説明

半導体装置及びその製造方法

【課題】電極端子とモールド部材との接合強度を向上させた半導体装置を提供する。
【解決手段】金属基材20上の第1領域20aに半導体素子10を搭載する搭載工程と、この金属基材20上の複数の電極端子形成領域20bのそれぞれを半導体素子10の対応する電極端子11とそれぞれボンディングワイヤにより接続するワイヤ形成工程と、金属基材20上の半導体素子10及びボンディングワイヤ13をモールドするモールド工程と、モールドした半導体素子10及びボンディングワイヤ13を金属基材20から剥離する剥離工程とを有するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。詳細には、半導体素子をモールドした半導体装置及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、半導体装置の小型化、高密度化が進んでおり、より一層の小型化技術の開発が求められている。一般に、半導体装置はその構成部材として金属製のリードフレームを用いている。そのため、半導体装置の小型化のためには、リードピッチの微細化、リード厚の薄肉化が必要となる。
【0003】
しかし、リードピッチの微細化のためにリード幅を短くすると、リード強度が低下してリードが変形する恐れがある。また、リード厚を薄肉化するとワイヤボンディング時にリードが変形したり破損したりする恐れがある。
【0004】
そこで、このようなリードフレームに起因する影響を回避するために、特許文献1では、リードフレームの影響がない構造、所謂リードレス構造を採用した半導体装置が提案されている。
【0005】
ここで、特許文献1に記載された半導体装置100の製造方法について図5A及び図5Bを参照して説明する。
【0006】
図5Aに示すように、まず、金属基材101上に金属箔を貼り付ける。次に、金属基材101上の所定部分に金属箔を残すように当該金属箔のエッチングを行って、半導体素子102と同等の大きさを有するダイパッド103aと複数の電極端子103bとを形成する。
【0007】
その後、ダイパッド103a上に接着剤104を用いて半導体素子102を固着して搭載する。さらに、ボンディングワイヤ105によって半導体素子102の端子と電極端子103bとを電気的に接続する。そして、金型を用いてモールド部材106でトランスファモールドする。
【0008】
最後に、成形されたモールド部材106を金属基材101から剥離することによって、図5Bに示すように、半導体素子102をモールドしてパッケージ化した半導体装置100が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平9−252014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上記製造方法で得られるリードレス構造の半導体装置100は、金属箔で形成された電極端子103bとモールド部材106との接合強度を向上させる対策が施されていない。そのため、半導体装置の多ピン化、小型化が進み、電極端子103bを微細化した場合に剥離しやすくなる。電極端子103bが剥離するとボンディングワイヤ105が断線するため、電極端子103bとモールド部材106との接合強度を向上させるための対策が必要となる。
【0011】
さらに、金属基材101に代えてリードフレームテープのようなテープ材等を基材に用いた構造の場合、電極端子103bとしての金属箔が確実に固定されずに不安定な状態となる。そのため、ワイヤボンディング時の超音波、機械動作が上手く伝達されずワイヤボンディングに対する耐性が低下する恐れがある。
【0012】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、従来に比べて信頼性を向上させたリードレス構造の半導体装置及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
そこで、上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、金属基材上の第1領域に半導体素子を搭載する搭載工程と、前記金属基材上の複数の電極端子形成領域のそれぞれにワイヤボンディング法によりバンプを形成するバンプ形成工程と、前記バンプのそれぞれを前記半導体素子の対応する電極端子とボンディングワイヤを介して接続するワイヤ形成工程と、前記金属基材上の前記半導体素子、バンプ及びボンディングワイヤをモールドするモールド工程と、前記金属基材上に形成された前記半導体素子及びバンプを前記金属基材上から剥離する剥離工程と、を有する半導体装置の製造方法とした。
【0014】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記金属基材は、金属箔が表面に形成された金属板からなり、前記剥離工程は、前記金属箔をエッチングにより除去することにより、前記モールドした前記半導体素子及びバンプを前記金属基材上から剥離することとした。
【0015】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記金属箔は、銅箔又はアルミ箔であり、前記金属板は、金又は銀で形成されていることとした。
【0016】
