説明

地図表示装置、ナビゲーション装置及びプログラム

【課題】検索結果に該当するオブジェクトの規模の違いや周辺状況を把握できるようにする。
【解決手段】地図を表示する表示部10と、前記地図に建築物及び施設を含むオブジェクトを表示可能にする地図データ30を記憶する地図データベース20と、検索キーとしての検索カテゴリー40に該当するオブジェクトを検索する地図検索部52と、を備え、前記地図検索部52の検索結果に該当するオブジェクトの前記地図上での表示態様を変えて前記表示部10に表示するカーナビゲーション装置1を構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地図の表示技術に係り、特に、地図の検索結果を地図上に表示する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、地図を表示する表示モニタと、地図上に表示された建築物や施設等のオブジェクトを検索する検索手段とを備え、検索手段による検索結果に該当するオブジェクトの地図上の位置に、当該位置を指し示すアイコンを重ねて表示する地図表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2007−128329号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の技術では、検索結果に該当するオブジェクトの位置は把握できるものの、そのオブジェクトの外形や規模を把握し難いといった問題がある。すなわち、例えば、ユーザーがショッピングセンターを検索した場合、該当するショッピングセンターの位置がアイコンにより把握できるものの、ショッピングセンターの各々の規模の違いが検索結果からは分らない。
また、地図にアイコンを重ねて表示すると当該アイコンによって隠れる部分が生じるため、検索結果に該当するオブジェクトの近くにアイコンを表示すると、当該オブジェクトの周辺状況、特に、周辺道路が把握し難くなる。このため、オブジェクトへの経路や周辺状況が分かり難くなる、という問題もある。
【0004】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、検索結果に該当するオブジェクトの規模の違いや周辺状況を把握できる地図表示装置、ナビゲーション装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、地図を表示する表示手段を備えた地図表示装置であって、前記地図に建築物及び施設を含むオブジェクトを表示可能にする地図データを記憶する地図記憶手段と、検索キーに該当するオブジェクトを検索する検索手段と、を備え、前記検索手段の検索結果に該当するオブジェクトの前記地図上での表示態様を変えて前記表示手段に表示することを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、検索手段の検索結果に該当するオブジェクトが地図上で表示態様を変えて表示される。すなわち、検索結果の表示においては、検索結果に該当するオブジェクトの位置をアイコン等で指し示されることがないから、当該アイコン等によってオブジェクトの周辺が隠れることがない。また、オブジェクトの表示態様が変えて表示されるから、オブジェクトがアイコン等に隠れることがなく、その規模や外形を把握することができる。
【0007】
また本発明は、上記地図表示装置において、前記検索手段の検索結果に該当するオブジェクトの輪郭線、或いは、当該輪郭線内の表示態様を変えて表示することを特徴とする。
本発明によれば、オブジェクトの輪郭線、或いは、当該輪郭線内の表示態様を変えることで、当該オブジェクトが強調して表示され、識別性の向上が図られる。また、地図上でのオブジェクトの大きさが変わることがないから、オブジェクトの規模や外形を正確に把握することができる。
【0008】
また本発明は、路線を指定する検索キーに、当該路線を構成する道路又は線路、及び、当該路線に属する施設を対応付けて記憶する検索地図連動記憶手段を備え、前記検索キーにより路線が指定された場合には、該当する道路又は線路及び施設の前記地図上での表示態様を共に変えて前記表示手段に表示することを特徴とする。
本発明によれば、地図上では、検索結果に該当する道路又は線路とともに当該道路又は線路に属する施設が共に表示態様を変えて表示されるため、道路又は線路を辿って、駅やインターチェンジ等の各施設を容易に見つけ出し、また、各々の位置関係を容易に把握することができる。
【0009】
