説明

洗浄剤組成物

【課題】皮膚及び毛髪の洗浄時の泡量、泡の細かさ、洗浄力、洗浄時及び洗浄後の使用感において優れ、且つ保存性にも優れた非刺激性洗浄剤組成物の提供。
【解決手段】N−アシルアスパラギン酸またはその塩を主成分とするN−アシルアスパラギン酸系界面活性剤1〜60質量%および水を含有する洗浄剤組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は洗浄剤組成物、とりわけ身体用洗浄剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、身体用、台所用等の洗浄剤組成物には、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、高級脂肪酸塩等が使用されてきた。しかし、人体に対する刺激性の問題から、これ等に代えて、皮膚に対する刺激や毛髪に対する損傷が少なく優れた洗浄力を有するN−アシルアミノ酸系界面活性剤が使用されるようになってきた。N−アシルアミノ酸系界面活性剤は皮膚や毛髪に対する刺激性の点で優れる一方、皮膚及び毛髪の洗浄時の起泡力、ぬめり感、洗い上がりの髪のきしみ等の使用感の点で改善が必要であった。また、溶液状、クリーム状、あるいはゲル状といった洗浄剤における保存性、例えば保存中における白濁、不溶解物の析出、層分離、粘度変化あるいは起泡性の低下といった点での改善が必要であった。これ等の改善を目的に数多くの提案がなされてきた。
【0003】
例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4には各種界面活性剤あるいは高分子化合物との併用による起泡性や使用感の改善が、また、例えば特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9には保存性の改善が、また、例えば特許文献10、特許文献11には流動特性の改善が提案されており、これ等の提案によりかなりの改善がなされてきた。しかし、起泡力、洗浄力、使用感ならびに保存性をバランスよく改善する点で充分ではなく、一層の改善が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−111287号公報
【特許文献2】特開平6−264091号公報
【特許文献3】特開平2−290808号公報
【特許文献4】特開昭63−30599号公報
【特許文献5】特開平3−281699号公報
【特許文献6】特開平1−294799号公報
【特許文献7】特開平1−294798号公報
【特許文献8】特開平1−272697号公報
【特許文献9】特開昭61−283695号公報
【特許文献10】特開2003−147399号公報
【特許文献11】特開平6−57290号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、泡立ち性、洗浄性、使用感に優れ、且つ保存性に優れた非刺激性の洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者等は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、特定のN−アシルアミノ酸系界面活性剤を用いることにより上記目的が達成されることを見いだし、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は下記の通りである。
水と一般式(1)で表されるN−アシル−アスパラギン酸またはその塩からなる成分(A)とを含み、さらに一般式(2)または(3)で表されるN−アシル−ジアスパラギン酸またはその塩を成分(A)よりも小割合で含むpHが4.5〜11の洗浄剤組成物。
【0007】
【化1】

【0008】
【化2】

【0009】
【化3】

【0010】
2.一般式(2)で表されるN−アシル−ジアスパラギン酸またはその塩と、一般式(3)で表されるN−アシル−ジアスパラギン酸またはその塩との両者を含有することを特徴とする前記1に記載の洗浄剤組成物。
3.一般式(2)および/または(3)におけるR2が一般式(1)におけるR1と等しいことを特徴とする前記1または2に記載の洗浄剤組成物。
4.さらに、成分(B)を含有することを特徴とする前記1〜3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
成分(B):一般式(4)で表される高級脂肪酸またはその塩。
【0011】
【化4】

【0012】
5.一般式(4)におけるR3が一般式(1)におけるR1と等しいことを特徴とする前記1〜4のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
6.さらに、非イオン系界面活性剤、両性界面活性剤およびアニオン系界面活性剤から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤を含有することを特徴とする前記1〜5のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
7.さらに、ポリオール系可溶化剤の1種以上を含有することを特徴とする前記1〜6のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
8.ゲル状洗浄剤組成物であることを特徴とする前記1〜7のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
9.クリーム状洗浄剤組成物であることを特徴とする前記1〜8のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
なお、本発明に言う小割合成分とは、本発明の主たる成分であるN−アシルアスパラギン酸塩よりも含有質量が少ない成分を指す。
【発明の効果】
【0013】
本発明の洗浄剤組成物は、皮膚及び毛髪の洗浄時の泡量、泡の細かさ、洗浄力、洗浄時及び洗浄後の使用感において優れ、且つ保存性に優れた効果を有する。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明について、以下具体的に説明する。
本発明の洗浄剤組成物は、主成分として前記一般式(1)で表わされる成分(A)のN−アシルアスパラギン酸またはその塩を含むN−アシルアスパラギン酸系界面活性剤を含有し、さらに、小割合成分として一般式(2)または(3)で表されるN−アシル−ジアスパラギン酸またはその塩を含有する。更に好ましくは小割合成分が一般式(2)で表されるN−アシル−ジアスパラギン酸またはその塩と、一般式(3)で表されるN−アシル−ジアスパラギン酸またはその塩の両者を含有するものである。
【0015】
一般式(2)あるいは(3)におけるR2が一般式(1)におけるR1と等しいN−アシル−ジアスパラギン酸またはその塩を用いることが特に本発明の効果、即ち皮膚及び毛髪の洗浄時の泡立ち、洗浄力、洗浄時及び洗浄後の使用感において優れ、且つ保存性に優れた効果を最大にする事が出来るのでより好ましい。そのアミノ酸部分の光学活性に関しては、L体、D体、DL体のいずれでも良い。
ここに、成分(A)にしめるN−アシルアスパラギン酸またはその塩の割合は、好ましくは、85〜100質量%、より好ましくは90〜99.9質量%であり、残部はアスパラギン酸オリゴマーのN−アシル化物およびその塩である。
【0016】
ここで、一般式(1)で表されるN−アシルアスパラギン酸またはその塩としては、ミリスチン酸アシルアスパラギン酸、またはN−パーム核油脂肪酸アシルアスパラギン酸から選ばれるN−アシルアスパラギン酸の単一物あるいは混合物またはその塩が挙げられ、そしてそれらの塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等の金属塩;アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩等のアンモニウム塩;モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、アミノメチルプロパノール塩等のアミン塩;リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩、コリン塩等の単一物あるいは混合物が挙げられる。この中ではナトリウム塩またはカリウム塩が好ましく、さらにナトリウム塩が最も好ましい。