また、請求項4に記載の発明は、半導体素子と、前記半導体素子をモールドするモールド部材と、前記半導体素子の各端子とボンディングワイヤを介してそれぞれ接続され、かつボンディングワイヤ法で形成された複数のバンプとを備え、各前記バンプを電極端子として前記モールド部材から露出させて形成した半導体装置とした。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、ワイヤボンディングを用いて形成したワイヤバンプを電極端子とすることで、信頼性を向上することができる。例えば、金属箔の場合のような剥離を抑えることができ、また、ボンディングワイヤと電極端子との接合強度を向上させて接続抵抗を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体装置の断面構造を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る半導体装置における電極端子の拡大図である。
【図3A】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す図である。
【図3B】図3Aに続く工程を示す図である。
【図3C】図3Bに続く工程を示す図である。
【図3D】図3Cに続く工程を示す図である。
【図3E】図3Dに続く工程を示す図である。
【図3F】図3Eに続く工程を示す図である。
【図4】金属基材の断面構造を示す図である。
【図5A】従来の半導体装置の製造工程を示す図である。
【図5B】図5Aに続く工程を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る半導体装置の断面構造を示す図、図2は本発明の一実施形態に係る半導体装置における電極端子の拡大図、図3は本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す図、図4は金属基材の断面構造を示す図である。
【0020】
〔1.半導体装置の構成〕
まず、本発明の一実施形態に係る半導体装置の構成について図1を参照して詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態に係る半導体装置1は、表面実装型の半導体装置であり、半導体素子10と、複数の電極端子11とを備えている。半導体素子10の表面10aには複数の端子12が形成されており、各端子12はボンディングワイヤ13を介して電極端子11と接続されている。
【0021】
さらに、半導体素子10、電極端子11及びボンディングワイヤ13はモールド部材14によりモールドされており、電極端子11をモールド部材14の裏面14aから露出させている。なお、符号15は、半導体装置1を製造する際に半導体素子10を金属基材20に仮着するための接着剤を示す。
【0022】
半導体素子10は、内部に集積回路を形成し、その表面10aの一部の領域に複数の端子12が形成されている。また、ボンディングワイヤ13は、例えば、Au(金)やCu(銅)からなる金属細線である。このボンディングワイヤ13の一端13aは端子12に形成されたワイヤバンプ16を介して接続され、その他端13bは電極端子11に接続されている。
【0023】
電極端子11は、ワイヤボンディング法を用いたワイヤバンプとして形成される。すなわち、電極端子11は、ボンディングワイヤの先端部を加熱して形成されるワイヤバンプにより構成され、Au(金)やCu(銅)の金属材料からなる。従って、ボンディングワイヤ13と電極端子11との接合強度は高く、電気的な接続抵抗は低い。
【0024】
また、電極端子11は、図2に示すように、ボンディングワイヤ13との接続側を突起体(又は球体)として平坦ではない構造としている。これにより、ボンディングワイヤ13を電極端子11に接続した際に、ボンディングワイヤ13と電極端子11と連続するように接続され、その結果、ボンディングワイヤ13と電極端子11との接合強度を高めることができる。また、電極端子11は、図2に示すように、外部端子側は平坦な構造としている。これにより、表面実装性を向上させることができる。
【0025】
また、電極端子11は以下の大きさに形成されている。すなわち、半導体装置1をLSI(Large Scale Integration)として用いる場合には、電極端子11のサイズを30〜100μmとなるように形成し、その高さを36〜70μmとなるように形成する。なお、電極端子11の大きさは、半導体装置1の用途に応じて変更可能であり、例えば、車載用途の場合には、電極端子11のサイズが50μmとなるように形成し、その高さが80μmとなるように形成することもできる。
【0026】
モールド部材14は、半導体素子10、ボンディングワイヤ13及び電極端子11等を外部から保護する機能を有する。このモールド部材14は、例えば、エポキシ樹脂、ユリア樹脂又はシリコン樹脂により形成される。
【0027】
半導体装置1では、半導体装置1内にリードフレームを形成していないため、モールド部材14の膜厚は、例えば、0.35mm以下とすることができる。したがって、半導体装置1内にリードフレームを形成した場合のモールド部材14の膜厚約0.5mmと比較して、その膜厚を約100〜200μm程度薄くすることができる。
【0028】
接着剤15は、半導体装置1の製造工程において、半導体素子10を後述する金属基材20に仮着するために用いられる。この接着剤15としては、例えば、ダイボンドペーストやダイアタッチフィルム等の周知の接着剤が用いられる。
【0029】
以上説明したように、ワイヤボンディングを用いた形成したワイヤバンプを電極端子11として用いるようにしたので、ボンディングワイヤ13と電極端子11との接合強度を向上させることができる。これにより、ボンディングワイヤ13と電極端子11との間の電気抵抗を低減させることができるとともに、ワイヤボンディングの安定性を向上させることができる。また、電極端子11を自在にレイアウトすることもできる。また、電極端子11を狭ピッチ化することも可能となるため、半導体装置1を小型化することもできる。