また本発明は、自身の位置を検出する位置検出手段と、上記のいずれかに記載の地図表示装置と、を備え、前記検索手段の検索結果に該当するオブジェクトを表示した地図上に、前記自身の位置を共に表示することを特徴とするナビゲーション装置を提供する。
本発明によれば、検索結果を示す地図上に、自身の位置が共に表示されるため、最寄りのオブジェクトが見つけやすくなる。
【0010】
また本発明は、表示手段に地図を表示するコンピューターを、前記地図に建築物及び施設を含むオブジェクトを表示可能にする地図データを記憶する地図記憶手段、検索キーに該当するオブジェクトを検索する検索手段、前記検索手段の検索結果に該当するオブジェクトの前記地図上での表示態様を変えて前記表示手段に表示する手段として機能させるためのプログラムを提供する。
また本発明は、表示手段に地図を表示するコンピューターを、前記地図に建築物及び施設を含むオブジェクトを表示可能にする地図データを記憶する地図記憶手段、検索キーに該当するオブジェクトを検索する検索手段、前記検索手段の検索結果に該当するオブジェクトの前記地図上での表示態様を変えて前記表示手段に表示する手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体を提供する。
係る記録媒体としては、ハードディスクドライブ等の磁気ディスクや、CD−ROM等の光ディスク、半導体メモリー等のデジタルデータを記録可能な任意の記録媒体があり得る。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、検索手段の検索結果に該当するオブジェクトが地図上で表示態様を変えて表示され、オブジェクトの位置をアイコン等で指し示されることがないため、当該アイコン等によってオブジェクトの周辺が隠れることがなく、オブジェクトの周辺を把握することができる。また、オブジェクトの表示態様が変えて表示されるから、オブジェクトの規模や外形を把握することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る車載機器としてのカーナビゲーション装置1の機能ブロック図である。このカーナビゲーション装置1は、地図上に自車位置を表示するとともに、目的地までの経路を表示して経路案内を行うナビゲーション機能と、建築物や施設を検索して検索結果を表示する検索機能とを備える。
【0013】
具体的には、カーナビゲーション装置1は、制御部2と、自車位置検出部4と、データ記憶部6と、操作部8と、表示部10とを備えている。
制御部2は、各部を中枢的に制御するものであり、プログラム実行手段としてのCPUや、プログラム等を格納したROM、プログラム実行中にワークエリアとして用いられるDRAM、各種データのバックアップメモリーとして機能するSRAM、その他周辺回路を備えて構成されている。上記ナビゲーション機能や検索機能等の各種の機能は、上記プログラムにより実現される。
【0014】
自車位置検出部4は、カーナビゲーション装置1が搭載された車輌の現在位置を検出し制御部2に出力するものであり、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS電波を受信して自車位置の絶対座標位置を検出するGPS12を備えている。この自車位置検出部4は、更に、車輌の相対的な移動方向を検出するジャイロセンサー14と、車輌の走行状態に関する情報として例えば車輌のスモールライト(車幅灯)のオン・オフやパーキングブレーキ操作状態、車輌の走行速度を示す車速パルスを取得する車輌情報取得部16とを備え、自律航法可能に構成されている。
【0015】
データ記憶部6は、各種データを記憶するものであり、特に、上記ナビゲーション機能や検索機能に供されるデータを記憶するデータベースとして、地図データベース20と、検索データベース22と、検索・地図連動データベース24とを備えている。
地図データベース20には、図2に示すように、経路案内等に用いられる地図データ30が記憶されている。地図データ30は、各縮尺の地図(図葉)ごとに、道路データ30Aと、背景データ30Bと、名称データ30Cとを備えている。
【0016】
道路データ30Aは、道路網を表現するレイヤのデータであり、交差点等の道路の結節点を示すノードデータやノード間の道路区間を示すリンクデータを含んで構成されている。背景データ30Bは、地図上のオブジェクトを表示するレイヤのデータである。具体的には、この背景データ30Bには、道路や線路、空港、駅、ビル、民家、公園、サービスエリア、河川、海岸線等のオブジェクトの位置や外形線や境界線等の輪郭線を表示するためのデータが含まれている。名称データ30Cは、市町村名、建物名、道路の路線名、鉄道路線名などの各種名称を表示するレイヤのデータである。
