説明

液晶表示装置及びその駆動方法

【課題】センシング駆動の際に隣接するセンシングサブ画素に流入される他のセンシングサブ画素の光によってセンシングされた映像信号が歪む問題を解決する。
【解決手段】表示機能以外に文書やイメージまたは位置情報入力機能が追加され表示機能とイメージ入力機能を一体化したイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置で、センシング対象物を順にn水平ラインずつセンシング動作を行う時、赤色、緑色、青色の画素のいずれかの画素を先にセンシングしてデータドライバに入力し、残りのセンサー画素に生成されるダミーデータをリセットして前記ダミーデータによるセンシング映像の歪曲を防いで、より安定的なセンシング動作を実現する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、イメージセンサー薄膜トランジスタを内蔵した液晶表示装置及びその駆動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的な液晶表示装置の画像駆動原理は、液晶の光学的異方性と分極性質を利用する。液晶は、構造が細く長いために、配列の方向性を有する光学的異方性と、電界内に置かれる場合、その大きさによって分子配列の方向性が変化する分極性質とを有する。これによって、液晶表示装置は、液晶層を間に、相互に所定距離離隔して向かい合う面で各々電界生成電極が形成される1組の透明基板で構成される液晶パネルを必然の構成要素とし、両電極間の電界変化によって液晶分子の配列方向を任意に調節して、これによる光透過率を変化させて多様な画像を表現する。
【0003】
液晶表示装置は、薄膜トランジスタ及び画素電極が形成されるアレイ基板と、カラーフィルター及び共通電極が形成されるカラーフィルター基板とを所定距離離隔して合着し、両基板間に液晶物質を注入して構成される液晶パネルと、この液晶パネルの電気的駆動のための駆動回路とで構成される。
【0004】
また、液晶物質は、一般的に自発光要素を有しない受光素子で構成されるので、別途の光源を必要とし、このために、液晶パネルの背面にバックライトユニットを備えて光を供給する。
【0005】
図1は、一般的な液晶表示装置の構成を概略的に示したブロック図である。図1に示すように、液晶表示装置は、複数のゲート配線GL1〜GLn及びデータ配線DL1〜DLmが交差した地点に、スイッチング素子として薄膜トランジスタTFTを備える液晶パネル10と、ゲート配線GL1〜GLn及びデータ配線DL1〜DLmに連結されて、薄膜トランジスタTFTに駆動信号及び映像信号を供給するゲートドライバ20及びデータドライバ40と、ドライバ20、40を制御するタイミングコントローラー60と、液晶パネル10の背面に備えて光を供給するバックライトユニット80とで構成される。
【0006】
最近、液晶パネル10の薄膜トランジスタをスイッチング素子としての機能のみならず、イメージセンサーとして活用する方法が提案されている。薄膜トランジスタのイメージセンサーは、光の強度による電荷量を情報によって貯蔵し、貯蔵された情報を外部制御信号によって伝達する素子であって、スキャナ、デジタルコピー機などのようなイメージ処理装置のイメージリーダーに装着され使用される。
【0007】
最近の電子製品は、多様な複合機能を備えて一つの製品で多くの機能を同時に使用する効果があり、これによって、イメージセンサーにおいても複合機能がある製品を要求している。
【0008】
このような要求によって、薄膜トランジスタのイメージセンサーを液晶パネルに内蔵した液晶表示装置が提案された。これは、表示機能以外にも、文書やイメージまたは位置情報入力機能が追加され表示機能とイメージ入力機能を一体化して、入力機能と表示機能を各々備える従来に比べて、空間活用的側面と製造費用的側面にあたって、より効率的な長所がある。
【0009】
ところが、このような形態のイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置は、センシング駆動の際、隣接するセンシングサブ画素に当たるセンシング対象物に対するデータがセンシングされて、センシングされた映像情報が歪む問題がある。これは、センシング対象物に対して反射される光は散乱されるが、センシング画素でセンシングの際、隣接するセンシング画素で散乱された光をある程度感知するからである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、前述したような問題を解決するために案出されており、表示サブ画素及びセンシングサブ画素を含むイメージセンサー薄膜トランジスタを内蔵した液晶表示装置で、センシング駆動の際に隣接するセンシングサブ画素に流入される他のセンシングサブ画素の光によってセンシングされた映像信号が歪む問題を解決するイメージセンサー薄膜トランジスタを内蔵した液晶表示装置及びその駆動方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、前述したような目的を達成するために、本発明に係る液晶表示装置は、相互に平行な第1及び第2データ配線と、前記第1及び第2データ配線と交差する第1ゲート配線と、前記第1ゲート配線及び前記第1データ配線の交差によって定義される表示サブ画素と、前記第1ゲート配線及び前記第2データ配線の交差によって定義されるセンシングサブ画素と、前記第2データ配線をセンシング処理部と接地端のいずれかに連結するための第1スイッチング素子とを含み、前記表示サブ画素は、前記第1データ配線に印加されるデータ信号によって光源から供給される光を伝達し、前記センシングサブ画素は、入射光をセンシングして、センシングされた光に対応する電荷を生成することを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る液晶表示装置の駆動方法は、表示モードで、第1カラー、第2カラー及び第3カラー表示サブ画素を順に活性化する段階と、センシングモードで、第1区間の間、第1カラーセンシングサブ画素を活性化する段階と、第2区間の間、第2カラーセンシングサブ画素を活性化する段階と、第3区間の間、第3カラーセンシングサブ画素を活性化する段階とを含む。
