説明

画像処理装置、表示制御方法および表示制御プログラム

【課題】 画像を表示した状態で表示面の清掃が必要か否かをユーザーに通知すること。
【解決手段】 MFPは、画像を表示するLCDと、LCDに重畳して設けられ、表示面中で指示された位置を検出するタッチパネルと、タッチパネルにより検出される位置が第1の検出条件を満たす場合に、指示操作を検出する指示検出部51と、使用回数をカウントする使用回数カウント部53と、タッチパネルにより検出される位置が第2の検出条件を満たす場合に、拭き取り操作を検出する拭き取り操作検出部59と、拭き取り操作回数をカウントする拭き取り操作回数カウント部61と、指示回数および拭き取り操作回数に基づいて、LCDの表示モードを通常モードと通常モードとは画像の表示態様が異なる清掃モードとのいずれかに設定するモード切換部55と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は画像処理装置、表示制御方法および表示制御プログラムに関し、特に、ソフトキーボードを用いた画像処理装置、その画像処理装置で実行される表示制御方法および表示制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、複合機(MFP)で代表される画像形成装置において、ユーザーインターフェースとしてディスプレイとタッチパネルとを組み合わせたソフトキーボードが用いられる。ユーザーは、画面上に表示されたボタンを指示すれば、操作を入力することができ、便利である。一方、表示面を指で触れるためタッチパネルに汚れが付着する場合があり、タッチパネルを清掃する必要がある。特開2010−32679号公報には、電子機器は、LCDと、タッチパネルと、タッチパネルの操作や各種ハードスイッチの操作を検知する入力検知部と、LCDへの表示を制御する表示制御部とを有し、表示制御部は、入力検知部を介して、画面の清掃モードを開始する指示を受け付けると、色が異なる複数の画像を順次切り替えてLCDに表示させる電子機器が記載されている。
【0003】
しかしながら、従来の電子機器においては、清掃モードに切り換えるためには、ユーザーが清掃モードに切り換える指示を入力しなければならない。また、清掃モードに切り換える指示をしたユーザーが、その場を離れた場合には、他のユーザーは、LCDの表示から、清掃モードであることを必ずしも認識することができず、白色の画像が表示されている場合には故障と誤認したり、黒色の画像が表示されている場合にはスリープモードと誤認したりしてしまうといった問題があった。
【特許文献1】特開2010−32679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、画像を表示した状態で表示面の清掃が必要か否かをユーザーに通知することが可能な画像処理装置を提供することである。
【0005】
この発明の他の目的は、画像を表示した状態で表示面の清掃が必要か否かをユーザーに通知することが可能な表示制御方法を提供することである。
【0006】
この発明の他の目的は、画像を表示した状態で表示面の清掃が必要か否かをユーザーに通知することが可能な表示制御プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像処理装置は、画像を表示する表示手段と、表示手段に重畳して設けられ、表示手段の表示面中で指示された位置を検出する検出手段と、検出手段により検出される位置が第1の検出条件を満たす場合に、指示操作を検出する指示検出手段と、指示検出手段により指示操作が検出されることに応じて、検出手段が使用された回数をカウントする使用回数カウント手段と、検出手段により検出される位置が第2の検出条件を満たす場合に、拭き取り操作を検出する拭き取り操作検出手段と、拭き取り操作検出手段により拭き取り操作が検出されることに応じて、表示手段の表示面を拭き取る拭き取り操作の回数をカウントする拭き取り操作回数カウント手段と、カウントされた指示回数およびカウントされた拭き取り操作回数に基づいて、表示手段の表示モードを通常モードと通常モードとは表示手段に表示する画像の表示態様が異なる清掃モードとのいずれかに設定するモード切換手段と、を備える。
【0008】
この局面に従えば、表示面中で指示された位置が検出されると、検出される位置が第1の検出条件を満たす場合に、指示操作が検出され、指示操作が検出されることに応じて、使用された回数がカウントされ、表示面中で指示された位置が検出されると、検出される位置が第2の検出条件を満たす場合に、拭き取り操作が検出され、拭き取り操作が検出されることに応じて、拭き取り操作の回数がカウントされ、指示回数および拭き取り操作回数に基づいて、表示モードが、通常モードと通常モードとは画像の表示態様が異なる清掃モードとのいずれかに設定される。指示回数および拭き取り操作回数に基づいて、表示モードが設定されるので、清掃時期をユーザーに通知することができる。また、通常モードと清掃モードとでは、画像の表示態様が異なるので、表示態様の違いから表示モードをユーザーに通知することができる。その結果、画像を表示した状態で表示面の清掃が必要か否かをユーザーに通知することが可能な画像処理装置を提供することができる。
【0009】
好ましくは、指示検出手段は、検出手段により連続して検出される1以上の位置が表示面を分割した複数の分割領域の1つの分割領域内の場合に、指示操作を検出し、使用回数カウント手段は、指示検出手段により指示が検出されることに応じて、複数の分割領域ごとに指示回数をカウントし、モード切換手段は、複数の分割領域ごとにカウントされた指示回数が第1切換条件を満たす場合に、表示モードを通常モードから清掃モードに切り換える。
【0010】
好ましくは、拭き取り操作検出手段は、検出手段により連続して検出される複数の位置が表示面を分割した複数の分割領域のうち隣接する2以上の分割領域内の場合に、拭き取り操作を検出し、拭き取り操作カウント手段は、拭き取り操作検出手段により拭き取り操作が検出されることに応じて、複数の分割領域ごとに拭き取り操作回数をカウントし、モード切換手段は、複数の分割領域ごとにカウントされた拭き取り操作回数が第2切換条件を満たす場合に、表示モードを清掃モードから通常モードに切り換える。
【0011】
好ましくは、拭き取り操作検出手段により拭き取り操作が検出されることに応じて、検出された拭き取り操作が表示手段の表示面中で検出された位置を含む履歴を記憶する履歴記憶手段を、さらに備える。
【0012】
好ましくは、表示モードが清掃モードに設定されている間は、表示手段に表示される操作画面の明度を、通常モードに設定されている間に表示手段に表示される操作画面の明度と異ならせる表示制御手段を、さらに備える。
【0013】
この局面に従えば、通常モードと清掃モードとで、表示される操作画面の明度がことなるので、明度の違いから表示モードをユーザーに通知することができる。
【0014】
好ましくは、指示検出手段は、検出手段により連続して検出される1以上の位置が表示面を分割した複数の分割領域の1つの分割領域内の場合に、指示操作を検出し、使用回数カウント手段は、指示検出手段により指示が検出されることに応じて、複数の分割領域ごとに指示回数をカウントし、モード切換手段は、複数の分割領域ごとにカウントされた指示回数が第1切換条件を満たす場合に、表示モードを通常モードから清掃モードに切り換え、表示制御手段は、複数の分割領域ごとにカウントされた指示回数に基づいて、操作画面の明度を部分的に決定する明度決定手段を含む。
【0015】
この局面に従えば、表示面を分割した複数の分割領域各々において、指示回数によって明度が異なるので、複数の分割領域ごとに指示回数をユーザーに通知することができる。