【0017】
一般式(2)または(3)で表されるN−アシル−ジアスパラギン酸またはその塩としては、例えば、N−オクタノイルジアスパラギン酸、N−デカノイルジアスパラギン酸、N−ラウロイルジアスパラギン酸、N−ミリストイルジアスパラギン酸、N−パルミトイルジアスパラギン酸、N−ステアロイルジアスパラギン酸、N−イソステアロイルジアスパラギン酸、N−オレオイルジアスパラギン酸、N−リノレオイルジアスパラギン酸、N−やし油脂肪酸アシルジアスパラギン酸、N−パーム油脂肪酸アシルジアスパラギン酸、N−パーム核油脂肪酸ジアシルアスパラギン酸等のN−アシルジアスパラギン酸の単一物あるいは混合物、そしてそれらの塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等の金属塩;アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩等のアンモニウム塩;モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、アミノメチルプロパノール塩等のアミン塩;リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩、コリン塩等の単一物あるいは混合物が挙げられる。
【0018】
好ましくはN−ミリストイルジアスパラギン酸、N−パーム油核脂肪酸アシルジアスパラギン酸が挙げられる。この中でも、弱酸性での泡の細かさの点からN−ミリストイルジアスパラギン酸がより好ましい。これらアシル基のジアスパラギン酸の単一物あるいは混合物、そしてそれらの塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等の金属塩;アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩等のアンモニウム塩;モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、アミノメチルプロパノール塩等のアミン塩;リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩、コリン塩等の単一物あるいは混合物が挙げられる。
更にN−アシルアスパラギン酸塩は塩基成分の当量を適宜調節して得られる部分的な塩であってもよく、また複数の塩基成分の組み合わせであってもよい。これらN−アシルアスパラギン酸とN−アシルアスパラギン酸塩はそれぞれ単独で用いてもまた両者を混合して用いてもよい。塩の配合に代えて、N−アシルアスパラギン酸と塩基をそれぞれに配合して配合処方の中で塩を形成することもできる。本発明の洗浄剤組成物は、成分(A)全成分に対しを1〜60質量%好ましくは5〜50質量%と水とを含有することが好ましい。
【0019】
成分(A)が1質量%未満では、成分(A)を用いたことによる効果が充分に得られず、60質量%を超えると、取り扱い性が低下し、良好な洗浄剤組成物が得られない。
成分(A)と水の使用割合は製品形態や要求される性能に応じて広範に変化させることができる。必要に応じて、エタノール、プロピルアルコール等の低級アルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、ソルビトール等のポリオール系可溶化剤を併用することで水の溶解性を補うことができる。
【0020】
本発明の洗浄剤組成物は、溶質濃度を1質量%に調整した時の水溶液のpHを4.5〜11とする。pHが4.5未満では刺激性、起泡性、および保存性の面から好ましくなく、pHが11を超えると刺激性および場合によっては起泡性が低くなり好ましくない。本発明の洗浄剤組成物の粘度は、製品形態や要求される性能により広範に変化させられるが、一般に取り扱い性や使用感の点から、25℃における粘度が好ましくは50〜50000mPa・s、より好ましくは300mPa・s以上が適当であり、必要に応じて適当な増粘剤の配合等によりこの範囲に調整される。
増粘剤の選択にあたっては、用途に応じ、透明性、ぬめり感あるいは泡立ちといった要求特性に配慮して選ばれる。本発明に係るヘアシャンプー、ボディシャンプーのような溶液状洗浄剤は、好ましくは、成分(A)を全成分に対し1〜約40質量%の範囲で、必要に応じて他の成分とともに、水あるいは水と可溶化剤の混合溶媒に溶解して得られる。
【0021】
本発明による溶液状洗浄剤組成物は起泡性、使用感に優れ、且つ保存性にも優れる。本発明に係るクリーム状洗顔料、クリーム状ボディ洗浄剤、クリーム状台所用洗浄剤等のクリーム状洗浄剤は、一般のクリーム状洗浄剤組成物の製造と同様にして得ることができ、例えば、成分(A)を全成分に対し1〜50質量%の範囲で、必要に応じて他の界面活性剤等を加えて、成分(A)を含む界面活性剤成分の合計量が全成分に対し5〜50質量%程度になるようにし、グリセリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、エチレングリコールとプロピレングリコールの共重合体、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ソルビット等の多価アルコールの5〜40質量%程度および水とともに加熱混合して溶解したのち攪拌しながら冷却することにより得られる。
【0022】
本発明におけるクリーム状洗浄剤組成物は起泡性、使用感に優れ、且つ保存性にも優れる。本発明に係るハンドソープゲル、ボディーソープゲル、洗顔用ゲル、台所用ゲル等のゲル状洗浄剤は常法に従って得ることができ、例えば、成分(A)を全成分に対し1〜60質量%の範囲で、必要に応じて他の界面活性剤等を加えて、成分(A)を含む界面活性剤成分の合計量が5〜60質量%程度になるようにし、水、および必要に応じて油成分や多価アルコールといったゲル化助剤を配合したものを加熱溶解したのち、放置冷却、あるいは強制急冷却または真空下に冷却することにより得られる。本発明によるゲル状洗浄剤組成物は起泡性、使用感に優れ、且つ保存性にも優れる。
【0023】
本発明の洗浄剤組成物に、さらに成分(B)として、一般式(4)で表される高級脂肪酸またはその塩を配合することにより泡持ちと泡立ち、泡の細かさと泡のコシの観点でさらに効果を高めることができる。なかでも、高級脂肪酸のアルキル基又はアルケニル基が、N−アシルアスパラギン酸のアシル基のアルキル又はアルケニル部分と等しい時に本発明の効果は最大となる。高級脂肪酸の種類については特に限定するものではないが、水酸基、芳香族基等の置換基を有していても良い。
【0024】
高級脂肪酸またはその塩の具体例としては、例えば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ヒドロキシステアリン酸、リシノール酸、ラノリン脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、ひまし油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸等の高級脂肪酸の単一物あるいは混合物、そしてそれらの塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等の金属塩;アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩等のアンモニウム塩;モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、アミノメチルプロパノール塩等のアミン塩;リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩、コリン塩等の単一物あるいは混合物が挙げられる。これら高級脂肪酸と高級脂肪酸塩はそれぞれ単独で用いてもまた両者を混合して用いてもよい。塩の配合に代えて、高級脂肪酸と塩基をそれぞれに配合して配合処方のなかで塩を形成することもできる。この中で、ミリスチン酸、パーム油核脂肪酸が好ましい。さらに好ましくはミリスチン酸である。
