説明

水晶発振回路

【課題】 複数の異なる周波数信号を出力可能で、消費電力を低減し、構造が簡易で小型化できる水晶発振回路を提供する。
【解決手段】 電圧制御水晶発振器(VCXO)2からの出力を分周比に応じて分周器3で分周し、分周された信号とVCXO2から出力された信号を合成器4で合成し、予め分周比に応じて通過帯域が定められた複数のBPF5に出力し、該当するBPFのみが特定の周波数帯域の信号を通過させ、PLL6で位相制御が為されて、所望の周波数信号を出力する水晶発振回路である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の周波数を出力する水晶発振回路に係り、特に、安価で回路構成を簡略化できる水晶発振回路に関する。
【背景技術】
【0002】
[従来技術]
従来の複数周波数発振の水晶発振回路について図4を参照しながら説明する。図4は、従来の水晶発振回路の構成図である。
従来の水晶発振回路は、図4に示すように、複数の電圧制御水晶発振器(VCXO:Voltage Controlled Crystal Oscillator)2-1〜2-4を備え、各VCXOが異なる周波数を発振し、その発振出力をVCXOの後段に設けられたスイッチ50-1〜50-4で選択し、選択された出力を増幅器60で増幅し、PLL(Phase Locked Loop)6で逓倍して周波数出力端子7に出力する。
【0003】
また、VCXOに制御電圧Vccを供給する制御電圧入力端子1が設けられている。
そして、スイッチ50-1〜50-4のオン/オフを制御する選択回路(DEC)9が設けられ、選択回路9への指示信号が指示入力端子10から入力されるようになっている。
【0004】
上記従来の水晶発振回路における動作は、複数のVCXO2-1〜2-4が各々異なる周波数を発振しており、状況に応じて必要とされる周波数をスイッチ50-1〜50-4で選択して、増幅器60で増幅し、PLL6で逓倍して周波数出力端子7から目的の周波数を出力するようになっている。
【0005】
尚、関連する先行技術として、特開2004−112599号公報(特許文献1)、特開2004−312247号公報(特許文献2)、特開2004−350097号公報(特許文献3)がある。
【0006】
特許文献1には、ジッタ低減回路及び電子機器において、位相比較器と、低域通過フィルタと、電圧制御水晶発振器と、周波数逓倍回路とを備え、周波数逓倍の出力を位相比較器にフィードバック帰還する構成が示されている。
但し、特許文献1における低域通過フィルタは、複数の周波数に対応して選択的に所望の周波数を通過させるものとはなっていないものである。
【0007】
特許文献2には、ローカル信号発生装置において、コムスペクトル発生回路は、1/10分周器と、コムジェネレータと、ローパスフィルタと、バッファアンプとを有し、VCXOで発振された30MHzの信号をローパスフィルタで0〜150MHzの周波数帯に制限し、6MHz間隔で複数の線スペクトルが存在するコムスペクトル列を生成することが示されている。
但し、特許文献2におけるローパスフィルタは、複数の周波数に対応して選択的に所望の周波数を通過させるものとはなっていないものである。
【0008】
特許文献3は、周波数信号源において、水晶発振器と、1/Rの可変分周器と、位相比較器と、ループフィルタと、電圧制御発振器と、分配器と、1/Nの可変分周器と、1/2の固定分周器と、周波数選択部とを有し、複数の周波数に対応して特定の周波数を出力することが示されている。
但し、特許文献3では、特定の周波数を得るために、水晶発振器と電圧制御発振器を必須の構成とし、更に複数の分周器を設ける必要があるため、構成を複雑にするものとなっていた。
【0009】
【特許文献1】特開2004−112599号公報
【特許文献2】特開2004−312247号公報
【特許文献3】特開2004−350097号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上記従来の水晶発振回路では、複数のVCXOを必要とし、並行して動作させているため、構造が複雑で電力消費が多く、回路全体が高価で小型化できないという問題点があった。
【0011】
本発明は上記実状に鑑みて為されたもので、複数の異なる周波数信号を出力可能で、消費電力を低減し、構造が簡易で小型化できる水晶発振回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、水晶発振回路において、入力電圧に応じて発振周波数を可変する電圧制御水晶発振器と、電圧制御水晶発振器の出力を、入力される複数の分周比で分周する分周器と、電圧制御水晶発振器の出力と分周器の出力を合成する合成器と、合成器からの出力を入力し、複数の分周比に対応して異なる通過帯域を有する複数の帯域通過フィルタと、フィルタの出力を逓倍する逓倍器とを有することを特徴とする。
