説明

洗浄装置

【課題】 外装体と洗浄治具本体の間に水晶素板が入り込み、水晶素板が破損してしまうことを低減し、洗浄での歩留まりを向上させることができる洗浄治具を提供する。
【解決手段】 本発明の洗浄装置は、洗浄治具を搬送するための搬送手段と、洗浄ノズル手段の内部流路と接続する複数の洗浄ノズル部と、洗浄ノズル手段が接続された噴出手段と、純水が蓄えられている純水槽と、純水槽から前記噴出手段へ純水を送る高圧ポンプ手段と、を備え、洗浄ノズル手段が円筒形の洗浄ノズル部とこの洗浄ノズル部とつながる内部流路とを備え、洗浄ノズル部が、前記搬送手段と平行となる平行線に対して、30度〜60度の角度で傾斜して円筒形の洗浄ノズル部の円筒の中心線が設けられていることを特徴とすることを特徴とするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄物を洗浄する洗浄装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
洗浄物は、洗浄治具に薄く形成された板状体、つまり薄板には、例えば水晶素板を収容したものである。この水晶素板は、従来より、通信機器や電子機器等に搭載される圧電デバイスに用いられている。
【0003】
この水晶素板は、洗浄されてから用いられる。しかしながら、水晶素板は小さく割れやすいため、前記水晶素板の洗浄には、洗浄治具が用いられる。
この洗浄治具は、板状であって、その内部に水晶素板をセットするための複数の第1の貫通孔が設けられている洗浄治具本体と、前記洗浄治具本体の一方の主面に配置される板状の第1の外装体と、前記洗浄治具本体の他方の主面に配置される板状の第2の外装体とによって構成されている。
洗浄治具本体には、複数の第1の貫通孔が設けられており、前記第1の貫通孔には水晶素板が収容されている。
外装体には、第2の貫通孔が洗浄治具本体に対応する位置に複数設けられている。
前記第2の貫通孔は、前記第1の貫通孔よりも開口径が小さくなるように設けられている。
前記外装体は、前記洗浄治具本体を挟み込むようにして配置され、マグネット等により簡易に接合されている。
この従来の洗浄治具を用いた水晶素板の洗浄は、洗浄治具本体の貫通孔内に水晶素板が収容され、前記洗浄治具に向かって純水を噴射することによって、前記水晶素板に付着している研磨粉やごみ等の付着物を落とすシャワー洗浄を行っている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
シャワー洗浄を行う洗浄装置は、純水が蓄えられている純水槽と、前記純水槽に蓄えられた純水を引き上げる高圧ポンプ手段と、前記高圧ポンプ手段から送られる純水を洗浄物に噴射する洗浄ノズル手段と、洗浄物を搬送するための搬送手段とを備えている。
搬送手段は、洗浄物を搬送する役割を果たす。
純水槽は、純水を蓄える役割を果たす。
高圧ポンプ手段は、前記純水槽から純水を引き上げ、洗浄ノズル手段に純粋を送る役割を果たす。
洗浄ノズル手段は、洗浄ノズル部を介して純水を洗浄物に噴射する役割を果たす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−28453号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の洗浄装置は、水晶素板が薄型化されると、洗浄ノズル手段から噴射する純水が直角に水晶素板にあたることで水晶素板に不要な力が加わるので、前記水晶素板を破損させてしまう場合があるといった課題があった。
【0007】
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、水圧により水晶素板が破損してしまうことを防止するとともに水晶素板に付着している付着物を除去することができる洗浄装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の洗浄装置は、洗浄治具を搬送するための搬送手段と、洗浄ノズル手段の内部流路と接続する複数の洗浄ノズル部と、洗浄ノズル手段が接続された噴出手段と、純水が蓄えられている純水槽と、純水槽から前記噴出手段へ純水を送る高圧ポンプ手段と、を備え、洗浄ノズル手段が円筒形の洗浄ノズル部とこの洗浄ノズル部とつながる内部流路とを備え、洗浄ノズル部が、前記搬送手段と平行となる平行線に対して、30度〜60度の角度で傾斜して円筒形の洗浄ノズル部の円筒の中心線が設けられていることを特徴とすることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