【発明の効果】
【0013】
本発明のイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置及びその駆動方法では、赤色、緑色、青色のカラー画素が順にスキャン対象物をセンシングするので、他の色相の光による干渉が防げる。また、正常なセンシングデータ信号を読み取る前に散乱された光によるダミーデータ信号をリセットするので、ダミーセンシングデータ信号による歪みを防げる。従って、センシングの特性が改善される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置を図面を参照して説明する。実際に、薄膜トランジスタのイメージセンサーは、数多くの画素で構成されているが、全て同一な構造であって、説明の便宜上、一つの単位画素のみ説明する。
【0015】
図2は、本発明の実施の形態によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置の構造を説明するための図である。図2に示すように、イメージセンサー内蔵型の液晶表示装置の一画素Pは、表示駆動時、動作する表示サブ画素DPと、センシング駆動時、動作するセンシングサブ画素SPの二つのサブ画素で構成され、複数のゲート配線GL1,・・・,GLnと、これと交差する表示データ配線DLma及びセンシングデータ配線DLmbを含む。表示サブ画素DPは、複数のゲート配線GL1,・・・,GLnと表示データ配線DLmaの交差によって定義され、センシングサブ画素SPは、複数のゲート配線GL1,・・・,GLnとセンシングデータ配線DLmbの交差によって定義される。
【0016】
表示サブ画素DPは、映像を表示する画素であって、表示サブ画素DPの第1スイッチング素子(図示せず)は、ゲート配線GLnを通じるゲート信号によってターンオン/オフされて、第1スイッチング素子がターンオンされた場合、表示データ配線DLmaを通じる表示データ信号が表示サブ画素DPに伝達される。従って、表示サブ画素DPは、表示データ信号によって液晶層の透過率を変更して映像を表示する。
【0017】
また、センシングサブ画素SPは、外部のセンシング対象物をデータ化する画素であって、センシングサブ画素SPのイメージセンサー(図示せず)は、センシングしようとする対象物からの反射光を感知して反射光に対応する電荷を生成する。センシングサブ画素SPの第2スイッチング素子(図示せず)は、ゲート配線GLnを通じるゲート信号によってターンオン/オフされて、第2スイッチング素子がターンオンされた場合、生成された電荷に対応するセンシングデータ信号がセンシングデータ配線DLmbを通じてセンシング処理部(図示せず)に伝達される。
【0018】
図2のイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置は、表示駆動とセンシング駆動を別途に実現するため、表示サブ画素DPとセンシングサブ画素SPが相互に異なるゲート配線GLn1及びGLn2に各々連結される形態であるが、表示サブ画素DPとセンシングサブ画素SPが同一ゲート配線に連結される形態で表示駆動とセンシング駆動を同時に実現することもできる。
【0019】
図3は、本発明の実施の形態による液晶表示装置用アレイ基板を示した平面図である。
図3に示すように、ゲート配線GLn、後段のゲート配線GLn+1、共通配線CL、電源供給配線PL、表示データ配線DLma及びセンシングデータ配線DLmbが基板の上部に形成される。ゲート配線GLn、後段のゲート配線GLn+1、共通配線CL及び電源供給配線PLは、互いに平行であり、表示データ配線DLma及びセンシングデータ配線DLmbは、互いに平行である。ゲート配線GLn、後段のゲート配線GLn+1、共通配線CL及び電源供給配線PLは、互いに同一物質で形成され、表示データ配線DLma及びセンシングデータ配線DLmbは、互いに同一物質で形成される。また、ゲート配線GLn、後段のゲート配線GLn+1、共通配線CL及び電源供給配線PLは、表示データ配線DLma及びセンシングデータ配線DLmbと交差する。一つの画素Pは、ゲート配線GLnと表示データ配線DLma及びセンシングデータ配線DLmbの交差によって定義され、表示サブ画素DPとセンシングサブ画素SPを含む。
【0020】
表示サブ画素DPは、薄膜トランジスタである第1スイッチング素子T1、第1ストレージキャパシターCst1と液晶キャパシター(図示せず)を含む。第1スイッチング素子T1のゲート電極は、ゲート配線GLnに連結され、第1スイッチング素子T1のソース電極は、表示データ配線DLmaに連結される。表示サブ画素DPの画素電極PEは、第1スイッチング素子T1のドレイン電極に連結される。画素電極PEは、共通配線CLと重なって第1ストレージキャパシターCst1を形成する。
【0021】
