説明

携帯電話機

【課題】2台の携帯電話機間で相互にデータ交換をする場合に、1回の操作で送受信ができるようにする。
【解決手段】携帯電話機の制御回路30には、赤外線通信部60が接続されており、近接位置にある他の携帯電話機との間で電話帳情報等のデータを送受信することができる。そのような携帯電話機において、赤外線通信部60を介して他の携帯電話機との間でデータ交換を行う際に、相手側にデータを送信した後、自動的に受信モードに切り替えるようにして、相手側へのデータ送信と、相手側からのデータ受信を1回の操作で行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、赤外線通信や近距離無線通信等によるデータ通信機能を有する携帯電話機に関するものであり、特に、携帯電話機の所有者が携帯電話機に蓄積している個人のプロフィール情報(名前、携帯電話機番号、メールアドレス)や電話帳の情報を、簡単な操作で相互に交換できるようにした携帯電話機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年の情報処理技術、通信技術の発展に伴い種々の携帯型の情報通信端末装置が広く普及している。このような携帯端末装置により、利用者が外出先からインターネットなどのネットワークを介して種々サービスを提供する情報配信サーバや所望のウェブサイトに接続して当該サービスを受け、あるいは情報を取得したり、自社のネットワークに接続したりして業務上必要な情報を取得することができる。
【0003】
最近では、携帯電話機のハード、ソフト機能が充実し、従来の携帯端末装置の機能を兼ねるようになってきており、携帯電話機の普及率の拡大にはめざましいものがある。携帯電話機を利用したデータ通信サービスを提供する事業者も増加しており、携帯電話機を利用してバンキング、インターネット販売、ナビゲーション、自動販売機、交通機関やコンビニエンスストアなどの代金決済など、様々なサービスを受けることができるようになってきている。特に携帯電話機においては種々のオプションやアプリケーションが搭載可能であり、利用できるサービスの種類も豊富になってきている。
【0004】
また、第3世代と称される携帯電話機にはGPS受信機が搭載され、携帯電話機自体が位置する現在位置(緯度・経度)を測定することができ、携帯電話機を端末装置としたナビゲーションシステムも実用化されている。このような測位システムを利用して、高齢者や児童などの位置確認や、犯罪や火災などの事件、事故における通報時の位置確認などに利用できるシステムも種々検討されている。
【0005】
更に、利用者は、サービス事業者が提供するブラウザやアプリケーション、ゲームソフトのように携帯電話機用として開発された様々なアプリケーションなどを自身が所有する携帯電話機にインストールして所望のサービスや機能を追加するためカスタマイズすることができる。
【0006】
携帯電話機の主要な機能は通話機能であるが、通話に変わる手段としてインターネットを利用した電子メール(以下、単にメールと称する)を他用する利用者は多い。これは通話料金に対して、インターネットを利用したデータ通信料金が低くまた、料金の定額化が定着したこと、メールの場合には送信者と受信者との間の回線接続が必要なく、送受信者の双方が任意に都合のよい時にメール送受信操作をすることができることなどの理由による。
【0007】
携帯電話機には、利用者のプロフィール情報(名前、携帯電話番号、メールアドレス)が記録でき、また、電話帳には通話やメール通信する相手の名前、電話番号、メールアドレスなどを記録しておくことができる。相手方の自分の電話番号やメールアドレスを伝える場合には、口頭で情報を伝え、相手方が自身の携帯電話機の入力手段を用いて必要な情報を入力するのが一般的である。
【0008】
最近では、赤外線通信や近距離無線通信手段を備えた携帯電話機も提供されており、このような携帯電話機を双方が所持している場合には、前述のプロフィール情報や電話帳の情報を相互に交換することができるようになる。
【0009】
例えば、下記の特許文献1(特開2002−281146号公報)、特許文献2(特開平9−36975号公報)には、赤外線通信や近距離無線通信機能を備えた携帯電話機が開示されている。これらの携帯電話機では、自機内に記憶している電話帳情報、電子メール情報等の個人データを、赤外線通信やブルートゥース(Bluetooth)のような近距離無線通信等を利用して、他の携帯電話機に送信し、記憶させることができる。
【特許文献1】特開2002−281146号公報
【特許文献2】特開平9−36975号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上記特許文献1や特許文献2に開示された携帯電話機では、2台の携帯電話機間で相互にデータ交換をする場合、相手にデータを送信した後、相手のデータを受け取る際に改めて受信するための操作が必要になり、また、相手側では、当方のデータを受信した後、自分のデータを送り返す際に、改めて送信するための操作が必要になって、時間と手間がかかるという問題点があった。
【0011】
本願の発明者は上記の問題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、相手側の携帯電話機との間でデータ交換を行う際に、相手側にデータを送信する処理と、相手側からデータを受信する処理を連動して行うデータ交換機能を備え、相互にデータ交換を行うことを確認するための音声によるアナウンス、あるいは画面表示を行い、それを承諾した後に、データ交換の動作を開始するようになせば、上記の問題点を解消し得ることに想到して本発明を完成するに至ったものである。