【0016】
好ましくは、拭き取り操作検出手段は、検出手段により連続して検出される複数の位置が表示面を分割した複数の分割領域のうち隣接する2以上の分割領域内の場合に、拭き取り操作を検出し、拭き取り操作カウント手段は、拭き取り操作検出手段により拭き取り操作が検出されることに応じて、複数の分割領域ごとに拭き取り操作回数をカウントし、モード切換手段は、複数の分割領域ごとにカウントされた拭き取り操作回数が第2切換条件を満たす場合に、表示モードを清掃モードから通常モードに切り換え、表示制御手段は、複数の分割領域ごとにカウントされた拭き取り操作回数に基づいて、明度決定手段により複数の分割領域ごとに決定された明度を変化させる明度変更手段を、さらに含む。
【0017】
この局面に従えば、表示面を分割した複数の分割領域各々において、拭き取り操作回数によって明度が異なるので、複数の分割領域ごとに拭き取り操作回数をユーザーに通知することができる。
【0018】
好ましくは、外部の明るさを検出する明るさ検出手段をさらに備え、明度決定手段は、検出された外部の明るさに基づいて、操作画面の明度を補正する補正手段を含む。
【0019】
この局面に従えば、環境の変化に対応して見やすい画面を表示することができる。
【0020】
好ましくは、表示モードを清掃モードから通常モードに切り換える場合、複数の分割領域ごとにカウントされた指示回数および拭き取り操作回数をリセットするリセット手段をさらに備える。
【0021】
この発明の他の局面によれば、表示制御方法は、画像を表示する表示手段と、表示手段に重畳して設けられ、表示手段の表示面中で指示された位置を検出する検出手段と、を備えた画像処理装置で実行される表示制御方法であって、検出手段により検出される位置が第1の検出条件を満たす場合に、指示操作を検出するステップと、指示操作を検出するステップにおいて指示が検出されることに応じて、検出手段が使用された回数をカウントするステップと、検出手段により検出される位置が第2の検出条件を満たす場合に、拭き取り操作を検出するステップと、拭き取り操作を検出するステップにおいて拭き取り操作が検出されることに応じて、表示手段の表示面を拭き取る拭き取り操作の回数をカウントするステップと、カウントされた指示回数およびカウントされた拭き取り操作回数に基づいて、表示手段の表示モードを通常モードと通常モードとは表示手段に表示する画像の表示態様が異なる清掃モードとのいずれかに設定するステップと、を含む。
【0022】
この局面に従えば、画像を表示した状態で表示面の清掃が必要か否かをユーザーに通知することが可能な表示制御方法を提供することができる。
【0023】
この発明のさらに他の局面によれば、表示制御プログラムは、画像を表示する表示手段と、表示手段に重畳して設けられ、表示手段の表示面中で指示された位置を検出する検出手段と、を備えた画像処理装置を制御するコンピュータで実行される表示制御プログラムであって、検出手段により検出される位置が第1の検出条件を満たす場合に、指示操作を検出するステップと、指示操作を検出するステップにおいて指示が検出されることに応じて、検出手段が使用された回数をカウントするステップと、検出手段により検出される位置が第2の検出条件を満たす場合に、拭き取り操作を検出するステップと、拭き取り操作を検出するステップにおいて拭き取り操作が検出されることに応じて、表示手段の表示面を拭き取る拭き取り操作の回数をカウントするステップと、カウントされた指示回数およびカウントされた拭き取り操作回数に基づいて、表示手段の表示モードを通常モードと通常モードとは表示手段に表示する画像の表示態様が異なる清掃モードとのいずれかに設定するステップと、をコンピュータに実行させる。
【0024】
この局面に従えば、画像を表示した状態で表示面の清掃が必要か否かをユーザーに通知することが可能な表示制御プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本実施の形態におけるMFPの外観を示す斜視図である。
【図2】MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。
【図3】操作パネルの平面図である。
【図4】MFPが備えるCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。
【図5】レベルテーブルの一例を示す図である。
【図6】(A)は複数に分割された分割領域それぞれの低減レベルの一例を示す図であり、(B)は複数に分割された分割領域それぞれの拭き取り操作回数を示す図であり、(C)は複数に分割された分割領域それぞれの拭き取り操作後の低減レベルの一例を示す図である。
【図7】表示モード切換処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図8】表示態様変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0027】
図1は、本実施の形態におけるMFPの外観を示す斜視図である。図2は、MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。図1および図2を参照して、画像処理装置として機能するMFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。
【0028】
メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM113と、RAM114と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)115と、ファクシミリ部116と、外部記憶装置117と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
【0029】
自動原稿搬送装置120は、原稿給紙トレイ上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿読取部130のプラテンガラス上に設定された所定の原稿読み取り位置まで搬送し、原稿読取部130により原稿画像が読み取られた原稿を原稿排紙トレイ上に排出する。原稿読取部130は、原稿読取位置に搬送されてきた原稿に光を照射する光源と、原稿で反射した光を受光する光電変換素子とを含み、原稿のサイズに応じた原稿画像を走査する。光電変換素子は、受光した光を電気信号である画像データに変換して、画像形成部140に出力する。給紙部150は、給紙トレイに収納された用紙を画像形成部140に搬送する。
【0030】
画像形成部140は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、原稿読取部130から入力される画像データにシェーディング補正などの各種のデータ処理を施した、データ処理後の画像データまたは、外部から受信された画像データに基づいて、給紙部150により搬送される用紙に画像を形成する。
【0031】
ファクシミリ部116は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部116は、受信したファクシミリデータを、画像形成部140でプリント可能なプリントデータに変換して、画像形成部140に出力する。これにより、画像形成部140は、ファクシミリ部116により受信されたファクシミリデータを用紙に画像を形成する。また、ファクシミリ部116は、受信されたファクシミリデータをHDD115に記憶することも可能である。さらに、ファクシミリ部116は、原稿読取部130により読み取られた原稿画像の画像データ、またはHDD115に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
