説明

半導体装置の製造方法

【課題】複数の顧客による各々異なるLSIが共同で作製された基板を、守秘性が得られた状態で各々の顧客に提供できるようにする。
【解決手段】特定の顧客への提供対象とするLSIチップ領域331以外の領域が開放した開口部307aを備えるマスクパターン307を形成する。次に、マスクパターン307をマスクとし、開口部307に露出しているLSIチップ領域332をエッチング除去し、ブラインド領域301aを形成する。ブラインド領域301aの形成では、第1配線層302,第2配線層303,および第3配線層304を除去し、これらの下層の一部までを除去する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、異なる複数のLSIチップを同一の基板上に作製する半導体装置の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体集積回路(LSI)を作製するためには、よく知られているように、結晶成長を含む成膜装置、レジスト塗布装置、露光装置、現像処理装置、エッチング装置、洗浄装置などの様々な製造装置や、これらを配置するクリーンルームなどが必要となる。このため、製造設備などの工場を持たずに設計のみを行い、LSIの製造をアウトソーシングすることが行われている。
【0003】
しかしながら、LSIを作製するためには、マスクの作製から実際のLSIの作製まで多くの材料および時間を要するため、アウトソーシングにおいても多大な費用が必要となる。このため、LSI製造設備などを所有していない環境で、新たにLSIを開発製造したいという要望があっても、LSIを製造することにはリスクが伴い、LSIの研究開発の障害となっている。
【0004】
上述した要望に対し、同一のマスクを用いた一連のプロセスにおいて、複数の開発者による各々異なる複数のLSIを同時に製造することで、複数の開発者(顧客)が費用を分担する方式が考えられる。例えば、LSIの製造では、リソグラフィーを行う露光装置の制約により、1つのチップの寸法に制限があり、一般には、20mm角程度の大きさが限度となる。これに対し、開発のための試作チップとしては、最大でも10mm角程度である。従って、図5に示すように、上述した20mm角の最大領域501を分割し、分割した各々の分割領域に異なるLSI502,503を作製することが可能である。このようにすることで、複数の異なるLSIを同一の基板(ウエハ)の上に形成することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述したように、異なるLSIを1つの基板上に作製して提供する場合、顧客同士が他の顧客の設計したLSIを確認することが可能となり、守秘性が得られないという問題がある。
【0006】
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、複数の顧客による各々異なるLSIが共同で作製された基板を、守秘性が得られた状態で各々の顧客に提供できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板の上に配線層を備える第1LSIチップ領域および第2LSIチップ領域を作製する工程と、第1LSIチップ領域以外の領域の配線層を除去してブラインド領域を形成する工程とを少なくとも備える。
【0008】
上記半導体装置の製造方法において、半導体基板の上に配線層および配線層を覆う絶縁層を備える第1LSIチップ領域および第2LSIチップ領域を形成した後、第1LSIチップ領域および第2LSIチップ領域を含めた半導体基板の上に、フォトリソグラフィー技術により第1LSIチップ領域以外の領域が開放する開口部を備えるレジストパターンを形成する工程と、レジストパターンをマスクとしたウエットエッチングにより、第1LSIチップ領域以外の領域の配線層および一部の絶縁層を除去してブラインド領域を形成する工程とを備えるようにすればよい。
【0009】
上記半導体装置の製造方法において、ブラインド領域を充填する充填層を形成する工程を備えるようにしてもよい。また、充填層を形成した後、充填層および第1LSIチップ領域を含む半導体基板の上に塗布膜を形成する工程と、塗布膜をエッチバックして第1LSIチップ領域を露出させる工程とを備えるようにしてもよい。なお、エッチバックは、研磨法により行えばよい。
【0010】
なお、第1LSIチップ領域は、第1LSIチップ領域のLSIチップとなる部分を切り出すためのスクライブラインを含むようにしてもよい。
【発明の効果】
【0011】
以上説明したように、本発明によれば、 第1LSIチップ領域以外の領域の配線層を除去してブラインド領域を形成するようにしたので、複数の顧客による各々異なるLSIが共同で作製された基板を、守秘性が得られた状態で各々の顧客に提供できるようになるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】図1は、本発明の実施の形態における半導体装置の製造法を説明するための説明図である。
【図2】図2は、本発明の実施の形態における半導体装置の製造法を説明するための説明図である。
【図3A】図3Aは、本発明における半導体装置の製造方法例を説明するための各工程における断面を示す断面図である。
【図3B】図3Bは、本発明における半導体装置の製造方法例を説明するための各工程における断面を示す断面図である。
【図4】図4は、本発明における他の半導体装置の製造方法例を説明するための各工程における断面を示す断面図である。
