説明

情報処理システム、処理装置及びプログラム

【課題】第三者による不正な操作を抑制することができる情報処理システムを提供する。
【解決手段】本発明に係る情報処理システムは、使用者から入力された第1の入力情報と、使用者に対して予め設定された第1の認証情報とに基づいて、使用者を認証する第1の認証手段と、前記第1の認証手段により、使用者の認証が成立した場合、予め定められた操作を行う使用者の認証に用いられる第2の認証情報を提示する認証情報提示手段と、使用者が前記予め定められた操作を行った場合、前記第2の認証情報の入力を要求する要求手段と、前記要求手段からの要求に応じて使用者から入力された第2の入力情報と、前記第2の認証情報とに基づいて、前記予め定められた操作に関する処理を実行可能となるよう制御する操作制御手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1は、情報提供システムにアクセスする際に利用者が入力するパスワードを、利用者がアクセスする度に毎回同じ値を入力する固定部分と、アクセスする度に異なる値を入力する変動部分とから構成され、次回利用者がアクセスする際に使用するためのパスワードの第二の部分を生成し、提供情報と第二のパスワードを合せて利用者に送信する情報提供装置を開示する。
【0003】
また、例えば、特許文献2は、ユーザ認証サーバ2が、クライアント端末1からユーザIDとパスワードが入力されたとき、これを認証し、ワンタイムパスワードを割り当ててクライアント端末1に送信し、アプリケーションサーバ3が、ユーザ認証サーバ2からユーザIDとワンタイムパスワードの供給を受け、クライアント端末1からIMサーバ4を介してコンテンツを蓄積するURLの問い合わせを受けたとき、ワンタイムキーとURLを返信し、クライアント端末1が、ワンタイムキーとワンタイム パスワードに基づいて計算したハッシュ値をURLに組み合わせて拡大URLを生成し、その拡大URLに基づいて、アプリケーションサーバ3にコンテンツのアップロードを要求する情報処理システムを開示する。
【0004】
また、例えば、特許文献3は、電子メールを使用して、遠隔地にあるメールサーバのエージェントを起動し、データの読み出しや、ネットワークに接続された、コンピュータや、機器の遠隔操作をする場合、コマンドを実行する前に、使い捨てのパスワードを発行し、そのパスワードを使ってコマンドを実行する情報処理装置を開示する。
【0005】
また、例えば、特許文献4は、サービス一覧画面からサービスの特定を促す手段と、特定されたサービスの空き時間帯が記述された予約画面から利用時間帯の選択を促す手段と、選択された利用時間帯、対応の正式ID及びパスワードと関連付けた時限ID及び時限パスワードを生成し、登録する手段と、時限ID、時限パスワード、利用時間帯が記述された確認メールをユーザに送信する手段と、特定サービスの利用要求が送信された場合に、時限ID及び時限パスワードの入力を促す手段と、ユーザが入力した時限ID及びパスワードによって正当性を確認する手段と、オーナ側サーバ18に正式ID及び正式パスワードを送信し、サービスの利用を要求する手段と、 ユーザ側端末16をオーナ側サーバ18に接続させる手段と、利用時間帯が満了した時点でオーナ側サーバ18に利用停止を要求する手段を備える時限利用支援システムを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−091505号公報
【特許文献2】特開2004−070463号公報
【特許文献3】特開2004−318590号公報
【特許文献4】特開2006−119798号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、第三者による不正な操作を抑制することができる情報処理システム、処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る本発明は、使用者から入力された第1の入力情報と、使用者に対して予め設定された第1の認証情報とに基づいて、使用者を認証する第1の認証手段と、前記第1の認証手段により、使用者の認証が成立した場合、予め定められた操作を行う使用者の認証に用いられる第2の認証情報を提示する認証情報提示手段と、使用者が前記予め定められた操作を行った場合、前記第2の認証情報の入力を要求する要求手段と、前記要求手段からの要求に応じて使用者から入力された第2の入力情報と、前記第2の認証情報とに基づいて、前記予め定められた操作に関する処理を実行可能となるよう制御する操作制御手段とを有する情報処理システムである。
【0009】
請求項2に係る本発明は、前記第1の認証手段による使用者の認証を解除する認証解除手段をさらに有し、前記認証情報提示手段により提示された第2の認証情報は、前記認証解除手段により使用者の認証が解除されるまで有効である請求項1に記載の情報処理システムである。
【0010】
請求項3に係る本発明は、前記第2の認証情報を生成する認証情報生成手段をさらに有し、前記第2の認証情報は、1つ以上の文字列、又は、1つ以上の数字列、又は、これらの組み合わせから構成され、前記認証情報生成手段により生成されるたびに、その構成が異なり得る請求項1又は2に記載の情報処理システムである。
【0011】
