好ましくは0〜30%の、好ましくは0に等しい数平均値を有し、
−yは、10〜95%、好ましくは50〜70%の数平均値を有し、
−zは、0.1〜50%、好ましくは10〜50%の数平均値を有し、
−比y/zは、好ましくは約4/1〜1/2、好ましくは4/1〜1/1の間であり、
−x+yは、50〜99.9%である。
【0057】
【化15】

【0058】
−xは、0〜50%、好ましくは0〜30%の、好ましくは0に等しい数平均値を有し、
−yは、10〜95%、好ましくは50〜70%の数平均値を有し、
−zは、0.1〜50%、好ましくは10〜50%の数平均値を有し、
−比y/zは、好ましくは約4/1〜1/2、好ましくは4/1〜1/1の間であり、
−x+yは、50〜99.9%である。
【0059】
【化16】

【0060】
−xは、0〜50%、好ましくは0〜30%の、好ましくは0に等しい数平均値を有し、
−yは、10〜95%、好ましくは50〜70%の数平均値を有し、
−zは、0.1〜50%、好ましくは10〜50%の数平均値を有し、
−比y/zは、好ましくは約4/1〜1/2、好ましくは4/1〜1/1の間であり、
−x+yは、50〜99.9%である。
【0061】
組成物は、有利には、0.1〜5重量%、好ましくは0.3〜1.5重量%のポリマーを含む。ポリマーは、いくらか濃縮された水溶液の形態で、組成物に導入される。上記の量は、固体で表される量である。
【0062】
化粧上許容しうるベクター
両性ポリマーが調合されることを可能にし、目的とする用途のための、所望の化粧用組成物形態を得ることを可能にする任意の化粧上許容しうるベクターが使用しうる。様々なタイプの調合物用の、種々の化粧上許容しうるベクターが、当業者に公知である。
【0063】
言及しうる化粧上許容しうるベクターの例として、水性ベクター(水を包含する)、アルコール性ベクター(アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、エチレングリコールまたはポリエチレングリコールを包含する)、プロピレングリコール、水性−アルコール性ベクター(水とアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、エチレングリコールまたはポリエチレングリコールとの混合物を包含する)が挙げられる。ある種の揮発性または非揮発性油が、同じく使用しうる。例えば、液状シリコーン、例えばシクロペンタシロキサン、例えばRhodiaが販売しているMirasil CM5を挙げうる。
【0064】
当業者は、所望のタイプの調合物に、また目的とする用途に好適なベクターをいかにして選択するかを知っている。例えば、水性ベクターは、一般に、シャンプーまたはシャワージェル用に使用される。プロピレングリコールベクターは、クリーム形態の組成物用に使用しうる。シクロメチコーンベクターは、メークアップ組成物、例えばファンデーション用に使用しうる。
【0065】
組成物
界面活性剤
組成物は、場合により界面活性剤を含む水性組成物である。それは、様々な界面活性剤の混合物であってもよい。組成物に含まれる界面活性剤は、好ましくは、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤を含む。界面活性剤は、また、両性界面活性剤(真性両性または両性イオン性界面活性剤)、中性界面活性剤(非イオン性界面活性剤)および/またはカチオン性界面活性剤を含みうる。少なくとも1種のアニオン性界面活性剤および少なくとも1種の両性界面活性剤を含む組成物が、特に柔らかさの理由で、特に有利である。組成物中の界面活性剤の全量は、0〜30重量%の間である。
【0066】
毛髪処理を目的とする組成物、例えばシャンプーについて、界面活性剤の含有量は、有利には、10〜20重量%の間である。そのような組成物は、塩、例えば塩化ナトリウムまたはアンモニウムを、有利には、3重量%未満の含有量で含みうる。
【0067】
皮膚処理を目的とする組成物、例えばシャワージェルについて、界面活性剤の含有量は、有利には、5〜15重量%の間である。そのような組成物は、また、塩、例えば塩化ナトリウムまたはアンモニウムを、好ましくは、少なくとも2重量%含みうる。
【0068】
ヘアーコンディショナーについては、界面活性剤の含有量は、5重量%未満でありうる。
【0069】
界面活性剤の全量に対して、アニオン性界面活性剤の重量比率は、好ましくは、50%より大きく、より好ましくは70%より大きい。
【0070】
パラメーター(pH)
組成物のpHは、5.5以上である。それは、例えば、5.5〜7.5の間、好ましくは6〜6.5の間でありうる。pHは、明らかに、組成物中に存在する化合物に依存する。酸性または塩基性pH調整剤、例えば、クエン酸または水酸化ナトリウム、水酸化カリウムもしくは水酸化アンモニウムは、明らかに、組成物中で使用しうる。
【0071】
界面活性剤の性質
アニオン性界面活性剤は、以下の界面活性剤:
−アルキルエステルスルホナート、例えば、式R−CH(SO3M)−CH2COOR’のもの、またはアルキルエステルスルファート、例えば、式R−CH(OSO3M)−CH2COOR’のもの(式中、RはC8〜C20、好ましくはC10〜C16アルキル基を表し、R’はC1〜C6、好ましくはC1〜C3アルキル基を表し、Mはアルカリ土類金属カチオン、例えば、ナトリウムまたはアンモニウムカチオンを表す)。最も特定的には、基RがC14〜C16であるメチルエステルスルホナートが挙げられる;
−アルキルベンゼンスルホナート、より特定的にはC9〜C20のもの、一級または二級アルキルスルホナート、特に、C8〜C22のもの、およびアルキルグリセリルスルホナート;
−アルキルスルファート、例えば、式ROSO3Mのもの(式中、RはC10〜C24、好ましくはC12〜C20アルキルまたはヒドロキシアルキル基を表し;Mは、上と同じ定義のカチオンを表す);
−アルキルエーテルスルファート、例えば、式RO(OA)nSO3Mのもの(式中、RはC10〜C24、好ましくはC12〜C20アルキルまたはヒドロキシアルキル基を表し;OAは、エトキシル化および/またはプロポキシル化基を表し;Mは、上と同じ定義のカチオンを表し;nは、一般に、1〜4の範囲であり、例えば、n=2でラウリルエーテルスルファートを表す);
−アルキルアミドスルファート、例えば、式RCONHR’OSO3M(式中、RはC2〜C22、好ましくはC6〜C20アルキル基を表し、R’はC2〜C3アルキル基を表し、Mは、上と同じ定義のカチオンを表す)、およびそれらのポリアルコキシル化(エトキシル化および/またはプロポキシル化)誘導体(アルキルアミドエーテルスルファート);
−飽和または不飽和脂肪酸塩、例えば、C8〜C24、好ましくはC14〜C20およびアルカリ土類金属カチオンのもの、N−アシル−N−アルキルタウラート、アルキルイセチオナート、アルキルスクシナマート(alkylsuccinamates)およびアルキルスルホスクシナート、スルホサクシナートモノエステルまたはジエステル、N−アシルサルコシナートおよびポリエトキシカルボキシラート;
