説明

画像形成装置

【課題】本発明は、LEDヘッドを用いた画像形成装置において、開閉カバーの回動時のユーザの操作性をより良くすることが出来る画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】前後方向において、LEDヘッド50Kの回転軸線24AKに対する位置は、LEDヘッド50Yの対する回転軸線24AYにたいする位置よりも回動軸3側である。従って、LEDヘッド50Kの最遠部Eは、プロセスユニット20Kから離れる。これにより、LED50Kの最遠部Eの回動軌跡をプロセスユニット20Kから回動軸3側に近づけることができる。従って、トップカバー4の開閉時において、プロセスユニット20Kと露光装置21Kとの干渉を低減でき、ユーザの操作性を高めることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回動可能なカバーでLEDヘッドを支持する画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、LED(発光ダイオード)ヘッドを用いた電子写真方式の画像形成装置において、感光ドラムやトナー収容室を備えた複数の画像形成ユニットが一方向に沿って並列に配列されたものが知られている。各画像形成ユニット間には、複数の画像形成ユニットの各感光ドラム上を露光するためのLEDヘッドを有する露光ユニットが、各画像形成ユニットに対して配置されている。
【0003】
このような画像形成装置では、装置上部に感光ドラムの回転軸線と平行な一辺を回動軸として回動可能な開閉カバーが設けられたものが知られている。各LEDヘッドは、この開閉カバーの内面に対して支持部材を介して連結される。これにより、各LEDヘッドは、開閉カバーが開かれた状態では各感光ドラムから離間し、開閉カバーが閉じられた状態では各感光ドラムに近接する(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9−160333
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方で、近年画像形成装置の小型が望まれている。そのため、露光ユニットが配列される一方向に沿って、各露光ユニットと、各露光ユニットの間に配置される画像形成装置内の他の部材との間隔を小さくする必要が生じる。
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、各露光ユニットは、一方向における各感光ドラムの回転軸線に対する位置が等しい。また、回動軸側に位置する露光ユニットほど、開閉カバーの回動に伴う回動軌跡の曲率が大きい。
【0007】
そのため、露光ユニットと一方向における画像形成装置内の他の部材との間隔を狭めると、より回動軸側に位置する露光ユニットは、その後方(回動軸と離れる方向)に位置する他の部材とより接触しやすくなる。そのため、開閉カバーの回動時において、他の部材と露光ユニットとが接触することによって、開閉カバーの開閉動作の抵抗が大きくなり、ユーザの操作性を損なう虞があった。
【0008】
そこで、本発明は、LEDヘッドを用いた画像形成装置において、開閉カバーの回動時のユーザの操作性をより良くすることが出来る画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、筐体と、画像形成部とを備える。
【0010】
画像形成部は、第一方向に沿って配置され、静電潜像が形成される複数の回転可能な感光体を有する。
【0011】
筐体は、画像形成部と対向するように第一方向に沿って延び、第一方向の一端側に設けられ、第一方向と直交する第二方向に平行な回動軸を中心に回動して開閉可能な開閉カバーを有する。
【0012】
複数の感光体は、第二方向に平行な第一の軸線について回転可能な第一の感光体と、第一の感光体を挟んで回動軸の反対側にあり、第二方向に平行な第二の軸線について回転可能な第二の感光体と、を有する。
【0013】
開閉カバーは、第一方向に延びるカバー本体と、カバー本体に取り付けられ、各感光体を露光するための複数のLEDヘッドと、を有する。
【0014】
複数のLEDヘッドは、第一の感光体を露光するための第一のLEDヘッドと、第二の感光体を露光するための第二のLEDヘッドと、を有する。
【0015】
回動軸に沿う方向から見て、第一方向において、第一の軸線に対する第一のLEDヘッドの位置は、第二の軸線に対する第二のLEDヘッドの位置よりも、回動軸側であることを特徴とする。
【0016】
(2)また、回動軸は、回動軸に沿った方向から見て第一方向と垂直な方向において、複数のLEDヘッドと開閉カバーとの間に配置されることが好ましい。
【0017】
(3)また、画像形成部は、第一方向に沿って配列され、複数の感光体を備えた複数のプロセスユニットを有し、複数のプロセスユニットは、第一方向において複数のLEDヘッドと交互に配置されていることが好ましい。
【0018】