センシングサブ画素SPは、薄膜トランジスタであるセンシング素子TP、第2ストレージキャパシターCst2と、薄膜トランジスタである第2スイッチング素子T2を含む。センシング素子TPのソース電極は、電源供給配線PLに連結され、センシング素子TPのゲート電極は、共通配線CLに連結される。センシング素子TPのドレイン電極は、第2スイッチング素子T2のソース電極に連結されて、共通配線CLと重なって第2ストレージキャパシターCst2を形成する。第2スイッチング素子T2のゲート電極は、後段のゲート配線GLn+1に連結され、第2スイッチング素子T2のドレイン電極は、センシングデータ配線DLmbに連結される。
【0022】
表示モードの場合、表示サブ画素DPは、表示データ配線DLmaを通じて画素電極PEに印加された表示データ信号によって映像を表示し、センシングモードの場合、センシングサブ画素SPは、映像を感知し、センシング処理部(図示せず)は、センシングデータ配線DLmbを通じて感知された映像に対応さするセンシングデータ信号を読み取る。
【0023】
図3では、電源供給配線PLがゲート配線GLnに平行であるが、他の実施の形態では、電源供給配線PLを表示データ配線DLma及びセンシングデータ配線DLmbと同一物質で形成することによって、表示データ配線DLma及びセンシングデータ配線DLmbに平行する。また、図3では、第2スイッチング素子T2が後段のゲート配線GLn+1に連結されるが、他の実施の形態では、第2スイッチング素子T2が第1スイッチング素子T1と共に同一ゲート配線GLnに連結されたり、前段のゲート配線(図示せず)に連結されたりする。さらに、図面には示してないが、液晶表示装置は、アレイ基板、カラーフィルター基板、両基板間の液晶層を含む。そして、カラーフィルター基板は、カラーフィルター層と共通電極を含む。
【0024】
以下、図4及び図5を参照して、本発明の実施の形態によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置の駆動方法を説明する。図4は、本発明の実施の形態によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置の一画素の等価回路図である。図4に示すように、本発明によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置一画素Pは、表示サブ画素DPとセンシングサブ画素SPの二つのサブ画素で構成される。
【0025】
表示サブ画素DPは、nゲート配線GLn、m表示データ配線DLma及び電源供給配線PLの交差によって定義され、センシングサブ画素SPは、(n+1)ゲート配線GLn+1と、mセンシングデータ配線DLmb及び電源供給配線PLの交差によって定義される。
【0026】
より詳しくは、表示サブ画素DPは、映像を表示するサブ画素として、第1スイッチング素子T1、液晶キャパシターCLC及び第1ストレージキャパシターCst1を含む。第1スイッチング素子T1は、薄膜トランジスタで構成され、第1スイッチング素子T1のゲート電極は、nゲート配線GLnに連結され、第1スイッチング素子T1のソース電極は、m表示データ配線DLmaに連結され、第1スイッチング素子T1のドレイン電極は、液晶キャパシターCLC及び第1ストレージキャパシターCst1の第1電極に連結される。液晶キャパシターCLC及び第1ストレージキャパシターCst1の第2電極は、共通配線CLを通じて接地される。
【0027】
また、センシングサブ画素SPは、外部のセンシング対象物をデータ化するサブ画素として、イメージセンサーTP、第2ストレージキャパシターCst2及び第2スイッチング素子T2を含む。イメージセンサーTPと第2スイッチング素子T2は、各々薄膜トランジスタであって、イメージセンサーTPは、フォトトランジスタで構成することができる。イメージセンサーTPのゲート電極は、共通配線CLを通じて接地され、イメージセンサーTPのソース電極は、電源供給配線PLに連結され、イメージセンサーTPのドレイン電極は、第2ストレージキャパシターCst2の第1電極及び第2スイッチング素子T2のドレイン電極に連結される。第2ストレージキャパシターCst2の第2電極は、共通配線CLを通じて接地される。第2スイッチング素子のゲート電極は、(n+1)ゲート配線GLn+1に連結され、第2スイッチング素子T2のソース電極は、mセンシングデータ配線DLmbに連結される。
【0028】
図4では、イメージセンサー内蔵型の液晶表示装置を表示モードとセンシングモードで別途に駆動するため、表示サブ画素DPとセンシングサブ画素SPが各々別途のnゲート配線GLnと(n+1)ゲート配線GLn+1に連結される形態であるが、他の実施の形態では、表示サブ画素DPとセンシングサブ画素SPが一つの同一ゲート配線に連結されたり、各々nゲート配線GLnと(n-1)ゲート配線GLn-1に連結されたりして表示モードとセンシングモードで駆動される。
【0029】
以下、本発明の実施の形態によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置の表示モード及びセンシングモードでの駆動を、図面を参照して説明する。表示モードの駆動時には、ゲート信号がnゲート配線GLn及び(n+1)ゲート配線GLn+1に順に供給される。例えば、ハイレベルの電圧のゲート信号がnゲート配線GLnに供給される場合、第1スイッチング素子T1がターンオンされて、m表示データ配線DLmaに供給された表示データ信号が第1スイッチング素子T1を通じて液晶キャパシターCLC及び第1ストレージキャパシターCst1に伝達される。