−ホスファートモノエステルおよびジエステル、例えば以下の式:
(RO)x−P(=O)(OM)x(式中、Rは、場合によりポリアルコキシル化された、アルキル、アルキルアリール、アリールアルキルまたはアリール基を表し、xおよびx’は、1または2に等しく、但し、xおよびx’の合計は、3に等しく、Mは、アルカリ土類金属カチオンを表す)を有するもの;
から選択されうる。
【0072】
非イオン性界面活性剤は、以下の界面活性剤:
−アルコキシル化脂肪アルコール;
−アルコキシル化トリグリセリド;
−アルコキシル化脂肪酸;
−アルコキシル化ソルビタンエステル;
−アルコキシル化脂肪アミン;
−アルコキシル化ビス(1−フェニルエチル)フェノール;
−アルコキシル化トリス(1−フェニルエチル)フェノール;
−アルコキシル化アルキルフェノール;
−プロピレンオキシドをプロピレングリコールと縮合させて生じる疎水性化合物とエチレンオキシドを縮合させて得られる生成物、例えばBASFが販売するプルロニック(Pluronic)製品;
−プロピレンオキシドをエチレンジアミンと縮合させて生じる化合物とエチレンオキシドを縮合させて得られる生成物、例えばBASFが販売するテトロニック(Tetronic)製品;
−アルキルポリグリコシド、例えば、US4,565,647に記載のもの;
−脂肪酸アミド、例えばC8〜C20のもの;
から選択されうる。
【0073】
両性界面活性剤(イオン基および潜在的に反対電荷のイオン性基を含む真性両性界面活性剤または二つの反対電荷を同時に含む両性イオン性界面活性剤)は、以下の界面活性剤:
−一般的なベタイン、特に、カルボキシベタイン、例えば、ラウリルベタイン(Rhodia社からのMirataine BB)またはオクチルベタイン;アミドアルキルベタイン、例えば、コカミドプロピルベタイン(CAPB)(Rhodia Chimie社からのMirataine BDJ);
−スルホベタインまたはスルタイン、例えば、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン(Rhodia社からのMirataine CBS);
−アルキルアンホアセタートおよびアルキルアンホジアセタート、例えば、ココまたはラウリル鎖を含むもの(Rhodia社からのMiranol C2M, C32およびL32);
−アルキルアンホプロピオナートまたはアルキルアンホジプロピオナート(Miranol C2M SF);
−アルキルアンホヒドロキシプロピルスルタイン(Miranol CS);
から選択されうる。
【0074】
カチオン性界面活性剤は、一級、二級または三級の、場合によりポリエトキシ化された脂肪アミン塩、四級アンモニウム塩、例えばテトラアルキルアンモニウム、アルキルアミドアルキルアンモニウム、トリアルキルベンジルアンモニウム、トリアルキルヒドロキシアルキルアンモニウムまたはアルキルピリジニウムクロリドまたはブロミド、カチオン性のイミダゾリン誘導体およびアミンオキシドから選択されうる。
【0075】
言及しうる有用な組成物の例として、
−典型的には、ナトリウムアルキルエーテルスルファート(例えば、ナトリウムラウリルエーテルスルファート「SLES」)またはナトリウムアルキルエーテルスルファートとナトリウムアルキルスルファート(例えば、ナトリウムラウリルスルファート「SLS」)の混合物を12〜16重量%、両性界面活性剤(例えば、ココアミドプロピルベタイン「CAPB」)を1〜3%、塩(例えば、塩化ナトリウム)を0.5〜2%含む、シャンプー用の「ナトリウム」組成物;
−典型的には、アンモニウムアルキルエーテルスルファート(例えば、アンモニウムラウリルエーテルスルファート「ALES」)またはアンモニウムアルキルエーテルスルファートとアンモニウムアルキルスルファート(例えば、アンモニウムラウリルスルファート「ALS」)の混合物を12〜16重量%、両性界面活性剤(例えば、ココアミドプロピルベタイン「CAPB」)を1〜3%、塩(例えば、塩化アンモニウム)を0〜2%含む、シャンプー用の「アンモニウム」組成物;
−典型的には、ナトリウムアルキルエーテルスルファート(例えば、ナトリウムラウリルエーテルスルファート「SLES」)またはナトリウムアルキルエーテルスルファートとナトリウムアルキルスルファート(例えば、ナトリウムラウリルスルファート「SLS」)の混合物を6〜10重量%、両性界面活性剤(例えば、ココアミドプロピルベタイン「CAPB」)を1〜3%、塩(例えば、塩化ナトリウム)を2〜4%含む、シャワージェル用の「ナトリウム」組成物;
−典型的には、アンモニウムアルキルエーテルスルファート(例えば、アンモニウムラウリルエーテルスルファート「ALES」)またはアンモニウムアルキルエーテルスルファートとアンモニウムアルキルスルファート(例えば、アンモニウムラウリルスルファート「ALS」)の混合物を6〜10重量%、両性界面活性剤(例えば、ココアミドプロピルベタイン「CAPB」)を1〜3%、塩(例えば、塩化アンモニウム)を0〜4%含む、シャワージェル用の「アンモニウム」組成物;
が挙げられる。
【0076】
他の化合物
組成物は、すすぎ去られることが意図される化粧用組成物(シャンプー、シャワージェル、コンディショナー等)またはすすぎ去られることが意図されない化粧用組成物において使用される、任意の他の化合物を含みうる。
【0077】
言及しうる例として、両性コポリマーおよびポリオルガノシロキサンのほかに、封鎖剤、柔軟剤、発泡調節剤、着色剤、真珠光沢剤(真珠化剤)、湿潤剤、ふけ防止剤もしくは抗脂漏性薬剤、懸濁化剤、乳化剤、セラミド、シュードセラミド、電解質、脂肪酸、脂肪酸エステル、オキシ酸、増粘剤、芳香剤、保存料、有機もしくは無機日焼け止め、タンパク質、ビタミン、ポリマー、「ポリオルガノシロキサン」シリコーン、安定剤、および/またはコンディショニング剤および/またはコンディショニング助剤、特にポリマーが挙げられる。これらの化合物のいくつかを以下に詳述する。
【0078】
安定剤、および/またはコンディショニング剤および/またはコンディショニング助剤
本発明に係る化粧用組成物は、有利には、少なくとも1種の安定剤、および/またはコンディショニング剤および/またはコンディショニング助剤を含みうる。これらは、時には、懸濁化剤とも称される。用語「コンディショニング助剤」とは、その薬剤の存在が他の化合物、例えばシリコーンオイルと共に、コンディショニングを改善することを意味する。その薬剤は、式(I)のポリオルガノシロキサンとは異なるものとして理解される。そのような薬剤は、当業者に公知である。本発明にかかる組成物は、これらの薬剤のいくつか(組み合わせの混合物)を含んでいてもよく、それらの効果を組み合わせたり、および/または共力作用を生み出したりしうる。また、ある種の薬剤は、いくつかの機能を発揮しうる。例えば、多糖類やそのカチオン性誘導体、例えばカチオン性グアー誘導体が当てはまる。
【0079】
そのような薬剤の重量比率は、多糖類や他の薬剤について、典型的には、0.1〜10重量%であり、好ましくは、0.3〜8重量%である。
