説明

情報記憶媒体及び画像生成装置

【課題】表示物の移動先や行動先の指示を迅速に行うことができる情報記憶媒体及び画像生成装置を提供する。
【解決手段】ガン型コントローラ(画面上の任意の位置を画面側との光伝達により指示可能な光伝達式コントローラ)を用いて位置32が指示され、その座標が検出された場合に、位置32にキャラクタ30を移動する。また位置32にアイテムや敵キャラクタがある場合に、キャラクタ30がこれを取得したり攻撃したりする。トリガ21が引かれるとキャラクタは移動を開始し、位置32に到着後もトリガ21が引かれていると移動を継続する。ガン型コントローラ20の指示位置に応じてキャラクタ30の向きが変化する。トリガ21を引くことで会話画面が順送りされる。ガン型コントローラ20を他のコントローラに接続し直すことなくシューティングモードとロールプレイングモードの両方を楽しめる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画面上の任意の位置を指示できる光伝達式コントローラを用いた画像生成装置及びこの画像生成装置に用いられる情報記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ガン型コントローラ等の光伝達式コントローラを用いて、画面上の標的をシューティングできる画像生成装置が公知である。このような画像生成装置では、ガン型コントローラのトリガをプレーヤ(使用者)が引くと、ガン型コントローラが指示する画面上の位置が光学的に検出される。そしてこの検出位置に標的があった場合には当たりと判定され、無かった場合には外れと判定される。この画像生成装置によれば、プレーヤは、本物の銃を使用することなく標的のシューティングを仮想体験できる。
【0003】
しかしながらこのような画像生成装置では、プレーヤは、標的のシューティングゲームのみしか楽しむことができなかった。このため飽きられ易く、長期間に渡ってゲームプレイを楽しむことができないという問題があった。
【0004】
一方、ロールプレインゲームやアクションゲームにおいては、十字キーを有するコントローラやマウスが広く用いられている。しかしながら、このようなコントローラやマウスを用いたゲームプレイにおいては、素早い操作ができないという問題があった。例えば十字キーは8方向の指示しかできない。従って、十字キーを用いて画面上のキャラクタ(表示物)をプレーヤの所望する位置に移動しようとする場合、キャラクタを一直線にその位置に移動できず、ジグザグな経路をたどって移動させる必要があった。このため操作の迅速性が妨げられると共に操作が煩雑化していた。
【非特許文献1】福田 和智,ビジュアルパソコン通信「富士通Habitat」におおけるオンライン処理技術,FUJITSU Vol.43 No.6,日本,富士通株式会社,1992年 9月10日,第43巻 第6号,pp.639-646
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、表示物の移動先や行動先の指示を迅速に行うことができる情報記憶媒体及び画像生成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、表示装置の画面上に表示する画像を画像生成装置に生成させるための情報記憶媒体であって、前記画面上の任意の位置を画面側との光伝達により指示可能な光伝達式コントローラを用いて指示された画面上の第1の位置の座標が検出された場合に、前記第1の位置に第1の表示物を移動する処理を前記画像生成装置に行わせるための情報と、前記第1の表示物を含む画像を前記画像生成装置に生成させるための情報とを含むことを特徴とする。また本発明は、表示装置の画面上に表示する画像を生成する画像生成装置であって、前記画面上の任意の位置を画面側との光伝達により指示可能な光伝達式コントローラと、前記光伝達式コントローラを用いて指示された画面上の第1の位置の座標を検出する手段と、前記第1の位置の座標が検出された場合に、前記第1の位置に第1の表示物を移動する処理を行う手段と、前記第1の表示物を含む画像を生成する手段とを含むことを特徴とする。
【0007】
本発明においては、まず光伝達式コントローラを用いて画面上の第1の位置が指示され、その座標が検出される。この場合、第1の位置は、画面側と光伝達式コントローラ側との間の光伝達を利用して指示される。そして検出された第1の位置の座標に基づいて、第1の表示物(キャラクタ、移動体等)を第1の位置に移動する処理が行われることになる。十字キーを有するコントローラを用いた場合、ジグザグな経路をたどって第1の表示物を移動させる必要があり、操作の迅速性が妨げられると共に操作が煩雑化していた。本発明によれば、使用者は、光伝達式コントローラを用いて画面上の所望の位置を指示するだけで、画面上の任意の位置である第1の位置に第1の表示物を移動できる。また第1の位置の指示は光伝達式コントローラを用いて行われるため、操作の迅速化、簡易化を図れる。
【0008】
また本発明は、前記第1の位置が指示された後に前記光伝達式コントローラを用いて所与の操作が行われた場合に、前記第1の位置への前記第1の表示物の移動を開始することを特徴とする。例えば、光伝達式コントローラがガン型コントローラである場合には、トリガを引くという所与の操作により、第1の表示物の移動が開始することになる。
【0009】
