説明

化合物

本発明は、ケモカイン受容体に特異的に結合するように標的細胞に対してHIV感染からの防御効果を示し、標的細胞の受容体(例えば、CXCR4及び/またはCCR5)に対する天然リガンドまたはケモカインの結合に影響を及ぼす新規化合物を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中、
tは0、1または2であり;
各Rは独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、シクロアルキル、−RAy、−RORまたは−RS(O)であり;
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
nは0、1または2であり;
はH、場合により置換されているアルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、−RAy、−ROR、−RS(O)からなる群から選択され、Rはアミンでもアルキルアミンでもなく、またはアミンまたはアルキルアミンで置換されてもなく;
はH、場合により置換されているアルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、−RAy、−RORまたは−RS(O)であり、pが0のときにはRはアミンでもアルキルアミンでもなく、またはアミンまたはアルキルアミンで置換されてもなく;
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
mは0、1または2であり;
各Rは独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、−RAyまたは−Ayであり;
pは0または1であり;
Yは−NR10−、−O−、−S−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−NR10C(O)N(R10−、−S(O)−、−S(O)NR10−または−NR10S(O)−であり;
Xは−N(R10、−RN(R10、−AyN(R10、−RAyN(R10、−AyRN(R10、−RAyRN(R10、−Het、−RHet、−HetN(R10、−RHetN(R10、−HetRN(R10、−RHetRN(R10、−HetRAyまたは−HetRHetであり、pが0のときにはXは−N(R10でなく;
各Rは独立して場合により置換されているアルキレン、シクロアルキレン、アルケニレン、シクロアルケニレンまたはアルキニレンであり;
各R10は独立してH、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNRまたは−RHetであり;
及びRは各々独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNR、−Ay、−Het、−RAy、−RHetまたは−S(O)から選択され;
及びRは各々独立してHまたはアルキルから選択され;
各qは独立して0、1または2であり;
各Ayは独立して場合により置換されているアリール基を表し;
各Hetは独立して場合により置換されている4〜6員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を表す]
を有する化合物、或いはその製薬上許容される塩またはエステル。
【請求項2】
−Hetは場合によりアルキル、−(C=O)アルキル、アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、シクロアルキル、シクロアルコキシ、シアノ、アミド、アミノまたはアルキルアミノの少なくとも1つで置換されている請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
tが0である請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
tが1である請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
tが2である請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
RがHまたはアルキルである請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
RがHである請求項3に記載の化合物。
【請求項8】
nが0である請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
nが1であり、Rがハロゲン、ハロアルキル、アルキル、OR10、NR、CO10、CONRまたはシアノである請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
がH、場合により置換されているアルキル、ハロアルキルまたはシクロアルキルであり、Rがアミンまたはアルキルアミンで置換されていない請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
が場合によりシクロアルキルで置換されているアルキルである請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
が分岐状アルキルである請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
が場合により置換されているアルキル、ハロアルキルまたはシクロアルキルであり、Rがアミンまたはアルキルアミンで置換されていない請求項10に記載の化合物。
【請求項14】
がH、場合により置換されているアルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、pが0のときにはRはアミンまたはアルキルアミンで置換されていない請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
がH、場合により置換されているアルキル、ハロアルキルまたはシクロアルキルであり、pが0のときにはRはアミンまたはアルキルアミンで置換されていない請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
がHまたは場合により置換されているアルキルであり、pが0のときにはRはアミンまたはアルキルアミンで置換されていない請求項14に記載の化合物。
【請求項17】
がHである請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
が場合により置換されているアルキルである請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
が分岐状アルキルである請求項14に記載の化合物。
【請求項20】
mが0である請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
mが1または2である請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
mが1である請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
がハロゲン、ハロアルキル、アルキル、OR10、NR、CO10、CONRまたはシアノである請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
が場合によりアルキル、ヒドロキシまたはオキソの少なくとも1つで置換されているアルキレンまたはシクロアルキレンである請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
pが0であり、Xが−RN(R10、−AyRN(R10、−RAyRN(R10、−Het、−RHet、−HetN(R10、−RHetN(R10または−HetRN(R10である請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
Xが−RN(R10、−Het、−RHet、−HetN(R10、−RHetN(R10または−HetRN(R10である請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
Xが場合によりアルキル、−(C=O)アルキル、アルコキシまたはヒドロキシの少なくとも1つで置換されている−Hetである請求項25に記載の化合物。
【請求項28】
各RがHであり;Rがアルキル、ハロアルキルまたはシクロアルキルであり;Rがアルキル、ハロアルキルまたはシクロアルキルであり;nが0であり;mが0であり;pが0であり;Xが−RN(R10、−AyRN(R10、−RAyRN(R10、−Het、−RHet、−HetN(R10、−RHetN(R10または−HetRN(R10であり;Rが場合により置換されているアルキレン、シクロアルキレン、アルケニレン、シクロアルケニレンまたはアルキニレンであり;R10がHまたはアルキルである請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
Xが−Hetまたは−RHetであり、−Hetが場合により少なくとも1つのアルキルで置換されている請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
−Hetが分岐状アルキルで置換されている請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
pが1であり;
Yが−C(O)−、−N(R10)−、−O−、−S−、−C(O)NR10−、−NR10CO−または−S(O)NR10−であり;
Xが−RN(R10、−AyRN(R10、−RAyRN(R10、−Het、−RHet、−HetN(R10、−RHetN(R10または−HetRN(R10であり;
−Hetが場合によりアルキル、−(C=O)アルキル、アルコキシ、ヒドロキシの少なくとも1つで置換されている請求項1に記載の化合物。
【請求項32】
pが1であり;Yが−C(O)または−C(O)NR10であり;Xが−RHetまたは−Hetであり;−Hetが場合により少なくとも1つのアルキルで置換されている請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
−Hetが分岐状アルキルで置換されている請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
−Hetがピペリジン、ピペラジン、アゼチジン、ピロリジン、イミダゾールまたはピリジンである請求項1に記載の化合物。
【請求項35】
置換基−(Y)−Xが式(I−A):
【化2】