(4)また、複数のプロセスユニットは、第一の感光体を有する第一のプロセスユニットを有し、第一のプロセスユニットは、第一方向において、第一のLEDヘッドを挟んで回動軸とは反対側に位置していることが好ましい。
【0019】
(5)また、複数のLEDヘッドのうち、第一のLEDヘッドを除く他のLEDヘッドは、各感光体の回転軸線に対する第一方向における位置が等しいことが好ましい。
【0020】
(6)また、複数のプロセスユニットの内部には、静電潜像を現像するための現像剤が収容され、第一のプロセスユニットには、黒色の現像剤が収容され、第一のプロセスユニットを除く他の前記プロセスユニットには、カラーの現像剤が収容されていることが好ましい。
【0021】
(7)また、第一のプロセスユニットは、第一のプロセスユニットを除く他のプロセスユニットより、現像剤の収容容積が大きいことが好ましい。
【0022】
(8)また、複数のLEDヘッドは、回動軸側に位置するものほど、第一方向における各感光体の回転軸線に対する位置が回動軸側に位置するように設けられていることが好ましい。
【0023】
(9)また、第一の軸線に対する前記第一のLEDヘッドの位置は、前記第二のLEDヘッドを前記第二の回転軸線を中心として、前記回動軸側に回転させた位置にあることが好ましい。
【0024】
(10)また、第一方向は、水平方向であることが好ましい。
【0025】
(11)また、複数のプロセスユニットは、内部に現像剤を収容する現像剤収容部を有し、現像剤収容部は、回動軸の沿う方向から見て、複数のLEDヘッドとカバー本体との間に位置し、第一方向においてLEDヘッドと交互に配置されていることが好ましい。
【0026】
(12)また、複数の感光体は、第二の感光体を挟んで第一の感光体と反対側に配置される第二の感光体と隣り合う第三の感光体とを、を有し、第一方向において、隣り合う各現像剤収容部の間隔は等しく、第一方向において、第一と第二の感光体との間隔は、第二の感光と第三の感光体との間隔より大きいことが好ましい。
【発明の効果】
【0027】
(1)このように構成された画像形成装置によれば、回動軸に沿う方向から見て、第一方向において、前第一の軸線に対する前第一のLEDヘッドの位置は、第二の軸線に対する第二のLEDヘッドの位置よりも、回動軸側であるので、回動軸側に配置される第一のLEDヘッドと画像形成装置内に配置される他の部材との干渉を低減できる。
【0028】
(2)また、回動軸が回動軸に沿った方向から見て第一方向と垂直な方向において、複数のLEDヘッドと開閉カバーとの間に配置される場合は、開閉カバーの開閉時におけるより操作性の良い画像形成装置とすることができる。
【0029】
(3)また、画像形成部が前第一方向に沿って配列され、複数の感光体を備えた複数のプロセスユニットを有し、複数のプロセスユニットが、第一方向において複数のLEDヘッドと交互に配置されている場合、プロセスユニットとLEDヘッドの干渉を低減できる。
【0030】
(4)また、複数のプロセスユニットが第一の感光体を有する第一のプロセスユニットを有し、第一のプロセスユニットは、第一方向において、第一のLEDヘッドを挟んで回動軸とは反対側に位置している場合は、第一方向におけるプロセスユニットの第一のLEDユニットとの干渉をより低減できる。
【0031】
(5)複数のLEDヘッドのうち、第一のLEDヘッドを除く他のLEDヘッドが各感光体の回転軸線に対する第一方向における位置が等しい場合は、より複数のプロセスユニットと複数のLEDヘッドとの干渉が低減される。
【0032】
(6)また、第一のプロセスユニットには、黒色の現像剤が収容され、第一のプロセスユニットを除く他の前記プロセスユニットには、カラーの現像剤が収容されている場合は、カラーの現像剤が収容されるプロセスユニットの感光体について、露光装置による感光体上の露光される位置をそろえることができる。
【0033】
(7)また、第一のプロセスユニットが第一のプロセスユニットを除く他のプロセスユニットより、現像剤の収容容積が大きい場合は、ユーザによるプロセスユニットの交換頻度を下げ利便性を向上させることができる。
【0034】
(8)また、複数のLEDヘッドが回動軸側に位置するものほど、第一方向における各感光体の回転軸線に対する位置が回動軸側に位置するように設けられている場合は、それぞれの露光装置を、プロセスユニットと接触しない最適な角度とすることができる。
【0035】
(9)また、第一の軸線に対する第一のLEDヘッドの位置が、第二のLEDヘッドを第二の回転軸線を中心として、回動軸側に回転させた位置にある場合は、露光装置からの光を感光体に対して垂直に入射させることができる。従って、良好な画像形成が可能となる。
【0036】
(10)また、第一方向が、水平方向である場合は、画像形成装置の鉛直方向の小型化が可能となる。
【0037】