【0080】
ポリオルガノシロキサンを含む組成物に特に有用な安定剤の例として、
−架橋ポリアクリラート、例えば、BF GoodrichまたはNoveonが販売のCarbopolまたはCarbomer型のポリマー、Ritaが販売のAcritamerまたはGoldschmidtが販売のTego Carbomer。これらの化合物は、組成物に対して、典型的には、0.1〜3重量%、好ましくは0.3〜2重量%の量で存在しうる;
−National StarchがStructure Plusの名前で販売しているアクリラート/アミノアクリラート/PEG−20 C10〜C30アルキルイタコナートコポリマー。これらの化合物は、組成物に対して、典型的には、0.1〜3重量%、好ましくは0.3〜2重量%の量で存在しうる;
−組成物中でネットワークを形成する不溶性固体。これらは、エチレングリコールの脂肪酸モノエステルまたはジエステルであることができ、脂肪酸は、好ましくは、C16〜C18のものである。特に、エチレングリコールジステアラート(EGDS),例えば、Mirasheenの名前で他の成分との濃縮物としてRhodiaが販売しているものでありうる。この化合物は、組成物に対して、典型的には、3〜10重量%、好ましくは5〜8重量%の量で存在しうる;
が挙げられる。
【0081】
また、粘度付与剤、ゲル化剤または構造化剤(Texturing agent)、例えば、ISPまたはRohm & Haasが販売のAculyne型のアニオン性アクリルコポリマー、多糖類およびその非カチオン性誘導体、例えば、セルロース誘導体、例えばヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、非イオン性グアー誘導体、例えばヒドロキシプロピルグアー(例えば、Rhodiaが販売のJaguar HP製品)、イナゴマメガム(locust bean gum)、タラガムまたはカシアガム、キサンタンガム(例えば、Rhodiaが販売のRhodicare製品)、スクシノグリカン(例えば、Rhodiaが販売のRheozan)、アルギナート、カラギーナン、キチン誘導体あるいは構造化機能を有する任意の他の多糖類。これらの多糖類およびその誘導体は、単独であるいは他の多糖類と共力的な組み合わせで配合されうる。これらの化合物は、組成物に対して、典型的には、0.1〜3重量%、好ましくは0.3〜1重量%の量で存在しうる;
【0082】
言及しうる安定剤、および/またはコンディショニング剤および/またはコンディショニング助剤の例として、
−多糖類由来のカチオン性ポリマー、例えば、カチオン性セルロース誘導体、カチオン性デンプン誘導体、カチオン性グアー誘導体およびカチオン性イナゴマメガム誘導体、
−合成カチオン性ポリマー、
−これらの薬剤の混合物または組み合わせ、
が挙げられる。
【0083】
コンディショニング剤として作用することができる合成または非合成カチオン性ポリマーは、特に、ポリクオタニウム型のポリマー、例えば、ポリクオタニウム−1、ポリクオタニウム−2、ポリクオタニウム−4、ポリクオタニウム−5、ポリクオタニウム−6(Nalcoから入手しうるMerquat1000としても知られている)、ポリクオタニウム−7(Nalcoから入手しうるMerquat5500としても知られている)、ポリクオタニウム−8、ポリクオタニウム−9、ポリクオタニウム−10(Amercholが販売のポリマーJR400としても知られている)、ポリクオタニウム−11、ポリクオタニウム−12、ポリクオタニウム−13、ポリクオタニウム−14、ポリクオタニウム−15、ポリクオタニウム−16、ポリクオタニウム−17、ポリクオタニウム−18、ポリクオタニウム−19、ポリクオタニウム−20、ポリクオタニウム−22(Nalcoから入手しうるMerquat280、281および298としても知られている)、ポリクオタニウム−24、ポリクオタニウム−27、ポリクオタニウム−28、ポリクオタニウム−29(Amercholから入手しうるKytamer KCOとしても知られている)、ポリクオタニウム−30、ポリクオタニウム−31、ポリクオタニウム−32、ポリクオタニウム−33、ポリクオタニウム−34、ポリクオタニウム−35、ポリクオタニウム−36、ポリクオタニウム−37、ポリクオタニウム−39(Nalcoから入手しうるMerquat3300および3331としても知られている)、ポリクオタニウム−44、ポリクオタニウム−27(Nalcoから入手しうるMerquat2001としても知られている)およびポリクオタニウム−55である。
【0084】
上記のように、組成物は、適当な場合には、例えばカチオン性または中性基で官能化された、他の合成もしくは天然ポリマーまたは生物学的製造プロセスに由来するポリマーを含んでいてもよい。これらのポリマーは、組成物に対して安定化もしくは構造化作用および/またはコンディショニング作用(皮膚または毛髪の表面上への沈着)を有する。
【0085】
言及しうる例として、カチオン性多糖誘導体、例えば、グアーまたはセルロース誘導体が挙げられる。場合によりヒドロキシル基を含有する、疎水性基、たとえばC1〜C14、好ましくはC2〜C8アルキル鎖で官能化されたカチオン性ポリマーを使用しうる。これらの疎水性基は、エーテル結合を介してポリマー主鎖に結合される。
【0086】
また、疎水的にまたは非疎水的に変性されたカチオン性グアーの場合には、カチオン性基は、水素、1〜22個の炭素原子、より特定的には、1〜14個の炭素原子、有利には1〜3個の炭素原子を含有するアルキル基から選択される、同一または異なる3個の基を持つ四級アンモニウム基である。対イオンは、ハロゲン、好ましくは塩素である。
【0087】
疎水的にまたは非疎水的に変性されたカチオン性セルロースの場合には、カチオン性基は、水素、1〜10個の炭素原子、より特定的には、1〜6個の炭素原子、有利には1〜3個の炭素原子を含有するアルキル基から選択される、同一または異なる3個の基を持つ四級アンモニウム基である。対イオンは、ハロゲン、好ましくは塩素である。
【0088】
言及しうるカチオン性グアー誘導体は、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(Rhodia Chimie社が販売のJaguar C13S、C14S、またはC17、Jaguar ExcelおよびJaguar C2000)またはヒドロキシプロピルグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(Rhodiaが販売のJaguar C162)である。
【0089】
使用しうるカチオン性セルロース誘導体は、トリメチルアンモニウム−3−プロピルセルロースポリ(1,2−オキシエタンジイル)−2−ヒドロキシエーテルクロリドまたはポリクオタニウム−10、例えばAmerchol社が販売のポリマーJR400(INPI名:PQ10)である。
【0090】
非イオン性多糖誘導体、例えば、ヒドロキシプロピルグアーも使用しうる。
【0091】
