説明

嚢胞性線維症膜コンダクタンス制御因子のモジュレーターを作製する方法

本発明は、式1の化合物を調製する方法を提供し、この方法は、カップリング剤の存在下で式2のカルボン酸を式3のアニリンとカップリングさせるステップを含む。さらに別の態様では、本発明は、本明細書に記載のいずれかの方法により生成された化合物を提供する。さらなる態様では、本発明は、本明細書に記載のいずれかの方法により生成された化合物を含む医薬組成物を提供する。さらに他の態様では、本発明は、生物学的試料においてCFTR活性をモジュレートする方法を提供し、この方法は、前記生物学的試料を本明細書に記載のいずれかの方法により生成された化合物と接触させるステップを含む。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式1の化合物を調製する方法であって、
【化135】

2−クロロ−1,3−ジメチル−2−イミダゾリウムテトラフルオロボレート、HBTU、HCTU、2−クロロ−4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン、HATU、HOBT/EDCおよびT3P(登録商標)からなる群から選択されるカップリング剤の存在下で、式2のカルボン酸を
【化136】

式3のアニリンと
【化137】

カップリングさせるステップを含む方法
[式中、
およびRはそれぞれ独立に、水素、CN、CF、ハロ、C1〜6直鎖もしくは分枝アルキル、3〜12員の脂環式、フェニル、C5〜10ヘテロアリールまたはC3〜7複素環式から選択され、ここで、前記ヘテロアリールまたは複素環式は、O、SまたはNから選択される3個までのヘテロ原子を有し、C1〜6直鎖もしくは分枝アルキル、3〜12員の脂環式、フェニル、C5〜10ヘテロアリールまたはC3〜7複素環式はそれぞれ独立に、および場合によって、−OR’、−CF、−OCF、SR’、S(O)R’、SOR’、−SCF、ハロ、CN、−COOR’、−COR−、−O(CHN(R’)(R’)、−O(CH)N(R’)(R’)、−CON(R’)(R’)、−(CHOR’、−(CH)OR’、CHCN、場合によって置換されているフェニルもしくはフェノキシ、−N(R’)(R’)、−NR’C(O)OR’、−NR’C(O)R’、−(CHN(R’)(R’)または−(CH)N(R’)(R’)から選択される3個までの置換基で置換されており;
はそれぞれ独立に、水素、−OH、NH、CN、CHF、NHR’、N(R’)、−NHC(O)R’、NHC(O)OR’、NHSOR’、−OR’、OC(O)OR’、OC(O)NHR’、OC(O)NR’、CHOH、CHN(R’)、C(O)OR’、SONHR’、SON(R’)またはCHNHC(O)OR’から選択されるか、または
およびRは一緒になって、N、OまたはSから選択される0〜3個のヘテロ原子を含有する5〜7員の環を形成しており、ここで、前記環は、3個までのR置換基で場合によって置換されており;
Xはそれぞれ独立に、結合であるか、または場合によって置換されているC1〜6アルキリデン鎖であり、ここで、Xの2個までのメチレン単位は、場合によって、および独立に、−CO−、−CS−、−COCO−、−CONR’−、−CONR’NR’−、−CO−、−OCO−、−NR’CO−、−O−、−NR’CONR’−、−OCONR’−、−NR’NR’、−NR’NR’CO−、−NR’CO−、−S−、−SO、−SO−、−NR’−、−SONR’−、NR’SO−または−NR’SONR’−により置き換えられており;
はそれぞれ独立に、R’、ハロ、NO、CN、CFまたはOCFであり;
yは0〜4の整数であり;
R’はそれぞれ独立に、水素か、またはC1〜8脂肪族基、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜3個のヘテロ原子を有する3〜8員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和単環式環または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜5個のヘテロ原子を有する8〜12員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和二環式環系から選択される場合によって置換されている基から選択されるか;または2個のR’の出現は、それらが結合している原子(複数可)と一緒になって、N、OまたはSから独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する場合によって置換されている3〜12員の飽和、部分不飽和または完全不飽和単環式または二環式環を形成しており;
はそれぞれ独立に、−C1〜3アルキル、C1〜3ペルハロアルキル、−O(C1〜3アルキル)、−CF、−OCF、−SCF、−F、−Cl、−Brまたは−COOR’、−COR’、−O(CHN(R’)(R’)、−O(CH)N(R’)(R’)、−CON(R’)(R’)、−(CHOR’、−(CH)OR’、場合によって置換されている単環式もしくは二環式芳香環、場合によって置換されているアリールスルホン、場合によって置換されている5員のヘテロアリール環、−N(R’)(R’)、−(CHN(R’)(R’)または−(CH)N(R’)(R’)である]。
【請求項2】
が独立に、−OC(O)OR’、−OC(O)NHR’または−OC(O)N(R’)であり、ここで、R’は水素ではない、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記−OC(O)OR’、−OC(O)NHR’または−OC(O)N(R’)を切断して、−OHを形成するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記切断を、NaOH、KOHまたはナトリウムメトキシドの存在下で式1の化合物をアルコール溶媒で処理することによって行う、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記アルコール溶媒がメタノールである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
またはRのうちの少なくとも1個が独立に、−COOR’または−CON(R’)で置換されているC1〜6直鎖または分枝アルキルであり、ここで、R’は水素ではない、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
−COOR’または−CON(R’)をそれぞれ加水分解して、−COOHを形成するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記加水分解を、NaOH、KOHまたはナトリウムメトキシドの存在下で式1の化合物をアルコール溶媒で処理することによって行う、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記アルコール溶媒がメタノールである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
が独立に、−OC(O)OR’、−OC(O)NHR’または−OC(O)N(R’)であり、ここで、R’は水素ではない、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記−OC(O)OR’、−OC(O)NHR’または−OC(O)N(R’)を切断して、−OHを形成するステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記切断を、NaOH、KOHまたはナトリウムメトキシドの存在下で式1の化合物をアルコール溶媒で処理することによって行う、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記アルコール溶媒がメタノールである、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記カップリングを、塩基の存在下で行う、請求項1から13のいずれかに記載の方法。
【請求項15】
前記塩基が、KCO、EtN、NMM、ピリジンまたはDIEAである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記カップリングを溶媒の存在下で行う、請求項1から15のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
前記溶媒がアセトニトリルである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記溶媒がDMFである、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記溶媒が2−メチルテトラヒドロフランである、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記カップリングを、約10℃から78℃の間に維持されている反応温度で行う、請求項1から19のいずれかに記載の方法。
【請求項21】
前記カップリングを、約20℃から30℃の間に維持されている反応温度で行う、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記カップリングを、約40℃から50℃の間に維持されている反応温度で行う、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記カップリングを、約42℃から53℃の間に維持されている反応温度で行う、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記カップリング反応を少なくとも2時間撹拌する、請求項1から23のいずれかに記載の方法。
【請求項25】
前記カップリング反応を少なくとも70時間撹拌する、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記カップリング反応を少なくとも3日間撹拌する、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
yが0である、請求項1から26のいずれかに記載の方法。
【請求項28】
がtert−ブチルである、請求項1から27のいずれかに記載の方法。
【請求項29】
式4の化合物を
【化138】