このような洗浄治具によれば、洗浄ノズル部が、前記搬送手段と平行となる平行線に対して、30度〜60度の角度で傾斜して円筒形の洗浄ノズル部の円筒の中心線が設けられていることによって、洗浄治具に収容されている水晶素板に純水が垂直にあたることがなくなるため、前記水晶素板が破損することがなくなるので、洗浄での歩留まりを向上させることが可能となる。
また、純水が洗浄治具に収容されている水晶素板に30〜60度傾斜してあたることによって、水圧をあげることができるので、水晶素板に付着している付着物を除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態に係る洗浄装置を示す概念図である。
【図2】本発明の実施形態に係る洗浄装置を構成する洗浄ノズル部を示す概念図である。
【図3】本発明の実施形態に係る洗浄装置で使用されている洗浄治具の断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る洗浄装置を構成する洗浄ノズル部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、洗浄物を水晶素板として説明する。
【0012】
図1〜図3に示すように、洗浄装置300は、搬送されて洗浄治具200に向かって純水を噴射することで、収容されている前記水晶素板100に付着している付着物を落とすものである。以下、水晶素板100、洗浄治具200、洗浄装置300の順に説明する。
【0013】
(水晶素板)
水晶素板100は、人工水晶体から所定のカットアングルで切断し外形加工を施された概略平板状で平面形状が例えば四角形となっている。
この水晶素板100(図4参照)は、後述する洗浄治具200の第1の外装体220と第2の外装体230とで挟まれる洗浄治具本体210の厚み内に収まる程度の厚みとなっている。水晶素板100の厚みは、例えば、30〜50μmとなっている。
このように洗浄された水晶素板100の表裏両主面に励振用電極(図示せず)を被着形成することによって水晶振動素子となる。
前記水晶振動素子(図示せず)は、外部からの電圧が励振用電極(図示せず)を介して水晶素板100に印加されると、所定の振動モード及び周波数で励振を起こすようになっている。
励振用電極(図示せず)は、前記水晶素板100の表裏両主面に金属膜を積層するようにして被着・形成したものであり、水晶素板100の上面には第1の金属膜であるクロム(Cr)、チタン(Ti)が形成され、第1の金属膜の上面に第2の金属膜である金(Au)が積層するように形成されている。
【0014】
(洗浄治具)
図4に示すように、洗浄治具200は、洗浄治具本体210と、第1の外装体220と、第2の外装体230を備えている。
【0015】
図4に示すように、洗浄治具本体210は、例えば、SUS304等のステンレス鋼によって構成された一枚板の金属板により構成されており、水晶素板100を挿入可能な第1の貫通孔211が複数配列された状態で設けられている。
前記第1の貫通孔211は、金属板を打ち抜き加工等をすることにより設けられている。洗浄治具本体210の厚みは、例えば、50〜100μmとなっている。
【0016】
図4に示すように、第1の外装体220と第2の外装体230は、例えば、洗浄治具本体210と同様にSUS304等のステンレス鋼によって構成された一枚板の金属板により構成されている。
前記第1の外装体220と前記第2の外装体230は、前記洗浄治具本体210の両主面に2つ一対でそれぞれに設けられる。
前記第1の外装体220と前記第2の外装体230は、前記水晶素板100と相対し、内側に第2の貫通孔221、231を有する凸部222、232が設けられている。