【0032】
通信I/F部112は、ネットワークにMFP100を接続するためのインターフェースである。通信I/F部112は、TCP(Transmission Control Protocol)またはFTP(File Transfer Protocol)等の通信プロトコルで、ネットワークに接続された他のコンピュータまたは画像形成装置と通信する。なお、通信I/F部112が接続されるネットワークは、接続形態は有線または無線を問わない。またネットワークは、LANに限らず、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(PSTN)、インターネット等であってもよい。
【0033】
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる読取画像を一時的に記憶する。
【0034】
操作パネル160は、液晶表示装置(LCD)165と、LCD165の表示を制御する表示制御部161と、VRAM(Video RAM)163と、タッチパネル169と、ハードキー部170と、タッチパネル169およびハードキー部170を制御する入力制御部167と、明るさセンサー175と、LED(Light Emitting Diode)177と、を含む。LCD165、ハードキー部170、明るさセンサー175およびLED177は、MFP100の上面に設けられる。
【0035】
表示制御部161は、CPU111、VRAM163およびLCD165と接続される。VRAM163は、表示制御部161の作業領域として用いられ、LCD165に表示する画像を一時記憶する。表示制御部161は、CPU111により制御されて、LCD165を制御し、LCD165にVRAM163に記憶された画像を表示させる。
【0036】
ハードキー部170は、スタートキーを少なくとも含むハードキーを含む。ハードキーは、入力制御部167に接続され、ユーザーにより押下されている間はON信号を入力制御部167に出力し、ユーザーにより押下されていない間はOFF信号を入力制御部167に出力する。
【0037】
タッチパネル169は、LCD165の上面または下面に設けられ、ユーザーにより押下された位置の座標を入力制御部167に出力する。タッチパネル169は、ユーザーが指等で指示した位置を検出し、検出した位置の座標を入力制御部167に出力する。タッチパネル169は、LCD165の表示面と同じまたはそれ以上のサイズであるのが好ましい。タッチパネル169は、LCD165に重畳して設けられるので、タッチパネル169は、ユーザーがLCD165の表示面を指示すれば、LCD165の表示面中でユーザーが指示した位置の座標を入力制御部167に出力する。タッチパネルは、例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式を用いることができ、その方式は限定されない。
【0038】
入力制御部167は、ハードキー部170のうちでON信号を出力するハードキーが存在する場合、ON信号を出力するハードキーの識別情報をCPU111に出力する。また、入力制御部167は、タッチパネル169がユーザーにより指示された位置を検出する場合、タッチパネル169から出力される座標をCPU111に出力する。
【0039】
明るさセンサー175は、CCD(Charge Coupled Devices)等の光電変換素子であり、外部から入射する光の量を検出し、検出した光量をCPU111に出力する。LED177は、CPU111により制御されて、表示モードが清掃モードの間は点灯または点滅し、表示モードが通常モードの間は消灯する。なお、LED177に代えて、電球などのランプを用いるようにしてもよい。
【0040】
外部記憶装置117は、CPU111により制御され、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)118、または半導体メモリが装着される。
【0041】
図3は、操作パネル160の平面図である。図3を参照して、操作パネル160は、LCD165と、LCD165に重畳して設けられたタッチパネル169と、LCD165の右上に配置された明るさセンサー175と、LCD165の左上に配置されたLED177と、LCD165の右側および下方に複数のハードキーが配置されたハードキー部170と、を含む。ハードキー部170は、スタートキー171を含む。
【0042】
図4は、MFPが備えるCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。図4に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115またはCD−ROM118に記憶されたプログラムを実行することにより、CPU111により実現される機能である。図4を参照して、CPU111は、ユーザーによるタッチパネル169に対する指示を検出する指示検出部51と、タッチパネル169が使用された回数をカウントする使用回数カウント部53と、表示モードを切り換えるモード切換部55と、LCD160に表示される画像の表示態様を制御する表示態様制御部57と、ユーザーによるタッチパネル169を拭き取る操作を検出する拭き取り操作検出部59と、拭き取り操作の回数をカウントする拭き取り操作回数カウント部61と、リセット部63と、拭き取り操作の履歴をHDD115に記憶する履歴記憶部65と、明るさ検出部67と、を含む。
【0043】
指示検出部51は、タッチパネル169の出力が入力され、タッチパネル169から入力される座標が第1の検出条件を満たす場合に、タッチパネル169またはLCD165の表示面をユーザーが指示する指示操作を検出する。タッチパネル169またはLCD165の表示面をユーザーが指示すると、タッチパネル169は表示面中の指示された位置の座標を出力する。タッチパネル169は、所定の時間間隔で指示された位置の座標を出力する。ユーザーが表示面を指示する時間は、ユーザーにより異なる。タッチパネル169は、表示面が指示されている間は、指示されている位置の座標を出力する。換言すれば、ユーザーが表示面を指示している間は、タッチパネル169は連続して複数の座標を出力するが、ユーザーが表示面を指示しなくなると、タッチパネル169は座標の出力を中止する。
【0044】
指示検出部51は、タッチパネル169が、表示面が指示されている間に連続して出力する1以上の座標を受け付ける。ユーザーが同じ位置を指示すれば、連続して受け付けられる1以上の座標は同じである。本実施の形態においては、ユーザーが指示する操作を検出するために、LCD165の表示面を分割した複数の分割領域の1つの分割領域内に含まれる複数の座標のいずれかが指示されている間は、複数の座標が異なる場合であっても1回の指示操作とする。複数の分割領域のサイズは、たとえば、LCD165に表示される複数種類のボタンのうち最小サイズのボタン以下のサイズとすればよい。
【0045】
第1の検出条件は、タッチパネル169により連続して検出される1以上の位置がLCD165の表示面を分割した複数の分割領域の1つの分割領域内に存在することである。すなわち、指示検出部51は、タッチパネル169から連続して入力される1以上の座標がLCD169の表示面を分割した複数の分割領域のうちの1つの分割領域に含まれるならば、ユーザーによる指示操作と判断する。しかしながら、指示検出部51は、タッチパネル169から連続して1以上の座標がLCD169の表示面を分割した複数の分割領域のうち異なる2以上の分割領域に含まれるならばユーザーによる指示操作と判断しない。指示検出部51は、ユーザーによる指示操作を検出する場合、指示操作を特定する情報として、タッチパネル169より連続して入力される1以上の座標のうちの任意の1つを、使用回数カウント部53に出力する。
