説明

画像表示装置

【課題】ユーザが周囲光の状況に応じて視認しやすい表示部を見ながら操作することが可能な画像表示装置を実現する。
【解決手段】携帯電話装置1は、表面に操作部102が設けられた筐体2と、互いに表裏の関係にある2つの面のうち、一方の面に透過発光型または自発光型の主表示部60が設けられ、他方の面に反射型の副表示部70が設けられた筐体3と、筐体2および筐体3を連結する折り畳み部4に設けられ、筐体2と独立して筐体3の表裏を反転可能な回転ヒンジ部と、操作部102の押下による指示に基づく処理結果を反映した画像を表示する表示部として、筐体3の2つの面のうち、筐体2の表面を正面視したときに筐体2の表面と同時に視認可能な方の面に設けられた表示部に上記画像を表示する表示切替制御部31と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の表示部を備えた画像表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年開発されている携帯電話装置は、様々な機能を備えているために、その機能を動作させるため情報が表示される表示部を備えていることが一般的である。また、表示部の汚れを防止したり表示部を保護したりすることができることや、表示部を設けるのに十分な表面積を確保しながら不使用時にはポケットからはみ出さない大きさにすることができることから、そのような携帯電話装置の多くは折りたたみ式の携帯電話装置である。
【0003】
さらに、折りたたみ式の携帯電話装置においては、折りたたんだ状態では表示部をすぐに見ることができないために、表示部(主表示部)とは別に、主表示部より画面サイズの小さい副表示部を備えているものも多くある。副表示部には、一般的に、ユーザが見る頻度が高いと想定される時刻やメール・電話などの着信情報が表示される。また、折りたたみ式携帯電話装置は、2つの筐体を有するが、図11に示すように、主表示部と副表示部とが、それぞれ、一方の筐体の表側と裏側とに備えられていて、例えば、オープンスタイル、セルフポートスタイル、ターンオーバースタイルなど様々な形状を取り得るものが多い。
【0004】
ところで、上述の折りたたみ式携帯電話装置のように、携帯情報装置が2つの筐体を有し、一方の筐体の表裏にそれぞれ1つずつ表示部を設けられていることを利用して、携帯情報装置の利便性や操作性を向上させるための様々な技術が開示されている。
【0005】
特許文献1には、副表示部に複数のボタンを設けられ、当該ボタンの押下により折りたたんだ状態のまま各種操作が可能な携帯電話装置が開示されている。また、特許文献2には、一方の画面で2次元画像表示、もう一方の画面で3次元画像表示が可能な携帯情報端末装置が開示されている。さらに、特許文献3には、ペン入力モード用の表示部とキー入力用の表示部とを備え、折りたたみ時にはペン入力モード用の表示部に画像を表示し、開いているときにはキー入力用の表示部に画像を表示するラップトップ型のパーソナルコンピュータが開示されている。
【0006】
一方、2つの表示部を備えているものではないが、表側に液晶パネルが、裏側にフラットパネルが設けられた筐体を有するカメラが特許文献4に開示されている。フラットパネルは、液晶パネルの指定位置を選択する操作が可能な指示入力部である。このフラットパネルにより液晶パネルに表示されたボタン等の選択操作が容易になる。
【特許文献1】特開2004−104207号公報(平成16年4月2日公開)
【特許文献2】特開2002−372929号公報(平成14年12月26日公開)
【特許文献3】特開平5−324122号公報(平成5年12月7日公開)
【特許文献4】特開2008−171440号公報(平成20年7月24日公開)
【特許文献5】特開2003−270631号公報(平成15年9月25日公開)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記従来の構成の携帯情報装置では、反射型の液晶表示部においては夜間など周囲光が不十分な環境ではユーザが表示を視認することが困難なため、一般的には、バックライトによる透過発光型の液晶表示部、自発光型の表示部(有機ELディスプレイ等)が使用されている。また、特許文献5に記載されているような半透過反射型の液晶表示部を有する携帯電話も商品化されている。
【0008】
しかしながら、上記従来のバックライトのよる透過発光型あるいは半透過反射型の液晶表示部、または自発光型の表示部のみを備える携帯電話装置には、日中の屋外では外光が強くて利用シーンによっては表示部の視認性が悪く、ユーザが携帯電話を思うように操作することが困難であるという問題がある。
【0009】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、周囲光の状況に応じてユーザが視認しやすい表示部を見ながら操作をすることが可能な携帯電話装置(画像表示装置)を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る画像表示装置は、上記課題を解決するために、互いに表裏の関係にある2つの面のうち、一方の面に透過発光型または自発光型の第1の表示部が設けられ、他方の面に反射型の第2の表示部が設けられた筐体と操作キーとを備えた画像表示装置において、上記第1の表示部に上記操作キーに対するユーザ操作に応じた画像が表示されているときに上記画像表示装置の上記筐体が反転すると、当該画像を上記第2の表示部に表示し、上記第2の表示部に上記操作キーに対するユーザ操作に応じた画像が表示されているときに上記画像表示装置の上記筐体が反転すると、上記第1の表示部に当該画像を表示する表示制御手段を備えている、ことを特徴としている。