地図を表示する際には、上記道路データ30Aで規定された道路のレイヤ、背景データ30Bで規定されたオブジェクトのレイヤ、及び、名称データ30Cで規定された名称のレイヤが重ねて表示される。
【0017】
また、図2に示すように、道路データ30Aにあっては、都市間高速、都市高速、有料道・・・といった道路種別が各リンクデータに対応付けられており、道路種別から道路が指定可能に構成されている。
背景データ30Bにあっては、例えば、河川や湖沼、灌漑用水路等の水系や、緑地データ、街区、線路が属する鉄道会社、鉄道会社に属する駅といったように、オブジェクトが属するカテゴリーが対応付けられており、カテゴリーからオブジェクトを指定可能に構成されている。
名称データ30Cにあっては、例えば施設、公園、学校、鉄道、道路などのように、名称が示すオブジェクトのカテゴリーが対応付けられており、当該カテゴリーから名称を指定可能に構成されている。
【0018】
検索データベース22は、検索対象とするPOI(Point Of Interest)データの検索カテゴリー40を検索キーとして格納する。この検索カテゴリー40には、検索対象として地図上のPOIとなり得るオブジェクトが指定されるものであれば任意のカテゴリーを用いることができる。本実施形態では、各社の鉄道(線路及び駅のオブジェクト)を個別に検索可能にすべく、「○×鉄道」や「私鉄」が検索カテゴリー40に設けられており、また、各種道路を検索可能にすべく、「高速道路名」や「SA(Service Area)名」、「IC(Inter Change)名」、「路線番号」が検索カテゴリー40に設けられている。
なお、この他にも、例えばコンビニエンスストアやスーパーマーケット、ガソリンスタンドといった業種を指定する検索カテゴリー40を設けても良く、さらに、公園や図書館、水族館等の施設を指定する検索カテゴリー40を設けても良い。
【0019】
検索・地図連動データベース24は、検索カテゴリー40と、地図データ30との対応関係を規定した検索地図関連付情報42を記憶する。具体的には、検索地図関連付情報42には、検索カテゴリー40で指定される地図上のオブジェクトごとに、当該オブジェクトに対応する地図データ30(道路データ30A、背景データ30B、名称データ30C)が対応付けられている。
これにより、検索カテゴリー40として、例えば「○×鉄道」といった鉄道路線が指定されると、この「○×鉄道」に属するオブジェクト(駅や線路)の地図データ30が特定される。また同様に、例えば、高速道路名といった道路の路線が検索カテゴリー40に指定されると、当該高速道路に属するオブジェクト(道路やIC、SA)の地図データ30が特定される。
【0020】
図1に戻り、制御部2は、ナビゲーション部50と、地図検索部52と、検索結果表示部54とを備えている。ナビゲーション部50は、上記自車位置検出部4で検出された自車位置と目的地までの経路を示す地図を表示部10に表示して当該目的地までの経路案を行う。
地図検索部52は、検索対象とするPOIの検索カテゴリー40が指定された場合に、当該検索カテゴリー40に対応する地図上のオブジェクトを、検索・地図連動データベース24を参照して特定する。
検索結果表示部54は、地図検索部52により特定された地図上のオブジェクトの表示態様を、例えば当該オブジェクトの輪郭線の太さを変えたり、輪郭線内の色や模様、濃淡を変えるといったように任意に変更して強調表示を行うものである。
【0021】
表示部10は、上記地図データ30に基づく地図を表示し、経路案内動作には、地図上に自車位置と目的地までの経路を表示する。さらに、検索動作時には、上記検索カテゴリー40を指定するための画面や、検索結果に該当するオブジェクトを強調表示した地図を表示する。
操作部8は、複数の操作子を備え、上記検索カテゴリー40の指定等の指示入力に用いられる。
【0022】
以上の構成の下、地図検索動作時においては、操作部8の操作により、検索対象とするPOIの検索カテゴリー40が指定されると、制御部2の地図検索部52は、当該検索カテゴリー40を検索キーとして、検索・地図連動データベース24を検索する。そして、地図検索部52は、該当する検索地図関連付情報42に基づいて、検索結果に該当するオブジェクトの地図データ30(道路データ30A、背景データ30B、名称データ30C)を特定する。