【0046】
拭き取り操作検出部59は、タッチパネル169の出力が入力され、タッチパネル169から入力される座標が第1の検出条件を満たす場合に、タッチパネル169またはLCD165の表示面をユーザーが拭き取る拭き取り操作を検出する。拭き取り操作検出部59は、タッチパネル169が、表示面が指示されている間に連続して出力する複数の座標を受け付ける。第2の検出条件は、タッチパネル169により連続して検出される複数の位置がLCD165の表示面を分割した複数の分割領域の2以上の分割領域内に存在することである。すなわち、拭き取り操作検出部59は、タッチパネル169から連続して入力される複数の座標がLCD169の表示面を分割した複数の分割領域のうちの2以上の分割領域に含まれるならば、ユーザーによる拭き取り操作と判断する。しかしながら、拭き取り操作検出部59は、タッチパネル169から連続して入力される複数の座標がLCD169の表示面を分割した複数の分割領域のうち1つの分割領域に含まれるならばユーザーによる拭き取り操作と判断しない。拭き取り操作検出部59は、ユーザーによる拭き取り操作を検出する場合、拭き取り操作を特定する情報として、タッチパネル169から連続して入力される複数の座標の組を、拭き取り操作回数カウント部61および履歴記憶部65に出力する。
【0047】
使用回数カウント部53は、指示検出部51より指示操作を特定する情報として座標が入力されるごとに、LCD169の表示面を分割した複数の分割領域別に使用回数をカウントする。具体的には、使用回数カウント部53は、LCD169の表示面を分割した複数の分割領域各々に対応し、使用回数をカウントするための指示回数カウンタを備えており、LCD169の表示面を分割した複数の分割領域のうち指示検出部51から入力される座標が属する分割領域に対応する指示操作回数カウンタをインクリメントする。使用回数カウント部53は、LCD169の表示面を分割した複数の分割領域ごとの指示操作回数カウンタのカウント値をモード切換部55および表示態様制御部57に出力する。
【0048】
拭き取り操作回数カウント部61は、拭き取り操作検出部59により検出された拭き取り操作がされた複数の座標が入力される。拭き取り操作回数カウント部61は、拭き取り操作検出部59から複数の座標の組が入力されるごとに、LCD169の表示面を分割した複数の分割領域別に拭き取り操作回数をカウントする。具体的には、拭き取り操作回数カウント部61は、LCD169の表示面を分割した複数の分割領域各々に対応し、拭き取り操作をカウントするための拭き取り操作回数カウンタを備えており、LCD169の表示面を分割した複数の分割領域のうち拭き取り操作検出部59から入力される複数の座標の組それぞれが属する複数の分割領域を特定し、特定した複数の分割領域各々に対応する拭き取り操作回数カウンタをインクリメントする。ここでは1つの分割領域の拭き取り操作カウンタの増分は、複数の座標の組に対して「1」である。より具体的には、複数の座標のうち同じ分割領域に含まれる複数の座標が存在する場合であっても、その分割領域に対応する拭き取り操作カウンタの増分は「1」である。拭き取り操作回数カウント部61は、LCD169の表示面を分割した複数の分割領域ごとの拭き取り操作回数カウンタのカウント値をモード切換部55および表示態様制御部57に出力する。
【0049】
モード切換部55は、使用回数カウント部53から複数の分割領域ごとの使用回数カウント値が入力され、拭き取り操作回数カウント部61から複数の分割領域ごとの拭き取り操作回数カウント値が入力される。モード切換部55は、複数の分割領域ごとの使用回数カウント値および拭き取り操作回数カウント値に基づいて、LCD165の表示モードを切り換える。表示モードは、通常モードと清掃モードとを含む。通常モードと表示モードとでは、LCD165に表示される画像の表示態様が異なる。ここでは、清掃モードにおいてLCD165に表示される画像は、通常モードにおいてLCD165に表示される画像よりも明度が低い。
【0050】
モード切換部55は、表示モードが通常モードの場合に、複数の分割領域ごとの使用回数カウント値の最大値がしきい値T1を超えると、表示モードを清掃モードに切り換える。
【0051】
また、モード切換部55は、表示モードが清掃モードの場合に、複数の分割領域すべてにおいて、当該分割領域の拭き取り操作回数カウント値が、使用回数カウント値に基づいて定まるしきい値T(i)以上になると、表示モードを通常モードに切り換える。モード切換部55は、表示モードを切り換える場合、切換後の表示モードを表示態様制御部57に出力する。但し、しきい値T(i)は、複数の分割領域のうちi番目の分割領域におけるしきい値を示し、使用回数カウント値が大きいほど大きな値が設定される。たとえば、i番目の分割領域の使用回数カウント値が0ならばしきい値T(i)を「0」に設定し、i番目の分割領域の使用回数カウント値が0より大きく10以下ならばしきい値T(i)を「1」に設定し、i番目の分割領域の使用回数カウント値が10より大きく20以下ならばしきい値T(i)を「2」に設定し、i番目の分割領域の使用回数カウント値が20より大きく30以下ならばしきい値T(i)を「3」に設定し、i番目の分割領域の使用回数カウント値が30より大きく40以下ならばしきい値T(i)を「4」に設定し、i番目の分割領域の使用回数カウント値が40より大きいならばしきい値T(i)を「5」に設定する。
【0052】
また、モード切換部55は、表示モードを清掃モードから通常モードに切り換える場合、リセット部63にリセット信号を出力する。
【0053】
複数の分割領域ごとに使用回数カウント値に応じたしきい値T(i)を定め、モード切換部55が表示モードを清掃モードから通常モードに切り換える第2切換条件を、複数の分割領域すべてにおいて、当該分割領域の拭き取り操作回数カウント値が、使用回数カウント値に基づいて定まるしきい値T(i)以上になることとした。このため、使用回数カウント値の大きな分割領域と小さな分割領域とで、拭き取り操作回数が異ならせることができるので、ユーザーは、効率的に拭き取り操作をすることができる。
【0054】
また、モード切換部55が表示モードを清掃モードから通常モードに切り換える第2切換条件を、使用回数カウント部53がカウントする複数の分割領域ごとの使用回数カウント値を、拭き取り操作回数カウント値で除算した値を清掃カウント値とし、清掃カウント値の最大値がしきい値T2以下になることとしてもよい。
【0055】
モード切換部55は、表示モードを清掃モードに切り換えている間はLED177を点灯または点滅させ、表示モードが通常モードの間はLED177を消灯させる。これにより、LED177の発光状態の違いによって、ユーザーに表示モードを通知することができる。
【0056】
リセット部63は、モード切換部55からリセット信号が入力されると、使用回数カウント部53がカウントする複数の分割領域ごとの使用回数カウント値を「0」にリセットするとともに、拭き取り操作回数カウント部61がカウントする複数の分割領域ごとの拭き取り操作回数カウント値を「0」にリセットする。さらに、リセット部63は、モード切換部55からリセット信号が入力されると、履歴記憶部65に消去指示を出力する。
【0057】
履歴記憶部65は、拭き取り操作検出部59から入力される複数の座標の組を時刻と関連付けた履歴情報を、HDD115に記憶する。また、履歴記憶部65は、リセット部63から消去指示が入力されると、HDD115に記憶された履歴情報をHDD115から消去する。
