説明

付加環化を用いたモノマーおよびオリゴヌクレオチドの化学修飾

本発明は、式IまたはIIの化合物を特徴とする。一実施形態において、本発明はリガンドとオリゴヌクレオチドとを共役させるための化合物およびプロセスに関する。本発明は、さらに、ウイルス感染、細菌感染、寄生虫感染、癌、アレルギー、自己免疫疾病、免疫不全、および免疫抑制等の様々な疾患および疾病を治療するための方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグであって、
【化1】

式中、
Xは、O、S、NRまたはCRであり、
Bは、水素、任意に置換された天然もしくは非天然核酸塩基、任意に置換されたトリアゾール、または任意に置換されたテトラゾール、NH−C(O)−O−C(CH、NH−C(O)−NH−C(CHであり、Bは、独立してハロゲン、メシル酸塩、N、CN、任意に置換されたトリアゾールもしくは任意に置換されたテトラゾールであり、前記核酸塩基は、−J−リンカー−N、−J−リンカー−CN、−J−リンカー−C≡R、−J−リンカー−シクロアルキン、−J−リンカー−R、−リンカー−Q−R、または−J−リンカー−Q−リンカー−Rによってさらに置換され、
、R、R、R、およびRは、それぞれ独立してH、OR、F、N(R、N、CN、−J−リンカー−N、−J−リンカー−CN、−J−リンカー−C≡R、−J−リンカー−シクロアルキン、−J−リンカー−R、−リンカー−Q−R、もしくは−J−リンカー−Q−リンカー−Rであり、
Jは存在しないか、O、S、NR、OC(O)NH、NHC(O)O、C(O)NH、NHC(O)、NHSO、NHSO、NHSONH、OC(O)、C(O)O、OC(O)O、NHC(O)NH、NHC(S)NH、OC(S)NH、OP(N(R)O、またはOP(N(R)であり、
は、水素、ヒドロキシル保護基、任意に置換されたアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたシクロアルキル、任意に置換されたアラルキル、任意に置換されたアルケニル、任意に置換されたヘテロアリール、ポリエチレングリコール(PEG)、リン酸塩、二リン酸塩、三リン酸塩、ホスホン酸塩、ホスホノチオエート、ホスホノジチオエート、ホスホロチオエート、ホスホロチオレート、ホスホロジチオエート、ホスホロチオロチオネート、リン酸ジエステル、リン酸トリエステル、活性化されたリン酸基、活性化された亜リン酸基、ホスホラミダイト、固形支持体、−P(Z)(Z)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(Z)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(Z)−式(I)、−P(Z)(O−リンカー−Q−リンカー−R)−O−ヌクレオシド、P(Z)(O−リンカー−R)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(O−リンカー−N)−O−ヌクレオシド、P(Z)(O−リンカー−CN)−O−ヌクレオシド、P(Z)(O−リンカー−C≡R)−O−ヌクレオシド、P(Z)(O−リンカー−シクロアルキン)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(O−リンカー−Q−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(O−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(O−リンカー−N)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(O−リンカー−CN)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(O−リンカー−C≡R)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(O−リンカー−シクロアルキン)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(−リンカー−Q−リンカー−R)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(−リンカー−Q−R)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(−リンカー−N)−O−ヌクレオシド、P(Z)(−リンカー−CN)−O−ヌクレオシド、P(Z)(−リンカー−C≡R)−O−ヌクレオシド、P(Z)(−リンカー−シクロアルキン)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(−リンカー−Q−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(−リンカー−N)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(−リンカー−CN)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(−リンカー−C≡R)−O−オリゴヌクレオチド、またはP(Z)(−リンカー−シクロアルキン)−O−オリゴヌクレオチドであり、
は、H、任意に置換されたアルキル、任意に置換されたアルケニル、任意に置換されたアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたシクロアルキル、任意に置換されたアラルキル、任意に置換されたヘテロアリール、またはアミノ保護基であり、
は、独立してH、任意に置換されたアルキル、任意に置換されたアルケニル、任意に置換されたアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたシクロアルキル、または任意に置換されたヘテロアリールであり、
Qは、
【化2】