【0025】
さらに、成分(A)に対する、成分(B)の割合は特に限定されるものではないが、本発明の効果を最大に発揮するためには、成分(A)に対する割合として成分(B)は0.1〜15%、さらに好ましくは0.1%〜10%である。
本実施の形態の洗浄剤組成物は、洗浄性の向上や様々な材形に使用する観点で、非イオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン系界面活性剤からなる群より選ばれる1種または2種以上の界面活性剤をさらに含有することが好ましい。
【0026】
非イオン系界面活性剤としては、例えば、POE(ポリオキシエチレン)オクチルエーテル、POE(2−エチル−ヘキシル)エーテル、POEラウリルエーテル、POEミリスチルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEイソステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンセチルステアリルジエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;POE・POP(ポリオキシプロピレン)ブチルエーテル、POE・POPラウリルエーテル、POE・POPセチルエーテル、POE・POPグリコール等のポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール型;POEオクチルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEクロロフェニルエーテル、POEナフチルエーテル等のポリオキシエチレンアリールエーテル;POE硬化ひまし油エーテル、POEひまし油エーテル;その他POEラノリンアルコールエーテル、POEフィトステロール等のエーテル系;モノステアリン酸POEグリセリル、オレイン酸POEグリセリル等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル;モノラウリン酸POEソルビタン、モノステアリン酸POEソルビタン、トリステアリン酸POEソルビタン、モノイソステアリン酸POEソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;ヘキサステアリン酸POEソルビトール、テトラステアリン酸POEソルビトール、テトラオレイン酸POEソルビトール、モノラウリン酸POEソルビトール等のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールモノラウリン酸、ポリエチレングリコールモノステアリン酸、ポリエチレングリコールモノオレイン酸、ポリエチレングリコールジステアリン酸、ポリエチレングリコールジオレイン酸、ポリエチレングリコールジイソステアリン酸等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールラノリン脂肪酸エステル等のエーテルエステル系;モノステアリン酸グリセリル、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、モノヒドロキシステアリン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル;モノステアリン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、ジオレイン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、モノステアリン酸テトラグリセリル、トリステアリン酸テトラグリセリル、ペンタステアリン酸テトラグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノミリスチン酸ヘキサグリセリル、ジステアリン酸デカグリセリル、ジイソステアリン酸デカグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル;モノラウリン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;モノラウリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸エチレングリコール等のエチレングリコール脂肪酸エステル;モノステアリン酸プロピレングリコール、自己乳化型モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル;モノステアリン酸ペンタエリスリトール、モノオレイン酸ペンタエリスリトール等のペンタエリスリトール脂肪酸エステル;マルチトールヒドロキシ脂肪酸エーテル、アルキル化多糖、アルキル(ポリ)グルコシド、シュガーエステル等の糖誘導体;α−モノイソステアリルグリセリルエーテル等のアルキルグリセリルエーテル;アセチル−モノグリセリド、乳酸モノグリセリド、クエン酸モノグリセリド等の有機酸モノグリセリド;ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウロイルモノエタノールアミド、ミリストイルモノエタノールアミド、ラウロイルジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウロイルイソプロパノールアミド、ミリストイルイソプロパノールアミド、ヤシ油脂肪酸イソプロパノールアミド、POEラウロイルモノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸メチルモノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸メチルジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミド;POEラウリルアミン、POEステアリルアミン等のPOEアルキルアミン;ラウリルジメチルアミンオキサイド、ココジメチルアミンオキサイド、ココアミドプロピルジメチルアミンオキサイド等のアミンオキサイド等が挙げられる。
【0027】
好ましくは、エチレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられ、より好ましくは、エチレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。
【0028】
またアニオン系界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸カリウム、セチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン等のアルキル硫酸およびその塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン等のアルキルエーテル硫酸およびその塩;ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル硫酸ナトリウム等のアルキルアリールエーテル硫酸およびその塩;ポリオキシエチレンラウリン酸アミドエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリン酸アミドエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンミリスチン酸アミドエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイン酸アミドエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫酸ナトリウム、オレイン酸アミドエーテル硫酸ナトリウム等のアルキルアミド硫酸およびその塩;硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等のアシルエステル硫酸およびその塩;