また本発明は、前記第1の表示物が前記第1の位置に到着した後も前記所与の操作が未解除であった場合には、前記第1の表示物の移動をそのまま継続することを特徴とする。このようにすることで、移動目標が画面外にあったり、遠くにあった場合などに、その移動目標に向かってとりあえず第1の表示物を移動することが可能となり、使用者の利便性を高めることができる。
【0010】
また本発明は、表示装置の画面上に表示する画像を画像生成装置に生成させるための情報記憶媒体であって、前記画面上の任意の位置を画面側との光伝達により指示可能な光伝達式コントローラを用いて指示された画面上の第1の位置の座標が検出された場合に、前記第1の位置に配置される第2の表示物に対して第1の表示物が所与の行動を起こす処理を前記画像生成装置に行わせるための情報と、前記第1、第2の表示物を含む画像を前記画像生成装置に生成させるための情報とを含むことを特徴とする。また本発明は、表示装置の画面上に表示する画像を生成する画像生成装置であって、前記画面上の任意の位置を画面側との光伝達により指示可能な光伝達式コントローラと、前記光伝達式コントローラを用いて指示された画面上の第1の位置の座標を検出する手段と、前記第1の位置の座標が検出された場合に、前記第1の位置に配置される第2の表示物に対して第1の表示物が所与の行動を起こす処理を行う手段と、前記第1、第2の表示物を含む画像を生成する手段とを含むことを特徴とする。
【0011】
本発明においては、まず光伝達式コントローラを用いて画面上の第1の位置が指示され、その座標が検出される。すると、この座標に基づいて、第2の表示物に対して第1の表示物が行動を起こす処理が行われることになる。これにより、十字キーを有するコントローラを用いた場合に比べて、操作の迅速性、簡易性を格段に向上できる。
【0012】
また本発明は、前記第1の位置の座標が検出された場合に、前記第1の位置に配置される前記第2の表示物を前記第1の表示物が取得することを特徴とする。また本発明は、前記第1の位置の座標が検出された場合に、前記第1の位置に配置される前記第2の表示物を前記第1の表示物が攻撃することを特徴とする。このように第1の表示物が第2の表示物に対して起こす行動としては種々のものを考えることができる。そしてロールプレイングゲームやアドベンチャーゲームにおいては、取得するアイテムや攻撃相手を指示する手法として本発明を利用できる。
【0013】
また本発明は、前記第1の位置が指示された後に前記光伝達式コントローラを用いて所与の操作が行われた場合に、前記第2の表示物に対する前記第1の表示物の行動を開始することを特徴とする。例えば、光伝達式コントローラがガン型コントローラである場合には、トリガを引くという所与の操作により、アイテムの取得や敵への攻撃などの行動が開始することになる。
【0014】
また本発明は、前記第1の位置に応じた方向に前記第1の表示物を向かせることを特徴とする。このようにすることで、使用者は、光伝達式コントローラの指示位置と第1の表示物の位置との間の位置関係を把握できるようになり、使用者の操作負担を軽減できる。更に演出効果の向上も図れる。
【0015】
また本発明は、前記画面上に第1の会話画面が表示されている際に前記光伝達式コントローラを用いて所与の操作が行われた場合に、次の第2の会話画面を表示することを特徴とする。このようにすることで、表示物の移動先や行動先を指示できる光伝達式コントローラを用いて、ロールプレイングゲームなどにおける会話画面の順送りも行うことが可能となる。
【0016】
また本発明は、第1のモードにおいては、前記光伝達式コントローラを用いて所与の標的をシューティングする画像を前記画像生成装置に生成させ、第2のモードにおいては、前記光伝達式コントローラを用いて指示された前記第1の位置に前記第1の表示物を移動する画像又は前記第1の位置に配置される前記第2の表示物に対して前記第1の表示物が所与の行動を起こす画像を前記画像生成装置に生成させることを特徴とする。本発明によれば、第1のモードから第2のモードに切り替わった場合或いはその逆の場合においても、光伝達式コントローラを他のコントローラに接続し直すことなく、表示物に対する操作を続行できる。これにより使用者の利便性を高めることができる。
【0017】
また本発明は、前記光伝達式コントローラが、所与の操作を行うためのトリガを有するガン型コントローラであることを特徴とする。このようなガン型コントローラを用いることで、本物の銃を使用してシューティング等を楽しんでいるという感覚を使用者に与えることができ、使用者の仮想体験度を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の良好な実施形態について図面を用いて説明する。
【0019】
1.全体構成
まず図1の機能ブロック図を用いて、本実施例の画像生成装置の構成及びこの画像合成装置に使用される情報記憶媒体について説明する。図1に示すように、画像生成装置100は、処理部102、画像生成部112、音生成部114を含む。
【0020】
ここで処理部102は、情報記憶媒体120(CDROM、ゲームカセット、ICカード、MO、FD、メモリ等)に記憶されるプログラム、データ等に基づいて、装置全体の制御を行ったり、画面上の表示物を移動させたり、表示物に所与の行動を起こさせたり、ゲーム進行を決めたりする等の処理を行う。処理部102の機能は、例えばCPU、メモりなどのハードウェアにより実現される。
【0021】