合成ポリマー、より特定的には、ホモポリマー、例えばポリメタクリルアミドプロピルプロピルトリモニウムクロリド(Rhodia Chimie社が販売のPolycare133)も好適である。
【0092】
カチオン性ポリマーは、より特定的には、それらの可能な重合度に依存して、少なくとも2000g/mol、より好ましくは2x104と3x106g/molの間である、重量平均分子量を有する。ポリマーの重量平均分子量は、通常、サイズ排除により測定される。それらは、場合により、光散乱により直接、あるいは、G. Robinson, S. B. Ross Murphy, E.R. Morris, Carbohydrate Research 107, p. 17-32, 1982による"Viscosity-Molecular weight relationship, intrinsic chain flexibility and dynamic solution properties of guar galactomannan"に従って、較正を用いて固有粘度から測定される。
【0093】
カチオン性多糖誘導体の場合において、ヒドロキシアルキル化度(モル置換度またはMS)は、好ましくは0〜1.2の間である。さらに、これらのポリマーの場合、カチオン化度(置換度またはDS)は、より特定的には0.01〜0.6の間である。例えば、Rhodia Chimie社が販売のJaguarC162およびC2000製品が当てはまる。
【0094】
ポリオルガノシロキサン(シリコーン)
組成物は、シリコーン(シリコーンオイル)を含みうる。用語「シリコーン」および「ポリオルガノシロキサン」は、アルキル(例えば、メチル)基および/またはアルキル基以外の基で官能化されたものを含む任意のオルガノシロキサン化合物を意味する。
【0095】
ポリオルガノシロキサンは、有利には、(特にシャンプーおよびコンディショナーにおいて)非揮発性で水不溶性のポリオルガノシロキサンである。それは、有利には、1000〜2,000,000mPa.s、好ましくは5000〜500,000mPa.sの粘度を有する。ポリオルガノシロキサンは、特に、ポリジメチルオルガノシロキサンシロキサン(「PDMS」、INCI名:ジメチコーン)、あるいはアミンを含むポリオルガノシロキサン(例えば、INCI名によればアモジメチコーン)、四級アンモニウムを含むポリオルガノシロキサン(例えば、INCI名によればシリコーンクオタナム1〜10製品)、ヒドロキシル(末端または非末端)もしくはポリオキシアルキレン基、例えばポリエチレンオキシドおよび/またはポリプロピレンオキシド(末端基として、PDMS鎖内のブロックとして、またはグラフトとして)、またはこれらの基のいくつかを含むポリオルガノシロキサンである。
【0096】
組成物中に存在するポリオルガノシロキサンの量は、典型的には、0.1〜5重量%、例えば0.5〜1.5%または2%でありうる。
【0097】
ポリオルガノシロキサン(シリコーン)は、好ましくは、エマルジョン形態の組成物中に存在する(液相中に分散したシリコーンの液滴)。エマルジョンは、特に、平均液滴サイズが2μm以上であるか、および/または平均液滴サイズが0.15〜2μmの間であるか、または平均液滴サイズが0.15μm以下である、エマルジョンでありうる。
【0098】
エマルジョンの液滴は、相対的に大きいかあるいは小さいサイズであってもよい。そこで、ミクロエマルジョン、ミニエマルジョンまたはマクロエマルジョンが参照されうる。本特許出願において、用語「エマルジョン」は、特に、これら全てのタイプのエマルジョンをカバーする。いかなる説にも拘束されることを望むものではないが、ミクロエマルジョンは、一般に、大量の乳化剤を一般に含む熱力学的に安定な系であるということが指摘される。他のエマルジョンは、一定の時間、乳化中に加えられた機械的エネルギーを準安定状態で保存している、一般に、熱力学的に不安定な状態の系である。これらの系は、一般に、より少量の乳化剤を含む。
【0099】
エマルジョンは、ベクター、好ましくは水性ベクター、ポリオルガノシロキサンおよび一般に乳化剤を混合し、その後乳化することにより得ることができる。これは、「現場乳化」と称される。
【0100】
エマルジョン形態の組成物は、また、ベクター、好ましくは水性ベクターを、好ましくは化粧上許容しうるベクター、好ましくは該ベクターと同じ性質の、好ましくは水性ベクターである、外部相中のポリオルガノシロキサンを含む液滴の予め調製したエマルジョンと混合することにより得ることができる。この実施態様は、実施することが簡単であるので、好ましい。さらに、この実施態様は、オルガノポリシロキサンがミクロエマルジョン形態である、化粧用組成物を製造するのに特に好適である。これは、「事前乳化」と称される。
【0101】
一つの特定の実施態様において、エマルジョンは、液滴サイズが0.15μm未満であるミクロエマルジョンである。この実施態様において、組成物は、好ましくは、ポリオルガノシロキサンの重量に対して、乳化剤を10重量%より多い、好ましくは少なくとも15重量%の比率で含む。
【0102】
ミクロエマルジョン液滴のサイズは、例えば、下記のような、動的光散乱(DQEL)により、その化粧用組成物への導入の前に、製造されたエマルジョンについて測定しうる。使用される装置は、例えば、Spectra−Physics2020レーザー、Brookhaven2030コリレーター、および付随するコンピューターに基づく装置からなる。試料は濃縮されているので、脱イオン水中で希釈され、0.22μmのフィルターを通してろ過して、2重量%の最終濃度を得る。得られる直径は、見掛け直径である。測定は、90°および135°の角度で行われる。サイズの測定には、クムレントでの標準的分析法のほかに、自動補正機能の3種の開発法が使用され(Pike教授により述べられた指数関数的サンプリングまたはEXPSAM、"Non Negatively Constrained Least Squares"またはNNLS法、およびProvencher教授により述べられたCONTIN法)、その各々は、質量または数によるよりはむしろ、散乱強度によって評価されたサイズ分布を与える。水の屈折率および粘度が考慮される。
【0103】
一つの有利な態様によれば、ミクロエマルジョンは透明である。ミクロエマルジョンは、例えば、水中で0.5重量%の濃度で、例えば、ラムダ40UV−可視分光計を使用して測定されて、波長600nmで少なくとも90%、好ましくは95%の透過率を有しうる。この文脈において、化粧用組成物は、有利には透明でありうる。それは、例えば、ラムダ40UV−可視分光計を使用して測定されて、例えば、波長600nmで少なくとも90%、好ましくは95%の透過率を有しうる。
【0104】
もう一つの特定の実施態様によれば、エマルジョンは、平均液滴サイズが0.15μm以上、例えば、0.5μm、または1μm、または2μm、または10μm、または20μm、好ましくは100μm未満であるエマルジョンである。液滴サイズは、その化粧用組成物への導入の前に、製造されたエマルジョンについて、あるいは水中で希釈された化粧用組成物について、光学顕微鏡および/またはレーザー粒度分布(Horiba LA-910レーザー分散分析器)により、測定しうる。この実施態様において、組成物は、好ましくは、ポリオルガノシロキサンの重量に対して、乳化剤を10重量%未満の比率で含む。