(11)また、複数のプロセスユニットが内部に現像剤を収容する現像剤収容部を有し、現像剤収容部は、回動軸の沿う方向から見て、複数のLEDヘッドとカバー本体との間に位置し、第一方向においてLEDヘッドと交互に配置されている場合は、画像形成装置の水平方向の小型化が可能となる。
【0038】
(12)また、複数の感光体は、第二の感光体を挟んで第一の感光体と反対側に配置される第二の感光体と隣り合う第三の感光体とを、を有し、第一方向において、隣り合う各現像剤収容部の間隔は等しく、第一方向において、第一と第二の感光体との間隔は、第二の感光と第三の感光体との間隔より大きいことが好ましい。これにより、一層第一のプロセスユニットの現像剤収容部の容積を大きくすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】図1は、カラープリンタの側断面の模式図である。
【図2】図2は、トップカバーが開かれた状態の図である。
【図3】図3は、画像形成部、トップカバーおよび露光装置を左右方向から見た模式図である。
【図4】図4は、変形例1に係る画像形成部、トップカバーおよび露光装置を左右方向から見た模式図である。
【図5】図5は、変形例2に係る画像形成部、トップカバーおよび露光装置を左右方向から見た模式図である。
【図6】図6は、変形例3に係る画像形成部、トップカバーおよび露光装置を左右方向から見た模式図である。
【図7】図7は、その他の実施形態における保持部材、LEDヘッド、感光ドラムを前方から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
<カラープリンタ1の全体構成>
次に、図1を用いて画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1の構成について説明する。図1は、カラープリンタ1の側断面の模式図である。
【0041】
図1に示すように、カラープリンタ1は、本体筐体2に、用紙Pを供給する給紙部5と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部6と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部7とを備えている。ここで、筐体2は、後面2Bと、後面2Bと対向する前面2Aと、後面2Bから前面2Aに向かう方向(前後方向)へ延在する上面2Cと、この上面2Cに対向する下面2Dとを有する。
【0042】
なお、以下の説明において、特に断りが無い限り図1に示した上下方向を上下、図1における左側を手前、右側を奥、紙面の奥側を右、紙面の手前側を左として、各方向を示す。ここでの方向は、カラープリンタ1の手前側に立った者から見た方向を基準として規定してある。
【0043】
(1)給紙部5
給紙部5は、本体筐体2内の下方において、本体筐体2に着脱自在に装着される給紙トレイ8と、給紙トレイ8から用紙Pを画像形成部6へ搬送する用紙搬送機構10とを備える。
【0044】
用紙搬送機構10は、給紙トレイ8の手前側端部に取り付けられた給紙ローラ11、分離ローラ12等を有し、これらにより用紙Pが一枚ずつ分離されて上方へ送られる。上方へ向けて送り出された用紙Pは、紙粉取りローラ13とピンチローラ14との間を通過する過程で紙粉が除去された後、奥方へ方向転換され、ベルト32上に供給される。
【0045】
(2)画像形成部6
画像形成部6は、複数のプロセスユニット20(20C、20M、20Y、20K)を備えている。露光装置21(21C、21M、21Y、21K)は、各プロセスユニット20に対応して設けられている。転写部22は、複数のプロセスユニット20の下方設けられている。定着部23は、複数のプロセスユニット20に対して用紙Pの搬送方向下流側に設けられている。
【0046】
プロセスユニット20は、感光体の一例としての感光ドラム24(24C、24M、24Y、24K)、現像剤収容室の一例としてのトナー収容室25(25C、25M、25Y、25K)、現像ローラ26等を備える。各感光ドラム24は、前後方向において並列に配置されている。各感光ドラム24は、左右方向に沿って延びる回転軸線24A(24AC、24AM、24AY、24AK)(図2参照)について回転する。各トナー収容室25には、シアン、マゼンタ、イエローブラックの各色のトナーが内部に収容されている。
【0047】
現像ローラ26は、感光ドラム24の前方上側に感光ドラム24と接触して配置されている。
【0048】
そして、プロセスユニット20では、スコロトロン型帯電器39により感光ドラム24の表面が帯電され、この帯電された部分が露光装置21から出射された光によって露光されて電位が下がることによって、感光ドラム24上に画像データに基づく静電潜像が形成される。さらに、この静電潜像に現像ローラ26より帯電されたトナーが供給されることで、感光ドラム24上にトナー像が形成される。
【0049】
露光装置21は、各感光ドラム24を露光するために各感光ドラム24に対応して複数設けられ、複数のプロセスユニット20の並列方向において各プロセスユニット20と交互に配置されている。詳しくは、奥側から露光装置21、プロセスユニット20の順となるように並べられている。各露光装置21は、同一の部材で構成されている。
