説明

画像形成装置、保守管理装置

【課題】 画像形成装置に蓄積されている秘匿性の高い情報の漏洩を確実に防ぐこと。
【解決手段】 操作子と、予め設定された所定の操作が前記操作子によって行なわれたか否かを検出する特定操作検出手段とを備える。これに加えて、前記特定操作検出手段が前記所定の操作が行なわれたことを検出すると、当該操作を行なった操作者を撮像し、その画像を表す画像情報を生成する撮像手段と、前記撮像手段が生成した画像情報を送信する送信手段を更に備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置のメインテナンス作業者が真正な担当者か否かを監視する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
いわゆる複合機と呼ばれる画像形成装置の保守管理をネットワークを介してリモートに行う保守管理システムが広く一般化してきている。そして、このようなシステムの好適化を支援する技術もいくつか開示されている。例えば、特許文献1に開示されたシステムは、デジタルカラー複写機と監視カメラ装置とを接続することによって、複写機の利用者を簡易確実に特定可能とする。また、特許文献2に開示されたシステムは、複写機にて設定される各種モードに応じてその複写機を撮影する態様を切り替えるようになっている。
【特許文献1】特開平7−44777号公報
【特許文献2】特開平11−194688号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、この種の保守管理システムを導入した場合であっても、現実には、その保守管理の運営者が、画像形成装置を設置したオフィスなどへメインテナンスのためのエンジニアを派遣しなければならないケースが往々にして生じる。一方で、近年、画像形成装置にはその撮像内容を蓄積可能な大容量記憶媒体が搭載されていることも多く、エンジニアを装った悪意者が、画像形成装置に搭載された記憶媒体から秘匿性の極めて高い情報を不正に入手してしまうといったような問題が発生することもあった。特に、画像形成装置が、いわゆるコピー室やコピーコーナーといったような比較的人目に付きにくい場所に備え付けられている場合は、そのような問題の発生する可能性が非常に高いとされていた。
本発明は、このような背景の下に案出されたものであり、画像形成装置に蓄積された秘匿性の高い情報の漏洩を確実に防ぐことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の好適な態様である画像形成装置は、操作子と、予め設定された所定の操作が前記操作子によって行なわれたか否かを検出する特定操作検出手段と、前記特定操作検出手段が前記所定の操作が行なわれたことを検出すると、当該操作を行なった人物を撮像し、その画像を表す画像情報を生成する撮像手段と、前記撮像手段が生成した画像情報を送信する送信手段とを備える。
この態様において、自機を識別する端末識別情報を記憶した記憶手段を更に備え、前記送信手段は、前記記憶手段から読み出した端末識別情報を、前記撮像手段が生成した画像情報と共に送信するようにしてもよい。
【0005】
本発明の別の好適な態様である保守管理装置は、各画像形成装置を識別する端末識別情報を、それら各画像形成装置のメインテナンスを担当する担当者の画像を表す画像情報と各々対応付けて記憶した記憶手段と、端末識別情報と画像情報のセットを受信する受信手段と、前記受信した端末識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された画像情報を読み出す読出手段と、前記読み出した画像情報と前記受信した画像情報から人物のある特徴を表す特徴値を抽出し、抽出した両特徴値の差が所定値を超えたとき、メインテナンス作業者が真正でない旨のメッセージを出力する出力手段とを備える。
【0006】
本発明の別の好適な態様である保守管理装置は、各画像形成装置を識別する端末識別情報を、それら各画像形成装置のメインテナンスを担当する担当者の画像を表す画像情報と各々対応付けて記憶した記憶手段と、端末識別情報と画像情報のセットを受信する受信手段と、前記受信した端末識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された画像情報を読み出す読出手段と、前記読み出した画像情報が表す画像と前記受信した画像情報が表す画像とを共に表示する表示手段とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、画像形成装置に蓄積されている秘匿性の高い情報の漏洩を確実に防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
