説明

光モジュール

【課題】光ファイバと光素子との接着作業の作業性を向上させるとともに、光導波路に上方から応力が加わらない光モジュールを提供する。
【解決手段】光導波路14を有する光素子15と、光導波路14を通過した光を光素子15の端に形成された出力端面14jから受ける光ファイバ16と、光導波路14から放射された放射光17a、17bを透過させ、また光ファイバ16を光導波路14と光結合させて光素子15と固定するビーズ18と、ビーズ18によって透過された放射光17a、17bの一部を受光する受光素子20とを含み、ビーズ18は内部に光を散乱させる散乱体18dを含んでなり、入射された放射光17a、17bを散乱させ、受光素子20は当該散乱された放射光19を受光する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光モジュールに係り、特に、光素子と光ファイバの接着強度を高めるためのビーズを有する光モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、高速かつ大容量の光通信システムが実用化されており、このような光通信システムに組み込むための発光素子、受光素子、変調素子などの高速かつ小型な光素子の開発が盛んに進められている。
【0003】
例えば、LiNbO3(ニオブ酸リチウム)のように電界を印加することにより屈折率が変化する、いわゆる電気光学効果を有する基板に光導波路と進行波電極を形成した進行波電極型LN光変調器は、40Gbit/sの超大容量光伝送システムにも適用が検討されており、大容量光伝送システムにおけるキーデバイスとして期待されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
図7は従来のLN光変調器100の構成を示す平面図である。入力光導波路101に入射された光は、分岐光導波路102、103において2分割される。図示しない進行波電極に電圧が印加されない場合には、光は相互作用光導波路104、105を同相で伝搬する。その後、光は合波光導波路106、107により合波されて基本モードとして出力光導波路108を伝搬し、ビーズ109とともにLN光変調器100に固定された光ファイバ110に出射される。
【0005】
一方、進行波電極に電圧が印加された場合には、光は相互作用光導波路104、105を逆位相で伝搬する。その後、光は合波光導波路106、107により合波されて1次の高次モード光が形成される。出力光導波路108はこの1次の高次モード光をカットオフするように設計されているため、この1次の高次モード光は、放射光111、112として基板113内に放射され、基板113内を広がりながら伝搬される。
【0006】
基板113内に放射された2つの放射光111、112のうち、放射光111は、ビーズ109の先端に形成された反射面において反射され、筐体114の側面に固定された受光素子115の受光面に受光される。受光された放射光111は受光素子115において電気信号に変換され、この電気信号は筐体114の外に出力される。
【特許文献1】特開2001−281507号公報([0027]〜[0029]、図7)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に開示された従来の光素子においては、光ファイバと光導波路とを光結合させた後に、ビーズと基板とを接着固定する必要があるが、受光素子に放射光が向かうようにビーズの取り付け角度を調整して固定するのに時間を要するという課題があった。
【0008】
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであって、光ファイバと光素子との接着作業の作業性を向上させるとともに、受光素子の配置の自由度が高い光モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の光モジュールは、光導波路を有する光素子と、前記光導波路を通過した光を前記光素子の端に形成された光導波路端から受ける光ファイバと、前記光導波路から放射された放射光を透過させ、また前記光ファイバを前記光導波路と光結合させて前記光素子と固定するビーズと、前記ビーズによって透過された前記放射光の一部を受光する受光素子とを含む光モジュールであって、前記ビーズは内部に光を散乱させる散乱体を含んでなり、入射された前記放射光を散乱させ、前記受光素子は当該散乱された散乱光を受光することを特徴とする構成を有している。
この構成により、ビーズの取り付け角度を調整する作業を省略できるので、光ファイバと光素子との接着作業の作業性を向上させることができる。
【0010】
また、本発明の光モジュールは、前記散乱光が主に前記受光素子の方向に向かうように、前記散乱体が前記ビーズ内の所定領域のみに配置されていることを特徴とする構成を有している。
この構成により、ビーズに入射された放射光を主に受光素子の方向に向かうように散乱させてビーズから出射させることができる。
【0011】
また、本発明の光モジュールは、前記散乱体が気泡を含むことを特徴とする構成を有している。
この構成により、ビーズに入射された放射光を放射状に散乱させてビーズから出射させることができる。
【0012】
また、本発明の光モジュールは、前記散乱体が、前記ビーズの本体と屈折率の異なる材料を含むことを特徴とする構成を有していてもよい。
