説明

液滴吐出装置

【課題】被吐出物を押す圧力の調整及び吐出手段と被吐出物との距離の調整を同時に行うことにより作業の効率性を向上させることのできる液滴吐出装置を提供する。
【解決手段】
インクジェットプリンタ10は、インクを吐出し、メディアの上を移動するスライダ1と、メディアを載せるプラテン2と、スライダ1の移動方向をガイドするガイド機構3と、プラテン2の上に載せられるメディアを押さえ付けるクランプ機構4と、ガイド機構3をプラテン2に対して相対的に移動させるアクチュエータと、を備え、ガイド機構3は、スライダ1に接続されており、アクチュエータによる移動により、スライダ1とメディアとの距離を調整するものであり、且つ、クランプ機構4に接続されており、アクチュエータによる移動により、クランプ機構4とメディアとの距離を調整するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は液滴吐出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ヘッド下面に並ぶ複数のノズルとプラテン上に搭載したシート等のメディア表面との距離を、ヘッドを上下に昇降させて調整するためのインクジェットプリンタのヘッド高さ調節機構が記載されている。
【0003】
このヘッド高さ調節機構は、ヘッドをプラテンに対して上下に昇降させる昇降手段及びプラテン上に搭載されたメディア表面とヘッド下面に並ぶノズルとの標準的な距離を呈示する呈示手段を備えている。そして、その呈示手段により呈示された標準的な距離Hに基づき、昇降手段により、ノズルとメディア表面との距離が、目的とする標準的な距離Hとなるように、ヘッドをプラテンに対して上下に昇降させることができるようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−292968号公報(2002年10月9日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来技術では、呈示手段によりHの大きさを調製することはできるが、クランプ機構の開示はなく、ヘッドとメディアとの距離の調整及びメディアのクランプ圧の調整を同時にするという考え方は従来無かった。
【0006】
そのため、プリンタでシート状のメディアを搬送する機構を持つ場合、搬送のためにメディアのクランプ圧を調整する、且つヘッドとメディアとの距離を調整するという、2段階の作業を踏むことになり手間であった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、被吐出物を押す圧力の調整及び吐出手段と被吐出物との距離の調整を同時に行うことにより作業の効率性を向上させることのできる液滴吐出装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明に係る液滴吐出装置は液滴を吐出し、被吐出物を載せる載置台と、上記載置台に載せられた上記被吐出物に対して液滴を吐出する吐出手段と、上記吐出手段の移動方向をガイドする支持手段と、上記支持手段を上記載置台に対して相対的に移動させる駆動手段と、上記載置台の上に載せられる被吐出物を押さえ付ける押圧手段と、を備え、上記支持手段は、上記吐出手段に接続されており、上記駆動手段による移動により、上記吐出手段と上記被吐出物との距離を調整するものであり、且つ、上記押圧手段に接続されており、上記駆動手段による移動により、上記押圧手段と上記被吐出物との距離を調整するものであることを特徴としている。
【0009】
上記の構成によれば、支持手段を載置台に対して相対的に移動させる駆動手段を有している。支持手段は押圧手段及び吐出手段に接続されているため、この3つの取り付けの位置関係は変わらない。つまり、被吐出物の厚さ、種類等に関係なく、吐出手段と被吐出物との距離及び押圧手段と被吐出物との距離を一定に調整できる。従って、吐出手段と被吐出物との距離及び押圧手段と被吐出物との距離を同時に調整することができる。押圧手段と被吐出物との距離を調整することで被吐出物に対する押圧手段の圧力を調整することができる。つまり、駆動手段を用いることにより、被吐出物を押す圧力の調整及び吐出手段と被吐出物との距離の調整を同時に行なうことができる。そのため、被吐出物をクランプし、且つ吐出手段と被吐出物との距離を調整するという2段階の作業が不要になる。よって、被吐出物を押す圧力の調整及び吐出手段と被吐出物との距離の調整を同時に行うことにより作業の効率性を向上させることができる。例えば、作業性の向上から、作業員の手間を削減することができる。