であり、
は、水素またはリガンドであり、
は、NまたはCRであり、
は、H、任意に置換されたアルキル、またはシリルであり、
およびZは、それぞれ独立してO、S、または任意に置換されたアルキルであるが、但し、Q、−N、−CN、−C≡R、任意に置換されたトリアゾール、または任意に置換されたテトラゾールが、前記化合物中に少なくとも1つ存在する、式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグ。
【請求項2】
式(II)の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグであって、
【化3】

式中、AおよびBはそれぞれ独立して水素、保護基、任意に置換された脂肪族、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、ポリエチレングリコール(PEG)、リン酸塩、二リン酸塩、三リン酸塩、ホスホン酸塩、ホスホノチオエート、ホスホノジチオエート、ホスホロチオエート、ホスホロチオレート、ホスホロジチオエート、ホスホロチオロチオネート、リン酸ジエステル、リン酸トリエステル、活性化されたリン酸基、活性化された亜リン酸基、ホスホラミダイト、固形支持体、−P(Z)(Z)−O−ヌクレオシド、または−P(Z)(Z)−O−オリゴヌクレオチドであり、ZおよびZはそれぞれ存在ごとに独立してO、S、または任意に置換されたアルキルであり、
およびJは、それぞれ独立してO、S、NR、任意に置換されたアルキル、OC(O)NH、NHC(O)O、C(O)NH、NHC(O)、OC(O)、C(O)O、OC(O)O、NHC(O)NH、NHC(S)NH、OC(S)NH、OP(N(R)O、またはOP(N(R)であり、
【化4】

は、環式基または非環式基であり、
は、H、任意に置換されたアルキル、任意に置換されたアルケニル、任意に置換されたアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたシクロアルキル、任意に置換されたアラルキル、任意に置換されたヘテロアリール、またはアミノ保護基であり、
は、独立してH、任意に置換されたアルキル、任意に置換されたアルケニル、任意に置換されたアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたシクロアルキル、または任意に置換されたヘテロアリールであり、
Qは、
【化5】

であり、
10およびL11は、独立して存在しないかまたはリンカーである、化合物またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグ。
【請求項3】
式(III)で表され、
【化6】

式中、R、R、R、R、R、およびBは、請求項1ですでに定義された通りである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグ。
【請求項4】
式(IV)で表され、
【化7】

式中、R10およびR20は、それぞれ独立して水素、任意に置換された脂肪族、任意に置換されたアリール、または任意に置換されたヘテロアリールであり、R、R、R、R、R、およびXは、請求項1ですでに定義された通りである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグ。
【請求項5】
式(V)で表され、
【化8】

式中、Bは、ハロゲン、N、CN、任意に置換されたトリアゾール、または任意に置換されたテトラゾールであり、R、R、R、R、およびRは請求項1で定義された通りである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグ。
【請求項6】
式(VI)の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグであって、
【化9】

式中、Eは存在しないか、C(O)、C(O)O、C(O)NH、C(S)、C(S)NH、SO、SO、またはSONHであり、
11、R12、R13、R14、R15、R16、R17、およびR18は、それぞれ独立してH、CHOR、またはORであり、
およびRは、それぞれ独立して水素、ヒドロキシル保護基、任意に置換されたアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたシクロアルキル、任意に置換されたアラルキル、任意に置換されたアルケニル、任意に置換されたヘテロアリール、ポリエチレングリコール(PEG)、リン酸塩、二リン酸塩、三リン酸塩、ホスホン酸塩、ホスホノチオエート、ホスホノジチオエート、ホスホロチオエート、ホスホロチオレート、ホスホロジチオエート、ホスホロチオロチオネート、リン酸ジエステル、リン酸トリエステル、活性化されたリン酸基、活性化された亜リン酸基、ホスホラミダイト、固形支持体、−P(Z)(Z)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(Z)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(Z)−式(I)、−P(Z)(O−リンカー−Q−リンカー−R)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(O−リンカー−N)−O−ヌクレオシド、P(Z)(O−リンカー−CN)−O−ヌクレオシド、P(Z)(O−リンカー−C≡R)−O−ヌクレオシド、P(Z)(O−リンカー−シクロアルキン)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(O−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(O−リンカー−Q−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(O−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(O−リンカー−N)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(O−リンカー−CN)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(O−リンカー−C≡R)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(O−リンカー−シクロアルキン)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(−リンカー−Q−リンカー−R)−O−ヌクレオシド、P(Z)(−リンカー−R)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(−リンカー−N)−O−ヌクレオシド、P(Z)(−リンカー−CN)−O−ヌクレオシド、P(Z)(−リンカー−C≡R)−O−ヌクレオシド、P(Z)(−リンカー−シクロアルキン)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(−リンカー−Q−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、(Z)(−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(−リンカー−N)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(−リンカー−CN)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(−リンカー−C≡R)−O−オリゴヌクレオチド、またはP(Z)(−リンカー−シクロアルキン)−O−オリゴヌクレオチドであり、
30は、−リンカー−Q−リンカー−R、−リンカー−R、またはR31であり、
Qは、
【化10】