処理部102は、移動処理部104、行動処理部106を含む。移動処理部104は、キャラクタなどの表示物の移動に関する処理を行うものであり、行動処理部106は、表示物の行動(アイテム取得、攻撃等)に関する処理を行うものである。
【0022】
画像生成部112は、処理部102からの指示や情報記憶媒体120からの情報に基づいて、画像を生成する処理を行う。そして画像生成部112にて生成された画像はディスプレイ12に出力される。画像生成部112の機能は、画像生成専用のIC(或いはDSP)、メモリなどのハードウェアにより実現される。
【0023】
音生成部114は、処理部102からの指示や情報記憶媒体120からの情報に基づいて、ゲーム音、バックグラウンド音等を生成する処理を行う。そして音生成部114において生成された音は、スピーカ116に出力される。音生成部114の機能は、音生成専用のIC(或いはDSP)、メモリなどのハードウェアにより実現される。
【0024】
なお積和演算回路を内蔵し画像生成処理や音生成処理が可能なRISC型のCPU等を用いる場合には、画像生成部112や音生成部114の機能を処理部102(CPU)に代行させてもよい。
【0025】
ガン型コントローラ20(光伝達式コントローラ)は、中空形状に形成され、その先端にはレンズ152が、レンズ152の奥にはフォトセンサ154が設けられ、これによりガン型コントローラ20の向く方向からの光202をフォトセンサ154により検知できる。このとき、ディスプレイ12には、直径5cm程度(ガン型コントローラ20からの距離が1m〜1.5m程度の場合)の検出エリア200が設定されており、ディスプレイ12のラスター走査が、この検出エリア200を通過すると、フォトセンサ154は検出パルスを出力する。
【0026】
ガン型コントローラ20は位置検出部162を内蔵する。図2に示すように、この位置検出部162は、位置決定部164、Xカウンタ166、Yカウンタ168を含む。フォトセンサ154からの検出パルスはこの位置検出部162に入力される。位置検出部162は、この検出パルス、クロック信号CLK、水平同期信号及び垂直同期信号に基づいて、ガン型コントローラ20の指示位置を検出する。
【0027】
なお位置検出部162を、ガン型コントローラ20に内蔵する代わりに、画像生成装置100に内蔵するようにしてもよい。
【0028】
2.位置検出の詳細
ガン型コントローラ20の指示位置の検出手法の一例について説明する。図3のフローチャートに示すように、まずガン型コントローラ20のトリガ21が引かれたか否かが判断され(ステップT1)、引かれていない場合には、次のインターで通常画面が表示される(ステップT5)。一方、トリガが引かれた場合には、次のインターで画面がフラッシュされる(ステップT2)。
【0029】
次に、位置検出部162は、フォトセンサ154が出力する検出パルスと、水平同期信号、垂直同期信号とに基づき、ガン型コントローラ20の指示位置を決定する(ステップT3、T4)。そして指示位置のX座標(水平走査位置)、Y座標(垂直走査位置)は、位置検出部162から画像生成装置100内の処理部102へと出力される。
【0030】
なおステップT2で画面をフラッシュするのは、フォトセンサ154による光検知を確実なものとするためのであり、ガン型コントローラ20の指示位置での輝度が十分に高い場合には、画面をフラッシュすることなく指示位置の座標を得ることができる。
【0031】
また位置検出部162をガン型コントローラ20に内蔵する場合、水平同期信号、垂直同期信号は画像生成装置100より入力される。或いはガン型コントローラ20内にHV分離器を設け、このHV分離器を用いて、画像生成装置100の画像出力(映像出力)からこれらの同期信号を分離してもよい。
【0032】
次に、位置検出部162の動作の詳細について、図2、図4(A)、(B)、(C)を用いて更に詳しく説明する。
【0033】
図2に示すように、Yカウンタ168のリセット端子Rには垂直同期信号が、クロック端子Cには水平同期信号が入力される。一方、Xカウンタ166のリセット端子Rには水平同期信号が、クロック端子Cにはクロック信号CLKが入力される。なお図4(B)に、水平同期信号とCLKとの関係を示す。
【0034】
このように構成することでYカウンタ168は、図4(C)の(1)のポイント、即ち1フィールド期間の最初のポイントでリセットされることになる。そして1H期間(1水平走査期間)毎に順次カウントアップされてゆく。一方、Xカウンタ166は、(2)〜(5)のポイント、即ち1H期間の最初のポイントでリセットされることになる。そして、CLKが例えば立ち上がる毎に順次カウントアップされてゆく。
【0035】
そして例えば図4(C)の(6)のポイントにラスタ走査が来たところで、フォトセンサ154からのパルスが検出されたとする。するとその時点でのXカウンタ166、Yカウンタ168のカウント値に基づいて、位置決定部164がこれらのカウント値に対応するX座標、Y座標を求める。これにより(6)のポイントの位置座標、即ちガン型コントローラ20の指示位置の座標を求めることができる。例えば図4(C)の場合には、Yカウンタ168のカウント値は4となり、このカウント値4に基づいてポイント(6)のY座標が一意的に求められる。一方、Xカウンタ166はポイント(5)でリセットされているため、Xカウンタ166のカウント値は、(5)と(6)の間でCLKが立ち上がった回数になる。例えば図4(B)のJの位置でフォトセンサ154からのパルスが検出されたとすると、Xカウンタ166のカウント値は5となり、このカウント値5に基づいてポイント(6)のX座標が一意的に求められる。