【0105】
ポリオルガノシロキサンエマルジョンを調製するのに有用な乳化剤は、特に非イオン性界面活性剤、好ましくはポリアルコキシル化されており、例えばアルコキシル化脂肪アルコール、アルコキシル化トリグリセリド、アルコキシル化脂肪酸、アルコキシル化ソルビタンエステル、アルコキシル化脂肪アミン、アルコキシル化ビス(1−フェニルエチル)フェノール、アルコキシル化トリス(1−フェニルエチル)フェノールおよびアルコキシル化アルキルフェノールであり、その中で、アルコキシおよびより特定的にはオキシエチレンおよび/またはオキシプロピレン単位の数は、HLB値が10以上になるような数である。
【0106】
言及しうる組成物中の水溶性シリコーン誘導体は、特に、ジメチコーンコポリオール(Rhodia Chimie社が販売のMirasilDMCO)である。
【0107】
組成物の水に不溶性の分散物の形態にあるシリコーンに関して、水不溶性で非揮発性のオルガノポリシロキサンが好適に使用され、その中で、非揮発性である、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサンおよびポリアルキルアリールシロキサンオイル、ガムもしくは樹脂、またはそれらの水不溶性官能化誘導体、あるいはそれらの混合物が挙げうる。
【0108】
該オルガノポリシロキサンは、それらの水中での溶解度が50g/リットル未満であり、それらの固有粘度が、25℃で少なくとも3000mPa.sであるときに、水不溶性且つ非揮発性と考えられる。
【0109】
言及しうる水不溶性で非揮発性のオルガノポリシロキサンまたはシリコーンの例としては、シリコーンガム、例えば、Rhodia Chimie社が販売のジフェニルジメチコーンガム、および好ましくは、Rhodia Chimie社が販売のMirasil DM500000(登録商標)のような、25℃で少なくとも6x105mPa.sの粘度を有するポリジメチルシロキサン、さらにより好ましくは25℃で2x106mPa.sより大きい粘度を有するものが挙げられる。
【0110】
本発明によれば、水不溶性で非揮発性のオルガノポリシロキサンまたはシリコーンは、それを含む化粧用組成物中に分散した形態にある。
【0111】
該オルガノポリシロキサンまたはシリコーンは、そのサイズが化粧用組成物の性質あるいは該組成物についての所望の性能の関数として選択されうる、粒子または液滴の形態にある。一般に、このサイズは、0.01〜70ミクロンの範囲でありうる。
【0112】
好ましくはこのサイズは約0.1〜50ミクロン、さらに好ましくは約1〜30ミクロンである。
【0113】
それらの実現を促進するために、これらのオルガノポリシロキサンは、前もって、揮発性または非揮発性の低粘度シリコーン誘導体中に分散または溶解され、次いで、化粧用組成物中で乳化されうる。
【0114】
言及しうるこれらの低粘度シリコーンは、揮発性環状シリコーンおよび低分子量のポリジメチルシロキサンである。
【0115】
官能化されたシリコーン誘導体、例えば、アミノ誘導体は、また、直接エマルジョンの形態で、あるいは予め形成されたミクロエマルジョンを出発して、使用しうる。それらは、用語「アミノシリコーン」または「ヒドロキシル化シリコーン」として公知の化合物でありうる。Rhodia社が販売のMirasil ADM−E(アモジメチコーン)およびジメチコノールが挙げられる。
【0116】
使用しうるポリオルガノシロキサンとして、特に、
− −Si(CH22O−単位および−SiY(CH2)O−単位(ここで、Yは、−(CH23−NH(CH22−NH2または−(CH23−NH2である)を含むポリオルガノシロキサン、
− −Si(CH22O−単位ならびに−HO−Si(CH22O−末端単位および/または−Si(CH2)(OH)O−非末端単位を含むポリオルガノシロキサン、
− −Si(CH22O−単位および−SiY(CH2)O−単位{ここで、Yは、−Lx−Zx−Palcである(Lxは、二価の結合基、好ましくはアルキル基であり、Zxは、共有結合またはヘテロ原子を含む二価の結合基であり、Palcは、式[OE]s−[OP]t−X’の基であり、ここで、OEは式−CH2−CH2−O−の基であり、OPは式−CH2−CHCH3−O−もしくは−CHCH3−CH2−O−の基であり、X’は、水素原子または炭化水素系の基であり、sは、1より大きい平均値であり、tは、0以上の平均値である}を含むポリオルガノシロキサン、
− その鎖が、単位−Si(CH22O−の式を有する単位を含む少なくとも1個のブロックおよび少なくとも1個の[OE]s−[OP]t−ブロックを含むポリオルガノシロキサン、
− −Si(CH22O−単位ならびに/あるいは−Si(CH2)RO−および/または−SiR2O−および/またはR−Si(CH22O−および/またはH3C−SiR2O−および/またはR−SiR2O−単位(ここで、Rは同一または異なって、メチル基以外のアルキル基、アリール基、アルキル基、アルキルアリール基またはアラルキル基である)を含むポリオルガノシロキサン、
が挙げられる。
【0117】
他の化合物
同様に、コンディショニング、保護または皮膚軟化機能を有しうる油の使用が考えられる。そのような油は、一般に、アルキルモノグリセリド、アルキルジグリセリド、トリグリセリド、例えば、植物および野菜から抽出された油(パーム油、ココナツ油、綿実油、大豆油、ヒマワリ油、オリーブ油、ブドウの種油、ゴマ油、ピーナッツオイル、ヒマシ油等)または動物由来の油(獣脂、魚油等)、これらの油の誘導体、例えば、水素添加油、ラノリン誘導体、ペトロラタム、鉱油または液状パラフィン、ペルヒドロスクアラン、スクアラン、ジオール、例えば、1,2−ドデカンジオール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、脂肪酸エステル、例えば、パルミチン酸イソプロピル、2−エチルヘキシルココアート、ミリスチン酸ミリスチル、および乳酸、ステアリン酸、ベヘン酸またはイソステアリン酸のエステルから選択される。
【0118】
皮膚の消毒性を向上させるために、殺菌剤または殺カビ剤もまた、分散液または溶液の形態で、化粧用組成物に加えてもよく、例えば、トリクロサン;特に亜鉛ピリチオンまたはオクトピロックスのような抗ふけ剤;殺虫剤、例えば、天然または合成ピレスロイドである。
【0119】
化粧用組成物は、また、皮膚および/または毛髪を日光および/または紫外線の攻撃から保護するための薬剤を含有しうる。そこで、組成物は、UV照射を強力に吸収する化学物質である日焼け止め、例えば、欧州指令書第76/768/EEC、その付属文書、およびこの指令書のその後の修正において認容されている化合物を含みうる。
【0120】
