説明

基板の熱処理装置本発明は、基板を保持して搬送する搬送用プレートを備えた基板の熱処理装置に関し、特に熱処理時の基板の温度分布が均一で、マイクロクラックや基板割れの発生が少ない搬送用プレートを備えた基板の熱処理装置に関する。

【課題】熱処理時の基板の温度分布が均一で、マイクロクラックや基板割れの発生が少な
い搬送用プレートを備えた基板の熱処理装置を提供すること。
【解決手段】本発明の基板の熱処理装置は、例えばガラス基板20を保持して搬送する搬
送用プレート10Aを備え、前記搬送用プレート10Aは、前記基板20の外周端部を前
記基板20の外周側から部分的に接触して保持する複数個の保持部35を備えていること
を特徴とする。この搬送用プレート10Aにおいては、前記基板20の外形よりも大きな
中央開口部12を有するフレーム部11を備え、前記保持部35は、前記基板20の外周
端部の一部と平面的に重なるように、前記フレーム部から突出するように設けるとよい。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
従来から、液晶パネルをはじめとする各種表示装置の製造工程においては、透明基板で
あるガラス基板上に各種電極や配線の形成、スイッチング素子の形成、フォトレジスト膜
の形成等を行うために、ガラス基板に対して各種の熱処理が行われている。この場合、ガ
ラス基板は、例えば合成石英製の搬送プレート上に載置されて加熱炉内を搬送され、連続
的に加熱処理が行われる。
【0002】
例えば、下記の特許文献1には、剥離帯電や基板割れに対応できる熱処理用の搬送用プ
レートの発明が開示されている。この熱処理用の搬送用プレートは、通気孔を有するとと
もに表面に溝が設けられており、この通気孔を介してガラス基板を搬送用プレートに真空
吸着しつつ熱処理を行うようになされている。しかし、この従来技術は、通気孔を真空引
きしてガラス基板を搬送用プレートに吸着して固定し、ガラス基板を搬送用プレートから
移動させる時に真空の解除を行っているため、装置が大掛かりになってしまう。
【0003】
このような真空吸着の技術を用いることなく、ガラス基板を保持して加熱装置に搬送す
るための搬送用プレートも知られている。この従来例の搬送用プレート10Dは、平面図
である図6に示すように、略正方形状をしており、合成石英で形成されたフレーム部11
を備えている。このフレーム部11は、中央に載置されたガラス基板20が上部からヒー
タにより加熱されるだけでなく、下部のヒータによっても良好に加熱されるように、大き
な中央開口部12が形成されている。
【0004】
そして、フレーム部11にはガラス基板20の外周端部21を全周に亘って下面に当接
する保持部13が形成されている。また、フレーム部11は、中央開口部12以外にも多
くの開口部14が設けられ、フレーム部11の上下間で加熱された周囲雰囲気の対流が円
滑に行われるようになっている。この保持部13は、一部拡大断面図である図7に示すよ
うに、側方から見て段状となっており、ガラス基板20が所定の位置に位置決めされるよ
うになっている。
【特許文献1】特開平6−185873号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような従来例の搬送用プレート10Dを使用すると、例えば液晶
パネルの製造工程においてはガラス基板20が550℃以上に加熱される高温熱処理工程
があるため、ガラス基板の面内温度分布が悪いと基板に大きなストレスがかかり、ガラス
基板20にマイクロクラックが生じたり、基板割れが発生することがあった。実際に発生
した基板割れの大半が搬送用プレート10Dにより支持されている部分と支持されていな
い部分の境界X点(図7参照)で発生しており、そのため熱処理工程における不良品の発
生率が大きいという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記の問題点を排除することができ、熱処理時の基板の温度分布が
均一で、基板にマイクロクラックや割れの発生が少なく、不良品の発生が少ない搬送用プ
レートを備えた基板の熱処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明の熱処理装置は、基板を保持して搬送する搬送用プレ
ートを備えた基板の熱処理装置において、前記搬送用プレートは、前記基板の外周端部を
前記基板の外周側から部分的に接触して保持する複数個の保持部を備えていることを特徴
とする。
【0008】
また、本発明の熱処理装置は、上記の基板の熱処理装置において、前記搬送用プレート
は前記基板の外形よりも大きな中央開口部を有するフレーム部を備え、前記保持部は、前
記基板の外周端部の一部と平面的に重なるように、前記フレーム部から突出するように設
けられていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の熱処理装置は、上記の基板の熱処理装置において、前記保持部は所定の
幅を有する板状部材からなることを特徴とする。