【0036】
3.本実施例の特徴
本実施例の特徴は、以上説明したようなガン型コントローラ20を用いて、画面上に表示されるキャラクタなどの表示物の移動先や行動先を指示する点にある。
【0037】
即ち図5に示すように、ガン型コントローラ20(画面上の任意の位置を画面側との光伝達により指示可能な光伝達式コントローラ)を用いて画面上の位置32(第1の位置)が指示され、その座標が検出された場合に、位置32にキャラクタ30(第1の表示物)が移動する。このようなキャラクタ30の移動処理は、図1の移動処理部104が所与のプログラムに基づき行うことになる。
【0038】
より具体的にはプレーヤは、キャラクタ30の移動先として所望する位置32をガン型コントローラ20により狙い、トリガ21を引く(所与の操作を行う)。すると位置32に×印が表示され、キャラクタ30が位置32に向かって移動を開始する。
【0039】
図6(A)に示すような、十字キー302を有するコントローラ300では、図6(B)に示すように8方向(D0〜D7)の指示しかできない。従って、図6(C)に示すように、キャラクタ304を位置306に移動させる場合、308に示すようなジグザグな経路(D6→D0→D6→D7→D6)をたどる必要があった。このため操作の迅速性が損なわれると共に操作が煩雑化していた。またキャラクタ304が位置306に到着するまで十字キー302からプレーヤが指を離すことができないという問題もあった。
【0040】
これに対して、本実施例によれば、ガン型コントローラ20により位置32が指示されその座標が検出されると、キャラクタ30は例えば一直線に位置32に移動する。従って、キャラクタ30を迅速に位置32に移動できると共に、操作を簡易化できる。そしてトリガ21を引いた後はキャラクタ30は位置32に自動的に移動するため、プレーヤの操作負担を軽減できる。また画面上の任意の位置(障害物などが存在する場所を除く)に、ジグザグな経路をたどらずにキャラクタ30を移動できる。即ちプレーヤが所望する画面上のどの位置にもキャラクタ30を移動できる。また例えばマウスを用いた場合には、マウスポインタを移動させるのに時間を要するが、本実施例によれば、ガン型コントローラ20をその方向に向けるだけで位置32を指示できると共に画面側との光伝達により位置32が指示されるため、マウスに比べて素早い操作が可能になる。更にガン型コントローラ20を用いることで、片手のみによる操作が可能になる。
【0041】
本実施例の第2の特徴は、図7、図8に示すように、ガン型コントローラ20を用いて位置32が指示され、その座標が検出された場合に、位置32に配置されるアイテム34や敵キャラクタ36(第2の表示物)に対して、キャラクタ30が所与の行動を起こす点にある。例えば図7ではアイテム34を取得する行動を起こし、図8では敵キャラクタ36を攻撃する行動を起こす。このようなキャラクタ30に行動を起こさせる処理は、図1の行動処理部106が所与のプログラムに基づき行うことになる。
【0042】
より具体的には図7では、プレーヤが、ガン型コントローラ20によりアイテム32を狙いトリガ21を引くと、キャラクタ30がアイテム32を取得する。また図8では、プレーヤが、ガン型コントローラ20により敵キャラクタ36を狙いトリガ21を引くと、キャラクタ30が敵キャラクタ36を攻撃する。
【0043】
このように、行動の対象となる物を指示する操作に、ガン型コントローラ20を用いることで、図5の場合と同様に、迅速な操作が可能になると共に、操作の簡易化、操作負担の軽減化を図れる。
【0044】
なおガン型コントローラ20は、アイテム34、敵キャラクタ36の位置を正確に指示している必要はなく、アイテム32、敵キャラクタ36の位置付近を指示していればよい。即ち位置32が、アイテム34、敵キャラクタ36の配置位置を中心とする所与の範囲に含まれていた場合に、アイテム34を取得したり、敵キャラクタ36を攻撃できるようにする。このようにすることでプレーヤの操作負担を軽減できる。
【0045】
本実施例の第3の特徴は、図9のフロチャート及び図10(A)〜(C)に示すように、キャラクタ30が位置32に到着した後も、トリガ21が引いたままであった場合(所与の操作が未解除であった場合)に、キャラクタ30の移動をそのまま継続する点にある。
【0046】
即ち図9に示すように、背景やキャラクタなどが映し出された画面を表示した後、ガン型コントローラ20により指示された位置32の座標が検出される(ステップS1、S2)。そしてトリガ21が引かれると画面上に×マークが表示される(ステップS3、S4)。そしてキャラクタ30は、×マークが表示される位置32に移動する(ステップS5、図10(A)、(B))。そして位置32に到着した後もトリガ21が引かれたままになっていた場合には、画面上の障害物にぶつかる等するまで、キャラクタの移動を継続する(ステップS6、S7、図10(C))。
【0047】
例えばゲーム状況によっては、移動目標が画面外にある場合がある。例えば移動目標が画面外の位置42(図10(A)参照)にある場合を考える。この場合には、キャラクタ30の上方の適当な位置40を狙ってトリガ21を引き、トリガ21を引いたままにしておけばよい。こうすれば、移動目標である位置42にキャラクタ30を近づけることができる。そして位置42が画面内に現れてから、位置42を狙ってトリガ21を引くことで、移動目標に到達できる。
