説明

加熱調理器

【課題】調理メニューの幅が広がり、安全で使いやすくお手入れ性の良い加熱調理器を提供すること。
【解決手段】調理物を上方から加熱する加熱手段と調理物を載置する載置皿を熱的に接続することにより、調理物を下方から加熱する加熱手段を新たに設けることなく、調理物の両面焼きが可能となり、調理メニューの幅が広がり、安全で使いやすくお手入れ性の良い加熱調理器を提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般家庭で魚、肉等の調理物を加熱調理する加熱調理器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の加熱調理器は、調理物を載置する焼き網と調理物の上面を加熱するヒータと調理物の下面を加熱するヒータを有し、調理物は上下面両方から加熱されることで、調理の途中で調理物をひっくり返すことなく、両面を焼き上げることができるものが商品化されている。
【0003】
また、図7に示すように、調理物の上下両面をバランス良く十分加熱し得る加熱調理器も提案されている。加熱調理器40は、調理物41を収納して加熱調理を行う調理庫42と、調理庫42の上部に配置される上部加熱手段43と、調理庫42の下部に配置される下部加熱手段44と、調理を行う際に、調理庫42内に配置されるトレー45を備え、トレー45の一部には切欠き部46を有し、トレー45を調理庫42内にセットした際に、切欠き部46より下部加熱手段44がトレー45内に配置されるようにしたものである(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−88473号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、市販の加熱調理器や、特許文献1における加熱調理器は、調理物の両面焼きが可能であり調理物の上下両面をバランス良く加熱することが可能であるが、上部加熱手段と下部加熱手段を有することで調理室の有効高さが制限され調理メニューが限定されるという課題を有していた。また、下部加熱手段に調理油などが滴下して発火する可能性や、加熱中に調理物から飛散した飛沫などが調理室内の壁面に付着したものを取り除く場合に下部加熱手段がじゃまになり清掃性が悪いなどの課題を有していた。
【0005】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、調理メニューの幅が広がり、安全で使いやすくお手入れ性の良い加熱調理器を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、調理物を収納する調理室と、調理物を載置する載置皿と、調理物を上方から加熱する加熱手段とを有し、前記載置皿と前記加熱手段は熱的に接続され、調理物を上下から加熱調理するようにした加熱調理器としたものである。
【0007】
これによって、調理物を上方から加熱する加熱手段と調理物を載置する載置皿を熱的に接続することにより、調理物を下方から加熱する加熱手段を新たに設けることなく、調理物の両面焼きが可能となる。すなわち、調理物の上部は放射により加熱され、調理物の下部は載置皿からの熱伝導により加熱されることで両面が加熱調理される。よって、調理物を下方から加熱する加熱手段を新たに設ける必要がないため、加熱室の有効高さを確保することができ、調理メニューの幅が広がる。また、載置皿の温度は最大でも300℃程度であり、従来のように調理物の下部を放射加熱する場合のヒータの温度が500℃以上に上昇する場合と比較すると魚や鳥の油が発火することがなく極めて安全性が高い。さらに、加熱中に調理物から飛散した飛沫などが調理室内の壁面に付着した場合においても、調理物を下方から加熱する加熱手段が無いため、掃除の際に手が引っ掛かったりすることな
く清掃性に優れるものである。
【0008】
よって、調理メニューの幅が広がり、安全で使いやすくお手入れ性の良い加熱調理器を提供することができるものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の加熱調理器は、調理物を上方から加熱する加熱手段と調理物を載置する載置皿を熱的に接続することにより、調理物を下方から加熱する加熱手段を新たに設けることなく、調理物の両面焼きが可能となり、調理メニューの幅が広がり、安全で使いやすくお手入れ性の良いものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
