説明

決済に用いる非接触認証システムおよび方法

システムは、POS端末(6)と、機密要素(2)と、携帯電話などのディスプレイおよびキーボードを有する移動通信装置(1)とから成る。移動通信装置(1)は、少なくとも2つの物理的に分かれた機密要素(2)が配置される着脱可能なメモリカード(3)を備えている。移動通信装置(1)が非接触型の送信チャネル(5)を通してPOS端末(6)に接続され、着脱可能なメモリカード(3)の少なくとも1つの機密要素(2)は、決済カードユニットが(9)を備える。着脱可能なメモリカード(3)は、NFC通信要素(7)を備える。システムは、PINコード入力用の離れているキャリア(13)も含む。キャリア(13)は、受信した電磁場のフィールドからエネルギーを供給される。決済認証時には、移動体通信装置(1)の管理ユニット(4)が、着脱可能なメモリカード(3)の選択された決済カードユニット(9)によって、対応する機密要素(2)を起動する。移動通信装置(1)は非接触型の送信チャネル(5)を通してPOS端末(6)と通信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、決済が携帯電話を通してPOS端末によって実現されるような、非接触型の電子決済アプリケーションシステムに関する。また、本発明は決済がPOS端末と非接触通信する移動体通信装置によって確認される方法に関する。
【背景技術】
【0002】
さまざまな決済手段が、経験および特許出願から知られている。このような手段を通して、POS端末による非接触型の決済が認証されている。
【0003】
中国公開特許第1450782号の発明は、携帯電話とPOS端末と間の協働に関して記載しているが、決済アプリケーションに必要な機密性を確実にする特定のハードウェアの実装には対応していない。また、このような実装は中国登録特許第101136123号として存在し、この発明によれば、携帯電話はパスワード入力に使用することができるが、機密性の観点から電話のキーボードは暗証番号入力に適していない。
【0004】
米国特許出願第2002/0147658(A1)号明細書の解決法は、電子決済プロセスの構成要素の間の関係をいくつか記載しているが、個々の構成要素の技術構成に対応していない。国際公開第03/012717(A1)号パンフレットおよび米国特許出願第2007/0106564(A1)号パンフレットの同様の発明では、構成要素を構築する方法を提案しているが、決済操作の過程で機密性が十分であることを確実にする特定の技術的実装に対処していない。国際公開第2008/105703号などの発明は、携帯電話がPOS端末との通信に関与することを記載しているが、機密性が十分であると考えられる、携帯電話に決済カードデータを保存することには対処しない。また、POS端末と携帯電話との通信のいくつかの可能性が、アイルランド国特許出願第980562号明細書、米国特許第6450407(B1)号明細書および英国特許出願公開第2432031(A)号明細書などの特許出願明細書に記載されている。しかし、これらの特許は、決済アプリケーションを保護するために安心して使用できる構造を提供していない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
既存の手段は、機密性のある方法でいくつかの決済カードに属する別個の機能を累積することができない。しかし、利用者の要求を考慮すると、決済手段にかかわる操作が単純かつ迅速である必要がある。今日の携帯電話がそうであるような、一般に利用可能な手段を、決済に使用することが可能であれば好適である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上に記載した欠点は、決済プロセッササーバに接続され、さらに機密要素を含むPOS端末から成る非接触型の決済アプリケーションシステムによってかなり取り除くことができる。このシステムはさらに、携帯電話などの、ディスプレイおよびキーボードを備える移動体通信装置から成る。この主題は、移動体通信装置がメモリを有する着脱可能なカードを備え、そこに管理ユニットに接続される少なくとも2つの物理的に分かれた機密要素が配置されるという事実に基づく。移動体通信装置は、非接触型の転送リンクを通してPOS端末に接続され、着脱可能なメモリカードの少なくとも1つの機密要素には、決済カードユニットが含まれる。
【0007】
