説明

画像処理装置及びプログラム

【課題】装置の操作者が、エラーを容易に認識でき、その対処を即座に実施できる画像処理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】着脱可能な不揮発性メモリを装着可能なメモリ装着手段と、不揮発性メモリの使用時に発生するエラーを検知するエラー検知手段と、不揮発性メモリの使用時に発生するエラーの内容を示すエラー内容情報、及び、エラーの対処法を示すエラー対処法情報が予め格納されるエラー情報格納手段と、エラー内容情報及びエラー対処法情報を通知するエラー情報通知手段と、を有し、エラー検知手段が所定のエラーを検知した場合、エラー情報通知手段は、エラー情報格納手段に格納されているエラー内容情報及びエラー対処法情報を通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル複写機・複合機・プリンタ等の画像処理装置に関し、特に、装置本体に着脱可能な不揮発性記憶媒体を利用できる画像処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、様々な電子機器・装置において、SDカード、USBメモリ、ICカード等の可搬型不揮発性記憶媒体(以下、不揮発性メモリという)が着脱可能な構成となっている。
このような不揮発性メモリを利用できる画像処理装置に係る従来技術例として、操作パネルの筐体内に設置したASICに、USBコントローラとSDカードコントローラを設け、操作パネルの筐体にUSBコネクタとSDカードスロットを設けた「デジタル複合機」がある(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−96496号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、不揮発性メモリを着脱可能な電子機器・装置(特許文献1の発明も含む)において、ユーザが不揮発性メモリの操作を行った時にエラーが発生した場合、ユーザは、そのエラーを認識することができなかったり、そのエラーの対処方法がわからなかったりするなどの問題が生じる。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、着脱可能な不揮発性メモリを扱える画像処理装置において、不揮発性メモリの操作を行った時にエラーが発生した場合、そのエラーの内容やエラーの対処方法を通知する画像処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、着脱可能な不揮発性メモリを装着可能なメモリ装着手段と、不揮発性メモリの使用時に発生するエラーを検知するエラー検知手段と、不揮発性メモリの使用時に発生するエラーの内容を示すエラー内容情報、及び、エラーの対処法を示すエラー対処法情報が予め格納されるエラー情報格納手段と、エラー内容情報及びエラー対処法情報を通知するエラー情報通知手段と、を有し、エラー検知手段が所定のエラーを検知した場合、エラー情報通知手段は、エラー情報格納手段に格納されているエラー内容情報及びエラー対処法情報を通知することを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、エラー情報通知手段は、エラー内容情報及びエラー対処法情報を画面に表示する画面表示通知、及び、エラー内容情報及びエラー対処法情報を所定の媒体に出力する媒体出力通知、のうち少なくとも1つを行うことを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、画面表示通知及び媒体出力通知のうち少なくとも1つを選択できる通知選択手段を有することを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、メモリ装着手段は、ユーザによって使用されるユーザ用メモリ装着手段と、サービスマンによって使用されるサービスマン用メモリ装着手段と、に分かれており、エラー検知手段は、ユーザ用メモリ装着手段の使用時に発生したエラーのみを検知することを特徴とする。
【0009】
請求項5記載の発明は、請求項3記載の発明において、メモリ装着手段は、ユーザによって使用されるユーザ用メモリ装着手段と、サービスマンによって使用されるサービスマン用メモリ装着手段と、に分かれており、エラー検知手段がユーザ用メモリ装着手段の使用時に所定のエラーを検知した場合は、エラー情報通知手段は、画面表示通知及び媒体出力通知のうち少なくとも1つを行い、エラー検知手段がサービスマン用メモリ装着手段の使用時に所定のエラーを検知した場合は、エラー情報通知手段は、画面表示通知及び媒体出力通知のうち予め設定された少なくとも1つを行うことを特徴とする。