請求項4に係る本発明は、予め定められた条件を満たす場合、前記第2の認証情報を参照できないように表示を制御する表示制御手段をさらに有する請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理システムである。
【0012】
請求項5に係る本発明は、前記予め定められた操作は、画像形成実行指示を行う操作であり、前記使用者による予め定められた操作に関する処理は、画像形成処理である請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理システムである。
【0013】
請求項6に係る本発明は、使用者から入力された第1の入力情報と、使用者に対して予め設定された第1の認証情報とに基づいて、使用者を認証する第1の認証手段と、前記第1の認証手段により、使用者の認証が成立した場合、予め定められた操作を行う使用者の認証に用いられる第2の認証情報を提示する認証情報提示手段と、使用者が前記予め定められた操作を行った場合、前記第2の認証情報の入力を要求する要求手段と、前記要求手段からの要求に応じて使用者から入力された第2の入力情報と、前記第2の認証情報とに基づいて、前記予め定められた操作に関する処理を実行可能となるよう制御する操作制御手段とを有する処理装置である。
【0014】
請求項7に係る本発明は、前記第1の認証手段による使用者の認証を解除する認証解除手段をさらに有し、前記認証情報提示手段により提示された第2の認証情報は、前記認証解除手段により使用者の認証が解除されるまで有効である請求項6に記載の処理装置である。
【0015】
請求項8に係る本発明は、前記第2の認証情報を生成する認証情報生成手段をさらに有し、前記第2の認証情報は、1つ以上の文字列、又は、1つ以上の数字列、又は、これらの組み合わせから構成され、前記認証情報生成手段により生成されるたびに、その構成が異なり得る請求項6又は7に記載の処理装置である。
【0016】
請求項9に係る本発明は、予め定められた条件を満たす場合、前記第2の認証情報を参照できないように表示を制御する表示制御手段をさらに有する請求項6〜8のいずれかに記載の処理装置である。
【0017】
請求項10に係る本発明は、前記予め定められた操作は、画像形成実行指示を行う操作であり、前記使用者による予め定められた操作に関する処理は、画像形成処理である請求項6〜9のいずれかに記載の処理装置である。
【0018】
請求項11に係る本発明は、使用者から入力された第1の入力情報と、使用者に対して予め設定された第1の認証情報とに基づいて、使用者を認証する第1の認証ステップと、前記第1の認証ステップにより、使用者の認証が成立した場合、予め定められた操作を行う使用者の認証に用いられる第2の認証情報を提示する認証情報提示ステップと、使用者が前記予め定められた操作を行った場合、前記第2の認証情報の入力を要求する要求ステップと、前記要求ステップからの要求に応じて使用者から入力された第2の入力情報と、前記第2の認証情報とに基づいて、前記予め定められた操作に関する処理を実行可能となるよう制御する操作制御ステップとをコンピュータに実行させるプログラムである。
【発明の効果】
【0019】
請求項1に係る本発明によれば、第三者による不正な操作を抑制する情報処理システムを提供することができる。
【0020】
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合と比較して、複数の操作が行われる場合でも、操作性を低下させることなく、第三者による不正な操作を抑制する情報処理システムを提供することができる。
【0021】
請求項3に係る本発明によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合と比較して、操作を行うための認証情報を、第三者に推測されにくくする情報処理システムを提供することができる。
【0022】
請求項4に係る本発明によれば、請求項1〜3のいずれかに係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合と比較して、操作を行うための認証情報を、第三者に知られにくくする情報処理システムを提供することができる。
【0023】
請求項5に係る本発明によれば、請求項1〜4のいずれかに係る本発明の効果に加えて、画像形成実行指示を行うための、第三者による不正な操作を抑制することができる情報処理システムを提供することができる。
【0024】
請求項6に係る本発明によれば、第三者による不正な操作を抑制する処理装置を提供することができる。
【0025】
請求項7に係る本発明によれば、請求項6に係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合と比較して、複数の操作が行われる場合でも、操作性を低下させることなく、第三者による不正な操作を抑制する処理装置を提供することができる。
【0026】
請求項8に係る本発明によれば、請求項6又は7に係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合と比較して、操作を行うための認証情報を、第三者に推測されにくくする処理装置を提供することができる。
【0027】