着脱可能なメモリカードに機密要素を配置することによって、メモリカードの差込み用スロットを有する既存の電話の可能性を拡張することを可能にする前提条件が作成される。本願明細書に記載する構造の重要な特徴は、ハードウェアと、物理的に分かれた機密要素であり、信頼性かつ機密性のある方法で、さまざまな金融機関に属する決済カードのデータを保存できる解決法をもたらす。機密要素は、機密要素を起動する管理ユニットに接続される。管理ユニットは、選択された決済カードデータによって機密要素を常に起動する。上に記載した実装では、着脱可能なメモリカードには、さまざまな決済カードの機能を含むことができ、機密要素の数に応じて、個人データなどを保存できる機密領域をさらに含むことができる。
【0008】
対応する機密要素に、決済カードに対応するPINコードを容易に入力するために、システムがPINコード入力用に離れているキャリアを含んでいると好適である。キャリアは、PINコード記憶ユニット、PINコード暗号化ユニット、さらには非接触通信ユニットを備え、そのいずれもが、キャリアをPOS端末および/または移動体通信装置に接続することができる。キャリア内の構造によって、POS端末に直接または携帯通信装置によって、暗号化されたPINコードを機密送信することができる。キャリアによる簡単な操作を実現するためには、キャリアがパッシブであり、それ自体が長時間エネルギー源を持たず、受信した電磁場のフィールドからエネルギーを供給するのであれば好適である。
【0009】
着脱可能なメモリカードは、移動体通信装置をPOS端末に接続しうるNFC通信要素を備えることが好適であると考えられる。この解決法では、NFC通信要素を組み込まないものの、着脱可能なメモリカードが挿入された後にそれを得る移動体通信装置を使用することが可能である。メモリカードによる簡単な操作のために、移動通信用スロットにメモリカードを挿入する際、NFC通信要素を備えるメモリカードがPOS端末との通信用アンテナも備えているのが好適である。
【0010】
PINコードを移動通信装置キーボードによって入力しながら、機密性を高くすることを実現するためには、着脱可能なメモリカードの機密要素にワンタイムパスワード生成ユニットがあることが好適である。ワンタイムパスワードは特定の決済処理のみに生成される。
【0011】
操作を容易にするために、移動体通信装置は、非接触型の決済アプリケーション用にランチキーを備えることができる。このキーは、たとえば現地通貨記号の形態の決済シンボルを有する。このキーが押下されると、自動的に決済アプリケーションを開始し、および/または、決済処理の個々のステップを確認する。
【0012】
好ましい構造では、移動体通信装置は、着脱可能なメモリカードの機密要素に加えて、移動体通信装置のプリント基板ハードウェアに配置される機密要素も備えることができる。このプリント基板の1つまたは複数の機密要素では、暗号化ユニットおよび、好ましくは一時データ記憶ユニットをも含む仮想POS端末の保護部分があってもよい。この構造によれば、POS端末として移動体通信装置自体を使用することができる。
【0013】
POS端末は、遠隔データ処理サーバに接続され、サーバは、一部の金融機関の少なくとも1つのデータベースに接続される。
【0014】
NFC通信要素の基本周波数は13.56MHzである。遮られた着脱可能なカードスロット内で電磁場の透過性を高めたい場合は、異なる周波数を用いることが適切である。この目標は、POS端末の既存のハードウェア構成を保持しつつ、POS端末のアンテナに隣接する周波数変換器を配置することによって達成することができる。変換器は、アンテナの電磁場からエネルギーを供給される。次に、着脱可能なメモリカードのアンテナは、新たに調整された周波数に設定される。
【0015】
本発明で記載されるように、既存の技術による欠点は、POS端末と、携帯電話などの移動体通信装置によって実現される非接触式の決済に用いる決済認証方法によってかなり取り除かれる。本発明の主題は、移動体通信装置の管理ユニットが、着脱可能なメモリカードの選択された決済カードユニットによって、対応する機密要素を起動する管理ユニットを使用するという事実にある。移動体通信装置は、非接触の転送接続によってPOS端末と通信する。決済処理のこの部分は、POS端末の読取機に決済カードが読み込まれる処理に置き換わる。
【0016】