【0010】
請求項6記載の発明において、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、外部端末と接続するための外部端末接続手段と、ユーザのアドレス情報を格納するアドレス情報格納手段と、を有し、エラー検知手段がメモリ装着手段の使用時に所定のエラーを検知した場合、エラー情報通知手段は、エラー情報格納手段に格納されているエラー内容情報及びエラー対処法情報を、アドレス情報格納手段に格納されているアドレス情報を元に外部端末接続手段を介して外部端末へ通知することを特徴とする。
【0011】
請求項7記載の発明は、着脱可能な不揮発性メモリを装着可能なメモリ装着手段と、不揮発性メモリの使用時に発生するエラーの内容を示すエラー内容情報、及び、エラーの対処法を示すエラー対処法情報が予め格納されるエラー情報格納手段と、を有する装置に実行させるためのプログラムであって、不揮発性メモリの使用時に発生するエラーを検知するエラー検知処理と、エラー検知処理で検知されたエラーに対応するエラー内容情報及びエラー対処法情報を通知するエラー情報通知処理と、を装置に実行させることを特徴とする。
【0012】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明において、エラー情報通知処理として、エラー内容情報及びエラー対処法情報を画面に表示する画面表示通知処理、及び、エラー内容情報及びエラー対処法情報を所定の媒体に出力する媒体出力通知処理、のうち少なくとも1つを装置に実行させることを特徴とする。
【0013】
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明において、画面表示通知処理及び媒体出力通知処理のうち少なくとも1つを選択する通知選択処理を装置に実行させることを特徴とする。
【0014】
請求項10記載の発明は、請求項7から9のいずれか1項に記載の発明において、メモリ装着手段が、ユーザによって使用されるユーザ用メモリ装着手段と、サービスマンによって使用されるサービスマン用メモリ装着手段と、に分かれている場合、エラー検知処理として、ユーザ用メモリ装着手段の使用時に発生したエラーのみを検知する処理を装置に実行させることを特徴とする。
【0015】
請求項11記載の発明は、請求項9記載の発明において、メモリ装着手段が、ユーザによって使用されるユーザ用メモリ装着手段と、サービスマンによって使用されるサービスマン用メモリ装着手段と、に分かれている場合、エラー検知処理により、ユーザ用メモリ装着処理の使用時に所定のエラーが検知された場合は、エラー情報通知処理として、画面表示通知及び媒体出力通知のうち少なくとも1つを装置に実行させ、エラー検知処理により、サービスマン用メモリ装着処理の使用時に所定のエラーが検知された場合は、エラー情報通知処理として、画面表示通知及び媒体出力通知のうち予め設定された少なくとも1つを装置に実行させることを特徴とする。
【0016】
請求項12記載の発明は、請求項7から11のいずれか1項に記載の発明において、エラー検知処理により、メモリ装着手段の使用時に所定のエラーが検知された場合、エラー情報通知処理として、エラー情報格納手段に格納されているエラー内容情報及びエラー対処法情報を、所定の格納手段に格納されているアドレス情報を元に外部端末へ通知する処理を装置に実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、装置の操作者が、エラーを容易に認識でき、その対処を即座に実施できるので、利便性を高めることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
本発明は、ユーザが操作可能な不揮発性メモリを装着できるスロットを備えた画像処理装置であって、ユーザが不揮発性メモリの操作を実行した時にエラーが発生した場合、ユーザに対して、発生したエラーの内容及びその対処方法をスムーズに通知することを特徴とする。
【0020】