【0011】
上記の構成によれば、画像表示装置は、ユーザに筐体を反転させることにより、周囲光の状況に応じて視認しやすい表示部を選択して見ながら操作させることができるという効果を奏する。
【0012】
なお、本発明に係る画像表示装置は、表面に操作キーが設けられた他の筐体と、互いに表裏の関係にある2つの面のうち、一方の面に透過発光型または自発光型の第1の表示部が設けられ、他方の面に反射型の第2の表示部が設けられた筐体であって、上記他の筐体と独立して筐体の表裏を反転可能な反転手段と、上記操作キーに対するユーザ操作に応じた画像を表示する表示部として、上記筐体の上記2つの表示部のうち、上記反転手段により表示部を反転したときに上記他の筐体の上記表面と同時に視認可能な面に設けられた表示部に上記画像を表示する表示制御手段と、を備えていてもよい。
【0013】
なお、本発明に係る画像表示装置は、表面に上記操作キーが設けられた他の筐体と、
上記他の筐体と独立に上記筐体の表裏を反転させる反転手段と、を更に備えており、
上記表示制御手段は、上記操作キーに対するユーザ操作に応じた画像を表示する上記表示部として、上記筐体の上記2つの表示部のうち、上記反転手段により表示部を反転したときに上記他の筐体の上記表面と同時に視認可能な面に設けられた表示部に上記画像を表示してもよい。
【0014】
上記の構成によれば、画像表示装置は、他の筐体の操作キーが設けられた表面を正面視したときに他の筐体の上記表面と同時に視認可能な方の面に設けられた表示部に、操作キーに対するユーザ操作に応じた画像を表示する。また、画像表示装置は、筐体が他の筐体と独立して表裏を反転可能である。
【0015】
従って、画像表示装置は、筐体の表裏が反転した結果、他の筐体の操作キーが設けられた表面を正面視したときに他の筐体の表面と同時に視認可能な方の面が、透過発光型または自発光型の第1の表示部が設けられた面になっても、反射型の第2の表示部が設けられた面になっても、上記同時に視認可能な方の面に設けられた表示部に、操作キーに対するユーザ操作に応じた画像を表示する。
【0016】
本発明に係る画像表示装置は、上記第1の表示部および上記第2の表示部のうち少なくともいずれか一方の表示部は、他方の表示部における指定位置の入力を受け付けることが可能なタッチセンサー機能を搭載した表示部であることが望ましい。
【0017】
上記の構成によれば、ユーザは、上記第1の表示部および上記第2の表示部のうち、タッチパネル機能を搭載した表示部をタッチすることにより、他方の表示部における指定位置の入力を受け付けることができる。これにより、ユーザは、上記他方の表示部に表示されている画像の閲覧中に、当該表示部ではなく、上記タッチパネル機能を搭載した表示部をタッチすることにより、上記他方の表示部における指定位置を入力することができる。これにより、ユーザが画像を閲覧している表示部を指紋等で汚さずに、当該表示部における指定位置を入力することができるというさらなる効果を奏する。
【0018】
本発明に係る画像表示装置は、上記表示制御手段が、上記反転により今までの画面が視認可能でなくなった表示部に所定の画像を表示することが望ましい。
【0019】
本発明に係る画像表示装置は、上記表示制御手段が、上記反転手段により表示部が反転したときから一定時間が経過した後、上記反転により今までの画面が視認可能でなくなった表示部の表示を非表示にすることが望ましい。
【0020】
なお、上記表示制御手段が、上記反転手段により表示部が反転したときから一定時間が経過するまでの間、上記反転により今までの画面が視認可能でなくなった表示部に表示する画像は、データ格納部に蓄積してある静止画像であっても、動画像であってもよい。ここで、動画像の再生時間が上記一定時間よりも短い場合、動画像を繰り返し再生することにより、この動画像を一定時間が経過するまで表示するようにすればよい。静止画像の内容は特に限定されないが、例えば、壁紙を表す画像などを挙げることができる。
【0021】
本発明に係る画像表示装置は、上記画像表示装置が、撮像部と、上記撮像部を通じて、撮像画像を生成する撮像画像生成手段と、をさらに備え、上記表示制御手段は、上記撮像画像生成手段が上記撮像画像を生成しているときには、上記撮像画像を上記第1の表示部に表示するとともに、上記第2の表示部に上記撮像部が作動している旨の表示を行うが望ましい。
【0022】
本発明に係る画像表示装置は、上記画像表示装置が、放送波を受信する放送受信部をさらに備え、上記表示制御手段は、上記放送受信部が上記放送波を受信しているときには、上記放送波に含まれているデータ放送が表わすデータ放送コンテンツ、または上記放送波に含まれている番組表情報が表わす番組表を上記第2の表示部に表示することが望ましい。
【0023】
また、本発明に係る画像表示装置は、上記他の筐体と上記筐体とは、開閉可能に接続されており、上記他の筐体の上記表面と上記第1の表示部が設けられた面とが対向するように閉じたときには、上記他の筐体の上記表面と上記第2の表示部が設けられた面とが同時に視認可能なときに上記第2の表示部に表示されていた画像を上記第2の表示部に表示することが望ましい。