(式中、すべての可変部分は式(I)に関して定義した通りである)
のようにベンゾイミダゾール環上に位置している請求項1に記載の化合物、或いはその製薬上許容される塩またはエステル。
【請求項36】
各RがHであり;Rがアルキルまたはシクロアルキルであり;Rがアルキルまたはシクロアルキルであり;nが0であり;mが0であり;pが0であり;Xが−RN(R10、−AyRN(R10、−RAyRN(R10、−Het、−RHet、−HetN(R10、−RHetN(R10または−HetRN(R10であり;Rがアルキレン、シクロアルキレン、アルケニレン、シクロアルケニレンまたはアルキニレンであり;R10がHまたはアルキルである請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
Xが−Het、−RHetまたはHetRN(R10である請求項35に記載の化合物。
【請求項38】
Xが場合によりアルキル、−(C=O)アルキル、アルコキシまたはヒドロキシの少なくとも1つで置換されている−Hetである請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
−Hetが分岐状アルキルで置換されている請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
N−[2−(1H−イミダゾール−イミダゾール−4−イル)エチル]−1−メチル−2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−7−カルボキサミド、
N−[2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチル]−1−メチル−2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−4−カルボキサミド、
N−[2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチル]−1−メチル−2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−4−カルボキサミド、
N−[2−(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)エチル]−2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−4−カルボキサミド、
N−(2−アミノエチル)−2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−4−カルボキサミド、
2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−N−[2−(1−ピペリジニル)プロピル]−1H−ベンゾイミダゾール−4−カルボキサミド、
2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−N−[3−(1−ピロリジニル)プロピル]−1H−ベンゾイミダゾール−4−カルボキサミド、
N−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−4−カルボキサミド、
N−({4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)カルボニル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−({4−[(3−アミノ−1−ピロリジニル)カルボニル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−{[4−({[2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチル]アミノ}メチル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−メチル−N−{[4−(1−ピペラジニルメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−メチル−N−({4−[4−(2−メチルプロピル)−1−ピペラジニル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロキノリン−8−イル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボキサミド、
N−メチル−N−[2−(メチルアミノ)エチル]−2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボキサミド、
N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボキサミド、
N−[2−(メチルアミノ)エチル]−2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボキサミド、
N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−N−メチル−2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボキサミド、
N−[2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチル]−N−メチル−2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−4−カルボキサミド、
N−メチル−N−({4−[(2−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−({4−[(1S,4S)−2,5−ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−イルカルボニル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−{[4−(ヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イルカルボニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−({4−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−メチル−N−({4−[3−(1−ピロリジニル)プロピル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−メチル−N−({4−[3−(1−ピペリジニル)プロピル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−{[4−(3−アミノプロピル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−N−[3−(4−モルホリニル)プロピル]−1H−ベンゾイミダゾール−4−カルボキサミド、
N−(1H−ベンゾイミダゾール−2−イルメチル)−2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−4−カルボキサミド、
2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−N−3−ピロリジニル−1H−ベンゾイミダゾール−4−カルボキサミド、
N−[3−(1H−イミダゾール−1−イル)プロピル]−2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−4−カルボキサミド、
N−({4−[(4−アミノ−1−ピペリジニル)カルボニル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−({4−[(3−アミノ−1−ピロリジニル)カルボニル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−メチル−N−({4−[(4−メチルヘキサヒドロ−1H−1,4−ジアゼピン−1−イル)カルボニル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
[2−(ジメチルアミノ)エチル](2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−4−イル)アミン、
メチル[2−(メチルアミノ)エチル](2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−4−イル)アミン、
[2−(ジメチルアミノ)エチル]メチル(2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−4−イル)アミン、
N−メチル−N−({4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−(1−メチルエチル)−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−(1−メチルエチル)−N−({4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−{1−メチル−1−[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]エチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−メチル−N−{1−メチル−1−[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]エチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−({4−[4−(アミノアセチル)−1−ピペラジニル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8R)−N−メチル−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−メチル−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8R)−N−エチル−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−エチル−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8R)−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−プロピル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−プロピル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−(1−メチルエチル)−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8R)−N−(シクロプロピルメチル)−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−(シクロプロピルメチル)−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−({4−[(8aR)−ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−エチル−N−({4−[(8aR)−ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−({4−[(8aR)−ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−N−プロピル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−メチル−N−({4−[(1R,5R)−7−メチル−3,7−ジアザビシクロ[3.3.1]ノン−3−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−シクロプロピル−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−{(1S)−1−[4−(メチルオキシ)フェニル]エチル}−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