【0030】
従って、液晶キャパシターCLCが液晶層の屈折率を変更させて、これにより、データ信号に対応する映像が表示される。また、図4には示してないが、背面に備えるバックライトユニットが液晶層に光を供給する。以後、nゲート配線GLnにローレベルの電圧のゲート信号が供給される場合、第1スイッチング素子T1がターンオフされて、第1ストレージキャパシターCst1に貯蔵された電荷によって液晶キャパシターCLCの電圧を維持する。
【0031】
一方、センシングモードの駆動時には、ゲート信号がnゲート配線GLn及び(n+1)ゲート配線GLn+1に順に供給される。例えば、ハイレベルの電圧のゲート信号がnゲート配線GLnに供給される場合、第1スイッチング素子T1がターンオンされて、最も明るい映像(ホワイト映像)に対応する表示データ信号が表示サブ画素DPに供給される。最も明るい映像は、表示サブ画素DPの最大透過率に対応する。従って、バックライトユニットからの光は、表示サブ画素DPを通過して液晶表示装置の前面に配置された対象物に入射され、さらに液晶表示装置へと反射される。
【0032】
反射された光は、センシングサブ画素SPのイメージセンサーTPに入射され、イメージセンサーTPには、反射された光の強度に対応する光電流が生成される。イメージセンサーTPの光電流は、反射された光の強度に対応する電荷の形態で第2ストレージキャパシターCst2に貯蔵される。
【0033】
以後、センシングされたデータを読み取るために、(n+1)ゲート配線GLn+1にハイレベルの電圧のゲート信号が供給されると、第2スイッチング素子T2がターンオンされ、センシング処理部SPUは、第2ストレージキャパシターCst2に貯蔵されていた電荷をmセンシングデータ配線DLmbを通じてセンシングデータ信号で読み取る。センシング処理部SPUは、リードアウト集積回路(read out integrated circuit:ROIC)で構成され、センシングデータ信号は、場合によって、別途に備えるメモリーに貯蔵される。
【0034】
このような動作によって、本発明の実施の形態によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置は、表示モード動作と、センシングモード動作を行う。
【0035】
本発明の実施の形態によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置がカラー映像を表示してセンシングする場合、一つの画素Pは、赤色R、緑色G、青色Bのカラー画素で構成される。センシングモードの動作時、液晶表示装置は、対象物の赤色、緑色、青色を順にセンシングして読み取る。従って、選択された色相が選択されたカラー画素でセンシングされ読み取られる間、最も暗い映像(ブラック映像)に対応する表示データ信号が残りのカラー画素の表示サブ画素DPに印加され、これによって、バックライトユニットの光は、残りのカラー画素の表示サブ画素DPでは遮断される。最も暗い映像は、表示サブ画素DPの最小透過率に対応する。従って、選択された色相がセンシングされ読み取られる間、それ以外の選択されなかった色相は、センシングされなく読み取られないので、液晶表示装置のセンシングの正確性は、改善される。
【0036】
ところが、散乱によって選択された色相に対応する反射光が、選択されなかった色相用カラー画素に入射され、選択されなかった色相用カラー画素のセンシングサブ画素の第2ストレージキャパシターに非正常的な電荷が貯蔵されることがある。このような非正常的な電荷をリセットするために、本発明の実施の形態による液晶表示装置は、mセンシングデータ配線DLmbに連結される3路スイッチ(three-way switch)のような第3スイッチング素子T3をさらに含む。
【0037】
第3スイッチング素子T3によってmセンシングデータ配線DLmbは、センシング処理部SPUに連結されたり、接地されたりする。正常の電荷が第2ストレージキャパシターCst2に貯蔵されている間は、mセンシングデータ配線DLmbは、センシング処理部SPUに連結され、センシング処理部SPUは、正常の電荷をセンシングデータ信号で読み取る。非正常的な電荷が第2ストレージキャパシターCst2に貯蔵されている間は、mセンシングデータ配線DLmbは、接地され非正常的な電荷は、リセットされる。従って、第3スイッチング素子T3は、最も明るい映像に対応する表示データ信号に同期して、mセンシングデータ配線DLmbとセンシング処理部SPUを連結する。
【0038】
以下、図をさらに参照して、本発明の実施の形態によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置の駆動方法を説明する。図5は、本発明の実施の形態によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置の駆動方法を説明するための図であり、図6は、本発明の実施の形態によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置のセンシングモード動作時の表示データ信号のタイミングチャートである。
【0039】
図5に示すように、表示モード及びセンシングモードで動作する本発明のイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置は、液晶パネル100とバックライトユニット180で構成される。センシング用対象物200は、液晶表示装置の前面に配置される。液晶パネル100は、赤色、緑色、青色のカラー画素を含む。バックライトユニット180は、液晶パネル100に光を供給する。
