説明

映像表示装置及び映像表示方法

【課題】入力される映像信号の状態による誤検出を回避し、映像信号の映像ソースに最適な画質調整を実施することができる映像表示装置及び映像表示方法を提供する。
【解決手段】映像表示装置は、入力される映像信号のフレーム間差分に基づいて映像種別を検出する映像処理部と、映像種別に基づいて画質調整設定値を決定する自動画質調整部と、画質調整設定値に基づいて、映像信号の輝度エンハンサ制御、色温度設定するためのRGBゲイン制御、ブライト制御、色エンハンサ制御、色ゲイン・色調制御、非線形コントラスト制御のうちいずれか若しくは、複数の組み合わせをから成る画質調整を行い表示用映像信号を出力する画質処理部と、表示用映像信号を受信して映像を表示する表示部とを有し、画質処理部は、画質調整設定値に基づいて表示部のバックライトを制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像表示装置及び映像表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、入力される映像信号が映画フィルムソースである場合、映像信号に対して映画フィルムソースに適したガンマ補正を行う映像表示装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この映像表示装置は、入力される映像信号から、例えば、2−3プルダウン処理された映画フィルムソースを検出する映画フィルムソース検出部と、映像信号に対して映像ソースに適したガンマ補正を実施するガンマ補正部とを有し、映画フィルムソース検出部が映像信号から映画フィルムソースを検出した場合に、ガンマ補正部は、映像信号に対して映画フィルムソースに適したガンマ補正を実施するため、映像信号に対して自動で最適なガンマ補正を実施することができる。
【特許文献1】特開2001−169143号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の映像表示装置によると、映像信号に対して実施されるのはガンマ補正のみであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等のバックライト明度等を調整することに関しては記載がなく、映像ソースに最適な画質調整が必ずしも達成できないという問題がある。また、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤーやHDD(Hard Disc Drive)プレーヤー等の映像再生装置から映像信号が入力される場合、映像再生装置において、例えば、一時停止等の操作がなされると、映像表示装置には静止画を表示するための映像信号が入力されるため、例え映像信号が2−3プルダウン処理された映画フィルムソースであっても映画フィルムソース検出部はそれを検出できず、他の映像ソースであると判断する誤検出が生じるという問題がある。
【0005】
従って、本発明の目的は、入力される映像信号の状態による誤検出を回避し、映像信号の映像ソースに最適な画質調整を実施することができる映像表示装置及び映像表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明は上記目的を達成するため、入力される映像信号のフレーム間差分に基づいて映像種別を検出する映像処理部と、前記映像種別に基づいて画質調整設定値を決定する自動画質調整部と、前記画質調整設定値に基づいて、前記映像信号の輝度エンハンサ制御、色温度設定するためのRGBゲイン制御、ブライト制御、色エンハンサ制御、色ゲイン・色調制御、非線形コントラスト制御のうちいずれか若しくは、複数の組み合わせをから成る画質調整を行う画質処理部とを有することを特徴とする映像表示装置を提供する。
【0007】
上記した構成によれば、入力される映像信号の映像ソースを利用者が判断することなく、自動で判断し、映像ソースに最適な画質調整を実施することができる。
【0008】
(2)また、本発明は上記目的を達成するため、入力される映像信号のフレーム間差分に基づいて映像種別を検出する映像処理部と、前記映像種別に基づいて画質調整設定値を決定する自動画質調整部と、前記画質調整設定値に基づいて、前記映像信号の輝度エンハンサ制御、色温度設定するためのRGBゲイン制御、ブライト制御、色エンハンサ制御、色ゲイン・色調制御、非線形コントラスト制御のうちいずれか若しくは、複数の組み合わせをから成る画質調整を行い表示用映像信号を出力する画質処理部と、前記表示用映像信号を受信して映像を表示する表示部とを有し、前記画質処理部は、前記画質調整設定値に基づいて前記表示部のバックライトを制御することを特徴とする映像表示装置を提供する。