2−{{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}[(8S)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル]アミノ}エタノール、
3−{{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}[(8S)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル]アミノ}−1−プロパノール、
(8S)−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−(フェニルメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−メチル−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−エチル−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−プロピル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−(シクロプロピルメチル)−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−メチル−N−{[1−メチル−7−(1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−メチル−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−{[1−エチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−{[1−エチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−(フェニルメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−エチル−N−{[1−エチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−{[5−クロロ−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−{[4−クロロ−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−メチル−N−{(1R)−1−[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]エチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−メチル−N−{(1R)−1−[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]−2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−メチル−N−{(1S)−1−[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]−2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−メチル−N−{[4−(1−ピペラジニルカルボニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−[2−(1H−イミダゾール−4−イル)エチル]−2−{[メチル(5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル)アミノ]メチル}−1H−ベンゾイミダゾール−4−カルボキサミド、
(8R)−N−メチル−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
2−{{[1−メチル−7−(1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}[(8S)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル]アミノ}エタノール、
3−{{[1−メチル−7−(1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}[(8S)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル]アミノ}−1−プロパノール、
2−{{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}[(8S)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル]アミノ}エタノール、
3−{{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}[(8S)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル]アミノ}−1−プロパノール、
N−メチル−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−7−アミン、
N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ[b]ピリジン−9−アミン、
N−メチル−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ[b]ピリジン−9−アミン
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物、又はその製薬上許容される塩もしくはエステル。
【請求項41】
N−メチル−N−{[4−(1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−メチル−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−メチル−N−({4−[4−(2−メチルプロピル)−1−ピペラジニル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−メチル−N−({4−[4−(1−メチルエチル)−1−ピペラジニル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−(1−メチルエチル)−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8R)−N−メチル−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−メチル−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−エチル−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−プロピル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−(1−メチルエチル)−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−(シクロプロピルメチル)−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−({4−[(8aR)−ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−エチル−N−({4−[(8aR)−ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−({4−[(8aR)−ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2(1H)−イル]−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル}メチル)−N−プロピル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
2−{{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}[(8S)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル]アミノ}エタノール、
3−{{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}[(8S)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル]アミノ}−1−プロパノール、
(8S)−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−(フェニルメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−メチル−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−エチル−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−プロピル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−(シクロプロピルメチル)−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−メチル−N−{[1−メチル−7−(1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−メチル−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−{[1−エチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−{[1−エチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−(フェニルメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−エチル−N−{[1−エチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−エチル−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−プロピル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−(フェニルメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8R)−N−メチル−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
2−{{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}[(8S)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル]アミノ}エタノール、
