説明

情報伝送システム

【課題】既設カメラにより得られる映像を行き先案内サービスに利用できるようにし、これにより既存の設備の用途を拡げてシステムのコストパフォーマンスを高め、かつ利用者に対しより有効性の高い行き先案内サービスを提供可能とする。
【解決手段】サーバ装置SVにおいて、端末装置TMからの案内表示要求に応じ、行き先店舗までの経路を示す地図データに加え、経路上に設置されたカメラのライブ映像データと、店舗外及び店舗内に設置されたカメラのライブ映像データとを含む行き先案内表示データを作成し、この作成された表示データを端末装置TMへ送信して表示するようにしたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数台のカメラを使用して撮像対象エリアの状況を撮像するカメラシステムに係わり、特に既設のカメラにより得られる映像を他のサービスに利用できるようにした情報伝送システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば駅構内や空港内、商店街、地下街などにおいて、監視対象エリアに対応付けて複数台のカメラを分散して設置し、これらのカメラにより撮像される監視対象エリアの映像を通信回線を介してセンタに伝送し、表示装置に表示すると共に記憶装置に記録するようにした監視システムが多く利用されている。この種のシステムを利用すれば、駅構内や空港内、商店街、地下街などの状況をセンタで監視対象エリア別に集中監視することができ、これにより防犯等を目的とした効率的な監視業務が実現される(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
一方、同じく駅構内や空港内、商店街、地下街などにおいては、施設案内用の表示装置を設置し、利用者が行き先を入力するとチケット売り場や待ち合わせ場所、所望の商店等の位置を地図上に表示する案内システムが使用されている。この種のシステムを利用することにより、施設や地理に不慣れな利用者も目的場所を見つけることが可能となる。
【特許文献1】特開2004−5482公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記従来の監視システムは例えば防犯等の1つの目的でしか使用されておらず、高価な設備が十分に生かされているとは云えない。一方、上記従来の案内システムは、予めデータベースに記憶された位置情報を地図上に表示するだけの機能しか持たない。このため、利用者は目的地までの経路上の風景や目印となる店舗、混雑状況といったリアルタイムな情報を得ることはできない。また、上記経路上の目印となる店舗等の付加情報を併せて表示することも提案されているが、店舗名が変わったり新たな店舗や建物ができるたびに上記付加情報を更新する必要があり、運営管理上の負担が大きくなる。
【0005】
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、既設カメラにより得られる映像を行き先案内サービスに利用できるようにし、これにより既存の設備の用途を拡げてシステムのコストパフォーマンスを高め、かつ利用者に対しより有効性の高い行き先案内サービスを提供可能とした情報伝送システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためにこの発明に係わる情報伝送システムは、各々撮像対象エリアを撮像する複数の既設カメラと、利用者が行き先を入力するための操作部及び上記撮像画像情報を表示可能な表示部を備える端末装置と、地図情報及び上記カメラの識別情報を記憶する記憶装置と、これらの装置に対し通信回線を介して接続可能なサーバ装置とを備える。
そして、上記サーバ装置において、上記利用者により入力された行き先を表す情報が上記端末装置から送られた場合に、この行き先情報に基づいて行き先に至る経路を表す地図情報とこの経路上に配置されたカメラの識別情報を上記記憶装置から読み出し、この読み出された識別情報をもとに上記複数のカメラのうち該当するカメラの撮像画像情報を選択する。そして、この選択された撮像画像情報を、上記読み出された地図情報に関連付けて表示するための表示情報を生成し、この表示情報を上記端末装置へ送信して表示させるようにしたものである。
【0007】