水性の酸と接触させて、式2の化合物を生成するステップをさらに含む、請求項1から28のいずれかに記載の方法。
【請求項30】
前記式3の化合物が式40の化合物
【化139】

である、請求項1から29のいずれかに記載の方法。
【請求項31】
式41の化合物を
【化140】

メチルトリメチルシリルジメチルケテンアセタール(MTDA)と
【化141】

接触させて、式42の化合物を
【化142】

生成するステップをさらに含む、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
式42の化合物を還元して、式40の化合物を生成するステップをさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記式3の化合物が式43の化合物
【化143】

である、請求項1から29のいずれかに記載の方法。
【請求項34】
式44の化合物を
【化144】

メチルトリメチルシリルジメチルケテンアセタール(MTDA)と
【化145】

接触させて、式45の化合物を
【化146】

生成するステップをさらに含む、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
式45の化合物を還元して、式43の化合物を生成するステップをさらに含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
式2の化合物を調製する方法であって、
【化147】

式4の化合物を
【化148】

水性の酸と接触させるステップを含む方法
[式中、
Xはそれぞれ独立に、結合であるか、または場合によって置換されているC1〜6アルキリデン鎖であり、ここで、Xの2個までのメチレン単位は、場合によって、および独立に、−CO−、−CS−、−COCO−、−CONR’−、−CONR’NR’−、−CO−、−OCO−、−NR’CO−、−O−、−NR’CONR’−、−OCONR’−、−NR’NR’、−NR’NR’CO−、−NR’CO−、−S−、−SO、−SO−、−NR’−、−SONR’−、NR’SO−または−NR’SONR’−により置き換えられており;
はそれぞれ独立に、R’、ハロ、NO、CN、CFまたはOCFであり;
yは0〜4の整数であり;
R’はそれぞれ独立に、水素か、またはC1〜8脂肪族基、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜3個のヘテロ原子を有する3〜8員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和単環式環または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜5個のヘテロ原子を有する8〜12員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和二環式環系から選択される場合によって置換されている基から選択されるか;または2個のR’の出現は、それらが結合している原子(複数可)と一緒になって、N、OまたはSから独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する場合によって置換されている3〜12員の飽和、部分不飽和または完全不飽和単環式または二環式環を形成している]。
【請求項37】
下式の式40の化合物を調製する方法であって、
【化149】

式41の化合物を
【化150】

メチルトリメチルシリルジメチルケテンアセタール(MTDA)
【化151】

と接触させて、式42の化合物を
【化152】

生成するステップを含む方法
[式中、
はそれぞれ独立に、水素、CN、CF、ハロ、C1〜6直鎖もしくは分枝アルキル、3〜12員の脂環式、フェニル、C5〜10ヘテロアリールまたはC3〜7複素環式から選択され、ここで、前記ヘテロアリールまたは複素環式は、O、SまたはNから選択される3個までのヘテロ原子を有し、C1〜6直鎖もしくは分枝アルキル、3〜12員の脂環式、フェニル、C5〜10ヘテロアリールまたはC3〜7複素環式はそれぞれ独立に、および場合によって、−OR’、−CF、−OCF、SR’、S(O)R’、SOR’、−SCF、ハロ、CN、−COOR’、−COR−、−O(CHN(R’)(R’)、−O(CH)N(R’)(R’)、−CON(R’)(R’)、−(CHOR’、−(CH)OR’、CHCN、場合によって置換されているフェニルもしくはフェノキシ、−N(R’)(R’)、−NR’C(O)OR’、−NR’C(O)R’、−(CHN(R’)(R’)または−(CH)N(R’)(R’)から選択される3個までの置換基で置換されており;
はそれぞれ独立に、水素、−OH、NH、CN、CHF、NHR’、N(R’)、−NHC(O)R’、NHC(O)OR’、NHSOR’、−OR’、OC(O)OR’、OC(O)NHR’、OC(O)NR’、CHOH、CHN(R’)、C(O)OR’、SONHR’、SON(R’)またはCHNHC(O)OR’から選択され;
R’はそれぞれ独立に、水素か、またはC1〜8脂肪族基、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜3個のヘテロ原子を有する3〜8員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和単環式環または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜5個のヘテロ原子を有する8〜12員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和二環式環系から選択される場合によって置換されている基から選択されるか;または2個のR’の出現は、それらが結合している原子(複数可)と一緒になって、N、OまたはSから独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する場合によって置換されている3〜12員の飽和、部分不飽和または完全不飽和単環式または二環式環を形成している]。
【請求項38】
式42の化合物を還元して、式40の化合物を生成するステップをさらに含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
下式の式43の化合物を調製する方法であって、
【化153】

