説明

架線位置測定装置

【課題】効率よく正確に架線の位置を測定することができる架線位置測定装置を提供する。
【解決手段】架線位置測定装置において、架線を撮影する第1のラインセンサカメラ1及び第2のラインセンサカメラ2と、架線までの距離を計測するレーザ距離計3と、第1のラインセンサカメラ及び第2のラインセンサカメラから出力された画像データを基にラインセンサ画像上の架線の位置情報を算出する第1の画像処理部10及び第2の画像処理部11と、ラインセンサ画像上の架線の位置情報とレーザ距離計3から出力された距離情報とを記憶する処理メモリ12と、ラインセンサ画像上の架線の位置情報と距離情報とに基づきステレオ対応点の探索を行うステレオ対応点探索部13と、探索したステレオ対応点に基づき架線の高さと偏位を算出する高さ・偏位算出部14とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、架線位置測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
トロリ線やき電線等の架線は、電車線の線路の上方の所定の位置に設置されている。架線は、車両に接近したり、所定の位置から外れた場合、事故や車両故障の原因となるため、所定の位置にあるか検査されている。なお、架線の位置は、線路からの垂直方向における高さと、偏位(すなわち、枕木方向における水平距離)により表され、架線の高さと偏位を測定する技術として以下のものが知られている。
【0003】
例えば、下記特許文献1においては、車両の屋根上に取り付けた、枕木方向に左右2台のラインセンサカメラをトロリ線に向けてトロリ線を撮影し、撮影した左右のラインセンサ画像を用いて左右のラインセンサ画像中において同じ物体が映る箇所を対応付けてステレオ測定することにより、トロリ線の位置を測定する技術が開示されている。
また、例えば、下記特許文献2においては、車両に設置した2台のステレオラインセンサカメラとレーザ距離計を用いて、自軌道及び隣接する軌道の間隔を測定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−284535号公報
【特許文献2】特許第3723881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に開示される技術には、左右のラインセンサ画像が特徴点の少ない単純な画像であるため、左右のラインセンサ画像間において同じ物体が映った箇所を画像処理により対応付けることが困難であるという問題がある。
【0006】
また、上記特許文献2に開示される技術を架線の位置測定に適用する場合、複数の架線が枕木方向と垂直方向とにおいて交差しているセクションと呼ばれる箇所においては、左右のラインセンサ画像において同じ物体が映った箇所を画像処理により対応付けることが困難であるという問題がある。
【0007】
以上のことから、本発明は、効率よく正確に架線の位置を測定することができる架線位置測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するための第1の発明に係る架線位置測定装置は、
車両の屋根上に枕木方向においてそれぞれ設置される架線を撮影する第1のラインセンサカメラ及び第2のラインセンサカメラと、
前記第1のラインセンサカメラ及び前記第2のラインセンサカメラの近傍に鉛直上方を向けて設置され架線までの距離を計測するレーザ距離計と、
前記第1のラインセンサカメラから出力された画像データを基にラインセンサ画像上の架線の位置情報を算出する第1の画像処理部と、
前記第2のラインセンサカメラから出力された画像データを基にラインセンサ画像上の架線の位置情報を算出する第2の画像処理部と、
前記第1の画像処理部及び前記第2の画像処理部から出力されたラインセンサ画像上の架線の位置情報と前記レーザ距離計から出力された距離情報とを記憶する処理メモリと、
前記処理メモリに記憶されたラインセンサ画像上の架線の位置情報と距離情報とに基づきステレオ対応点の探索を行うステレオ対応点探索部と、
前記ステレオ対応点探索部により探索したステレオ対応点に基づき架線の高さと偏位を算出する高さ・偏位算出部と
を備える
ことを特徴とする。
【0009】
上記の課題を解決するための第2の発明に係る架線位置測定装置は、第1の発明に係る架線位置測定装置において、
車両の屋根上に、前記第1のラインセンサカメラ及び前記第2のラインセンサカメラの撮影部に投光する枕木方向における輝度が均一な線光源を備える