であり、
は、リガンド、−N、−CN、または−C≡Rであり、
は、NまたはCRであり、
は、H、任意に置換されたアルキル、またはシリルであり、
31は、−C(O)CH(N(R32)(CHN(R32であり、
32は、独立してH、−リンカー−Q−リンカー−R、−リンカー−R、またはR31であり、
hは、1〜20の整数であり、
およびZは、それぞれ独立してO、S、または任意に置換されたアルキルであるが、
但し、Q、−N、−CN、または−C≡Rが、前記化合物中に少なくとも1つ存在する、化合物またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグ。
【請求項7】
式(VII)の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグであって、
【化11】

式中、
Wは存在しないか、O、S、およびN(R)であり、Rは、H、任意に置換されたアルキル、任意に置換されたアルケニル、任意に置換されたアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたシクロアルキル、任意に置換されたアラルキル、任意に置換されたヘテロアリール、またはアミノ保護基であり、
Eは存在しないか、C(O)、C(O)O、C(O)NH、C(S)、C(S)NH、SO、SO、またはSONHであり、
およびRは、それぞれ独立して水素、ヒドロキシル保護基、任意に置換されたアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたシクロアルキル、任意に置換されたアラルキル、任意に置換されたアルケニル、任意に置換されたヘテロアリール、ポリエチレングリコール(PEG)、リン酸塩、二リン酸塩、三リン酸塩、ホスホン酸塩、ホスホノチオエート、ホスホノジチオエート、ホスホロチオエート、ホスホロチオレート、ホスホロジチオエート、ホスホロチオロチオネート、リン酸ジエステル、リン酸トリエステル、活性化されたリン酸基、活性化された亜リン酸基、ホスホラミダイト、固形支持体、−P(Z)(Z)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(Z)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(Z)−式(I)、−P(Z)(O−リンカー−Q−リンカー−R)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(O−リンカー−N)−O−ヌクレオシド、P(Z)(O−リンカー−CN)−O−ヌクレオシド、P(Z)(O−リンカー−C≡R)−O−ヌクレオシド、P(Z)(O−リンカー−シクロアルキン)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(O−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(O−リンカー−Q−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(O−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(O−リンカー−N)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(O−リンカー−CN)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(O−リンカー−C≡R)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(O−リンカー−シクロアルキン)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(−リンカー−Q−リンカー−R)−O−ヌクレオシド、P(Z)(−リンカー−R)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(−リンカー−N)−O−ヌクレオシド、P(Z)(−リンカー−CN)−O−ヌクレオシド、P(Z)(−リンカー−C≡R)−O−ヌクレオシド、P(Z)(−リンカー−シクロアルキン)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(−リンカー−Q−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、(Z)(−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(−リンカー−N)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(−リンカー−CN)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(−リンカー−C≡R)−O−オリゴヌクレオチド、またはP(Z)(−リンカー−シクロアルキン)−O−オリゴヌクレオチドであり、
30は、−リンカー−Q−リンカー−R、−リンカー−R、またはR31であり、
Qは、
【化12】