式44を有する化合物を
【化154】

メチルトリメチルシリルジメチルケテンアセタール(MTDA)
【化155】

と接触させて、式45の化合物を
【化156】

生成するステップを含む方法
[式中、
はそれぞれ独立に、水素、CN、CF、ハロ、C1〜6直鎖もしくは分枝アルキル、3〜12員の脂環式、フェニル、C5〜10ヘテロアリールまたはC3〜7複素環式から選択され、ここで、前記ヘテロアリールまたは複素環式は、O、SまたはNから選択される3個までのヘテロ原子を有し、C1〜6直鎖もしくは分枝アルキル、3〜12員の脂環式、フェニル、C5〜10ヘテロアリールまたはC3〜7複素環式はそれぞれ独立に、および場合によって、−OR’、−CF、−OCF、SR’、S(O)R’、SOR’、−SCF、ハロ、CN、−COOR’、−COR−、−O(CHN(R’)(R’)、−O(CH)N(R’)(R’)、−CON(R’)(R’)、−(CHOR’、−(CH)OR’、CHCN、場合によって置換されているフェニルもしくはフェノキシ、−N(R’)(R’)、−NR’C(O)OR’、−NR’C(O)R’、−(CHN(R’)(R’)または−(CH)N(R’)(R’)から選択される3個までの置換基で置換されており;
R’はそれぞれ独立に、水素か、またはC1〜8脂肪族基、窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜3個のヘテロ原子を有する3〜8員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和単環式環または窒素、酸素もしくは硫黄から独立に選択される0〜5個のヘテロ原子を有する8〜12員の飽和、部分不飽和もしくは完全不飽和二環式環系から選択される場合によって置換されている基から選択されるか;または2個のR’の出現は、それらが結合している原子(複数可)と一緒になって、N、OまたはSから独立に選択される0〜4個のヘテロ原子を有する場合によって置換されている3〜12員の飽和、部分不飽和または完全不飽和単環式または二環式環を形成している]。
【請求項40】
式45の化合物を還元して、式43の化合物を生成するステップをさらに含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
下式の化合物34を調製する方法であって、
【化157】