3−{{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}[(8S)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル]アミノ}−1−プロパノール、
N−メチル−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−6,7−ジヒドロ−5H−シクロペンタ[b]ピリジン−7−アミン、
N−メチル−N−{[4−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−シクロヘプタ[b]ピリジン−9−アミン
からなる群から選択される化合物、またはその製薬上許容される塩もしくはエステル。
【請求項42】
N−メチル−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−エチル−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−プロピル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
N−(シクロプロピルメチル)−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−メチル−N−{[1−メチル−7−(1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−メチル−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−{[1−エチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−{[1−エチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−(フェニルメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−エチル−N−{[1−エチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−エチル−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−プロピル−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8S)−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−N−(フェニルメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
(8R)−N−メチル−N−{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリンアミン、
2−{{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}[(8S)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル]アミノ}エタノール、
3−{{[1−メチル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1H−ベンゾイミダゾール−2−イル]メチル}[(8S)−5,6,7,8−テトラヒドロ−8−キノリニル]アミノ}−1−プロパノール
からなる群から選択される化合物、またはその製薬上許容される塩もしくはエステル。
【請求項43】
実質的に実施例の1つに関連して以下に定義されている請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物及び製薬上許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項45】
活性治療物質として使用するための請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項46】
CXCR4の不適切な活性に起因する疾患及び状態の治療または予防において使用するための請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項47】
HIV感染、造血に関係する疾患、化学療法の副作用のコントロール、骨髄移植成功率の向上、創傷治癒及び火傷治療の向上、白血病における細菌感染の撲滅、炎症、炎症性またはアレルギー性疾患、喘息、アレルギー性鼻炎、過敏性肺疾患、過敏性肺炎、好酸球性肺炎、遅延型過敏症、間質性肺疾患(ILD)、特発性肺線維症、全身性エリテマトーデス、強直性脊椎炎、全身性強皮症、シェーグレン症候群、多発性筋炎または皮膚筋炎、全身アナフィラキシーまたは過敏症応答、薬物アレルギー、昆虫針アレルギー、自己免疫疾患、関節リウマチ、乾せん性関節炎、全身性エリテマトーデス、重症筋無力症、若年性糖尿病、糸球性腎炎、自己免疫性甲状腺炎、移植片拒絶、同種移植片拒絶、移植片対宿主病、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、脊椎関節症、強皮症、乾せん、T細胞介在性乾せん、炎症性皮膚病、皮膚炎、湿疹、アトピー性皮膚炎、アレルギー性接触皮膚炎、じんま疹、脈管炎、壊死性、皮膚、過敏性脈管炎、好酸球性筋炎、好酸球性筋膜炎、並びに脳腫瘍、乳癌、前立腺癌、肺癌または造血組織癌の治療または予防に使用するための請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項48】
状態または疾患がHIV感染、関節リウマチ、炎症または癌である請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
状態または疾患がHIV感染である請求項47に記載の化合物。
【請求項50】
ケモカイン受容体によりモジュレートされる状態または疾患の治療または予防用薬剤の製造における請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項51】
ケモカイン受容体がCXCR4である請求項50に記載の化合物の使用。
【請求項52】
HIV感染、造血に関係する疾患、化学療法の副作用のコントロール、骨髄移植成功率の向上、創傷治癒及び火傷治療の向上、白血病における細菌感染の撲滅、炎症、炎症性またはアレルギー性疾患、喘息、アレルギー性鼻炎、過敏性肺疾患、過敏性肺炎、好酸球性肺炎、遅延型過敏症、間質性肺疾患(ILD)、特発性肺線維症、全身性エリテマトーデス、強直性脊椎炎、全身性強皮症、シェーグレン症候群、多発性筋炎または皮膚筋炎、全身アナフィラキシーまたは過敏症応答、薬物アレルギー、昆虫針アレルギー、自己免疫疾患、関節リウマチ、乾せん性関節炎、全身性エリテマトーデス、重症筋無力症、若年性糖尿病、糸球性腎炎、自己免疫性甲状腺炎、移植片拒絶、同種移植片拒絶、移植片対宿主病、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、脊椎関節症、強皮症、乾せん、T細胞介在性乾せん、炎症性皮膚病、皮膚炎、湿疹、アトピー性皮膚炎、アレルギー性接触皮膚炎、じんま疹、脈管炎、壊死性、皮膚、過敏性脈管炎、好酸球性筋炎、好酸球性筋膜炎、並びに脳腫瘍、乳癌、前立腺癌、肺癌または造血組織癌の治療または予防用薬剤の製造における請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項53】
状態または疾患がHIV感染、関節リウマチ、炎症または癌である請求項52に記載の化合物の使用。
【請求項54】
状態がHIV感染である請求項52に記載の化合物の使用。
【請求項55】
請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含むケモカイン受容体によりモジュレートされる状態または疾患の治療または予防方法。
【請求項56】
ケモカイン受容体がCXCR4である請求項55に記載の方法。
【請求項57】
請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含むHIV感染、造血に関係する疾患、化学療法の副作用のコントロール、骨髄移植成功率の向上、創傷治癒及び火傷治療の向上、白血病における細菌感染の撲滅、炎症、炎症性またはアレルギー性疾患、喘息、アレルギー性鼻炎、過敏性肺疾患、過敏性肺炎、好酸球性肺炎、遅延型過敏症、間質性肺疾患(ILD)、特発性肺線維症、全身性エリテマトーデス、強直性脊椎炎、全身性強皮症、シェーグレン症候群、多発性筋炎または皮膚筋炎、全身アナフィラキシーまたは過敏症応答、薬物アレルギー、昆虫針アレルギー、自己免疫疾患、関節リウマチ、乾せん性関節炎、全身性エリテマトーデス、重症筋無力症、若年性糖尿病、糸球性腎炎、自己免疫性甲状腺炎、移植片拒絶、同種移植片拒絶、移植片対宿主病、炎症性腸疾患、クローン病、潰瘍性大腸炎、脊椎関節症、強皮症、乾せん、T細胞介在性乾せん、炎症性皮膚病、皮膚炎、湿疹、アトピー性皮膚炎、アレルギー性接触皮膚炎、じんま疹、脈管炎、壊死性、皮膚の、過敏性脈管炎、好酸球性筋炎、好酸球性筋膜炎、並びに脳腫瘍、乳癌、前立腺癌、肺癌または造血組織癌の治療または予防方法。
【請求項58】
請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含むHIV感染、関節リウマチ、炎症または癌の治療または予防方法。
【請求項59】
請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含むHIV感染の治療または予防方法。
【請求項60】
ヒトに対して請求項1〜42のいずれか1項に記載の化合物及び別の治療薬を含む組成物を投与することを含む前記ヒトにおけるウイルス感染の治療または予防方法。
【請求項61】
ヌクレオチド逆転写酵素阻害剤、例えばジドブジン、ジダノシン、ラミブジン、ザルシタビン、アバカビル、スタビジン、アデホビル、アデホビル・ジピボキシル、フォジブジン、トドキシル及び類似物質;(イムノカル、オルティプラッツ等のような酸化防止活性を有する物質を含めた)非ヌクレオチド逆転写酵素阻害剤、例えばネビラピン、デラビルジン、エファビレンツ、ロビリド、イムノカル、オルティプラッツ及び類似物質;プロテアーゼ阻害剤、例えばサキナビル、リトナビル、インジナビル、ネルフィナビル、アプレナビル、パリナビル、ラシナビル及び類似物質;侵入インヒビター、例えばT−20、T−1249、PRO−542、PRO−140、TNX−355、BMS−806、5−Helix及び類似物質;インテグラーゼ阻害剤、例えばL−870,180及び類似物質;出芽インヒビター、例えばPA−344、PA−457及び類似物質;その他のCXCR4及び/またはCCR5インヒビター、例えばSch−C、Sch−D、TAK779、UK 427,857、TAK449及び類似物質からなる群から選択される少なくとも1種の追加治療薬を含む請求項44に記載の組成物。
【請求項62】
治療薬がヌクレオチド逆転写酵素阻害剤、例えばジドブジン、ジダノシン、ラミブジン、ザルシタビン、アバカビル、スタビジン、アデホビル、アデホビル・ジピボキシル、フォジブジン、トドキシル及び類似物質;(イムノカル、オルティプラッツ等のような抗酸化活性を有する物質を含めた)非ヌクレオチド逆転写酵素阻害剤、例えばネビラピン、デラビルジン、エファビレンツ、ロビリド、イムノカル、オルティプラッツ及び類似物質;プロテアーゼ阻害剤、例えばサキナビル、リトナビル、インジナビル、ネルフィナビル、アプレナビル、パリナビル、ラシナビル及び類似物質;侵入インヒビター、例えばT−20、T−1249、PRO−542、PRO−140、TNX−355、BMS−806、5−Helix及び類似物質;インテグラーゼ阻害剤、例えばL−870,180及び類似物質;出芽インヒビター、例えばPA−344、PA−457及び類似物質;その他のCXCR4及び/またはCCR5インヒビター、例えばSch−C、Sch−D、TAK779、UK 427,857、TAK449及び類似物質からなる群から選択される請求項60に記載の方法。
【請求項63】
式(I):
【化3】