第1の発明は、調理物を収納する調理室と、調理物を載置する載置皿と、調理物を上方から加熱する加熱手段とを有し、前記載置皿と前記加熱手段は熱的に接続され、調理物を上下から加熱調理するようにした加熱調理器とすることにより、調理物を下方から加熱する加熱手段を新たに設けることなく、調理物の両面焼きが可能となる。
【0011】
すなわち、調理物の上部は放射により加熱され、調理物の下部は載置皿からの熱伝導により加熱されることで両面が加熱調理される。よって、調理物を下方から加熱する加熱手段を新たに設ける必要がないため、加熱室の有効高さを確保することができ、調理メニューの幅が広がる。また、載置皿の温度は最大でも300℃程度であり、従来のように調理物の下部を放射加熱する場合のヒータの温度が500℃以上に上昇する場合と比較すると魚や鳥の油が発火することがなく極めて安全性が高い。さらに、加熱中に調理物から飛散した飛沫などが調理室内の壁面に付着した場合においても、調理物を下方から加熱する加熱手段が無いため、掃除の際に手が引っ掛かったりすることなく清掃性に優れるものである。
【0012】
よって、調理メニューの幅が広がり、安全で使いやすくお手入れ性の良い加熱調理器を提供することができるものである。
【0013】
第2の発明は、特に第1の発明における加熱手段は、着脱自在の加熱壁とヒータからなり、前記加熱壁と前記ヒータは熱的に接続された加熱調理器とすることにより、ヒータからの熱を加熱壁全体に伝熱し調理物を放射加熱することで調理物を包み込むように加熱することができる。また、加熱壁は着脱自在のため、加熱中に調理物から飛散した飛沫などが加熱壁に付着した場合においても、取り外して水洗いするなど清掃することができ清潔に保つことができる。
【0014】
第3の発明は、特に第1の発明における載置皿の上端部と前記加熱壁の下端部とは勘合するようにした加熱調理器とすることにより、加熱壁から載置皿への熱の伝わりがスムーズになり、載置皿を調理可能な温度に素早く上昇させることが可能になるとともに任意に温度設定することができる。よって、調理物を上方から加熱する加熱手段と下方から加熱する加熱手段を有する従来の加熱調理器と遜色ない調理性能を確保することができる。また、加熱効率が向上することで省エネにも繋がるものである。
【0015】
第4の発明は、特に第2の発明における載置皿と前記加熱壁により閉空間を形成するようにした加熱調理器とすることにより、調理物を全面から包み込むように加熱されることで調理物の火通りが良く、調理物内部まで美味しく焼き上げることができ調理性能を向上させることができる。また、熱が外部に逃げ難いため効率的に調理することができ省エネに繋がる。
【0016】
さらに、閉空間であるため加熱中に調理物から飛散した飛沫などが加熱壁や載置皿に付着した場合においても、取り外して水洗いするなど清掃することができ清潔に保つことができる。
【0017】
第5の発明は、特に第1〜4の発明における載置皿は可動するようにした加熱調理器とすることにより、使い勝手を向上させることができるものである。すなわち、調理物を載置皿に載置し載置皿を加熱室に収容することで、載置皿の上端部と前記加熱壁の下端部とは勘合し加熱調理可能な状態となる。加熱調理が終了した際には、載置皿を加熱室から取り出すと調理物も同時に取り出され使い勝手が良いものである。
【0018】
第6の発明は、特に第2〜5の発明におけるヒータは前記調理室に露出し、前記調理物に対し放射加熱するようにした加熱調理器とすることにより、調理物の表面を焦がしたい場合やより熱量が必要な調理物を加熱する際に有効である。また、ヒータは加熱壁と熱的に接続されているため、載置皿へも伝熱させることができ、調理物表面をこんがり焼くとともに包み込むように加熱することで内部まで火通りが良く、調理性能を向上させることができる。
【0019】
第7の発明は、特に第2〜5の発明における載置皿と前記加熱壁は蓄熱性および耐熱性を有する材料からなる加熱調理器とすることにより、調理性能を向上させることができるとともに耐久性の高い加熱調理器とすることができる。すなわち、蓄熱性が高ければ調理物から発生する蒸気などによって加熱壁や載置皿の温度が低下しにくく、また調理室内の温度変動も少ないため、温度むらによる調理性能の低下を防ぐ効果を有するものである。また、耐熱性が高ければヒータによる繰り返し加熱においても材料が歪んだり劣化したりしにくく、初期性能を維持できるとともに長期に渡って使用できるものである。