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、効率よく正確に架線の位置を測定することができる架線位置測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の第1の実施例に係る架線位置測定装置の構成を示した模式図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る架線位置測定装置の機能構成を示したブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る架線位置測定装置における処理の手順を示したフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施例に係る架線位置測定装置におけるラインセンサ画像の例を示した模式図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る架線位置測定装置における架線の高さ及び偏位の算出方法を示した模式図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る架線位置測定装置における誤対応点の排除方法を示した模式図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る架線位置測定装置の構成を示した模式図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係る架線位置測定装置におけるラインセンサ画像の例を示した模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明に係る架線位置測定装置を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0013】
以下、本発明に係る架線位置測定装置の第1の実施例について説明する。
はじめに、本実施例に係る架線位置測定装置の構成について説明する。
図1は、本実施例に係る架線位置測定装置の構成を示した模式図である。
図1に示すように、本実施例に係る架線位置測定装置は、車両20の屋根上に枕木方向においてそれぞれ設置される架線21を撮影する第1のラインセンサカメラ1及び第2のラインセンサカメラ2と、第1のラインセンサカメラ1及び第2のラインセンサカメラ2の近傍に鉛直上方を向けて設置され架線21までの距離を計測するレーザ距離計3とを備えている。
【0014】
なお、第1のラインセンサカメラ1及び第2のラインセンサカメラ1のスキャン方向は、図1中に矢印Sで示す枕木方向と平行な面となっている。また、レーザ距離計3は、図1中に矢印Lで示すようにレーザ光線により架線21までの距離を計測する。
【0015】
本実施例に係る架線位置測定装置は、車両20内に第1のラインセンサカメラ1及び第2のラインセンサカメラ2とレーザ距離計3と信号線で接続される処理装置4を備えている。そして、処理装置4において、第1のラインセンサカメラ1により撮影したラインセンサ画像(以下、第1のラインセンサ画像という)と、第2のラインセンサカメラ2により撮影したラインセンサ画像(以下、第2のラインセンサ画像という)とに画像処理を施し得られたラインセンサ画像上の架線位置情報と、レーザ距離計3により測定した距離情報を用いて、トロリ線やき電線等の線状の架線21の位置を測定することを特徴としている。なお、処理装置4には、専用の処理装置を用いる他、汎用的なPCを用いることとしてもよい。
【0016】
なお、本実施例に係る架線位置測定装置においては、ラインセンサカメラを2台設置することとしているが、ラインセンサカメラを3台以上設置してステレオ測定して、ステレオ対応点の探索を行うこととしてもよい。また、ラインセンサカメラは、一般にモノクロカメラが多く用いられているが、カラーラインセンサカメラを用いることとしてもよい。
【0017】
図2は、本実施例に係る架線位置測定装置の機能構成を示したブロック図である。
図2に示すように、本実施例に係る架線位置測定装置において、処理装置4は、第1のラインセンサカメラ1から出力された画像データを基にラインセンサ画像上の架線21の位置情報を算出する第1の画像処理部10と、第2のラインセンサカメラ2から出力された画像データを基にラインセンサ画像上の架線21の位置情報を算出する第2の画像処理部11と、第1の画像処理部10及び第2の画像処理部11から出力されたラインセンサ画像上の架線21の位置情報とレーザ距離計3から出力された距離情報とを記憶する処理メモリ12と、処理メモリ12に記憶されたラインセンサ画像上の架線21の位置情報と距離情報とに基づきステレオ対応点の探索を行うステレオ対応点探索部13と、ステレオ対応点探索部13により探索したステレオ対応点に基づき架線21の高さと偏位を算出する高さ・偏位算出部14とを備えている。
以上が、本実施例に係る架線位置測定装置の構成である。
【0018】
次に、本実施例に係る架線位置測定装置における処理の手順について説明する。
図3は、本実施例に係る架線位置測定装置における処理の手順を示したフローチャートである。
図3に示すように、本実施例に係る架線位置測定装置においては、はじめに、ステップP10において、第1のラインセンサカメラ1を用いて、図4に示すような横軸が時間で縦軸が第1のラインセンサカメラ1のスキャンラインに対応した第1のラインセンサ画像を作成する。そして、第1のラインセンサカメラ1から出力された画像データを第1の画像処理部10へ入力する。なお、図4中、矢印Tはラインセンサ画像上の架線21を示し、矢印Bは背景を示している。
【0019】
ステップP11において、第1の画像処理部10により、第1のラインセンサ画像に二値化処理を施す。