【0029】
ラウリルスルホン酸ナトリウム、ミリスチルスルホン酸ナトリウム、ヤシ油アルキルスルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸およびその塩;リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸およびその塩;アルキルナフタレンスルホン酸およびその塩;ナフタレンスルホン酸塩のホルマリン重縮合物等のホルマリン縮合系スルホン酸およびその塩;スルホコハク酸ラウリル2ナトリウム、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル2ナトリウム、オレイン酸アミドスルホコハク酸2ナトリウム等のスルホコハク酸およびその塩;ドデセンスルホン酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、ドデセンスルホン酸カリウム、デトラデセンスルホン酸カリウム等のα−オレフィンスルホン酸およびその塩;
【0030】
α−スルホラウリン酸メチルエステル、α−スルホミリスチン酸メチルエステル、α−スルホラウリン酸(EO)nメチルエステル等のα−スルホ脂肪酸エステルおよびその塩;ヤシ油脂肪酸アシル−Nメチルタウリンカリウム、ラウロイル−Nメチルタウリンナトリウム、ラウロイル−Nメチルタウリンカリウム、ラウロイル−Nメチルタウリントリエタノールアミン、ミリストイル−Nメチルタウリンナトリウム、ミリストイル−Nメチルタウリントリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸アシル−Nメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシル−Nメチルタウリントリエタンールアミン等のN−アシルメチル−タウリンおよびその塩;
【0031】
ラウロイルイセチオン酸ナトリウム、ミリストイルイセチオン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルイセチオン酸ナトリウム等のアシルイセチオン酸およびその塩;アルキルスルホ酢酸塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンミリスチルリン酸カリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ジポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム等のアルキルエーテルリン酸およびその塩;アルキルアリールエーテルリン酸およびその塩;ポリオキシエチレンラウリルアミドエーテルリン酸ナトリウム等の脂肪酸アミドエーテルリン酸およびその塩;ラウリルリン酸ナトリウム、ミリスチルリン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸リン酸ナトリウム、ミリスチルリン酸カリウム、ラウリルリン酸トリエタノールアミン、オレイルリン酸ジエタノールアミン等のアルキルリン酸およびその塩;
【0032】
N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、N−ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸カリウム、N−ミリストイルグルタミン酸カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、N−ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−ミリストイルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタンールアミン、N−ラウロイルグリシンナトリウム、N−ミリストイルグリシントリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−グリシンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−グリシンカリウム、N−ラウロイル−β−アラニンカリウム、N−ラウロイルスレオニントリエタノールアミン、N−ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニンナトリウム、N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニントリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸アシル−Nメチルタウリンカリウム、ラウロイル−Nメチルタウリンナトリウム、ラウロイル−Nメチルタウリンカリウム、ラウロイル−Nメチルタウリントリエタノールアミン、ミリストイル−Nメチルタウリンナトリウム、ミリストイル−Nメチルタウリントリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸アシル−Nメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシル−Nメチルタウリントリエタンールアミン等のN−アシルアミノ酸およびその塩;ラウロイルイミノジ酢酸ナトリウム、ラウロイルイミノジ酢酸トリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸アシルイミノジ酢酸ナトリウム、ラウロイルイミノジ酢酸ジナトリウム、パーム核脂肪酸イミノジ酢酸ナトリウム等のアシルイミノジ酢酸およびその塩;
【0033】
ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル酢酸カリウム、ポリオキシエチレンパルミチルエーテル酢酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンステアリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリグリセリルラウリルエーテル酢酸ナトリウム等のエーテルカルボン酸およびその塩;ヤシ油脂肪酸シルクペプチド等のアシル化ペプチド;ポリオキシエチレンラウリン酸アミドエーテルカルボン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンミリスチン酸アミドエーテルカルボン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミドエーテルカルボン酸トリエタノールアミン等のアミドエーテルカルボン酸およびその塩;アシル乳酸塩;アルケニルコハク酸およびその塩等が挙げられる。
【0034】
好ましくは、アルキルエーテル硫酸およびその塩、スルホコハク酸およびその塩、N−アシルメチル−タウリンおよびその塩、N−アシルグルタミン酸およびその塩、アルキルリン酸およびその塩、N−アシルグリシンおよびその塩等が挙げられ、より好ましくは、アルキルエーテル硫酸およびその塩、N−アシルメチル−タウリンおよびその塩、N−アシルグルタミン酸およびその塩、N−アシルグリシンおよびその塩等が挙げられる。
【0035】
