説明

免震構造物及び建物

【課題】より簡単な構造の免震構造物を提供する。
【解決手段】免震構造物1は、地表面が掘削された掘込みAに形成され、液体を貯留可能な土槽10と、土槽10の底面10a上に設けられ、構築物Bの水平移動を許容し且つ構築物Bの鉛直荷重を支える水平移動装置11と、土槽10内に充填され、粘性により構築物Bの水平振動を減衰させる粘性液体12とを有している。水平移動装置11は、構築物Bの鉛直荷重を支え転動可能な複数の球体20と、複数の球体20を収容し囲む枠体21を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、免震構造物及び当該免震構造物を有する建物に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、免震機能を備えた建物が一般的になっている。建物の免震装置として、特許文献1には、液体で満たされたプール内に建物を浮かべ、建物とプール側壁との内に設けられた入れ子構造により建物の振動を減衰させる技術が開示されている。この免震装置では、建物下面とプール床面との間にロッキングを防止するリンク機構が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−153184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術では、入れ子構造やリンク機構が多数配置されるため、免震装置が複雑で大型化している。これにより、建物の施工が難しく時間がかかり、また高価になる。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、より簡単な構造の免震構造物及びその免震構造物を有する建物を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明は、地表面が掘削された掘込みに形成され、液体を貯留可能な土槽と、該土槽の底面上に設けられ、構築物の水平移動を許容し且つ構築物の鉛直荷重を支える水平移動装置と、前記土槽内に充填され、粘性により前記構築物の水平振動を減衰させる粘性液体と、を有し、前記水平移動装置は、前記構築物の鉛直荷重を支え転動可能な複数の球体と、当該複数の球体を収容し囲む枠体と、を有することを特徴とする免震構造物である。
【0007】
本発明によれば、複数の球体を用いた水平移動装置により構築物を水平振動させ、粘性液体により構築物の水平振動を減衰させることができるので、免震を極めて簡単な構造で行うことができる。この結果、建物の施工が容易で安価になる。
【0008】
前記枠体は、格子状に形成され、当該格子状の各方形枠内に球体が収容されていてもよい。かかる場合、球体同士の位置関係や、球体と構築物との位置関係が変動しないので、構築物の総ての方向の水平移動を確実に安定して行うことができる。
【0009】
前記複数の球体と前記構築物の間には、板状体が介在されていてもよい。かかる場合、構築物から複数の球体にかかる荷重を均等化できる。また、板状体は、構築物の基礎コンクリート打設時の型枠の役割を果たすことができる。
【0010】
前記土槽の内側壁には、前記構築物の接触に対し弾性力を生じさせる弾性装置が設けられていてもよい。また、前記構築物の外側壁に、前記土槽の内側壁の接触に対し弾性力を生じさせる弾性装置が設けられていてもよい。かかる場合、地震による構築物の横ずれに対し構築物を元の位置に戻す方向に押すことができるので、地震による構築物の位置ずれを低減できる。
【0011】
前記土槽は、上面が開放された鉄筋コンクリートの箱型形状を有していてもよい。
【0012】
前記土槽は、前記掘込みの表面に遮水シートを敷設して形成されていてもよい。前記土槽の遮水シート上に底版が設置され、当該底版上に前記水平移動装置が設けられていてもよい。
【0013】
前記粘性液体は、ベントナイト液であってもよい。
【0014】
上記免震構造物は、前記土槽内に水を供給する水供給装置をさらに有していてもよい。また、前記水供給装置は、前記土槽内に水を供給する管路と、当該管路を開閉する開閉弁と、前記土槽内の水位を検出するセンサと、当該センサによる水位の検出結果に基づいて、前記土槽内の水位が所定の高さ以上になるように前記開閉弁を開閉する制御部とを有していてもよい。かかる場合、例えば揮発した水分を補充できるので、土槽内の粘性液体の粘性状態を維持できる。
【0015】
別の観点による本発明によれば、上記免震構造物を有する建物が提供される。
【0016】
前記建物は、前記土槽内の粘性液体の上面を覆う外部床を有していてもよい。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、簡単な構造の免震構造物を実現できるので、施工が容易で安価になる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本実施の形態にかかる免震構造物を有する建物の構成の概略を示す説明図であ る。