前記洗浄本体治具210の一方の主面に第1の外装体220が設けられ、洗浄本体治具210の他方の主面に第2の外装体230が設けられている。
【0017】
前記第1の外装体220と第2の外装体230には凸部222、232が、前記洗浄治具本体210の第1の貫通孔211にそれぞれ収まるように複数設けられている。
つまり、前記第凸部222の平面222aと前記凸部232の平面232aが水晶素板100と向かい合うようになっている。
凸部222の内側、例えば、水晶素板100と対向する平面222aの中央には、第1の外装体220の一方の主面から他方に主面に貫通された第2の貫通孔221が設けられている。また、凸部232の内側、例えば、水晶素板100と対向する平面232aの中央には、第2の外装体230の一方の主面から他方に主面に貫通された第2の貫通孔231が設けられている。
【0018】
前記凸部222、232は、一枚板の金属板をエッチング加工することによって、外装体220、230に複数設けられている。
また、第1の外装体220と第2の外装体230の厚みは、凸部222、232の位置から例えば20〜40μmになっている。
第2の貫通孔221、231は、金属板を打ち抜き加工等をすることにより設けられ、前記第1の貫通孔211よりも開口径が小さくなるように設けられている。
【0019】
第1の貫通孔211内の水晶素板100は、前記凸部222の水晶素子100に対向する平面222aと前記凸部222、232の水晶素板100に対向する平面232aによって第1の貫通孔211から脱落しないようになっている。よって、水晶素板100が前記凸部222の平面222aと前記凸部232の平面232aとにより動きにくくなる。また、水晶素板100は、第1の外装体220と洗浄治具本体210との間、第2の外装体230と洗浄治具本体210との間に入り込むことがない。
【0020】
洗浄治具200は、洗浄治具本体210に設けられた第1の貫通孔211内に水晶素板110を収容し、前記第1の貫通孔211内に凸部222、232が入り込むように、第1の外装体220、第2の外装体230を洗浄治具本体210に重ね合わせ、水晶素板100を収容した状態で使用される。
前記水晶素板100が収容された洗浄治具200の洗浄治具本体210の開口を上下に向けて前記洗浄治具200に向かって純水を噴射させる。
前記第1の外装体220に設けられた第2の貫通孔221と前記第2の外装体230に設けられた第2の貫通孔231を通して、純水が水晶素板100にあたることによって、前記水晶素板100に付着している付着物が落とされ、水晶素板100の洗浄を行っている。
【0021】
(洗浄装置)
図1に示すように、洗浄装置300は、搬送手段310と、純水槽320と、高圧ポンプ手段330と、洗浄ノズル手段350とを備えている。
【0022】
図1に示すように、搬送手段310は、搬送ベルト部311と、ベルト駆動部312とにより構成され、洗浄治具200を搬送する役割を果たす。
図1に示すように、搬送手段310は、後述する洗浄ノズル手段350から純水が噴射される位置に洗浄治具200を移動させる。
【0023】
搬送ベルト部311は、後述するベルト駆動部312の各々に渡るようにして設けられている。つまり、搬送ベルト部311は、後述するベルト駆動部312間を1周するようにして設けられている。また、搬送ベルト部311は、ベルト駆動部312とベルト駆動部312との間で水平となるように設けられている。
後述するベルト駆動部312が回転することで、搬送ベルト部312は、搬送方向に洗浄治具200を移動させることができる。
【0024】
ベルト駆動部312は、前記搬送ベルト部311を駆動させる駆動シャフト(図示せず)と、駆動シャフトの両端にチェーンボックス内でギアを介して取り付けられた駆動チェーン(図示せず)と、駆動チェーンを介して駆動シャフトに回転動力を与えるモーター(図示せず)と、モーターの回転速度を制御して搬送ベルト部311の搬送速度を制御する制御装置(図示せず)とを具備するものである。
【0025】
また、搬送手段310は、洗浄中に、洗浄ノズル350から噴射される純水があたる範囲である洗浄範囲内で洗浄治具200を移動させる。つまり、洗浄治具200は、後述する洗浄ノズル手段350の長さ方向と平行となる中心軸C(図2参照)から外れて配置されるように移動される。