両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルジメチルベタイン、ミリスチルジメチルベタイン、パルミチルジメチルベタイン、ステアリルジメチルベタイン、オレイルジメチルベタイン、ヤシ油アルキルジメチルベタイン、ラウリルメチルエチルベタイン、オクタデシルオキシメチルジメチルベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルベタイン、ヤシ油アルキルジヒドロキシエチルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルベタイン、ステアリン酸アミドプロピルジメチルベタイン、オレイン酸アミドプロピルジメチルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルベタイン等のカルボキシベタイン型;
RNCHCOO(R:アルキル)で示されるラウリルグリシン、ステアリルグリシン、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、塩化アルキルアミノエチルグリシン、ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシエトキシエチル−N−カルボキシエチルエチレンジアミン2ナトリウム等のグリシン型;
【0036】
RNCHCHCOO(R:アルキル)で示されるラウリル−β−アラニン、ステアリル−β−アラニン等のアミノプロピオン酸型;
ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、スルホコハク酸ジ(2−エチルヘキシル)ナトリウム、ラウリルジメチルヒドロキシプロピルスルホベタイン、ミリスチルジメチルヒドロキシプロピリルスルホベタイン、ラウリルジメチルプロピルスルホベタイン、ヤシ油アルキルジメチルプロピルスルホベタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルスルホベタイン等のスルホベタイン型;
RNCHCHSO(R:アルキル)で示されるスルホン酸型;
RNCHCHOSO(R:アルキル)で示される硫酸型;
【0037】
ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、N−ラウロイル−N−ヒドロキシエチル−N’−ジカルボキシエチル−エチレンジアミン2ナトリウム、N−ラウロイル−N−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシエチル−エチレンジアミンナトリウム、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N−ヤシ脂肪酸アシル−N’−カルボキシエチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N−ラウロイル−N−ヒドロキシエチル−N’−ジカルボキシメチル−エチレンジアミン2ナトリウム、N−ラウロイル−N−ヒドロキシエチル−N’−カルボキシメチル−エチレンジアミンナトリウム、N−ヒドロキシドデシル−N−ポリオキシエチレン−N’−カルボキシエチル−N’−ポリオキシエチレンエチレンジアミンナトリウム、ヤシ脂肪酸アシル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、等のアミノカルボン酸塩型;
【0038】
2−ラウリル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、2−ミリスチル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、2−ステアリル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、2−ヤシ油アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリン型;
RNCH(CH)P(OH)O(R:アルキル)で示されるリン酸型;レシチン;
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のアミノ酢酸ベタイン型等が挙げられる。
好ましくは、グリシン型、アミノ酢酸ベタイン型、アミドプロピオン酸型、スルホベタイン型等が挙げられ、より好ましくは、アミノ酢酸ベタイン型等が挙げられる。
【0039】
またカチオン系界面活性剤としては、例えば、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロライド、パルミチルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、オレイルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ヤシ油アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、牛脂アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムブロミド、ヤシ油アルキルトリメチルアンモニウムブロミド、セチルトリメチルアンモニウムメチル硫酸等のモノアルキル第四級アンモニウム塩;ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、ジラウリルジメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド等のジアルキル第四級アンモニウム塩;ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウムエチル硫酸、ラウロイルアミノエチルメチルジエチルアンモニウムメチル硫酸等のアシルアミノアルキル第四級アンモニウム塩;
【0040】
ジパルミチルポリエテノキシエチルアンモニウムクロライド、ジステアリルポリエテノキシメチルアンモニウムクロライド等のアルキルエテノキシ第四級アンモニウム塩;ラウリルイソキノリニウムクロライド等のアルキルイソキノリニウム塩;ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド等のベンザルコニウム塩;ベンジルジメチル{2−[2−(p−1,1,3,3、−テトラメチルブチルフェノオキシ)エトオキシ]エチル}アンモニウムクロライド等のベンゼトニウム塩;セチルピリジニウムクロライド等のピリジニウム塩;イミダゾリニウム塩;N−ココイルアルギニンエチルエステルピロリドンカルボン酸塩、N−ラウロイルリジンエチルエチルエステル塩酸塩等のアシル塩基性アミノ酸アルキルエステル塩;ラウリルアミン塩酸塩等の第一級アミン塩;ジラウリルアミン酢酸塩等の第二級アミン塩;第三級アミン塩;脂肪酸アミドグアニジニウム塩;ラウリルトリエチレングリコールアンモニウムハイドロオキサイド等のアルキルトリアルキレングリコールアンモニウム塩等が挙げられる。
好ましくは、モノアルキル第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
【0041】
各界面活性剤の成分(A)と小割合成分の合計量に対する割合は特に限定されるものではないが、本発明の効果を最大に発揮するためには、成分(A)と小割合成分の合計量:各界面活性剤の比率は1:1000〜300:1の範囲である事が望ましく、中でも1:200〜100:1の範囲である場合に有効である。さらに望ましくは1:10〜10:1の範囲にある場合に最も効果が高い。
【0042】
本発明の洗浄剤組成物には、その効果を損なわない範囲において、通常、洗浄剤あるいは化粧料として用いられる各種成分を、その目的に応じて適宜配合することができる。
これらの成分としては、例えば、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、カオリン、二酸化チタン、二酸化亜鉛等の粉末成分;ホホバ油、マカデミアナッツ油、アボガド油、月見草油、ミンク油、ナタネ油、ヒマシ油、ヒマワリ油、トーモロコシ油、カカオ油、ヤシ油、コメヌカ油、オリーブ油、アーモンド油、ごま油、サフラワー油、大豆油、椿油、パーシック油、ヒマシ油、ミンク油、綿実油、モクロウ、パーム油、パーム核油、卵黄油、ラノリン、スクワレン等の天然動植物油脂類;合成トリグリセライド;スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、イソパラフィン等の炭化水素類;