選択された決済カードの金融機関のカードリスク管理によってPINコードの入力が要求される場合、いくつかの方法によって実施することができる。利用者は、POS端末のキーボードを使用してPINコードを入力することができる。PINコードが離れているPINコードキャリアに保存される構造では、POS端末の通信要素にキャリアを接近させることによってのみ、安心かつ安全なPINコードを入力することができる。PINコードを入力するために、POS端末は公開鍵を生成してキャリアに送信し、公開鍵はPINコードを暗号化するのに使用される。次に、PINコードはPOS端末に送信される。POS端末とキャリアの間の送信チャネルは非接触型である。受信して暗号化されたPINコードは、POS端末で秘密鍵によって復号化され、さらにPOS端末のキーボードから入力されるかのように処理される。
【0017】
また、ワンタイムパスワード生成ユニットでワンタイムパスワードが生成され、次にPOS端末に送信されるという手順を使用することができる。
【0018】
NFC通信機能を備えていない既存の移動体通信装置の利用可能性を考慮する場合、移動体通信装置が着脱可能なメモリカードに組み込まれるNFC要素によってPOS端末と通信すると好適となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明は、離れているPINコードキャリアを備える非接触型の決済アプリケーションシステムを示す図1にさらに詳細に記載する。また、このシステムは、3つの異なる金融機関に属し、着脱可能なメモリカードに保存される3つの決済カードユニットを備える。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0020】
システムは、NFC通信要素を備えていない携帯電話の形態の、移動通信装置1を含む。移動通信装置1のスロットには、microSD(商標)形式の着脱可能なメモリカード3が挿入されている。標準パラメータを有する着脱可能なメモリカード3には、4つの機密要素2がある。各機密要素は、物理的にもハードウェア的にも分かれており、独立している。また、着脱可能なメモリカード3には、個々の機密要素2を起動モードに切り換えるのに使用される管理ユニットがある。管理ユニットは1つの機密要素の単一の動作を担う。VISA、EC/MCおよびLGMの3つの異なる非接触式の決済処理のプロバイダに関する本実施例では、1つの着脱可能なカードの機密要素2にワンタイムパスワード生成ユニット12があり、他の3つの機密要素に決済カードユニットがある。着脱可能なメモリカード3はその接点を通して移動通信装置1のプリント基板に接続され、移動通信装置1のハードウェアの導電性パスを通して管理ユニット4に接続される。移動通信装置1は、NFC型で非接触型の送信チャネル5を通してPOS端末6に接続される。移動通信装置1は、着脱可能なメモリカード3に保存されるNFC通信要素7によってPOS端末6と通信する。
【0021】
着脱可能なメモリカード3は、NFCアンテナ8を含むNFC通信要素7を備えている。システムはPINコードを入力するために離れているキャリア13を含む。このキャリアは、PINコード記憶ユニットと、PINコード暗号化ユニットと、キャリア13をPOS端末6および/または移動通信装置1に接続する非接触通信ユニットとを含む。キャリア13は、POS端末6に接近させることによって、POS端末にPINコードを機密送信するペンダントの形態をとる。キャリア13は、受信した電磁場のフィールドからエネルギーを供給され、それ自体のエネルギー源をバッテリー形態で備えていない。
【0022】
移動通信装置1は、非接触型の決済アプリケーションの開始に用いる目的キーを備え、このキーにはユーロの通貨記号がある。
【0023】
決済処理サーバ10は、POS端末による既存の決済処理で使用されるのと同じように実装され機能する。決済処理サーバ10は、銀行などの金融機関のデータベース11にも接続され、金融機関は特定の顧客に対して実施され関与した支払いを個々の顧客の口座から差し引く。POS端末6のアンテナ8に、周波数変換器を含むステッカーが貼り付けられる。周波数変換器は、アンテナ8の電磁場からエネルギーを供給される。着脱可能なメモリカード3のアンテナ8は、変換された周波数に調整される。
【0024】