[式中、
tは1であり;
各RはHであり;
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
nは0、1または2であり、Rは示されているようにテトラヒドロキノリンの至る所で置換され得;
はH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、−RAy、−ROR、−RS(O)からなる群から選択され、Rはアミンでもアルキルアミンでもなく、またはアミンまたはアルキルアミンで置換されてもなく;
はH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、−RAy、−RORまたは−RS(O)であり;
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
mは0、1または2であり;
各Rは独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルまたは−Ayであり;
pは0または1であり;
Yは−NR10−、−O−、−S−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−NR10C(O)N(R10−、S(O)−、−S(O)NR10−または−NR10S(O)−であり;
Xは−N(R10、−RN(R10、−AyN(R10、−RAyN(R10、−AyRN(R10、−RAyRN(R10、−Het、−RHet、−HetN(R10、−RHetN(R10、−HetRN(R10、−RHetRN(R10、−HetRAyまたは−HetRHetであり、pが0のときにはXは−N(R10でも−RN(R10でもなく;
各Rは独立してアルキレン、シクロアルキレン、アルケニレン、シクロアルケニレンまたはアルキニレンであり;
各R10は独立してH、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNRまたは−RHetであり;
及びRは各々独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNR、−Ay、−Het、−RAy、−RHetまたは−S(O)から選択され;
及びRは各々独立してHまたはアルキルから選択され;
各qは独立して0、1または2であり;
各Ayは独立して場合により置換されているアリール基を表し;
各Hetは独立して場合により置換されている4〜6員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を表す]
を有する化合物の製造方法であって、式(II):
【化4】

