説明

携帯型情報端末、携帯情報システム、携帯型情報端末制御プログラム

【課題】接続を行うことについてユーザの意識や指示がなくとも、必要なときに自動的にアクセスポイントに接続を試み、ネットワーク上に存在させることのできる携帯端末を提供すること。
【解決手段】省電力モードで携帯型情報端末が稼働しているときに、所定のタイミングあるいは所定の条件が満たされたときに、所定のアクセスポイントの探索が行われる。その結果、所定のアクセスポイントが検出されたときは、当該アクセスポイントへ接続され、所定のデータ通信処理が行われる。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
非使用状態と、使用状態とを切り替える第1切替手段と、
少なくとも前記非使用状態で稼働しているときに、所定のアクセスポイントを探索する探索手段と、
前記探索手段によって所定のアクセスポイントが検出されたとき、当該アクセスポイントに接続し、当該アクセスポイントを介して所定のデータ通信処理を行う通信処理手段とを備えた、携帯型情報端末。
【請求項2】
前記非使用状態は、前記使用状態よりも消費電力が少ない、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項3】
前記携帯型情報端末は、ユーザにより開閉の操作が可能であり、
前記第1切替手段は、前記携帯型情報端末が開状態であるときに前記使用状態に切り替え、閉状態であるときに前記非使用状態に切り替える、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項4】
前記探索手段は、自動的に繰り返し前記アクセスポイントを探索し、
前記通信処理手段は、自動的に前記アクセスポイントに接続し、自動的に前記データ通信処理を行う、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項5】
前記携帯型情報端末は、
複数のアプリケーションプログラムを実行するプログラム実行手段と、
前記各アプリケーションプログラムから、ネットワークを介して他の情報処理装置との間で行われるデータの送信または受信の処理内容の指示を受け付ける受付手段とを備え、
前記探索手段は、前記所定のアクセスポイントを自動的に探索し、
前記通信処理手段は、前記受付手段によって前記複数のアプリケーションプログラムのうちそれぞれより受け付けられた前記データの送信または受信を、前記アクセスポイントを介して、自動的に行う、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項6】
前記携帯型情報端末は、
ユーザにより設定可能な、少なくとも1つの第1アクセスポイントに関する情報、および、ユーザにより設定不可能な、少なくとも1つの第2アクセスポイントに関する情報を記憶する記憶手段と、
ユーザにより前記少なくとも1つの第1アクセスポイントに関する情報を設定するアクセスポイント情報設定手段と、
前記少なくとも1つの第1アクセスポイントを探索する時刻を規定する探索時刻規定手段とを更に備え、
前記探索手段は、
前記探索時刻規定手段によって規定された時刻が到来したときに、前記少なくとも1つの第1アクセスポイントに関する情報に基づいて、当該少なくとも1つの第1アクセスポイントを探索する第1アクセスポイント探索手段と、
前記少なくとも1つの第2アクセスポイントに関する情報に基づいて、当該少なくとも1つの第2アクセスポイントを自動的に繰り返し探索する第2アクセスポイント探索手段とを含む、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項7】
前記通信処理手段は、前記所定のアクセスポイントに接続し、当該アクセスポイントを介して所定のデータを受信する、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項8】
前記携帯型情報端末は、前記探索手段によって検出されたアクセスポイントを介した所定のデータ通信処理を前記通信処理手段が終了した後、当該アクセスポイントとの接続を切断する通信切断手段を更に備える、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項9】
前記探索手段は、近距離無線通信によって前記所定のアクセスポイントを探索する、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項10】
前記携帯型情報端末は、少なくとも前記非使用状態で当該携帯型情報端末が稼働しているときにおいて所定の条件が満たされたか否かを判別する条件判別手段を更に備え、
前記探索手段は、前記条件判別手段によって前記所定の条件が満たされたと判別されたときに、前記所定のアクセスポイントを探索する、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項11】
前記条件判別手段は、所定の時刻が到来したときに、前記条件が満たされたと判別する、請求項10に記載の携帯型情報端末。
【請求項12】
前記携帯型情報端末は、ネットワークを介して他の情報処理装置との間で行われるデータの送信または受信の処理内容、および当該処理の実行時刻を規定する処理規定手段を更に備え、
前記通信処理手段は、前記処理規定手段によって規定された前記データの送信または受信を、前記探索手段で検出されたアクセスポイントを介して行うデータ送受信処理手段を含み、
前記条件判別手段は、前記処理規定手段によって規定された実行時刻が到来したときに前記条件を満たしたと判別し、
前記データ送受信処理手段は、前記条件判別手段によって前記所定の条件が満たされたと判別され、前記探索手段によって前記所定のアクセスポイントを検出したときに、前記所定のデータの送信または受信を行う、請求項10記載の携帯型情報端末。
【請求項13】
前記探索手段は、少なくとも前記非使用状態で前記携帯型情報端末が稼働しているときに、前記所定のアクセスポイントから発信されるビーコンの受信を自動的に繰り返し試みることで前記所定のアクセスポイントを探索し、当該ビーコンを受信することにより当該アクセスポイントの検出を行い、