また、本発明の光モジュールは、前記散乱体が金属を含むことを特徴とする構成を有していてもよい。
【0013】
また、本発明の光モジュールは、前記散乱体が板状の磁性金属であることを特徴とする構成を有している。
この構成により、ビーズに入射された放射光の散乱方向を制御することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、光ファイバと光素子との接着作業の作業性を向上させるとともに、受光素子の配置の自由度が高い光モジュールを提供することができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明に係る光モジュールの実施形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
本発明に係る光モジュールの第1の実施形態を図1および図2に示す。図1(a)、(b)および(c)はそれぞれ光モジュール1の要部の構造を示す上面図、側面図および斜視図である。図2は光モジュール1の構成を示す分解斜視図である。
【0016】
即ち、図1および図2に示すように、第1の実施形態の光モジュール1は、開口部11aを有する筐体11と、筐体11の上部に固定される蓋部材12と、筐体11内の基準平面11b上に固定され、電気光学効果を有する基板13の表面に光導波路14が形成された光素子15とを含む。
【0017】
図1に示した光素子15は、例えば導波路型LN光変調器チップである。LN光変調器チップは、光導波路14を伝播する光波にマイクロ波による電界を作用させて、電気光学効果によって変調を行う光素子である。LN光変調器チップの基板13は、電気光学効果を有する強誘電体であるLiNbO3(ニオブ酸リチウム)からなる。
【0018】
光導波路14は、基板13にTi等を熱拡散させることによって基板表面に形成され、基板13に対して高屈折率を有するものであり、光を入射させる入力光導波路14aと、入力光導波路14aに入射された光を二つに分岐して導波する二つの分岐光導波路14b、14cと、分岐光導波路14b、14cにおいて分岐された二つの光の位相を変調するための二つの相互作用光導波路14d、14eと、二つの相互作用光導波路14d、14eにおいて変調された光を合波点14fにおいて合波する合波光導波路14g、14hと、合波点14fを介して合波光導波路14g、14hに接続されている出力光導波路14iとを含む。
【0019】
さらに、光モジュール1は、出力光導波路14iの出力端面14jと光結合する端部16aを有する光ファイバ16と、合波点14fから放射され、出力光導波路14iの外部を通って伝搬する放射光17a、17bを透過させるとともに、出力端面14jに光ファイバ16の端部16aを光結合させるビーズ18と、ビーズ18によって透過された放射光19の一部を受光する受光素子20と、受光素子20から電気信号を出力するためのコネクタ22とを含む。
【0020】
そして、光素子15の光導波路が形成された面15a上には、やとい21が接着固定されており、光素子15とビーズ18が先端に固定された光ファイバ16との接着強度を高めている。やとい21の材質としては、例えば、ガラス、金属、セラミックス、プラスチックを用いるとよく、あるいは、これらの複合体であってもよい。
【0021】
さらに、光素子15は、図示しないバッファ層と、光波にマイクロ波による電界を作用させるための図示しないマイクロ波伝播導波路(例えばコプレーナ線路)とを基板13の光導波路14が形成された層上に有している。
【0022】
図3にビーズ18の形状の一例を示す。図3(a)はビーズ18の斜視図、図3(b)は正面図である。ビーズ18は、光ファイバ16を挿通させる挿通孔18a、および、出力光導波路14iの出力端面14jと接合される平坦面(以下、出力端面接合面と記す)18bを有する本体部18cと、本体部18c内部の所定領域に配置され、放射光17a、17bを散乱させる散乱体18dとを備える。なお、図3には散乱体18dが本体部18c内全体に均質に内包される例を示している。
【0023】
ビーズ18の本体部18cの材質としては、例えば、ガラスなどを用いるとよい。散乱体18dの材質としては、例えば、気泡、金属、本体部18cと屈折率の異なるガラス材料を用いるとよい。
【0024】
ビーズ18に気泡を混入させる方法としては、例えば、天然の珪石原料や水晶粉末に、窒化珪素や炭素前駆体等を発泡剤として添加し、加熱発泡させる方法や、結晶質石英粉末をアンモニア雰囲気中で加熱してアンモニア化させた後、不活性ガス雰囲気下で加熱溶融する方法などを用いるとよい。
【0025】
また、金属や本体部18cと屈折率の異なるガラス材料を散乱体とする場合には、予め金属やガラス材料を混入させたガラス母材を2000℃程度の高温で加熱しながら線引きする方法を用いるとよい。
【0026】
ここで、金属は、粒子状、板状あるいは繊維状であってもよい。金属が磁性金属である場合には、線引き時に磁場を印加することにより、所望の方向に磁性金属の向きを揃えてもよい。
【0027】
また、ビーズ18の形状は、図3に示した例に限定されるものではなく、平坦な出力端面接合面18bを備えるものであればよい。例えば、図4に示すように、平坦な下面を有する円柱形状(図4(a))であっても、あるいは、角柱形状(図4(b))であってもよい。また、光素子15の出力端面14jを含む端面15bが斜め端面である場合には、ビーズ18の出力端面接合面18bも斜め端面(図4(c))とすればよい。