【0050】
そして、各露光装置21は、本体筐体の奥側に設けられた回動軸3を中心として回動するトップカバー4に対して連結されている。これにより、各露光装置21は、各感光ドラム24を露光する位置と、各感光ドラム24から本体筐体2の上面2C側に退避する退避位置との間で移動可能となっている。
【0051】
詳しくは、露光装置21は、トップカバー4の回動に伴い後述するヘッド回動軸60を中心に回動するように、トップカバー4に対して取り付けられている。具体的には、露光装置21は、図1の状態から、トップカバー4の前側端部が回動軸3を中心として上方に回動されると上方に移動する。しかし、露光装置21は、前後方向において、後述するLEDヘッド50がプロセスユニット20の間に位置する間は、ヘッド回動軸60を中心として回動しない。すなわち、露光装置21は、トップカバー4の延びる方向に対して一定の角度でトップカバー4に支持されている。そして、さらにトップカバー4が上方に回動されることで、LEDヘッド50は、各プロセスユニット20の間を抜ける。その後、図2に示すように、露光装置21は、トップカバー4の回動に伴いLEDヘッド50が回動軸3側を向くように、ヘッド回動軸60を中心として回動する。
【0052】
因みに、回動軸3は、左右方向から見て、後述する各LEDヘッド50(図2参照)よりも上側に位置するように配置されている。プロセスユニット20は、トップカバー4が筐体2に対して開かれた状態において、筐体2から着脱可能である。
【0053】
転写部22は、駆動ローラ30、従動ローラ31、ベルト32、転写ローラ33およびクリーニング部34を備えている。
【0054】
駆動ローラ30および従動ローラ31は、離間して平行に配置され、これらの間に無端状のベルト32が張り渡されている。また、ベルト32の内側には各感光ドラム24との間でベルト32を挟み込む転写ローラ33が配置されている。転写ローラ33には、図示しない高圧基板から転写バイアスが印加される。画像形成時には、ベルト32により搬送されてきた用紙Pは、感光ドラム24と転写ローラ33にベルト32を介して挟まれ、感光ドラム24上のトナー像が用紙Pに転写される。
【0055】
クリーニング部34は、ベルト32の下方に配置され、ベルト32に付着したトナーを除去し、その下方に配置されたトナー貯留部35に除去したトナーを落下させるようになっている。
【0056】
定着部23は、転写部22の下流側、すなわち本体筐体2における後側に配置され、加熱ローラ36および加圧ローラ37を備える。加熱ローラ36の中にはハロゲンランプが設けられ、このハロゲンランプは加熱ローラ36の表面を定着温度に加熱する。加圧ローラ37は、加熱ローラ36と圧接されるように配置され、加熱ローラ36との間で用紙Pを挟持しつつ送ることで、用紙P上のトナー像を熱定着させる。
【0057】
排紙部7には、用紙Pを搬送する複数の排紙ローラ38が配置されている。そして、排紙ローラ38により排紙された用紙Pは、本体筐体2の上面2C(排紙トレイ)に蓄積される。
【0058】
<本発明の特徴部の構造>
次に図3を用いて、本発明の特徴部の構造、すなわち露光装置21について説明する。図3は、画像形成部6、トップカバー4および露光装置21を左右方向から見た模式図である。図3に示すように、各露光装置21は、露光ヘッドの一例としてのLEDヘッド50(50C、50M、50Y、50K)、保持部材51(51C、51M、51Y、51K)および支持体52を備える。図2では、開閉カバーおよびカバー本体の一例としてのトップカバー4が筐体2に対して閉じられた状態であり、露光装置21は、感光ドラム24に対して露光位置にある。
【0059】
各LEDヘッド50は、左右方向に一列に配列されたLEDアレイ(図示せず)と対向部の一例としてのレンズアレイ55(55C、55M、55Y、55K)とを備える。LEDアレイ54は、半導体チップであり、複数のLED(発光ダイオード)が左右方向に沿って配列されて構成されている。レンズアレイ55は、LEDアレイ54から出射された光を感光ドラム24の表面に結像させる。レンズアレイ55は、LEDアレイ54の配列方向に延びLEDアレイ54と対向して配置されている。
【0060】
保持部材51は、側面視矩形状の樹脂製の部材であり、LEDヘッド50に対して上側に位置している。各保持部材51は、各プロセスユニット20の間で略上下方向に延び、感光ドラム24側の端部においてLEDヘッド50を左右方向に亘って保持している。
【0061】
支持体52は、保持部材51を支持する支持部58およびトップカバー4に連結される連結部59を備える。支持部58は、前後方向から見て一対の板状の樹脂性部材であり、下端部において保持部材51を前後方向から挟むように保持部材51を支持している。連結部59は、左右方向に延びる部材であり、支持部58の上方に支持部58と一体で設けられている。連結部59は、前後方向における中ほどにヘッド回動軸60が挿通され、ヘッド回動軸60に対して回動可能である。