【0012】
すなわち、本発明は上記の問題点を解消することを課題とし、個人のプロフィール情報(名前、携帯電話機番号、メールアドレス)や電話帳の情報を、2台の携帯電話機間でデータ交換をする場合に、1回の簡単な操作で相互に交換できるようにした携帯電話機を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記課題を解決するために、本願の請求項1にかかる発明は、近接位置にある他の携帯電話機との間でデータの送受信を行う近距離通信手段と、該近距離通信手段を介して他の携帯電話機との間でデータ交換を行う際に、相手側にデータを送信する処理と、相手側からデータを受信する処理を連動して行う近距離通信制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
また、本願の請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、データ受信を先に行う側では、相手側からデータを受信した後、引き続き相手側にデータを送信するか否かの選択画面を表示して、前記選択画面に基づいて引き続き相手側にデータを送信する選択がなされた場合、前記近距離無線通信制御手段は、相手側からデータを受信する処理を連動して行うことを特徴とする。
【0015】
また、本願の請求項3にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記近接位置にある他の携帯電話機との間で交換するデータは、互いの携帯電話に記憶したプロフィール情報または電話帳データであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明の携帯電話機は、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1にかかる発明においては、近距離湯せん通信手段を介して他の携帯電話機との間でデータ交換を行う際に、相手側にデータを送信する処理と、相手側からデータを受信する処理を連動して行うようにしたので、2台の携帯電話機間でデータ交換をする場合に、1回の操作で送受信ができるようになる。
また、請求項2にかかる発明においては、請求項1にかかる携帯電話機において、データ受信を先に行う側では、相手側からデータを受信した後、引き続き相手側にデータを送信するか否かの選択画面を表示して、ユーザに選択の機会を与えるようにしたので、2台の携帯電話機間でデータ交換をする場合に、双方の合意により1回の操作で送受信ができるようになる。また、送信したくないデータを誤って送信してしまうのを防止することができる。
【0017】
また、請求項3にかかる発明においては、請求項1にかかる携帯電話機において、前記近接位置にある他の携帯電話機との間で交換するデータは、互いの携帯電話に記憶したプロフィール情報または電話帳データであるから、2台の携帯電話機間でプロフィール情報や電話帳データを1回の操作で相互に交換できるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための携帯電話機を例示するものであって、本発明をこの携帯電話機に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の携帯電話機にも等しく適用し得るものである。
【実施例】
【0019】
図1は、本発明の一実施例に係る携帯電話機の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、携帯電話機は、アンテナ2と接続された通信部1を備えている。この通信部1は、後述のベースバンド部10からの信号を、アンテナ2を介して基地局へ発信し、あるいはアンテナ2を介して基地局からの電波を受信する。
【0020】
通信部1は、ベースバンド部10と接続されている。ベースバンド部10は、CDMA処理回路11と、音声コーデック12と、を有している。ここで、CDMA処理回路11は、符号分割多元接続、スクランブル、誤り制御、タイミング検出を行う。また、音声コーデック12は、音声を圧縮(符号化)、伸張(復号化)したり、アナログとデジタルの変換を行ったり、内部の増幅回路(図示省略)により受話音量やマイクロホンの感度を変更する。
【0021】
また、ベースバンド部10には、切替回路20が接続されている。この切替回路20には、増幅回路21を介して第1スピーカ22が接続されている。この第1スピーカ22は、増幅回路21で増幅されたベースバンド部10の電気信号を音声に変換する。この第1スピーカ22は、ユーザの耳にあてて通話に使用される。
【0022】
切替回路20には、増幅回路23を介してマイクロホン24が接続されている。このマイクロホン24は、通話に使用され、音声を電気信号に変換する。マイクロホン24により入力された電気信号は、増幅回路23で増幅されてベースバンド部10に出力される。
また、切替回路20には、増幅回路25を介して第2スピーカ26が接続されている。この第2スピーカ26は、増幅回路25で増幅されたベースバンド部10の電気信号を音声に変換する。この第2スピーカ26は、受話音を周囲の人にも聞かせるための拡声用のスピーカである。また、第2スピーカ26は、着信報知の鳴動も行う。なお、これらの3つの増幅回路21,23,25は、ゲインを固定しており、第1スピーカ22及び第2スピーカ26の音量やマイクロホン24の感度を変更することはできないようになっている。