次いで、特定された地図データ30に基づいて、制御部2の検索結果表示部54が、検索結果に該当する地図上のオブジェクト自体の表示態様を異ならせることで強調表示し、検索結果をユーザーに通知する。
【0023】
例えば、検索カテゴリー40として「温泉・入浴施設」が指定された場合、図3(A)に示す地図の例においては、地図上の「△△ランド」、「○×銭湯」及び「□□健康センター」の各オブジェクトが検索結果に該当する。そして、図3(B)に示すように、これらのオブジェクトの輪郭線の太さ、当該輪郭線の内側の表示色或いは模様が、検索前よりも目立つように強調表示される。
【0024】
この検索結果の表示においては、検索結果に該当するオブジェクトの位置をアイコン等で指し示すのではなく、当該オブジェクト自体が地図上で強調表示されることから、オブジェクトの周辺道路や施設、建築物が隠れることがない。これにより、ユーザーは、オブジェクトに至る道を把握でき、オブジェクトへのアクセスの良さなどを基準にして、検索結果に該当したオブジェクトから所望のオブジェクトを選定することができる。
【0025】
また、オブジェクトの輪郭線や当該輪郭線の内側の表示態様を、当該オブジェクトが強調されるように変えることで検索結果を強調表示するため、これらのオブジェクトの建築物の大きさの違いや規模を容易に把握することができる。例えば、オブジェクトが公園であれば、公園の広さを視覚的に容易に把握することができ、また、オブジェクトがショッピングセンター等の施設であれば、その施設の規模を視覚的に容易に把握することができる。
【0026】
ここで、前掲図2に示すように、本実施形態では、鉄道線路や道路等にあっては、当該線路に属する駅や道路に属するサービスエリア(SA)、インターチェンジ(IC)等の施設や建築物も線路や道路とともに、路線を指定する検索カテゴリー40に対応付けられている。
したがって、検索カテゴリー40として、例えば「○×鉄道」のように鉄道会社の路線が指定された場合、図4(A)に示す地図の例においては、「○×鉄道」の路線に属する線路とともに、当該線路に属する各駅(「あいうえお駅」及び「かきくけこ駅」)がオブジェクトの検索に該当することになる。そして、図4(B)に示すように、線路及び各駅の輪郭線の太さ、当該輪郭線の内側の表示色や模様が、検索前よりも目立つように強調表示される。
このように、地図上では、検索結果に該当する線路とともに当該線路に属する各駅が共に強調して表示されるため、線路を辿って各駅の場所を容易に把握でき、また、自車位置マークMが地図上に表示されることで最寄りの駅が見つけやすくなる。
【0027】
また、地図検索動作時には、検索カテゴリー40に対応するオブジェクトが、表示部10に表示されている地図の地域にかかわらず地図データ30から全て抽出される。すなわち、例えば、検索結果を表示する地図画面において、表示する地域を変更した場合でも、変更後の地図上で検索結果に該当するオブジェクトが強調表示されるため、地図の表示地域を例えば目的地周辺等に切替えたときに当該オブジェクトを再検索する手間を省略することができる。
【0028】
これと同様に、例えば広域地図に切替える等して、地図の縮尺を変更する場合であっても、縮尺変更後の地図に、検索結果に該当したオブジェクトの表示が含まれている限り、このオブジェクト自体が強調表示されるから、再検索の手間を省略することができる。特に、幹線道路や国道、高速道路などの路線のオブジェクトは、全ての縮尺の地図に表示されように地図データ30が構成されている。したがって、係るオブジェクトを検索カテゴリー40に指定して検索された場合には、地図の縮尺にかかわらずに、当該オブジェクト自体が強調表示されることとなる。
【0029】
このように、本実施形態によれば、地図上のオブジェクトの検索結果を表示する際には、地図検索部52の検索結果に該当するオブジェクト自体の地図上での表示態様を変えて表示する構成とした。これにより、検索結果に該当するオブジェクトの位置をアイコン等で指し示されることがないから、当該アイコン等によってオブジェクトの周辺が隠れることがなく、オブジェクトの周辺道路等を把握することができる。また、オブジェクトの表示態様が変えて表示されるから、オブジェクトがアイコン等に隠れることがなく、その規模や外形も把握することができる。
【0030】
また本実施形態によれば、オブジェクトの輪郭線、或いは、当該輪郭線内の表示態様を変えて当該オブジェクトが強調して表示する構成とした。これにより、検索結果に該当するオブジェクトの識別性の向上が図られ、また、地図上でのオブジェクトの大きさが変わることがないから、オブジェクトの規模や外形を正確に把握することができる。