【発明の効果】
【0024】
本発明に係る画像表示装置は、以上のように、第1の表示部に操作キーに対するユーザ操作に応じた画像が表示されているときに上記画像表示装置の筐体が反転すると、当該画像を第2の表示部に表示し、第2の表示部に操作キーに対するユーザ操作に応じた画像が表示されているときに画像表示装置の筐体が反転すると、第1の表示部に当該画像を表示する。
【0025】
これにより、画像表示装置は、ユーザに、ユーザに筐体を反転させることにより、周囲光の状況に応じて視認しやすい表示部を選択して見ながら操作させることができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
(実施形態1)
本発明の一実施形態に係る回転二軸式の携帯電話装置について、図1〜図7を用いて説明する。
【0027】
まず、最初に携帯電話装置1の形状について、図1を用いて説明する。図1の(a)および(b)は、携帯電話装置1の形状を示す図である。
【0028】
図1に示すように、携帯電話装置1は、表面に操作部102が設けられた筐体2と表示部が設けられた筐体3とが、折り畳み部4により連結され、筐体2と筐体3とを開閉することが可能な構造をしている。また、折り畳み部4には、回転ヒンジ部(図示せず、反転手段)が設けられ、筐体3を表裏に反転させることにより、図1(a)の形状および(b)の形状をとることが可能な構造になっている。表示部は主表示部60と副表示部70とからなり、主表示部60と副表示部70とは、筐体3の表裏の関係にある面にそれぞれ設けられている。
【0029】
(携帯電話装置1の構成)
次に、携帯電話装置1を構成する各部材について詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る携帯電話装置1の構成を示すブロック図である。
【0030】
図2に示すように、携帯電話装置1は、主制御部10、回転折り畳み検出部50、主表示部60、副表示部70、通信制御部80、電源制御部90、携帯電話網通信部101、操作部102、照度センサ103、音声処理部105、マイク106、スピーカ107、テレビチューナ111、電池収納部112、画面保持設定操作部113、主カメラ120、データ格納部140、プログラム格納部170を備えている。各部材について以下に説明する。なお、携帯電話装置1は、さらに、GPSモジュール部104、RFIDリーダ108、Ir(赤外線)送信部109、Ir(赤外線)受信部110、副カメラ130等を備えていてもよい。これらの部材については説明を省略する。
【0031】
(回転折り畳み検出部50)
回転折り畳み検出部50は、図3に示すように、折り畳み検出部51、及び回転検出部52を備えている。折り畳み検出部51は、筐体2と筐体3とが開いたこと、及び閉じたことを検出し、開状態、または閉状態であることを指示受付部40に通知する。また、回転検出部52は、筐体2の操作部102が設けられた面を正面視したときに視認可能な面を主表示部60が設けられた面が向いたこと、及び副表示部70が設けられた面が向いたことを検出し、どちらの面が視認可能な面を向いたかを示す情報を指示受付部40に通知する。
【0032】
(主表示部60)
主表示部60は、表示制御部30のメイン表示制御部32により供給された映像信号に基づき、画像を表示する。なお、主表示部60は、透過発光型の液晶表示装置であるが、自発光型の表示装置であってもよい。また、主表示部60は、映像信号が供給されなくなってから所定の時間経過後に、バックライト61を消灯するようにしてもよい。
【0033】
(副表示部70)
副表示部70は、表示制御部30のサブ表示制御部33により供給された映像信号に基づき、画像を表示する。なお、副表示部70は、反射型の液晶表示装置である。また、副表示部70は、映像信号が供給されなくなってから所定の時間経過後に、照射ライト72を消灯するようにしてもよい。
【0034】
(通信制御部80)
通信制御部80は、携帯電話網通信部101を介して外部の基地局と行う通信を制御する。
【0035】
(電源制御部90)
電源制御部90は、電池収納部112に収納された電池の残量の検出等を行う。
【0036】
(携帯電話網通信部101)
携帯電話網通信部101は、外部の基地局と情報の送受信を行う。
【0037】
(操作部102)
操作部102は、テンキーや方向キー(カーソルキー)、ソフトキー、決定キー等により構成される。各キーは押下されたときに当該キーの押下を示す信号を主制御部10に供給する。
【0038】
(照度センサ103)
照度センサ103は、周囲の明るさを検出して、明るさを表わす情報を主制御部10に供給する。
【0039】
(音声処理部105)
音声処理部105は、マイク106から供給された音声入力信号を主制御部10が処理することが可能な音声データに変換する。また、音声処理部105は、上記音声データを音声出力信号に変換してスピーカ107に供給する。
【0040】
(マイク106)
マイク106は、音声を検知して音声入力信号を生成し、音声処理部105に供給する。
【0041】
(スピーカ107)
スピーカ107は、音声処理部105から供給された音声出力信号が表わす音声を出力する。
【0042】
(テレビチューナ111)
テレビチューナ111は、受信した放送波のうち、特定の周波数の放送波を選択的に受信して、映像、音声、データ放送等の情報を主制御部10に供給する。
【0043】
