説明

光結合回路の設計方法及び光結合回路

【課題】平面光導波路回路と面型受光素子を高効率に結合することができる光結合回路の設計方法及び光結合回路を提供すること
【解決手段】本発明にかかる光結合回路の設計方法は、平面光導波路回路3からスポットサイズコンバータ7を介して生成された楕円光を受光素子4に放射する光結合回路の設計方法である。はじめに、平面光導波路回路3から受光素子4に放射される光の受光面積を決定する。次に、決定された光の受光面積以下の面積になるように、前記受光素子に放射された楕円光の形状を決定する。次に、決定された楕円光の形状を、前記受光素子の受光面の形状として決定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は光結合回路の設計方法及び光結合回路に関し、特に平面光導波路回路を備えた光結合回路の設計方法及び光結合回路に関する。
【背景技術】
【0002】
情報量の増大に伴い、従来の基幹系ネットワークから現在の光ファイバを伝送路として一般個人宅へ直接引き込むFTTH(Fiber To The Home)と呼ばれるアクセス系ネットワークまで、光通信に対する需要が急速に高まっている。このようなFTTHにおいては、特に光情報を高速、低コストに伝送する要求が高い。大容量の光情報を高速、低コストに伝送、処理するためには、光デバイスの集積化が必要不可欠である。平面光導波路回路(PLC:Planer Lightwave Circuit)は、基板表面に屈折率の高い部分(コア)を作り光導波路としたものであり光集積回路の基本技術として光フィルタをはじめ、様々なデバイスを構成することが出来る。最近では、コアとクラッドの屈折率差を高くする開発が加速している。PLCの屈折率差による分類として、Si基板上にSiOのガラス基板を成膜し、ドーピングによってコアを形成する低屈折率差導波路のものから、Siフォトニクスと呼ばれるSiをコアとしたものでSiリブ導波路やSi細線導波路といった高屈折率差導波路まで研究開発が盛んに行われている。高屈折率差化することで、光導波路の曲げ半径を小さくでき、チップサイズの小型化、集積するアクティブ機能の低消費電力化を実現できる。
【0003】
ここで、ハイブリッド集積モジュールのPLC上に搭載される受光素子(PD:Photo Detector/Photo Diode)として、面型PDと導波路型PDの2種類が存在する。FTTHなどで適用予定の10Gbpsのビットレートまでは、帯域、受信感度では両者ともほぼ差はない。しかし、導波路型PDは、面型PDに比べ、プロセスが複雑なことよりコスト上昇を生じる。また導波路型PDは、PLCに搭載した際、スポットサイズが小さいため光結合系に工夫が必要となる。よって、ハイブリッド集積モジュールとしてPLC上に集積されるPDとしては、10Gbpsのビットレートまでは、コスト優位性と光結合の容易性より面型PDが多用されている。通常、面型PDの受光面積形状は光ファイバに適合し円形となり、受光面積は高ビットレートに伴い小さくなる。
【0004】
特許文献1は、PLCとPDのハイブリッド集積モジュールの技術について開示している。光導波路基板と面型PDのハイブリッド集積モジュールに関する構成方法の提案であり、光導波路端に、フレキシブル基板に搭載した面型PDを縦置きすることで、光導波路と面型PDの光結合を実現している。面型PDと光導波路との間に接着剤等の樹脂を介在させない構成であることにより、光透過ロスを抑制できる特徴を持つ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−170868号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、この特許文献1に記載されたPLCと面型PDのハイブリッド集積モジュールにおいて、次の課題がある。PLCは高屈折率差化することで、光導波路の曲げ半径を小さくでき、チップサイズの小型化、集積するアクティブ機能の低消費電力化を実現できる。PLCの高屈折率差化は、コアの屈折率を上昇させ、且つ、シングルモード伝播条件を満たす必要があるため、PLCのコア径が必然的に小さくなる。そのため、PLC端からの光の放射角の増大を引き起こし、光結合の設計自由度を制限する。PLCからの光の出射角θは以下の式により示すことができる。
【0007】
tanθ=λ/ω0・π
λ:波長、ω0:MFD(モードフィールド径)・・・(式1)
【0008】
つまり、高屈折率差化することで、ω0が小さくなり放射角θが大きくなる。現在、このような高屈折率差化光導波路と半導体デバイスとの光結合においては、SSC(スポットサイズコンバータ)をPLC端に形成することで対応している。PLCにおいて、基板に対して水平な方向をX軸、垂直な方向をY軸とする。X軸に対しては、SSCで対応可能であり、導波路端をテ―パ構造とし拡大することでω0を大きくし、放射角を抑制する手法がとられている。一方、Y軸方向は平面光導波路回路ではプロセスが3次元となるため複雑でロスが大きくなり難易度が高く実現性はない。つまり、PLCは平面光導波路回路ゆえ2次元のX軸方向でSSCの実現は可能であるが、3次元のY軸方向では実用的なSSCは実現できない。