【0031】
また本実施形態によれば、地図上では、路線を検索カテゴリー40で指定することにより、検索結果に該当する路線の道路又は線路とともに当該道路又は線路に属する施設が共に表示態様を変えて表示されるため、道路又は線路を辿って、駅やインターチェンジ等の各施設を容易に見つけ出し、また、各々の位置関係を容易に把握することができる。
特に本実施形態によれば、検索結果を示す地図上に、自車位置マークMが共に表示されるため、最寄りのオブジェクトが見つけやすくなる。
【0032】
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、ナビゲーション装置の一態様として、車輌に搭載されるカーナビゲーション装置1を例示したが、これに限らず、例えば、ユーザーが携帯して使用する携帯型のポータブルナビゲーション装置であっても良い。
また、携帯電話機や携帯型パーソナルコンピューター等の移動端末に本発明を適用し、これらの移動端末が備える表示パネルに、本発明に係る地図の表示を行うようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の実施形態に係る車載機器としてのカーナビゲーション装置の機能ブロック図である。
【図2】データ記憶部が備える各種データベースを説明するための図である。
【図3】建築物のオブジェクトの検索動作を説明するための図である。
【図4】路線に属するオブジェクトの検索動作を説明するための図である。
【符号の説明】
【0034】
1 カーナビゲーション装置
2 制御部
4 自車位置検出部
6 データ記憶部
10 表示部
20 地図データベース
22 検索データベース
24 検索・地図連動データベース
30 地図データ
30A 道路データ
30B 背景データ
30C 名称データ
40 検索カテゴリー
42 検索地図関連付情報
50 ナビゲーション部
52 地図検索部
54 検索結果表示部
M 自車位置マーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図を表示する表示手段を備えた地図表示装置であって、
前記地図に建築物及び施設を含むオブジェクトを表示可能にする地図データを記憶する地図記憶手段と、
検索キーに該当するオブジェクトを検索する検索手段と、を備え、
前記検索手段の検索結果に該当するオブジェクトの前記地図上での表示態様を変えて前記表示手段に表示する
ことを特徴とする地図表示装置。
【請求項2】
前記検索手段の検索結果に該当するオブジェクトの輪郭線、或いは、当該輪郭線内の表示態様を変えて表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の地図表示装置。
【請求項3】
路線を指定する検索キーに、当該路線を構成する道路又は線路、及び、当該路線に属する施設を対応付けて記憶する検索地図連動記憶手段を備え、
前記検索キーにより路線が指定された場合には、該当する道路又は線路及び施設の前記地図上での表示態様を共に変えて前記表示手段に表示する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の地図表示装置。
【請求項4】
自身の位置を検出する位置検出手段と、
請求項1乃至3のいずれかに記載の地図表示装置と、を備え、
前記検索手段の検索結果に該当するオブジェクトを表示した地図上に、前記自身の位置を共に表示する
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
表示手段に地図を表示するコンピューターを、
前記地図に建築物及び施設を含むオブジェクトを表示可能にする地図データを記憶する地図記憶手段、
検索キーに該当するオブジェクトを検索する検索手段、
前記検索手段の検索結果に該当するオブジェクトの前記地図上での表示態様を変えて前記表示手段に表示する手段
として機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−210783(P2010−210783A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−55053(P2009−55053)
【出願日】平成21年3月9日(2009.3.9)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】