【図2】(a)は、水平移動装置の構成の概略を示す平面図である。(b)は、水平移 動装置の縦断面図である。
【図3】弾性装置を上方から見た説明図である。
【図4】構築物が接触した状態の弾性装置を示す説明図である。
【図5】構築物側に弾性装置が設けられている場合の説明図である。
【図6】水供給装置を有する場合の免震構造物の構成を示す説明図である。
【図7】遮水シートの土槽を有する免震構造物の構成を示す説明図である。
【図8】施工時に水平移動装置を設置した状態を示す説明図である。
【図9】施工時に粘性液体により球体を埋めた状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る免震構造物1を有する建物2の構成の概略を示す説明図である。
【0020】
免震構造物1は、例えば地表面が掘削された掘込みAに形成され、水を貯留可能な土槽10と、土槽10の底面10a上に設けられ、構築物Bの水平移動を許容し且つ構築物Bの鉛直荷重を支える水平移動装置11と、土槽10内に充填され、粘性により構築物Bの水平振動を減衰させる粘性液体12を有している。
【0021】
土槽10は、例えば上面が開放された鉄筋コンクリートの箱型形状を有している。水平移動装置11は、例えば構築物Bの鉛直荷重を支え転動可能な複数の球体20と、複数の球体20を収容し囲む枠体21を有している。球体20には、例えば工業用ガラス球、工業用磁器球、コンクリート球などが用いられる。枠体21は、例えば図2(a)に示すように方形の格子状に形成され、当該格子状の各方形枠21a内に球体20が収容されている。球体20は、後述するように地震発生時には方形枠21a内で転動でき球体20と枠体21はいっしょに底面10a上を水平移動する(枠体21は土槽10の底版に固定されていない)。また枠体21は、図2(b)に示すように上下方向の寸法(枠体21が土槽10の底面10aから突出する高さ)が球体20の径よりも短く(低く)形成され、球体20を収容した際に、球体20の上側が枠体21よりも突出するようになっている。これにより、球体20は、上面で後述する板状体22を支持できる。また、底面10aに対する球体20及び枠体21の敷設範囲は、構築物Bの底面とほぼ同じ面積を有している。
【0022】
図1に示すように複数の球体20上には、板状体22が載置され、その上に構築物Bが支承されている。板状体22は、複数の球体20全体を覆う大きさを有し、球体20に対し水平移動できる。なお、板状体22は、樹脂板、鋼板等を用いることができる。
【0023】
土槽10の内側壁10bには、例えば構築物Bの接触に対し弾性力を生じさせる弾性装置30が設けられている。弾性装置30は、例えば発泡ゴムで構成されている。弾性装置30は、例えば土槽10の内側壁10bから内側に突出し先細の側方から見て台形の形状を有している。また、弾性装置30は、図3に示すように土槽10の内側壁10bに沿って水平方向に長く形成されている。弾性装置30は、例えば箱型形状の土槽10の各辺(平面視)の内側壁10bにそれぞれ形成されている。また、弾性装置30は、構築物Bの大きさ(奥行や幅)に応じて等間隔に複数設けてもよい。この弾性装置30により、図4に示すように構築物Bが地震により水平方向に移動した際に弾性装置30と接触し弾性力を生じさせて、構築物Bを元の位置に戻す方向に押すことができる。
【0024】
粘性液体12は、水や水以上の粘性を有するものであり、本実施の形態において、粘性液体12には、コロイド状の液体、例えばベントナイト液が用いられる。なお、その他粘性液体12として不揮発性の鉱物オイルなどを用いてもよい。
【0025】
図1に示すように構築物Bの外壁面には、土槽10の粘性液体12の上面を覆う片持構造の外部床B1が設けられている。これにより、粘性液体12内に人や物が転落することを防止できる。
【0026】
地震発生時には、球体20自身は、底面10a上を枠体21(土槽10の底版に固定していない)とともに水平振動し、球状20上の板状体22に載置された構築物Bは、球状20の転動により板状体22上で容易に水平振動する。このとき、球体20及び枠体21の水平移動の幅は、構築物Bの水平移動の幅より小さいので構造物Bが片持支持状態になる場合がある(図4参照)。
そして、構築物Bが水平移動して弾性装置30に接触すると、弾性装置30が縮んで反発力を生じさせ、構築物Bを土槽10の中央側に押し戻す。さらに構築物Bは、土槽10の中央を通過して水平移動し、反対側の内側壁10bの弾性装置30に接触すると、弾性装置30が縮んで反発力を生じさせ、構築物Bを土槽10の中央側に押し戻す。このような繰り返しにより、地震後の構築物Bの位置ずれ(水平振動の変位(振幅))が復元される。その一方で粘性液体12の粘性により構築物Bの水平振動の加速度を減衰させる。これにより、構築物Bが免震される。
なお、複数の球体20は、枠体21が整列されているので、水平振動によって構造物Bの下面から散らばることがなく、構造物Bの支持状態は維持される。