【0048】
更に確たる移動目標が無く、とりあえず上下左右に移動したい場合にも、画面上の適当な位置を狙ってトリガ21を引きトリガ21を引いたままにしておけばよい。
【0049】
以上の図9、図10(A)〜(C)で説明した操作手法を用いることで、少ない操作負担で多様な移動操作が可能となる。
【0050】
本実施例の第4の特徴は、図11(A)〜(D)に示すように、ガン型コントローラ20の指示する位置(第1の位置)に応じた方向に、キャラクタ30を向ける点にある。即ち図11(A)では、ガン型コントローラ20がキャラクタ30の上方の位置を指示しており、これによりキャラクタ30は上方を向くことになる。同様に図11(B)、(C)、(D)では、各々、ガン型コントローラ20がキャラクタ30の右方、下方、左方の位置を指示しており、これによりキャラクタ30は、各々、右方、下方、左方を向くことになる。
【0051】
図3において既に説明したように、本実施例では、トリガ21を引くと、位置検出の精度を高めるべく画面がフラッシュされるが、トリガ21を引かなくても位置検出自体は行われる。図11(A)〜(D)では、フラッシュすることなく検出された位置の座標に基づいて、キャラクタ30の向く方向を変えている。このようにすることで、ガン型コントローラ20の指示位置とキャラクタ30の位置との正確な位置関係をプレーヤに把握させることが可能になる。
【0052】
即ち図11(A)〜(D)の手法を用いないと、トリガ21を引くまで、上記位置関係を正確に把握できなくなり、プレーヤの操作負担が増す。
【0053】
一方、図11(A)〜(D)のように指示位置に応じた方向にキャラクタ30を向かせれば、上記位置関係をプレーヤが把握できるようになり、移動目標の指定が容易になる。またキャラクタ30を実際に操作しているという感覚をプレーヤに与えることが可能となり、ゲームの演出効果を高めることができる。
【0054】
本実施例の第5の特徴は、図12(A)、(B)に示すように、画面上に第1の会話画面50が表示されている際に、ガン型コントローラ20のトリガ21を引くと、次の第2の会話画面52が表示される点にある。即ちトリガ21の操作により会話画面が順送りされる。
【0055】
本実施例では図5、図7、図8で説明したように、ガン型コントローラ20を所望の位置に向けトリガ21を引くだけで、キャラクタの移動先や行動先を指定できる。そして図12(A)、(B)に示すように、トリガ21の操作により会話画面の順送りが可能になることで、ゲーム中の大部分の操作をトリガ21を用いて実現できることになり、プレーヤの操作負担を大幅に軽減できるようになる。
【0056】
本実施例の第6の特徴は、図13(A)に示すように、ガン型コントローラ20を用いて標的をシューティングするシューティングモード(第1のモード)と、ガン型コントローラ20を用いてキャラクタの移動先や行動先を指定してゲームを進めるロールプレイングモード(第2のモード)とを備える点にある。
【0057】
即ちシューティングモードでは、図13(B)に示すような画面が表示される。プレーヤは、ガン型コントローラ20を用いて標的60、61、62を狙いトリガ21を引く。そして限られた時間内でどれだけの標的をシューティングできるか等を競いゲームを楽しむことになる。このようなシューティングモードにより、プレーヤは、標的のシューティングを本物の銃を使用することなく仮想体験できることになる。
【0058】
一方、ロールプレイングモード(或いはアドベンチャーモード、アクションモード等)においては、図5に示すような画面が表示され、プレーヤは、ガン型コントローラ20を用いてキャラクタ30をマップ上で移動させる。そしてマップ内に設けられた街や洞窟を訪れ、予め設定されたゲームストーリーを楽しみながらゲームを進行させる。
【0059】
そして図7に示すようにアイテム34が落ちていた場合には、ガン型コントローラ20を用いてこのアイテム34を拾う。アイテムを拾うことで、キャラクタ30の装備やステータス(力、俊敏さ、体力、魔法能力等)を変化させることが可能となる。
【0060】
また図8に示すように敵キャラクタ36が現れた場合には、ガン型コントローラ20を用いて敵キャラクタ36に攻撃を行う。敵キャラクタ36を倒すことで、キャラクタ30のステータスを上げたり、ストーリー展開の糸口をつかむことが可能となる。
【0061】
また図12(A)、(B)に示すように出会った他のキャラクタから話を聞く場合には、ガン型コントローラ20を用いて会話画面を順送りして、ゲームストーリーを進める。
【0062】
このように本実施例によれば、シューティングモードやロールプレイングモードというような異なるモードにおいて、同一のガン型コントローラ20を用いてゲームを進めることが可能となる。即ち画像生成装置100からガン型コントローラ20を取り外して他のコントローラ(図6(A)参照)を接続し直すことなく、シューティングモードからロールプレイングモードへの移行(或いはその逆)が可能となる。本実施例によれば、ガン型コントローラ20を用いてキャラクタの移動、行動、会話を制御できるからである。
【0063】
これにより、シューティングゲームしか楽しむことができなかったゲームにおいて、コントローラを接続し直すことなくロールプレインゲームやアドベンチャーゲームを楽しむことが可能となる。また逆に、ロールプレイングゲームやアドベンチャーゲームしか楽しむことができなかったゲームにおいて、コントローラを接続し直すことなくシューティングゲームを楽しむことも可能となる。