(画面保持設定操作部113)
画面保持設定操作部113は、画面保持設定の有効/無効の切替を行うためのキーである。
【0044】
(主カメラ120)
主カメラ120は、検知した光を映像信号に変換して主制御部10に供給する。
【0045】
(データ格納部140)
データ格納部140には、各種データが格納されている。
【0046】
(プログラム格納部170)
プログラム格納部170には、各種プログラムが格納されている。
【0047】
(主制御部10)
主制御部10の構成について、図2および図3を用いて説明する。図3は、主制御部10の要部構成を示すブロック図である。
【0048】
主制御部10は、携帯電話装置1を構成する他の部材を制御する。主制御部10は、コンテンツ供給部20、表示制御部30、および指示受付部40を備えている。
【0049】
(コンテンツ供給部20)
コンテンツ供給部20は、主に、コンテンツ情報制御部21、待ち受け壁紙アプリケーション22、WEBブラウザアプリケーション23、カメラアプリケーション24、メールアプリケーション25、テレビアプリケーション26を備えている。他にも電話アプリケーション、GPSを使ったナビゲーションアプリケーション、電子マネーアプリケーション、音楽再生アプリケーション、赤外線通信アプリケーション他等があるがここでは同様な処理となるので特に説明は省略する。
【0050】
(コンテンツ情報制御部21)
コンテンツ情報制御部21は、ユーザによる操作部102の操作指示に基づいて、指示受付部40を介して要求されたコンテンツ取得指示の内容に応じて、例えば、主カメラ120、副カメラ130などを起動して画像信号を受け取り、カメラアプリケーション24に供給する。また、コンテンツ情報制御部21は、上記コンテンツ取得指示の内容に応じて、例えば、携帯電話網通信部101を介してHTTP応答のデータを受け取り、WEBブラウザアプリケーション23やメールアプリケーション25に供給したり、テレビチューナ111を介してTSパケットを受け取り、テレビアプリケーション26に供給したりする。あるいは、コンテンツ情報制御部21は、例えば、上記コンテンツ取得指示の内容に応じて、待ち受け壁紙アプリケーション22に所定の壁紙データ143をロードするように指示を行う。
【0051】
また、コンテンツ情報制御部21は、画面保持設定が有効である場合には、表示制御部30に供給する画像情報を、画面保持画像情報としてデータ格納部140に格納する。
【0052】
(待ち受け壁紙アプリケーション22)
待ち受け壁紙アプリケーション22は、コンテンツ情報制御部21からロードするように指示された壁紙データ143をデータ格納部140からロードするとともに、壁紙データ143が表わす画像の表示指示を表示制御部30に供給する。
【0053】
(WEBブラウザアプリケーション23)
WEBブラウザアプリケーション23は、HTTP応答のデータからHTMLデータを抽出するとともに、HTMLにより表わされる画面の表示指示を表示制御部30に供給する。
【0054】
(カメラアプリケーション24)
カメラアプリケーション24は、供給された画像信号を所定の画像データに変換する。また、画像データにより表わされる画像の表示指示を表示制御部30に供給する。
【0055】
(メールアプリケーション25)
メールアプリケーション25は、例えば、HTTP応答のデータからMMSのデータを抽出するとともに、メールデータにより表わされる画面の表示指示を表示制御部30に供給する。
【0056】
(テレビアプリケーション26)
テレビアプリケーション26は、受信したTSパケットから画像ESを抽出して、画像ESにより表わされる画像の表示指示を表示制御部30に供給する。
【0057】
テレビの音声の処理についても画像と同様に処理がされ、テレビアプリケーション26から音声処理部105に供給される。また、音声処理部105には、電話アプリケーションや音楽再生アプリケーション等の他のアプリケーションも音声情報を供給することができる。
【0058】
(BMLデータ抽出部27)
BMLデータ抽出部27は、受信したTSパケットからBMLデータを抽出して、BMLデータにより表わされる画面の表示指示を表示制御部30に供給する。
【0059】
以上のように、ユーザが主に操作部102を介して行ったアプリケーション起動指示を指示受付部40を通して受け付けると、コンテンツ供給部20は、それに合わせて主カメラ120、副カメラ130、携帯電話網通信部101、テレビチューナ111、音声処理部105などを選択的に動作させる。
【0060】
(表示制御部30)
表示制御部30は、コンテンツ供給部20から指示された画面を表示するための映像信号を、現在の表示モードに応じて、主表示部60または副表示部70に供給する。表示モードとは、図4に示すように、表示モード1〜表示モード4の4種類のモードがあり、筐体2と筐体3との関係が開状態であるか閉状態であるか、及びアクティブ画面が主表示部60であるか副表示部70であるかに応じて決定される。
【0061】
ここで、アクティブ画面とは、開状態にあっては、主表示部60及び副表示部70のうち、筐体2の操作部102が設けられた面を正面視したときに視認可能な面に設けられた表示部であり、非アクティブ画面とは、視認可能でない面に設けられた表示部のことである。また、アクティブ画面とは、閉状態にあっては、主表示部60及び副表示部70のうち、視認可能な面に設けられた表示部であり、非アクティブ画面とは、視認可能でない面に設けられた表示部のことである。