化粧用組成物を構成する種々の成分が組成物中で溶解性が低すぎる場合、あるいは、それらが室温で固体形態にある場合、該構成成分は、有利には、有機ビヒクル、例えば、無機もしくは有機油、シリコーン誘導体もしくはワックスに溶解してもよく、または別法として、マトリックス、例えば、ラテックスタイプのポリマー中に封入してもよい。
【0121】
本発明の主題を形成する化粧用組成物はまた、固定樹脂を含んでいてもよい。
【0122】
それらが存在する場合、これらの固定樹脂は、一般に、0.01〜10%の間、好ましくは0.5〜5%の間の濃度で存在する。
【0123】
化粧用組成物中に含まれる固定樹脂は、より特定的には、以下の樹脂から選択される:
・アクリル酸メチル/アクリルアミドコポリマー、ポリビニルメチルエーテル/無水マレイン酸コポリマー、酢酸ビニル/クロトン酸コポリマー、オクチルアクリルアミド/アクリル酸メチル/メタクリル酸ブチルアミノエチルコポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン/メタクリル酸メチルコポリマー、ポリビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール/クロトン酸コポリマー、ポリビニルアルコール/無水マレイン酸コポリマー、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルグアー、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン/メタクリル酸メチル/メタクリル酸ターポリマー、ポリ(メチルビニルエーテル/マレイン酸)モノメチルエーテル、ポリオキシエチレン主鎖にグラフトされたポリ酢酸ビニル(EP−A−219,048)、
・テレフタル酸および/またはイソフタル酸および/またはスルホイソフタル酸、無水物またはジエステルからならびにジオールから誘導されるコポリエステル、例えば、
−テレフタル酸エチレンおよび/またはテレフタル酸プロピレンならびにテレフタル酸ポリオキシエチレン単位に基づくポリエステルコポリマー(US−A−3,959,230,US−A−3,893,929,US−A−4,116,896、US−A−4,702,857、US−A−4,770,666);
−エトキシル化アリル系アルコール、テレフタル酸ジメチルおよび1,2−プロピレンジオールから誘導されるオリゴマーのスルホン化により得られるスルホン化ポリエステルオリゴマー(US−A−4,968,451);
−テレフタル酸ジメチル、イソフタル酸、スルホイソフタル酸ジメチルおよびエチレングリコールから誘導されるポリエステルコポリマー(EP−A−540,374);
−テレフタル酸ジメチル、イソフタル酸、スルホイソフタル酸ジメチルおよびエチレングリコールからならびにポリオルガノシロキサンから誘導されるポリエステル単位を含むコポリマー(FR−A−2,728,915);
−イソフタル酸、スルホコハク酸ジメチルおよびジエチレングリコールの縮合により得られるスルホン化ポリエステルオリゴマー(FR−A−2,236,926);
−テレフタル酸プロピレンおよびテレフタル酸ポリオキシエチレン単位に基づき、メチルまたはエチル単位を末端とするポリエステルコポリマー(US−A−4,711,730)またはアルキルポリエトキシ基を末端とするポリエステルオリゴマー(US−A−4,702,857)またはスルホポリエトキシアニオン性基を末端とするポリエステルオリゴマー(US−A−4,721,580)、およびスルホアロイル(US−A−4,877,896);
−アジピン酸および/またはテレフタル酸および/またはスルホイソフタル酸ならびにジオールから得られるポリエステルと、ポリオキシエチレングリコールとジイソシアナートから得られるイソシアナート末端基を含むプレポリマーとを反応させることにより得られるポリエステル−ポリウレタン(FR−A−2,334,698);
・エトキシル化モノアミンまたはポリアミンおよびエトキシル化アミンポリマー(US−A−4,597,898、EP−A−11,984)。
【0124】
好ましくは、固定樹脂は、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルピロリドンとメタクリル酸メチルとのコポリマー、ポリビニルピロリドンと酢酸ビニル(VA)とのコポリマー、テレフタル酸ポリエチレングリコール/ポリエチレングリコールコポリマー、テレフタル酸ポリエチレングリコール/ポリエチレングリコール/ナトリウムポリイソフタラートスルホナートコポリマー、およびこれらの混合物から選択される。
【0125】
これらの固定樹脂は、好ましくは、選択されたビヒクル中に分散されるか、溶解される。
【0126】
本発明の主題を形成する化粧用組成物は、また、保護機能を有するポリマー誘導体を含んでいてもよい。
【0127】
これらのポリマー誘導体は、約0.01〜10%、好ましくは約0.1〜5%、最も特定的には、約0.2〜3重量%の量で存在しうる。
【0128】
これらの薬剤は、特に、
・非イオン性セルロース系誘導体、例えば、セルロースヒドロキシエーテル、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよびヒドロキシブチルメチルセルロース;
・ポリアルキレン主鎖にグラフトされたポリビニルエステル、例えば、ポリオキシエチレン主鎖にグラフトされたポリ酢酸ビニル(EP−A−219,048);
・ポリビニルアルコール
から選択しうる。
【0129】
本発明の主題を形成する化粧用組成物は、また、可塑剤を含んでいてもよい。
【0130】
該可塑剤は、それらが存在する場合、調合物の0.1〜20%、好ましくは1〜15%の間で存在しうる。
【0131】
特に有用な可塑剤のうち、アジパート、フタラート、イソフタラート、アゼラート、ステアラート、シリコーンコポリオール、グリコールおよびひまし油、またはそれらの混合物が挙げられる。
【0132】
金属封鎖剤、より特定的には、カルシウムを封鎖するもの、例えば、クエン酸イオンを、これらの組成物に加えることことも有利である。
【0133】
保湿剤もまた、本発明の主題を形成する化粧用組成物に加えてもよく、その中でも、特に、グリセリン、ソルビトール、尿素、コラーゲン、ゼラチン、アロエベラ、ヒアルロン酸または揮発性水溶性溶媒、例えば、エタノールまたはプロピレングリコールであり、これらの含有量は、組成物の60重量%まででありうる。
【0134】
頭皮への刺激または攻撃性を低減するために、水溶性または水分散性ポリマー、例えばコラーゲンまたは動物もしくは植物タンパク質の特定の非アレルギー性誘導体(例えば小麦タンパク質加水分解産物)、天然ヒドロコロイド(グアーガム、イナゴマメガム、タラガム等)または発酵法由来のヒドロコロイド、およびこれらのポリカーボヒドラレート(polycarbohydrates)の誘導体、例えば変性非イオン性セルロース、例えばヒドロキシエチルセルロース、または変性アニオン性セルロース、例えばカルボキシメチルセルロース;グアー誘導体またはイナゴマメガム誘導体、例えばそれらの非イオン性誘導体(例えばヒドロキシプロピルグアー)、あるいはそれらのアニオン性誘導体(カルボキシメチルグアーおよびカルボキシメチルヒドロキシプロピルグアー)を加えてもよい。