請求項9に係る本発明によれば、請求項6〜8のいずれかに係る本発明の効果に加えて、本構成を有していない場合と比較して、操作を行うための認証情報を、第三者に知られにくくする処理装置を提供することができる。
【0028】
請求項10に係る本発明によれば、請求項6〜9のいずれかに係る本発明の効果に加えて、画像形成実行指示を行うための、第三者による不正な操作を抑制することができる処理装置を提供することができる。
【0029】
請求項11に係る本発明によれば、第三者による不正な操作を抑制するプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本実施形態に係る画像形成システムの構成を例示する図である。
【図2】図1に示した画像形成装置及び認証装置のハードウェア構成を例示する図である。
【図3】図1及び図2に示した認証装置上で実行される第1の認証プログラムの構成を例示する図である。
【図4】図3に示した第1のログイン認証部が、図2に示した外部入出力装置に表示させる操作画面を例示する図である。
【図5】図3に示した認証情報表示部が、図2に示した外部入出力装置に表示させる認証情報表示画面を例示する図であり、(A)は、英数字から構成される認証情報を示し、一定時間経過後に自動的に閉じる表示画面を例示する図であり、(B)は、認証ボタンから構成される認証情報を示し、使用者が確認ボタンを押下することにより閉じる表示画面を例示する図である。
【図6】図3に示した操作認証部が、図2に示した外部入出力装置に表示させる認証情報入力画面を例示する図であり、(A)は、英数字から構成される認証情報の入力画面を例示する図であり、(B)は、認証ボタンから構成される認証情報の入力画面を例示する図である。
【図7】図1に示した画像形成システムの全体動作例を示すフローチャートである。
【図8】図1及び図2に示した認証装置上で実行される第2の認証プログラム、及び、図1及び図2に示した画像形成装置上で実行される画像形成プログラムの構成を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
[本実施形態がなされるに至った経緯]
以下、本実施形態の説明に先立ち、その理解を助けるために、本実施形態がなされるに至った経緯を説明する。
印刷機能、複写(コピー)機能、スキャン機能、ファクシミリ機能などの複数の機能を有する一般的な画像形成装置は、複数人が共同で使用する場合、各使用者の使用状況の管理や、画像形成装置が保持する情報へのアクセス管理などのために、各使用者の認証機能を有する。
一般的な画像形成装置において、認証機能により使用者の認証(ログイン)が成立すると、その使用者が認証の解除(ログアウト)を行うまで、その使用者が、文書のコピー、格納、参照などの操作を行うものとされ、操作ごとに使用者の認証が行われることはない。
そのため、使用者がログアウトしないまま、画像形成装置から離れると、ログアウトされない限り、第三者が使用者になりすまして、不正に画像形成装置に対する各種の操作を行い得る。
本実施形態は、以上に説明した経緯によりなされたものである。
【0032】
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態を説明する。
【0033】
[画像形成システム1]
図1は、第1の実施形態の実現に用いられる画像形成システム1の構成を例示する図である。
図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置10−1〜10−n(nは1以上の整数)と、認証装置12とが、LANなどのネットワーク100により接続されて構成される。
画像形成システム1は、これらの構成部分により、認証装置12が、使用者の認証を行い、使用者による画像形成装置10−1〜10−nへの操作を制御する。
【0034】
なお、以下、画像形成装置10−1〜10−nなど、複数ある構成部分のいずれかを示すときは、単に、画像形成装置10と記載することがある。
以下、各図において、実質的に同じ構成部分・処理には、同じ符号が付される。
また、以下、情報処理及び情報通信の主体となりうる画像形成装置10及び認証装置12は、「ノード」と総称されることがある。
また、第1の実施形態において、認証装置12及び画像形成装置10は、別の構成部分として説明するが、これに限定されるものではなく、例えば、後述する第2の実施形態のように、認証装置12の機能が、画像形成装置10に含まれる構成であってもよい。
【0035】
[ハードウェア構成]
図2は、図1に示した画像形成システム1に接続されたノードのハードウェア構成を例示する図である。
図2に示すように、画像形成システム1に接続されたノードは、CPU122及びメモリ124などを含む情報処理装置120、キーボード、タッチパネル及び表示装置などを含む外部入出力装置126、例えば、画像形成装置12において、例えば、印刷出力のために用いられる印刷装置などの機能実現部128、データ通信を行うための通信装置130、及び、CD装置、HD装置及びDVD装置などであって、記憶媒体134に対してデータの書き込み及び読み出しを行う記録装置132などから構成される。
つまり、画像形成システム1を構成するノードそれぞれは、それぞれの機能を実現するための構成部分を有し、他のノードと通信可能な一般的なコンピュータとしての構成部分を有している。