【0064】
しかも、ロールプレイングゲームやアドベンチャーゲームを行う際の操作感も、図6(A)のようなコントローラを使用する場合に比べて、格段に向上できる。
【0065】
次に、本実施例の画像生成装置のハードウェアの構成の一例について図14を用いて説明する。同図に示す装置では、CPU1000、ROM1002、RAM1004、情報記憶媒体1006、音生成IC1008、画像生成IC1010、I/Oポート1012、1014が、システムバス1016により相互にデータ送受信可能に接続されている。そして前記画像生成IC1010にはディスプレイ1018が接続され、音生成IC1008にはスピーカ1020が接続され、I/Oポート1012にはコントロール装置1022が接続され、I/Oポート1014には通信装置1024が接続されている。
【0066】
情報記憶媒体1006は、プログラム、表示物を表現するための画像情報等が主に格納されるものであり、CD−ROM、ゲームカセット、ICカード、MO、FD、メモリ等が用いられる。例えば家庭用ゲーム装置ではゲームプログラム等を格納する情報記憶媒体としてCD−ROM、ゲームカセットが用いられる。また業務用ゲーム装置ではROM等のメモリが用いられ、この場合には情報記憶媒体1006はROM1002になる。
【0067】
コントロール装置1022はコントローラ、操作パネル等に相当するものであり、プレーヤがゲーム進行に応じて行う判断の結果を装置本体に入力するための装置である。
【0068】
情報記憶媒体1006に格納されるプログラム、ROM1002に格納されるシステムプログラム(装置本体の初期化情報等)、コントロール装置1022によって入力される信号等に従って、CPU1000は装置全体の制御や各種データ処理を行う。RAM1004はこのCPU1000の作業領域等として用いられる記憶手段であり、情報記憶媒体1006やROM1002の所与の内容、あるいはCPU1000の演算結果等が格納される。またシューティングの当たり外れの判定処理、キャラクタの移動、行動及び会話の処理、各種モードの設定処理のために必要なテーブルデータ等の論理的な構成を持つデータ構造は、このRAM又は情報記憶媒体上に構築されることになる。
【0069】
更に、この種の装置には音生成IC1008と画像生成IC1010とが設けられていてゲーム音やゲーム画像の好適な出力が行えるようになっている。音生成IC1008は情報記憶媒体1006やROM1002に記憶される情報に基づいて効果音やバックグラウンド音楽等のゲーム音を生成する集積回路であり、生成されたゲーム音はスピーカ1020によって出力される。また、画像生成IC1010は、RAM1004、ROM1002、情報記憶媒体1006等から送られる画像情報に基づいてディスプレイ1018に出力するための画素情報を生成する集積回路である。
【0070】
また、通信装置1024は画像生成装置内部で利用される各種の情報を外部とやりとりするものであり、他の画像生成装置と接続されてゲームプログラムに応じた所与の情報を送受したり、通信回線を介してゲームプログラム等の情報を送受することなどに利用される。
【0071】
そして図1、図2、図4(A)〜図8、図10(A)〜図13(B)で説明した種々の処理は、図3、図9のフロチャートに示した処理等を行うプログラムを格納した情報記憶媒体1006と、このプログラムに従って動作するCPU1000、画像生成IC1010等によって実現される。なお画像生成IC1010、音生成IC1008等で行われる処理は、CPU1000あるいは汎用のDSP等によりソフトウェア的に行ってもよい。
【0072】
図15(A)に、本実施例を業務用ゲーム装置に適用した場合の例を示す。装置に内蔵されるIC基板1106には、CPU、画像生成IC、音生成IC等が実装されている。そして画面上の任意の位置を画面側との光伝達により指示可能な光伝達式コントローラを用いて指示された画面上の第1の位置の座標が検出された場合に、第1の位置に第1の表示物を移動したり、第1の位置に配置される第2の表示物に対して第1の表示物が所与の行動を起こす処理を行うための情報、第1、第2の表示物を含む画像を生成するための情報等は、メモリ等の情報記憶媒体1108に格納されることになる。以下、これらの情報を格納情報と呼ぶ。これらの格納情報は、上記の種々の処理を行うためのプログラムコード、画像情報、音情報、表示物の形状情報、テーブルデータ、リストデータ、プレーヤ情報等の少なくとも1つを含むものである。
【0073】
本実施例を家庭用ゲーム装置に適用した場合には、CDROM、ゲームカセット、ICカード等により構成される情報記憶媒体に、上記格納情報は格納されることになる。
【0074】
図15(B)に、ホスト装置1300と、このホスト装置1300と通信回線1302を介して接続される端末1304-1〜1304-nとを含む画像生成装置に本実施例を適用した場合の例を示す。この場合、例えば各端末1304-1〜1304-nにコントローラ1305-1〜1305-nが接続される。また上記格納情報は、例えばホスト装置1300が制御可能な磁気ディスク装置、磁気テープ装置、メモリ等の情報記憶媒体1306に格納されている。端末1304-1〜1304-nが、CPU、画像生成IC、音生成ICを有し、スタンドアロンでゲーム画像、ゲーム音を生成できるものである場合には、ホスト装置1300からは、ゲーム画像、ゲーム音を生成するためのゲームプログラム等が端末1304-1〜1304-nに配送される。一方、スタンドアロンで生成できない場合には、ホスト装置1300がゲーム画像、ゲーム音を生成し、これを端末1304-1〜1304-nに伝送し端末において出力することになる。