前記通信処理手段は、
前記探索手段によって前記ビーコンを受信したと判別されたとき、当該ビーコンを送信したアクセスポイントへの接続の確立を試みる接続確立手段と、
前記アクセスポイントへの接続が確立されたとき、当該アクセスポイントを介して所定のデータの送信または受信を行うデータ送受信手段とを含む、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項14】
前記携帯型情報端末は、ネットワークを介して他の情報処理装置との間で行われるデータの送信または受信の処理内容、および当該処理の実行時刻を規定する処理規定手段を更に備え、
前記通信処理手段は、前記接続確立手段によって前記アクセスポイントへの接続が確立されたとき、前記規定された実行時刻が到来しているか否かを判別する実行時刻判別手段を更に含み、
前記データ送受信手段は、前記実行時刻判別手段によって前記実行時刻が到来していると判別されたとき、前記アクセスポイントを介して、前記規定された前記データの送信または受信を行う、請求項13に記載の携帯型情報端末。
【請求項15】
前記携帯型情報端末は、表示手段を更に備え、
前記使用状態においては、前記表示手段に電力が供給され、前記非使用状態においては、前記表示手段への電力は供給されず、
前記第1切替手段は、ユーザによる所定の操作に応じて前記使用状態と前記非使用状態とを切り替え、
前記携帯型情報端末は、前記ユーザの操作に応じて前記非使用状態から前記使用状態に切り替えられたとき、前記通信処理手段によって受信したデータの内容を前記表示手段に表示する表示制御手段を更に備える、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項16】
前記携帯型情報端末は、省電力モードと非省電力モードとの間で電源制御モードを切り替える第2切替手段を更に備え、
前記探索手段は、少なくとも前記非使用状態かつ前記省電力モードで前記携帯型情報端末が稼働しているときに、前記所定のアクセスポイントを探索し、
前記第2切替手段は、前記探索手段によって所定のアクセスポイントが検出されたとき、前記電源制御モードを前記非省電力モードに切り替え、前記通信切断手段によって当該アクセスポイントとの接続が切断されたとき、当該電源制御モードを前記省電力モードに切り替える、請求項8に記載の携帯型情報端末。
【請求項17】
前記携帯型情報端末は、省電力モードと非省電力モードとの間で電源制御モードを切り替える第2切替手段を更に備え、
前記探索手段は、少なくとも前記非使用状態かつ前記省電力モードで前記携帯型情報端末が稼働しているときに、前記所定のアクセスポイントを探索し、
前記第2切替手段は、前記探索手段によって所定のアクセスポイントが検出されたとき、前記電源制御モードを前記非省電力モードに切り替え、前記通信処理手段による前記データ通信処理が終了したとき、当該電源制御モードを前記省電力モードに切り替える、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項18】
前記通信処理手段は、前記アクセスポイントを介して、1以上のアプリケーションプログラムの受信を自動的に行い、
前記携帯型情報端末は、前記1以上のアプリケーションプログラムの受信が行われたとき、当該アプリケーションプログラムの当該携帯型情報端末へのインストールを自動的に行うインストール手段を更に備える、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項19】
前記通信処理手段は、前記アクセスポイントを介して、1以上のアプリケーションプログラムの受信を自動的に行い、
前記携帯型情報端末は、
当該携帯型情報端末の起動時に、アプリケーションプログラムの一覧を作成し出力する一覧作成手段と、
前記携帯型情報端末への所定の操作に応じて、前記一覧からいずれかのアプリケーションプログラムを選択する選択手段と、
前記選択されたアプリケーションプログラムを実行するアプリケーションプログラム実行手段と、
前記通信処理手段によって自動的に受信されたアプリケーションプログラムを、前記一覧作成手段により作成される一覧の掲載対象へと自動的に追加する一覧作成対象追加手段とを更に備える、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項20】
前記通信処理手段は、前記アクセスポイントを介して、1以上のアプリケーションプログラムの受信を自動的に行い、
前記携帯型情報端末は、
当該携帯型情報端末への所定の操作に応じて、アプリケーションプログラムの一覧を作成し出力する一覧作成手段と、
前記携帯型情報端末への所定の操作に応じて、前記一覧からいずれかのアプリケーションプログラムを選択する選択手段と、
前記選択されたアプリケーションプログラムを実行するアプリケーションプログラム実行手段と、
前記通信処理手段によって自動的に受信されたアプリケーションプログラムを、前記一覧作成手段により作成される一覧の掲載対象へと自動的に追加する一覧作成対象追加手段とを更に備える、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項21】
前記携帯型情報端末は、近距離無線を用いて自端末の通信可能範囲に存在する通信相手となる他端末を繰り返し探索して自動的に無線接続し、当該無線接続がされた当該他端末との間で自動的にデータを送信または受信する近距離データ通信手段を更に備え、
前記通信処理手段は、前記近距離データ通信手段により受信したデータの内容を前記アクセスポイントを介して更に他の情報処理装置へ送信する、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項22】
前記携帯型情報端末は、近距離無線を用いて自端末の通信可能範囲に存在する通信相手となる他端末を繰り返し探索して自動的に無線接続し、当該無線接続がされた当該他端末との間で自動的にデータを送信または受信する近距離データ通信手段を更に備え、