【0058】
明るさ検出部67は、明るさセンサー175と接続され、明るさセンサー175が出力する光量を、表示態様制御部57に出力する。
【0059】
表示態様制御部57は、モード切換部55から表示モードが入力され、使用回数カウント部53から複数の分割領域ごとの使用回数カウント値が入力され、拭き取り操作回数カウント部61から複数の分割領域ごとの拭き取り操作回数カウント値が入力される。表示態様制御部57は、LCD165に表示される画像の表示態様を制御する。ここでは、表示態様制御部57は、画像の表示態様として画像の明度を制御する。表示態様制御部57は、モード切換部55から表示モードとして通常モードが入力される場合、LCD165に表示される画像の明度を変更しない。具体的には、予め定められた明度で画像を表示する。表示態様制御部57は、モード切換部55から表示モードとして清掃モードが入力される場合、LCD165に表示される画像の明度を、通常モードの場合よりも低下させる。
【0060】
表示態様制御部57は、明度決定部71と、明度変更部73と、を含む。明度決定部71は、表示モードが清掃モードの場合に、使用回数カウント部53から入力される複数の分割領域ごとの使用回数カウント値に基づいて、複数の分割領域ごとに明度の低減率を決定する。使用回数カウント値が大きいほど明度の低減率を大きく決定する。ここでは、明度決定部71は、使用回数カウント値に応じて、複数の低減レベルを設定し、低減レベルに応じて明度を低減させる割合を定めたレベルテーブルを用いる場合を例に説明する。
【0061】
図5は、レベルテーブルの一例を示す図である。図5を参照して、レベルテーブルは、使用回数カウント値と、低減レベル、低減率とを関連付ける。具体的には、使用回数カウント値N1が0ならば低減レベルを第0レベルに分類し、第0レベルの低減率を0%に定める。使用回数カウント値N1が0より大きく10以下ならば低減レベルを第1レベルに分類し、第1レベルの低減率を10%に定める。使用回数カウント値N1が10より大きく20以下ならば低減レベルを第2レベルに分類し、第2レベルの低減率を20%に定める。使用回数カウント値N1が20より大きく30以下ならば低減レベルを第3レベルに分類し、第3レベルの低減率を30%に定める。使用回数カウント値N1が30より大きく40以下ならば低減レベルを第4レベルに分類し、第4レベルの低減率を40%に定める。使用回数カウント値N1が40より大きいならば低減レベルを第5レベルに分類し、第5レベルの低減率を50%に定める。
【0062】
低減レベルは、上述したしきい値T(i)と同様に、複数の分割領域ごとに使用回数カウント値N1によって定まる。このため、低減レベルは、しきい値T(i)と対応しているのが好ましい。ここでは、低減レベル0にしきい値T(i)を0に対応させ、低減レベル1にしきい値T(i)を1に対応させ、低減レベル2にしきい値T(i)を2に対応させ、低減レベル3にしきい値T(i)を3に対応させ、低減レベル4にしきい値T(i)を4に対応させ、低減レベル5にしきい値T(i)を5に対応させている。
【0063】
図4に戻って、明度決定部71は、複数の分割領域ごとに、使用回数カウント値にレベルテーブルにより対応付けられた低減レベルを決定する。明度決定部71は、複数の分割領域ごとに、決定された低減レベルにレベルテーブルにより対応付けられた低減率を、表示制御部161に出力し、表示制御部161に、それまで表示していた画像の明度を、複数の分割領域ごとに決定された低減率だけ明度を低くした画像を表示させる。例えば、ある分割領域の低減率が10%ならば、その分割領域の画像は、明度を90%にした画像が表示される。
【0064】
明度決定部71は、複数の分割領域ごとに、使用回数カウント値に基づいて低減レベルを割り当てるので、複数の分割領域ごとに低減率が異なる場合がある。ユーザーが指でタッチパネル169を指示した回数が多いほど、汚れている可能性が高いので、明度が低い分割領域ほど汚れていることを示す。また、LCD165に表示される画像の内容(形状、色相および彩度)は変化することなく、明度のみが変化するので、ユーザーに故障モードであることを通知することができる。特に、スリープモードにおいてLCD165には画像が表示されず、故障時にはLCD165に画像が表示されないか、真っ白な画像、または操作画面とは異なる画像が表示される場合があるが、清掃モードにおいては通常用いられる操作画面の画像の明度を低減させた画像が表示されるので、スリープモードや故障時においてLCD165に表示される画像と異なる画像を表示することができる。このため、ユーザーに清掃モードであることを通知することができる。
【0065】
また、明度決定部71は、明るさ検出部67から光量が入力される。明度決定部71は、明るさ検出部67から入力される光量に基づいて、明度の補正量を決定する。例えば、光量と補正量とを関連付けた補正テーブルを予め準備しておき、明るさ検出部67から入力される光量に関連付けられた補正量を決定する。補正テーブルは、光量が多いほど明度を高くする補正量が関連付けられる。明度決定部71は、決定された補正量を表示制御部161に出力し、表示制御部にそれまで表示していた画像全体の明度を、補正量だけ補正した画像を表示させる。
【0066】
明度変更部73は、明度決定部71から複数の分割領域ごとの低減レベルが入力され、拭き取り操作回数カウント部61から複数の分割領域ごとの拭き取り操作回数カウント値が入力される。明度変更部73は、複数の分割領域ごとに、操作回数カウント値に比例して低減レベルを低下させる。具体的には、ある分割領域の低減レベルが第5レベルで、拭き取り操作回数カウント値が「1」ならば低減レベルを低減レベル4にレベル低下させ、拭き取り操作回数カウント値が「2」ならば低減レベルを低減レベル3にレベル低下させ、拭き取り操作回数カウント値が「3」ならば低減レベルを低減レベル2にレベル低下させ、拭き取り操作回数カウント値が「4」ならば低減レベルを低減レベル1にレベル低下させ、拭き取り操作回数カウント値が「5」以上ならば低減レベルを低減レベル0にレベル低下させる。また、ある分割領域の低減レベルが第3レベルで、拭き取り操作回数カウント値が「1」ならば低減レベルを低減レベル2にレベル低下させ、拭き取り操作回数カウント値が「2」ならば低減レベルを低減レベル1にレベル低下させ、拭き取り操作回数カウント値が「3」以上ならば低減レベルを低減レベル0にレベル低下させる。
【0067】
明度変更部73は、複数の分割領域ごとに拭き取り操作回数カウント値に基づいて、明度決定部71により決定された低減レベルを低下させるので、ユーザーが拭き取り操作をするごとに、拭き取り操作をした部分の分割領域の低減レベルが低下し、明度が徐々に元の明度に戻る。このため、拭き取り操作をした分割領域を、明度の変化でユーザーに通知することができる。また、ユーザーは、LCD165に表示された画像を見て、他の分割領域に比較して明度の低い分割領域を判別することができ、拭き取り操作が必要であることを知ることができる。
【0068】
図6(A)は、複数に分割された分割領域それぞれの低減レベルの一例を示す図である。図6(A)を参照して、1つの分割領域を1つの枠で示し、細線のハッチングで示す分割領域は、第1低減レベルであることを示し、太線のハッチングで示す分割領域は第2低減レベルであることを示している。太線のハッチングで示される分割領域は、細線のハッチングで示す分割領域よりも明度が低く表示されるので、明度の違いから汚れている可能性の度合いが高いことを、ユーザーに通知することができる。また、太線のハッチングおよび細線のハッチングのいずれも付されていない分割領域は、ハッチングが付された分割領域よりも明度が高く表示されるので、明度の違いから汚れている可能性の低いことをユーザーに通知することができる。