【0027】
以上の実施の形態によれば、複数の球体20を用いた水平移動装置11により、構築物Bを水平振動させ、粘性液体12により構築物Bの水平振動を減衰させることができるので、免震を極めて簡単な構造で行うことができる。この結果、建物2の施工が容易で安価になる。
【0028】
枠体21は、格子状に形成され、各方形枠21a内に球体20が収容されるので、球体20同士の位置関係は不変となり、これらの球体20上の構築物Bの総ての方向の水平移動を確実に安定的に確保できる。
【0029】
複数の球体20と構築物Bの間には、板状体22が介在されているので、構築物Bから複数の球体20にかかる荷重を均等化できる。また、板状体は、構築物Bの基礎コンクリート打設時の型枠の役割を果たすことができる。
【0030】
土槽10の内側壁10bには、構築物Bの接触に対し弾性力を生じさせる弾性装置30が設けられているので、地震による構築物Bの位置ずれ(水平振動による変位(振幅))を復元できる。
【0031】
土槽10は、上面が開放された鉄筋コンクリートの箱型形状を有しているので、免震のための粘性液体12の保水を適正に行うことができる。
【0032】
粘性液体12として、例えばベントナイト液が用いられるので、粘性液体12による構築物Bの水平振動の加速度の減衰を適正かつ安価に行うことができる。
【0033】
構築物Bの外壁面に、土槽10内の粘性液体12の上面を覆う片持構造の外部床B1が設けられているので、粘性液体12内に人や物が転落することを防止できる。
【0034】
以上の実施の形態では、弾性装置30が土槽10の内側壁10aに設けられていたが、図5に示すように構築物Bの外側壁に設けられていてもよい。かかる場合も、構築物Bが水平移動して土槽10が弾性装置30に接触すると、弾性装置30が縮んで反発力を生じさせ、構築物Bを土槽10の中央側に押し戻す。さらに構築物Bは、土槽10の中央を通過し、反対側の内側壁10bの弾性装置30に接触すると、弾性装置30が縮んで反発力を生じさせ、構築物Bを土槽10の中央側に押し戻す。このような繰り返しにより、地震後の構築物Bの位置ずれ(水平振動による変位(振幅))が復元される。
【0035】
また、以上の実施の形態において、免震構造物1は、水溶液や水コロイド液を用いる場合の水の蒸発に対応するために、例えば図6に示すように土槽10内に水を供給する水供給装置50をさらに有していてもよい。
【0036】
水供給装置50は、例えば土槽10内に水を供給する管路60と、管路60を開閉する開閉弁61と、土槽10内の水位を検出するセンサ62と、当該センサ62による水位の検出結果に基づいて、水位が所定の高さ以上になるように開閉弁61を開閉する制御部63を有している。管路60は、水道などの水の供給源64に接続されている。開閉弁61には、例えば電磁弁が用いられ、センサ62には、例えば水圧計が用いられる。制御部63としては、例えばCPU、メモリなどを有するコンピュータが用いられる。
【0037】
かかる免震構造物1では、センサ62により土槽10内の水位が監視され、所定の水位より下がると、制御部63により開閉弁61が開放され、管路60を通じて土槽10内に水が供給される。これにより、粘性液体12が干上がることがなく、土槽10内のベントナイト液などの粘性液体12の粘性状態を維持できる。
【0038】
以上の実施の形態では、鉄筋コンクリートの土槽10であったが、図7に示すように掘込みAの表面に遮水シート70を敷設して形成された土槽71であってもよい。かかる場合、土槽71の遮水シート70の底面70a上に、例えば鉄筋コンクリート製の底版72が設置され、その底版72上に水平移動装置11の球体20、枠体21が設けられてもよい。また、この場合、弾性装置30は、構築物Bの外壁面に設けられ、反力壁用に鉄筋コンクリート製の底版72の周囲に立ち上げて反発するように構成されていてもよい。また、弾性装置30をバネとして、反力壁と構築物Bを連結しておくこともできる。この例によれば、より簡単な構造で安価な免震構造物1を実現できる。
【0039】
ここで、以上の免震構造物1の施工方法について説明する。先ず地表面に掘込みAが掘削され、その掘込みAに土槽10が形成される。土槽10は、杭等により下から支持されてもよい。その後、図8に示すように土槽10の底面10a上に水平移動装置11の枠体21が設置され、枠体21の各方形枠21a内に球体20が収容される。枠体21は、土槽10のコンクリート底盤に埋め込まれて一体化されることにより、球体20が構築物Bに対して不動となるように設けられる。さらに、土槽10には、水供給装置50や弾性装置30が設置される。
【0040】
