説明

平版印刷版原版、及び平版印刷版原版積層体

【課題】有機高分子化合物を含有するバックコート層を有するものであって、積層した際の版同士の耐接着性、及び、感光層側の表面に生じる傷に対する耐性が良好であり、且つ、製版の際の静電スパークの発生とゴミの付着とを抑制しうる平版印刷版原版、及び、該平版印刷版原版を積層してなる積層体を提供すること。
【解決手段】アルミニウム支持体の一方の面に感光層を有し、前記アルミニウム支持体の他方の面に、帯電防止能を有する第1の有機高分子化合物と、該第1の有機高分子化合物とは異なる第2の有機高分子化合物と、を含有するバックコート層を有することを特徴とすることを特徴とする平版印刷版原版、及び該平版印刷版原版を積層してなる積層体。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルミニウム支持体の一方の面に感光層を有し、前記アルミニウム支持体の他方の面に、帯電防止能を有する第1の有機高分子化合物と、該第1の有機高分子化合物とは異なる第2の有機高分子化合物と、を含有するバックコート層を有することを特徴とすることを特徴とする平版印刷版原版。
【請求項2】
前記第1の有機高分子化合物がイオン残基を有する有機高分子化合物であることを特徴とする請求項1に記載の平版印刷版原版。
【請求項3】
前記イオン残基がアンモニウム基であることを特徴とする請求項2に記載の平版印刷版原版。
【請求項4】
前記アンモニウム基が四級アンモニウム基であることを特徴とする請求項3に記載の平版印刷版原版。
【請求項5】
前記第2の有機高分子化合物が、軟化点が70℃以上である有機高分子化合物であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
【請求項6】
前記第2の有機高分子化合物が、フェノール性水酸基を有する樹脂及びエポキシ樹脂からなる群より選択される少なくとも一種を含有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
【請求項7】
前記バックコート層中の前記第1の有機高分子化合物の含有量が、前記第2の有機高分子100質量部に対して、10質量部〜80質量部であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の平版印刷版原版。
【請求項8】
請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の平版印刷版原版を、同方向に向けて複数枚積層してなることを特徴とする平版印刷版原版積層体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2009−109526(P2009−109526A)
【公開日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−278363(P2007−278363)
【出願日】平成19年10月26日(2007.10.26)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】