【図5】図5は、最大領域501を分割した分割領域に異なるLSI502,503を形成した状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明するための説明図である。図1は、例えば20μm角の共通チップ領域101に、16個のLSIチップが形成されている場合を例示している。共通チップ領域101は、図示しないウエハに複数形成されている。共通チップ領域101には、例えば顧客Aより依頼されて作製したLSIチップ(第1LSIチップ領域)102および顧客Bより依頼されて作製したLSIチップ(第2LSIチップ領域)103が形成されている。
【0014】
共通チップ領域101において、まず、顧客Aには、LSIチップ102以外の領域のLSIの配線層を除去するブラインド処理をした、提供共通チップ領域101aを備えるウエハ(半導体基板)を提供する。また、顧客Bには、LSIチップ103以外の領域のLSIの配線層除去するブラインド処理をした、提供共通チップ領域101bを備えるウエハを提供する。
【0015】
以上のことにより、顧客Aには、LSIチップ102以外の領域に作製されていた他のLSIチップに関する情報(集積回路情報)は開示されない。同様に、顧客Bには、LSIチップ103以外の領域に作製されていた他のLSIチップに関する情報は開示されない。配線層を除去すれば、集積回路情報を取得することができず、ブラインド領域とすることができる。このように、本実施の形態によれば、各LSIチップの情報が、対応する顧客以外には開示されず、各LSIチップの守秘性が、個別に確保されるようになる。
【0016】
次に、本実施の形態における半導体装置の製造方法について、複数の共通チップ領域が形成されたウエハ状態で説明する。まず、図2の(a)に示すように、複数のウエハ201の各々に、顧客A,顧客B,顧客C,および顧客D毎に異なる4つのLSIチップ領域が形成された複数の共通チップ領域202を作製する。
【0017】
次に、図2の(b)に示すように、顧客毎に提供対象となるLSIチップ以外の領域の集積回路情報を除去するブラインド処理を行う。このブラインド処理の詳細については、後述する。
【0018】
ブラインド処理の結果、図2の(c)に示すように、まず、顧客Aに提供するウエハ201aには、顧客Aに提供するLSIチップ202a以外の集積回路情報が除去され、顧客Bに提供するウエハ201bには、顧客Bに提供するLSIチップ202b以外の集積回路情報が除去され、顧客Cに提供するウエハ201cには、顧客Cに提供するLSIチップ202c以外の集積回路情報が除去され、顧客Dに提供するウエハ201dには、顧客Dに提供するLSIチップ202d以外の集積回路情報が除去される。この例では、共通チップ領域202は、チップサイズが20mm角であり、LSIチップは10mm角の場合を示している。
【0019】
このようにすることで、同一の半導体製造工程で、異なる顧客に対するLSIチップを製造することができ、各々のLSIチップにおいては、製造の費用をLSIチップの種類(顧客の数)で分割することが可能となる。この結果、個々の顧客においては、LSI製造に要する出費を抑制できるようになる。また、上述したように、顧客に提供されるウエハにおいては、他の顧客の集積回路情報が除去されているので、守秘性が得られている。
【0020】
次に、上述したブラインド処理について図3Aおよび図3Bを用いてより詳細に説明する。図3Aおよび図3Bは、本発明における半導体装置の製造方法例を説明するための各工程における断面を示す断面図である。以下では、半導体としてシリコンを用いたMOSトランジスタより構成するLSIが、シリコンウエハ(半導体基板)301の上に形成されている場合を例に説明する。まず、図3Aの(a)に示すように、シリコンウエハ301の上には、例えばアルミニウムなどを材料として形成された第1配線層302,第2配線層303,第3配線層304を含むLSIが形成されている。また、シリコンウエハ301の上には、図示しない複数のトランジスタ、キャパシタ、抵抗などが形成されている。また、これらの各素子や、各配線層は、例えば酸化シリコンからなる絶縁層305で覆われている。
【0021】
例えば、これらのLSIは、いわゆる0.35μmルールで作製され、各LSIチップは、チップサイズが5mm角とされている。図では、主に、2つのLSIチップ領域331,LSIチップ領域332の領域を示している。LSIチップ領域331およびLSIチップ領域332は、各々異なる顧客に提供するものとなる。また、シリコンウエハ301の上には、チップを分割するための断裁領域を示すスクライブライン306が形成されている。スクライブライン306は、よく知られているように、各LSIチップ領域のLSIチップとなる部分を切り出すために設けられている領域である。スクライブライン306は、例えば幅80μmに形成されている。この場合、ウエハ上において、各LSIチップのチップサイズ(LSIチップ領域)は、5mm+80μmとなる。なお、本例では、スクライブライン306を断面視凹の形状としたが、これに限るものではない。スクライブライン306は、断裁時にウエハ上方より確認できるものであればよく、断面視で平坦な形状や凸状であってもよい。
【0022】
上述したように、LSIが形成されたシリコンウエハ301に対し、まず、図3Aの(b)に示すように、特定の顧客への提供対象とするLSIチップ領域331以外の領域が開放した開口部307aを備えるマスクパターン307を形成する。本例の図においては、LSIチップ領域332が形成されている領域が、LSIチップ領域331以外の領域となる。