【0009】
上記した構成によれば、(1)の効果に加え、画質処理部は、表示部の表示を制御するため、より幅広い映像ソースに対応することができる。
【0010】
(3)また、本発明は上記目的を達成するため、入力される映像信号に基づいて映像種別を検出する映像種別検出ステップと、前記映像種別に基づいて画質調整設定値を決定する自動画質調整決定ステップと、前記画質調整設定値に基づいて、前記映像信号の輝度エンハンサ制御、色温度設定するためのRGBゲイン制御、ブライト制御、色エンハンサ制御、色ゲイン・色調制御、非線形コントラスト制御のうちいずれか若しくは、複数の組み合わせをから成る画質調整を行い表示用映像信号を出力する画質調整ステップと、前記表示用映像信号を受信して映像を表示する表示ステップと、前記画質調整設定値に基づいて表示部のバックライトを制御する表示制御ステップとを有することを特徴とする映像表示方法を提供する。
【0011】
上記した方法によれば、(2)と同様の効果を有する映像表示方法を達成できる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、入力される映像信号の状態による誤検出を回避し、映像ソースに最適な画質調整を実施することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に、本発明の映像表示装置及び映像表示方法の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
(映像表示装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る映像表示装置を示す概略図である。
【0015】
映像表示装置1は、図示しないアンテナを介して外部よりデジタル放送波等を受信して映像を表示したり、図示しないHDDレコーダーやDVDプレイヤー等の映像再生装置から映像信号を受信して映像を表示するテレビ受像器等であって、前面に映像を表示するLCD等から構成される映像表示部14と、音声を出力するスピーカ部16と、複数の操作スイッチを有するリモコン1Aから送信される赤外線を用いた操作信号を受光する受光部21と、外部環境の照度を測定するフォトダイオード等から構成される光センサ22とを有する。また、映像表示装置1は、背面に図示しないアンテナ端子、外部入力端子及び複数のスイッチからなる操作部等を有し、本体内部には映像信号や音声信号を処理したり各部を制御するためのCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及びHDD等からなる電子部品を有する。
【0016】
図2は、本発明の実施の形態に係る映像表示装置の構成例を示すブロック図である。
【0017】
映像表示装置1は、デジタル放送局2から送信される放送信号を受信するデジタル放送受信部10を備えており、デジタル放送受信部10は信号処理部11に接続されている。信号処理部11は、音声処理部15と映像処理部12とに接続されており、受信した放送信号を音声信号と映像信号に分離し、音声信号を音声処理部15に出力し、映像信号を映像処理部12に出力する。
【0018】
音声処理部15はスピーカ部16に接続され、映像処理部12は画質を調整する画質処理部13を介してCRTや液晶表示パネル等で構成される映像表示部14に接続されている。また、音声処理部15は、入力された音声信号の音質調整を行う。画質処理部13は、入力された映像信号を画質調整するとともに、映像表示部14のバックライト制御調整を行う。
【0019】
また、映像表示装置1は、図示しない外部入力端子に接続された映像再生装置3から送信される映像信号及び音声信号を受信する映像アナログ/デジタル変換器(A/D)17及び音声A/D18を有し、映像A/D17及び音声A/D18に入力された映像信号及び音声信号はアナログ信号からデジタル信号へと変換され、それらの出力はそれぞれ映像処理部12及び音声処理部15に接続される。
【0020】
また、映像表示装置1は、図2において点線で示された制御線を介して各部を制御する制御部19を有し、制御部19には操作スイッチ等から構成される操作部20と、リモコン1Aの赤外線の操作信号を受光する受光部21と、外部環境の照度を測定する光センサ22とが接続される。
【0021】