を有する化合物を還元アミノ化条件下で式(IV):
【化5】

を有する化合物と反応させて式(I)を有する化合物を形成することを含む前記方法。
【請求項64】
式(I):
【化6】

[式中、
tは1であり;
各RはHであり;
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
nは0、1または2であり、Rは示されているようにテトラヒドロキノリンの至る所で置換され得;
はH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、−RAy、−ROR、−RS(O)からなる群から選択され、Rはアミンでもアルキルアミンでもなく、またはアミンまたはアルキルアミンで置換されてもなく;
はH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、−RAy、−RORまたは−RS(O)であり;
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
mは0、1または2であり;
各Rは独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルまたは−Ayであり;
pは0または1であり;
Yは−NR10−、−O−、−S−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−NR10C(O)N(R10−、−S(O)−、−S(O)NR10−または−NR10S(O)−であり;
Xは−N(R10、−RN(R10、−AyN(R10、−RAyN(R10、−AyRN(R10、−RAyRN(R10、−Het、−RHet、−HetN(R10、−RHetN(R10、−HetRN(R10、−RHetRN(R10、−HetRAyまたは−HetRHetであり、pが0のときにはXは−N(R10でも−RN(R10でもなく;
各Rは独立してアルキレン、シクロアルキレン、アルケニレン、シクロアルケニレンまたはアルキニレンであり;
各R10は独立してH、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNRまたは−RHetであり;
及びRは各々独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNR、−Ay、−Het、−RAy、−RHetまたは−S(O)から選択され;
及びRは各々独立してHまたはアルキルから選択され;
各qは独立して0、1または2であり;
各Ayは独立して場合により置換されているアリール基を表し;
各Hetは独立して場合により置換されている4〜6員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を表す]
を有する化合物の製造方法であって、式(III):
【化7】