【0036】
[ソフトウェア構成]
図3は、認証装置12(図1,2)上で実行される第1の認証プログラム20の構成を例示する図である。
図3に示すように、第1の認証プログラム20は、ユーザインタフェース(UI)部200、第1のログイン認証部202、設定情報データベース(DB)204、認証情報生成部206、認証情報DB208、認証情報表示部210、操作認証部212、操作制御部214及び認証解除部216から構成される。
第1の認証プログラム20は、例えば、メモリ124(図2)に記憶されて認証装置12に供給され、必要に応じて、認証装置12にインストールされたOS(図示せず)上で、認証装置12のハードウェア資源を、具体的に利用して実行される。
第1の認証プログラム20は、使用者による画像形成装置10への操作を制御するための認証処理を行う。
【0037】
UI部200は、外部入出力装置126(図2)を介して、後述するログイン情報や操作命令などを受け入れて、受け入れた命令などに応じて、必要な情報を、第1の認証プログラム20の各構成部分に対して出力する。
また、UI部200は、各構成部分から入力された情報を受け入れて、外部入出力装置126に表示させる。
第1のログイン認証部202は、画像形成装置10(図1)の使用者により、UI部200を介して入力されたログイン情報(例えば、ユーザ名及びパスワード)を受け入れると、ログイン認証を行う。
具体的には、例えば、第1のログイン認証部202は、入力されたログイン情報と、あらかじめ設定され、第1のログイン認証部202が保持するログイン情報とが、一致するか否かを判定する。
【0038】
また、第1のログイン認証部202は、ログイン認証が成立すると判定したときは、画像形成装置10(図1)の操作画面(図4を参照して後述)を生成し、UI部200を介して、外部入出力装置126に表示させる。
また、第1のログイン認証部202は、ログイン認証が成立すると判断したとき以外は、ログイン認証に失敗した旨を、UI部200を介して、使用者に対して通知する。
また、第1のログイン認証部202は、ログイン認証が成立すると判定したときは、認証情報生成部206に対して、入力されたログイン情報を出力する。
設定情報DB204は、認証情報を生成したり、認証情報表示画面を生成したりするための設定情報を、認証情報生成部206及び認証情報表示部210に参照可能に記憶する。
認証情報は、ログイン認証成立後からログアウトまでの間、使用者が画像形成装置10(図1)に対する操作を行おうとするたびに、使用者本人であるか否かを認証するために用いられる。
【0039】
認証情報を生成するための設定情報は、例えば、認証情報の桁数、種類及び生成方法を示す。
認証情報の種類は、例えば、英数字、及び、操作画面300(図4)の機能ボタンを示す。
つまり、操作画面300の機能ボタンは、画像形成装置10を操作するために使用されるだけでなく、認証情報を構成するキーとしても使用されうる。
なお、以下、認証情報を構成するキーとして使用する「機能ボタン」を、「認証ボタン」と記述することがある。
【0040】
認証情報の生成方法は、例えば、使用者がログインするごとに、同じ認証情報を用いるか、又は、異なる認証情報をランダムに生成するかを示す。
認証情報表示画面を生成するための設定情報は、例えば、認証情報表示画面の表示方法(例えば、一定時間経過後に自動的に閉じるか、使用者の操作により閉じるか)、及び、一定時間経過後に自動的に閉じる場合は、その表示時間を示す。
なお、設定情報は、画像形成装置10(図1)の管理者により、使用者全員に共通となるように、予め設定されてもよいし、管理者や各使用者により、使用者ごとに設定されてもよい。
【0041】
認証情報生成部206は、第1のログイン認証部202から入力されたログイン情報を受け入れると、設定情報DB204から、ログイン情報が示すユーザ名に対応する設定情報を参照して、認証情報を生成する。
具体的には、例えば、認証情報生成部206は、設定情報が示す認証情報の桁数が3、種類が英数字、及び、生成方法がランダムであるときは、3つの英数字から構成される認証情報を、ランダムに生成する。
また、例えば、認証情報生成部206は、設定情報が示す認証情報の桁数が2、種類が認証ボタン、生成方法がランダムであるときは、2つの認証ボタンから構成される認証情報を、ランダムに生成する。
【0042】
また、認証情報生成部206は、生成した認証情報を、認証情報DB208に出力し、ログイン情報、及び、生成した認証情報を、認証情報表示部210に対して出力する。
認証情報DB208は、認証情報生成部206から入力された認証情報を、後述する操作認証部212に参照可能に記憶する。
また、認証情報DB208に記憶される認証情報は、認証解除部216により削除される。
【0043】
認証情報表示部210は、認証情報生成部206から入力されたログイン情報及び認証情報を受け入れると、設定情報DB204から、ログイン情報が示すユーザ名に対応する設定情報を参照して、認証情報表示画面を生成する(図5を参照して詳述)。
また、認証情報表示部210は、生成した画面を、UI部220を介して、外部入出力装置126に表示させる。
操作認証部212は、UI部200を介して入力された、使用者による画像形成装置10の認証を要する操作命令、及び、使用者情報(例えば、ユーザ名)を受け入れる。