【0069】
図6(B)は、複数に分割された分割領域それぞれの拭き取り操作回数を示す。ここでは、拭き取り操作回数が1回の分割領域を横線のハッチングで示している。図6(C)は、複数に分割された分割領域それぞれの拭き取り操作後の低減レベルの一例を示す図である。図6(A)に示した低減レベルにおいて、1回の拭き取り操作が図6(B)に示す分割領域にされた場合における低減レベルを示している。拭き取り操作がされた分割領域については、第1低減レベルであった分割領域が低減レベル0に変更され、第2低減レベルであった分割領域が第1低減レベルに変更されている。このため、拭き取り操作がさらに必要な分割領域を、明度の違いでユーザーに通知することができる。
【0070】
図7は、表示モード切換処理の流れの一例を示すフローチャートである。表示モード切換処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115またはCD−ROM118に記憶されたプログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。
【0071】
図7を参照して、CPU111は、表示モードを通常モードに設定する(ステップS01)。次のステップS02においては、指示位置を検出したか否かを判断する。タッチパネル169から座標が入力されたならば、指示位置を検出したと判断する。指示位置を検出するまで待機状態となり(ステップS02でNO)、指示位置を検出すると処理をステップS03に進める。
【0072】
ステップS03においては、変数nに「1」を設定する。変数nは、複数の分割領域のいずれかを特定するための変数である。次のステップS04においては、複数の分割領域のうちステップS02において検出された指示位置を含む分割領域を第1領域として特定する。次のステップS05においては、ステップS02と同様に、指示位置を検出したか否かを判断する。指示位置を検出したならば処理をステップS06に進めるが、そうでなければ処理をステップS09に進める。処理がステップS06に進む場合は、タッチパネル169により連続して指示位置が検出された場合である。
【0073】
ステップS06においては、複数の分割領域のうちステップS05において検出された指示位置を含む分割領域を特定する。そして、ステップS07においては、ステップS06において特定された分割領域が第n領域と同じか否かを判断する。n=1ならばステップS04において特定された第1領域と同じか否かを判断する。ステップS06において特定された分割領域が第n領域と同じならば処理をステップS05に戻すが、同じでなければ処理をステップS08に進める。変数nが「1」の場合に、処理がステップS05に戻る場合は、第1領域内の座標が指示位置として連続して検出された場合である。
【0074】
ステップS05において、指示位置が検出されない場合は処理がステップS10に進む。処理がステップS10に進む場合は、タッチパネル169から連続して入力されていた座標が入力されなくなる場合であり、ユーザーがタッチパネル169を指示する操作を止めた場合である。
【0075】
ステップS10においては、変数nの値によって処理を分岐させる。変数nが「1」ならば処理をステップS11に進め、「1」以外の場合は処理をステップS15に進める。変数nが「1」の場合は、ユーザーによる指示操作を検出する場合であり、変数nが「1」以外の場合は、ユーザーによる拭き取り操作を検出する場合である。
【0076】
ステップS11においては、第1領域に対応する使用回数をインクリメントする。そして、ステップS12においては、第1領域のしきい値T(i)を設定する。しきい値T(i)は、第1領域である第i番目の分割領域に対応するしきい値T(i)を示す。しきい値T(i)は、使用回数によって定まる。ここでは、使用回数が0ならばしきい値T(i)を「0」に設定し、使用回数が0より大きく10以下ならばしきい値T(i)を「1」に設定し、使用回数が10より大きく20以下ならばしきい値T(i)を「2」に設定し、使用回数が20より大きく30以下ならばしきい値T(i)を「3」に設定し、使用回数が30より大きく40以下ならばしきい値T(i)を「4」に設定し、使用回数カウント値が40より大きいならばしきい値T(i)を「5」に設定する。
【0077】
次のステップS13においては、ステップS02において検出された指示位置と、その時の時刻とを含む履歴情報をHDD115に記憶する。
【0078】
次のステップS14においては、複数の分割領域各々に対応する使用回数の最大値がしきい値T1以上となったか否かを判断する。使用回数の最大値がしきい値T1以上ならば処理をステップS14に進めるが、そうでなければステップS15をスキップして処理をステップS21に進める。ステップS15においては、表示モードを清掃モードに設定し、処理をステップS21に進める。この際、LED177を点灯または点滅させる。なお、ここでは使用回数の最大値がしきい値T1以上となった場合に表示モードを清掃モードに切り換える例を説明したが、複数の分割領域各々に対応する使用回数の平均値をしきい値と比較することによって、表示モードを清掃モードに切り換えるトリガーとしてもよい。
【0079】
処理がステップS16に進む場合は、タッチパネル169またはLCD165の表示面を分割した複数の分割領域のうち異なる2以上の分割領域である第1領域〜第n領域が指示された場合である。ステップS16においては、第1領域〜第n領域それぞれに対応する拭き取り操作回数をインクリメントする。ステップS17においては、表示モードが清掃モードに設定されているか否かを判断する。表示モードが清掃モードに設定されているならば処理をステップS18に進めるが、そうでなければ処理をステップS21に進める。
【0080】
ステップS18においては、複数の分割領域すべてにおいて、拭き取り操作回数が当該分割領域に対応するしきい値T(i)以上であるか否かを判断する。しきい値T(i)は、i番目の分割領域に対応するしきい値T(i)を示し、ステップS12において設定される値である。複数の分割領域を順に選択し、第i番目の分割領域に対応する拭き取り操作回数を、第i番目の分割領域に対応するしきい値T(i)と比較し、分割領域ごとに、拭き取り操作回数が、しきい値T(i)以上となったか否かを判断する。複数の分割領域のすべてにおいて、拭き取り操作回数がしきい値T(i)以上となったならば処理をステップS19に進めるが、そうでなければ処理をステップS21に進める。
【0081】
ステップS19においては、表示モードを通常モードに切り換え、処理をステップS18に進める。この場合、LED177を消灯させる。ステップS18においては、複数の分割領域それぞれの使用回数と拭き取り操作回数とを「0」にリセットし、HDD115に記憶された履歴情報を消去し、処理をステップS21に進める。
【0082】
ステップS21においては、電源がオフになったか否かを判断する。MFP100の電源がオフになってならば処理を終了するが、そうでなければ処理をステップS02に戻す。
【0083】
図8は、表示態様変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。表示態様変更処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115またはCD−ROM118に記憶されたプログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。
【0084】