【0010】
また、押圧手段と被吐出物との距離が一定になるように調整すれば、被吐出物を押す圧力を一定することができるため、被吐出物の駆動力を安定化させ、且つ印刷画質を向上させることができる。
【0011】
また、支持手段と押圧手段とを一体化させることにより、必要な部品数を削減することができる。
【0012】
また、本発明に係る液滴吐出装置は、上記載置台に載せられた上記被吐出物と上記吐出手段との距離を検知する検知手段をさらに備え、上記駆動手段は、上記検知手段の検知結果が、予め定められた、上記載置台に載せられた上記被吐出物と上記吐出手段との距離とは異なるときに、上記支持手段を、上記載置台に載せられた上記被吐出物と上記吐出手段との距離が予め定めた距離になるように移動させるものであることが好ましい。
【0013】
上記検知手段を有することにより、吐出手段と被吐出物との距離を検知することができる。その結果、吐出手段と被吐出物との距離を一定になるように調整することができるため、吐出手段から吐出される液滴の被吐出物に対する着弾精度を安定にすることができ、印刷画質を向上できる。
【発明の効果】
【0014】
以上のように、本発明によれば、被吐出物を押す圧力の調整及び吐出手段と被吐出物との距離の調整を同時に行うことにより作業の効率性を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタ10の構造を模式的に示す図である。
【図2】被吐出物7のクランプ圧を調整したインクジェットプリンタ10を示す図である。
【図3】被吐出物8のクランプ圧を調整したインクジェットプリンタ10を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明に係る液滴吐出装置の一実施形態であるインクジェットプリンタ(液滴吐出装置)10について図1〜図3に基づいて説明すると以下の通りである。図1は本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタ10の構造を模式的に示す図である。図2は被吐出物7のクランプ圧を調整したインクジェットプリンタ10を示す図であり、図3は被吐出物8のクランプ圧を調整したインクジェットプリンタ10を示す図である。
【0017】
図1に示すようにインクジェットプリンタ10は、スライダ(吐出手段)1、プラテン(載置台)2、ガイド機構(支持手段)3、クランプ機構(押圧手段)4、搬送ローラ5により構成される。
【0018】
スライダ1は、メディア(被吐出物)に対してインク(液滴)を吐出するものであり、インクの吐出口6を備えている。具体的には、スライダ1は、図2及び図3に示すようにプラテン2に載せられているメディアA及びメディアB上を、後述のガイド機構3にガイドされる方向に移動しながら、メディアA及びメディアBに対して、吐出口6を介してインクを吐出する。
【0019】
吐出口6は、プラテン2の上に載せられたメディアに吐出するインクが出る口であり、スライダ1の一部である。高画質の印刷を実現するために吐出口6は通常、複数のノズルによって構成されている。
【0020】
また、スライダ1はガイド機構3に接続している。ガイド機構3にガイドされる方向に沿ってスライダ1はメディアの上を移動する。スライダ1の移動に伴い、吐出口6もプラテン2の上方を移動し、所定のタイミングで吐出口6からインクが吐出される。スライダ1とメディアとの距離が一定であれば、異なるメディアであっても画質の再現性を高めることができる。なお、後述のようにガイド機構3はスライダ1とメディアとの距離を調整するものであるが、実際にインクの吐出は吐出口6から行なわれ、吐出口6の形状は一定であるので、ガイド機構3は吐出口6とメディアとの距離を調整するものであるともいえる。
【0021】
プラテン2は、メディアを載せるものである。メディアは搬送ローラ5により搬送される。一定の印刷画質を実現するため、プラテン2は平坦な構造であることが好ましい。