認証を要する操作は、例えば、画像形成装置10(図1)の管理者などにより、予め設定され、印刷指示のための操作、ファクシミリやメールなどの送受信指示のための操作、画像形成装置10(図1)が記憶する画像データなどにアクセスするための操作、外部装置(図示せず)にアクセスする操作、及び、操作画面300(図4)などの画面遷移のための操作が挙げられるが、これに限定されるものではない。
また、操作認証部212は、設定情報DB204から、使用者情報に対応する設定情報を参照して、認証情報入力画面を生成して、UI部220を介して、外部入出力装置126に表示させる(図6を参照して詳述)。
【0044】
また、操作認証部212は、UI部200を介して入力された認証情報を受け入れると、受け入れた認証情報と、認証情報DBに記憶された認証情報とが、一致するか否かを判定する。
また、操作認証部212は、これらの認証情報が一致すると判定したときは、操作制御部214に対して、受け入れた操作命令を出力し、それ以外のときは、操作の認証に失敗した旨を、UI部200を介して、使用者に対して通知する。
なお、操作認証部212は、これらの認証情報が一致すると判定したときに、操作制御部214に対して、受け入れた操作命令を出力する前に、UI部200を介して、受け入れた操作命令を許可する旨を、使用者に対して通知することにより、許可した操作命令を、使用者から再度受け入れると、操作制御部214に対して、再度受け入れた操作命令を出力する構成であってもよい。
操作制御部214は、操作認証部212から入力された操作命令を受け入れると、操作命令の示す内容に応じて、画像形成装置10(図1)を制御する。
認証解除部216は、UI部200を介して入力されたログアウト命令を受け入れると、画像形成装置10に対するログアウト処理を行い、認証情報DB208に記憶された認証情報を削除する。
【0045】
[画像形成装置10の操作画面]
図4は、図3で示した第1のログイン認証部202が、外部入出力装置126(図2)に表示させる画像形成装置10の操作画面300を例示する図である。
図4に示すように、操作画面300は、メッセージ表示部302及び機能ボタン群304から構成される。
メッセージ表示部302は、画像形成装置10の状態を示すメッセージ(例えば、「コピーできます」)を表示する。
機能ボタン群304は、画像形成装置10の各種操作を行うための複数の機能ボタン(例えば、「機能A−1ボタン」、「機能B−2ボタン」、及び、「仕分けボタン」)から構成される。
使用者が、機能ボタン群304から機能ボタンを選択して、押下すると、押下された機能ボタンに対応する画像形成装置10への操作命令が、UI部200を介して、操作認証部212に対して出力される。
【0046】
[認証情報表示画面]
図5は、図3に示した認証情報表示部210が、外部入出力装置126(図2)に表示させる認証情報表示画面400を例示する図であり、(A)は、英数字から構成される認証情報を示し、一定時間経過後に自動的に閉じる表示画面を例示する図であり、(B)は、認証ボタンから構成される認証情報を示し、使用者が確認ボタンを押下することにより閉じる表示画面を例示する図である。
図5(A),(B)に示すように、認証情報表示画面400は、メッセージ表示部402、認証情報表示部404、及び、残時間表示部406又は確認ボタン408から構成される。
認証情報表示画面400は、例えば、操作画面300(図4)とは別に、ポップアップ表示される。
メッセージ表示部402は、パスワードを表示する旨や、必要な操作などのメッセージを表示する。
例えば、使用者が確認ボタン408を押下することにより、表示画面が閉じるときは、図5(B)に示すように、メッセージ表示部402は、確認ボタンを押して、画面を閉じる旨を、使用者に対して促すメッセージを表示する。
【0047】
認証情報表示部404は、図3で示した認証情報生成部206により生成された認証情報を表示する。
例えば、認証情報生成部206により、3つの英数字から構成される認証情報"dk7"が生成されたときは、図5(A)に示すように、認証情報表示部404は、"dk7"と表示する。
また、例えば、認証情報生成部206により、2つの認証ボタンから構成される認証情報"仕分けボタン→ジョブ確認ボタン"が生成されたときは、図5(B)に示すように、認証情報表示部404は、"仕分けボタン→ジョブ確認ボタン"と表示する。
認証情報"仕分けボタン→ジョブ確認ボタン"は、使用者が、操作画面300(図4)に表示される機能ボタン群304のうち、"仕分けボタン"、"ジョブ確認ボタン"の順に押下することで、操作の認証が成立することを示す。
【0048】
図5(A)に示すように、残時間表示部406は、認証情報表示部210(図3)が、一定時間経過後に自動的に閉じる表示画面を生成したときに、表示画面が自動的に閉じるまでの残り時間を表示する。
図5(B)に示すように、確認ボタン408は、認証情報表示部210(図3)が、使用者の操作により閉じる表示画面を生成したときに、表示画面に含まれ、使用者により押下されることで、表示画面を閉じる命令を受け付ける。
認証情報表示画面400が閉じられると、使用者は、その後、認証情報DB208(図3)に記憶される認証情報を参照することはできない。