【0023】
例えば、AZ1500(AZ エレクトロニック マテリアルズ株式会社製)を膜厚4.0μm程度に塗布することで、フォトレジスト膜を形成する。次に、開口部307aの領域に対応する開口パターンを備えるフォトマスク(レチクル)を用いた露光により、開口部307aとする領域のフォトレジスト膜に潜像を形成する。この露光は、よく知られたステッパー露光装置やミラープロジェクション露光装置などを用いて行えばよい。次に、潜像を形成したフォトレジスト膜を現像することで、マスクパターン307が形成できる。
【0024】
次に、マスクパターン307をマスクとし、開口部307に露出しているLSIチップ領域332をエッチング除去し、図3Aの(c)に示すように、ブラインド領域301aを形成する。ブラインド領域301aの形成では、例えば、図3Aの(c)に示すように、第1配線層302,第2配線層303,および第3配線層304を除去し、加えて、これらの下層の一部までを除去すればよい。
【0025】
例えば、酸化シリコンのエッチングを対象としたフッ酸をエッチャントとするウエットエッチング、およびアルミニウム系の材料のエッチングを対象とした硝酸,塩酸,およびリン酸混合液をエッチャントとするウエットエッチングを繰り返すことで、ブラインド領域301aが形成できる。各ウエットエッチングは、対象とする材料の厚さ1μm相当をエッチングする量を行えばよい。ここで、フッ酸によるウエットエッチングでは、一部の絶縁層305とともに、第1配線層302,第2配線層303,および第3配線層304も除去される。
【0026】
ここで、シリコンウエハ301の上にMOSトランジスタなどの素子が残っていても、これら素子が各々接続されずに配置されている状態では、LSIを構成する集積回路情報を取得することができない。従って、上述したように配線層を除去すれば、集積回路情報を取得することができず、ブラインド領域とすることができる。また、上述したようにウエットエッチングにより配線層を除去すれば、LSIチップ領域331などの残す領域にダメージを与えることがない。
【0027】
次に、例えば、酸素プラズマによりマスクパターン307を灰化することで除去し、図3Aの(d)に示すように、ブラインド領域301aが形成され、LSIチップ領域331の領域などが露出した状態とする。樹脂材料を灰化するための酸素プラズマの処理では、プラズマのエネルギーが低く、ダメージを与えることがない。なお、酸素プラズマを用いる場合、マスクパターン307の除去に要する処理時間は10分程度である。
【0028】
次に、図3Aの(e)に示すように、ブラインド領域301aおよびLSIチップ領域331を含めたシリコンウエハ301上の全域に、感光性を有する有機材料からなる膜厚4.0μm程度の樹脂絶縁膜309を形成する。例えば、ポリベンゾオキサゾールを基質とした住友ベークライト株式会社製の感光性樹脂を用いることができる。
【0029】
次に、図3Bの(f)に示すように、ブラインド領域301aを遮光する遮光パターン310aを有するフォトマスク310を用いた露光を行う。この露光により、LSIチップ領域331が形成されている領域の樹脂絶縁膜309に光が照射されて潜像が形成される。この後、対応する現像液を用いた現像により、図3Bの(g)に示すように、光が照射されて潜像が形成された領域は現像液に溶解して除去され、ブラインド領域301aに充填層309aが形成される。このように充填層309aを形成することで、ブラインド領域301aによるシリコンウエハ301上の凹凸が低減されて平坦化される。この場合、樹脂絶縁膜309は、ポジ型の感光性材料となる。なお、ポジ型に限らず、ネガ型の感光性材料を用いてもよい。ネガ型の感光性材料を用いる場合、ブラインド領域に光が照射されるようにすればよい。
【0030】
次に、図3Bの(h)に示すように、充填層309aを形成したブラインド領域301aおよびLSIチップ領域331の領域を含めたシリコンウエハ301上の全域に、樹脂膜(塗布膜)311を形成して表面の平坦化を行う。例えば、樹脂絶縁膜309と同じ材料を塗布することで樹脂膜311を形成すればよい。形成した樹脂膜311の表面が平坦な状態となるように塗布を行えばよい。この場合、膜厚0.3μm程度に樹脂膜311を形成すればよい。
【0031】
次に、例えば化学的機械的研磨法などにより樹脂膜311をこの表面より研削研磨することでエッチバックし、図3Bの(i)に示すように、LSIチップ領域331の領域を露出させ、平坦化層311aを形成する。これにより、ブラインド領域301aが充填層309aで充填され、かつ、充填層309aによる若干の凹凸が平坦化層311aで吸収されてウエハ全域が平坦な状態となる。上述したように、充填層309aや樹脂膜311により平坦化することで、ブラインド領域301aが形成されていても、ウエハ状態で、LSIチップ領域331の上にMEMSなどの素子を形成することが容易となる。
【0032】
以上に説明したように、本発明によれば、所望とするLSIチップが保護され、他のLSIチップの集積回路情報は除去されるようになる。また、上述した実施の形態によれば、ブラインド領域を形成しても、残すLSIチップに対してダメージを与えることなく、ウエハの表面を平坦にすることができる。
【0033】