であり、
はリガンドであり、
はNまたはCRであり、
は、H、任意に置換されたアルキル、またはシリルであり、
31は−C(O)CH(N(R32)(CHN(R32であり、
32は、独立してH、−リンカー−Q−リンカー−R、またはR31であり、
hは、1〜20の整数であり、
およびZは、それぞれ独立してO、S、または任意に置換されたアルキルであり、
r、s、およびtは、それぞれ独立して0、1、2、または3であるが、
但し、Q、−N、−CN、または−C≡Rは、前記化合物中に少なくとも1つ存在する、化合物またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグ。
【請求項8】
式(VIII)の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグであって、
【化13】

式中、Eは存在しないか、C(O)、C(O)O、C(O)NH、C(S)、C(S)NH、SO、SO、またはSONHであり、
およびRは、それぞれ独立して水素、ヒドロキシル保護基、任意に置換されたアルキル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたシクロアルキル、任意に置換されたアラルキル、任意に置換されたアルケニル、任意に置換されたヘテロアリール、ポリエチレングリコール(PEG)、リン酸塩、二リン酸塩、三リン酸塩、ホスホン酸塩、ホスホノチオエート、ホスホノジチオエート、ホスホロチオエート、ホスホロチオレート、ホスホロジチオエート、ホスホロチオロチオネート、リン酸ジエステル、リン酸トリエステル、活性化されたリン酸基、活性化された亜リン酸基、ホスホラミダイト、固形支持体、−P(Z)(Z)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(Z)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(Z)−式(I)、−P(Z)(O−リンカー−Q−リンカー−R)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(O−リンカー−N)−O−ヌクレオシド、P(Z)(O−リンカー−CN)−O−ヌクレオシド、P(Z)(O−リンカー−C≡R)−O−ヌクレオシド、P(Z)(O−リンカー−シクロアルキン)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(O−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(O−リンカー−Q−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(O−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(O−リンカー−N)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(O−リンカー−CN)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(O−リンカー−C≡R)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(O−リンカー−シクロアルキン)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(−リンカー−Q−リンカー−R)−O−ヌクレオシド、P(Z)(−リンカー−R)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(−リンカー−N)−O−ヌクレオシド、P(Z)(−リンカー−CN)−O−ヌクレオシド、P(Z)(−リンカー−C≡R)−O−ヌクレオシド、P(Z)(−リンカー−シクロアルキン)−O−ヌクレオシド、−P(Z)(−リンカー−Q−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、(Z)(−リンカー−R)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(−リンカー−N)−O−オリゴヌクレオチド、−P(Z)(−リンカー−CN)−O−オリゴヌクレオチド、P(Z)(−リンカー−C≡R)−O−オリゴヌクレオチド、またはP(Z)(−リンカー−シクロアルキン)−O−オリゴヌクレオチドであり、
30は、−リンカー−Q−リンカー−R、−リンカー−R、またはR31であり、
Qは、
【化14】

であり、
はリガンドであり、
はNまたはCRであり、
は、H、任意に置換されたアルキル、またはシリルであり、
31は、−C(O)CH(N(R32)(CHN(R32であり、
32は、H、−リンカー−Q−リンカー−R、またはR31であり、
hは、1〜20の整数であり、
およびZは、それぞれ独立してO、S、または任意に置換されたアルキルであり、
rおよびsは、それぞれ独立して0、1、2、または3であるが、
但し、Q、−N、−CN、または−C≡Rは、前記化合物中に少なくとも1つ存在する、化合物またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグ。
【請求項9】
前記リガンドが、甲状腺刺激ホルモン、メラニン細胞刺激ホルモン、レクチン、糖タンパク質、サーファクタントタンパク質A、ムチン糖鎖、多価ラクトース、多価ガラクトース、N−アセチル−ガラクトサミン、N−アセチル−グルコサミン多価マンノース、多価フコース、グリコシル化ポリアミノ酸、多価ガラクトース、トランスフェリン、ビスホスホネート、ポリグルタミン酸塩、ポリアスパラギン酸塩、脂質、コレステロール、ステロイド、胆汁酸、葉酸、ビタミンB12、ビオチン、RGDペプチド、RGDペプチド模倣薬、およびアプタマーからなる群から選択される、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項10】
前記リンカーが、構造−[P−Q−R]−T−で表され、
式中、
P、R、およびTは、それぞれ独立して存在しないか、CO、NH、O、S、OC(O)、NHC(O)、CH、CHNH、CHO、NHCH(R)C(O)、−C(O)−CH(R)−NH−、−C(O)−(任意に置換されたアルキル)−NH−、CH=N−O、
【化15】