使用者が認証情報を忘れたときは、ログアウト操作を行い、再度、第1のログイン認証部202(図3)によるログイン認証を受け、認証情報生成部206により新たに生成された認証情報を参照する必要がある。
なお、図5(A)において、英数字の認証情報表示画面は、残時間表示部406を含み、図5(B)において、認証ボタンの認証情報表示画面は、確認ボタン408を含むが、これに限定されるものではなく、例えば、英数字の認証情報表示画面が、確認ボタン408を含む構成としてもよいし、認証ボタンの認証情報表示画面が、残時間表示部406を含む構成としてもよい。
【0049】
[認証情報入力画面]
図6は、図3に示した操作認証部212が、外部入出力装置126(図2)に表示させる認証情報入力画面を例示する図であり、(A)は、英数字から構成される認証情報の入力画面500を例示する図であり、(B)は、認証ボタンから構成される認証情報の入力画面506を例示する図である。
図6(A)に示すように、認証情報入力画面500は、入力指示部502及び認証情報入力部504から構成される。
認証情報入力画面500は、例えば、操作画面300(図4)とは別に、ポップアップ表示される。
【0050】
入力指示部502は、使用者に対して、認証情報の入力を促すメッセージを表示する。
認証情報入力部504は、使用者により入力された認識情報を表示する。
なお、図6(A)に示すように、例えば、認証情報入力部504は、認識情報を構成する英数字を使用者以外に知られないようにするため、入力された認識情報を、"***"と表示することもできる。
【0051】
図6(B)に示すように、認証情報入力画面506は、入力指示部508及び認証ボタン群510から構成される。
認証情報入力画面506として、操作画面300(図4)が使用されるが、認証情報入力時には、操作画面300のメッセージ指示部302及び機能ボタン群304が、それぞれ、後述する入力指示部508及び認証ボタン群510として機能する。
入力指示部508は、使用者に対して、認証情報の入力を促すメッセージを表示する。
【0052】
図6(B)に示すように、認証ボタン群510は、認証情報を構成するキーとして使用されうる複数の認証ボタンから構成される。
使用者は、認証ボタン群510から、認証情報を構成する認証ボタンを選択して、押下することにより、認証情報を入力する。
つまり、認証ボタン群510は、操作認証部212(図3)による操作認証が成立するまでは、認証情報を入力するためのキーとして機能し、画像形成装置10(図1)に対する操作ボタンとしては機能しない。
具体的には、例えば、認証情報が"仕分けボタン→ジョブ確認ボタン"であるときは、使用者は、認証ボタン群510のうち、まず、"仕分けボタン"を押下し、次に、"ジョブ確認ボタン"を押下する。
このとき、画像形成装置10に対して、仕分け設定の操作や、ジョブ確認の操作が行われることはない。
【0053】
[画像形成システム1の全体動作例]
図7は、画像形成システム1(図1)の全体動作例を示すフローチャートである。
以下、図7を参照して、画像形成システム1の全体動作例を説明する。
ステップ600(S600)において、認証装置12は、使用者からのログイン情報を受け入れると、ログイン認証を行い、認証が成立するか否かを判定する。
認証が成立したときは、S602の処理に進み、それ以外のときは、S604の処理に進む。
ステップ602(S602)において、認証装置12は、図4に示した操作画面を表示するとともに、認証情報を生成する。
【0054】
ステップ604(S604)において、認証装置12は、使用者に対してログイン認証に失敗した旨を通知して、処理を終了する。
ステップ606(S606)において、認証装置12は、図5(A)又は図5(B)に示した認証情報表示画面を表示する。
ステップ608(S608)において、認証装置12は、予め定められた条件を満たすか否かを判定する。
つまり、認証装置12は、S606において認証情報表示画面が表示されてから、一定時間経過したか否か、又は、使用者が確認後の操作を行ったか否かを判定する。
条件を満たすときは、S610の処理に進み、それ以外のときは、S606の処理に戻り、認証情報表示画面の表示を継続する。
【0055】
ステップ610(S610)において、認証装置12は、S606において表示した認証情報表示画面を閉じる。
ステップ612(S612)において、認証装置12は、使用者による画像形成装置10の操作命令を受け入れる。
ステップ614(S614)において、認証装置12は、S612において受け入れた操作命令が、ログアウト操作か否かを判定する。
ログアウト操作であるときは、S616の処理に進み、それ以外のときは、S618の処理に進む。
ステップ616(S616)において、認証装置12は、ログアウト処理を行い、認証情報を削除して、処理を終了する。
【0056】
ステップ618(S618)において、認証装置12は、図6(A)又は図6(B)に示した認証情報入力画面を表示する。
ステップ620(S620)において、S618において表示した認証情報入力画面が示す指示に従って入力された認証情報を受け入れて、操作を行う使用者の認証が成立するか否かを判定する。
認証が成立したときは、S622の処理に進み、それ以外のときは、S624の処理に進む。