また、本発明の熱処理装置は、上記の基板の熱処理装置において、前記保持部はピン状
部材からなることを特徴とする。

また、本発明の熱処理装置は、上記の何れかに記載の基板の熱処理装置において、前記
基板は多角形状であり、前記保持部は前記多角形の基板の各辺及び各角の少なくとも一方
に対応する位置に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、上記構成を備えることにより、以下に述べるとおりの優れた効果を奏する。
すなわち、本発明の熱処理装置によれば、基板は複数個の保持部により基板の外周縁に部
分的に接触するようにして保持されているため、基板と保持部とが接触する面積が少なく
なっているので、基板全体が均一に加熱されるようになり、そのために付随的に以下の効
果も奏するようになる。
【0011】
(1)基板の温度分布が均一になるので、基板に大きなストレスを生じることがなくな
り、基板にマイクロクラックや割れの発生が少なくなる。
【0012】
(2)基板全体が一様に加熱処理された、品質の向上した基板が得られる。
【0013】
(3)熱源からの熱が基板に直接に伝わる量が多くなるので、基板を所定の温度まで迅
速に加熱することができるようになる。
【0014】
また、本発明の熱処理装置によれば、前記中央開口部の周囲を介して加熱された周囲雰
囲気の対流が円滑になされるので前記基板の両面が均一に加熱されるようになる。
【0015】
また、本発明の熱処理装置によれば、前記基板は板状部材の面に当接されて保持される
ので、安定した状態で保持することができる。
【0016】
また、本発明の熱処理装置によれば、前記基板はピン状の保持部と線接触状態で保持さ
れるから、基板と保持部との間の接触面積が極めて小さいので、より基板の温度分布を均
一にすることができるようになる。
【0017】
また、本発明の熱処理装置によれば、多角形状の基板の各辺ないし各角が保持部によっ
て保持されているため、基板をより安定に保持することができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の具体例を実施例、比較例及び図面を用いてガラス基板を熱処理する場合
について詳細に説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明をこの実施例に特定する
ことを意図するものではなく、本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱すること
なく種々の変更を行ったものにも均しく適用し得るものである。
【0019】
まず最初に、実施例及び比較例に共通する熱処理装置30の概略構成について図5を用
いて説明する。ただし、図5においては図6及び図7に示した従来例の構成と同一の構成
部分には同一の参照符号を付与して説明する。この熱処理装置30は、ヒートチャンバ3
1、複数個の基板搬送用プレート10をヒートチャンバ31内へ循環搬送するコンベヤー
32を備えている。ヒートチャンバ31は、間隙を置いて上下に配された加熱源である例
えば12個の上部ヒータHU1〜HU12と12個の下部ヒータHD1〜HD12とを有
しており、基板搬送用プレート10が設けられたコンベヤー32が上部ヒータHU1〜H
U12と下部ヒータHD1〜HD12との間を一定速度で一方向(図5においては右方向
)に連続的に移送されるようになっている。
【0020】
そして、熱処理されるガラス基板20は、基板載置位置33で図示しないロボットによ
り基板搬送用プレート10上に載置され、ヒートチャンバ31内を通って均一に加熱され
た後に、基板離脱位置34において同じく図示しないロボットにより基板搬送プレート1
0から持ち上げられて、次の工程に移送されるようになっている。
【0021】
次に、上述した加熱装置10における加熱状態を説明する。下記表1に上部ヒータHU
1〜HU12と下部ヒータHD1〜HD12の発熱温度と、基板搬送用プレート10の移
動速度と関係の一例を示す。この例では、ヒートチャンバ31の入口と出口の温度はそれ
ぞれ550℃に維持され、ヒートチャンバの中間では最高650℃まで昇温されるように
なっている。また、基板搬送プレートの移動速度は20mm/secの一定値に設定され
ている。一方、以下の実施例及び比較例に共通して用いられたガラス基板20のサイズは
、縦が550mm、横が670mm、厚さが0.6mmのものである。
【0022】
【表1】