【0135】
無機粉末または粒子、例えば、炭酸カルシウム、重炭酸ナトリウム、リン酸二水素カルシウム、粉末形態またはコロイド形態の無機酸化物(サイズとして約1μm未満、時には、数十nmの粒子)、例えば、二酸化チタン、シリカ、制汗剤として一般に使用されるアルミナ塩、カオリン、タルク、粘土およびその誘導体等をこれらの化合物に組み合わせて、添加しうる。
【0136】
保存料、例えば、p−ヒドロキシ安息香酸のメチル、エチル、プロピルおよびブチルエステル、安息香酸ナトリウム、Germaben(登録商標)または、化粧用組成物中で慣用的に使用される、バクテリアまたはカビの増殖を防止するための任意の化学薬剤を、一般的に、0.01〜3重量%の比率で、本発明に係る水性化粧用組成物に導入してもよい。
【0137】
これらの製品の量は、通常、化粧用組成物中でのバクテリア、カビまたは酵母菌の増殖を一切防止するように調節される。
【0138】
これらの化学薬剤の代替物として、水の活性度を変性し、浸透圧を大きく増大させる薬剤、例えば、炭水化物または塩類を使用することも、時には可能でありうる。
【0139】
日光および紫外線の攻撃から皮膚および/または毛髪を保護するために、有機または無機の日焼け止めを組成物に加えてもよく、例えば、無機粒子、例えば、酸化亜鉛、二酸化チタンまたは酸化セリウムを粉末形態で、あるいはコロイド粒子の形態で、単独でまたは混合物として加えうる。これらの粉末は、場合により、表面処理して、それらの抗UV作用の効能を増大させ、あるいはそれらの化粧用調合物への混和を促進し、あるいは表面光反応性を防止しうる。有機日焼け止めは、それが組成物中に存在する場合、特に、ポリオルガノシロキサンに入れてもよい。
【0140】
消費者が組成物を使用している間の快適さを増大させる目的で、1種以上の芳香剤、化粧品指令として知られている、欧州指令第76/768/EECの付属文書IV(「List of colouring agents allowed for use in cosmetic products」)に記載の言及しうる製品から選択される着色剤、および/または乳白剤、例えば顔料を、必要に応じて、これらの成分に添加しうる。
【0141】
これは必須ではないが、組成物はまた、組成物のテクスチャーを調整するために、単独でまたは組み合わせて使用される、粘度付与またはゲル化ポリマー、例えば、すでに上で言及した架橋ポリアクリラート(Goodrichが販売のCarbopol)、非カチオン性セルロース誘導体、例えば、ヒドロキシプロピルセルロースまたはカルボキシメチルセルロース、グアーおよびその非イオン性誘導体、キサンタンガムおよびその誘導体、あるいは特許WO92/16187に記載のように、ポリマー骨格に共有結合した疎水性基で変性された一般に水溶性ポリマーの形態の同じ化合物、および/または調合物の成分の合計を100%にする水を含んでいてもよい。
【0142】
本発明の主題を形成する化粧用組成物は、また、カルシウムおよびマグネシウム硬度を調節するために、ポリマー分散剤を、約0.1〜7重量%含んでいてもよく、これらは例えば、以下の薬剤である:
・エチレン性不飽和カルボン酸、例えば、アクリル酸、マレイン酸もしくは無水物、フマル酸、イタコン酸、アコニチン酸、メサコン酸、シトラコン酸またはメチレンマロン酸の重合または共重合により得られる、重量平均分子量が約2000〜100,000g/molの水溶性ポリカルボン酸塩、最も特定的には、重量平均分子量が約2000〜10,000g/molのポリアクリラート(US−A−3,308,067)、重量平均分子量が約5000〜75,000g/molのアクリル酸と無水マレイン酸とのコポリマー(EP−A−66,915);
・重量平均分子量が約1000〜50,000g/molのポリエチレングリコール。
【0143】
本発明のその他の詳細または長所は、一切限定する性質のものではない、以下の実施例に照らして、より明確となるであろう。
【0144】
実施例
以下のものから選択される成分を含む組成物を調製した:
【0145】
【表1】

【0146】
手順
1.水とポリマーを混合
2.CAPBを添加
3.アニオン性界面活性剤、場合により、引き続いてシリコーンエマルジョンを添加
4.水酸化ナトリウムまたはクエン酸を加えて、pHを6〜6.5に調整
5.塩を添加
【0147】
各成分の重量が以下に示される、以下の化合物が製造された(文字Cは、比較例を示す):
【0148】
【表2】

【0149】
【表3】

【0150】
【表4】

【0151】
【表5】

【0152】
組成物の透過率(透明性)は、分光光度計(Jasco 7800)を用いて、10x10mmセルまたは10x100mmセル中で、600nmで測定した。
組成物のブルックフィールド粘度は、ブルックフィールドDV−I粘度計を用いて、22℃、10rpmで、11,000mPa.s未満の粘度に対してはスピンドル4、11,000〜30,000mPa.sの粘度に対してはスピンドル5、また、それより上ではスピンドル6で測定した。
【0153】
【表6】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
化粧上許容しうるベクター、好ましくは水、場合により界面活性剤および、カチオン性単位(c)とアニオン性または潜在的にアニオン性単位(a)を含む両性コポリマーを含んでなる化粧用組成物であって、該ポリマーが、
− 一般式I:
【化1】

(式中、
− R1は、水素原子またはメチルもしくはエチル基であり;
− R2、R3、R4、R5およびR6は、同一または異なってもよく、直鎖状もしくは分枝状のC1〜C6、好ましくはC1〜C4のアルキル、ヒドロキシアルキルまたはアミノアルキル基であり、
− mは、0〜10、好ましくは0〜2の整数であり;
− nは、1〜6、好ましくは2〜4の整数であり;
を含み、
− Zは、−C(O)O−もしくは−C(O)NH−基または酸素原子を表し;
− Aは、基(CH2p(pは1〜6、好ましくは2〜4の整数である)を表し;
− Bは、場合により1以上のヘテロ原子またはヘテロ基、特にOまたはNHで中断されており、また、場合により1以上のヒドロキシルまたはアミノ基、好ましくはヒドロキシル基で置換されている、直鎖状もしくは分枝状のC2〜C12、有利にはC3〜C6のポリメチレン鎖を表し;
− X-は、同一または異なってもよく、対イオンを表す)
の少なくとも1種のモノマー化合物の重合に由来する単位(c)を0.1〜50数量%;
− アニオン性または潜在的にアニオン性である、(a)と共重合可能な酸性の官能性を有する少なくとも1種の親水性モノマー(a)の重合に由来する単位(a)、
− 場合により、(c)および(a)と共重合可能な、中性電荷の少なくとも1種のエチレン性不飽和モノマー(n)、好ましくは、(c)および(a)と共重合可能な、1以上の親水性基を有する中性電荷のエチレン性不飽和親水性モノマー化合物を含み、