ステップ622(S622)において、認証装置12は、S612において受け入れた操作命令に応じて、画像形成装置10を制御する。
画像形成装置10は、認証装置12からの制御に応じて、使用者が要求する各種操作を行う。
ステップ642(S624)において、認証装置12は、使用者に対して、認証に失敗した旨を通知する。
【0057】
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施形態を説明する。
本発明の第1の実施形態においては、認証装置12(図1,2)上で実行される第1の認証プログラム20(図3)が、使用者による画像形成装置10(図1)への操作を制御するための認証処理を行う場合が具体例とされたが、第2の実施形態においては、第1の実施形態における認証装置12の機能の一部が、画像形成装置10に含まれる構成である場合が具体例とされる。
【0058】
[第2の認証プログラム22,画像形成プログラム70]
図8は、認証装置12(図1,2)上で実行される第2の認証プログラム22、及び、画像形成装置10(図1,2)上で実行される画像形成プログラム70の構成を例示する図である。
図8に示すように、第2の認証プログラム22は、第1の認証プログラム20の第1のログイン認証部202(図3)を置換した第2のログイン認証部220及び認証結果送信部222から構成され、画像形成プログラム70は、第1の認証プログラム20から第1のログイン認証部202を取り除き、ログイン情報受入部700及び認証結果受信部702を追加した構成をとる。
第2の認証プログラム22は、画像形成装置10(図1)に対する使用者のログイン認証を行い、画像形成プログラム70は、認証装置12(図1)による使用者のログイン認証が成立すると、必要に応じて、使用者による画像形成装置10への操作を制御するための認証処理を行う。
【0059】
第2の認証プログラム22の第2のログイン認証部220は、画像形成プログラム70のログイン情報受入部700から入力されたログイン情報に基づいて、ログイン認証を行う。
また、第2のログイン認証部220は、ログイン認証の結果を、認証結果送信部222に対して出力する。
認証結果送信部222は、第2のログイン認証部220から入力されたログイン認証の結果を、画像形成プログラム70の認証結果受信部702に対して出力する。
【0060】
画像形成プログラム70のログイン情報受入部700は、画像形成装置10(図1)の使用者により、UI部200を介して入力されたログイン情報を受け入れて、認証結果受信部702及び第2の認証プログラム22の第2のログイン認証部220に対して出力する。
認証結果受信部702は、第2の認証プログラム22の認証結果送信部222から入力されたログイン認証の結果を受け入れる。
また、認証結果受信部702は、ログイン認証の結果が、ログイン認証の成立を示すときは、画像形成装置10(図1)の操作画面(図4)を生成し、UI部200を介して、外部入出力装置126に表示させる。
また、認証結果受信部702は、ログイン認証の結果が、ログイン認証の成立を示すとき以外は、ログイン認証に失敗した旨を、UI部200を介して、使用者に対して通知する。
また、認証結果受信部702は、ログイン認証の結果が、ログイン認証の成立を示すときは、認証情報生成部206に対して、ログイン情報受入部700から入力されたログイン情報を出力する。
【0061】
[第2の実施形態における全体動作例]
以下、第2の実施形態の実現に用いられる画像形成システム1の全体動作例を説明する。
画像形成装置10は、使用者からのログイン情報を受け入れると、認証装置12に対して、ログイン情報を出力する。
認証装置12は、画像形成装置10から入力されたログイン情報に基づいて、ログイン認証を行い、認証結果を、画像形成装置10に対して出力する。
認証結果が、ログインの成立を示すときは、図7に示したステップ602(S602)以降の処理を、画像形成装置10が行い、それ以外のときは、画像形成装置10は、使用者に対してログインに失敗した旨を通知して、処理を終了する。
【0062】
[変形例]
上記第1及び第2の実施形態では、印刷機能や、複写機能などを有する画像形成装置に対して本発明を適用した場合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、使用者ごとにログイン認証を行い、認証成立後から認証解除までの間に、複数の操作を行う他の装置や、システムにも同様に適用することができる。
【符号の説明】
【0063】
1・・・画像形成システム,
10・・・画像形成装置,
12・・・認証装置,
120・・・情報処理装置,
122・・・CPU,
124・・・メモリ,
126・・・外部入出力装置,
128・・・機能実現部,
130・・・通信装置,
132・・・記録装置,
134・・・記憶媒体,
100・・・ネットワーク,
20,22・・・認証プログラム,
200・・・UI部,
202,220・・・ログイン認証部,
204・・・設定情報DB,
206・・・認証情報生成部,
208・・・認証情報DB,
210・・・認証情報表示部,
212・・・操作認証部,
214・・・操作制御部,
216・・・認証解除部,
222・・・認証結果送信部,
300・・・操作画面,
302・・・メッセージ表示部,
304・・・機能ボタン群,