【0020】
第8の発明は、特に第7の発明における載置皿と加熱壁の素材は、鋳鉄とした加熱調理器とすることにより、高強度かつ高い蓄熱性と耐熱性を有し、調理性能を向上させることができるとともに耐久性の高い加熱調理器を低コストで提供することができる。また、遠赤外線を効果的に放出することで調理物表面をこんがり焼くとともに包み込むように加熱することで内部まで火通りが良く、調理性能を向上させることができる。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0022】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の断面図を示したものである。図2は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器のaa断面図である。
【0023】
図1において、1は加熱調理器の本体であり、魚等の調理物2を焼く調理室3を有する。前面にハンドル4を設けており、このハンドル4を操作することにより調理室3前後にスライドするものである。5は調理物2を載置する載置皿である。載置皿5は、底面が波状に形成され外周は壁面が形成されている。載置皿5は、ハンドル4を操作することにより調理室3内外を前後にスライドするものである。載置皿5は、蓄熱性および耐熱性に優れた効果を有する鋳鉄を用いた。なお、鋳鉄に限定されるものではなく、蓄熱性および耐熱性に優れた材質であれば、ステンレスやアルミニウムなどを加工したものであってもよい。6は調理物2を上部から加熱する加熱手段であり、マイカにフィルム状ヒータ線を螺旋状に巻きつけた平面ヒータ7を、調理室3の上部に設けられた加熱壁8に圧接して固定されている。加熱壁8の表面は放射率を高める表面処理(セラミック塗装)が施され、調理物2への放射による加熱効率を高めている。載置皿5の上端部9と加熱壁8の下端部10とは、お互い勘合するように構成されている。なお、加熱壁8は加熱調理器1に対し着
脱自在に設置されている。
【0024】
載置皿5の底面には、第1の温度センサ11が載置皿5に圧接して設けられ、加熱壁8の上面には、第2の温度センサ12が加熱壁8に圧接して設けられている。
【0025】
制御手段(図示しない)は、加熱手段6を調理工程プログラムに従って制御する。
【0026】
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
【0027】
まず、グリル調理の際、使用者がハンドル4を引き出すと、それと連動して載置皿5が調理室3からスライドして引き出される。そこで載置皿5に魚等の調理物2を載せ、ハンドル4を押し、スライドさせて調理室3内に収納する。この時、載置皿5の上端部9と加熱壁8の下端部10とは、お互い勘合して調理室3内にセットされる。その後、図示しない操作部を操作することにより、調理物2を加熱する調理工程が開始し、制御手段は加熱手段6に通電し温度上昇工程が開始する。
【0028】
この工程では、平面ヒータ7の熱が加熱壁8に伝熱し加熱壁8の温度が上昇し続けるとともに、加熱壁8と載置皿5の勘合部においては加熱壁8から載置皿5に伝熱することで載置皿5の温度も上昇し続ける。
【0029】
そして、第1の温度センサ11と第2の温度センサ12からの入力信号によって、載置皿5と加熱壁8の温度が調理所定温度(例えば、載置皿5は約250℃、加熱壁8は約600℃)まで上昇したことを検知すると、温度維持工程に移行し加熱手段6へのデューティ制御を開始する。
【0030】
この工程では、調理物2に対して載置皿5からは伝導熱により熱量を与え、加熱壁8からは放射熱により熱量を与えることで調理物は加熱調理される。
【0031】
平面ヒータ7の入力電力と、加熱壁8の温度分布と、加熱壁8から載置皿5への伝熱量と、載置皿5と加熱壁8の調理物2への加熱バランスについては、種々の調理物を実調理にて加熱調理することで最適化を図り構成および形状を決定した。
【0032】