[比較例]
比較例で使用した基板搬送用プレートとしては図6に示した従来例の基板搬送用プレー
ト10Dと同形状のものを使用した。そして、図7に示したように、この基板搬送用プレ
ート10Dの保持部13は、側方から見て段状となっており、ガラス基板20の周囲縁全
体にわたって基板搬送用プレート10の保持部13上に載置させた。ガラス基板20の保
持部13上に載置された幅L1は約10mmである。そして、ヒートチャンバ31内を搬
送中にガラス基板20の横方向の中央部に沿って、ガラス基板20の端面からL2=約3
mmの位置A及びE、ガラス基板20の端面からL3=約15mmの位置B及びD、ガラ
ス基板20の中心部Cの温度変化を赤外線放射温度計(図示せず)によって測定した。こ
の位置A及びEはガラス基板20の下部が保持部13により保持されている部分であり、
また位置C〜Dはいずれもフレーム11の中央開口部12に位置し、ガラス基板の下部に
は保持部13が存在していない。この比較例におけるA〜Eの位置の温度変化を図8に示
す。なお、図8において曲線a〜eはそれぞれA〜Eの位置の温度変化曲線であり、また
、図8における横軸の数値はガラス基板20のA〜Eの位置がヒートチャンバ31内に入
ってからの時間(秒)を示す。
【0023】
比較例におけるガラス基板10Dが図5の矢印で示す方向に移動してヒートチャンバ3
1に進入すると、ガラス基板20の下部に保持部13が存在していないB、C及びD点は
、曲線b、c及びdで示すように、急速に約620℃まで加熱されるが、ガラス基板20
の下部に保持部13が存在しているA及びE点は、曲線a及びeで示したように、温度上
昇が遅く、ガラス基板20のA〜Eの位置がヒートチャンバ31内に入ってから最初の6
0秒間で最高温度差が約117℃にもなっている。しかもヒートチャンバ31から搬送さ
れて出てきたガラス基板20には目視でかなりのうねりが認められた。
【0024】
このことは、比較例で使用した搬送用プレート10Dを使用すると、ガラス基板20の
周縁部の全体にわたって特に下部のヒータからの熱が保持部13によって遮られるために
、ガラス基板20の周縁部に対応するA点及びE点の温度上昇が遅くなったものと認めら
れる。そのため、ガラス基板20にはA及びEの位置とB〜Dの位置との間で大きな温度
差が生じるために、ガラス基板20に大きなストレスが加わることとなって、上述のよう
なうねりの発生の原因となり、最終的にはガラス基板20に対するマイクロクラックの発
生及びガラス割れにつながるものと認められる。
【実施例1】
【0025】
実施例1で使用した搬送用プレート10Aは、図1に示したように、フレーム部11か
ら中央開口部12に向けて複数個の所定の幅を有する板状保持部35が設けられているも
のである。この板状の保持部35は、フレーム部11と同一材料の合成石英から形成され
、ガラス基板20の長辺に対しては4箇所、短辺に対しては3箇所に所定の間隔をおいて
設けられている。板状の保持部35の形状は、幅が30mm〜50mmの板状でガラス基
板20を支持するに十分な厚みを有するものである。また、必要に応じてガラス基板20
の位置決めのための段部を設けてもよい。
【0026】
この搬送用プレート10Aを用いて比較例の場合と同様にしてガラス基板20をヒート
チャンバ31内に搬送した場合、比較例におけるガラス基板の位置A〜Eと実質的に同一
の位置であるA’〜E’点における温度変化曲線は、それぞれ図2の曲線a’〜e’のと
おりとなった。すなわち、実施例1の搬送用プレート10Aを使用すると、ガラス基板2
0の位置A’〜E’の下部には板状の保持部35が存在していないため、ガラス基板20
のA’〜E’の位置がヒートチャンバ31内に入ってから最初の60秒間で最高温度差が
約62℃となった。すなわち、この搬送用プレート10Aを用いた場合、比較例の搬送用
プレート10Dを使用した場合と比すると、最高温度差が約54℃低くなったことが確認
できた。
【0027】
このことは、実施例1の搬送用プレート10Aを使用すると、比較例の搬送用プレート
10Dを使用した場合と対比するとガラス基板20に加わるストレスがそれだけ小さくな
ったことを意味するものである。なお、実施例1の搬送用プレート10Aにおいても、ガ
ラス基板20の周縁部の下部には板状の保持部35が配置されている箇所が存在している
が、この板状の保持部35の幅はガラス基板20のサイズと比すると十分に小さいため、
ガラス基板20の周縁部の下部に保持部材35が存在している箇所の温度と保持部材35
が存在していない箇所の温度とは実質的に同一と見なせるようになる。そのため、実施例
1の搬送用プレート10Aを使用すると、表面積の大きなガラス基板20であっても不良
率の発生を少なくできる。
【実施例2】
【0028】
次に、実施例2で使用した搬送用プレート10Bについて図3を使用して説明するが、
実施例1と同一の構成部分には同じ参照符号を付与してその詳細な説明は省略する。この
実施例2で使用した搬送用プレート10Bは、フレーム部11から中央開口部12に向け
てフレーム部11にピン状の保持部36突出するように設けたものである。このピン状の
保持部36はインコネル、ハステロイ、モネル(何れも登録商標名)等の耐熱性金属から
なり、ガラス基板20を支持するに十分な剛性を有するものである。この実施例2で使用
した搬送用プレート10Bは、ピン状の保持部36でガラス基板20を支持するため、ガ
ラス基板20の下面とピン状の保持部36の接触部は、実質的に線状接触となり、接触面
積が非常に小さくなるため、下部ヒータHD1〜HD12からの熱が良好にガラス基板2
0に伝達される。従って、ガラス基板20における温度差の発生が少なくなり、ストレス
の発生を大幅に改善できるようになる。
【実施例3】
【0029】