【0075】
なお本発明は、上記実施例で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。
【0076】
例えば上記実施例では、ガン型コントローラのトリガを引いた時に、キャラクタが移動や行動を開始するとして説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えばガン型コントローラの指示位置が検出されると、トリガを引かなくても、キャラクタを移動させたりキャラクタに行動を起こさせたりすることも可能である。この場合には例えば図11(A)〜(D)のようにキャラクタの上方右方、下方、左方の位置が指示された場合に、トリガを引かなくてもキャラクタを移動するようにする。またキャラクタに移動や行動を起こさせたくない場合には、画面の外を指すようにガン型コントローラを向けることで、これに対処できる。
【0077】
また上記実施例では、キャラクタの起こす行動として、キャラクタのアイテム取得、敵キャラクタへの攻撃を例に挙げたが、本発明はこれに限られるものではなく、少なくとも第1の位置に配置される第2の表示物に対して第1の表示物が起こす行動であればよい。
【0078】
また光伝達式コントローラとしては、本実施例で説明したようなガン型コントローラ以外にも、画面上の任意の位置を画面側との光伝達により指示可能な種々の光伝達式コントローラを採用できる。
【0079】
例えば図16の光伝達式コントローラ70は、赤外線などの光を出す発光装置72を内蔵する。そしてこの発光装置72からの光を画面74側にある受光装置78が受光し、これにより光伝達式コントローラ70の指示する位置76の座標が検出される。
【0080】
このように本発明では、画面側から発せられた光の伝達により指示位置を検出してもよいし(図1)、光伝達式コントローラ側から発せられた光の伝達により指示位置の座標を検出してもよい(図16)。或いは画面側から発生された光及び光伝達式コントローラ側から発生された光の双方を利用して指示位置の座標を検出してもよい。
【0081】
また画面側からの光を利用する場合、指示位置からの走査光ではなく、表示装置付近に発光装置を設置し、この発光装置からの光に基づいて指示位置の座標を検出してもよい。
【0082】
また第1の表示物はキャラクタに限られるものではなく、第2の表示物はアイテムや敵キャラクタに限られるものではない。例えば第1、第2の表示物として、車、宇宙船などの移動体を考えることができる。
【0083】
また第1の位置の座標検出の手法も、本実施例で説明したものに限られるものではなく、種々の変形実施が可能である。
【0084】
また本発明は、2次元画像を生成する装置のみならず3次元画像を生成する装置にも適用できる。
【0085】
また本発明は、家庭用、業務用のゲーム装置のみならず、シミュレータ、多数のプレーヤが参加する大型アトラクション装置、パーソナルコンピュータ等、種々のものに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】画像生成装置の構成及び情報記憶媒体について説明するための機能ブロック図である。
【図2】位置検出部の構成を説明するための図である。
【図3】位置検出処理について説明するためのフローチャートである。
【図4】図4(A)、(B)、(C)も、位置検出処理について説明するための図である。
【図5】キャラクタの移動先をガン型コントローラを用いて指示する例について説明するための図である。
【図6】図6(A)、(B)、(C)は、十字キーを有するコントローラの欠点について説明するための図である。
【図7】キャラクタに拾わせるアイテムをガン型コントローラを用いて指示する例について説明するための図である。
【図8】キャラクタの攻撃先をガン型コントローラを用いて指示する例について説明するための図である。
【図9】本実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】図10(A)、(B)、(C)は、キャラクタの移動を継続させる処理を説明するための図である。
【図11】図11(A)、(B)、(C)、(D)は、ガン型コントローラの指示位置に応じた方向にキャラクタを向かせる処理について説明するための図である。
【図12】図12(A)、(B)は、ガン型コントローラを用いて会話画面を順送りする処理について説明するための図である。
【図13】図13(A)、(B)は、各種モードの設定について説明するための図である。
【図14】本実施例を実現するハードウェアの構成の一例を示す図である。
【図15】図15(A)、(B)は、本実施例が適用される種々の形態の装置を示す図である。
【図16】光伝達式コントローラの他の例を説明するための図である。
【符号の説明】
【0087】
12 ディスプレイ
20 ガン型コントローラ(光伝達式コントローラ)
21 トリガ
30 キャラクタ(第1の表示物)
32 位置(第1の位置)
34 アイテム(第2の表示物)
36 敵キャラクタ(第2の表示物)
100 画像生成装置
102 処理部
104 移動処理部
106 行動処理部
112 画像生成部