を有する化合物を還元アミノ化条件下で式(V):
【化8】

を有する化合物と反応させて式(I)を有する化合物を形成するステップを含む前記方法。
【請求項65】
式(I):
【化9】

[式中、
tは1であり;
各RはHであり;
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
nは0、1または2であり、Rは示されているようにテトラヒドロキノリンの至る所で置換され得;
はH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、−RAy、−ROR、−RS(O)からなる群から選択され、Rはアミンでもアルキルアミンでもなく、またはアミンまたはアルキルアミンで置換されてもなく;
はH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、−RAy、−RORまたは−RS(O)であり;
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
mは0、1または2であり;
各Rは独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルまたは−Ayであり;
pは0または1であり;
Yは−NR10−、−O−、−S−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−NR10C(O)N(R10−、−S(O)−、−S(O)NR10−または−NR10S(O)−であり;
Xは−N(R10、−RN(R10、−AyN(R10、−RAyN(R10、−AyRN(R10、−RAyRN(R10、−Het、−RHet、−HetN(R10、−RHetN(R10、−HetRN(R10、−RHetRN(R10、−HetRAyまたは−HetRHetであり、pが0のときにはXは−N(R10でも−RN(R10でもなく;
各Rは独立してアルキレン、シクロアルキレン、アルケニレン、シクロアルケニレンまたはアルキニレンであり;
各R10は独立してH、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNRまたは−RHetであり;
及びRは各々独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNR、−Ay、−Het、−RAy、−RHetまたは−S(O)から選択され;
及びRは各々独立してHまたはアルキルから選択され;
各qは独立して0、1または2であり;
各Ayは独立して場合により置換されているアリール基を表し;
各Hetは独立して場合により置換されている4〜6員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を表す]
を有する化合物の製造方法であって、式(III):
【化10】

を有する化合物を式(VI):
【化11】

を有する化合物と反応させて式(I)を有する化合物を形成するステップを含む前記方法。
【請求項66】
式(I):
【化12】

[式中、
tは1であり;
各RはHであり;
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
nは0、1または2であり、Rは示されているようにテトラヒドロキノリンの至る所で置換され得;
はH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、−RAy、−ROR、−RS(O)からなる群から選択され、Rはアミンでもアルキルアミンでもなく、またはアミンまたはアルキルアミンで置換されてもなく;
はH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、−RAy、−RORまたは−RS(O)であり;
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
mは0、1または2であり;
各Rは独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルまたは−Ayであり;
pは0または1であり;
Yは−NR10−、−O−、−S−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−NR10C(O)N(R10−、−S(O)−、−S(O)NR10−または−NR10S(O)−であり;
Xは−N(R10、−RN(R10、−AyN(R10、−RAyN(R10、−AyRN(R10、−RAyRN(R10、−Het、−RHet、−HetN(R10、−RHetN(R10、−HetRN(R10、−RHetRN(R10、−HetRAyまたは−HetRHetであり、pが0のときにはXは−N(R10でも−RN(R10でもなく;
各Rは独立してアルキレン、シクロアルキレン、アルケニレン、シクロアルケニレンまたはアルキニレンであり;
各R10は独立してH、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNRまたは−RHetであり;
及びRは各々独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNR、−Ay、−Het、−RAy、−RHetまたは−S(O)から選択され;
及びRは各々独立してHまたはアルキルから選択され;
各qは独立して0、1または2であり;
各Ayは独立して場合により置換されているアリール基を表し;
各Hetは独立して場合により置換されている4〜6員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を表す]
を有する化合物の製造方法であって、式(XI):
【化13】

を有する化合物を酸で処理して式(I)を有する化合物を形成するステップを含む前記方法。
【請求項67】
式(I−B):
【化14】

[式中、
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
nは0、1または2であり、Rは示されているようにテトラヒドロキノリンの至る所で置換され得;
はH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、−RAy、−ROR、−RS(O)からなる群から選択され、Rはアミンでもアルキルアミンでもなく、またはアミンまたはアルキルアミンで置換されてもなく;
はH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、−RAy、−RORまたは−RS(O)であり;
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
mは0、1または2であり;
各Rは独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルまたは−Ayであり;
pは0または1であり;
Yは−NR10−、−O−、−S−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−NR10C(O)N(R10−、−S(O)−、−S(O)NR10−または−NR10S(O)−であり;
Xは−N(R10、−RN(R10、−AyN(R10、−RAyN(R10、−AyRN(R10、−RAyRN(R10、−Het、−RHet、−HetN(R10、−RHetN(R10、−HetRN(R10、−RHetRN(R10、−HetRAyまたは−HetRHetであり、pが0のときにはXは−N(R10でも−RN(R10でもなく;
各Rは独立してアルキレン、シクロアルキレン、アルケニレン、シクロアルケニレンまたはアルキニレンであり;
各R10は独立してH、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNRまたは−RHetであり;
及びRは各々独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNR、−Ay、−Het、−RAy、−RHetまたは−S(O)から選択され;
及びRは各々独立してHまたはアルキルから選択され;
各qは独立して0、1または2であり;
各Ayは独立して場合により置換されているアリール基を表し;
各Hetは独立して場合により置換されている4〜6員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を表す]
を有する化合物の製造方法であって、式(IX):
【化15】