【0062】
図3に示すように、各露光装置21は、露光位置において鉛直方向に対して所定の角度となるようにトップカバー4に取り付けられている。具体的には、LEDヘッド50(50C、50M、50Y、50K)は、左右方向から見て、各レンズアレイ55と各感光ドラム24の回転軸線24Aとをつなぐ一点鎖線で示す直線L(LC、LM、LY、LK)が鉛直方向と所定の角度となるように保持部材51に取り付けられている。ここで、直線Lは、レンズアレイ55と回転軸線24Aとを最短距離で結んでいる。すなわち、直線Lは、LEDヘッド50の光軸と等しい。
【0063】
図3に示すように、直線LC、LM、LYは、鉛直方向に対してそれぞれ同じ角度(約6°)でそれぞれの感光ドラム24の回転軸線24Aを中心として前方に傾いている。すなわち、LEDヘッド50C、50M、50Yは、各感光ドラム24の回転軸線24Aを中心として前側に回転させることで傾いて配置されている。因みに各プロセスユニット20の前後方向の間隔は一定である。
【0064】
直線LKは、鉛直方向と略平行である。すなわち、LEDヘッド50Kは、他のLEDヘッド50C、50M、50Yをそれぞれの感光ドラム24C、24M、24Yの回転軸線24AC、24AM、24AYを中心として回動軸3側に回転させた位置にある。
【0065】
このとき、露光装置21Kは、LEDヘッド50Kのプロセスユニット20側の部分である後述する最遠部Eがプロセスユニット20Kから離れるように傾いて配置されている。各保持部材51は、直線LC、LM、LY、LK上に位置するように支持体52によって支持されている。
【0066】
ここで第一のプロセスユニットの一例としてのプロセスユニット20Kとのプロセスユニット20Yに注目して説明する。図3に示すように、プロセスユニット20K、20Yは、それぞれ第一の感光体の一例としての感光ドラム24K、および第二の感光体の一例としての感光ドラム24Yを備える。感光ドラム24K、24Yには、第一のLEDヘッドの一例としてのLEDヘッド50Kおよび第二のLEDヘッドの一例としてのLEDヘッド50Yが対向している。
【0067】
露光装置21Kおよび露光装置21Yは、それぞれLEDヘッド50KおよびLEDヘッド50Yを備えている。そして、上記したとおり露光装置21Kは、露光装置21C、21M、21Yと比べて回転軸3側に傾いて配置されている。より具体的には、保持部材51Kは、LEDヘッド50Kに対するトップカバー4側の端部であるカバー側端部62Kが、保持部材51YにおけるLEDヘッド50Yに対するトップカバー4側の端部であるカバー側端部62Yが回動軸3側に位置するように傾いて配置されている。また、前後方向において、LEDヘッド50Kの回転軸線24AKに対する位置は、LEDヘッド50Yの対する回転軸線24AYにたいする位置よりも回動軸3側である。
【0068】
このように構成されるカラープリンタ1において、トップカバー4の開閉時における各露光装置21の回動軌跡OLを図2に二点鎖線で示す。図3においては各露光装置21における、回動軸3から最も離れた場所の部位である最遠部Eの回動軌跡を示している。各最遠部Eは、各LEDヘッド50の前方下側の縁部である。また、図3には、LEDヘッド50KをLEDヘッド50C、50M、50Yと同じ角度で取り付けた場合のLEDヘッド50Kの最遠部E2における回動軌跡OL2が示されている。LEDヘッド50K2は、点線で示されている。
【0069】
各回動軌跡OLに示されるように、各LEDヘッド50は、トップカバー4が上側に回動されるに伴い、露光位置から円弧を描くように上側に移動し、各プロセスユニット20のトナー収容室25と横を通過して、各プロセスユニット20の間を抜ける。
【0070】
図3に示すように、LEDヘッド50Kは、LEDヘッド50C、50M、50Yと比べて、直線LKが感光ドラムの回転軸線24Aを中心として回転するように後方側に傾いて配置されている。そのため、LEDヘッド50Kの最遠部Eは、最遠部E2より回動軸3側により近い位置に配置される。従って、LEDヘッド50Kの最遠部Eにおける回動軌跡OLは、最遠部E2の回動軌跡OL2よりその半径が小さくなる。
【0071】
以上により、上記のカラープリンタ1は、以下のような効果を得ることができる。
【0072】
保持部材51Kは、LEDヘッド50Kに対するトップカバー4側の端部であるカバー側端部62Kが、保持部材51YにおけるLEDヘッド50Yに対するトップカバー4側の端部であるカバー側端部62Yが回動軸3側に位置するように傾いて配置されている。また、前後方向において、LEDヘッド50Kの回転軸線24AKに対する位置は、LEDヘッド50Yの対する回転軸線24AYにたいする位置よりも回動軸3側である。従って、LEDヘッド50Kの最遠部Eは、プロセスユニット20Kから離れる。これにより、LED50Kの最遠部Eの回動軌跡をプロセスユニット20Kから回動軸3側に近づけることができる。従って、トップカバー4の開閉時において、プロセスユニット20Kと露光装置21Kとの干渉を低減でき、ユーザの操作性を高めることができる。