制御部19は、各部を制御するためのプログラム等を格納するROM19Aと、一時的に情報を格納して制御部19の動作を補助するRAM19Bと、自動画質調整部190及び利用者画質調整部191とを有する。
【0022】
自動画質調整部190は、映像処理部12が入力した映像信号を解析して出力する映像種別に基づいて画質調整設定値を決定するとともに、光センサ22において計測される外部環境照度に基づいて画質調整設定値を決定し、決定した画質調整設定値に基づいて画質処理部13を制御する。なお、自動画質調整部190は、映像情報のフィールド単位の時間間隔で動作し、ダイナミックに入力する映像情報の画質を調整する。また、自動画質調整部190は、画質調整設定値とともに音質調整設定値を決定し、決定した音質調整設定値に基づいて音声処理部15を制御する。ここで、画質調整とは、輝度エンハンサ制御、色温度設定するためのRGBゲイン制御、ブライト制御、色エンハンサ制御、色ゲイン・色調制御、非線形コントラスト制御のうちいずれか若しくは、複数の組み合わせを示す。また、音質調整とはイコライザー制御、サラウンド制御、低音補正制御のうちいずれか若しくは複数の組み合わせを示す。
【0023】
利用者画質調整部191は、操作部20又は受光部21において受信する操作信号に基づいて画質調整設定値又は音質調整設定値を決定し、決定した画質調整設定値に基づいて画質処理部13を制御するとともに、決定した音質調整設定値に基づいて音声処理部15を制御する。なお、利用者画質調整部191は、例えば、画質調整用のメニュー(図示せず)を表示し、画質調整調整操作終了後は画質調整用のメニューにおいて決定した画質調整設定値を常時適用する。
【0024】
図3Aは、本発明の実施の形態に係る画質処理部の構成例を示す概略図である。
【0025】
画質処理部13は、映像信号としてコンポーネント信号が入力され、輝度信号Yを処理する輝度エンハンサ130と、非線形コントラスト131と、ブライト132と、色差信号P及びPを処理する色エンハンサ133と、色ゲイン色調134とを有し、各部で信号処理された輝度信号Yと色差信号CとをRGB信号に変換するマトリックス135と、色温度設定のためRGB信号のゲインを調整して映像表示部14に出力するRGBゲイン136とを有する。
【0026】
輝度エンハンサ130は、輝度信号Yに輪郭補正を実施して鮮明さを強調し、自動画質調整部190の画質調整設定値を動的に反映し、利用者画質調整部191の画質調整設定値を静的に反映する。非線形コントラスト131は、自動画質調整部190の画質調整設定値を動的に反映して非線形のコントラスト調整を実施する。ブライト132は、自動画質調整部190の画質調整値を反映して動的に輝度信号の値を調整し、利用者画質調整部191の画質調整値を反映して静的に輝度信号の値を調整する。
【0027】
色エンハンサ133は、色差信号P及びPに輪郭補正を実施して鮮明さを強調し、自動画質調整部190の画質調整設定値を動的に反映し、利用者画質調整部191の画質調整設定値を静的に反映する。色ゲイン色調134は、色差信号の色ゲインを調整し、自動画質調整部190の画質調整設定値を動的に反映し、利用者画質調整部191の画質調整設定値を静的に反映する。なお、画質処理部13の構成は、上記に限らず適宜構成を追加してもよい。
【0028】
図3Bは、本発明の実施の形態に係る音声処理部の構成例を示す概略図である。
【0029】
音声処理部15は、音声信号が入力され、5バンドで100Hz/330Hz/1kHz/3.3kHz/10kHzの帯域を調整するイコライザー150と、ワイドサラウンド又はシネマサラウンドを切り替えるサラウンド処理151と、周波数とレベルが可変の低音補正152と、音声信号の振幅をノーマライズする自動レベル補正153と、スピーカ部16の特性に合わせて調整するパラメトリックイコライザー154と、音量設定値により音声信号のゲインを決定する音量コントロール155と、音声信号をデジタルからアナログへと変換してスピーカ部16に出力するデジタル/アナログ変換器(D/A)156とを有する。
【0030】
イコライザー150、音量コントロール155は、利用者画質調整部191の音質調整設定値を反映することができるが、他の各部は、自動画質調整部190の音質調整設定値のみを反映して動作する。なお、音声処理部15の構成は、上記に限らず適宜構成を追加してもよい。
【0031】
(動作)
以下に、本発明の実施の形態における電子機器の動作を各図を参照しつつ説明する。
【0032】
デジタル放送局2から送信されたデジタル放送波は、図示しないアンテナを介してデジタル放送受信部10に入力される。
【0033】