【0022】
ガイド機構3はスライダ1の移動方向をガイドするものである。例えば、プラテン2上を走査するようにスライダ1を往復移動させることができる。
【0023】
また、ガイド機構3は、図示しないアクチュエータ(駆動手段)によって、プラテン2に対して相対的に移動する。また、相対的な移動であるので、プラテン2をも別の手段で移動させて、そのプラテン2に対してガイド機構3は移動してもよい。
【0024】
また、ガイド機構3は、スライダ1及びクランプ機構4に接続されている。そして、例えば、図1に示す矢印の方向に移動することにより、スライダ1及び後述のクランプ機構4を同時に移動させて、スライダ1とプラテン2に載せられたメディアとの距離を調整し、且つ、クランプ機構4とプラテン2に載せられたメディアとの距離を調整する。ガイド機構3はクランプ機構4及びスライダ1に接続されているため、この3つの取り付けの位置関係は変わらない。つまり、メディアの厚さ、種類等に関係なく、スライダ1とメディアとの距離及びクランプ機構4とメディアとの距離を同時に、且つ、一定に調整できる。ひいては、クランプ機構4とメディアとの距離を調整することによりクランプ圧(メディアをクランプ機構4が押す圧力)を調整することができる。つまり、ガイド機構3の移動により、クランプ圧の調整及びスライダ1とメディアとの距離の調整を同時に行なうことができる。
【0025】
その結果、従来のようにメディアをクランプした後で、吐出手段と被吐出物との距離を調整するという2段階の作業をすることなく、クランプ圧の調整及び吐出手段と被吐出物との距離の調整を同時に行なうことが可能である。これにより作業の効率性を向上させることが可能になり、作業員の手間の削減を図ることが可能になる。
【0026】
また、クランプ機構4とメディアとの距離が一定になるように調整すれば、クランプ圧を一定することができるため、メディアの移動を安定化させ、且つ印刷画質を向上させることができる。
【0027】
また、スライダ1とクランプ機構4とがガイド機構3を介して一体化していることにより、必要な部品数を削減することができる。
【0028】
なお、本発明に係る液滴吐出装置が備える駆動手段については、例えば、ステッピングモータとラックアンドピニオンを用いたアクチュエータなどが挙げられる。
【0029】
クランプ機構4は、プラテン2の上に載せられるメディアを押さえ付けるものである。クランプ機構4は搬送ローラ5の対となっている。クランプ機構4の先はローラになっており、当該ローラと搬送ローラ5とにより、これらの間に挟まれたメディアを移動させることができる。また、クランプ圧を一定にすることで、一定速度でメディアを移動させることができ、印刷及び画質を向上できる。クランプ圧はクランプ機構4とメディアとの距離によって決定され、この距離が一定であれば、異なるメディアであってもクランプ圧は一定である。なお、クランプ機構4の傾きは他の部材とは独立して調整可能であり、これにより、スライダ1とメディアとの距離に対応する所望のクランプ圧を設定することができる。一旦、スライダ1とメディアとの距離と、これに対応するクランプ圧を設定すれば、その後は、どのようなメディアに対してもスライダ1との距離の調整及びクランプ圧の調整を行なうことができる。
【0030】
搬送ローラ5は、インクの吐出前にメディアをプラテン2まで搬送し、かつインクの吐出中及び吐出後にメディアを搬送する。
【0031】
インクジェットプリンタ10は、プラテン2に載せられたメディアとスライダ1との距離を検知する検知部(検知手段、図示せず)をさらに備えている。検知部により検知したスライダ1とメディアとの距離が、予め定めた距離と相違する場合には、アクチュエータは当該予め定めた距離になるようにガイド機構3を移動させる。予め定める距離は適宜定めることが可能であるが、メディアの駆動力の安定化及び印刷画質を考慮してクランプ圧が適当な値になるときのスライダ1とメディアとの距離にするのが好ましい。
【0032】
検知部としては、例えば位置を感知するセンサを用いた電子式のもので構成すればよい。
【0033】