POS端末6を備える店舗での移動通信装置1による決済は、以下の方法で実行される。利用者は、メニューで決済を実施するのに使用したいカードの種別(VISA、EC/MC、LGM)を選択し、POS端末6の非接触型のNFC通信要素に移動通信装置1を接近させる。POS端末6は、利用者によって選択されたアプリケーション(VISA、EC/MCおよびLGM)を特定し、決済認証要求を決済処理サーバ10に送信する。要求は、最初に暗号化モジュールによって確認され、アプリケーションが本物かどうかをチェックし、次に金融機関11のデータベースへの要求を生成して処理される。要求は、決済がまるで本物のクレジットカードによって実現されているかのような、同様の方法で処理される。
【0025】
決済アプリケーションは、移動体通信装置の管理ユニット4が、着脱可能なメモリカード3の選択された決済カードユニット9によって対応する機密要素2を起動するという方法で内部的に実行される。移動通信装置1は、非接触型の送信チャネル5を通してPOS端末6と通信する。上に記載した解決法では、PINコードはPOS端末6のキーボードによって入力することができる。離れているPINコードキャリア13を使用し、利用者によってPOS端末6に接近させればさらに安心である。POS端末6は公開鍵を生成し、それをキャリア13に送信し、公開鍵はPINコードを暗号化するのに使用され、次にPINコードはPOS端末6に送信される。POS端末6とキャリア13の間の送信チャネルは非接触型である。受信して暗号化されたPINコードは、POS端末で秘密鍵を使用して復号化される。
【実施例2】
【0026】
本実施例に記載されている非接触型の決済アプリケーションのシステムは、移動通信装置1が、それ自体の複数の機密要素2をハードウェアのプリント基板回路に備えるという点で実施例1と異なる。この機密要素2には、仮想POS端末の保護部分があり、この部分には、暗号化ユニットと、好ましくは一時データ記憶用のユニットをさらに含む。この構造によれば、パーソナル仮想POS端末として移動体通信装置1を使用することができる。着脱可能なメモリカード3は、決済カードユニット9を有する要素であり、さらにNFC転送機能へと移動通信装置1を拡張している。
【産業上の利用可能性】
【0027】
産業上の利用可能性は明白である。本発明によれば、非接触型の決済のシステムを製造して使用することが可能であり、利用者は決済手段として移動通信装置を使用する。
【符号の説明】
【0028】
1 移動通信装置
2 機密要素
3 着脱可能なメモリカード
4 管理ユニット
5 送信チャネル
6 POS端末
7 NFC通信要素
8 アンテナ
9 決済カードユニット
10 決済処理サーバ
11 金融機関に属するデータベース
12 ワンタイムパスワード生成ユニット
13 PINコードキャリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
決済処理サーバに接続されるPOS端末を備える非接触型の決済アプリケーション用のシステムであって、機密要素と、ディスプレイおよびキーボードを備える移動通信装置、主に携帯電話とを備え、
前記移動通信装置(1)は、決済カード選択制御ユニット(4)を備え、メモリを有する着脱可能なメモリカード(3)を追加装置用のスロットに備え、前記メモリには、
少なくとも2つの分かれた機密要素(2)と、
前記POS端末(6)との非接触型の転送リンク(5)を生成するアンテナ(8)を備えるNFC通信要素(7)と、
選択された機密要素(2)を起動状態に変化させる管理ユニットと、
移動通信装置(1)と通信するバウンダリとが配置され、
前記管理ユニットは、前記機密要素(2)に接続され、バウンダリを介して決済カード選択制御ユニット(4)に接続され、移動通信装置(1)は、非接触型の転送リンク(5)を介して前記POS端末(6)に接続され、機密要素(2)は、決済カードデータを含む決済カードユニット(9)を備えることを特徴とする、非接触型の決済アプリケーション用のシステム。
【請求項2】
PINコード入力用の離れているキャリア(13)を備え、前記キャリアは、PINコード記憶ユニットと、PINコード暗号化ユニットと、前記キャリア(13)を前記POS端末(6)および/または前記移動通信装置(1)に接続する非接触通信ユニットを備えることを特徴とする、請求項1に記載の非接触型の決済アプリケーション用のシステム。
【請求項3】
前記キャリア(13)は、受信した電磁場フィールドからエネルギーを供給されることを特徴とする、請求項2に記載の非接触型の決済アプリケーション用のシステム。
【請求項4】