【0062】
表示制御部30は、表示切替制御部31、メイン表示制御部32、及びサブ表示制御部33を備えている。
【0063】
(表示切替制御部31)
表示切替制御部31は、主に回転折り畳み検出部50の指示に基づいて指示受付部40が供給した表示モードを示す情報に基づいて、アクティブ画面を主表示部60、非アクティブ画面を副表示部70とするか、あるいは、逆にするかを決定する。アクティブ画面を主表示部60、非アクティブ画面を副表示部70とした場合、表示切替制御部31は、アクティブ画面に表示すべき画像情報をメイン表示制御部32に供給し、非アクティブ画面に表示すべき画像情報をサブ表示制御部33に供給する。また、逆の場合には、表示切替制御部31は、アクティブ画面に表示すべき画像情報をサブ表示制御部33に供給し、非アクティブ画面に表示すべき画像情報をメイン表示制御部32に供給する。
【0064】
(メイン表示制御部32)
メイン表示制御部32は、表示切替制御部31から供給された画像情報を主表示部60に供給する。
【0065】
(サブ表示制御部33)
サブ表示制御部33は、表示切替制御部31から供給された画像情報を副表示部70に供給する。
【0066】
(指示受付部40)
指示受付部40は、回転折り畳み検出部50から通知を受けると表示モードを切り替えるとともに表示モードが切り替えられた旨の通知(以下、「表示モード切替通知」と言う)をコンテンツ情報制御部21及び表示切替制御部31に供給する。表示モードの切り替えは具体的には、次のように行われる。
【0067】
筐体3が反転して携帯電話装置1が図5の上側の形状(a)から右側の形状(b)を経て下側の形状(c)の変化した場合、回転折り畳み検出部50から筐体3が反転した旨を示す情報が通知される。指示受付部40は、通知を受けると、表示モードを「表示モード1」から「表示モード2」に切り替える。また、図5の下側の形状(c)から右側の形状(d)を経て上側の形状(a)に変化した場合には、指示受付部40は、同様に通知を受けて表示モードを「表示モード2」から「表示モード1」に切り替える。
【0068】
また、筐体2と筐体3とが閉じて、図6の左側の形状(a)は操作部の裏面が見える状態に記載されている。この状態から操作部側に折り畳み、右側の形状(b)に変化した場合、回転折り畳み検出部50から筐体2と筐体3とが閉じた旨を示す情報が通知される。指示受付部40は、通知を受けると、表示モードを「表示モード2」から「表示モード3」に切り替える。また、図6の右側の形状(b)から左側の形状(a)に変化した場合には、指示受付部40は、筐体2と筐体3とが開いた旨を示す情報の通知を受けて、表示モードを「表示モード3」から「表示モード2」に切り替える。
【0069】
同様に、筐体2と筐体3とが閉じて、図6の左側の形状(c)から右側の形状(d)に変化した場合、回転折り畳み検出部50から筐体2と筐体3とが閉じた旨を示す情報が通知される。指示受付部40は、通知を受けると、表示モードを「表示モード1」から「表示モード4」に切り替える。また、図6の右側の形状(d)から左側の形状(c)に変化した場合には、指示受付部40は、筐体2と筐体3とが開いた旨を示す情報の通知を受けて、表示モードを「表示モード4」から「表示モード1」に切り替える。
【0070】
(形状が変化したときの携帯電話装置1の動作)
次に、形状が変化したときの携帯電話装置1の動作について、図7を用いて以下に説明する。図7は、形状が変化したときにおける携帯電話装置1の動作の概略を示すフローチャートである。
【0071】
ユーザが携帯電話装置1の形状を変化させると、回転折り畳み検出部50が、形状の変化を検出する(S1)。次に、回転折り畳み検出部50は、形状の変化を示す情報(開状態になった旨、閉状態になった旨、または筐体3が反転した旨を示す情報)を指示受付部40に通知する(S2)。指示受付部40は、回転折り畳み検出部50から通知を受け付けると、通知された形状を示す情報に基づいて、表示モード切替通知をコンテンツ供給部20および表示制御部30に供給する(S3)。コンテンツ供給部20は、指示受付部40からの表示モード切替通知が示す表示モードに基づいて、アクティブ画面および非アクティブ画面に表示すべき画像を示す画像情報を表示制御部30に供給する(S4)。表示制御部30は、指示受付部40からの表示モード切替通知が示す表示モードに基づいて、コンテンツ供給部20から供給されたアクティブ画面に表示すべき画像及び非アクティブ画面に表示すべき画像を、それぞれ、主表示部60及び副表示部70のいずれに表示するかを決定して、各表示部に画像を表示する(S5)。
【0072】
次に、変化後の携帯電話装置1の形状ごと(すなわち、指示受付部40が供給する表示モードの種類ごと)に、携帯電話装置1の動作の詳細を以下に説明する。
【0073】
(変化後の形状が開状態かつ主表示部60アクティブの場合)