本発明の一実施形態である画像処理装置の機能ブロック図を図1に示す。図1に示すように、本実施形態の画像処理装置は、ユーザが各種操作を行う際に使用する操作部1、画像処理装置全体の制御を行うためのコントローラ2、画像データを用紙等に印字するためのプロッタ3、大容量記憶媒体(Hard Disk Drive:HDD)4、を有している。コントローラ2と、操作部1、プロッタ3、大容量記憶媒体4と、はそれぞれバスで接続されている。
【0021】
図1において、操作部1は、ユーザに対して所定の情報を表示するディスプレイ11、ユーザが所定の操作を行う際に使用するキーであるユーザ操作ボタン12、サービスマン(画像処理装置の製造メーカの者等)が所定の操作を行う際に使用するキーであるサービスマン操作ボタン13、ユーザによって使用される、装置に着脱可能な不揮発性メモリ(IDカード、USBメモリ、SDカード等)が装着される不揮発性メモリスロット(以下、スロットという)14、を有している。
【0022】
図1において、コントローラ2は、画像処理装置全体を制御するCPU21、操作部1、プロッタ3、大容量記憶媒体4とデータ通信を行うためのASIC(Application Specific Integrated Circuit)22、外部の装置・機器などと通信を行うためのインターフェースであるネットワークインターフェース23、サービスマンによって使用される、装置に着脱可能な不揮発性メモリ(IDカード、USBメモリ、SDカード等)が装着される不揮発性メモリスロット(以下、スロットという)24、各種記憶手段として、ROM(Read Only Memory)25、RAM(Random Access Memory)26、FRAM(登録商標)27(又はNVRAM)、を有している。ROM25には、以下の実施例1〜6で説明する処理動作を実行するプログラムが格納されており、CPU21がこのプログラムに従って上記各部を制御し、実施例1〜6で説明する処理動作を実行する。また、FRAM27には、ユーザのアドレス帳が格納されている。
【0023】
図1において、大容量記憶媒体4は、上記スロット14及び24の使用時に発生するおそれがある複数のエラーにそれぞれ対応して、各エラーの内容を示すエラー内容メッセージや各エラーの対処方法(対策マニュアルなど)を示すエラー対処法メッセージが予め格納されている。
【0024】
以下、上記本実施形態の画像処理装置の実施例1〜6について説明する。
【実施例1】
【0025】
上記本実施形態の画像処理装置において、ユーザが不揮発性メモリをスロット14に装着し、その不揮発性メモリを使用するための操作を操作部1で行った時に、何らかの理由によりエラーが発生した場合、ASIC22は、発生したエラーを検知する。そして、ASIC22は、検知したエラーに対応する、エラー内容メッセージ及びエラー対処法メッセージを大容量記憶媒体4から取得し、取得した各メッセージを操作部1へ送り、ディスプレイ11に各メッセージの表示を行う。
【0026】
ディスプレイ11におけるメッセージの表示例を図2に示す。図2に示すように、ディスプレイ11には、「エラーが発生しました。SDカードの読み込みエラーです。」というエラー内容メッセージが画面左上に表示される。また、図2に示すように、ディスプレイ11には、「SDカードを1度取り外し、接触部分を確認の上挿し直してください。」というエラー対処法メッセージが画面左下に表示される。
【0027】
このように、本実施例1によれば、ユーザ用の不揮発性メモリスロット使用時において所定のエラーが発生した場合、発生したエラーの内容及び対処法をディスプレイに表示するため、ユーザにそのエラーの内容及び対処法を通知できる。ユーザはこの表示内容に従い、エラーに対応することが可能となる。
【実施例2】
【0028】
上記本実施形態の画像処理装置において、ユーザが不揮発性メモリをスロット14に装着し、その不揮発性メモリを使用するための操作を操作部1で行った時に、何らかの理由によりエラーが発生した場合、ASIC22は、発生したエラーを検知する。そして、ASIC22は、検知したエラーに対応する、エラー内容メッセージ及びエラー対処法メッセージ(対処法の詳細な説明など)を大容量記憶媒体4から取得し、取得した各メッセージをプロッタ3へ送り、各メッセージを紙などの媒体に出力する。
【0029】
メッセージを紙などの媒体に出力した例を図3に示す。図3に示すように、紙などの媒体において、「SDカードからのデータ読取エラーです。」というエラー内容メッセージが出力される。また、「以下の手順に従って復帰してください」というメッセージとともに、説明図を伴った対処手順が出力される。