【0013】
本発明は、上記水晶発振回路において、逓倍器をPLLで構成したことを特徴とする。
【0014】
本発明は、上記水晶発振回路において、合成器を排他的論理和回路で構成したことを特徴とする。
【0015】
本発明は、上記水晶発振回路において、複数の帯域通過ファイルの入力段又は出力段に特定のフィルタを選択するためのスイッチと、当該各スイッチのオン/オフの制御を分周器に入力される分周比に応じて行う選択回路とを設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、入力電圧に応じて発振周波数を可変する電圧制御水晶発振器と、電圧制御水晶発振器の出力を、入力される複数の分周比で分周する分周器と、電圧制御水晶発振器の出力と分周器の出力を合成する合成器と、合成器からの出力を入力し、複数の分周比に対応して異なる通過帯域を有する複数の帯域通過フィルタと、フィルタの出力を逓倍する逓倍器とを有する水晶発振回路としているので、消費電力を低減し、構造が簡易で小型化できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る水晶発振回路は、電圧制御水晶発振器と、当該電圧制御水晶発振器からの出力を分周比に応じて分周する分周器と、分周された信号と電圧制御水晶発振器から出力された信号を合成する合成器と、予め分周比に応じて通過帯域が定められた複数の帯域制限フィルタと、該当する帯域制限フィルタのみが特定の周波数帯域の信号を通過させ、位相制御を行う位相ロックド・ループ(PLL)とを有する構成としているので、複数の電圧制御水晶発振器を設けることなく、分周器での分周比と当該分周比に対応する帯域制限フィルタの作用により複数の周波数帯域の信号から所望の周波数信号を選択出力でき、消費電力を低減し、構造が簡易で小型化できるものである。
【0018】
また、別の実施の形態に係る水晶発振回路は、電圧制御水晶発振器と、当該電圧制御水晶発振器からの出力を分周比に応じて分周する分周器と、分周された信号と電圧制御水晶発振器から出力された信号を合成する合成器と、異なる周波数の通過帯域を有する複数の帯域制限フィルタと、位相制御を行う位相ロックド・ループ(PLL)と、分周比に応じた選択により特定の帯域制限フィルタが選択され、当該帯域制限フィルタを通過した特定の周波数帯域の信号をPLLに出力する複数のスイッチとを有する構成としているので、複数の電圧制御水晶発振器を設けることなく、分周器での分周比と当該分周比に対応する帯域制限フィルタの作用により複数の周波数帯域の信号から所望の周波数信号を選択出力でき、消費電力を低減し、構造が簡易で小型化できるものである。
【0019】
[水晶発振回路の構成:図1]
本発明の実施の形態に係る水晶発振回路について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る水晶発振回路の構成図である。
本発明の実施の形態に係る水晶発振回路(本回路)は、図1に示すように、制御電圧入力端子1と、電圧制御水晶発振器(VCXO)2と、分周器(M/N)3と、合成器(ミキサー)4と、複数のバンドパスフィルタ(BPF)5と、逓倍器(PLL)6と、周波数出力端子7と、分周比選択端子8とから構成されている。
【0020】
[各部]
制御電圧入力端子1は、VCXO2に制御電圧を供給するための端子である。
電圧制御水晶発振器(VCXO)2は、制御電圧入力端子1から入力される電圧に応じて特定の周波数を発振するもので、発振された周波数の信号は分周器3と合成器4に出力される。
【0021】
分周器(M/N)3は、分周比選択端子8から入力される分周比信号に従ってVCXO2から出力される周波数信号を分周比(M/N)に分周して合成器4に出力する。尚、分周比はBPF5との関係で可変の値をとる。
合成器(ミキサー)4は、分周器3からの信号とVCXO2からの信号とを合成し、BPF5に出力する。合成器4を排他的論理和回路(EX−OR)で構成してもよい。
【0022】
バンドパスフィルタ(BPF)5は、図1では4個のBPF5-1〜5-4で構成され、それぞれ異なる周波数帯域の周波数を通過させる。
BPF5は、合成器4から予め複数の分周比に対応した周波数帯域の信号が入力されるため、当該分周比に対応した周波数帯域を通過させる通過特性を備えるものを本回路に組み込むようにする。
【0023】
逓倍器(PLL)6は、BPF5を通過した周波数信号が入力され、安定出力のための位相制御が為されて周波数出力端子7から所望の周波数信号が出力される。
分周比選択端子8は、分周器3における分周比(M/N)の指示信号が入力される。
【0024】
[本回路の動作]
VCXO2の出力周波数をf1とすると、分周器2でM/Nの分周比で分周すると、M/N*f1の周波数が出力される。