(a)T3P(登録商標)およびピリジンの存在下で、溶媒として2−メチルテトラヒドロフランを使用して、化合物26を
【化158】

化合物32と
【化159】

反応させるステップであって、ここで、反応温度を約42℃から53℃の間に維持し、前記反応を少なくとも2時間進行させて、化合物33を
【化160】

生成するステップと;
(b)2−メチルテトラヒドロフラン中で、化合物33をNaOMe/MeOHで処理するステップとを含む方法。
【請求項42】
前記反応を少なくとも6時間進行させる、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
アセトニトリルおよび水の混合物中で、化合物34のスラリーを形成するステップをさらに含む、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
アセトニトリルと水との比が約9:1である、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記スラリーを約73℃から83℃の間の温度に加熱する、請求項43に記載の方法。
【請求項46】
化合物34を少なくとも約3時間、スラリーにしておく、請求項43に記載の方法。
【請求項47】
酢酸イソプロピル中で化合物34のスラリーを形成するステップをさらに含む、請求項43に記載の方法。
【請求項48】
前記スラリーを還流温度に加熱する、請求項46または47に記載の方法。
【請求項49】
化合物34を2−メチルテトラヒドロフランおよび0.1NのHClの二相溶液に溶解させるステップと;前記二相溶液を撹拌するステップと;有機相を前記二相溶液から分離するステップと;前記有機相から固体物質を濾過し、除去するステップと;蒸留を使用して、前記有機相の体積を約50%に減少させるステップと;前記有機相の体積が100%に増加するまでMeOAc、EtOAc、IPAc、t−BuOAc、テトラヒドロフラン(THF)、EtOまたはメチル−t−ブチルエーテル(MTBE)を前記有機相に加え、蒸留を使用して前記有機相の体積を50%に減少させる手順を3回行うステップと;前記有機相の体積が100%に増加するまでMeOAc、EtOAc、IPAc、t−BuOAc、テトラヒドロフラン(THF)、EtOまたはメチル−t−ブチルエーテル(MTBE)を前記有機相に加えるステップと;前記有機相を還流温度に加熱し、前記還流温度を少なくとも約5時間維持するステップと;前記有機相を約−5℃から5℃の間の温度に、約4.5時間から5.5時間の時間にわたって冷却するステップとをさらに含む、請求項41に記載の方法。
【請求項50】
前記反応混合物を1.2NのHClでクエンチするステップと;それによって二相混合物を作るステップと;前記二相混合物をかき混ぜるステップと;有機相を前記二相混合物から分離するステップと;0.1NのHClを前記有機層に加えて、それによって二相混合物を作るステップと;前記二相混合物をかき混ぜるステップと;前記有機相を分離するステップと;前記有機相から固体物質を濾過し、除去するステップと;蒸留を使用して、前記有機相の体積を約50%に減少させるステップと;前記有機相の体積が100%に増加するまで、アセトニトリルを前記有機相に加え、前記有機相の体積を約50%に減少させるステップを3回行うステップと;アセトニトリルを加え、次いで、水を加えることにより、前記有機相の体積を約100%に増加させて、スラリーを形成するステップであって、ここで、最終溶媒比は、9:1のアセトニトリル/水であるステップと;前記スラリーを約73℃から83℃の間の温度に加熱するステップと;前記スラリーを少なくとも5時間撹拌するステップと;前記スラリーを約20℃から25℃の間の温度に冷却するステップと;前記スラリーから固体物質を濾過し、除去するステップと;前記固体物質を、約20℃から25℃の間の温度を有するアセトニトリルで4回洗浄するステップと;真空下、約45℃から約55℃の温度で前記固体物質を乾燥させるステップとをさらに含む、請求項41に記載の方法。
【請求項51】
請求項1から50のいずれかに記載の方法によって生成された化合物。
【請求項52】
請求項1から50のいずれかに記載の方法によって生成された化合物を含む医薬組成物。