図8を参照して、CPU111は、LCD165に表示する画面を取得する(ステップS31)。次のステップS32においては、表示モードによって処理を分岐させる。表示モードが清掃モードに設定されているならば処理をステップS33に進めるが、そうでなければ処理をステップS44に進める。
【0085】
ステップS44においては、ステップS31において取得された画面を表示制御部161に出力し、LCD165に表示させる。その後、処理をステップS31に戻す。表示制御部161に出力する画面は、明るさセンサー175により検出された光量に基づいて決定される補正量で、補正された後の画面である。
【0086】
ステップS33においては、ステップS31において取得された画面を複数の分割領域に分割する。この時点において分割する分割領域は、表示モード切換処理において、タッチパネル169またはLCD165の表示面を複数に分割した分割領域と同じである。次のステップS34においては、複数の分割領域のうちから1つを処理対象に選択する。そして、選択された分割領域に対応する使用回数を取得する(ステップS35)。
【0087】
次のステップS36においては、ステップS35において取得された使用回数に基づいて低減レベルを決定する。HDD110号に予め記憶され、図5に示したレベルテーブルを参照して、使用回数に対応する低減レベルを決定する。次のステップS37においては、ステップS34において選択された分割領域に対応する拭き取り回数を取得する。そして、取得された拭き取り操作回数から低減レベルを変更する(ステップS38)。1回の拭き取り操作回数に対して低減レベルを1つ低下させる。具体的には、低減レベルが第5レベルで、拭き取り操作回数が「1」ならば低減レベル4に低下させ、拭き取り操作回数が「2」ならば低減レベル3に低下させ、拭き取り操作回数が「3」ならば低減レベル2に低下させ、拭き取り操作回数が「4」ならば低減レベル1にレベル低下させ、拭き取り操作回数が「5」以上ならば低減レベル0に低下させる。また、ある分割領域の低減レベルが第3レベルで、拭き取り操作回数が「1」ならば低減レベル2にレベル低下させ、拭き取り操作回数が「2」ならば低減レベル1に低下させ、拭き取り操作回数が「3」以上ならば低減レベル0に低下させる。
【0088】
次のステップS39においては、ステップS34において処理対象に選択された分割領域の明度を変更する。ステップS36において決定され、ステップS38において変更された低減レベルにレベルテーブルによって対応付けられた低減率を決定し、ステップS34において選択された分割領域の画像の明度を、変更する。
【0089】
そして、次のステップS40においては、補正量を取得する。明るさセンサー175により検出された光量に基づいて、補正量を決定する。そして、ステップS41において、ステップS39において明度が変更された分割領域の明度を、決定された補正量で補正する。
【0090】
次のステップS42においては、複数の分割領域のうちから、処理対象に選択されていない分割領域が存在するか否かを判断する。未だ処理対象に選択されていない分割領域が存在するならば処理をステップS34に戻すが、そうでなければ処理をステップS43に進める。ステップS43においては、明度が補正された画面を表示制御部161に出力し、LCD165に表示させる。
【0091】
以上説明したように本実施の形態におけるMFP100は、タッチパネル169により連続して検出される1以上の位置が表示面を分割した複数の分割領域の1つの分割領域内の場合に、指示操作を検出し、複数の分割領域ごとに指示回数をカウントし、タッチパネル169により連続して検出される複数の位置が表示面を分割した複数の分割領域のうち隣接する2以上の分割領域内の場合に、拭き取り操作を検出し、複数の分割領域ごとに拭き取り操作回数をカウントし、指示回数および拭き取り操作回数に基づいて、表示モードを、通常モードと通常モードとは画像の表示態様が異なる清掃モードとのいずれかに切り換える。指示回数および拭き取り操作回数に基づいて、表示モードを切り換え、通常モードと清掃モードとでは、画像の表示態様が異なる。このため、清掃時期を自動的にユーザーに通知することができるとともに、表示態様の違いから表示モードをユーザーに通知することができる。画像が表示された状態で、表示態様のみを変化させるので、スリープモード時および故障時の表示と異ならせることができる。
【0092】
また、表示モードが清掃モードに設定されている間は、LCD165に表示される操作画面の明度を、通常モードに設定されている間にLCD165に表示される操作画面の明度よりも低くする。このため、明度の違いから表示モードをユーザーに通知することができる。
【0093】
また、複数の分割領域ごとにカウントされた指示回数に基づいて、操作画面の明度を部分的に決定するので、複数の分割領域ごとに指示回数をユーザーに通知することができる。指示回数が多いほど、汚れている可能性が高いので、汚れている可能性の高い部分を、明度の違いでユーザーに通知することができる。
【0094】
また、複数の分割領域ごとにカウントされた拭き取り操作回数に基づいて、操作画面の明度を部分的に変更するので、複数の分割領域ごとに拭き取り操作回数をユーザーに通知することができる。拭き取り操作がされていない分割領域、拭き取り操作がされた分割領域だけれども、さらなる拭き取りが必要とされる分割領域を、明度の違いでユーザーに通知することができる。
【0095】
さらに、明るさセンサー175により検出された光量に基づいて、操作画面の明度を補正するので、環境の変化に対応して見やすい操作画面を表示することができる。
【0096】
なお、本実施の形態においては、画像の表示態様を変更する一例として、画面の明度を部分的に変更する例を示したが、LCD165のバックライトの光量を部分的に変更するようにしてもよい。
【0097】
なお、上述した実施の形態においては、画像処理装置の一例としてMFP100について説明したが、図7および図8に示した表示モード切換処理をMFP100に実行させる表示制御方法、またはその表示制御方法をMFP100を制御するCPU111に実行させるための表示制御プログラムとして発明を特定することができるのは言うまでもない。
【0098】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0099】
<付記>
(1) 前記表示手段とは別に設けられ、前記表示モードを通知するために発光する発光手段を、さらに備えた、請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
(2) 前記表示手段とは別に設けられ、前記表示モードを通知するために音を出力する音出力手段を、さらに備えた、請求項1〜9のいずれかに記載の画像形成装置。
【符号の説明】
【0100】
100 MFP、51 指示検出部、53 使用回数カウント部、55 モード切換部、57 表示態様制御部、59 操作検出部、61 操作回数カウント部、63 リセット部、65 履歴記憶部、67 明るさ検出部、71 明度決定部、73 明度変更部、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 HDD、116 ファクシミリ部、117 外部記憶装置、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、160 操作パネル、161 表示制御部、163 VRAM、165 LCD、167 入力制御部、169 タッチパネル、170 ハードキー部、171 スタートキー、175 明るさセンサー。