そして、合成器4で、VCXO2からの信号と分周器3からの信号を合成し、周波数f1±(M/N*f1)をBPF5に出力する。
ここで、BPF5と分周器3の分周比M/Nを定めれば、BPF5から望む出力周波数f1−(M/N*f1)又はf1+(M/N)が周波数出力端子7から得られる。
本実施の形態においては、BPF5は、周波数の選択数を4波としているが、複数であれば何波であってもよい。
【0025】
[バンドパスフィルタの構成:図2]
次に、本回路におけるバンドパスフィルタの構成について図2を参照しながら説明する。図2は、バンドパスフィルタの構成図である。
バンドパスフィルタは、図2に示すように、合成器4からの信号が入力端子11に入力され、更に抵抗12とコンデンサ13を介してNPNトランジスタ18のベースBに接続されている。
また、そのベースBには、電源39の電圧Vccが抵抗14と抵抗15によって分圧された電圧が印加されている。
【0026】
また、NPNトランジスタ18のエミッタEには、抵抗16とコンデンサ17が並列接続され、他端が接地されている。
更に、NPNトランジスタ18のコレクタCには、抵抗35とコンデンサ36が直列に接続され、アンプ37を介してバンドパス出力端子38に接続している。
【0027】
更に、NPNトランジスタ18のコレクタCには、抵抗、水晶振動子、コンデンサが並列接続された並列共振回路が抵抗を介して複数接続されている。そして、並列共振回路の他端には電源39の電圧Vccが印加されている。
【0028】
第1の並列共振回路は、並列接続の抵抗19、水晶振動子20、コンデンサ21と、直列接続の抵抗22とから構成され、第2の並列共振回路は、並列接続の抵抗23、水晶振動子24、コンデンサ25と、直列接続の抵抗26とから構成され、第3の並列共振回路は、並列接続の抵抗27、水晶振動子28、コンデンサ29と、直列接続の抵抗30とから構成され、第4の並列共振回路は、並列接続の抵抗31、水晶振動子32、コンデンサ33と、直列接続の抵抗34とから構成されている。
【0029】
第1〜4の並列共振回路は、水晶振動子20,24,28,32とコンデンサ21,25,29,33は同様の仕様の電子部品を使用し、抵抗19,23,27,31のインピーダンスのみを各々異ならしめることで、各並列共振回路は異なる共振特性を備えるものとなる。
無論、各電子部品を異なる仕様にして各並列共振回路は異なる共振特性を備えるものとしてもよい。
【0030】
例えば、抵抗19は、水晶振動子20のQを下げることで、わずかな周波数ずれに対しても共振して並列共振時のインピーダンスを高くする効果があり、共振周波数のみが増幅器37を経てバンドパス出力端子38に出力される。他の並列共振回路部分も共振周波数が異なるだけで上記と同様である。
尚、並列共振回路は、水晶振動子でなくても、望む周波数の組み合わせ次第で、コイルであっても構わない。
【0031】
[別の実施の形態:図3]
上記実施の形態では、BPF5を並列接続としたが、分周比選択端子8との組み合わせでスイッチによる選択する構成であってもよい。
別の実施の形態に係る水晶発振回路(別の回路)について図3を参照しながら説明する。図3は、別の実施の形態に係る水晶発振回路の構成図である。
【0032】
別の回路は、図3に示すように、制御電圧入力端子1と、電圧制御水晶発振器(VCXO)2と、分周器(M/N)3と、合成器(ミキサー)4と、複数のバンドパスフィルタ(BPF)5と、逓倍器(PLL)6と、周波数出力端子7と、分周比選択端子8と、BPF5の後段にそれぞれ設けられたスイッチ50-1〜50-4と、当該スイッチ50を選択する選択回路(DEC)9と、選択回路9への選択信号が入力される選択信号入力端子10とから構成されている。
【0033】
ここで、スイッチ50、選択回路9、選択信号入力端子10以外は、図1に示した構成と同様である。
尚、選択回路9には選択信号入力端子10から選択信号を入力するようにしているが、分周比選択端子8からの分周比選択信号を分岐して選択回路9に入力して、当該分周比選択信号を選択回路9が解析してスイッチ50-1〜50-4を選択するようにしてもよい。
【0034】
別の回路における動作は、制御電圧入力端子1からVCXO2に制御電圧が印加され、VCXO2からの出力を分周器3でM/Nに分周し、合成器4で分周器3からの出力とVCXO2からの出力を合成し、合成器4からの出力をBPF5-1〜5-4に出力する。
【0035】
BPF5-1〜5-4に接続するスイッチ50-1〜50-4を分周比に対応する選択信号が選択信号入力端子10からDEC9に出力され、DEC9がスイッチ50-1〜50-4のいずれかを選択する。
【0036】