であり、
は存在しないか、−(CH−、−C(R100)(R200)(CH−、−(CHC(R100)(R200)−、−(CHCHO)CHCH−、または−(CHCHO)CHCHNH−であり、
は、Hまたはアミノ酸側鎖であり、
100およびR200は、それぞれ独立してH、CH、OH、SH、またはN(Rであり、
は、独立してH、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、またはベンジルであり、
qは0〜20の整数であり、
nは1〜20の整数であり、
mは0〜50の整数であるが、
但し、P、R、T、およびQのうちの少なくとも1つは、前記リンカー中に存在する、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項11】
前記環式基は、ピロリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、[1,3]ジオキソラン、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、モルホリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、キノキサリニル、ピリダジノニル、テトラヒドロフリル、およびデカリンからなる群から選択され、前記非環式基は、セリノールまたはジエタノールアミンの誘導体である、請求項2に記載の化合物。
【請求項12】
請求項1〜11のうちのいずれか1項に記載の化合物から調製される、オリゴヌクレオチド。
【請求項13】
前記オリゴヌクレオチドは一本鎖オリゴヌクレオチドである、請求項12に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項14】
前記一本鎖オリゴヌクレオチドは一本鎖siRNAである、請求項13に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項15】
前記一本鎖オリゴヌクレオチドはマイクロRNAである、請求項13に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項16】
前記オリゴヌクレオチドは二本鎖オリゴヌクレオチドである、請求項12に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項17】
前記二本鎖オリゴヌクレオチドは二本鎖siRNAである、請求項16に記載のオリゴヌクレオチド。
【請求項18】
生物における標的特異性RNA干渉(RNAi)を活性化する方法であって、
請求項14または17に記載のsiRNAを前記生物に投与することを含み、
前記siRNAは、前記標的mRNAの分解を発生するために十分な量で投与され、それによって前記生物における標的特異性RNAiを活性化する、方法。
【請求項19】
前記標的mRNAは、ヒト疾病または疾患に関与するか、または関与することが予想されるタンパク質の前記アミノ酸配列を特定する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記疾病または疾患は、ウイルス感染、細菌感染、寄生虫感染、癌、アレルギー、自己免疫疾病、免疫不全、および免疫抑制から選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
請求項1〜11のうちのいずれか1項に記載の化合物、および薬学的に許容される賦形剤を含む、医薬組成物。
【請求項22】
請求項21に記載される医薬組成物、および使用説明書を含む、薬学的キット。
【請求項23】
脊椎動物におけるウイルス感染、細菌感染、寄生虫感染、腫瘍、多発性硬化症、アレルギー、自己免疫疾病、免疫抑制、および免疫不全からなる群から選択される疾病および/または疾患を防止および/または治療するための細菌RNAの調製のための、請求項12に記載のオリゴヌクレオチドの使用。
【請求項24】
標識付パッケージ中に請求項12に記載のオリゴヌクレオチドを含み、前記パッケージ上の前記標識が、前記オリゴヌクレオチドが少なくとも1つのウイルスに対して使用することができることを示す、キット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図6】
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【図14】
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【図15】
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【図17】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23a】
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【図23b】
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【図23c】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図16】
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【図18】
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【図24】
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【公表番号】特表2012−513953(P2012−513953A)
【公表日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−529188(P2011−529188)
【出願日】平成21年9月23日(2009.9.23)
【国際出願番号】PCT/US2009/058084
【国際公開番号】WO2010/039548
【国際公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【出願人】(506336728)アルニラム ファーマスーティカルズ インコーポレイテッド (13)
【氏名又は名称原語表記】ALNYLAM PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】