(発明の実施の形態)
以下、本願発明の実施形態について説明する。本実施形態にかかる保守管理システムは、以下の2つの特徴を有する。1つ目の特徴は、顧客のオフィスなどに設置する画像形成装置に、それらのメインテナンス作業を行なっている人物の姿を撮像するための撮像手段を搭載させた点にある。2つ目の特徴は、各画像形成装置のメインテナンスを担当することになっているエンジニア(以下、「カスタマーエンジニア」と呼ぶ)の姿を表す画像を各画像形成装置毎に予め準備し、それらの画像と各画像形成装置の撮像手段によって撮像された人物の画像とを照合することにより、各画像形成装置にて実際にメインテナンス作業を行なった人物が真正なカスタマーエンジニアであるか否かを判断するようにした点にある。
【0009】
図1は、本実施形態にかかる保守管理システムの全体構成を示すブロック図である。図に示すように、このシステムは、各顧客のオフィスなどに1台又は複数台ずつ設置された画像形成装置10とそれら各画像形成装置10の保守管理を執り仕切る保守管理サーバ装置30とにより構成される。
【0010】
図2は、画像形成装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。この画像形成装置10は、コピーサービス、プリントサービス、ファクシミリサービスの3種のサービスを提供する。図に示すように、この画像形成装置10は、原稿を光学的に走査してその画像を読み取る画像入力デバイス11、画像データを用紙に印刷する画像印刷デバイス12、インターネットやLAN(local area network)に接続された他のノードとのデジタルデータの送受信を司るネットワーク通信デバイス13、電話回線を介したアナログ信号の送受信を司るファクシミリ通信デバイス14、それら各デバイスの動作を制御するコントローラ15、画像入力デバイス11が読み取った画像や画像印刷デバイス12による印刷履歴といった各種情報を記憶するハードディスク16、入力を行なう操作子であるタッチパネル17、各種情報を表示するディスプレイ18、自機の不具合を検知してカスタマーエンジニアの派遣要請を保守管理サーバ装置30へ不定期に通報する不具合発生通報部19、及び顧客に請求する課金額の算定基準となる画像出力枚数などをカウントして保守管理サーバ装置30へ定期に通報する利用状況通報部20を備える。ここで、画像形成装置10のハードディスク16は、自機を識別するための端末識別情報を記憶しているものとする。
【0011】
更に、画像形成装置10は、タッチパネル17によってある特定の操作が行なわれたか否かを検出する特定操作検出部21、デジタルカメラなどにより構成される撮像部22、及びこの撮像部22により得られた人物の画像をネットワーク通信デバイス13を介して保守管理サーバ装置30へ送信する画像送信制御部23を備える。後に詳述するように、これら各部は本実施形態に特徴的な動作を行う。
【0012】
画像形成装置10は、オペレーションモード、管理者モード、エンジニアリングモードの3つのモードに応じた個別の振る舞いを行うようになっている。
オペレーションモードは、コピーサービス、プリントサービス、及びファクシミリサービスを顧客に提供するモードである。このオペレーションモードになっているとき、画像形成装置10のコントローラ15は、タッチパネル17を介したサービスの利用指示に応じてジョブを生成し、そのジョブを実現すべく各デバイスの調停及び制御を行う。
【0013】
管理者モードは、例えば、ある画像形成装置10に登録してある短縮ダイアルリストの内容を同じオフィスに設置された別の画像形成装置10に伝送して登録させるといったような、上記各種サービスの活用を支援するために付加的に搭載されている機能を利用させるモードである。画像形成装置10のモードをオペレーションモードから管理者モードに遷移させるためには、各顧客の担当者に予め交付された固有のID、パスワードを入力する操作をタッチパネル17を介して行なわなければならないことになっている。以降の説明では、この管理者モードに遷移するための操作を、管理者モードログイン操作と呼ぶ。
【0014】