すると、分周比に対応したBPF5-1〜5-4のいずれかとPLL6が接続され、分周比に対応した帯域制限された周波数帯域の信号がPLL6に出力され、PLL6で位相制御が為され、周波数出力端子7に出力される。
【0037】
本回路では、各BPF5-1〜5-4が重複しない周波数を通過させるフィルタを想定しているが、別の回路では、各BPF5-1〜5-4の周波数通過帯域が重複していても所望の周波数信号を出力可能である。
【0038】
[実施の形態の効果]
本回路によれば、VCXO2からの出力を分周比に応じて分周器3で分周し、分周された信号とVCXO2から出力された信号を合成器4で合成し、予め分周比に応じて通過帯域が定められた複数のBPF5に出力し、該当するBPFのみが特定の周波数帯域の信号を通過させ、PLL6に出力するようにしているので、複数のVCXOを設けることなく、分周器3での分周比と当該分周比に対応するBPF5の作用により複数の周波数帯域の信号から所望の周波数信号を選択出力でき、消費電力を低減し、構造が簡易で小型化できる効果がある。
【0039】
別の回路によれば、VCXO2からの出力を分周比に応じて分周器3で分周し、分周された信号とVCXO2から出力された信号を合成器4で合成し、分周比に応じてスイッチ50-1〜50-4が選択され、選択されたスイッチ50に接続するBPF5が特定の周波数帯域の信号を通過させ、PLL6に出力するようにしているので、複数のVCXOを設けることなく、分周器3での分周比と当該分周比に対応するBPF5の作用により複数の周波数帯域の信号から所望の周波数信号を選択出力でき、消費電力を低減し、構造が簡易で小型化できる効果がある。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、複数の異なる周波数信号を出力可能で、消費電力を低減し、構造が簡易で小型化できる水晶発振回路に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施の形態に係る水晶発振回路の構成図である。
【図2】バンドパスフィルタの構成図である。
【図3】別の実施の形態に係る水晶発振回路の構成図である。
【図4】従来の水晶発振回路の構成図である。
【符号の説明】
【0042】
1…制御電圧入力端子、 2…電圧制御水晶発振器(VCXO)、 3…分周器(M/N)、 4…合成器(ミキサー)、 5…バンドパスフィルタ(BPF)、 6…逓倍器(PLL)、 7…周波数出力端子、 8…分周比選択端子、 9…選択回路(DEC)、 10…選択信号入力端子、 11…入力端子、 12…抵抗、 13…コンデンサ、 14…抵抗、 15…抵抗、 16…抵抗、 17…コンデンサ、 18…NPNトランジスタ、 19…抵抗、 20…水晶振動子、 21…コンデンサ、 22…抵抗、 23…抵抗、 24…水晶振動子、 25…コンデンサ、 26…抵抗、 27…抵抗、 28…水晶振動子、 29…コンデンサ、 30…抵抗、 31…抵抗、 32…水晶振動子、 33…コンデンサ、 34…抵抗、 35…抵抗、 36…コンデンサ、 37…アンプ、 38…バンドパス出力端子、 39…電源、 40…グランド、 50…スイッチ、 60…増幅器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力電圧に応じて発振周波数を可変する電圧制御水晶発振器と、
前記電圧制御水晶発振器の出力を、入力される複数の分周比で分周する分周器と、
前記電圧制御水晶発振器の出力と前記分周器の出力を合成する合成器と、
前記合成器からの出力を入力し、前記複数の分周比に対応して異なる通過帯域を有する複数の帯域通過フィルタと、
前記フィルタの出力を逓倍する逓倍器とを有することを特徴とする水晶発振回路。
【請求項2】
逓倍器をPLLで構成したことを特徴とする請求項1記載の水晶発振回路。
【請求項3】
合成器を排他的論理和回路で構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の水晶発振回路。
【請求項4】
複数の帯域通過ファイルの入力段又は出力段に特定のフィルタを選択するためのスイッチと、当該各スイッチのオン/オフの制御を分周器に入力される分周比に応じて行う選択回路とを設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の水晶発振回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−21604(P2010−21604A)
【公開日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−177545(P2008−177545)
【出願日】平成20年7月8日(2008.7.8)
【出願人】(000232483)日本電波工業株式会社 (1,148)
【Fターム(参考)】