S3において、指示受付部40は、表示モードが表示モード1になったことを示す表示モード切替通知をコンテンツ情報制御部21及び表示切替制御部31に供給する。S4において、当該通知を受けると、コンテンツ情報制御部21は、現在起動していてアクティブになっているアプリケーションの画像情報を表示制御部30に供給する。また、コンテンツ情報制御部21は、指示受付部40からの指示により起動しているアプリケーションを変更する必要があれば、現在のアクティブのアプリケーションを停止させ、必要とされるアプリケーションを起動させて、起動したアプリケーションの画像情報を表示制御部30に供給する。一方、コンテンツ情報制御部21は、非アクティブ画面に対する画像情報の表示制御部30への供給を停止してもよいし、非アクティブ画面に対する画像情報として、所定の画像情報を表示制御部30に供給してもよい。なお、表示制御部30への所定の画像情報の供給は一定時間後に停止するようにしてもよい。ここで、所定の画像とは、静止画像であっても、動画像であってもよい。なお、動画像の再生時間が上記一定時間よりも短い場合、動画像を繰り返し再生することにより、この動画像を一定時間が経過するまで表示するようにすればよい。静止画像の内容は特に限定されないが、例えば、壁紙を表す画像などを挙げることができ、この場合、コンテンツ情報制御部21が待ち受け壁紙アプリケーション22を起動することにより、画像が供給される。
【0074】
また、S5において、表示切替制御部31は、上記表示モード切替通知を指示受付部40から受けると、アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をメイン表示制御部32に供給し、メイン表示制御部32は当該画像を主表示部60に表示する。また、非アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をサブ表示制御部33に供給し、サブ表示制御部33は当該画像を副表示部70に表示する。
【0075】
なお、形状の変化後に操作部102を介してアプリケーションの起動指示が行われたときは、コンテンツ情報制御部21は、当該アプリケーションを起動するとともに、当該アプリケーションに関連する装置(機能)を起動する。例えば、カメラアプリケーションの起動指示を受け付けると、コンテンツ情報制御部21は、カメラアプリケーション24を起動するとともに主カメラ120を起動する。そして、コンテンツ情報制御部21は、アプリケーションの画像情報を表示制御部30に表示する。
【0076】
以上のように、変化後の形状が開状態かつ主表示部60アクティブの場合、携帯電話装置1は、反転により今までの画面が視認可能でなくなった表示部(副表示部70)に所定の画像を表示する。なお、今までの画面とは、形状の変化前に、起動していてアクティブになっていたアプリケーションの画面のことである。
【0077】
(変化後の形状が開状態かつ副表示部70アクティブの場合)
S3において、指示受付部40は、表示モードが表示モード2になったことを示す表示モード切替通知をコンテンツ情報制御部21及び表示切替制御部31に供給する。S4において、当該通知を受けると、コンテンツ情報制御部21は、現在起動していてアクティブになっているアプリケーションの画像情報を、アクティブ画面に対する画像情報として表示制御部30に供給する。すなわち、変化前の形状が開状態かつ主表示部60アクティブであった場合には、アクティブ画面に対する画像情報として、同一の画像情報を継続して表示制御部30に供給し続ける。
【0078】
また、コンテンツ情報制御部21は、非アクティブ画面に対しては、表示モード1の場合と同様の表示指示を行う。
【0079】
そして、S5において、表示切替制御部31は、上記表示モード切替通知を指示受付部40から受けると、アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をサブ表示制御部33に供給し、サブ表示制御部33は当該画像を副表示部70に表示する。また、非アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をメイン表示制御部32に供給し、メイン表示制御部32は当該画像を主表示部60に表示する。
【0080】
そして、形状の変化後に操作部102を介してアプリケーションの起動指示が行われたときは、コンテンツ情報制御部21は、当該アプリケーションを起動するとともに、当該アプリケーションに関連する装置を起動する。
【0081】
なお、コンテンツ情報制御部21は、形状の変化前から起動していたアプリケーション、または形状の変化後に操作部102を介して起動指示が行われたアプリケーションがカメラアプリケーション24である場合、主カメラ120から供給された画像情報を、非アクティブ画面に対する画像情報として表示制御部30に供給してもよい。そして、コンテンツ情報制御部21は、主表示部60がカメラの映像を表示していること(主カメラ120が作動していること)を示すメッセージをアクティブ画面に表示する旨の表示指示を表示制御部30に供給してもよい。
【0082】
また、コンテンツ情報制御部21は、形状の変化前から起動していたアプリケーション、または形状の変化後に操作部102を介して起動指示が行われたアプリケーションがテレビアプリケーション26である場合、アクティブ画面に対する画像情報として、データ放送や番組表、パネル表示などの画像情報を、非アクティブ画面に対する画像情報としてテレビ映像情報を表示制御部30に供給してもよい。
【0083】
(変化後の形状が閉状態かつ主表示部60アクティブの場合)