【0040】
このようなイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置のセンシングモードの駆動時には、液晶パネル100の正面に所定距離にセンシング用対象物200を位置させて、バックライトユニット180の光が表示サブ画素(図4のDP)を通過してセンシング用対象物200に入射された後、反射される。この反射光は、センシングサブ画素(図4のSP)に入射されセンシングデータ信号として貯蔵され、センシング処理部(図4のSPU)は、センシングデータ信号を読み取ってセンシング用対象物200を認知する。
【0041】
一水平周期1Hの間、ハイレベルの電圧のゲート信号が選択されたゲート配線に供給されて、表示データ信号が選択されたゲート配線に対応する表示サブ画素(図4のDP)に印加される。ここで、表示データ信号は、赤色、緑色、青色のカラー画素に同時に印加されない。従って、表示データ信号は、赤色、緑色、青色のカラー画素各々のための第1、第2及び第3表示データ信号E1、E2、E3に区分される。
【0042】
図6に示すように、センシングモードの駆動時の第1、第2及び第3表示データ信号(E1、E2、E3)各々は、最も明るい映像に対応する第1電圧V1と最も暗い映像に対応する第2電圧V2を有する。第1電圧V1は、一水平周期1Hの約1/3時間の間、維持され、第2電圧V2は、一水平周期1Hの約2/3時間の間、維持される。また、第1電圧V1は、全ての水平周期で繰り返される。第1表示データ信号E1が第1電圧V1を有する間、第2及び第3表示データ信号E2、E3は、第2電圧V2を有する。これと類似に、第2表示データ信号E2が第1電圧V1を有する間、第3及び第1表示データ信号E3、E1は、第2電圧V2を有し、第3表示データ信号E3が第1電圧V1を有する間、第1及び第2表示データ信号E1、E2は、第2電圧V2を有する。
【0043】
従って、第1、第2及び第3表示データ信号E1、E2、E3のいずれかは、第1電圧V1を有し、第1、第2及び第3表示データ信号E1、E2、E3のうちの残り二つは、第2電圧V2を有する。また、一水平周期1H間、第1、第2及び第3表示データ信号E1、E2、E3は、順に第1電圧V1を有する。
【0044】
さらに図5を参照すると、表示データ信号の第1電圧V1が表示サブ画素(図4のDP)に印加される場合、表示サブ画素DPは、バックライトユニット180の光を透過させる。また、表示データ信号の第2電圧V2が表示サブ画素DPに印加される場合、表示サブ画素DPは、バックライトユニット180の光を遮断する。第1、第2及び第3表示データ信号E1、E2、E3は、順に第1電圧V1を有するので、赤色、緑色、青色のカラー画素の表示サブ画素DPは、バックライトユニット180の光を順に透過させて、赤色、緑色、青色の光は、順に対象物200に照射される。
【0045】
例えば、一水平周期(図6の1H)の一番目の1/3時間の間、赤色のカラー画素の表示サブ画素DPは、光を透過させ、緑色及び青色のカラー画素の表示サブ画素DPは、光を遮断する。同じく、一水平周期(図6の1H)の二番目の1/3時間の間、緑色のカラー画素の表示サブ画素DPは、光を透過させ、青色及び赤色のカラー画素の表示サブ画素DPは、光を遮断する。また、一水平周期(図6の1H)の三番目の1/3時間の間、青色のカラー画素の表示サブ画素DPは、光を透過させ、赤色及び緑色のカラー画素の表示サブ画素DPは、光を遮断する。従って、赤色、緑色、青色の光は、対象物200で順に反射され、赤色、緑色、青色の反射光は、赤色、緑色、青色のカラー画素のセンシングサブ画素SPによって順にセンシングされる。
【0046】
例えば、一水平周期1Hの一番目の1/3時間の間、赤色の光が対象物200に照射される。赤色の光の殆どは、対象物200の表面に直角に反射されるが、赤色の光の一部は、対象物200の表面に傾いた角に散乱される。従って、反射された赤色の光Lは、赤色のカラー画素Rのセンシングサブ画素SPに入射されるが、散乱された赤色の光Lは、隣接した緑色、青色のカラー画素G、Bのセンシングサブ画素SPに入射される。
【0047】
赤色のカラー画素のセンシングサブ画素SPでは、反射された赤色の光LがイメージセンサーTPによってセンシングされて、正常なセンシングデータ信号として第2ストレージキャパシターCst2に貯蔵される。正常なセンシングデータ信号は、第2スイッチング素子T2がターンオンされている間、mセンシングデータ配線DLmbを通じてセンシング処理部(図4のSPU)に伝達される。
【0048】
隣接した緑色、青色のカラー画素のセンシングサブ画素SPでは、散乱された赤色の光LがイメージセンサーTPによってセンシングされて、ダミーセンシングデータ信号として第2ストレージキャパシターCst2に貯蔵される。ダミーセンシングデータ信号は、後続の一水平周期1Hの二番目及び三番目の1/3時間に反射された緑色、青色の光に対応する正常なセンシングデータ信号が歪む。
【0049】
本発明の実施の形態による液晶表示装置では、ダミーセンシングデータ信号をリセットすることによって、このようなダミーセンシングデータ信号の問題を解決する。
【0050】
図4に示したように、第3スイッチング素子T3は、mセンシングデータ配線DLmbに連結され、リードアウト集積回路ROICのようなセンシング処理部SPUまたは接地端を選択する役割をする。従って、一水平周期1Hの一番目の1/3時間の間、赤色のカラー画素の第3スイッチング素子T3は、mセンシングデータ配線DLmbとセンシング処理部SPUを連結し、緑色、青色のカラー画素の第3スイッチング素子T3は、mセンシングデータ配線DLmbを接地させる。