【0023】
この切替回路20は、ベースバンド部10との接続を、第1スピーカ22用の増幅回路21とマイクロホン24用の増幅回路23側にするか、あるいは拡声用の第2スピーカ26用の増幅回路25とマイクロホン24用の増幅回路23側にするかを切り替える。
【0024】
また、通信部1、ベースバンド部10、切替回路20は、それぞれ制御回路30に接続されている。制御回路30には、ROM31,RAM32が接続されており、ROM31には、制御回路30を動作させるためのシステムプログラムが格納され、RAM32は、制御回路30の動作に必要な各種情報が記憶される。
【0025】
この制御回路30の制御により上述した切替回路20による切り替えが行われる。また、制御回路30によりベースバンド部10の音声コーデック11が制御され、音声コーデック12により第1スピーカ22及び第2スピーカ26の音量やマイクロホン24の感度が変更される。
【0026】
また、この制御回路30には、入力部40が接続されている。入力部40は、電話番号等の入力を行うテンキー41と、通話の開始を操作する通話キー42と、通話の終了を操作する切キー43と、OKキー44と、クリアキー45とを有している。
【0027】
また、制御回路30には、例えば液晶パネルからなるディスプレイ50と、そのバックライトとして、例えばLED素子からなる照明部51が接続されている。このディスプレイ50により、各種文字情報や画像情報が表示される。
【0028】
制御回路30には、さらに、赤外線を使って他の携帯電話機との間で電話帳情報,電子メール情報等のデータを送受信するための赤外線通信部60が接続されている。送受信する電話帳情報,電子メール情報等のデータは、RAM32の所定のエリアに格納される。また、それらの送受信は、電話帳情報については「V−card」,電子メール情報については「V−Message」というような周知の規格を使って行うことができる。そして、それらのデータを送受信する際には、入力部40のテンキー41,OKキー44等を操作することにより行う。
【0029】
例えば、他の携帯電話機に自機内に保存している電話帳情報を送信する場合、相手側の携帯電話機と赤外線ポート同士を対向させ、ディスプレイ50に電話帳一覧画面を表示した状態で「赤外線送信」を選択し、OKキー44を押すと、自機内に保存している電話帳情報が送信され、相手側の携帯電話機に保存される。一方、受信する側の携帯電話機では、待受画面で「赤外線受信」を選択し、OKキー44を押すと、相手側から送信されてくる電話帳情報を受信して保存できる。
【0030】
携帯電話機に記憶させた所有者のプロフィール情報(名前、携帯電話番号、メールアドレス等)を相互に交換する場合、送受信メール保存部に保存されている電子メールのデータを相互に交換する場合も同様にすることができる。
【0031】
このような機能は従来の携帯電話機も有していた機能であるが、本発明の携帯電話機では、さらに、相互のデータを互に交換するためのデータ交換機能を付加した。そのデータ交換機能とは、相手側の携帯電話機との間でデータ交換を行う際に、相手側にデータを送信する処理と、相手側からデータを受信する処理を連動して行う機能のことである。
【0032】
そのデータ交換機能を選択すると、相互にデータ交換を行うことを確認するための音声によるアナウンス、あるいは画面表示があり、それを承諾した後に、データ交換の動作が開始される。すなわち、データ交換を行う2台の携帯電話機の内の一方は、相手側にデータを送信した後、自動的に受信モードに切り替わって、相手側からデータを受信する。また、他方は、相手側からデータを受信した後、自動的に送信モードに切り替わって、相手側にデータを送信する。
【0033】
図2は、携帯電話機間でデータ交換する際の通信手順を示す図である。2台の携帯電話機A,B間でデータ交換をする場合、最初に送信する側の携帯電話機Aでは、データ交換の送信モードを選択し、最初に受信する側の携帯電話機Bでは、データ交換の受信モードを選択して、それぞれOKキー44を押す。
【0034】
その結果、携帯電話機Aでは携帯電話機Bに対して、赤外線によるパルス信号で送信コマンドを送信し、それに続けて送信対象のデータを送信する。受信側の携帯電話機Bでは、データの受信が完了したら赤外線によるパルス信号で受信完了コマンドを送り返す。それと同時に、送信モードに切り替える。
【0035】
携帯電話機Aでは、携帯電話機Bから受信完了コマンドを受信したら、受信モードに切り替える。その後、携帯電話機Bから携帯電話機Aに対して、送信コマンドを送信し、それに続けて送信対象のデータを送信する。受信側の携帯電話機Aでは、データの受信が完了したら受信完了コマンドを送り返す。これにより、データ交換が終了する。
【0036】
次に、図3のフローチャートを参照しながら、データ送信側の携帯電話機の処理を説明する。まず、データ送信の指示があったか否か、すなわち、データ交換の受信モードが選択されて、OKキー44が押されたか否かを判別し(ステップS1)、指示があったら、データを相手側に送信する(ステップS2)。そして、送信後の経過時間を測るためのタイマをスタートさせる(ステップS3)。
【0037】
その後、相手側からデータ受信完了コマンドを受信したか否かを判別し(ステップS4)、まだ受信していなければ、上記タイマがタイムアップしたか否かを判別して(ステップS5)、もしタイムアップしたら、データ送信が正常に完了しなかったものとしてディスプレイ50にエラー表示を行う(ステップS6)。