S3において、指示受付部40は、表示モードが表示モード3になったことを示す表示モード切替通知をコンテンツ情報制御部21及び表示切替制御部31に供給する。S4において、コンテンツ情報制御部21は、現在起動していてアクティブになっているアプリケーションの画像情報を、アクティブ画面に対する画像情報として表示制御部30に供給する。すなわち、変化前の形状(開状態かつ副表示部70アクティブ)において、副表示部70に表示されていた画像を示す画像情報を、アクティブ画面に対する画像情報として継続して表示制御部30に供給する。
【0084】
なお、コンテンツ情報制御部21は、形状の変化前から起動していたアプリケーションがカメラアプリケーション24である場合、主カメラ120から供給された画像情報を、アクティブ画面に対する画像情報として表示制御部30に供給する。
【0085】
また、コンテンツ情報制御部21は、非アクティブ画面に対する画像情報の供給を中止してもよい。
【0086】
また、S5において、表示切替制御部31は、上記表示モード切替通知を指示受付部40から受けると、アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をメイン表示制御部32に供給し、メイン表示制御部32は当該画像を主表示部60に表示する。また、非アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をサブ表示制御部33に供給し、サブ表示制御部33は当該画像を副表示部70に表示する。
【0087】
(変化後の形状が閉状態かつ副表示部70アクティブの場合)
S3において、指示受付部40は、表示モードが表示モード4になったことを示す表示モード切替通知をコンテンツ情報制御部21及び表示切替制御部31に供給する。S4において、コンテンツ情報制御部21は、画面保持設定が有効になっている場合には、データ格納部140から画面保持画像情報を読み出し、アクティブ画面に対する画像情報として表示制御部30に供給する。すなわち、変化後の形状が開状態かつ副表示部70がアクティブのときに表示されていた画像を示す画像情報を、アクティブ画面に対する画像情報として継続して、表示制御部30に供給する。一方、画面保持設定が無効になっている場合には、日付や時刻を表わす画像、電話やメールの着信があった旨を示す画像などの画像情報を表示制御部30に供給する。
【0088】
また、コンテンツ情報制御部21は、非アクティブ画面に対する画像情報の供給を中止してもよい。
【0089】
また、S5において、表示切替制御部31は、上記表示モード切替通知を指示受付部40から受けると、アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をサブ表示制御部33に供給し、サブ表示制御部33は当該画像を副表示部70に表示する。また、非アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をメイン表示制御部32に供給し、メイン表示制御部32は当該画像を主表示部60に表示する。
【0090】
(携帯電話装置1の利点)
本実施形態に係る携帯電話装置1は、ユーザが、携帯電話装置1の形状を変更させることにより、透過発光型あるいは自発光型の主表示部60、並びに反射型の副表示部70のうち、周囲光の状況に応じて視認しやすい表示部を選択して見ながら操作させることが可能であるという効果を奏する。
【0091】
(実施形態2)
本発明の別の一実施形態に係る携帯電話装置200について、図8〜図10を用いて以下に説明する。図8の(a)および(b)は、それぞれ、表面および裏面から見た本実施形態に係る携帯電話装置200の形状を表わす図である。図8に示すように、本実施形態に係る携帯電話装置200は、ストレート型の形状をしており、互いに表裏の関係にある面に、それぞれ、透過発光型または自発光型の主表示部60、反射型の副表示部70が設けられている。
【0092】
(携帯電話装置200の構成)
次に、本実施形態に係る携帯電話装置200の構成について、図9及び図10を用いて以下に説明する。図9は、本実施形態に係る携帯電話装置200の構成を示すブロック図である。また、図10は、本実施形態に係る携帯電話装置200の主制御部10の要部構成を示すブロック図である。
【0093】
図9に示すように、本実施形態に係る携帯電話装置200は、図2で示す回転折り畳み検出部50を備えていない点を除き、携帯電話装置1と同一の部材を備えているが、図9、図10に示すように表裏検出部114を具備して、携帯電話装置200の表裏どちらの面が上を向いているかを検出して指示受付部40に供給する点において携帯電話装置1と異なっている。また、他の各部材の機能は、同一であるが、本実施形態に係る携帯電話装置200と、実施形態1に係る携帯電話装置1とで相違する点についてのみ以下に説明する。
【0094】
(表裏検出部114)
表裏検出部114は、携帯電話装置200の表裏の面のうち、主表示部60を備えた面、及び副表示部70を備えた面のいずれの面が上を向いているかを検出する。表裏検出部114は、例えば、重力センサにより実現してもよい。具体的には、重力センサが検出する重力方向を表わす出力値に基づいて、主表示部60を備えた面、及び副表示部70を備えた面のうちいずれの面が上を向いているかを検出してもよい。
【0095】