【請求項53】
生物学的試料においてCFTR活性をモジュレートする方法であって、前記生物学的試料を、請求項1から50のいずれかに記載の方法によって生成された化合物と接触させるステップを含む方法。
【請求項54】
患者において疾患を治療するまたはその重症度を軽減する方法であって、前記患者に有効量の請求項1から50のいずれかに記載の方法によって生成された化合物を投与することを含み、ここで、前記疾患は、嚢胞性線維症、喘息、喫煙誘発性COPD、慢性気管支炎、鼻副鼻腔炎、便秘、膵炎、膵機能不全、先天性両側精管欠損症(CBAVD)によって引き起こされる男性不妊症、軽度肺疾患、突発性膵炎、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)、肝臓疾患、遺伝性気腫、遺伝性ヘモクロマトーシス、プロテインC欠損症などの凝固−線維素溶解欠損症、1型遺伝性血管浮腫、家族性高コレステロール血症、1型カイロミクロン血症、無βリポ蛋白血症などの脂質処理欠損症、I細胞病/偽ハーラー、ムコ多糖症、サンドホフ/テイ−サックスなどのリソソーム蓄積症、クリグラー・ナジャー症候群II型、多腺性内分泌障害/高インスリン血症、真性糖尿病、ラロン型小人症、ミエロペルオキシダーゼ欠損症、原発性副甲状腺機能低下症、黒色腫、グリカノシスCDG1型、先天性甲状腺機能亢進症、骨形成不全症、遺伝性低フィブリノゲン血症、ACT欠損症、尿崩症(DI)、ニューロフィシン性DI、腎性DI、シャルコー・マリートゥース症候群、ペリツェウス・メルツバッハー病、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、進行性核上性麻痺、ピック病などの神経変性疾患、ハンチントン病、脊髄小脳失調症I型、球脊髄性筋萎縮症、歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症および筋強直性ジストロフィーなどのいくつかのポリグルタミン神経障害、さらに遺伝性クロイツフェルト・ヤコブ病(プリオンタンパク質処理欠損に起因する)などの海綿状脳症、ファブリー病、シュトロイスラー−シャインカー症候群、COPD、ドライアイ疾患またはシェーグレン病から選択される方法。
【請求項55】
前記疾患が嚢胞性線維症である、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
生物学的試料においてCFTRまたはその断片の活性をin vitroまたはin vivoで測定する際に使用するためのキットであって、
i.請求項1から50のいずれかに記載の方法によって生成された化合物を含む組成物;ならびに
ii.説明書であって
a.前記組成物と前記生物学的試料とを接触させるステップ;および
b.前記CFTRまたはその断片の活性を測定するステップ
のための説明書を含むキット。
【請求項57】
i.追加の化合物と、前記生物学的試料とを接触させるステップ;
ii.前記の追加の化合物の存在下での前記CFTRまたはその断片の活性を測定するステップ;および
iii.前記追加の化合物の存在下での前記CFTRまたはその断片の活性を、式1の化合物を含む組成物の存在下での前記CFTRまたはその断片の活性と比較するステップ
のための説明書をさらに含む、請求項56に記載のキット。
【請求項58】
前記CFTRまたはその断片の活性を比較する前記ステップが、前記CFTRまたはその断片の密度の測定値をもたらす、請求項57に記載のキット。

【公表番号】特表2012−521362(P2012−521362A)
【公表日】平成24年9月13日(2012.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−501023(P2012−501023)
【出願日】平成22年3月19日(2010.3.19)
【国際出願番号】PCT/US2010/028069
【国際公開番号】WO2010/108162
【国際公開日】平成22年9月23日(2010.9.23)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【Fターム(参考)】