【0030】
このように、本実施例2によれば、ユーザ用の不揮発性メモリスロット使用時において所定のエラーが発生した場合、発生したエラーの内容及び対処法の詳細な説明をプロッタから紙等に印刷して出力するため、ユーザはこれを確認してよりスムーズにエラーに対処することが可能になる。
【実施例3】
【0031】
本実施例3では、上記実施例1及び2で説明した2つの通知手段(画面表示及び媒体出力)の両方による通知を可能とし、画面表示においてユーザは媒体出力するか否かを選択する。
【0032】
上記本実施形態の画像処理装置において、ユーザが不揮発性メモリをスロット14に装着し、その不揮発性メモリを使用するための操作を操作部1で行った時に、何らかの理由によりエラーが発生した場合、ASIC22は、発生したエラーを検知する。そして、ASIC22は、検知したエラーに対応する、エラー内容メッセージ及びエラー対処法メッセージを大容量記憶媒体4から取得し、取得した各メッセージを操作部1へ送り、ディスプレイ11に各メッセージの表示を行う。
【0033】
ディスプレイ11におけるメッセージの表示例を図4に示す。図4に示すように、ディスプレイ11には、「エラーが発生しました。SDカードの読み込みエラーです。」というエラー内容メッセージが画面左上に表示される。また、図4に示すように、ディスプレイ11には、「SDカードを1度取り外し、接触部分を確認の上挿し直してください。」というエラー対処法メッセージが画面左下に表示される。
【0034】
ここで、ユーザが紙出力によるエラーの詳細な情報を必要としない場合を想定し、操作部1のディスプレイ11には、エラーの詳細な情報を知りたい場合のみユーザ操作ボタン12の操作を行うと、エラーの詳細な情報が通知される旨が表示される。例えば、図4において、画面右下には、「ユーザボタンを押す事によって、エラーに関するより詳細な情報を通知できます。」というメッセージが表示される。ユーザは、エラーの詳細な情報の通知を希望する場合は、操作部1のユーザ操作ボタン12を操作する。ユーザ操作ボタン12が操作されると、上記実施例2で説明したエラーの詳細な情報(図3参照)がプロッタ3から出力される。
【0035】
このように、本実施例3によれば、実施例1及び2で説明したエラーの内容及び対処法を通知する手段を選択することができるため、エラーの詳細な情報が不要なユーザに対しては、実施例2で必須だったプリントアウトされる印刷物を省くことが可能になる。また、詳細な情報が必要なユーザに対しては、実施例1のディスプレイで表示した情報に加え、より詳細な実施例2の内容(図3参照)を得ることができる。
【実施例4】
【0036】
本実施例4では、上記実施例1〜3において、ユーザ用の不揮発性メモリスロット14でエラーが発生した場合のみ、そのエラーに対応したエラー情報(エラーの内容及び対処法)をユーザに通知するようにする。サービスマン用のスロット24で発生したエラーに関しては通知しない。
【0037】
このように、本実施例4によれば、サービスマン用のスロットで発生したエラーに関してはエラー情報を表示しない機能になっているため、装置に対する知識をもっているサービスマンに対して余分な印刷物の浪費を避けることができる。
【実施例5】
【0038】
上記実施例1〜3では、ユーザ用の不揮発性メモリスロット14におけるエラー発生時をエラー通知の対象としたが、本実施例5では、サービスマン用の不揮発性メモリスロット24におけるエラー発生時もエラー通知の対象とする。
【0039】
本実施例5では、ユーザ用のスロット14でのエラー発生時は、上記実施例1〜3で説明したエラー通知方法のいずれかによって、エラーの内容をユーザに通知する。
【0040】
一方、本実施例5では、サービスマン用のスロット24でエラーが起こった場合に、上記実施例1〜3で説明したエラー通知方法のうちどの方法で通知を行うかを操作部1にあるサービスマン操作ボタン13を操作して予め設定しておく。これにより、サービスマン用のスロット24でエラーが発生した場合も、予め設定されたエラー通知方法によって、エラーの内容を通知する。
【0041】
このように、本実施例5によれば、サービスマン用のスロットでエラーが発生した場合でも、エラーに対応した詳細な情報をプリントアウト可能であるため、サービスマンはエラーに関する資料を持ち歩くことなく、現場で正確な情報を元にスムーズにエラーに対する対処が可能となる。
【実施例6】
【0042】