【0028】
なお、光ファイバ16として偏波保持光ファイバを用いた場合には、応力付与部をビーズ18の平坦な下面に対して平行あるいは垂直とすれば、偏波方向の認識が容易となる。
【0029】
受光素子20は、フォトダイオードなどからなる。ビーズ18によって散乱された放射光19が到達する範囲であれば、受光素子20の設置位置は筐体内の任意の位置でよい。
【0030】
以下、本発明に係る光モジュールの動作について図面を用いて説明する。
図5は光素子15の光導波路14の構成を示す平面図である。入力光導波路14aに入射した光は、分岐光導波路14b、14cにおいて2分割される。図示しない進行波電極に電圧が印加されない場合には、光は相互作用光導波路14d、14eを同相で伝搬する。その後、光は合波光導波路14g、14hにより合波されて基本モードとして出力光導波路14iを伝搬し、光ファイバ16に出射される(図5(a))。
【0031】
一方、進行波電極に電圧が印加された場合には、光は相互作用光導波路14d、14eを逆位相で伝搬する。その後、光は合波光導波路14g、14hにより合波されて1次の高次モード光が形成される。出力光導波路14iはこの1次の高次モード光をカットオフするように設計されているため、この1次の高次モード光は、放射光17a、17bとして基板13内に放射され、基板13内を広がりながら伝搬される(図5(b))。
【0032】
基板13内に放射された2つの放射光17a、17bは、ビーズ18内に入射、散乱された後に放射状にビーズ18から出射され、その一部が筐体11の側面に固定された受光素子20の受光面に受光される。受光された放射光19は受光素子20において電気信号に変換され、この電気信号はコネクタ22を介して筐体11の外に出力される。
【0033】
以下、本発明に係る光モジュールの製造方法について説明する。
本発明に係る光モジュールの製造方法は、(1)光素子15および受光素子20を筐体11の内部に接着固定する素子接着工程と、(2)光ファイバ16をビーズ18の挿通孔18aに挿通し、接着固定するビーズ取り付け工程と、(3)ビーズ18が取り付けられた光ファイバ16を筐体11の開口部11aに挿通させ、光ファイバ16と筐体11に固定された光素子15とを図示しない接着剤によって接着する光ファイバ接着工程とを含む。
【0034】
即ち、上記の光素子接着工程(1)においては、開口部11aが予め溶接等によって固定された筐体11の内部に光素子15および受光素子20を接着固定する。
【0035】
ビーズ取り付け工程(2)においては、光素子15の出力端面14jを含む端面15bと光ファイバ16との接続面積を増やすために、光ファイバ16の先端にビーズ18を取り付け、図示しない接着剤によって接着固定する。
【0036】
このとき、ビーズ18の挿通孔18a全体に接着剤を完全に浸透させて、ビーズ18と光ファイバ16とを強固に固定することが重要である。このようにすることにより、製品チェックの段階で行われるヒートサイクル試験中に光ファイバ16の固定位置がずれることを防止できる。
【0037】
なお、光ファイバ16の端部16aがビーズ18の出力端面接合面18bとほぼ同一平面上となるように、予め光ファイバ16の端部16aを形成しておくことが好ましい。または、ビーズ18の挿通孔18aに予め光ファイバ16を挿通してから出力端面接合面18bおよび端部16aを同時に研磨することにより出力端面接合面18bと端部16aとをほぼ同一平面上となるように形成してもよい。
【0038】
光ファイバ接着工程(3)においては、ビーズ18の出力端面接合面18bと光ファイバ16の端部16aに図示しない接着剤を塗布する。光素子15および受光素子20が接着固定された筐体11を光ファイバ調芯装置に固定し、ビーズ18が取り付けられた光ファイバ16を開口部11aに挿通させて筐体11内に引き込んで光素子15の出力端面14jに近接させる。光軸調芯を行い光ファイバ16の端部16aと出力端面14jとを十分な光結合が得られる位置に調整する。この状態でビーズ18が取り付けられた光ファイバ16を光素子15の出力端面14jを含む端面15bに接着固定する。
【0039】
この後、光ファイバ接着工程(3)を経た光モジュール1に対して、光ファイバ16と開口部11aとの間で筐体11を半田や樹脂等によって気密封止する。最後に、蓋部材12をシーム溶接等により筐体11に固定して、光モジュール1が完成する。
【0040】
以上説明したように、第1の実施形態の光モジュールは、ビーズに入射された放射光を放射状に散乱させてビーズから出射させることができるため、筐体内の受光素子配置の自由度を向上させることができる。さらに、ビーズの取り付け角度を調整する必要がないため、光ファイバと光素子との接着作業の作業性を向上させることができる。
【0041】
また、ビーズに入射された放射光は放射状に散乱されるので、例えば放射光17bがビーズの側面で反射して放射光17aと干渉してしまうということはなく、放射光17aと17bとの干渉を効果的に防ぐことが可能である。
【0042】
また、図7に示した特許文献1の構造のようにビーズを複雑な構造に加工したり、反射膜を形成したりする必要がないため、ビーズの製作の作業性を向上させることができるとともに、生産コストを低減することができる。
さらに、散乱体が磁性金属である場合には、ビーズに入射された放射光の散乱方向を所望の方向に制御することができる。
【0043】
(第2の実施形態)