センサにより感知した位置をインクジェットプリンタ10に内蔵しているコンピュータに伝達し、その結果に応じて予め定めた距離になるようにガイド機構3を移動させる。
【0034】
検知部を有することにより、スライダ1とメディアとの距離を検知することができる。そのため、メディアの厚みが異なる場合であっても、スライダ1とメディアとの距離をあらかじめ定めた距離に調整することが可能である。また、スライダ1とメディアとの距離の調整と同時に、クランプ圧の調整も可能である。その結果、どのようなメディアに対しても、スライダ1から吐出されるインクの着弾精度を安定に保つことができるため、一定の印刷画質を提供できる。
【0035】
また、アクチュエータの駆動の制御は、検知部から検知結果を取得して、これに基づきアクチュエータの駆動を制御するCPU等のコンピュータ演算子等で行なってもよい。このようなコンピュータ演算子は、インクジェットプリンタ10に内蔵されていてもよく、外付けであってもよい。
【0036】
次に、図2及び図3を用いて、異なる厚さのメディア7及びメディア8をそれぞれ用いた場合に、メディア7及びメディア8のクランプ圧を同一にすること並びにスライダ1とメディア7及びメディア8との距離を同一にすることが同時に可能であることを説明する。
【0037】
まず、メディア7をクランプ機構4によりクランプする位置を、予め定めた、スライダ1とメディア7との距離に対応する位置に設定する。これにより、メディア7を予め定めたクランプ圧でクランプすると同時に、スライダ1とメディア7との距離を意図したものにすることができる。このときのスライダ1とメディア7との距離をAとし、ガイド機構3とメディア7との距離をBとする。なお距離の調整は上記に記載した検知部及びアクチュエータを用いて行なう。
【0038】
次に、メディアをメディア7からメディア8に変える。そして、図2のときと同じクランプ圧でメディア8をクランプする。ここで、メディア8をクランプ機構4によりクランプしたときのスライダ1とメディア8との距離をCとし、またガイド機構3とメディア8との距離をDとする。
【0039】
距離B及び距離Dはともにガイド機構3とクランプ機構4との距離であり、常に等しい。従って、距離B及び距離Dは同じ値である。また、距離B及び距離Dが等しいため、メディア7に対するクランプ圧とメディア8に対するクランプ圧とは一定になる。
【0040】
また、スライダ1とクランプ機構4との距離は、クランプ機構4がメディア8をクランプしたときのスライダ1とメディアとの距離に等しくなる。スライダ1とクランプ機構4との距離はメディアの厚さを変更しても一定である。そのため、メディアをクランプしたときのスライダ1とメディアとの距離はメディアを変更しても一定である。よって距離A及び距離Cは同じ値である。
【0041】
このように、異なる厚さのメディア7及びメディア8をそれぞれ用いた場合に、メディア7及びメディア8のクランプ圧を同一にすること並びにスライダ1とメディア7及びメディア8の距離を同一にすることを同時に行なうことができる。よって異なる厚さの被吐出物であっても一定の印刷画質を実現することが可能である。
【0042】
図2及び図3のいずれの状態であっても、距離A〜距離Dを調整した後は、アクチュエータによるスライダ1の移動及びインクの吐出により、メディア7及びメディア8上に作画される。
【0043】
<付記事項>
以上のように、本発明に係る媒体処理装置の一実施形態であるインクジェットプリンタ10は、メディアを載せるプラテン2と、プラテン2に載せられたメディアにインクを吐出しするスライダ1と、スライダ1の移動方向をガイドするガイド機構3と、ガイド機構3をプラテン2に対して相対的に移動させるアクチュエータと、プラテン2の上に載せられるメディアを押さえ付けるクランプ機構4と、を備え、ガイド機構3は、スライダ1に接続されており、アクチュエータによる移動により、スライダ1とメディアとの距離を調整するものであり、且つ、クランプ機構4に接続されており、アクチュエータによる移動により、クランプ機構4とメディアとの距離を調整するものである。
【0044】