エンジニアリングモードは、例えば、ハードディスク16を筐体から引き出してその印刷履歴を閲覧するといったような、機器に発生した不具合を診断及び解消するための機能を利用させるモードである。画像形成装置10のモードをオペレーションモードからエンジニアリングモードに遷移させるためには、各画像形成装置10のカスタマーエンジニアに予め交付された固有のID、パスワードを入力する操作をタッチパネル17を介して行なわなければならないことになっている。以降の説明では、このエンジニアリングモードに遷移するための操作を、エンジニアリングモードログイン操作と呼ぶ。
【0015】
図3は、保守管理サーバ装置30のハードウェア構成を示すブロック図である。図に示すように、この保守管理サーバ装置30は、各種制御を行うCPU31、このCPU31のワーク領域として利用されるRAM32、IPL(initial program loader)などを記憶したROM33、OS(operating system)や各種プログラム、データベースを記憶したハードディスク34のほか、キーボード35、マウス36、通信インターフェース37、コンピュータディスプレイ38などを備える。
【0016】
そして、ハードディスク34は、契約情報データベース34aと、保守管理プログラム34bとを記憶する。
図4は、契約情報データベース34aのデータ構造図である。このデータベースは、各々が、顧客のオフィスに設置された1台の画像形成装置10と対応する複数のレコードの集合体である。このデータベースを構成する1つのレコードは、「画像形成装置」、「設置場所」、「担当CE」、「CE写真」、及び「契約情報」の5つのフィールドを有している。「画像形成装置」のフィールドには、各画像形成装置10を識別する端末識別情報を記憶する。「設置場所」のフィールドには、画像形成装置10の設置場所を表す設置場所情報を記憶する。「担当CE」のフィールドには、各画像形成装置10のメインテナンスを担当するカスタマーエンジニアを識別するCE識別情報を記憶する。「CE写真」のフィールドには、予め各カスタマーエンジニアの姿を撮像して得ていた画像情報を記憶する。「契約情報」のフィールドには、契約情報を記憶する。この契約情報は、出力枚数一枚当りの単位課金額や画像形成装置10の設置期間(契約期間)といったような、顧客と本システムの運営者との間で結ばれた利用契約の内容を表す情報を意味する。
【0017】
保守管理プログラム34bを実行するCPU31には、本実施形態に特徴的な以下の3つの機能が付与される。
a画像受信機能
これは、ある画像形成装置10の撮像部22によって生成された画像情報とその画像形成装置10の端末識別情報のセットを受信する機能である。
bCE画像読出機能
これは、画像受信機能によって取得された端末識別情報と対応付けられたレコードを契約情報データベース34aから特定し、そのレコードの「CE写真」のフィールドに記憶された画像情報を読み出す機能である。
c画像照合機能
これは、画像受信機能により受信された画像情報とCE画像読出機能により読み出された画像情報とから夫々抽出した特徴値を比較し、両者の差異が所定値を越えた場合に、エンジニアリングモードログイン操作が不正に行なわれた旨のメッセージをコンピュータディスプレイ38に表示させる機能である。
【0018】
次に、本実施形態の動作を説明する。
図5は、本実施形態の動作を表すフローチャートである。
上述したように、画像形成装置10は特定操作検出部21を備えており、この検出部21は、タッチパネル17を介してエンジニアリングモードログイン操作が行なわれたか否かを常時監視している。そして、図に示す動作は、何れかの顧客のオフィスに設置された画像形成装置10の特定操作検出部21が、エンジニアリングモードログイン操作が行なわれたことを検出すると開始される。
【0019】
エンジニアリングモードログイン操作が行なわれたことを特定操作検出部21が検出すると、撮像部22は、操作を行なった人物を撮像し、その画像を表す画像情報を生成する(S100)。
すると、画像送信制御部23は、ハードディスク16に記憶されている端末識別情報を読み出す(S110)。
【0020】
次に、画像送信制御部23は、ステップ100にて生成した画像情報とステップ110にて読み出した端末識別情報のセットを、ネットワーク通信デバイス13を介して保守管理サーバ装置30へ送信する(S120)。
保守管理サーバ装置30のCPU31は、画像形成装置10から送信された画像情報と端末識別情報のセットを通信インターフェース37を介して受信し、RAM32に記憶する(S130)。
【0021】
CPU31は、ステップ130にてRAM32に記憶したものと同じ端末識別情報を「画像形成装置」のフィールドに記憶しているレコードを契約情報データベース34aから特定し、特定したレコードの「CE写真」のフィールドに記憶されている画像情報をRAM32に読み出す(S140)。