次に、実施例3で使用した搬送用プレート10Cについて図4を使用して説明するが、
実施例1と同一の構成部分には同じ参照符号を付与してその詳細な説明は省略する。この
実施例3で使用した搬送用プレート10Cは、中央開口部12の四隅にフレーム部11か
ら中央開口部12に向けてガラス基板の角部を保持する第1の保持部37を設け、更に、
ガラス基板20の四辺の中央部分に対応する位置にフレーム部11から中央開口部12に
向けてフレーム部11にガラス基板20の各辺を保持する第2の保持部38を設けたもの
である。
【0030】
この実施例3で使用した搬送用プレート10Cは、ガラス基板20の角部を保持する第
1の保持部37を4箇所、ガラス基板20の各辺を保持する第2の保持部38を4箇所、
それぞれ設けたものを示したが、ガラス基板のサイズが小さい場合は第1の保持部37の
みあるいは第2の保持部38のみであってもよく、逆にガラス基板20のサイズが大きい
場合は、ガラス基板20のたわみを防ぐために、4箇所の第1の保持部37に加えて第2
の保持部38を各辺に複数個となるように設けてもよい。また、この実施例3で使用した
搬送用プレート10Cにおいては、第2の保持部28として図2に示したような所定幅の
板状の保持部としたり、図3に示したようなピン状とすることもできる。
【0031】
なお、上述した本発明の実施例1〜3においては、ガラス基板20が四角形のものを使
用した例を示したが、ガラス基板20が他の形状の多角形のものであってもよく、また楕
円形、円形等の形状のものであってもよい。また、上述した実施例1〜3においては、ガ
ラス基板20を加熱処理するものについて述べたが、これに限らず、ガラス基板以外のセ
ラミックス基板、金属製基板等に対しても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】実施例1の搬送用プレートにガラス基板を載置した場合の平面図である。
【図2】実施例1の搬送用プレートを使用した際のガラス基板の各部の温度変化を示すグラフである。
【図3】実施例2の搬送用プレートにガラス基板を載置した場合の平面図である。
【図4】実施例3の搬送用プレートにガラス基板を載置した場合の平面図である。
【図5】実施例及び比較例で使用した熱処理装置の概略構成を示す図である。
【図6】従来例のガラス基板を載置している搬送用プレートの平面図である。
【図7】図6の搬送用プレートの一部拡大断面図である。
【図8】比較例の搬送用プレートを使用した際のガラス基板の各部の温度変化を示すグラフである。
【符号の説明】
【0033】
10、10A〜10D 搬送用プレート
11 フレーム部
12 中央開口部
13 保持部
14 開口部
20 ガラス基板
21 外周端部
30 熱処理装置
31 ヒートチャンバ
32 コンベヤー
33 基板載置位置
34 基板離脱位置
35 板状の保持部
36 ピン状の保持部
37 第1の保持部

28 第2の保持部

HU1〜HU12 上部ヒータ
HD1〜HD12 下部ヒータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を保持して搬送する搬送用プレートを備えた基板の熱処理装置において、
前記搬送用プレートは、前記基板の外周端部を前記基板の外周側から部分的に接触して
保持する複数個の保持部を備えていることを特徴とする基板の熱処理装置。
【請求項2】
前記搬送用プレートは前記基板の外形よりも大きな中央開口部を有するフレーム部を備
え、前記保持部は、前記基板のABLE97外周端部ABLE97の一部と平面的に重なるように、前
記フレーム部から突出するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の基板
の熱処理装置。
【請求項3】
前記保持部は所定の幅を有する板状部材からなることを特徴とする請求項1又は2に記
載の基板の熱処理装置。
【請求項4】
前記保持部はピン状部材からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板の熱処
理装置。
【請求項5】
前記基板は多角形状であり、前記保持部は前記多角形の基板の各辺及び各角の少なくと
も一方に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
の基板の熱処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−242909(P2007−242909A)
【公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−63686(P2006−63686)
【出願日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【出願人】(304053854)エプソンイメージングデバイス株式会社 (2,386)
【Fターム(参考)】