デジタル放送受信部10では、地上波デジタル放送の変調方式に対応した復調器(図示せず)によって受信信号を復調し、例えば、MPEG2の規格に基づいたデータ列(トランスポートストリーム)を抽出し信号処理部11へ出力する。
【0034】
信号処理部11へ入力されたデータ列(トランスポートストリーム)は、例えばMPEG2デコーダ(図示せず)によって音声信号(デジタル)と映像信号(デジタル)とに分離され、音声信号は音声処理部15へ、また映像信号は映像処理部12へそれぞれ出力される。
【0035】
映像処理部12では、入力された映像信号(デジタル)のフレーム間差分を検出して映像ソースが2−3プルダウン処理された映画フィルムソースか、それ以外の通常の映像ソースか、又は静止画を検出するとともに、検出結果としての映像種別信号を自動画質調整部190へ出力する。
【0036】
自動画質調整部190は、映像種別信号に基づいて画質調整設定値及び音質調整設定値を決定する。また、利用者画質調整部191は、操作部20又はリモコン1Aの操作内容に基づいて画質調整設定値及び音質調整設定値を決定する。
【0037】
次に、画質処理部13は、画質調整設定値に基づいて映像信号を画質調整した後、必要に応じてアナログ信号等に変換してCRTやLCD等で構成される映像表示部14へ出力する。
【0038】
音声処理部15では、入力された音声信号(デジタル)を音質調整設定値に基づいて音質調整した後、アナログ音声信号に変換する処理等を行って、スピーカ部16へ出力する。
【0039】
図4(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係る映像表示装置の動作例を示すフローチャートである。
【0040】
映像表示装置1の電源が投入された時点で、自動画質調整部190は、まず図4(a)に示すように、映像信号が映画フィルムソース以外の場合の画質調整設定値及び音質調整設定値によって画質処理部13及び音声処理部15を動作させる(S1)。
【0041】
次に、映像処理部12において同一のフィールドが連続して続くかどうか判定することにより静止画を検出し(S2)、静止画が検出されない場合(S2;No)、映像処理部12は、続いて映画フィルムソースの検出を行う(S3)。ステップS2において、静止画が検出される場合(S2;Yes)、ステップS1に戻る。
【0042】
ステップS3において、映画フィルムソースが検出される場合(S3;Yes)、図4(b)に示すように、映像が映画フィルムソースの場合の画質調整設定値及び音質調整設定値によって画質処理部13及び音声処理部15を動作させる(S4)。映画フィルムソースが検出されない場合(S3;No)、ステップS1に戻る。
【0043】
ステップS4の次に、映像処理部12は、続いて映画フィルムソースを検出し(S5)、映画フィルムソースが検出されない場合(S5;No)、映像処理部12は、続いて静止画の検出を行う(S6)。ステップS5において、映画フィルムソースが検出される場合(S5;Yes)、ステップS4に戻る。
【0044】
ステップS6において、静止画が検出されない場合(S6;No)、図4(a)のステップS1に戻り、映像が映画フィルムソース以外の場合の画質調整設定値及び音質調整設定値によって画質処理部13及び音声処理部15を動作させる(S1)。また、静止画が検出される場合(S6;Yes)、ステップS4に戻る。
【0045】
(実施の形態の効果)
上記した実施の形態によると、映像処理部12は、静止画が検出された場合に図4に基づいて映像ソースを判別するため、自動画質調整部190は、映像ソースに基づいた正確な画質調整設定を行うことができる。
【0046】
また、利用者画質調整部191が、画質処理部13及び音声処理部15の一部の調整を実施するのに対し、自動画質調整部190は、画質処理部13及び音声処理部15の多くの調整を実施するため、様々な映像ソースに対応して調整できるとともに、映像表示部14のバックライトの照度制御を実施することができる。
【0047】
なお、映像処理部12の動作は図4に示したものに限らず、状況に応じて予め設定した動作にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の実施の形態に係る映像表示装置を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る映像表示装置の構成例を示すブロック図である。
【図3A】本発明の実施の形態に係る画質処理部の構成例を示す概略図である。
【図3B】本発明の実施の形態に係る音声処理部の構成例を示す概略図である。