CPU31は、ステップ130にて記憶した画像情報とステップ140にて読み出した画像情報とから、人物の特徴を表す特徴値を夫々抽出する(S150)。
【0022】
CPU31は、両画像情報から抽出した特徴値の差異が、予め設定された所定値を超えたか否かを判断する(S160)。
ステップ160の判断の結果、両画像情報から抽出した特徴値の差異が所定値を超えていたとき、CPU31は、真正でないカスタマーエンジニアによってエンジニアリングモードログイン操作が行なわれた旨のメッセージをコンピュータディスプレイ38に表示させる(S170)。
【0023】
以上説明した本実施形態では、各画像形成装置10のメインテナンスを担当するカスタマーエンジニアの姿を撮像して得た画像情報を保守管理サーバ装置30の契約情報データベース34aに予め記憶しておく。一方で、何れかの画像形成装置10にてエンジニアリングモードログイン操作が行なわれると、その画像形成装置10は、操作を行なった人物の姿を撮像して得た画像情報を保守管理サーバ装置30へ直ちに送信する。そして、保守管理サーバ装置30は、画像形成装置10から送信されてきた画像情報と自らの契約情報データベース34aに記憶してある画像情報とを照合することによって、エンジニアリングモードログイン操作が真正なカスタマーエンジニアによって行なわれているか否かを直ちに判断する。このため、カスタマーエンジニアを装った悪意者によってエンジニアリングモードログイン操作が行われ、画像形成装置10のハードディスク16に記憶されている各種情報が不正に持ち出されるといった事態を防ぐことができ、顧客の信頼を得ることもできる。
【0024】
また、画像形成装置10に対して操作を行なう人物を常時撮像するのではなく、エンジニアリングモードログイン操作が行われたことをトリガーとして撮像を行うようになっているので、保守管理サーバ装置30へ送信される画像情報のデータ量を抑えつつも、資産的価値を有する顧客の情報へのアクセスが可能なモードであるエンジニアリングモードへの不正な遷移を確実に監視することができる。
【0025】
(他の実施形態)
本願にかかる発明は、種々の変形実施が可能である。
各画像形成装置10から保守管理サーバ装置30へ受信された画像情報を蓄積しておき、所定の期間毎のメインテナンス実績を表すリポートとして顧客に提示するようにしてもよい。この変形例では、保守管理サーバ装置30が、各画像形成装置10から送信されてくる画像情報をその受信時刻と対にして契約情報データベース34aに記憶する。そして、画像形成装置10から保守管理サーバ装置30へ送信され同サーバ装置30にて記憶されていた画像情報の出力写真を、各顧客に宛てた請求書に添付して郵送する。このような運用を行うようにすれば、顧客は、自らの画像形成装置10のメインテナンスを行った人物が真正なカスタマーエンジニアであったか否かを容易に確認することができるため、顧客から高い信頼を得られる。
【0026】
また、蓄積した画像情報を、ネットワーク上の特定のサイトにて公開するようにしてもよい。この変形例では、顧客が自らの端末によって保守管理サーバ装置30にアクセスしてメインテナンス実績の開示を要求すると、保守管理サーバ装置30は、その顧客の画像形成装置10から送信され自らのハードディスク34に記憶しておいた画像情報をHTML(hypertext markup language)データとして返信する。このような運用を行うようにすれば、顧客は、自らの画像形成装置10のメインテナンスを行った人物が真正なカスタマーエンジニアであったか否かを何時でも確認できる。
【0027】
上記実施形態では、何れかの画像形成装置10から保守管理サーバ装置30が画像情報を受信すると、その画像情報と自らの契約情報データベース34aに記憶してある画像情報とから人物の特徴を表す特徴値を夫々抽出し、抽出した両特徴値の差異が所定値を超えた場合に、真正でないカスタマーエンジニアによって操作が行なわれた旨のメッセージを表示するようになっていた。これに対し、保守管理サーバ装置30に専用のオペレータを配し、画像形成装置10から送信されてきた画像情報が表す画像と契約情報データベース34aに記憶された画像情報が表す画像との相違をオペレータの目視によって確認させてもよい。つまり、この変形例では、保守管理サーバ装置30がある画像形成装置10から画像情報と端末識別情報のセットを受信すると、その端末識別情報と対応付けられたレコードを契約情報データベース34aから特定し、特定したレコードの「CE写真」のフィールドに記憶された画像情報をRAM32に読み出す。そして、受信した画像情報が表す画像とRAM32に読み出した画像情報が表す画像とをコンピュータディスプレイ38に隣り合わせて表示させる。表示させた両画像をオペレータが実際に見比べることによって、エンジニアリングモードログイン操作が真正なカスタマーエンジニアによって行なわれているか否かを判断する。