【0043】
安息香酸およびその塩、サリチル酸およびその塩、ソルビン酸およびその塩、パラオキシ安息香酸アルキルエステル(エチルパラベン、ブチルパラベン等)およびその塩、デヒドロ酢酸およびその塩類、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、ホウ酸、レゾルシン、トリブロムサラン、オルトフェニルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン、チラム、感光素201号、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ハロカルバン、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニド、酢酸トコフェノール、ジンクピリチオン、ヒノキチオール、フェノール、イソプロピルメチルフェノール、2、4、4−トリクロロ−2−ヒドロキシフェノール、ヘキサクロロフェン、メチルイソチアゾリノン等の抗菌・防腐剤;
【0044】
カルナバウロウ、パラフィンワックス、鯨ロウ、ミツロウ、キヤンデリラワックス、ラノリン等のワックス類;セタノール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコール、水添ラノリンアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール等の高級アルコール類;コレステリル−オクチルドデシル−ベヘニル等のコレステロールおよびその誘導体;イソプロピルミリスチン酸、イソプロピルパルミチン酸、イソプロピルステアリン酸、2エチルヘキサン酸グリセロール、ブチルステアリン酸、リノール酸エチル等のエステル類;ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンペンタエリトリトールエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテル等の極性オイル;その他、メチルフェニルポリシロキサン、メチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体、メチルハイドロジェンポリシロキサン、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、ステアロキシメチルポリシロキサン、セトキシメチルポリシロキサン、メチルポリシロキサンエマルション、高重合メチルポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、架橋型メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン等、更にはアミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーン、カルビノール変性シリコーン、メタクリル変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、フェノール変性シリコーン、片末端反応性シリコーン、異種官能基変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、メチルスチリル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、親水性特殊変性シリコーン、高級アルコキシ変性シリコーン、高級脂肪酸含有シリコーン、フッ素変性シリコーン等の各種誘導体を含むシリコーン類;パラアミノ安息香酸およびその誘導体、ホモメチル−7N−アセチルアラントイラニレート、ブチルメトキシベンゾイルメタン、ジ−パラメトキシケイ皮酸−モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、オクチルシンナメート等のパラメトキシケイ皮酸誘導体、アミルサリシレート等のサリチル酸誘導体、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオン酸エチルヘキシル、酢酸液状ラノリン、コガネバナ根抽出エキス、トリアニリノ−p−カルボエチルヘキシルオキシ−トリアジン等の紫外線吸収剤;
【0045】
アルブチン、コウジ酸、リン酸アスコルビン酸マグネシウムなどのアスコルビン酸およびその誘導体、グルタチオン、甘草エキス、チョウジエキス、茶抽出物、アスタキサンチン、牛胎盤エキス、トコフェロールおよびその誘導体、トラネキサム酸およびその塩、アズレン、γ−ヒドロキシ酪酸等の美白成分; マルチトール、ソルビトール、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリコール等の多価アルコール、ピロリドンカルボン酸ソーダ、乳酸ソーダ、クエン酸ソーダなど有機酸およびその塩、ヒアルロン酸ソーダなどヒアルロン酸およびその塩、酵母および酵母抽出液の加水分解物、酵母培養液、乳酸菌培養液など醗酵代謝産物、コラーゲン、エラスチン、ケラチン、セリシン等の水溶性蛋白、コラーゲン加水分解物、カゼイン加水分解物、シルク加水分解物、ポリアスパラギン酸ナトリウム等のぺプチド類およびその塩、トレハロース、キシロビオース、マルトース、ラフィノース、メリビオース、蔗糖、ブドウ糖、植物性粘質多糖等の糖類、結晶性セルロース、非結晶性セルロース、キシラン、マンナン、ガラクタン、アラビナン、アラビノキシラン等の多糖類およびその誘導体、水溶性キチン、キトサン、ペクチン、コンドロイチン硫酸およびその塩等のグリコサミノグリカンおよびその塩、グリシン、セリン、スレオニン、アラニン、アスパラギン酸、チロシン、バリン、ロイシン、アルギニン、グルタミン、プロリン酸等のアミノ酸、アミノカルボニル反応物等の糖アミノ酸化合物、アロエ、マロニエ等の植物抽出液、トリメチルグリシン、尿素、尿酸、アンモニア、レシチン、ラノリン、スクワラン、スクワレン、グルコサミン、クレアチニン、DNA、RNA等の核酸関連物質等の保湿剤;
【0046】
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテル、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カチオン化セルロース、デンプン、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、アルギン酸プロピレングリコールエステル、メチルセルロース、アラビアガム、キサンタンガム、グアーガム、ローカストビンガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、ペクチン、マンナン、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、両性メタクリル酸エステル共重合体、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム、ポリアクリル酸エステル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸、ニトロセルロース、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ジステアリン酸ポリエチレングリコール等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグルコシド等のポリオキシエチレン脂肪酸エステルメチルグリコシド、セテアレス−60ミリスチルグリコール、塩化0−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース等の増粘剤;エチレンジアミン四酢酸およびその塩類、ヒドロキシエチレンジアミン3酢酸およびその塩類、リン酸、アスコルビン酸、コハク酸、グルコン酸、ポリリン酸塩類、メタリン酸塩類などの金属イオン封鎖剤;有機溶剤;ブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール、フィチン酸等の酸化防止剤;クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、アジピン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、マレイン酸等の有機酸;ビタミンA及びその誘導体;