【0009】
これより、特許文献1に記載された平面光導波路回路と面型PDのハイブリッド集積モジュールにおいて、光ファイバを前提として形成される面型PDの受光面積形状を円形のままにしていた場合、今後の高いビットレート化に伴う受光面積の縮小化、平面光導波路回路の高屈折率差化に伴う放射角の増大に対して良好な光結合効率を得るのに対応できなくなる可能性がある。
【0010】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、PLCと面型PDを高効率に結合することができる光結合回路の設計方法及び光結合回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の第1の実施の態様にかかる光結合回路の設計方法は、平面光導波路回路からスポットサイズコンバータを介して生成された楕円光を受光素子に放射する光結合回路の設計方法であって、前記平面光導波路回路から前記受光素子に放射される光の受光面積を決定するステップと、決定された光の受光面積以下の面積になるように、前記受光素子に放射された楕円光の形状を決定するステップと、決定された楕円光の形状を、前記受光素子の受光面の形状として決定するステップとを備えることである。
【0012】
また、本発明の第2の実施の態様にかかる光結合回路は、スポットサイズコンバータを有し、楕円光を生成して放射する平面光導波路回路と、前記楕円光が放射された楕円領域を受光面とする受光素子とを備えるものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明により、PLCと面型PDを高効率に結合することができる光結合回路の設計方法及び光結合回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】実施の形態1にかかる光結合回路の構成図である。
【図2】実施の形態1にかかる平面光導波路の断面と受光素子の受光形状を示した図である。
【図3】実施の形態1にかかる光導波路を示した図である。
【図4】実施の形態1にかかる受光素子の受光形状を決定に関するフローチャートである。
【図5】実施の形態2にかかる平面光導波路の断面と受光素子の受光形状を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1はPLCと面型PDを備える光結合装置の構成について示したものである。光結合装置は、光ファイバ1と、発光素子2と、PLC3と、PD4と、フィルタ5と、光導波路6を備えている。
【0016】
光ファイバ1は、光通信に用いるケーブルであり、データを光信号に変換して伝送するケーブルである。光ファイバ1を用いて伝送された光信号は、PLC3の光導波路6を介して伝送され、フィルタ5を透過して受光素子4に放射される。
【0017】
発光素子2は、データ伝送に用いられる光信号を生成する。例えば発光素子2は、LD(Laser Diode)により構成される。発光素子2より放射された光は、PLC3の光導波路6を介して伝送され、フィルタ5で反射して光ファイバ1を通じて外部モジュールに伝送される。フィルタ5はPLC3に接合されており、具体的には樹脂等を用いて接合される。
【0018】
PLC3は、平面光導波路回路であり、光導波路6を備えている。光導波路6は、コアと呼ばれ、屈折率の高い素材で満たされている光路である。PLC3の端面は、光導波路6のコアが露出されており、光導波路6のコアを介して伝送されてきた光が受光素子4に放射される。
【0019】
受光素子4は、PLC3から放射された光を受光し、電気信号に変換する。つまり、光ファイバ1から光導波路6を介して伝送され、フィルム5を透過した光を受光する。さらに、受光した光信号を受光素子4に接続されている配線基板(図示せず)に出力することにより、光信号を電気信号に変換し、情報データを取得する。
【0020】
次に図2を用いて本発明の実施の形態1にかかるPLC3の断面構造と、PD4の受光形状について説明する。PLC3は、基板31上に光導波路6を備え、さらに光導波路6はコア61を備えている。ここで、光導波路6の構成について図3を用いて説明する。光導波路6は屈折率の高いコア61を備えている。さらに、コア61の端部には、スポットサイズコンバータ(SSC)7が備えられている。SSC7はPLC3の端部に備えられており、基板31と水平方向のX軸方向にコア径をテーパ構造として拡大することにより、光の放射角を抑制している。
【0021】
図2に戻り、PLC3は、コア61から受光素子4に対して楕円形状(短径:2a、長径:2b)の光を放射する。ここで、PLC3から放射され、PD4にて受光する楕円形状の決定方法について図4を用いて説明する。
【0022】