【0038】
一方、ステップS4でデータ受信完了コマンドを所定時間内に受信したら、データ受信モードに切り替えて(ステップS7)、その後の経過時間を測るためのタイマをスタートさせる(ステップS8)。
【0039】
そして、データの受信が無事終了したか否かを判別し(ステップS9)、まだ受信が終了していなければ、上記タイマがタイムアップしたか否かを判別して(ステップS10)、もしタイムアップしたら、データ受信が正常に終了しなかったものとしてディスプレイ50にエラー表示を行う(ステップS11)。
【0040】
また、ステップS9でデータの受信が所定時間内に終了したら、タイマをクリアして(ステップS12)、一連のデータ交換を終わらせる。
【0041】
次に、図4のフローチャートを参照しながら、データ受信側の携帯電話機の処理を説明する。なお、ここでは、相手側からデータを受信した後、引き続きデータを送り返すか否かの選択画面を表示し、ユーザに選択の機会を与えるようにしている。そのとき、ユーザがデータを送り返す方を選択しなかった場合は、その時点でデータ交換の処理を終了させることになる。
【0042】
本発明の相互データ交換機能を実施する場合は、お互いにデータを交換しようとする携帯電話機の所有者は、近距離通信の可能な通信エリア内にいて、データ交換する意思は通じているので、通常は、相手方がデータを送り返す方を選択する。
【0043】
データ交換の受信モードを選択してOKキー44が押された後、相手側からデータを受信したか否かを判別し(ステップS13)、データを受信したら、相手側に、データ受信完了コマンドを送信する(ステップS14)。
【0044】
それに続けて、先にデータを受信した相手側に、こちらからデータを送信するか否かを確認するための画面をディスプレイ50に表示して(ステップS15)、データを送信することが選択されたか否かを判別し(ステップS16)、データを送信することが選択されたら、データを送信する(ステップS17)。また、送信後の経過時間を測るためのタイマをスタートさせる(ステップS18)。
【0045】
そして、データの受信が無事終了したか否かを判別し(ステップS19)、まだ受信が終了していなければ、上記タイマがタイムアップしたか否かを判別して(ステップS20)、もしタイムアップしたら、データ受信が正常に終了しなかったものとしてディスプレイ50にエラー表示を行う(ステップS21)。
【0046】
また、ステップS19でデータの受信が所定時間内に終了したら、タイマをクリアして(ステップS22)、一連のデータ交換を終わらせる。
【0047】
なお、上記実施例では、データの送受信を赤外線通信で行う場合で説明したが、それに限定されず、ブルートゥースのような近距離無線通信等を利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の一実施例に係る携帯電話機の概略構成を示すブロック図である。
【図2】携帯電話機間でデータ交換する際の通信手順を示す図である。
【図3】データ送信側の携帯電話機の処理を示すフローチャートである。
【図4】データ受信側の携帯電話機の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0049】
1・・・・・通信部
2・・・・・アンテナ
10・・・・ベースバンド部
11・・・・CDMA処理回路
12・・・・音声コーデック
20・・・・切替回路
21,23,25・・増幅回路
22・・・・第1スピーカ
24・・・・マイクロホン
26・・・・第2スピーカ
30・・・・制御回路
31・・・・ROM
32・・・・RAM
60・・・・赤外線通信部
40・・・・入力部
41・・・・テンキー
42・・・・通話キー
43・・・・切キー
44・・・・OKキー
45・・・・クリアキー
50・・・・ディスプレイ
51・・・・照明部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
近接位置にある他の携帯電話機との間でデータの送受信を行う近距離無線通信手段と、該近距離無線通信手段を介して他の携帯電話機との間でデータ交換を行う際に、相手側にデータを送信する処理と、相手側からデータを受信する処理を連動して行う近距離無線通信制御手段とを備えたことを特徴とする携帯電話機。
【請求項2】
データ受信を先に行う側では、相手側からデータを受信した後、引き続き相手側にデータを送信するか否かの選択画面を表示して、前記選択画面に基づいて引き続き相手側にデータを送信する選択がなされた場合、前記近距離無線通信制御手段は、相手側からデータを受信する処理を連動して行うことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
【請求項3】
前記近接位置にある他の携帯電話機との間で交換するデータは、互いの携帯電話に記憶したプロフィール情報または電話帳データであることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2008−236444(P2008−236444A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−73811(P2007−73811)
【出願日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】