この構成によれば、ガイド機構3をプラテン2に対して相対的に移動させるアクチュエータを有している。ガイド機構3はクランプ機構4及びスライダ1に接続されているため、この3つの取り付けの位置関係は変わらない。つまり、メディアの厚さ、種類等に関係なく、スライダ1とメディアとの距離及びクランプ機構4とメディアとの距離を一定に調整できる。従って、スライダ1とメディアとの距離及びクランプ機構4とメディアとの距離を同時に調整することができる。クランプ機構4とメディアとの距離を調整することでメディアに対するクランプ圧を調整することができる。つまり、アクチュエータを用いることにより、メディアを押す圧力の調整及びスライダ1とメディアとの距離の調整を同時に行なうことができる。そのため、メディアをクランプし、且つスライダ1とメディアとの距離を調整するという2段階の作業が不要になる。よって、メディアを押す圧力の調整及びスライダ1とメディアとの距離の調整を同時に行なうことにより作業の効率性を向上させることができる。例えば、作業性の向上から、作業員の手間を削減することができる。
【0045】
また、クランプ機構4とメディアとの距離が一定になるように調整すれば、メディアを押す圧力を一定することができるため、メディアの駆動力を安定化させ、且つ印刷画質を向上させることができる。
【0046】
また、スライダ1とクランプ機構4とを一体化させることにより、必要な部品数を削減することができる。
【0047】
また、インクジェットプリンタ10は、プラテン2に載せられたメディアとスライダ1との距離を検知する検知部をさらに備え、アクチュエータは、検知部の検知結果が、予め定められた、プラテン2に載せられたメディアとスライダ1との距離とは異なるときに、スライダ1を、プラテン2に載せられたメディアとスライダ1との距離が予め定めた距離になるように移動させるものである。
【0048】
検知部を有することにより、スライダ1とメディアとの距離を検知することができる。その結果、スライダ1とメディアとの距離を一定になるように調整することができるため、スライダ1から吐出されるインクのメディアに対する着弾精度を安定にすることができ、印刷画質を向上できる。
【0049】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は、種々の被吐出物を印刷するインクジェットプリンタ等に利用可能な液滴吐出装置を提供する。
【符号の説明】
【0051】
1 スライダ(吐出手段)
2 プラテン(載置台)
3 ガイド機構(支持手段)
4 クランプ機構(押圧手段)
5 搬送ローラ
6 吐出口
7、8 メディア(被吐出物)
10 インクジェットプリンタ(液滴吐出装置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被吐出物を載せる載置台と、
上記載置台に載せられた上記被吐出物に対して液滴を吐出する吐出手段と、
上記吐出手段の移動方向をガイドする支持手段と、
上記支持手段を上記載置台に対して相対的に移動させる駆動手段と、
上記載置台の上に載せられる被吐出物を押さえ付ける押圧手段と、を備え、
上記支持手段は、上記吐出手段に接続されており、上記駆動手段による移動により、上記吐出手段と上記被吐出物との距離を調整するものであり、且つ、上記押圧手段に接続されており、上記駆動手段による移動により、上記押圧手段と上記被吐出物との距離を調整するものであることを特徴とする液滴吐出装置。
【請求項2】
上記載置台に載せられた上記被吐出物と上記吐出手段との距離を検知する検知手段をさらに備え、
上記駆動手段は、上記検知手段の検知結果が、予め定められた、上記載置台に載せられた上記被吐出物と上記吐出手段との距離とは異なるときに、上記支持手段を、上記載置台に載せられた上記被吐出物と上記吐出手段との距離が予め定めた距離になるように移動させるものであることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−56522(P2013−56522A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−197693(P2011−197693)
【出願日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(000137823)株式会社ミマキエンジニアリング (437)
【Fターム(参考)】