114 音生成部
116 スピーカ
120 情報記憶媒体
152 レンズ
154 フォトセンサ
162 位置検出部
164 位置決定部
166 Xカウンタ
168 Yカウンタ
200 検出エリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置の画面上に表示する画像を画像生成装置に生成させるための情報記憶媒体であって、
前記画面上の任意の位置を画面側との光伝達により指示可能な光伝達式コントローラを用いて指示された画面上の第1の位置の座標が検出された場合に、前記第1の位置に第1の表示物を移動する処理を前記画像生成装置に行わせるための情報と、
前記第1の表示物を含む画像を前記画像生成装置に生成させるための情報とを含むことを特徴とする情報記憶媒体。
【請求項2】
請求項1において、
前記第1の位置が指示された後に前記光伝達式コントローラを用いて所与の操作が行われた場合に、前記第1の位置への前記第1の表示物の移動を開始することを特徴とする情報記憶媒体。
【請求項3】
請求項2において、
前記第1の表示物が前記第1の位置に到着した後も前記所与の操作が未解除であった場合には、前記第1の表示物の移動をそのまま継続することを特徴とする情報記憶媒体。
【請求項4】
表示装置の画面上に表示する画像を画像生成装置に生成させるための情報記憶媒体であって、
前記画面上の任意の位置を画面側との光伝達により指示可能な光伝達式コントローラを用いて指示された画面上の第1の位置の座標が検出された場合に、前記第1の位置に配置される第2の表示物に対して第1の表示物が所与の行動を起こす処理を前記画像生成装置に行わせるための情報と、
前記第1、第2の表示物を含む画像を前記画像生成装置に生成させるための情報とを含むことを特徴とする情報記憶媒体。
【請求項5】
請求項4において、
前記第1の位置の座標が検出された場合に、前記第1の位置に配置される前記第2の表示物を前記第1の表示物が取得することを特徴とする情報記憶媒体。
【請求項6】
請求項4において、
前記第1の位置の座標が検出された場合に、前記第1の位置に配置される前記第2の表示物を前記第1の表示物が攻撃することを特徴とする情報記憶媒体。
【請求項7】
請求項4乃至6のいずれかにおいて、
前記第1の位置が指示された後に前記光伝達式コントローラを用いて所与の操作が行われた場合に、前記第2の表示物に対する前記第1の表示物の行動を開始することを特徴とする情報記憶媒体。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれかにおいて、
前記第1の位置に応じた方向に前記第1の表示物を向かせることを特徴とする情報記憶媒体。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれかにおいて、
前記画面上に第1の会話画面が表示されている際に前記光伝達式コントローラを用いて所与の操作が行われた場合に、次の第2の会話画面を表示することを特徴とする情報記憶媒体。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれかにおいて、
第1のモードにおいては、
前記光伝達式コントローラを用いて所与の標的をシューティングする画像を前記画像生成装置に生成させ、
第2のモードにおいては、
前記光伝達式コントローラを用いて指示された前記第1の位置に前記第1の表示物を移動する画像又は前記第1の位置に配置される前記第2の表示物に対して前記第1の表示物が所与の行動を起こす画像を前記画像生成装置に生成させることを特徴とする情報記憶媒体。
【請求項11】
請求項1乃至10のいずれかにおいて、
前記光伝達式コントローラが、所与の操作を行うためのトリガを有するガン型コントローラであることを特徴とする情報記憶媒体。
【請求項12】
表示装置の画面上に表示する画像を生成する画像生成装置であって、
前記画面上の任意の位置を画面側との光伝達により指示可能な光伝達式コントローラと、
前記光伝達式コントローラを用いて指示された画面上の第1の位置の座標を検出する手段と、
前記第1の位置の座標が検出された場合に、前記第1の位置に第1の表示物を移動する処理を行う手段と、
前記第1の表示物を含む画像を生成する手段とを含むことを特徴とする画像生成装置。
【請求項13】
表示装置の画面上に表示する画像を生成する画像生成装置であって、
前記画面上の任意の位置を画面側との光伝達により指示可能な光伝達式コントローラと、
前記光伝達式コントローラを用いて指示された画面上の第1の位置の座標を検出する手段と、
前記第1の位置の座標が検出された場合に、前記第1の位置に配置される第2の表示物に対して第1の表示物が所与の行動を起こす処理を行う手段と、
前記第1、第2の表示物を含む画像を生成する手段とを含むことを特徴とする画像生成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2007−220130(P2007−220130A)
【公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−68476(P2007−68476)
【出願日】平成19年3月16日(2007.3.16)
【分割の表示】特願平9−157897の分割
【原出願日】平成9年5月30日(1997.5.30)
【出願人】(000134855)株式会社バンダイナムコゲームス (1,157)
【Fターム(参考)】