【0051】
結果的に、一水平周期1Hの一番目の1/3時間の間、反射された赤色の光Lに対応する正常なセンシングデータ信号は、センシング処理部SPUに伝達されて、散乱された赤色の光Lに対応するダミーセンシングデータ信号は、接地端に伝達される。すなわち、ダミーセンシングデータ信号は、リセットされ、緑色、青色のカラー画素の第2ストレージキャパシターCst2は、放電される。
【0052】
同様に、一水平周期1Hの二番目の1/3時間の間、緑色のカラー画素の第3スイッチング素子T3は、mセンシングデータ配線DLmbとセンシング処理部SPUを連結し、青色及び赤色のカラー画素の第3スイッチング素子T3は、mセンシングデータ配線DLmbを接地させる。従って、一水平周期1Hの二番目の1/3時間の間、反射された緑光Lに対応する正常なセンシングデータ信号は、センシング処理部SPUに伝達され、散乱された緑色の光Lに対応するダミーセンシングデータ信号は、リセットされる。類似な方法により、一水平周期1Hの三番目の1/3時間の間、反射された青色の光Lに対応する正常なセンシングデータ信号は、センシング処理部SPUに伝達され、散乱された青色の光Lに対応するダミーセンシングデータ信号は、リセットされる。
【0053】
本発明の実施の形態による液晶表示装置では、反射された赤色、緑色、青色の光が順にまたは独立にセンシングされるので、色相間の干渉が防げてセンシングの特性が改善される。また、散乱された光に対応するダミーセンシングデータ信号は、リセットされるので、ダミーセンシングデータ信号による歪みが防げてセンシングの特性がさらに改善される。
【0054】
図7は、本発明の実施の形態によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置のセンシングモードでの駆動方法を説明するためのフローチャートである。図7に示すように、第1段階ST1では、nゲート配線GLnがイネーブルされる。例えば、ハイレベルの電圧のゲート信号がnゲート配線GLnに供給されて第1スイッチング素子(図4のT1)がターンオンされる。
【0055】
第2段階ST2では、赤色、緑色、青色のカラー画素(図5のR、G、B)のいずれかによってセンシング用対象物がセンシングされる。例えば、最も明るい映像に対応する第1電圧(図6のV1)が赤色のカラー画素の表示サブ画素(図4のDP)に印加されて、最も暗い映像に対応する第2電圧(図6のV2)が緑色、青色のカラー画素の表示サブ画素DPに印加される。従って、バックライトユニット180の光は、赤色のカラー画素の表示サブ画素DPは、通過するが、緑色、青色のカラー画素の表示サブ画素DPでは、遮断される。対象物で反射された光は、赤色のカラー画素のセンシングサブ画素(図4のSP)によってセンシングされ正常なセンシングデータ信号として貯蔵される。
【0056】
第3段階ST3では、赤色、緑色、青色のカラー画素のうち、残り二つのセンシングデータ信号がリセットされる。赤色のカラー画素の表示サブ画素DPを通過した光は、対象物で散乱されるが、散乱された光は、緑色、青色のカラー画素のセンシングサブ画素SPにダミーデータ信号として貯蔵される。nゲート配線GLnがイネーブルされている間、第2スイッチング素子(図4のT2)は、ターンオンされているので、赤色のカラー画素の正常なセンシングデータ信号は、センシング処理部SPUに伝達されると同時に、緑色、青色のカラー画素のダミーセンシングデータ信号は、リセットされる。仮に、散乱された光の強度が無視する程度であるなら、第3段階ST3は、省略されることもできる。
【0057】
第4段階ST4では、nゲート配線GLnに対応する赤色、緑色、青色のカラー画素が全てセンシングされたかを判断する。仮に、nゲート配線GLnに対応する全ての赤色、緑色、青色のカラー画素がセンシングされていない場合(No)、第2ないし第4段階が繰り返される。仮に、nゲート配線GLnに対応する全ての赤色、緑色、青色のカラー画素がセンシングされた場合(Yes)、nゲート配線GLnに対するセンシング処理チォリが終了され(n+1)ゲート配線GLn+1に対するセンシング処理が行われる。
【0058】
前記では、本発明の望ましい実施の形態を参照して説明したが、本発明の趣旨に反しない限度内で、本発明が属する技術分野で通常の知識がある者によって多様に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】一般的な液晶表示装置の構成を概略的に示したブロック図である。
【0060】
【図2】本発明の実施の形態によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置の構造を説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態による液晶表示装置用アレイ基板を示した平面図である。
【図4】本発明の実施の形態によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置の一画素の等価回路図である。
【図5】本発明の実施の形態によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置の駆動方法を説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置のセンシングモード動作時の表示データ信号のタイミングチャートである。