【0073】
また、最も回動軸3側に位置する露光装置21Kを回動軸側に傾けて配置した。これにより、回動軸3側に位置するLEDヘッド50Kの回動軌跡ほど曲率が大きいことから、より効率良くプロセスユニット20と露光装置21とが干渉することを低減できる。
【0074】
また、黒色のトナーが収容されるプロセスユニット20Kを最も回動軸3側に配置し、露光装置21Kのみをカバー側端部62Kが回動軸3側に近づくように傾けて配置する。一方で、露光装置21C、21M、21Yは、それぞれ鉛直方向に対して等しい角度となるように配置されている。これにより、感光ドラム24C、24M、24Yそれぞれの周面上において、露光装置21C、21M、21Yにより露光される位置をそろえることができる。これにより、良好な画像形成が可能となる。
【0075】
また、回動軸3は、左右方向から見て、上下方向において各LEDヘッド50とトップカバー4との間に位置している。このような構成によると、各LEDヘッド50の回動軌跡OLは、より各プロセスユニット20側を通過する。従って、このような構成において、本実施形態のように露光装置21Kをプロセスユニット20Kから離れるように傾けて配置することは、LEDヘッド50Kとプロセスユニット20Kとの干渉を低減するうえでより有効である。
【0076】
また、LEDヘッド50Kは、感光ドラム24Kの回転軸線24AKを中心として後方側に回転されることで、回転軸線24AKに対する位置がLEDヘッド50Yの対する回転軸線24AYに対する位置よりも回動軸3側である。これにより、LEDヘッド50Kは、感光ドラム24Kの表面に垂直に光を入射することができる。従って、良好な画像形成が可能となる。
【0077】
また、各プロセスユニット20および各トナー収容室25は、水平方向に沿って配置されている。これにより、カラープリンタ1の上下方向の小型化が可能となる。
【0078】
<変形例1>
次に、図4を用いて変形例1の説明をする。図4は、変形例1に係るトップカバー4、画像形成部6および各露光装置21の側断面の模式図を示す。変形例1においては、各露光装置21は、それぞれ鉛直方向に対して異なる角度となるように設けられている。
【0079】
具体的には、直線LC、LM、LY、LKは、LEDヘッド50は、回動軸3に近い位置に配置されるものほど、各感光ドラム24の各回転軸線24Aを中心として後方に回転されることで傾いている。言い換えると、各LEDヘッド50は、後方側に配置されるものほど、各回転軸線24Aに対する位置が回動軸3側となるように配置されている。
【0080】
例えば、直線LCは、鉛直方向に対して6°前方に回転軸線24ACを中心として傾くようにLEDヘッド50Cが保持部材51に対して設けられている。直線LMは、鉛直方向に対して4°前方に傾くようにLEDヘッド50Mが保持部材51に対して設けられている。直線LYは、鉛直方向に対して2°前方に傾くようにLEDヘッド50Yが保持部材51に対して設けられている。そして、直線LKは、鉛直方向に沿うように、LEDヘッド50Kが保持部材51に対して設けられている。
【0081】
各保持部材51は、左右方向から見て、直線LC、LM、LY、LK上に位置するように設けられている。
【0082】
以上により、変形例1においては、以下のような効果を得ることができる。
【0083】
各LEDヘッド50は、後方側に配置されるものほど、各回転軸線24Aに対する位置が回動軸3側となるように配置されている。これにより、各露光装置21は、各露光装置21の回動軌跡にあわせて、各露光装置21の前方側に配置されるプロセスユニット20との干渉を低減できる最適な角度で配置することができる。
【0084】
<変形例2>
次に、図5を用いて変形例2についての説明をする。図5は、変形例2に係るトップカバー4、画像形成部6および露光装置21の側断面の模式図を示す。図5に示すように、露光装置21Kは、鉛直方向に対して回動軸3側に傾いて設けられている。
【0085】
具体的には、LEDヘッド50Kは、直線LKが鉛直方向に対して回転軸線24Aを中心として回転軸3側に傾くように、保持部材51に対して設けられている。変形例2においては、直線LKは、鉛直方向に対して6°回転軸3側に傾くように設けられている。また、直線LC、LM、LYについては、第1実施形態と同様である。すなわち、直線LC、LM、LYは、鉛直方向に対して6°回転軸線24Aを中心として前方側に傾いている。これにより、LEDヘッド50Kの最遠部Eは、上記の実施形態と比べてより、回動軸3側に近づくこととなる。
【0086】
よって、変形例2におけるLEDヘッド50Kの最遠部Eの回動軌跡OLは、より半径が小さくなり、プロセスユニット20Kから離れた位置を通ることとなる。