前記機密要素(2)は、1回限りのパスワード生成ユニットを備える前記着脱可能なメモリカード(3)にあることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の非接触型の決済アプリケーション用のシステム。
【請求項5】
前記移動通信装置(1)は、電子決済アプリケーションを実行する目的キーを備え、前記キーはその上に、好ましくは通貨文字である決済シンボルを有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の非接触型の決済アプリケーション用システム。
【請求項6】
前記移動通信装置(1)は、仮想POS端末の保護部分を有する機密要素(2)を備え、前記保護部分は、暗号化ユニットと、好ましくは一時データ記憶ユニットをも備えることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の非接触型の決済アプリケーション用システム。
【請求項7】
前記POS端末(6)は、遠隔データ処理サーバ(10)に接続され、該サーバは金融機関の少なくとも1つのデータベース(11)に接続されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の非接触型の決済アプリケーション用システム。
【請求項8】
前記POS端末(6)の前記アンテナ(8)は、周波数変換器に隣接して配置され、前記アンテナ(8)の電磁場によってエネルギーを供給されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の非接触型の決済アプリケーション用システム。
【請求項9】
メモリを有する前記着脱可能なメモリカード(3)は、microSDカード形式であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の非接触型の決済アプリケーション用システム。
【請求項10】
POS端末と移動通信装置、主に携帯電話による非接触型の決済アプリケーションの中の決済認証の方法であって、利用者の選択に応じて、管理ユニットが前記移動通信装置(1)の管理ユニット(4)で制御され、前記管理ユニットは選択された決済カードユニット(9)を備える機密要素(2)を起動状態に変化させ、選択して起動した機密要素(2)は、選択された決済カードの暗号データ処理を含む決済アプリケーションを開始し、前記起動した機密要素(2)はアンテナ(8)を有するNFC通信要素(7)を介してPOS端末(6)と通信し、前記機密要素(2)および前記NFC通信要素(7)は、メモリを有する着脱可能なメモリカード(3)に配置され、非接触型の転送リンク(5)は前記移動通信装置(1)がPOS端末(6)に接近時に生成されることを特徴とする、方法。
【請求項11】
利用者は前記POS端末(6)のキーボードによってPINコードを入力することを特徴とする、請求項10に記載の決済認証の方法。
【請求項12】
PINコードを入力するために前記POS端末(6)は公開鍵を生成し、該鍵がPINコードを暗号化するのに使用されるキャリア(13)にそれを送信し、次に、暗号化されたPINコードはPOS端末(6)に送信され、前記POS端末(6)とキャリア(13)の間の送信チャネルは非接触型であり、受信して暗号化されたPINコードは、秘密鍵を使用して前記POS端末で復号化されることを特徴とする、請求項10に記載の決済認証の方法。
【請求項13】
1回限りのパスワード生成ユニット(12)で1回限りのパスワードが生成され、前記POS端末(6)に送信されることを特徴とする、請求項10に記載の決済認証の方法。

【図1】
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【公表番号】特表2012−503242(P2012−503242A)
【公表日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−527453(P2011−527453)
【出願日】平成21年9月18日(2009.9.18)
【国際出願番号】PCT/IB2009/054097
【国際公開番号】WO2010/032215
【国際公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【出願人】(511030415)
【氏名又は名称原語表記】LOGOMOTION S.R.O.
【住所又は居所原語表記】Winterova 15, 921 01 Piest’any, Slovakia
【Fターム(参考)】