− 単位(a)および場合による(n)の量は、50〜99.9数量%であり、
− 組成物のpHは、5.5以上、好ましくは5.5〜7.5の間であり、
− 組成物中の界面活性剤の重量比率は、0〜30重量%の間、好ましくは5〜30重量%の間であり、界面活性剤は、アニオン性界面活性剤および場合により両性界面活性剤を含んでなり、
− 組成物中のコポリマーの重量比率は、0.01〜5%の間、好ましくは0.05〜1.5%の間、特に有利には0.1〜0.3%の間である、
ことを特徴とする化粧用組成物。
【請求項2】
それが、界面活性剤を10%〜20%の間で含むシャンプーまたは界面活性剤を5%〜15%の間で含むシャワージェル、または界面活性剤を5%未満含むコンディショナーである、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
− 単位(c)が、以下の式:
【化2】

(式中、X-は塩化物イオンまたはメチルスルファートイオンを表す)
のモノマー(c)由来のものであり、
− 単位(a)が、アクリル酸由来のものであり、
− ポリマーが単位(n)を全く含まず、
− 単位(a)と単位(c)との数量比が、50/50〜90/10である、
ことを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項4】
アニオン性界面活性剤が、単独でまたは混合物としての、アルキルエステルスルホナート、アルキルベンゼンスルホナート、アルキルスルファート、アルキルエーテルスルファート、アルキルアミドスルファート、アルキルアミドエ−テルスルファート、脂肪酸、N−アシル−N−アルキルタウラート、アルキルイセチオナート、アルキルスクシナマート、アルキルスルホスクシナート、スルホスクシナートモノエステルまたはジエステル、N−アシルサルコシナート、ポリエトキシカルボキシラートおよびホスファートモノエステルおよびジエステル、ならびにそれらの塩から選択されるものであることを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
ベタイン、スルホベタイン、アルキルアンホアセタート、アルキルアンホプロピオナートおよびアルキルアンホヒドロキシプロピルスルタインから選択される両性界面活性剤を含むことを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
ナトリウムアルキルエーテルスルファートまたはナトリウムアルキルエーテルスルファートとナトリウムアルキルスルファートの混合物を12〜16重量%、両性界面活性剤を1〜3%、および塩を0.5〜2%含むことを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
アンモニウムアルキルエーテルスルファートまたはアンモニウムアルキルエーテルスルファートとアンモニウムアルキルスルファートの混合物を12〜16重量%、両性界面活性剤を1〜3%、および塩を0〜2%含むことを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
ナトリウムアルキルエーテルスルファートまたはナトリウムアルキルエーテルスルファートとナトリウムアルキルスルファートの混合物を6〜10重量%、両性界面活性剤を1〜3%、および塩を2〜4%含むことを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項9】
ポリオルガノシロキサンを含むことを特徴とする、先行請求項の一項に記載の組成物。
【請求項10】
ポリオルガノシロキサンが水不溶性の非揮発性ポリオルガノシロキサンであることを特徴とする、請求項9に記載の組成物。
【請求項11】
ポリオルガノシロキサンが1000〜2,000,000mPa.sの間、好ましくは5000〜500,000mPa.sの間の粘度を有することを特徴とする、請求項9に記載の組成物。
【請求項12】
ポリオルガノシロキサンが、ポリジメチルオルガノシロキサンシロキサンまたはアミン、四級アンモニウム、ヒドロキシルもしくはポリアルキレン基またはこれらの基のいくつかを有するポリオルガノシロキサンであることを特徴とする、請求項9〜11のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項13】
シリコーンが液滴のエマルジョンの形態である、請求項9〜12のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項14】
エマルジョンが、その平均液滴サイズが2μm以上であり、および/またはその平均液滴サイズが0.15μm〜2μmより大きいか、その間であるか、あるいはその平均液滴サイズが0.15μm以下であることを特徴とする、請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
エマルジョンが、その平均液滴サイズが0.15μm以上であり、場合により、ポリオルガノシロキサンの量に対して好ましくは10重量%未満の比率で乳化剤を使用して得られるエマルジョンであること、または
− エマルジョンが、その平均液滴サイズが0.15μm未満であり、ポリオルガノシロキサンの量に対して好ましくは10重量%より多い比率で乳化剤を使用して得られるミクロエマルジョンであること、
を特徴とする、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
ポリオルガノシロキサン以外の安定剤および/またはコンディショニング助剤、好ましくは架橋ポリアクリラートまたは組成物中でネットワークを形成する不溶性固体を含むことを特徴とする、先行請求項のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項17】
先行請求項のいずれか一項に記載の組成物よりなり、毛髪もしくは皮膚上に沈着される薬剤としての、または毛髪もしくは皮膚上へのコンディショニング剤の沈着を助ける薬剤。
【請求項18】
請求項10に記載の組成物よりなる透明化剤。
【請求項19】
請求項9〜15のいずれか一項に記載のポリオルガノシロキサンであることを特徴とする、コンディショニング剤の沈着を助ける、請求項16および17のいずれかに記載の薬剤。
【請求項20】
先行請求項のいずれか一項に記載の組成物を含む、シャンプー、ヘアーコンディショナー、またはシャワージェル等の洗浄除去可能な化粧剤。

【公表番号】特表2007−520469(P2007−520469A)
【公表日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−546251(P2006−546251)
【出願日】平成16年12月22日(2004.12.22)
【国際出願番号】PCT/FR2004/003355
【国際公開番号】WO2005/063176
【国際公開日】平成17年7月14日(2005.7.14)
【出願人】(390023135)ロディア・シミ (146)
【氏名又は名称原語表記】RHONE−POULENC CHIMIE
【Fターム(参考)】