【図7】本発明の実施の形態によるイメージセンサー内蔵型の液晶表示装置のセンシングモードでの駆動方法を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0061】
P:画素 100:表示パネル
180:バックライトユニット 200:センシング用対象物
E1:第1表示データ信号
E2:第2表示データ信号
E3:第3表示データ信号

【特許請求の範囲】
【請求項1】
相互に平行な第1及び第2データ配線と;
前記第1及び第2データ配線と交差する第1ゲート配線と;
前記第1ゲート配線及び前記第1データ配線の交差によって定義される表示サブ画素と;
前記第1ゲート配線及び前記第2データ配線の交差によって定義されるセンシングサブ画素と;
前記第2データ配線をセンシング処理部と接地端のいずれかに連結するための第1スイッチング素子と
を含み、
前記表示サブ画素は、前記第1データ配線に印加されるデータ信号によって光源から供給される光を伝達し、
前記センシングサブ画素は、入射光をセンシングして、センシングされた光に対応する電荷を生成する
ことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項2】
前記表示サブ画素は、前記第1ゲート配線及び前記第1データ配線に連結される第2スイッチング素子を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項3】
前記センシングサブ画素は、前記入射光をセンシングするための第3スイッチング素子と、前記電荷を前記第2データ配線に選択的に印加するための第4スイッチング素子を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
【請求項4】
前記第3スイッチング素子は、共通配線及び電源供給配線に連結され、
前記第4スイッチング素子は、前記第2データ配線及び前記第1ゲート配線と後段のゲート配線のいずれかに連結される
ことを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
【請求項5】
配線から照射される光を選択的に透過させることによって、映像を表示するように活性化される複数の第1サブ画素と;
正面から照射される一色相の光をセンシングするように選択的に活性化される複数の第2サブ画素と
を含み、
前記第1及び第2サブ画素は、交互に配置される
ことを特徴とする液晶表示装置。
【請求項6】
前記複数の第1サブ画素は、第1カラー、第2カラー及び第3カラー表示サブ画素を含み、
前記第1カラー、第2カラー及び第3カラー表示サブ画素は、順に駆動される
ことを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
【請求項7】
前記複数の第2サブ画素は、第1カラー、第2カラー及び第3カラーセンシングサブ画素を含み、
前記第1カラー、第2カラー及び第3カラーセンシングサブ画素は、順に強度信号を生成する
ことを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
【請求項8】
前記第1カラー、第2カラー及び第3カラーセンシングサブ画素のいずれかから前記強度信号を受けるために、選択的に連結されるセンシング処理部をさらに含む
ことを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置。
【請求項9】
複数のゲート配線と、複数の第1データ配線と、複数の第2データ配線と、複数の電源供給配線と、複数の共通配線をさらに含み、
前記複数のゲート配線及び前記複数の第1データ配線は、相互に交差して前記複数の第1サブ画素を定義し、
前記複数のゲート配線及び前記複数の第2データ配線は、相互に交差して前記複数の第2サブ画素を定義する
ことを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
【請求項10】
表示モードで、第1カラー、第2カラー及び第3カラー表示サブ画素を順に活性化する段階と;
センシングモードで、第1区間の間、第1カラーセンシングサブ画素を活性化する段階と;
第2区間の間、第2カラーセンシングサブ画素を活性化する段階と;
第3区間の間、第3カラーセンシングサブ画素を活性化する段階と
を含むことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
【請求項11】
前記カラー表示サブ画素は、赤色R、緑色G、青色Bの表示サブ画素を含み、
前記カラーセンシングサブ画素は、赤色、緑色、青色のセンシングサブ画素を含み、
前記センシングモードで、前記カラーセンシングサブ画素を活性化する段階は、
nゲート配線に連結される少なくとも三つの第1スイッチング素子及び少なくとも三つの第2スイッチング素子をターンオンさせるハイレベルの電圧のゲート信号をnゲート配線に供給する段階と;
赤色、緑色、青色の表示データ配線のいずれかを通じて前記赤色、緑色、青色の表示サブ画素のいずれかに第1表示データ信号を順に供給する段階と;
赤色、緑色、青色のセンシングデータ配線各々を通じて前記赤色、緑色、青色のセンシングサブ画素のセンシングデータ信号を読み取る段階と
を含むことを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置の駆動方法。
【請求項12】