【0030】
また、半導体装置1は、従来の半導体装置が有するダイパッドやリードフレームを有していないため半導体装置1を薄膜化することができる。例えば、ダイパッドやリードフレームが略100〜200μmの厚みを有し、モールド部材14の厚みと同等である場合には、半導体装置1の厚みを略100〜200μm薄くすることができる。
【0031】
〔2.半導体装置の製造方法〕
次に、図3A〜図3Fを参照して上記半導体装置の製造方法について説明する。まず、図3Aに示すように、後述の工程によりその上面に半導体装置1を形成する金属基材20を準備する。
【0032】
金属基材20は、図4に示すように、金属板21上に金属箔22を形成した構造を有している。すなわち、金属板21は、例えば、Au(金)又はAg(銀)からなる。また、金属箔22は、例えば、Cu(銅)又はAl(アルミニウム)からなる。
【0033】
金属板21は、半導体装置1を支持する支持板として機能し、金属箔22は後述する剥離工程における剥離層として機能するものである。したがって、金属板21は半導体装置1を支持可能な膜厚を有するとともに、半導体素子10を支持するための適度な強度を有しており、後述するワイヤ形成工程において超音波や機械動作が上手く伝達されるようになっている。
【0034】
次に、半導体素子10を金属基材20上に搭載する搭載工程を行う。すなわち、図3Bに示すように、接着剤15としてのダイボンドを金属基材20上の第1領域20aに塗布した後に、表面10aに端子12を形成した半導体素子10を第1領域20a上に搭載する。これにより、この半導体素子10が金属基材20にダイボンドにより仮着される。なお、接着剤15としては、上述したダイボンド以外にも、例えば、アタッチフィルムを用いることができる。
【0035】
次に、電極端子11を形成するバンプ形成工程を行う。すなわち、図3Cに示すように、例えばAu(金)からなる金属バンプを金属基材20上の複数の任意の電極端子形成領域20bにそれぞれワイヤボンディング法を用いて形成することで、電極端子11を該電極端子形成領域20bに形成する。
【0036】
例えば、ボンディングワイヤ13の他端13bの先端部を加熱して溶融し、この他端13bの先端部に金ボールを形成する。そして、金ボールを金属基材20に押しつけ、金ボールを金属基材20に圧着接合し、金属基材20に接合した金ボールを金線から切り離し、電極端子11となるワイヤバンプを形成する。このとき、電極端子11のサイズは、例えば30〜100μmとなり、その高さが36〜70μmとなるように形成する。
【0037】
かかる方法により、電極端子11を形成するようにしたので、電極端子11を金属基材20上の任意の領域(電極端子形成領域20b)に形成することができる。また、複数の電極端子形成領域20bにそれぞれ電極端子11を形成することで、それぞれ電気的に独立した複数の電極端子11を形成することができる。また、電極端子11間のピッチを狭く形成することもできる。
【0038】
なお、電極端子11の材料としては、上述したAu(金)以外にもCu(銅)等の金属材料を用いることができる。また、電極端子11のサイズ等は、上述した数値に限定されず半導体装置1の用途により変更可能であり、例えば、車載用途である場合には、電極端子11のサイズが50μmとなり、高さが80μmとなるように形成することもできる。
【0039】
次に、ワイヤ形成工程を行う。すなわち、図3Dに示すように、ワイヤボンディング法を用いてボンディングワイヤ13の一端13aを半導体素子10の端子12に接続するとともに、同ボンディングワイヤ13の他端13bを電極端子11に接続する。これにより、半導体素子10の端子12を電極端子11に電気的に接続する。
【0040】
具体的には、ボンディングワイヤ13の一端13aの先端部を加熱して溶融し、この一端13aの先端部に金ボールを形成する。そして、金ボールを半導体素子10の端子12に圧着接合し、該端子12上にワイヤバンプ16を形成する。これにより、このワイヤバンプ16を介してボンディングワイヤ13の一端13aが端子12に接続される。
【0041】
続いて、ボンディングワイヤ13の他端13bの先端部を電極端子11に電極端子11に接合する。これにより、半導体素子10の端子12を電極端子11に電気的に接続する。
【0042】
このように、電極端子11とボンディングワイヤ13との接続を、ワイヤボンディング法を用いて行うようにしたので、電極端子11とボンディングワイヤ13との接合強度を向上させることができる。したがって、電極端子11へのワイヤボンディングを安定させることができる。なお、ボンディングワイヤ13を接続する順番は、ボンディングワイヤ13と電極端子11を先に接続してもよく、逆に、ボンディングワイヤ13と端子12を先に接続してもよい。
【0043】
また、電極端子11は、後述するボンディングワイヤと同じ金属材料、例えば、Auにより形成される。これにより、電極端子11とボンディングワイヤ13との接合強度を向上させることができる。
【0044】
次に、モールド工程を行う。すなわち、図3Eに示すように、半導体素子10とボンディングワイヤ13をモールド部材14によりモールドし、金属基材20上に半導体装置1を形成する。モールド部材14による半導体素子10等のモールドは、金型を用いたトランスファモールド法により行う。具体的には、過熱して溶解したモールド部材14を金型中に予め注入し、そこに金属基材20に搭載した半導体素子10等を浸漬した後、硬化させる方法により行う。このようにして、半導体装置1を形成する。なお、半導体素子10等をモールドした後に必要に応じてモールド部材14の後硬化加熱を行ってもよい。