したがってこの発明によれば、行き先までの経路上に設置された既設カメラの撮像画像が地図情報に関連付けられて表示される。このため、利用者は行き先までの経路上の風景や目印となる店舗、混雑状況といった情報をリアルタイムに知ることが可能となり、これにより戸惑うことなく確実かつ短時間に行き先に到達することが可能となる。また、上記風景や目印となる店舗、混雑状況といった付加情報には、カメラによりリアルタイムに得られる画像をそのまま使用することができるので、店舗名が変わったり新たな店舗や建物ができたとしても上記付加情報を更新する必要がなく、運営管理上の面での負担も少なくて済む。さらに、何よりも高価なカメラシステムの設備を多用途に利用することが可能となり、これにより既設のシステムのコストパフォーマンスを高めることができる。
【発明の効果】
【0008】
要するにこの発明によれば、既設カメラにより得られる映像を行き先案内サービスに利用することができ、これにより既存の設備の用途を拡げることでシステムのコストパフォーマンスを高め、かつ利用者に対しより有効性の高い行き先案内サービスを提供可能とした情報伝送システムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1は、この発明の一実施形態である情報伝送システムを採用した監視システムを示す概略構成図である。この監視システムは、例えば駅前商店街に敷設され、複数の監視カメラC1〜C5及び記憶装置DBを通信ケーブル等を介してサーバ装置SVに接続すると共に、このサーバ装置SVに対し通信ネットワークNWを介して行き先案内用の端末装置TMを接続可能としたものである。通信ネットワークNWは、例えばLAN(Local Area Network)により構成される。なお、端末装置TMとサーバ装置SVとの間の距離が大きく離れている場合には、IP(Internet Protocol)網と、このIP網にアクセスするためのアクセス網とを利用することも可能である。
【0010】
監視カメラC1〜C5は、例えば駅の出口や周辺の主要店舗前やその店舗内、当該店舗までの経路上の要所に設置される。要所とは、目的地までの経路を案内するための目印となる地点であり、例えば交番や公園、有名店舗等が含まれる。この監視カメラC1〜C5により撮像された映像信号は、通信ケーブルを介してサーバ装置SVに送信される。
【0011】
記憶装置DBは、例えばハードディスク等を記憶媒体として使用したもので、この記憶装置DBには、店舗位置データベースDB1、カメラ位置データベースDB2及び地図データベースが設けられている。店舗位置データベースDB1には、行き先として想定される複数の店舗の位置データが予め記憶されている。図3にその一例を示す。カメラ位置データベースDB2には、カメラC1〜C5の設置位置を表す位置データが予め記憶されている。図4にその一例を示す。店舗の位置データ及びカメラC1〜C5の設置位置データは、例えばサービスエリアを多数の小エリアに細分化し、これらの小エリアごとに定義されたエリア符号により表される。なお、位置データをさらに詳細に表す必要がある場合には住所や緯度経度により表してもよい。
【0012】
ところで、サーバ装置SVは次のように構成される。図2は、その機能構成を示すブロック図である。
サーバ装置SVは、マイクロプロセッサなどの中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)11を備える。このCPU11には、バス12を介してデータメモリ13及びプログラムメモリ14が接続され、さらにカメラ入力インタフェース(カメラ入力I/F)15、データベースインタフェース(データベースI/F)16、及び通信インタフェース(通信I/F)17がそれぞれ接続される。
【0013】
カメラ入力I/F15は、CPU11の制御の下、上述のカメラC1〜C5から通信ケーブルを介して送られる映像信号の受信処理を行う。データベースI/F16は、CPU11の制御の下、記憶装置DBに対し通信ケーブルを介してアクセスし、記憶装置DBの店舗位置データベースDB1、カメラ位置データベースDB2及び地図データベースから読み出されたデータを受信してデータメモリ13に保存する機能を有する。通信I/F17は、CPU11の制御の下、通信ネットワークNWを介して端末装置TMとの間で通信を行う。
【0014】
プログラムメモリ14には、この発明に係わる制御プログラムとして、案内要求受付プログラム14aと、行き先案内情報生成プログラム14bと、行き先案内情報配信プログラム14cとが格納されている。案内要求受付プログラム14aは、サーバ装置SVにおいて常駐プログラムとして動作するものであり、端末装置TMから送信された案内要求を通信ネットワークNWを介して受信しその内容を認識する。
【0015】