ステップP12において、第1の画像処理部10により、二値化処理を施した第1のラインセンサ画像において第1のラインセンサ画像上の架線21のエッジを検出する。
【0020】
ステップP13において、第1の画像処理部10により、検出したエッジに基づき第1のラインセンサ画像上の架線21の位置を検出し、検出した架線21の位置に基づき第1のラインセンサカメラ1の仰角θ1を算出し、処理メモリ12により、算出した第1のラインセンサカメラ1の仰角θ1等の第1のラインセンサ画像上の架線位置情報を記憶する。
【0021】
次に、ステップP20において、第2のラインセンサカメラ2を用いて、図4に示すような横軸が時間で縦軸が第2のラインセンサカメラ2のスキャンラインに対応した第2のラインセンサ画像を作成する。そして、第2のラインセンサカメラ2から出力された画像データを第2の画像処理部11へ入力する。なお、図4中、矢印Tはラインセンサ画像上の架線21を示し、矢印Bは背景を示している。
【0022】
ステップP21において、第2の画像処理部11により、第2のラインセンサ画像に二値化処理を施す。
ステップP22において、第2の画像処理部11により、二値化処理を施した第2のラインセンサ画像において第2のラインセンサ画像上の架線21のエッジを検出する。
【0023】
ステップP23において、第2の画像処理部11により、検出したエッジに基づき第2のラインセンサ画像上の架線21の位置を検出し、検出した架線21の位置に基づき第2のラインセンサカメラ2の仰角θ2を算出し、処理メモリ12により、算出した第2のラインセンサカメラ2の仰角θ2等の第2のラインセンサ画像上の架線位置情報を記憶する。
【0024】
次に、ステップP30において、処理メモリ12により、レーザ距離計3から出力された距離情報を記憶する。
次に、ステップP40において、ステレオ対応点探索部13により、第1のラインセンサ画像上の架線位置情報と、第2のラインセンサ画像上の架線位置情報と、距離情報とに基づき、図5に示すステレオ対応点p(xL,y)を探索する。
【0025】
なお、図5において、yは第1のラインセンサカメラ1及び第2のラインセンサカメラ2から架線21までの垂直方向の距離である高さを示し、xLは第1のラインセンサカメラ1から架線21までの枕木方向における水平距離である偏位を示し、dは第1のラインセンサカメラ1と第2のラインセンサカメラ2との間の距離を示し、θ1は水平方向を基準とした第1のラインセンサカメラ1の仰角を示し、θ2は水平方向を基準とした第2のラインセンサカメラ2の仰角を示している。
【0026】
次に、ステップP41において、高さ・偏位算出部14により、探索したステレオ対応点p(xL,y)に基づき、架線21の高さ及び偏位を算出し、架線21の高さ・偏位データを取得する。なお、架線21の高さyは式(1)により算出し、架線21の偏位xLは式(2)により算出する。
【0027】
【数1】

【0028】
ここで、dは第1のラインセンサカメラ1と第2のラインセンサカメラ2との間の距離、θ1は水平方向を基準とした第1のラインセンサカメラ1の仰角、θ2は水平方向を基準とした第2のラインセンサカメラ2の仰角を示している。
【0029】
なお、図6に示すように、ラインセンサ画像上に2本の架線21,22が存在する場合、ステレオ対応点の組み合わせにより、p1,p2,p3,p4がステレオ測定されることとなるが、レーザ距離計3の距離情報からp1,p2が正しいステレオ対応点であることが分かるため、誤対応点p3,p4を排除することができる。
【0030】
最後に、ステップP50において、画像入力が終了したかどうか判断する。画像入力が終了した場合、一連の処理を終了する。また、画像入力が終了していない場合、ステップ10〜P41を再度実行する。
以上が、本実施例に係る架線位置測定装置における処理の手順である。
【0031】
このように、従来、図6に示すように複数の架線21,22が写ったラインセンサ画像からステレオ測定する場合、異なった架線21,22であっても見え方が同様であるため、誤対応が発生する虞があったが、本実施例に係る架線位置測定装置によれば、レーザ距離計3により測定した距離情報を用いることにより、誤対応点を排除することができる。
【0032】
また、従来、レーザ距離計3は、測定距離が1m以上離れていると測定誤差が10mm以上に悪化するという問題がある。これに対し、2台のラインセンサカメラを用いるステレオ測定によれば、測定距離が1m以上離れていてもレンズを変更すれば、高精度で距離を測定することができる。このため、本実施例に係る架線位置測定装置によれば、第1のラインセンサカメラ1及び第2のラインセンサカメラ2を用いることにより、レーザ距離計3の苦手とする1mを超える距離であっても高精度に測定することができる。
【0033】
また、従来、レーザ距離計3の測定周期は、ラインセンサカメラの測定周期に比べて遅いため、レール方向の架線21の測定周期が長いという問題がある。しかしながら、本実施例に係る架線位置測定装置によれば、第1のラインセンサカメラ1及び第2のラインセンサカメラ2により短い測定周期で架線21の画像を撮影して位置を測定し、長い測定周期であるレーザ距離計3の距離情報を用いてステレオ測定の誤対応点を排除することにより、短い測定周期で正確に架線21の位置を測定することができる。