前記近距離データ通信手段は、前記通信処理手段によって受信したデータの内容を前記他端末へ送信する、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項23】
前記携帯型情報端末は、計時手段、近距離無線通信を行うための無線通信モジュール、演算処理手段、および、
前記計時手段、前記演算処理手段、および前記無線通信モジュールに電力が供給される非省電力モードと、前記計時手段および前記無線通信モジュールには電力が供給されるが前記演算処理手段には電力は供給されない省電力モードとの間で電源制御モードを切り替える第2切替手段と、
少なくとも前記非使用状態かつ前記省電力モードで当該携帯型情報端末が稼働しているときにおいて所定の時刻が到来したか否かを、前記計時手段を用いて判別する時刻判別手段を更に備え、
前記第2切替手段は、前記時刻判別手段によって前記所定の時刻が到来したと判別されたときに、電源制御モードを前記非省電力モードに切り替え、
前記探索手段は、少なくとも前記非使用状態かつ前記非省電力モードで前記携帯型情報端末が稼働しているときに、前記無線通信モジュールおよび前記演算処理手段を用いて前記所定のアクセスポイントを探索する、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項24】
前記携帯型情報端末は、近距離無線通信を行うための無線通信モジュール、演算処理手段、および、
前記演算処理手段および前記無線通信モジュールに電力が供給される非省電力モードと、前記無線通信モジュールには電力が供給されるが前記演算処理手段には電力は供給されない省電力モードとの間で電源制御モードを切り替える第2切替手段を更に備え、
前記探索手段は、少なくとも前記非使用状態かつ前記省電力モードで前記携帯型情報端末が稼働しているときに、前記無線通信モジュールによって前記所定のアクセスポイントを探索し、
前記第2切替手段は、前記探索手段によって前記所定のアクセスポイントが検出されたとき、前記電源制御モードを前記非省電力モードに切り替え、
前記通信処理手段は、前記第2切替手段によって前記非省電力モードに切り替えられたとき、前記無線通信モジュールおよび演算処理手段を用いて前記アクセスポイントに接続し、前記データ通信処理を実行する、請求項1に記載の携帯型情報端末。
【請求項25】
ネットワークを介して他の装置との間で行われるデータの送信または受信の処理内容、および当該処理の実行時刻を規定する処理規定手段と、
前記処理規定手段によって規定された実行時刻が到来したか否かを判別する時刻判別手段と、
前記時刻判別手段によって前記実行時刻が到来したと判別されたとき、所定のアクセスポイントへの接続を試みる接続手段と
前記接続手段によって前記アクセスポイントへの接続が確立されたとき、前記処理規定手段によって規定された前記データの送信または受信を、当該アクセスポイントを介して行うデータ送受信手段を備える、携帯型情報端末。
【請求項26】
非使用状態と、使用状態とを切り替える第1切替手段と、
少なくとも前記非使用状態で稼働しているときに、所定のアクセスポイントを探索する探索手段と、
前記探索手段によって所定のアクセスポイントが検出されたとき、当該アクセスポイントに接続し、当該アクセスポイントを介して所定のデータ通信処理を行う通信処理手段とを備えた、携帯型情報システム。
【請求項27】
非使用状態と使用状態の2つのモードを有する携帯型情報端末のコンピュータで実行される携帯型情報端末制御プログラムであって、
前記非使用状態と使用状態とを切り替える第1切替手段と、
少なくとも前記非使用状態で前記携帯型情報端末が稼働しているときに、所定のアクセスポイントを探索する探索手段と、
前記探索手段によって所定のアクセスポイントが検出されたとき、当該アクセスポイントに接続し、当該アクセスポイントを介して所定のデータ通信処理を行う通信処理手段として機能させる、携帯型情報端末制御プログラム。
【請求項28】
非使用状態と、使用状態とを切り替える第1切替ステップと、
少なくとも前記非使用状態で携帯型情報端末が稼働しているときに、所定のアクセスポイントを探索する探索ステップと、
前記探索ステップにおいて所定のアクセスポイントが検出されたとき、当該アクセスポイントに接続し、当該アクセスポイントを介して所定のデータ通信処理を行う通信処理ステップとを備えた、携帯型情報端末制御方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate

【図27】
image rotate

【図28】
image rotate

【図29】
image rotate

【図30】
image rotate

【図31】
image rotate

【図32】
image rotate

【図33】
image rotate

【図34】
image rotate

【図35】
image rotate

【図36】
image rotate

【図37】
image rotate

【図38】
image rotate

【図39】
image rotate

【図40】
image rotate

【図41】
image rotate

【図42】
image rotate

【図43】
image rotate

【図44】
image rotate

【図45】
image rotate

【図46】
image rotate

【図47】
image rotate

【図48】
image rotate

【図49】
image rotate

【図50】
image rotate


【公開番号】特開2012−19499(P2012−19499A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−253986(P2010−253986)
【出願日】平成22年11月12日(2010.11.12)
【出願人】(000233778)任天堂株式会社 (1,115)
【Fターム(参考)】