【0087】
以上により、変形例2においては、以下のような効果を得ることが出来る。
【0088】
このように、LEDヘッド50Kの最遠部Eは、プロセスユニット20Kから離れるように傾いて配置されている。具体的には、LEDヘッド50Kは、回転軸線24AKを通り上下方向に沿う直線よりも回動軸3側に位置している。よって、LEDヘッド50Kの回動軌跡OLは、プロセスユニット20Kからより離れる。このスペースを利用してプロセスユニット20Kのトナー収容室25のトナー収容容積を大きくすることができる。これにより、ユーザは、プロセスユニット20Kの交換頻度を少なくすることができる。トナー収容室25Kに示される点線は、比較のためにトナー収容室25Yを重ねて示したものである。
【0089】
<変形例3>
次に図6を参照しながら変形例3の説明をする。図6は、変形例3に係るトップカバー4、画像形成部6および露光装置21の側断面の模式図である。図6に示すように、露光装置21Kは、鉛直方向に対して回動軸3側に傾いて設けられている。
【0090】
具体的には、LEDヘッド50Kは、直線LKが鉛直方向に対して回転軸線24AKを中心として回転されることで回転軸3側に傾くように、保持部材51に対して設けられている。変形例3においては、直線LKは、鉛直方向に対して約6°回転軸3側に傾くように設けられている。これにより、LEDヘッド50Kの最遠部Eは、プロセスユニット20Kから離れる。また、直線LC、LM、LYについては、第1実施形態と同様である。すなわち、直線LC、LM、LYは、鉛直方向に対して6°各回転軸線24A(24AC、24AM、24AY)を中心として前方側に傾いている。
【0091】
また、変形例3においては、感光ドラム24Kと感光ドラム24Yとの前後方向の間隔が、他の隣り合う感光ドラム24同士の前後方向における感覚よりも大きくなるように設けられている。具体的には、図6に示すように、感光ドラム24Cの回転軸線24ACと、感光ドラム24Mの回転軸線24AMとの間隔は、間隔D1である。同様に、回転軸線24AMと、回転軸線24AYとの間隔は、間隔D1である。一方で、感光ドラム24Yの回転軸線24AYと、感光ドラム24Kの回転軸線24AKとの間隔は、間隔D1より大きい間隔D2である。
【0092】
これにより、露光装置21Kは、上記実施形態と比べて、より回動軸3側に配置されることになる。従って、LEDヘッド50Kの最遠部Eは、より回動軸3との距離が短くなる。従って、変形例3におけるLEDヘッド50Kの最遠部Eの回動軌跡OLは、上記実施形態と比べて、回動軸3からの距離が短くなる。一方で、隣り合うトナー収容室25同士の前後方向における間隔は、上記実施形態と変わっていない。よって、LEDヘッド50Kの回動軌跡OLは、上記実施形態と比べてプロセスユニット20Kから回動軸3側に離れた位置を通る。従って、プロセスユニット20Kのトナー収容室25Kの収容容積を大きくすることができる。トナー収容室25Kに示される点線は、比較のためにトナー収容室25Yを重ねて示したものである。
【0093】
<その他の実施形態>
上記実施形態では、回動軸3を画像形成部6に対して後方側に配置する構成としたが、回動軸3は、画像形成部6に対して前方側に配置されていても良い。
【0094】
また、上記実施形態においては、露光ヘッドとしてLEDヘッド50を採用したが、露光ヘッドの光源としては、LEDに限らず、EL(エレクトロ・ルミネッセンス)素子や蛍光体などであっても良い。
【0095】
また上記実施形態おいては、露光装置21は、トップカバー4に対して回動可能としたが、トップカバー4に対して固定されていても良い。
【0096】
また、上記実施形態では、最遠部EをLEDヘッド50の一部としたが、最遠部Eは、保持部材51や支持体52の一部であっても良い。
【0097】
また、図7に示すように、保持部材51は、左右方向においてLEDヘッド50と隣り合うように、一対の回転可能なコロ90が設けられていても良い。コロ90は、保持部材51の左右方向両端から下方に延びるコロ支持部91に対して、回転可能に取り付けられている。コロ90は、感光ドラム24の表面と当接してLEDヘッド50と感光ドラム24との間隔を一定に保つものである。これにより、LEDヘッド50は、感光ドラム24に対して、より詳細に位置決めがされる。
【符号の説明】
【0098】
3 回動軸
4 トップカバー
20 プロセスユニット
21 露光装置
24 感光ドラム
25 トナー収容室
50 LEDヘッド
55 レンズアレイ
62 カバー側端部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前記筐体と、
前記筐体内に設けられる画像形成部と、を備える画像形成装置であって、
前記画像形成部は、第一方向に沿って配置され、静電潜像が形成される複数の回転可能な感光体を有し、