400・・・認証情報表示画面,
402・・・メッセージ表示部,
404・・・認証情報表示部,
406・・・残時間表示部,
408・・・確認ボタン,
500,506・・・認証情報入力画面,
502,508・・・入力指示部,
504・・・認証情報入力部,
510・・・認証ボタン群,
70・・・画像形成プログラム,
700・・・ログイン情報受入部,
702・・・認証結果受信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者から入力された第1の入力情報と、使用者に対して予め設定された第1の認証情報とに基づいて、使用者を認証する第1の認証手段と、
前記第1の認証手段により、使用者の認証が成立した場合、予め定められた操作を行う使用者の認証に用いられる第2の認証情報を提示する認証情報提示手段と、
使用者が前記予め定められた操作を行った場合、前記第2の認証情報の入力を要求する要求手段と、
前記要求手段からの要求に応じて使用者から入力された第2の入力情報と、前記第2の認証情報とに基づいて、前記予め定められた操作に関する処理を実行可能となるよう制御する操作制御手段と
を有する情報処理システム。
【請求項2】
前記第1の認証手段による使用者の認証を解除する認証解除手段
をさらに有し、
前記認証情報提示手段により提示された第2の認証情報は、前記認証解除手段により使用者の認証が解除されるまで有効である
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第2の認証情報を生成する認証情報生成手段
をさらに有し、
前記第2の認証情報は、1つ以上の文字列、又は、1つ以上の数字列、又は、これらの組み合わせから構成され、前記認証情報生成手段により生成されるたびに、その構成が異なり得る
請求項1又は2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
予め定められた条件を満たす場合、前記第2の認証情報を参照できないように表示を制御する表示制御手段
をさらに有する請求項1〜3のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記予め定められた操作は、画像形成実行指示を行う操作であり、
前記使用者による予め定められた操作に関する処理は、画像形成処理である
請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理システム。
【請求項6】
使用者から入力された第1の入力情報と、使用者に対して予め設定された第1の認証情報とに基づいて、使用者を認証する第1の認証手段と、
前記第1の認証手段により、使用者の認証が成立した場合、予め定められた操作を行う使用者の認証に用いられる第2の認証情報を提示する認証情報提示手段と、
使用者が前記予め定められた操作を行った場合、前記第2の認証情報の入力を要求する要求手段と、
前記要求手段からの要求に応じて使用者から入力された第2の入力情報と、前記第2の認証情報とに基づいて、前記予め定められた操作に関する処理を実行可能となるよう制御する操作制御手段と
を有する処理装置。
【請求項7】
前記第1の認証手段による使用者の認証を解除する認証解除手段
をさらに有し、
前記認証情報提示手段により提示された第2の認証情報は、前記認証解除手段により使用者の認証が解除されるまで有効である
請求項6に記載の処理装置。
【請求項8】
前記第2の認証情報を生成する認証情報生成手段
をさらに有し、
前記第2の認証情報は、1つ以上の文字列、又は、1つ以上の数字列、又は、これらの組み合わせから構成され、前記認証情報生成手段により生成されるたびに、その構成が異なり得る
請求項6又は7に記載の処理装置。
【請求項9】
予め定められた条件を満たす場合、前記第2の認証情報を参照できないように表示を制御する表示制御手段
をさらに有する請求項6〜8のいずれかに記載の処理装置。
【請求項10】
前記予め定められた操作は、画像形成実行指示を行う操作であり、
前記使用者による予め定められた操作に関する処理は、画像形成処理である
請求項6〜9のいずれかに記載の処理装置。
【請求項11】
使用者から入力された第1の入力情報と、使用者に対して予め設定された第1の認証情報とに基づいて、使用者を認証する第1の認証ステップと、
前記第1の認証ステップにより、使用者の認証が成立した場合、予め定められた操作を行う使用者の認証に用いられる第2の認証情報を提示する認証情報提示ステップと、
使用者が前記予め定められた操作を行った場合、前記第2の認証情報の入力を要求する要求ステップと、
前記要求ステップからの要求に応じて使用者から入力された第2の入力情報と、前記第2の認証情報とに基づいて、前記予め定められた操作に関する処理を実行可能となるよう制御する操作制御ステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−60006(P2011−60006A)
【公開日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−209217(P2009−209217)
【出願日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】