本実施例6では、図5に示すように、上記本実施形態の画像処理装置と、外部端末とが、HUBを介して接続された状態で、ユーザ用の不揮発性メモリスロット14が使用された場合を想定している。
【0043】
図5に示す画像処理装置において、ユーザが不揮発性メモリをスロット14に装着し、その不揮発性メモリを使用するための操作を操作部1で行った時に、何らかの理由によりエラーが発生した場合、ASIC22は、発生したエラーを検知する。そして、ASIC22は、検知したエラーに対応する、エラー内容メッセージ及びエラー対処法メッセージを大容量記憶媒体4から取得し、取得した各メッセージを操作部1へ送り、ディスプレイ11に各メッセージの表示を行う。また、発生したエラーの内容及びその対処法(図3に示す内容)をコントローラ2のネットワークインターフェース23を介して、FRAM(又はNVRAM)27に登録されているユーザ用の外部端末に送信する。
【0044】
このように、本実施例6によれば、実施例2で説明したエラーの詳細な情報をネットワーク経由でユーザの外部端末に送信する機能を持つことで、詳細なエラーの内容及びエラーの対処法をユーザの端末から確認することができる。このため印刷物は出したくないが、エラーに関する詳細な情報を得たいユーザに対してその要求を満たすことが可能になる。
【0045】
以上、本発明の実施形態及び各実施例について説明したが、上記記載に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明は、情報を表示する表示部を有し、SDカード、USBメモリ、ICカード等の可搬型不揮発性記憶媒体が着脱可能な電子機器・電子装置に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例1に係る画像処理装置のエラー通知の画面表示例を示す図である。
【図3】本発明の実施例2に係る画像処理装置のエラー通知の画面表示例を示す図である。
【図4】本発明の実施例3に係る画像処理装置のエラー通知の画面表示例を示す図である。
【図5】本発明の実施例6に係る画像処理装置と外部端末との接続例を示す図である。
【符号の説明】
【0048】
1 操作部
2 コントローラ
3 プロッタ
4 大容量記憶媒体(HDD)
11 ディスプレイ
12 ユーザ操作ボタン
13 サービスマン操作ボタン
14 ユーザ用不揮発性メモリスロット
21 CPU
22 ASIC
23 ネットワークインターフェース
24 サービスマン用メモリスロット
25 ROM
26 RAM
27 FRAM

【特許請求の範囲】
【請求項1】
着脱可能な不揮発性メモリを装着可能なメモリ装着手段と、
前記不揮発性メモリの使用時に発生するエラーを検知するエラー検知手段と、
前記不揮発性メモリの使用時に発生するエラーの内容を示すエラー内容情報、及び、該エラーの対処法を示すエラー対処法情報が予め格納されるエラー情報格納手段と、
前記エラー内容情報及び前記エラー対処法情報を通知するエラー情報通知手段と、を有し、
前記エラー検知手段が所定のエラーを検知した場合、前記エラー情報通知手段は、前記エラー情報格納手段に格納されている前記エラー内容情報及び前記エラー対処法情報を通知することを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記エラー情報通知手段は、前記エラー内容情報及び前記エラー対処法情報を画面に表示する画面表示通知、及び、前記エラー内容情報及び前記エラー対処法情報を所定の媒体に出力する媒体出力通知、のうち少なくとも1つを行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記画面表示通知及び前記媒体出力通知のうち少なくとも1つを選択できる通知選択手段を有することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記メモリ装着手段は、
ユーザによって使用されるユーザ用メモリ装着手段と、
サービスマンによって使用されるサービスマン用メモリ装着手段と、に分かれており、
前記エラー検知手段は、前記ユーザ用メモリ装着手段の使用時に発生したエラーのみを検知することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記メモリ装着手段は、
ユーザによって使用されるユーザ用メモリ装着手段と、
サービスマンによって使用されるサービスマン用メモリ装着手段と、に分かれており、