このように、前記搬送手段310は、洗浄中に、洗浄範囲内で洗浄治具200を移動させることによって、純水が確実に洗浄治具200に収容されている水晶素板100にあたるので、洗浄治具200内の水晶素板100に付着している異物を除去することが可能となる。
【0026】
純水槽320は、純水が蓄えられており、後述する高圧ポンプ手段330と接続されている。
【0027】
高圧ポンプ手段330は、図1に示すように、前記純水槽320と後述する洗浄ノズル手段350とを配管340により接続されており、前記純水槽320に蓄えられた純水を引き上げ、洗浄ノズル手段350に送る役割を果たす。
【0028】
噴出手段341は、図1に示すように、前記純水槽320と前記配管340を介して接続され、前記高圧ポンプ手段330の水圧を調整するための役割を果たす。
また、噴出手段341は、後述する洗浄ノズル手段350を取り付けることができる。
【0029】
洗浄ノズル手段350は、前記高圧ポンプ手段330から送られてきた純水を洗浄ノズル部351から噴射し、洗浄治具内200の水晶素板100に付着している付着物を取り除く役割を果たす。
【0030】
洗浄ノズル手段350は、図2に示すように、複数の洗浄ノズル部351と純粋が流れ出るための内部流路352と、前記洗浄ノズル部351を保護するための保護カバー部353とから一体的に構成されている。
洗浄ノズル部351は、洗浄ノズル手段350の内部であって、内部流路と接続されて設けられている。
内部流路352は、洗浄ノズル手段350の内部であって、長さ方向に設けられている。また、長さ方向は、搬送手段311と直交する方向をいう。
また、内部流路352は、逆向きT字形状となっており、噴出手段340に接続される側に中心軸Cに沿って孔が設けられ、平行線Aと中心軸Cとに直交する方向にさらに孔が設けられた構造となっている。また、平行線Aと中心軸Cと直交する内部流路352の断面の中心を中心点Pとする。
また、洗浄ノズル手段350は、前記高圧ポンプ手段330から送られる純水を洗浄治具200に噴射する。
つまり、高圧ポンプ手段330から送られた純水は、洗浄ノズル手段350の内部流路352を通って、洗浄ノズル部351から噴射される。
【0031】
洗浄ノズル部351は、図2に示すように、洗浄ノズル手段350に円筒形状となる貫通孔を設けることによって形成されている。また、洗浄ノズル部351は、図2に示すように、長さ方向と平行となる中心軸Cに対して線対称となるように設けられている。また、図4に示すように、洗浄ノズル部351は、搬送ベルト部311の幅の方向に互い違いになるように、複数設けられている。
また、洗浄ノズル部351は、中心点Pを通り前記搬送手段310と平行となる平行線Aに対して、30度〜60度の角度で傾斜して円筒形の洗浄ノズル部351の円筒の中心線Bが設けられている。
【0032】
つまり、図2に示すように、洗浄ノズル部351は、後述する洗浄ノズル手段350の円筒形である内部流路352の中心点Pを通り、搬送治具200の主面と平行となる平行線Aと、前記中心点Pを通り洗浄ノズル部351の円筒の中心を通るように設けられている中心線Bとなす角度θが、30度〜60度の角度で傾斜して円筒形の洗浄ノズル部351の円筒の中心を設けられている。
このようにすることで、噴出された純水は、洗浄治具200の水晶素板100の表面に対して、30度〜60度の角度でぶつかる。
洗浄ノズル手段350の円筒形である内部流路352の中心点Pを通り搬送治具200の主面と平行となる平行線Aと、前記中心点Pを通り洗浄ノズル部351の円筒の中心を通るように設けられている中心線Bとなす角度θが30度より小さい場合には、噴射する純水が洗浄治具200内の水晶素板100に当たっても、前記水晶素板100に付着している付着物が除去されずに残ってしまう。
【0033】
また、洗浄ノズル手段350の円筒形である内部流路352の中心点Pを通り搬送治具200の主面と平行となる平行線Aと、前記中心点Pを通り洗浄ノズル部351の円筒の中心を通るように設けられている中心線Bとなす角度θが60度より大きい場合には、噴射する純水が洗浄治具200内に収容されている水晶素板100に当たると、水晶素板100の破損が起きてしまう。