【0028】
上記実施形態では、エンジニアリングモードログイン操作が行なわれたことをトリガーとして撮像部22による撮像が行われることになっていた。これに対し、他の操作をトリガーとして撮像が行なわれるようにしてもよい。例えば、画像形成装置10の筐体に内蔵されているハードディスク16を筐体から取り外す操作を行なったことをトリガーとして撮像が行われるようにしてもよい。また、撮像部22自体を画像形成装置10から取り外したことをトリガーとして撮像が行われるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本実施形態にかかる保守管理システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【図3】保守管理サーバ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図4】契約情報データベースのデータ構造図である。
【図5】実施形態の動作を表すフローチャートである。
【符号の説明】
【0030】
10…画像形成装置、11…画像入力デバイス、12…画像印刷デバイス、13…ネットワーク通信デバイス、14…ファクシミリ通信デバイス、15…コントローラ、16…ハードディスク、17…タッチパネル、18…ディスプレイ、18…コンピュータディスプレイ、19…不具合発生通報部、20…利用状況通報部、21…特定操作検出部、22…撮像部、23…画像送信制御部、30…保守管理サーバ装置、31…CPU、32…RAM、33…ROM、34…ハードディスク、35…キーボード、36…マウス、37…通信インターフェース、38…コンピュータディスプレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作子と、
予め設定された所定の操作が前記操作子によって行なわれたか否かを検出する特定操作検出手段と、
前記所定の操作が行なわれたことを前記特定操作検出手段が検出すると、当該操作を行なった人物を撮像し、その画像を表す画像情報を生成する撮像手段と、
前記撮像手段が生成した画像情報を送信する送信手段と
を備えた画像形成装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置において、
自機を識別する端末識別情報を記憶した記憶手段
を更に備え、
前記送信手段は、
前記記憶手段から読み出した端末識別情報を、前記撮像手段が生成した画像情報と共に送信する
画像形成装置。
【請求項3】
各画像形成装置を識別する端末識別情報を、それら各画像形成装置のメインテナンスを担当する担当者の画像を表す画像情報と各々対応付けて記憶した記憶手段と、
端末識別情報と画像情報のセットを受信する受信手段と、
前記受信した端末識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された画像情報を読み出す読出手段と、
前記読み出した画像情報と前記受信した画像情報から人物のある特徴を表す特徴値を抽出し、抽出した両特徴値の差が所定値を超えたとき、メインテナンス作業者が真正でない旨のメッセージを出力する出力手段と
を備えた保守管理装置。
【請求項4】
各画像形成装置を識別する端末識別情報を、それら各画像形成装置のメインテナンスを担当する担当者の画像を表す画像情報と各々対応付けて記憶した記憶手段と、
端末識別情報と画像情報のセットを受信する受信手段と、
前記受信した端末識別情報と対応付けて前記記憶手段に記憶された画像情報を読み出す読出手段と、
前記読み出した画像情報が表す画像と前記受信した画像情報が表す画像とを共に表示する表示手段と
を備えた保守管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−88367(P2006−88367A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−273304(P2004−273304)
【出願日】平成16年9月21日(2004.9.21)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】