本発明に係る光モジュールの第2の実施形態を図6を用いて説明する。図6(a)は光モジュール2の要部の構造を示す上面図、図6(b)はビーズ28の形状の一例を示す斜視図、図6(c)はビーズ28の正面図である。第1の実施形態と同様の構成および製造方法については説明を省略する。
【0044】
図6に示すように、本実施形態のビーズ28の内部には散乱体28dが正面から見て左側に偏倚して配置されている。これは、例えば、予め散乱体28dを混入させたガラス母材と混入させていない母材を準備し、これらを同時に加熱しながら線引きすることで形成される。
【0045】
図6(a)に示すように、進行波電極に電圧が印加された場合には、光は相互作用光導波路14d、14eを逆位相で伝搬する。その後、光は合波光導波路14g、14hにより合波されて1次の高次モード光が形成される。出力光導波路14iはこの1次の高次モード光をカットオフするように設計されているため、この1次の高次モード光は、放射光17a、17bとして基板内に放射され、基板13内を広がりながら伝搬される。
【0046】
基板13内に放射された2つの放射光のうち放射光17aは、ビーズ28内に入射、散乱された後に放射状にビーズ28から出射され、その一部が筐体11の側面に固定された受光素子20の受光面に受光される。受光された放射光19は受光素子20において電気信号に変換され、この電気信号は、例えばコネクタ22を介して筐体11の外に出力される。
【0047】
基板13内に放射された2つの放射光のうち放射光17bは、ビーズ28内の散乱体28dが配置されていない領域を透過し、筐体11内の空間に放射される。このようにビーズ28内の散乱体28dの配置を偏倚させることにより、放射光17aと位相がπだけ異なる放射光17bとの干渉を防ぐことができる。
【0048】
また、第1の実施形態と同様に、ビーズ28の形状は図6に示した例に限定されるものではないことは言うまでもない。
【0049】
以上説明したように、第2の実施形態の光モジュールは、放射光17bを透過させる構成であるので、第1の実施形態の効果に対し、位相が異なる2つの放射光の干渉をさらに抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の第1の実施形態の光モジュールの要部の構造を示す上面図、側面図および斜視図
【図2】本発明の第1の実施形態の光モジュールの構成を示す分解斜視図
【図3】ビーズの形状の一例を示す斜視図および正面図
【図4】ビーズの形状の他の例を示す斜視図
【図5】光素子の光導波路の構成を示す平面図
【図6】本発明の第2の実施形態の光モジュールの要部の構造を示す上面図、および、ビーズの形状の一例を示す斜視図および正面図
【図7】従来のLN光変調器の構成を示す平面図
【符号の説明】
【0051】
1 光モジュール
13 基板
14 光導波路
14a 入力光導波路
14b、14c 分岐光導波路
14d、14e 相互作用光導波路
14f 合波点
14g、14h 合波光導波路
14i 出力光導波路
14j 出力端面
15 光素子
16 光ファイバ
16a 端部
17a、17b、19 放射光
18、28 ビーズ
18a 挿通孔
18b 出力端面接合面(平坦面)
18c 本体部
18d、28d 散乱体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光導波路を有する光素子と、
前記光導波路を通過した光を前記光素子の端に形成された光導波路端から受ける光ファイバと、
前記光導波路から放射された放射光を透過させ、また前記光ファイバを前記光導波路と光結合させて前記光素子と固定するビーズと、
前記ビーズによって透過された前記放射光の一部を受光する受光素子とを含む光モジュールであって、
前記ビーズは内部に光を散乱させる散乱体を含んでなり、入射された前記放射光を散乱させ、前記受光素子は当該散乱された散乱光を受光することを特徴とする光モジュール。
【請求項2】
前記散乱光が主に前記受光素子の方向に向かうように、前記散乱体が前記ビーズ内の所定領域のみに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
【請求項3】
前記散乱体が気泡を含むことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の光モジュール。
【請求項4】
前記散乱体が、前記ビーズの本体と屈折率の異なる材料を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光モジュール。
【請求項5】
前記散乱体が金属を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光モジュール。
【請求項6】
前記散乱体が板状の磁性金属であることを特徴とする請求項5に記載の光モジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−229723(P2009−229723A)
【公開日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−74032(P2008−74032)
【出願日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【出願人】(000000572)アンリツ株式会社 (838)
【Fターム(参考)】