【図4】(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係る映像表示装置の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0049】
1…映像表示装置、1A…リモコン、2…デジタル放送局、3…映像再生装置、10…デジタル放送受信部、11…信号処理部、12…映像処理部、13…画質処理部、14…映像表示部、15…音声処理部、16…スピーカ部、17…映像A/D、18…音声A/D、19…制御部、19A…ROM、19B…RAM、20…操作部、21…受光部、22…光センサ、130…エンハンサ、131…コントラスト、132…ブライト、133…エンハンサ、134…色ゲイン色調、135…マトリックス、136…ゲイン、150…イコライザー、151…サラウンド処理、152…低音補正、153…自動レベル補正、154…パラメトリックイコライザー、156…D/A、155…音量コントロール、190…自動画質調整部、191…利用者画質調整部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力される映像信号のフレーム間差分に基づいて映像種別を検出する映像処理部と、
前記映像種別に基づいて画質調整設定値を決定する自動画質調整部と、
前記画質調整設定値に基づいて、前記映像信号の輝度エンハンサ制御、色温度設定するためのRGBゲイン制御、ブライト制御、色エンハンサ制御、色ゲイン・色調制御、非線形コントラスト制御のうちいずれか若しくは、複数の組み合わせをから成る画質調整を行う画質処理部とを有することを特徴とする映像表示装置。
【請求項2】
入力される映像信号のフレーム間差分に基づいて映像種別を検出する映像処理部と、
前記映像種別に基づいて画質調整設定値を決定する自動画質調整部と、
前記画質調整設定値に基づいて、前記映像信号の輝度エンハンサ制御、色温度設定するためのRGBゲイン制御、ブライト制御、色エンハンサ制御、色ゲイン・色調制御、非線形コントラスト制御のうちいずれか若しくは、複数の組み合わせをから成る画質調整を行い表示用映像信号を出力する画質処理部と、
前記表示用映像信号を受信して映像を表示する表示部とを有し、
前記画質処理部は、前記画質調整設定値に基づいて前記表示部のバックライトを制御することを特徴とする映像表示装置。
【請求項3】
前記映像処理部は、前記映像信号として静止画が入力された場合、予め定めた映像種別であると判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の映像表示装置。
【請求項4】
前記映像処理部は、前記映像信号として静止画が入力された場合、前記静止画の入力前に検出された映像種別であると判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の映像表示装置。
【請求項5】
前記映像表示装置は、前記映像種別に基づいて前記映像信号に付随する音声信号のイコライザー制御、サラウンド制御、低音補正制御のうちいずれか若しくは複数の組み合わせから成る音質調整を行う音声処理部をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の映像表示装置。
【請求項6】
入力される映像信号に基づいて映像種別を検出する映像種別検出ステップと、
前記映像種別に基づいて画質調整設定値を決定する自動画質調整決定ステップと、
前記画質調整設定値に基づいて、前記映像信号の輝度エンハンサ制御、色温度設定するためのRGBゲイン制御、ブライト制御、色エンハンサ制御、色ゲイン・色調制御、非線形コントラスト制御のうちいずれか若しくは、複数の組み合わせをから成る画質調整を行い表示用映像信号を出力する画質調整ステップと、
前記表示用映像信号を受信して映像を表示する表示ステップと、
前記画質調整設定値に基づいて表示部のバックライトを制御する表示制御ステップとを有することを特徴とする映像表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−206613(P2009−206613A)
【公開日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−44577(P2008−44577)
【出願日】平成20年2月26日(2008.2.26)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】