前記センシングモードで、前記赤色、緑色、青色の表示データ配線のうちの残り二つを通じて、前記赤色、緑色、青色の表示サブ画素のうちの残り二つに第2表示データ信号を供給する段階をさらに含み、
前記第2表示データ信号は、前記第1表示データ信号より低い電圧を有し、
前記赤色、緑色、青色の表示サブ画素各々は、時間の区間で、前記第1及び第2表示データ信号のいずれかを受ける
ことを特徴とする請求項11に記載の液晶表示装置の駆動方法。
【請求項13】
前記第1及び第2表示データ信号各々は、前記赤色、緑色、青色の表示サブ画素各々の最大及び最小透過率に対応する
ことを特徴とする請求項12に記載の液晶表示装置の駆動方法。
【請求項14】
前記センシングデータ信号を読み取る段階は、前記赤色、緑色、青色のセンシングサブ画素のいずれかの前記センシングデータ信号を前記赤色、緑色、青色のセンシングデータ配線のいずれかを通じてセンシング処理部に伝達する段階を含む
ことを特徴とする請求項11に記載の液晶表示装置の駆動方法。
【請求項15】
前記カラー表示サブ画素は、赤色、緑色、青色の表示サブ画素を含み、
前記カラーセンシングサブ画素は、赤色、緑色、青色のセンシングサブ画素を含み、
前記センシングモードで、前記カラーセンシングサブ画素を活性化する段階は、
nゲート配線に連結される少なくとも三つの第1スイッチング素子をターンオンさせるハイレベルの電圧のゲート信号を前記nゲート配線に供給する段階と;
(n+1)ゲート配線に連結される少なくとも三つの第2スイッチング素子をターンオンさせるハイレベルの電圧の前記ゲート信号を前記(n+1)ゲート配線に供給する段階と;
赤色、緑色、青色の表示データ配線各々を通じて前記赤色、緑色、青色の表示サブ画素に第1表示データ信号を順に供給する段階と;
赤色、緑色、青色のセンシングデータ配線各々を通じて前記赤色、緑色、青色のセンシングサブ画素のセンシングデータ信号を読み取る段階と
を含むことを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置の駆動方法。
【請求項16】
前記センシングモードで、前記赤色、緑色、青色の表示データ配線のうちの残り二つを通じて、前記赤色、緑色、青色の表示サブ画素のうちの残り二つに第2表示データ信号を供給する段階をさらに含み、
前記第2表示データ信号は、前記第1表示データ信号より低い電圧を有し、
前記赤色、緑色、青色の表示サブ画素各々は、時間区間で、前記第1及び第2表示データ信号のいずれかを受ける
ことを特徴とする請求項15に記載の液晶表示装置の駆動方法。
【請求項17】
前記第1及び第2表示データ信号各々は、前記赤色、緑色、青色の表示サブ画素各々の最大及び最小透過率に対応する
ことを特徴とする請求項16に記載の液晶表示装置の駆動方法。
【請求項18】
前記センシングデータ信号を読み取る段階は、前記赤色、緑色、青色のセンシングサブ画素のいずれかの前記センシングデータ信号を前記赤色、緑色、青色のセンシングデータ配線のいずれかを通じてセンシング処理部に伝達する段階を含む
ことを特徴とする請求項15に記載の液晶表示装置の駆動方法。
【請求項19】
前記第1区間の間、前記第2及び第3カラーセンシングサブ画素をリセットする段階と;
前記第2区間の間、前記第3及び第1カラーセンシングサブ画素をリセットする段階と;
前記第3区間の間、前記第1及び第2カラーセンシングサブ画素をリセットする段階と
さらに含むことを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置の駆動方法。
【請求項20】
前記センシングサブ画素をリセットする段階は、前記センシングサブ画素で生成された電荷を接地して放電する段階を含む
ことを特徴とする請求項10に記載の液晶表示装置の駆動方法。
【請求項21】
表示サブ画素及びセンシングサブ画素で各々が構成される第1ないし第3画素を含む液晶表示装置の駆動方法において、
前記第1、第2及び第3画素のいずれかの前記表示サブ画素を通じて第1光を透過させる段階及び前記第1、第2及び第3画素の前記いずれかの前記センシングサブ画素で第2光をセンシングする段階と;
前記第1、第2及び第3画素のうち、残り二つの前記表示サブ画素で前記第1光を遮断する段階と
を含むことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
【請求項22】
前記第1光を透過させる段階と前記第1光を遮断する段階は、前記第1、第2及び第3画素各々の前記表示サブ画素を通じて前記第1光を順に透過させるように反復される
ことを特徴とする請求項21に記載の液晶表示装置の駆動方法。
【請求項23】
前記第2光をセンシングする段階は、
前記第1、第2及び第3画素のうち、前記残り二つの前記センシングサブ画素で第3光をセンシングする段階と、
前記第1、第2及び第3画素のうち、前記残り二つの前記第3光に対応するセンシングデータ信号をリセットする段階と
を含むことを特徴とする請求項21に記載の液晶表示装置の駆動方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−165184(P2008−165184A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−257824(P2007−257824)
【出願日】平成19年10月1日(2007.10.1)
【出願人】(501426046)エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド (732)
【Fターム(参考)】