行き先案内情報生成プログラム14bは、受信された案内要求に応じて、現在位置から行き先の店舗までの経路を表す地図データと、当該経路上に配置されたカメラにより撮像された映像と、行き先の店舗外及び店舗内に設置されたカメラにより撮像された映像とから構成される行き先案内データを作成する。案内データ配信プログラム14cは、上記行き先案内情報生成プログラム14bにより作成された行き先案内データを、要求元の端末装置TMに向け通信I/Fから通信ネットワークNWへ送信する。
【0016】
端末装置TMは、例えば駅構内に固定的に設置されるもので、タッチパネル式の入力装置及び液晶表示装置を備えたパーソナル・コンピュータにより構成される。また端末装置TMは通信インタフェースを備え、この通信インタフェースにより上記通信ネットワークNWを介してサーバ装置SVとの間でデータの送受信を行う。
【0017】
上記液晶表示装置には、メイン画面と、行き先案内表示画面とが選択的に表示される。図6及び図7はそれぞれメイン画面及び行き先案内表示画面の一例を示す図である。
先ずメイン画面2には、行き先選択メニュー表示エリア21と、行き先検索情報表示エリア22と、決定ボタン23とが表示される。行き先選択メニュー表示エリア21には、行き先案内サービスを提供可能な目的地のリストが表示される。行き先検索情報表示エリア22には、タッチパネルにおいて手入力された行き先店舗名等が表示される。決定ボタン23は、上記行き先選択メニュー表示エリア21または行き先検索情報表示エリア22に表示された目的地を確定するときに操作する。決定ボタン23を押下することによって、次に述べる行き先経路案内表示画面が表示される。
【0018】
行き先経路案内表示画面3には、行き先経路表示エリア31、カメラ映像表示エリア32、カメラ選択ボタン33、店舗外映像表示エリア34、及び店舗内映像表示エリア35が表示される。行き先経路表示エリア31には、現在地から目的地までの経路を点滅表示した地図データが表示される。また、当該地図データには上記経路上におけるカメラの設置位置が表示される。カメラ映像表示エリア32には、上記経路上に配置されたカメラのライブ映像が表示される。カメラ選択ボタン33は、上記経路上に複数台のカメラが存在する場合に、上記カメラ映像表示エリア32に表示するカメラ映像を切り替えるために使用される。店舗外映像表示エリア34及び店舗内映像表示エリア35にはそれぞれ、店舗外に設置されたカメラのライブ映像、及び店舗内に設置されたカメラのライブ映像がそれぞれ表示される。
【0019】
次に、以上のように構成された監視システムの動作について説明する。図5は、サーバ装置SVにおける案内情報提供サービスの制御手順と制御内容を示すフローチャートである。
定常状態において、端末装置TMにはメイン画面2が表示されている。この状態で、利用者が行き先選択メニューを選択するか、または行き先の所望の店舗名を入力したのち、決定ボタン23を押下したとする。そうすると、端末装置TMからサーバ装置SVへ、通信ネットワークNWを介して行き先案内表示要求が送られる。
【0020】
サーバ装置SVのCPU11は、通常の監視制御を実行しながら、案内要求受付プログラム14aによりステップS7aにおいて端末装置TMからの行き先案内表示要求の到来を監視している。そして、行き先案内表示要求が到来すると、CPU11は行き先案内情報作成プログラム14bを次のように実行する。
【0021】
すなわち、先ずステップS7bにおいて、上記受信された行き先案内表示要求に含まれる行き先店舗名をもとに記憶装置DBに対しアクセスし、これにより上記行き先店舗の位置情報と対応する経路情報を店舗位置データベースDB1から読み出す。またステップS7cにおいて、上記経路情報をもとに記憶装置DBのカメラ位置データベースDB2に対しアクセスすることにより上記経路上に配置されたカメラを特定し、この特定されたカメラからの映像データをステップS7dにより選択する。
【0022】
次にステップS7eにおいて、上記経路を含むエリアの地図データを記憶装置DBの地図データベース(図示せず)から読み出すと共に、上記行き先店舗外及び店舗内に設置されたカメラからの映像データをそれぞれ選択し、上記経路を含むエリアの地図データと、上記選択された店舗外及び店舗内の映像データと、上記特定されたカメラの映像データとをもとに行き先案内表示データを作成する。そして、行き先案内情報配信プログラム14cを起動し、ステップS7fにおいて、上記作成された行き先案内表示データを要求元の端末装置TMへ通信ネットワークNWを介して送信する。
【0023】