【0047】
ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2及びその誘導体等のビタミンB類;アスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エステル、アスコルビン酸リン酸エステル等のビタミンC類、αトコフェロール、βトコフェロール、γトコフェロール等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸等のビタミン類; ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、γ−オリザノール、アラントイン、グリチルリチン酸(塩)グリチルレチン酸およびその誘導体、ヒノキチオール、ムシジン、ビサボロール、ユーカリプトール、チモールイノシトール、サポニン類(キラヤサポニン、アズキサポニン、ヘチマサポニン等)トラネキサム酸、パントテルエチルエーテル、エチニルエストラジオール、セファランジン、プラセンタエキス、センブリエキス、セファランチン、ビタミンEおよびその誘導体、ガンマーオリザノールなどの血行促進剤;トウガラシチンキ、ショオウキョウチンキ、カンタリスチンキ、ニコチン酸ベンジルエステルなどの局所刺激剤、各種ビタミンやアミノ酸などの栄養剤、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸誘導体、アラントイン、アズレン、アミノカプロン酸、ヒドロコルチゾンなどの抗炎症剤;酸化亜鉛、硫酸亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、スルホ石炭酸亜鉛、タンニン酸などの収斂剤;メントール、カンフルなどの清涼剤;
【0048】
抗ヒスタミン剤;トコフェロール類、BHA、BHT、没食子酸、NDGA、ユビキノンなどの酸化防止剤等の各種薬剤;サッカロマイセスなどの酵母、糸状菌、バクテリア、牛胎盤、人胎盤、人臍帯、酵母、牛コラーゲン、牛乳由来蛋白、小麦、大豆、牛血液、ブタ血液、鶏冠、カミツレ、キュウリ、コメ、シアバター、シラカバ、茶、トマト、ニンニク、ハマメリス、バラ、ヘチマ、ホップ、モモ、アンズ、レモン、キウイ、ドクダミ、トウガラシ、クララ、ギシギシ、コウホネ、セージ、ノコギリ草、ゼニアオイ、センキュウ、センブリ、タイム、トウキ、トウヒ、バーチ、スギナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、アルニカ、ユリ、ヨモギ、シャクヤク、アロエ、アロエベラ、オウゴン、オウバク、コウカ、ベニバナ、サンシン、シコン、タイソウ、チンピ、ニンジン、ヨクイニン、ハトムギ、クチナシ、サワラ等の動植物・微生物およびその一部から有機溶媒、アルコール、多価アルコール、水、水性アルコール等で抽出または加水分解して得た天然エキス;色素;香料;ラノリン、コレステロール、サポニン等の天然界面活性剤;アルギン酸ナトリウム、澱粉誘導体、トラガントゴム等の高分子界面活性等を配合することができる。
【実施例】
【0049】
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明の技術的範囲及びその実施態様はこれに限定されるものではない。実施例でえられた洗浄剤組成物の諸物性の測定は、以下の方法によって行った。
<起泡力の測定>試料洗浄剤組成物を溶質として1gとり精製水で300gにし、ミキ サーに入れ30秒間ミキサーにて撹拌し、直後の泡の高さ(mm)を起泡力とした。なお測定温度は25℃とした。また、得られた結果を次の基準により判定した。◎:起泡力が180mm以上、○:起泡力が170mm以上、180mm未満、△:起泡力が160mm以上、170mm未満、×:起泡力が160mm未満。
【0050】
<使用感の測定>試料洗浄組成物を用いて、男女パネラー8人を対象に手洗浄試験を行い、つっぱり感について官能評価を行った。結果を得点の大きかった順に◎、○、△、×で示した。
<泡の細かさの測定>試料洗浄組成物を用いて、男女パネラー8人を対象に手洗浄試験を行い、泡の細かさについて官能評価を行った。結果を得点の大きかった順に◎、○、△、×で示した。
【0051】
[実験例1]
表1に記載の配合成分を、表に記載の割合(質量%)で混合し、pH調節剤としてクエン酸水溶液および水酸化ナトリウム水溶液を用いて所定のpHとし、溶液状洗浄剤組成物を調製した。尚、pHは溶質として1%水溶液を25℃で測定した値である。得られた洗浄剤組成物について評価を行い、結果を表1の評価欄に示した。本発明の組成物はpH4.5〜11で、泡量、手洗浄における使用感、泡の細かさにおいて優れた結果を示した。表中、便宜上、小割合成分は、成分(A)の項に記載した。
【0052】
【表1】

【0053】
[実験例2]
表2に記載の配合成分を、表に記載の割合(質量%)で混合し、pH調節剤としてクエン酸水溶液および水酸化カリウム水溶液を用いて所定のpHとし、溶液状洗浄剤組成物を調製した。尚、pHは溶質として1%水溶液を25℃で測定した値である。得られた洗浄剤組成物について評価を行い、結果を表2の評価欄に示した。本発明の組成物は泡量、手洗浄における使用感、泡の細かさにおいて優れた結果を示した。表中、便宜上、小割合成分は、成分(A)の項に記載した。
【0054】
【表2】

【0055】
[実施例1]
ミリストイルアスパラギン酸96g、ミリストイル−αジアスパラギン酸0.5g、ミリストイル−βジアスパラギン酸0.5g、ミリスチン酸3gを混合した物を、30%水酸化ナトリウム水溶液で50%中和し、組成物1(5%水溶液、60℃測定pH5.6)を作成した。下記組成により弱酸性クリーム状皮膚洗浄剤を常法により作製した。得られたクリームは、洗浄時の泡量、泡の細かさ、泡質、洗浄性、使用感ならびに保存性に優れたものであった。
(質量%)
組成物1 20.0(固形分)
スルホコハク酸ラウリルジナトリウム 3.0
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 1.0
POE硬化ひまし油エステル(30EO) 2.0
ポリエチレングリコール1500 15.0
グリセリン 20.0
高分子量ポリエチレングリコール(約15万) 1.0
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
カオリン、クエン酸、パラベン、EDTA 適量
精製水 バランス
【0056】
[実施例2]
実施例3で得た組成物1を用い、下記組成により弱酸性のクリーム状皮膚洗浄剤を常法により作製した。得られたクリームは、洗浄時の泡量、泡の細かさ、泡質、洗浄性、使用感に優れ、保存による分離もなかった。
組成物1 7.0(固形分)
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 15.0
ラウロイルジエタノールアミド 3.0
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール 1.0
カチオン化セルロース 1.0
プロピレングリコール 12.0
無水珪酸、クエン酸、パラベン 適量
精製水 バランス
【0057】