はじめに、適用するシステムにより実行する動作帯域(動作速度)から、PDに必要な受光面積を決定する(S1)。動作帯域を広くとるためには、PDにおける受光径を小さくする必要がある。これは、PDの受光面積が小さいほど受光する光量が少なくなる。そのためPDに備えられているコンデンサーの端子間容量を小さく設計することにより、高速応答が可能となり高速通信を実現することができるからである。端子間容量を小さく設計されたコンデンサーに対して、受光面積を大きくし光量を多くすることにより、コンデンサーから出力される出力信号が飽和し、良好な出力信号を得ることができなくなる。一般的に、10Gbps(Giga bit per second)の動作帯域を実行するためには、PDに25ミクロンの半径を有する円の面積以下であることが必要とされている。
【0023】
通常、PD4における受光形状は円で示されるため、動作帯域から決定されるPD4に必要な受光面積は以下の式で示される。
【0024】
PDの必要受光面積=πr (r=PDの必要受光面積の半径)・・・(式2)
【0025】
次に、PLC3の放射面のY軸方向からの放射により、一定距離離れたPD4の受光面でのMFDy(基板に対して垂直方向であるY軸方向のモードフィル径)を決定する(S2)。MFDyは、PLC3の屈折率差から定まる。これは、屈折率差が定まることにより、PLC3からPD4に放射される光の放射角が定まり、PLC3とPD4の距離を決定することにより、MFDyが定まる。動作帯域から決定される受光面積を有するPD4の受光形状において、長径を2bとすると、bの値はMFDyを用いて、以下の式で示されるように設定する。
【0026】
b=(MFDy+(位置ずれのトレランス))/2・・・(式3)
【0027】
bは、PD4に必要な受光面積の半径rの値と一致する。なぜなら、Y軸方向は、SSCを用いた制御を行わず、通常PDに放射される光と同じ放射角を有するからである。ここでは、bを決定する際に、PLC3の屈折率差から定まるMFDyに、位置ずれのトレランスを考慮して決定しているが、位置ずれのトレランスを考慮しなくても決定することは可能である。
【0028】
次に、PD4がPLC3から放射される実際に受光する光の楕円形状の面積が以下の式を満たすように、aの値を決定する(楕円形状の短径を2aとする)(S3)。
【0029】
πr>πab・・・(式4)
【0030】
次に、PD4の受光面でのMFDx(PD4のX方向のモードフィル径)が(式4)のaの値になるように以下の式により設定する(S4)。
【0031】
MFDx+(位置ずれのトレランス)=a・・・(式5)
【0032】
MFDxの設定は、PLC3の端面に設けられたSSC7のテーパ形状の拡大幅を調節することにより、行われる。上記の方法により、PD4の受光面の形状を、πabの面積を有する楕円形状として決定する。
【0033】
以上説明したように本発明の実施の形態1によるPD4の受光形状の設計方法を用いることにより、PD4の受光面積を、動作帯域により定まる受光面積よりも小さくすることができる。つまり、PLC3の端面から受光素子4の受光面までの距離を一定と仮定すると、Y軸方向の値bは、受光面を円形状とした場合の半径rの値と同じになるが、aの値は半径rの値と比べて小さくすることが可能となる。PD4の受光面積を、動作帯域により定まる受光面積よりも小さく設計することで、動作速度をさらに向上させることが可能となる。
【0034】
(実施の形態2)
図5を用いて本発明の実施の形態2にかかるPD4の受光形状の決定方法について説明する。図5は、適用するシステムにより実行する動作帯域(動作速度)から決定されるPD4の受光面積を、PLC3から距離Z2にあると仮定した場合について示している。さらに、距離Z2よりも長い距離である距離Z1の位置にPD4を配置した場合の、PD4の受光面の形状を楕円で示している。ここで、楕円の面積πabは、適用するシステムにより実行する動作帯域から決定されるPD4の受光面積πrと同一になるように設定する。
【0035】
ここで、本発明の実施の形態2にかかるPD4の受光形状の決定に関する処理の流れにつき説明する。処理の流れについては、図4と同様であるため、図面の説明を省略する。
【0036】
はじめに、適用するシステムにより実行する動作帯域から決定されるPD4の受光面積を決定する。この時、PD4の受光面積は、PLC3の端面から距離Z2にPD4がある場合の受光面積とする。受光面積は以下の式により定まる。
【0037】
PDの必要受光面積=πr (r=PDの必要受光面積の半径)・・・(式6)
【0038】
次に、PLC3からの放射面のY軸方向からの放射により、距離Z1離れたPD4の受光面でのMFDy(Y方向のモードフィル径)をPLC3の屈折率差から決定する。PLC3の屈折率差から、Y軸方向の放射角が定まることにより、MFDyの値が決定する。そこで、距離Z1におけるPD4の受光形状である楕円の値bを以下の式により設定する(楕円形状の長径を2bとする)。
【0039】
b=(MFDy+(位置ずれのトレランス))/2・・・(式7)
【0040】
bは、距離Z2におけるPD4に必要な受光面積の半径rの値よりも大きくなる。ここでは、bを決定する際に、PLC3の屈折率差から定まるMFDyに、位置ずれのトレランスを考慮して決定しているが、位置ずれのトレランスを考慮しなくても決定することは可能である。