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形が実施可能であることは明白である。例えば、上述した実施の形態では、形成されていたLSIチップ領域の一部下層を残した状態でブラインド領域を形成したが、これに限るものではない。例えば、図4の断面図に示すように、ブラインド領域301aにおいては、形成されていたLSIチップ領域の全ての層を除去してもよい。
【0034】
また、上述では、フォトリソグラフィーを用いたパターニングにより、ブラインド領域による段差を低減して平坦化を行うようにしたが、これに限るものではない。例えば、ブラインド領域を形成した後、有機樹脂の塗布により表面が平坦化された状態で塗布膜が形成できれば、このようにして形成した塗布膜をエッチバックし、残すLSIチップ領域の表面を露出させることで、上述同様に平坦化ができる。
【0035】
また、上述では、ブラインド領域に充填する充填層を、有機材料から構成したが、これに限るものではなく、酸化シリコンなどの無機絶縁材料から構成してもよい。例えば、塗布することで絶縁膜を形成できる無機絶縁材料を用い、この無機絶縁材料による塗布膜を形成した後、公知のフォトリソグラフィーにより形成したマスクパターンを用い、充填層以外の領域の塗布膜をエッチング除去すればよい。また、上述では、LSIチップ領域がスクライブラインを含んでいる場合について説明したが、これに限るものではなく、LSIチップ領域が、スクライブラインを含まないものとしてもよい。
【0036】
また、図3Aおよび図3Bを用いて説明した実施の形態の製造方法例では、例えばマスクパターン307の形成や充填層309aの形成において、フォトリソグラフィーの工程でフォトマスク(レチクル)を用いるようにしたが、これに限るものではない。例えば、よく知られているように、ステッパー露光装置では、光源光のレチクル照射領域(露光対象領域)を規定(限定)するレチクルブラインド機能を備えている。このようなステッパー露光装置を用いる場合、遮光パターンを備えるレチクルを用いる必要はなく、上記レチクルブラインド機能により露光領域を限定して露光を行うことで、マスクパターン307の形成や充填層309aの形成を行うことが可能である。
【符号の説明】
【0037】
101…共通チップ領域、102…LSIチップ(第1LSIチップ領域)、103…LSIチップ(第2LSIチップ領域)、101a…提供共通チップ領域、101b…提供共通チップ領域。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板の上に配線層を備える第1LSIチップ領域および第2LSIチップ領域を作製する工程と、
前記第1LSIチップ領域以外の領域の前記配線層を除去してブラインド領域を形成する工程と
を少なくとも備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項2】
請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
半導体基板の上に前記配線層および前記配線層を覆う絶縁層を備える前記第1LSIチップ領域および前記第2LSIチップ領域を形成した後、前記第1LSIチップ領域および前記第2LSIチップ領域を含めた前記半導体基板の上に、フォトリソグラフィー技術により前記第1LSIチップ領域以外の領域が開放する開口部を備えるレジストパターンを形成する工程と、
前記レジストパターンをマスクとしたウエットエッチングにより、前記第1LSIチップ領域以外の領域の前記配線層および一部の前記絶縁層を除去して前記ブラインド領域を形成する工程と
を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項3】
請求項2記載の半導体装置の製造方法において、
前記前記ブラインド領域を充填する充填層を形成する工程を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項4】
請求項3記載の半導体装置の製造方法において、
前記充填層を形成した後、前記充填層および前記第1LSIチップ領域を含む前記半導体基板の上に塗布膜を形成する工程と、
前記塗布膜をエッチバックして前記第1LSIチップ領域を露出させる工程と
を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項5】
請求項4記載の半導体装置の製造方法において、
前記エッチバックは、研磨法により行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1LSIチップ領域は、前記第1LSIチップ領域のLSIチップとなる部分を切り出すためのスクライブラインを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。

【図2】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図4】
image rotate

【図1】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2011−216812(P2011−216812A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−85893(P2010−85893)
【出願日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【出願人】(000102739)エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社 (265)
【Fターム(参考)】