これに対し端末装置TMでは、上記サーバ装置SVから行き先案内表示データが送られると、この表示データは通信インタフェースにより受信されたのち、行き先経路案内表示画面3として液晶表示装置に表示される。図7にその表示結果の一例を示す。すなわち、行き先経路表示エリア31に経路を含むエリアの地図データが表示され、またカメラ映像表示エリア32には経路上に配置されたカメラの映像データが、さらに店舗外映像表示エリア34及び店舗内映像表示エリア35にはそれぞれ店舗外及び店舗内の映像データが表示される。
【0024】
また、この状態で利用者がカメラ選択ボタン33を操作すると、その操作コマンドが端末装置TMからサーバ装置SVに送られ、サーバ装置SVは経路上に配置された他のカメラの映像データを選択して端末装置TMへ送信する。この結果、端末装置TMのカメラ映像表示エリア32には、経路上に配置された複数のカメラのうちの他のカメラの映像データが表示される。
【0025】
なお、記憶装置DBに店舗情報データベースを設け、端末装置TMから到来した行き先案内表示要求に含まれる行き先店舗名をもとに上記店舗情報データベースから行き先店舗の属性情報を読み出す。そして、この読み出された店舗の属性情報を行き先案内表示データに付加して端末装置TMへ送信して表示するようにしてもよい。表示対象の属性情報としては、例えば行き先店舗の住所や電話番号、現在位置からの所要時間、定休日が挙げられる。
【0026】
以上述べたようにこの実施形態では、サーバ装置SVにおいて、端末装置TMからの案内表示要求に応じ、行き先店舗までの経路を示す地図データに加え、経路上に設置された監視カメラのライブ映像データと、店舗外及び店舗内に設置されたカメラのライブ映像データとを含む行き先案内表示データを作成し、この作成された表示データを端末装置TMへ送信して表示するようにしている。
【0027】
したがって、利用者は現在位置から行き先店舗までの経路に加え、当該経路上の風景や目印となる店舗、混雑状況といった情報をリアルタイムに知ることが可能となり、これにより戸惑うことなく確実かつ短時間に行き先に到達することが可能となる。また、上記風景や目印となる店舗、混雑状況といった情報は、既存の監視カメラC1〜C5のライブ映像をそのまま使用するだけで得られるので、店舗名が変わったり新たな店舗や建物ができたとしてもデータベースの付加情報を更新する必要がなく、運営管理上の面での負担も少なくて済む。さらに、監視カメラC1〜C5の映像データを行き先案内サービスに利用することで、既存の監視システムの設備を多用途に利用することができ、これにより監視システムのコストパフォーマンスを高めることができる。
【0028】
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では端末装置TMが1台の場合を例にとって説明したが、端末装置TMは複数台でもよい。この場合サーバ装置SVは、端末装置TMごとにその設置位置から行き先店舗までの経路を表す情報をそれぞれ作成し、該当する端末装置TMに送信して表示する。
【0029】
また、前記実施形態では端末装置TMを駅構内等に固定的に設置した場合を例にとって説明した。しかしそれに限定されるものではなく、利用者が携帯するパーソナル・コンピュータやPDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話機等の携帯情報端末を端末装置TMとして使用できるようにしてもよい。この場合には、携帯情報端末から移動通信網や無線LANを介してサーバ装置SVに対し現在位置情報と案内要求を送る。これに対しサーバ装置SVは、上記要求に応じて要求元の利用者の現在位置から行き先店舗までの経路を表す行き先案内情報を作成し、要求元の携帯情報端末に送信して表示させる。
【0030】
なお、この場合、携帯情報端末の表示画面サイズは端末により異なる。このため、端末は自身の表示画面サイズを表す情報をサーバ装置SVに通知し、サーバ装置SVは通知されたサイズ情報に基づいて端末の表示画面サイズに適応する表示データを作成して端末へ送信し表示させるようにするとよい。
【0031】
さらに、記憶装置DBにサービスエリア内の各店舗の広告情報を記憶しておき、サーバ装置TMにおいて行き先案内情報を作成する際に、行き先店舗やその経路上に位置する店舗の広告情報を上記記憶装置DBから選択的に読み出して上記行き先案内情報に挿入または付加し、この広告情報が付加された行き先案内情報を端末装置へ送信して表示するようにしてもよい。この場合、広告情報は表示データに限らず、合成音声データであってもよい。以上のように広告情報を表示することにより、店舗から徴収した広告料を監視システムの管理運営費用の一部に充当することが可能となる。
【0032】