【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に重畳して設けられ、前記表示手段の表示面中で指示された位置を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出される位置が第1の検出条件を満たす場合に、指示操作を検出する指示検出手段と、
前記指示検出手段により指示操作が検出されることに応じて、前記検出手段が使用された回数をカウントする使用回数カウント手段と、
前記検出手段により検出される位置が第2の検出条件を満たす場合に、拭き取り操作を検出する拭き取り操作検出手段と、
前記拭き取り操作検出手段により拭き取り操作が検出されることに応じて、前記表示手段の表示面を拭き取る拭き取り操作の回数をカウントする拭き取り操作回数カウント手段と、
前記カウントされた指示回数および前記カウントされた拭き取り操作回数に基づいて、前記表示手段の表示モードを通常モードと前記通常モードとは前記表示手段に表示する画像の表示態様が異なる清掃モードとのいずれかに設定するモード切換手段と、を備えた画像処理装置。
【請求項2】
前記指示検出手段は、前記検出手段により連続して検出される1以上の位置が前記表示面を分割した複数の分割領域の1つの分割領域内の場合に、指示操作を検出し、
前記使用回数カウント手段は、前記指示検出手段により指示が検出されることに応じて、前記複数の分割領域ごとに指示回数をカウントし、
前記モード切換手段は、前記複数の分割領域ごとにカウントされた指示回数が第1切換条件を満たす場合に、表示モードを通常モードから清掃モードに切り換える、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記拭き取り操作検出手段は、検出手段により連続して検出される複数の位置が前記表示面を分割した複数の分割領域のうち隣接する2以上の分割領域内の場合に、拭き取り操作を検出し、
前記拭き取り操作カウント手段は、前記拭き取り操作検出手段により拭き取り操作が検出されることに応じて、前記複数の分割領域ごとに拭き取り操作回数をカウントし、
前記モード切換手段は、前記複数の分割領域ごとにカウントされた拭き取り操作回数が第2切換条件を満たす場合に、表示モードを清掃モードから通常モードに切り換える、請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記拭き取り操作検出手段により拭き取り操作が検出されることに応じて、前記検出された拭き取り操作が前記表示手段の表示面中で検出された位置を含む履歴を記憶する履歴記憶手段を、さらに備えた請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
表示モードが前記清掃モードに設定されている間は、前記表示手段に表示される操作画面の明度を、通常モードに設定されている間に前記表示手段に表示される操作画面の明度と異ならせる表示制御手段を、さらに備えた請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記指示検出手段は、前記検出手段により連続して検出される1以上の位置が前記表示面を分割した複数の分割領域の1つの分割領域内の場合に、指示操作を検出し、
前記使用回数カウント手段は、前記指示検出手段により指示が検出されることに応じて、前記複数の分割領域ごとに指示回数をカウントし、
前記モード切換手段は、前記複数の分割領域ごとにカウントされた指示回数が第1切換条件を満たす場合に、表示モードを通常モードから清掃モードに切り換え、
前記表示制御手段は、前記複数の分割領域ごとにカウントされた指示回数に基づいて、前記操作画面の明度を部分的に決定する明度決定手段を含む請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記拭き取り操作検出手段は、検出手段により連続して検出される複数の位置が前記表示面を分割した複数の分割領域のうち隣接する2以上の分割領域内の場合に、拭き取り操作を検出し、
前記拭き取り操作カウント手段は、前記拭き取り操作検出手段により拭き取り操作が検出されることに応じて、前記複数の分割領域ごとに拭き取り操作回数をカウントし、
前記モード切換手段は、前記複数の分割領域ごとにカウントされた拭き取り操作回数が第2切換条件を満たす場合に、表示モードを清掃モードから通常モードに切り換え、
前記表示制御手段は、前記複数の分割領域ごとにカウントされた拭き取り操作回数に基づいて、前記明度決定手段により前記複数の分割領域ごとに決定された明度を変化させる明度変更手段を、さらに含む、請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
外部の明るさを検出する明るさ検出手段をさらに備え、
前記明度決定手段は、前記検出された外部の明るさに基づいて、前記操作画面の明度を補正する補正手段を含む、請求項6または7に記載の画像処理装置。
【請求項9】
表示モードを清掃モードから通常モードに切り換える場合、前記複数の分割領域ごとにカウントされた指示回数および拭き取り操作回数をリセットするリセット手段をさらに備えた、請求項1〜8のいずれかに記載の画像処理装置。
【請求項10】
画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に重畳して設けられ、前記表示手段の表示面中で指示された位置を検出する検出手段と、を備えた画像処理装置で実行される表示制御方法であって、
前記検出手段により検出される位置が第1の検出条件を満たす場合に、指示操作を検出するステップと、
前記指示操作を検出するステップにおいて指示が検出されることに応じて、前記検出手段が使用された回数をカウントするステップと、
前記検出手段により検出される位置が第2の検出条件を満たす場合に、拭き取り操作を検出するステップと、
前記拭き取り操作を検出するステップにおいて拭き取り操作が検出されることに応じて、前記表示手段の表示面を拭き取る拭き取り操作の回数をカウントするステップと、
前記カウントされた指示回数および前記カウントされた拭き取り操作回数に基づいて、前記表示手段の表示モードを通常モードと前記通常モードとは前記表示手段に表示する画像の表示態様が異なる清掃モードとのいずれかに設定するステップと、を含む表示制御方法。
【請求項11】
画像を表示する表示手段と、
前記表示手段に重畳して設けられ、前記表示手段の表示面中で指示された位置を検出する検出手段と、を備えた画像処理装置を制御するコンピュータで実行される表示制御プログラムであって、
前記検出手段により検出される位置が第1の検出条件を満たす場合に、指示操作を検出するステップと、
前記指示操作を検出するステップにおいて指示が検出されることに応じて、前記検出手段が使用された回数をカウントするステップと、
前記検出手段により検出される位置が第2の検出条件を満たす場合に、拭き取り操作を検出するステップと、
前記拭き取り操作を検出するステップにおいて拭き取り操作が検出されることに応じて、前記表示手段の表示面を拭き取る拭き取り操作の回数をカウントするステップと、
前記カウントされた指示回数および前記カウントされた拭き取り操作回数に基づいて、前記表示手段の表示モードを通常モードと前記通常モードとは前記表示手段に表示する画像の表示態様が異なる清掃モードとのいずれかに設定するステップと、を前記コンピュータに実行させる表示制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−19932(P2013−19932A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−150670(P2011−150670)
【出願日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】