前記筐体は、前記画像形成部と対向するように前記第一方向に沿って延び、前記第一方向と直交する第二方向に平行であり前記第一方向の一端側に設けられた回動軸を中心に回動して開閉可能な開閉カバーを有し、
前記複数の感光体は、前記第二方向に平行な第一の軸線について回転可能な第一の感光体と、前記第一方向において前記第一の感光体を挟んで前記回動軸の反対側にあり、前記第二方向に平行な第二の軸線について回転可能な第二の感光体を有し、
前記開閉カバーは、
前記第一方向に延びるカバー本体と、
前記カバー本体に取り付けられ、各前記感光体を露光するための複数のLEDヘッドと、を有し、
前記複数のLEDヘッドは、前記第一の感光体を露光するための第一のLEDヘッドと、前記第二の感光体を露光するための第二のLEDヘッドと、を有し、
前記回動軸に沿う方向から見て、前記第一方向において、前記第一の軸線に対する前記第一のLEDヘッドの位置は、前記第二の軸線に対する前記第二のLEDヘッドの位置よりも、前記回動軸側であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記回動軸は、前記回動軸に沿った方向から見て前記第一方向と垂直な方向において、複数の前記LEDヘッドと前記開閉カバーとの間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像形成部は、前記第一方向に沿って配列され、前記複数の感光体を備えた複数のプロセスユニットを有し、
前記複数のプロセスユニットは、前記第一方向において前記複数のLEDヘッドと交互に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
複数の前記プロセスユニットは、前記第一の感光体を有する第一のプロセスユニットを有し、
前記第一のプロセスユニットは、前記第一方向において、前記第一のLEDヘッドを挟んで前記回動軸とは反対側に位置していることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記複数のLEDヘッドのうち、前記第一のLEDヘッドを除く他の前記LEDヘッドは、各前記感光体の回転軸線に対する前記第一方向における位置が等しいことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記複数のプロセスユニットの内部には、前記静電潜像を現像するための現像剤が収容され、
前記第一のプロセスユニットには、黒色の現像剤が収容され、
前記第一のプロセスユニットを除く他の前記プロセスユニットには、カラーの現像剤が収容されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第一のプロセスユニットは、前記第一のプロセスユニットを除く他の前記プロセスユニットより、現像剤の収容容積が大きいことを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記複数のLEDヘッドは、前記回動軸側に位置するものほど、前記第一方向における各前記感光体の回転軸線に対する位置が前記回動軸側に位置するように、設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第一の軸線に対する前記第一のLEDヘッドの位置は、前記第二のLEDヘッドを前記第二の回転軸線を中心として、前記回動軸側に回転させた位置にあることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載画像形成装置。
【請求項10】
前記第一方向は、水平方向であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項11】
複数の前記プロセスユニットは、内部に現像剤を収容する現像剤収容部を有し、
前記現像剤収容部は、前記回動軸の沿う方向から見て、複数の前記LEDヘッドと前記カバー本体との間に位置し、前記第一方向において前記LEDヘッドと交互に配置されていることを特徴とする請求項2から請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項12】
前記複数の感光体は、前記第二の感光体を挟んで前記第一の感光体と反対側に配置される前記第二の感光体と隣り合う第三の感光体とを、を有し、
前記第一方向において、隣り合う各前記現像剤収容部の間隔は等しく、
前記第一方向において、前記第一と第二の感光体との間隔は、前記第二の感光と前記第三の感光体との間隔より大きいことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−230220(P2012−230220A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−97892(P2011−97892)
【出願日】平成23年4月26日(2011.4.26)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】