さらに、行き先案内表示データとして表示中のカメラにおいて、監視センタからの指示によりズームアップや撮像方向のスキャンが行われた場合には、上記行き先案内表示データとして表示中の映像データをズームアップやスキャン直前の映像データに固定する。このようにすると、監視動作による影響が行き先案内表示データに波及しないようにすることができる。
【0033】
また、監視カメラC1〜C5は、監視対象エリアを撮像するカメラだけではなく、一般のWebサイト上に映像が公開される、監視を目的としない商店街などの店頭に設置されたネットワークカメラも利用可能である。すなわち、この発明が利用するカメラは監視用途に限定されず、他の様々な用途で使用されているカメラを利用可能である。
【0034】
なお、複数台のカメラのうち、プライバシの観点から行き先案内用として使用することが適当とは云えないカメラについては、使用不可であることを示すフラグをカメラ位置データベースDB2に予め記憶しておき、このカメラが行き先までの経路上に存在している場合でも選択しないようにする。このようにすると、撮像対象エリアに含まれる特定家屋や人のプライバシを保護することができる。
【0035】
その他、行き先案内表示データのフォーマット、表示データの構成、表示データの作成制御手順とその内容、カメラの設置台数等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】この発明に係わる監視システムの一実施形態を示す概略構成図。
【図2】図1に示す監視システムのサーバ装置の機能構成を示すブロック図。
【図3】図1に示す監視システムのデータベースに設けられる店舗位置データベースの構成を示す図。
【図4】図1に示す監視システムのデータベースに設けられるカメラ位置データベースの構成を示す図。
【図5】図2に示すサーバ装置による行き先案内制御手順とその内容を示すフローチャート。
【図6】図1に示す監視システムの端末装置において表示されるメイン画面の一例を示す図。
【図7】図1に示す監視システムの端末装置において表示される行き先経路案内表示画面の一例を示す図。
【符号の説明】
【0037】
C1〜C5…カメラ、SV…サーバ装置、DB…記憶装置、NW…通信ネットワーク、TM…端末装置、11…CPU、12…バス、13…データメモリ、14…プログラムメモリ、14a…案内要求受付プログラム、14b…行き先案内情報生成プログラム、14c…行き先案内情報配信プログラム、15…カメラ入力I/F、16…データベースI/F、17…通信I/F、DB1…店舗位置データベース、DB2…カメラ位置データベース、2…メイン画面、21…行き先選択メニュー表示エリア、22…行き先検索情報表示エリア、23…決定ボタン、3…行き先経路案内表示画面、31…行き先経路表示エリア、32…カメラ映像表示エリア、33…カメラ選択ボタン、34…店舗外映像表示エリア、35…店舗内映像表示エリア。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の撮像対象エリアの各々に対応して配置され、当該撮像対象エリアの撮像画像情報を送信する複数のカメラと、
利用者が行き先を入力するための操作部、及び前記撮像画像情報を表示可能な表示部を備える端末装置と、
想定される複数の行き先の各々に対応付けて、当該行き先に至る経路を表す地図情報と、前記経路上に配置されたカメラの識別情報とをそれぞれ記憶する記憶装置と、
前記複数のカメラ、端末装置、及び記憶装置に対し通信回線を介して接続可能なサーバ装置と
を具備し、
前記サーバ装置は、
前記利用者により入力された行き先を表す情報を、前記端末装置から前記通信回線を介して受信する手段と、
前記受信された行き先情報に基づいて、当該行き先に至る経路を表す地図情報と、当該経路上に配置されたカメラの識別情報を、前記記憶装置から読み出す手段と、
前記読み出されたカメラの識別情報をもとに、前記複数のカメラのうち該当するカメラから送られる撮像画像情報を選択する手段と、
前記選択された撮像画像情報を前記読み出された地図情報に関連付けて表示するための表示情報を生成する手段と、
前記生成された表示情報を前記通信回線を介して前記端末装置へ送信し、表示部に表示させる手段と
を備えることを特徴とする情報伝送システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−99282(P2006−99282A)
【公開日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−282604(P2004−282604)
【出願日】平成16年9月28日(2004.9.28)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】