つまり、洗浄ノズル手段350の円筒形である内部流路352の中心点Pを通り、搬送治具200の主面と平行となる平行線Aと、前記中心点Pを通り洗浄ノズル部351の円筒の中心を通るように設けられ、洗浄ノズル部351と平行になる中心線Bとなす角度θを30〜60度にすることによって、洗浄治具200内の水晶素板100に付着している付着物を除去することができると共に、前記水晶素板100が破損することを低減することできるので、洗浄での歩留まりを向上させることが可能となる。
【0034】
内部流路352は、洗浄ノズル手段350の内部に設けられ、複数の前記洗浄ノズル部351に純水が流れるようになっている。つまり、純水は、内部流路352を通り、洗浄ノズル部351の開口から噴射されることになる。
【0035】
保護カバー部353は、前記洗浄ノズル手段350と前記洗浄ノズル部351を被覆するように設けられ、前記洗浄ノズル手段350と前記洗浄ノズル部351を保護する役割を果たす。
【0036】
このような洗浄装置300によれば、洗浄ノズル部351が水平線に対して、30度〜60度となるように円筒形の洗浄ノズル部351の円筒の中心を設けていることによって、洗浄治具200に収容されている水晶素板100に純水が垂直にあたることがなくなるため、前記水晶素板100が破損することがなくなるので、洗浄での歩留まりを向上させることが可能となる。
また、純水が洗浄治具200内の水晶素板100の表面に対して、30〜60度傾斜してぶつかることによって、水圧をあげることができるので、洗浄治具200に付着している付着物を除去することが可能となる。
【0037】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
【0038】
また、前記実施形態においては、第1の貫通孔231、第2の貫通孔242、252は、平面形状は四角形で記載されていたが、円形でも構わない。また、水晶素板100も平面形状は四角形で記載されていたが、円形の板であっても構わない。
【0039】
また、前記実施形態においては、薄板を水晶素板100として説明したが、セラミック、ガラス、サファイア等の硬脆材のものであっても構わない。
【符号の説明】
【0040】
100・・・水晶素板
210・・・洗浄治具本体
211・・・第1の貫通孔
220・・・第1の外装体
230・・・第2の外装体
221、231・・・第2の貫通孔
222、232・・・凸部
222a、232a・・・凸部の平面
200・・・洗浄治具
300・・・洗浄装置
310・・・搬送手段
320・・・純水槽
330・・・高圧ポンプ手段
340・・・配管
341・・・噴出手段
350・・・洗浄ノズル手段
351・・・洗浄ノズル部
352・・・内部流路
353・・・保護カバー部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
洗浄治具を搬送するための搬送手段と、
前記洗浄ノズル手段の内部流路と接続する複数の洗浄ノズル部と、
前記洗浄ノズル手段が接続された噴出手段と、
純水が蓄えられている純水槽と、
前記純水槽から前記噴出手段へ純水を送る高圧ポンプ手段と、を備え、
前記洗浄ノズル手段が円筒形の洗浄ノズル部とこの洗浄ノズル部とつながる内部流路とを備え、
前記洗浄ノズル部が、前記搬送手段と平行となる平行線に対して、30度〜60度の角度で傾斜して円筒形の洗浄ノズル部の円筒の中心線が設けられていることを特徴とする洗浄装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2011−230079(P2011−230079A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−104208(P2010−104208)
【出願日】平成22年4月28日(2010.4.28)
【出願人】(000104722)京セラキンセキ株式会社 (870)
【Fターム(参考)】