【0034】
したがって、本実施例に係る架線位置測定装置によれば、効率よく正確に架線の位置を測定することができる架線位置測定装置を実現することができる。
【実施例2】
【0035】
以下、本発明に係る架線位置測定装置の第2の実施例について説明する。
はじめに、本実施例に係る架線位置測定装置の構成について説明する。
図7は、本実施例に係る架線位置測定装置の構成を示した模式図である。
図7に示すように、本実施例に係る架線位置測定装置は、第1の実施例に係る架線位置測定装置の構成に加え、車両20の屋根上に、第1のラインセンサカメラ1及び第2のラインセンサカメラ2の撮影部に投光する枕木方向にける輝度が均一な線光源5を設置することとする。
【0036】
そして、本実施例に係る架線位置測定装置においては、線光源5を用いることにより、第1のラインセンサカメラ1及び第2のラインセンサカメラ2により撮影される第1のラインセンサ画像及び第2のラインセンサ画像上において、近い架線21は明るく写り、遠い架線22は暗く写るようにしている。
【0037】
次に、本実施例に係る架線位置測定装置における処理の手順について説明する。
本実施例に係る架線位置測定装置における処理の手順は、第1の実施例に係る架線位置測定装置と同様であるが、線光源5を用いることにより、図8に示すように、第1のラインセンサカメラ1及び第2のラインセンサカメラ2からの距離が遠くなると、第1のラインセンサ画像及び第2のラインセンサ画像上の架線21,22の濃淡度が暗くなり、第1のラインセンサカメラ1及び第2のラインセンサカメラ2からの距離が近くなると、第1のラインセンサ画像及び第2のラインセンサ画像中の架線21,22の濃淡度が明るくなる。このため、ステレオ測定の際に、濃淡度を用いて誤対応点を排除することができる。
【0038】
なお、図8(a)は第1のラインセンサ画像を示し、図8(b)は第2のラインセンサ画像を示している。また、図8(a)において、矢印T1は第1のラインセンサ画像上の架線21を示し、矢印T2は第1のラインセンサ画像上の他の架線22を示し、矢印Bは背景を示している。また、図8(b)において、矢印T1は第2のラインセンサ画像上の架線21を示し、矢印T2は第2のラインセンサ画像上の他の架線22を示し、矢印Bは背景を示している。
【0039】
したがって、本実施例に係る架線位置測定装置によれば、第1の実施例に係る架線位置測定装置が奏する効果に加え、第1のラインセンサ画像と第2のラインセンサ画像とのステレオ対応点の探索を容易にすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、例えば、架線の位置を測定する架線位置測定装置において利用することが可能である。
【符号の説明】
【0041】
1 第1のラインセンサカメラ
2 第2のラインセンサカメラ
3 レーザ距離計
4 処理装置
5 線光源
10 第1の画像処理部
11 第2の画像処理部
12 処理メモリ
13 ステレオ対応点探索部
14 高さ・偏位算出部
20 車両
21 架線
22 他の架線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の屋根上に枕木方向においてそれぞれ設置される架線を撮影する第1のラインセンサカメラ及び第2のラインセンサカメラと、
前記第1のラインセンサカメラ及び前記第2のラインセンサカメラの近傍に鉛直上方を向けて設置され架線までの距離を計測するレーザ距離計と、
前記第1のラインセンサカメラから出力された画像データを基にラインセンサ画像上の架線の位置情報を算出する第1の画像処理部と、
前記第2のラインセンサカメラから出力された画像データを基にラインセンサ画像上の架線の位置情報を算出する第2の画像処理部と、
前記第1の画像処理部及び前記第2の画像処理部から出力されたラインセンサ画像上の架線の位置情報と前記レーザ距離計から出力された距離情報とを記憶する処理メモリと、
前記処理メモリに記憶されたラインセンサ画像上の架線の位置情報と距離情報とに基づきステレオ対応点の探索を行うステレオ対応点探索部と、
前記ステレオ対応点探索部により探索したステレオ対応点に基づき架線の高さと偏位を算出する高さ・偏位算出部と
を備える
ことを特徴とする架線位置測定装置。
【請求項2】
車両の屋根上に、前記第1のラインセンサカメラ及び前記第2のラインセンサカメラの撮影部に投光する枕木方向における輝度が均一な線光源を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の架線位置測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−8026(P2012−8026A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−144650(P2010−144650)
【出願日】平成22年6月25日(2010.6.25)
【出願人】(000006105)株式会社明電舎 (1,739)
【Fターム(参考)】