【0041】
次に、PD4がPLC3から放射され、実際に受光する光の楕円形状の面積が以下の式を満たすようにX軸方向の値aを決定する。
【0042】
πr=πab・・・(式8)
【0043】
次に、PD4の受光面でのMFDx(PD4のX方向のモードフィル径)が(式8)のaの値になるように以下の式により設定する。
【0044】
MFDx+(位置ずれのトレランス)=a・・・(式9)
【0045】
MFDxの設定は、PLC3の端面に設けられたSSC7のテーパ形状の拡大幅を調節することにより、行われる。上記の方法により、PD4の受光面の形状を、πabの面積を有する楕円形状として決定する。
【0046】
以上説明したように、本発明の実施の形態2にかかるPD4の受光形状の設計方法を用いることにより、PD4において半径rの受光面積を確保するために必要なPLC3の端面からPD4の受光面までの距離Z2よりも、PD4が楕円形状の光を受光する受光面とPLC3の端面までの距離Z1のほうが長くなる。つまり、PD4の受光面積を一定として、PD4の受光形状を変化させることにより、PLC3からPD4までの距離を延ばすことが可能となる。これにより、光結合設計におけるPLC及びPDの配置に関する自由度が向上することとなる。
【0047】
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態2において、実施の形態1と同様、以下の式を満たすようにaの値を設定してもよい。
【0048】
πr>πab・・・(式10)
【0049】
これにより、PLC3からPD4までの距離を延ばすことを可能とするとともに、受光面積がさらに縮小されることにより、高速な動作速度を実現することができる。
【符号の説明】
【0050】
1 光ファイバ
2 発光素子
3 平面光導波路回路
4 受光素子
5 フィルタ
6 光導波路
7 スポットサイズコンバータ
31 基板
61 コア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面光導波路回路からスポットサイズコンバータを介して生成された楕円光を受光素子に放射する光結合回路の設計方法であって、
前記平面光導波路回路から前記受光素子に放射される光の受光面積を決定するステップと、
決定された光の受光面積以下の面積になるように、前記受光素子に放射された楕円光の形状を決定するステップと、
決定された楕円光の形状を、前記受光素子の受光面の形状として決定するステップとを備えた光結合回路の設計方法。
【請求項2】
前記受光素子に放射される光の受光面積は、通信速度及び当該受光素子の処理能力に基づいて決定されることを特徴とする請求項1記載の光結合回路の設計方法。
【請求項3】
前記楕円光の長径の長さを、前記受光素子に放射される光の受光面積を円とした場合の直径とし、当該楕円光の短径の長さを当該円の直径よりも短くすることを特徴とする請求項1又は2記載の光結合回路の設計方法。
【請求項4】
前記楕円光の長径の長さを、前記受光素子に放射される光の受光面積を円とした場合の直径よりも長くし、当該楕円光の短径の長さを当該円の受光面積よりも当該楕円光の受光面積を小さくするように設定することを特徴とする請求項1又は2記載の光結合回路の設計方法。
【請求項5】
スポットサイズコンバータを有し、楕円光を生成して放射する平面光導波路回路と、
前記楕円光が放射された楕円領域を受光面とする受光素子とを備えた光結合回路。
【請求項6】
前記楕円領域の受光面の面積は、前記平面光導波路回路から前記受光素子に放射され、通信速度及び前記受光素子の処理能力に基づいて決定される光の受光面積よりも小さいことを特徴とする請求項5記載の光結合回路。
【請求項7】
前記楕円領域の長径の長さを、前記平面光導波路回路から前記受光素子に放射され、前記通信速度及び前記受光素子の処理能力に基づいて決定される光の受光面積を円形状とした場合の直径とし、当該楕円領域の短径の長さを当該円形状の直径よりも短くすることを特徴とする請求項5又は6記載の光結合回路。
【請求項8】
前記楕円領域の長径の長さを、前記平面光導波路回路から前記受光素子に放射され、前記通信速度及び前記受光素子の処理能力に基づいて決定される光の受光面積を円形状とした場合の直径よりも長くし、当該楕円領域の短径の長さを当該円の受光面積よりも当該楕円光の受光面積を小さくするように設定することを特徴とする請求項5又は6記載の光結合回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−266509(P2010−266509A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−115303(P2009−115303)
【出願日】平成21年5月12日(2009.5.12)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】