前記エラー検知手段が前記ユーザ用メモリ装着手段の使用時に所定のエラーを検知した場合は、前記エラー情報通知手段は、前記画面表示通知及び前記媒体出力通知のうち少なくとも1つを行い、
前記エラー検知手段が前記サービスマン用メモリ装着手段の使用時に所定のエラーを検知した場合は、前記エラー情報通知手段は、前記画面表示通知及び前記媒体出力通知のうち予め設定された少なくとも1つを行うことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
【請求項6】
外部端末と接続するための外部端末接続手段と、
ユーザのアドレス情報を格納するアドレス情報格納手段と、を有し、
前記エラー検知手段が前記メモリ装着手段の使用時に所定のエラーを検知した場合、前記エラー情報通知手段は、前記エラー情報格納手段に格納されている前記エラー内容情報及び前記エラー対処法情報を、前記アドレス情報格納手段に格納されているアドレス情報を元に前記外部端末接続手段を介して前記外部端末へ通知することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項7】
着脱可能な不揮発性メモリを装着可能なメモリ装着手段と、前記不揮発性メモリの使用時に発生するエラーの内容を示すエラー内容情報、及び、該エラーの対処法を示すエラー対処法情報が予め格納されるエラー情報格納手段と、を有する装置に実行させるためのプログラムであって、
前記不揮発性メモリの使用時に発生するエラーを検知するエラー検知処理と、
前記エラー検知処理で検知されたエラーに対応する前記エラー内容情報及び前記エラー対処法情報を通知するエラー情報通知処理と、
を前記装置に実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項8】
前記エラー情報通知処理として、前記エラー内容情報及び前記エラー対処法情報を画面に表示する画面表示通知処理、及び、前記エラー内容情報及び前記エラー対処法情報を所定の媒体に出力する媒体出力通知処理、のうち少なくとも1つを前記装置に実行させることを特徴とする請求項7記載のプログラム。
【請求項9】
前記画面表示通知処理及び前記媒体出力通知処理のうち少なくとも1つを選択する通知選択処理を前記装置に実行させることを特徴とする請求項8記載のプログラム。
【請求項10】
前記メモリ装着手段が、ユーザによって使用されるユーザ用メモリ装着手段と、サービスマンによって使用されるサービスマン用メモリ装着手段と、に分かれている場合、
前記エラー検知処理として、前記ユーザ用メモリ装着手段の使用時に発生したエラーのみを検知する処理を前記装置に実行させることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項11】
前記メモリ装着手段が、ユーザによって使用されるユーザ用メモリ装着手段と、サービスマンによって使用されるサービスマン用メモリ装着手段と、に分かれている場合、
前記エラー検知処理により、前記ユーザ用メモリ装着処理の使用時に所定のエラーが検知された場合は、前記エラー情報通知処理として、前記画面表示通知及び前記媒体出力通知のうち少なくとも1つを前記装置に実行させ、
前記エラー検知処理により、前記サービスマン用メモリ装着処理の使用時に所定のエラーが検知された場合は、前記エラー情報通知処理として、前記画面表示通知及び前記媒体出力通知のうち予め設定された少なくとも1つを前記装置に実行させることを特徴とする請求項9記載のプログラム。
【請求項12】
前記エラー検知処理により、前記メモリ装着手段の使用時に所定のエラーが検知された場合、前記エラー情報通知処理として、前記エラー情報格納手段に格納されている前記エラー内容情報及び前記エラー対処法情報を、所定の格納手段に格納されているアドレス情報を元に外部端末へ通知する処理を前記装置に実行させることを特徴とする請求項7から11のいずれか1項に記載のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−187468(P2008−187468A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−19523(P2007−19523)
【出願日】平成19年1月30日(2007.1.30)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】