[実施例3]
実施例1で得た組成物1を用い、下記組成によりゲル状皮膚洗浄剤を常法により作成したところ、洗浄力、泡量、泡の細かさ、使用性に優れ、保存における失透や液化などの変化は少なく良好であった。
(質量%)
組成物1 10.0(固形分)
N−ラウロイルサルコシンナトリウム 10.0
ラウロイルジエタノールアミド 10.0
グリセリン 5・0
パラベン、クエン酸他微量成分 適量
精製水 バランス
【0058】
[実施例4]
パーム油核脂肪酸アシルアスパラギン酸96g、パーム油核脂肪酸アシル−αジアスパラギン酸0.5g、パーム油核脂肪酸アシル−βジアスパラギン酸0.5g、パーム油核脂肪酸3gを混合した物を、30%水酸化ナトリウム水溶液で50%中和し、組成物2(5%水溶液、60℃測定pH5.5)を作成した。下記組成により弱酸性クリーム状皮膚洗浄剤を常法により作製した。得られたクリームは、洗浄時の泡量、泡の細かさ、泡質、洗浄性、使用感ならびに保存性に優れたものであった。
(質量%)
組成物2 20.0(固形分)
スルホコハク酸ラウリルジナトリウム 3.0
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 1.0
POE硬化ひまし油エステル(30EO) 2.0
ポリエチレングリコール1500 15.0
グリセリン 20.0
高分子量ポリエチレングリコール(約15万) 1.0
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
カオリン、クエン酸、パラベン、EDTA 適量
精製水 バランス
【0059】
[実施例5]
実施例4で得た組成物2を用い、下記組成により弱酸性のクリーム状皮膚洗浄剤を常法により作製した。得られたクリームは、洗浄時の泡量、泡の細かさ、泡質、洗浄性、使用感に優れ、保存による分離もなかった。
(質量%)
組成物2 7.0(固形分)
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 15.0
ラウロイルジエタノールアミド 3.0
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール 1.0
カチオン化セルロース 1.0
プロピレングリコール 12.0
無水珪酸、クエン酸、パラベン 適量
精製水 バランス
【0060】
[実施例6]
実施例4で得た組成物2を用い、下記組成によりゲル状皮膚洗浄剤を常法により作成したところ、洗浄力、泡量、泡の細かさ、使用性に優れ、保存における失透や液化などの変化は少なく良好であった。
(質量%)
組成物2 10.0(固形分)
N−ラウロイルサルコシンナトリウム 10.0
ラウロイルジエタノールアミド 10.0
グリセリン 5・0
パラベン、クエン酸他微量成分 適量
精製水 バランス
【0061】
[実施例7]
実施例1で得た組成物1を用い、下記組成により洗浄剤組成物の一種である、クレンジングフォームを常法により作製した。得られたクレンジングフォームは洗浄時の泡量、泡の細かさ、泡質、洗浄性、使用感に優れていた。
クレンジングフォーム組成 (質量%)
組成物1 34.0(固形分)
ベタイン 1.0
オレス20 1.0
ココイルメチルタウリンNa 3.0
PEG−150 4.0
ラウラミドDEA 4.0
ジステアリン酸グリコール 2.0
BG 10.0
パラベン、クエン酸他微量成分 適量
水 バランス
【0062】
[実施例8]
実施例4で得た組成物2を用い、下記組成により洗浄剤組成物の一種である、クレンジングフォームを常法により作製した。得られたクレンジングフォームは洗浄時の泡量、泡の細かさ、泡質、洗浄性、使用感に優れていた。
クレンジングフォーム組成 (質量%)
組成物2 34.0(固形分)
ベタイン 1.0
オレス20 1.0
ココイルメチルタウリンNa 3.0
PEG−150 4.0
ラウラミドDEA 4.0
ジステアリン酸グリコール 2.0
BG 10.0
パラベン、クエン酸他微量成分 適量
水 バランス
【0063】
[実施例9]
実施例1で得た組成物1を用い、下記組成により洗浄剤組成物の一種である、クレンジングフォームを常法により作製した。得られたクレンジングフォームは洗浄時の泡量、泡の細かさ、泡質、洗浄性、使用感に優れていた。
クレンジングフォーム組成 (質量%)
組成物1 42.0(固形分)
グリセリン 30.0
スルホコハク酸ラウリル2Na 5.0
コカミドプロピルベタイン 3.0
ステアリン酸 2.0
ベタイン 2.0
ポリクオタニウム39 2.0
パラベン、クエン酸他微量成分 適量
水 バランス
【0064】
[実施例10]
実施例4で得た組成物2を用い、下記組成により洗浄剤組成物の一種である、クレンジングフォームを常法により作製した。得られたクレンジングフォームは洗浄時の泡量、泡の細かさ、泡質、洗浄性、使用感に優れていた。
クレンジングフォーム組成 (質量%)
組成物2 42.0(固形分)
グリセリン 30.0
スルホコハク酸ラウリル2Na 5.0
コカミドプロピルベタイン 3.0
ステアリン酸 2.0
ベタイン 2.0
ポリクオタニウム39 2.0
パラベン、クエン酸他微量成分 適量
水 バランス
【産業上の利用可能性】
【0065】
本発明の組成物は、泡量、泡の細かさ、洗浄性、使用感に優れ、且つ、保存性にも優れており、化粧品並びに洗浄用途の分野で好適に利用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水と一般式(1)で表されるN−アシル−アスパラギン酸またはその塩からなる成分(A)とを含みさらに一般式(2)または(3)で表されるN−アシル−ジアスパラギン酸またはその塩を成分(A)よりも小割合で含むpHが4.5〜11の洗浄剤組成物。
【化1】

【化2】

【化3】

【請求項2】
一般式(2)で表されるN−アシル−ジアスパラギン酸またはその塩と、一般式(3)で表されるN−アシル−ジアスパラギン酸またはその塩との両者を含有することを特徴とする請求項1に記載の洗浄剤組成物。
【請求項3】
一般式(2)および/または(3)におけるR2が一般式(1)におけるR1と等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の洗浄剤組成物。
【請求項4】
さらに、成分(B)を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
成分(B):一般式(4)で表される高級脂肪酸またはその塩。
【化4】

【請求項5】
一般式(4)におけるR3が一般式(1)におけるR1と等しいことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
【請求項6】
さらに、非イオン系界面活性剤、両性界面活性剤およびアニオン系界面活性剤から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
【請求項7】
さらに、ポリオール系可溶化剤の1種以上を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
【請求項8】
ゲル状洗浄剤組成物であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
【請求項9】
クリーム状洗浄剤組成物であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の洗浄剤組成物。

【公開番号】特開2010−241904(P2010−241904A)
【公開日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−90285(P2009−90285)
【出願日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【出願人】(303046314)旭化成ケミカルズ株式会社 (2,513)
【Fターム(参考)】