を有する化合物を式(X−A):
【化16】

を有する化合物と反応させて式(I−B)を有する化合物を形成するステップを含む前記方法。
【請求項68】
式(I−B):
【化17】

[式中、
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
nは0、1または2であり、Rは示されているようにテトラヒドロキノリンの至る所で置換され得;
はH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、−RAy、−ROR、−RS(O)からなる群から選択され、Rはアミンでもアルキルアミンでもなく、またはアミンまたはアルキルアミンで置換されてもなく;
はH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、−RAy、−RORまたは−RS(O)であり;
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
mは0、1または2であり;
各Rは独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルまたは−Ayであり;
pは0または1であり;
Yは−NR10−、−O−、−S−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−NR10C(O)N(R10−、−S(O)−、−S(O)NR10−または−NR10S(O)−であり;
Xは−N(R10、−RN(R10、−AyN(R10、−RAyN(R10、−AyRN(R10、−RAyRN(R10、−Het、−RHet、−HetN(R10、−RHetN(R10、−HetRN(R10、−RHetRN(R10、−HetRAyまたは−HetRHetであり、pが0のときにはXは−N(R10でも−RN(R10でもなく;
各Rは独立してアルキレン、シクロアルキレン、アルケニレン、シクロアルケニレンまたはアルキニレンであり;
各R10は独立してH、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNRまたは−RHetであり;
及びRは各々独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNR、−Ay、−Het、−RAy、−RHetまたは−S(O)から選択され;
及びRは各々独立してHまたはアルキルから選択され;
各qは独立して0、1または2であり;
各Ayは独立して場合により置換されているアリール基を表し;
各Hetは独立して場合により置換されている4〜6員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を表す]
を有する化合物の製造方法であって、式(XVI):
【化18】

を有する化合物を還元アミノ化条件下で式(II):
【化19】

を有する化合物と反応させて式(I−B)を有する化合物を形成するステップを含む前記方法。
【請求項69】
式(I−B):
【化20】

[式中、
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
nは0、1または2であり、Rは示されているようにテトラヒドロキノリンの至る所で置換され得;
はH、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、−RAy、−ROR、−RS(O)からなる群から選択され、Rはアミンでもアルキルアミンでもなく、またはアミンまたはアルキルアミンで置換されてもなく;
はHであり;
各Rは独立してハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Ay、−NHAy、−Het、−NHHet、−OR10、−OAy、−OHet、−ROR10、−NR、−RNR、−RC(O)R10、−C(O)R10、−CO10、−RCO10、−C(O)NR、−C(O)Ay、−C(O)Het、−S(O)NR、−S(O)10、−S(O)Ay、シアノ、ニトロまたはアジドであり;
mは0、1または2であり;
各Rは独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキルまたは−Ayであり;
pは0または1であり;
Yは−NR10−、−O−、−S−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、−C(O)−、−C(O)O−、−NR10C(O)N(R10−、−S(O)−、−S(O)NR10−または−NR10S(O)−であり;
Xは−N(R10、−RN(R10、−AyN(R10、−RAyN(R10、−AyRN(R10、−RAyRN(R10、−Het、−RHet、−HetN(R10、−RHetN(R10、−HetRN(R10、−RHetRN(R10、−HetRAyまたは−HetRHetであり、pが0のときにはXは−N(R10でも−RN(R10でもなく;
各Rは独立してアルキレン、シクロアルキレン、アルケニレン、シクロアルケニレンまたはアルキニレンであり;
各R10は独立してH、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNRまたは−RHetであり;
及びRは各々独立してH、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−Rシクロアルキル、−ROH、−ROR、−RNR、−Ay、−Het、−RAy、−RHetまたは−S(O)から選択され;
及びRは各々独立してHまたはアルキルから選択され;
各qは独立して0、1または2であり;
各Ayは独立して場合により置換されているアリール基を表し;
各Hetは独立して場合により置換されている4〜6員ヘテロシクリルまたはヘテロアリール基を表す]
を有する化合物の製造方法であって、式(XX):
【化21】

を有する化合物を還元アミノ化条件下で式(III):
【化22】

を有する化合物と反応させて式(I−B)を有する化合物を形成するステップを含む前記方法。

【公表番号】特表2008−510006(P2008−510006A)
【公表日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−527895(P2007−527895)
【出願日】平成17年8月12日(2005.8.12)
【国際出願番号】PCT/US2005/028811
【国際公開番号】WO2006/023400
【国際公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【出願人】(597173680)スミスクライン ビーチャム コーポレーション (157)
【Fターム(参考)】