次に、図9に示すように球体20が埋まるように 粘性液体12が土槽10内に入れられる。その後、球体20上に板状体22が載置される。次に、図1に示すように板状体22上に構築物Bの基礎が構築され、土槽10内に地表面と同程度の高さになるように粘性液体12が入れられる。次に構築物Bが構築され、その後例えば土槽10内の水位が所定の高さになるように水供給装置50により土槽10内に水が供給される。施工後は、センサ62により土槽10内の水位が監視され、所定の水位より下がると、制御部63により開閉弁61が開放され、管路60を通じて土槽10内に水が供給される。
【0041】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0042】
例えば以上の実施の形態では、底面10aに対する球体20及び枠体21の敷設範囲は、構築物Bの底面とほぼ同じ大きさに合わせて設けられていたが、構築物Bの底面より広い面積とし余裕をもって敷設してもよい。構築物Bが敷設範囲から大きくはみ出して構造物Bが傾いてしまうことを防止するためである(図4参照)。
また、他の水平移動装置の構成として、枠体21を板状体22側に固定して、球体20を収容した際に球体20の下側が枠体21よりも突出するようにして土槽10の底面10a上を転動するようにしてもよい。
また、弾性装置30が発泡ゴムであったが、弾性力を生じさせるものであれば、高減衰ゴムなどの他のゴムであってもよいし、またバネや、バネを用いたバネ機構等であってもよい。
【符号の説明】
【0043】
1 免震構造物
2 建物
10 土槽
11 水平移動装置
12 粘性液体
20 球体
21 枠体
A 掘込み
B 構築物

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地表面が掘削された掘込みに形成され、液体を貯留可能な土槽と、
該土槽の底面上に設けられ、構築物の水平移動を許容し且つ構築物の鉛直荷重を支える水平移動装置と、
前記土槽内に充填され、粘性により前記構築物の水平振動を減衰させる粘性液体と、を有し、
前記水平移動装置は、前記構築物の鉛直荷重を支え転動可能な複数の球体と、当該複数の球体を収容し囲む枠体と、を有することを特徴とする、免震構造物。
【請求項2】
前記枠体は、格子状に形成され、当該格子状の各方形枠内に球体が収容されていることを特徴とする、請求項1に記載の免震構造物。
【請求項3】
前記複数の球体と前記構築物の間には、板状体が介在されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の免震構造物。
【請求項4】
前記土槽の内側壁には、前記構築物の接触に対し弾性力を生じさせる弾性装置が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の免震構造物。
【請求項5】
前記構築物の外側壁には、前記土槽の内側壁の接触に対し弾性力を生じさせる弾性装置が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の免震構造物。
【請求項6】
前記土槽は、上面が開放された鉄筋コンクリートの箱型形状を有していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の免震構造物。
【請求項7】
前記土槽は、前記掘込みの表面に遮水シートを敷設して形成されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の免震構造物。
【請求項8】
前記土槽の遮水シート上に底版が設置され、当該底版上に前記水平移動装置が設けられていることを特徴とする、請求項7に記載の免震構造物。
【請求項9】
前記粘性液体は、ベントナイト液であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の免震構造物。
【請求項10】
前記土槽内に水を供給する水供給装置をさらに有することを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の免震構造物。
【請求項11】
前記水供給装置は、前記土槽内に水を供給する管路と、当該管路を開閉する開閉弁と、 前記土槽内の水位を検出するセンサと、当該センサによる水位の検出結果に基づいて、前記土槽内の水位が所定の高さ以上になるように前記開閉弁を開閉する制御部とを有することを特徴とする、請求項10に記載の免震構造物。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれかに記載の免震構造物を有する建物。
【請求項13】
前記土槽内の粘性液体の上面を覆う外部床を有することを特徴とする、請求項12に記載の建物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−275803(P2010−275803A)
【公開日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−130649(P2009−130649)
【出願日】平成21年5月29日(2009.5.29)
【出願人】(303046244)旭化成ホームズ株式会社 (703)
【Fターム(参考)】