よって、調理物2は上部の加熱壁8からの放射加熱と下部の載置皿5からの伝導加熱により、調理物2の表面温度は、たんぱく質成分が変性して凝固する凝固温度(例えば62℃)近傍まで急速に加熱される。調理物2の表面はこんがり焼け、内部は包み込むように加熱されることで火通りが良く、内部まで美味しく焼き上げることができる。載置皿5の上端部9と加熱壁8の下端部10とは勘合することにより、加熱壁8から載置皿5への熱の伝わりがスムーズになり、載置皿5を調理可能な温度に素早く上昇させることが可能になるとともに任意に温度設定することができる。よって、調理物2を上方から加熱する加熱手段と下方から加熱する加熱手段を有する従来の加熱調理器と遜色ない調理性能を確保することができる。また、加熱効率が向上することで省エネにも繋がるものである。
【0033】
また、載置皿5と加熱壁8は蓄熱性を有する鋳鉄であるため、調理中に調理物2から発生する蒸気などによって載置皿5や加熱壁8の温度が低下しにくく、また調理室3内の温度変動も少ないため、温度むらによる調理性能の低下を防ぐ効果がある。また、鋳鉄は耐熱性が高くヒータによる繰り返し加熱においても材料が歪んだり劣化したりしにくく、初期性能を維持できるとともに長期に渡って使用できるものである。
【0034】
調理工程の時間が所定時間になるまで調理工程が行われると、制御手段は加熱手段6への通電を終了し、調理工程を終了する。そして、使用者は、ハンドル4を調理室3から引
き出すことにより、加熱調理された調理物2を取り出すことができる。
【0035】
なお、温度維持工程および調理工程の経過時間は制御手段に接続された図示しないタイマーでカウントするものである。
【0036】
以上のように、本実施の形態による加熱調理器は、調理物2の上部は放射により加熱され、調理物2の下部は載置皿5からの熱伝導により加熱されることで両面が加熱調理される。よって、調理物2を下方から加熱する加熱手段を新たに設ける必要がないため、加熱室3の有効高さを確保することができ、調理メニューの幅が広がる。また、載置皿5の温度は通常250℃以下(最大でも300℃程度)であり、従来のように調理物2の下部を放射加熱する場合の、ヒータの温度が500℃以上に上昇する場合と比較すると魚や鳥の油が発火することがなく極めて安全性が高い。さらに、加熱中に調理物2から飛散した飛沫などが調理室3内の壁面に付着した場合においても、調理物2を下方から加熱する加熱手段が無いため、掃除の際に手が引っ掛かったりすることなく清掃性に優れるものである。
【0037】
よって、調理メニューの幅が広がり、安全で使いやすくお手入れ性の良い加熱調理器を提供することができるものである。
【0038】
また、加熱壁は着脱自在のため、加熱中に調理物から飛散した飛沫などが加熱壁に付着した場合においても、取り外して水洗いするなど清掃することができ清潔に保つことができる。
【0039】
(実施の形態2)
図3は本発明の第2の実施の形態における加熱調理器の断面図である。図4は本発明の第2の実施の形態における加熱調理器のaa断面図である。
【0040】
図3〜図4において、実施の形態1と同等の作用および動作部分については同符号を用い説明を省略し、異なる部分のみを以下に述べる。
【0041】
載置皿20は全周囲にわたって載置皿側壁21を有し、加熱壁22においても全周囲にわたって加熱壁側壁23を有し、載置皿20の上端部24と加熱壁22の下端部25は全周囲にわたって勘合する構成としている。勘合面は、密接シールされることで加熱壁22から載置皿20への熱伝導性を向上させるとともに、調理物2を全面から包み込んで加熱する構成としている。
【0042】
よって、調理物を全面から包み込むように加熱されることで調理物の火通りが良く、調理物内部まで美味しく焼き上げることができ調理性能を向上させることができる。また、熱が外部に逃げ難いため効率的に調理することができ省エネに繋がる。
【0043】
さらに、閉空間であるため加熱中に調理物から飛散した飛沫などが加熱調理器1内部の壁面に付着することがなく、加熱壁や載置皿に付着した汚れは、取り外して水洗いするなど清掃することができ清潔に保つことができる。
【0044】
(実施の形態3)
図5は本発明の第3の実施の形態における加熱調理器の断面図を示したものである。図6は本発明の第3の実施の形態における加熱調理器のaa断面図である。
【0045】
図5〜図6において、実施の形態1と同等の作用および動作部分については同符号を用い説明を省略し、異なる部分のみを以下に述べる。
【0046】