【0045】
次に、図3Fに示すように、半導体装置1を金属基材20から剥離する剥離工程を行う。すなわち、半導体装置1を搭載した金属基材20を図示しない硝酸や水酸化カリウム等の薬品に浸漬し、金属箔22のみを除去することで、半導体装置1を金属基材20から剥離する。これにより、図1に示すような半導体装置1を得る。かかる方法により、剥離工程を行うことで、金属板21を損傷することを防止することができ、金属板21を再利用することができるため、製造コストを低減することができる。
【0046】
なお、金属板21のみからなる金属基材20を用いた場合には、金属基材20をエッチングに除去することにより、半導体装置1を金属基材20から剥離して半導体装置1を得る。かかる方法によれば、金属箔22を金属板21上に形成する必要がなくなるため、金属基材20の製造コストを低減することができる。
【0047】
このように、本実施形態に係る半導体装置1の製造方法では、電極端子11を金属基材20上にワイヤボンディング法を用いて形成した後、電極端子11と同じ金属材料からなるボンディングワイヤ13を電極端子11と接続するようにしたので、電極端子11とボンディングワイヤ13との接合強度を向上させることができるため、ワイヤボンディング性を改善することができ、また、ボンディングワイヤ13と電極端子11との接続抵抗を低減することができる。
【0048】
また、電極端子11をワイヤボンディング法により形成することで、半導体装置1の小型化に伴って電極端子11間のピッチを狭くすることもできる。
【0049】
また、半導体素子10を金属基材20上の第1領域20aに直接搭載するとともに、電極端子11を該金属基材20上の電極端子形成領域20bに形成するようにしたので、ダイパッド及びリードフレームを半導体装置1内に形成する必要がないため、半導体装置1を薄肉化することができ、また、ダイパッド及びリードフレームを形成するための半導体装置1の製造コストを低減することもできる。
【0050】
また、リードフレームを形成することなく電極端子11を形成することから、リードフレームの形状に左右されることなく、様々なタイプの半導体装置に汎用することができる。
【0051】
また、本実施形態では、従来のように、電極端子を金属箔として、この金属箔上にワイヤバンプを形成するワイヤボンディングを行う必要が無く、ワイヤバンプ自体を電極端子としているため、安定した接合強度を保つことが可能となる。
【0052】
以上、本実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0053】
1 半導体装置
10 半導体素子
10a 半導体素子の表面
11 電極端子
12 半導体素子の端子
13 ボンディングワイヤ
13a ボンディングワイヤの一端
13b ボンディングワイヤの他端
14 モールド部材
14a モールド部材の裏面
14b モールド部材の表面
15 接着剤
16 ワイヤバンプ
20 金属基材
20a 第1領域
20b 電極端子形成領域
21 金属板
22 金属箔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属基材上の第1領域に半導体素子を搭載する搭載工程と、
前記金属基材上の複数の電極端子形成領域のそれぞれにワイヤボンディング法によりバンプを形成するバンプ形成工程と、
前記バンプのそれぞれを前記半導体素子の対応する電極端子とボンディングワイヤを介して接続するワイヤ形成工程と、
前記金属基材上の前記半導体素子、バンプ及びボンディングワイヤをモールドするモールド工程と、
前記金属基材上に形成された前記半導体素子及びバンプを前記金属基材上から剥離する剥離工程と、を有する半導体装置の製造方法。
【請求項2】
前記金属基材は、金属箔が表面に形成された金属板からなり、
前記剥離工程は、前記金属箔をエッチングにより除去することにより、前記モールドした前記半導体素子及びバンプを前記金属基材上から剥離する請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記金属箔は、銅箔又はアルミ箔であり、
前記金属板は、金又は銀で形成されている請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項4】
半導体素子と、
前記半導体素子をモールドするモールド部材と、
前記半導体素子の各端子とボンディングワイヤを介してそれぞれ接続され、かつボンディングワイヤ法で形成された複数のバンプとを備え、
各前記バンプを電極端子として前記モールド部材から露出させて形成した半導体装置。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図3E】
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【図3F】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【公開番号】特開2011−103337(P2011−103337A)
【公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−257130(P2009−257130)
【出願日】平成21年11月10日(2009.11.10)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】