30は調理物2を上部から加熱する加熱手段であり、折り返し湾曲させたシーズヒータ31を調理室3に露出するように配設し、シーズヒータ31は加熱壁32に圧接して固定されている。シーズヒータ31および加熱壁32は、放射率を高める表面処理(セラミック塗装)が施され、調理物2への放射による加熱効率を高めている。
【0047】
シーズヒータ31は、700℃程度まで加熱可能であり調理室3に露出しており、調理物2への伝熱が早いため、調理物の表面を焦がしたい場合やより熱量が必要な調理物を加熱する際に有効である。また、シーズヒータ31の下部は調理物2を放射加熱することができ、上部は加熱壁32を熱伝導により加熱しさらに載置皿5も熱伝導により加熱することができるため、シーズヒータ31の発熱を調理物2の加熱調理に有効利用することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0048】
以上のように、本発明における加熱調理器は、調理物を下方から加熱する加熱手段を新たに設けることなく、調理物の両面焼きが可能となり、調理メニューの幅が広がり、安全で使いやすくお手入れ性の良い加熱調理器を提供することができるものである。よってロースタや電子レンジ、オーブンレンジ、オーブンあるいはグリラーなどの加熱調理機器として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の実施の形態1における加熱調理器の断面図
【図2】本発明の実施の形態1における加熱調理器のaa断面図
【図3】本発明の実施の形態2における加熱調理器の断面図
【図4】本発明の実施の形態2における加熱調理器のaa断面図
【図5】本発明の実施の形態3における加熱調理器の断面図
【図6】本発明の実施の形態3における加熱調理器のaa断面図
【図7】従来の加熱調理器の断面図
【符号の説明】
【0050】
1 加熱調理器
2 調理物
3 調理室
4 ハンドル
5 載置皿
6 加熱手段
7 平面ヒータ
8 加熱壁
9 上端部
10 下端部
11 第1の温度センサ
12 第2の温度センサ
20 載置皿
21 載置皿側壁
22 加熱壁
23 加熱壁側壁
24 上端部
25 下端部
30 加熱手段
31 シーズヒータ
32 加熱壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
調理物を収納する調理室と、調理物を載置する載置皿と、調理物を上方から加熱する加熱手段とを有し、前記載置皿と前記加熱手段は熱的に接続され、調理物を上下から加熱調理するようにした加熱調理器。
【請求項2】
前記加熱手段は、着脱自在の加熱壁とヒータからなり、前記加熱壁と前記ヒータは熱的に接続された請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記載置皿の上端部と前記加熱壁の下端部とは勘合するようにした請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記載置皿と前記加熱壁により閉空間を形成するようにした請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項5】
前記載置皿は可動するようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
【請求項6】
前記ヒータは前記調理室に露出し、前記調理物に対し放射加熱するようにした請求項2〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
【請求項7】
前記載置皿と前記加熱壁は蓄熱性および耐熱性を有する材料からなる請求項2〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
【請求項8】
前記載置皿と前記加熱壁の素材は、鋳鉄とした請求項7に記載の加熱調理器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−99220(P2010−99220A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−272762(P2008−272762)
【出願日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】