あるいは、表裏検出部114は、照度センサにより実現してもよい。具体的には、表裏検出部114は、主表示部60を備えた面、及び、副表示部70を備えた面に、それぞれ、設けられた照度センサを備えている。そして、一般的に上を向いている面の照度が下を向いている面の照度よりも大きくなるという特性を利用して、表裏検出部114は、主表示部60を備えた面に設けられた照度センサが検出する照度値と、副表示部70を備えた面に設けられた照度センサが検出する照度値とを比較することにより、主表示部60を備えた面、及び副表示部70を備えた面のうちいずれの面が上を向いているかを検出してもよい。また、照度センサの取り付け位置は、表示部の周辺筐体や表示部の内部であってもよく、表示部の内部にある場合、照度センサは、表示部材とともに少なくとも1個以上点在させたフォトダイオード、フォトトランジスタ等の光検出部材により構成されてもよい。
【0096】
また、ユーザが携帯電話装置200を持って、一方の面の表示部を視察している場合には、他方の面がユーザの手により覆い隠されると考えられる。すなわち、ユーザにより手で覆い隠される面は、通常裏面であると考えられる。このことを利用して、特に、2つの照度センサは、それぞれ、通常ユーザの手により覆い隠される部分に取り付けられていてもよい。この場合、ユーザの手により一方の照度センサが覆い隠されると、その照度センサが検出する照度値は非常に小さくなり、他方の照度センサが検出する照度値との差が顕著になるので、より確実に表裏を検出することができる。
【0097】
(画面保持設定操作部113)
画面保持設定操作部113は、携帯電話装置200が反転して上を向いている面が切り替わったことを検出したときに主表示部60及び副表示部70の表示を切り替える(画面保持設定無効)か、否(画面保持設定有効)かの指示をユーザから受け付ける。
【0098】
(主表示部60及び副表示部70)
主表示部60及び副表示部70には、それぞれ、タッチパネル63及びタッチパネル73が設けられており、各表示部に表示されるソフトウェアキーボードのキータッチを検出すると、タッチされたキーに対応する情報(例えば、文字を表わす情報)を、操作部102を通じて指示受付部40に供給する。
【0099】
(指示受付部40)
指示受付部40は、当該操作情報を受け付けると、実施形態1に係る操作部102に設けられたキーの押下を示す信号であって上記文字を表わす情報を受け付けた場合と同様に動作する。
【0100】
また、指示受付部40は、携帯電話装置200が反転して上を向いている面が切り替わったことを検知すると、画像保持設定が無効になっている場合には、主表示部60及び副表示部70のうちいずれの面が上を向いたかを示す通知をコンテンツ情報制御部21及び表示切替制御部31に供給する。
【0101】
具体的には、指示受付部40が、直近で表裏検出部114から受け付けた通知が、副表示部70を備えた面が上を向いている旨の通知である場合に、主表示部60を備えた面が上を向いている旨の通知を表裏検出部114から受け付けると、主表示部60を備えた面が上を向いた旨の通知をコンテンツ情報制御部21及び表示切替制御部31に供給する。同様に、指示受付部40が、直近で表裏検出部114から受け付けた通知が、主表示部60を備えた面が上を向いている旨の通知である場合に、副表示部70を備えた面が上を向いている旨の通知を表裏検出部114から受け付けると、副表示部70を備えた面が上を向いた旨の通知をコンテンツ情報制御部21及び表示切替制御部31に供給する。
【0102】
なお、画像保持設定が有効になっている場合は、指示受付部40は、コンテンツ情報制御部21及び表示切替制御部31のいずれに対しても上記通知を供給しない。
【0103】
(コンテンツ情報制御部21)
コンテンツ情報制御部21は、主表示部60を備えた面が上を向いた旨の通知を受け付けると、表示モードが表示モード1になったことを示す表示モード切替通知を受け付けたときに行う実施形態1に係る携帯電話装置1のコンテンツ情報制御部21の動作と同様の動作を行う。
【0104】
すなわち、コンテンツ情報制御部21は、主表示部60を備えた面が上を向いた旨の通知を受け付けると、現在起動していてアクティブになっているアプリケーションの画像情報を、アクティブ画面に対する画像情報として継続して表示制御部30に供給する。つまり、携帯電話装置200の反転前に、副表示部70に表示されていた画像を示す画像情報を、アクティブ画面に対する画像情報として継続して表示制御部30に供給する。なお、コンテンツ情報制御部21は、反転前から起動していたアプリケーションがカメラアプリケーション24である場合、主カメラ120から供給された画像情報を、アクティブ画面に対する画像情報として表示制御部30に供給する。
【0105】
また、コンテンツ情報制御部21は、非アクティブ画面に対する画像情報の供給を中止してもよい。
【0106】
また、コンテンツ情報制御部21は、副表示部70を備えた面が上を向いた旨の通知を受け付けると、表示モードが表示モード2になったことを示す表示モード切替通知を受け付けたときに行う実施形態1に係る携帯電話装置1のコンテンツ情報制御部21の動作と同様の動作を行う。
【0107】
すなわち、コンテンツ情報制御部21は、副表示部70を備えた面が上を向いた旨の通知を受けると、現在起動していてアクティブになっているアプリケーションの画像情報を、アクティブ画面に対する画像情報として表示制御部30に継続して供給する。すなわち、携帯電話装置200の反転前に、主表示部60に表示されていた画像を示す画像情報を、アクティブ画面に対する画像情報として継続して表示制御部30に供給する。
【0108】
また、コンテンツ情報制御部21は、非アクティブ画面に対する画像情報の供給を中止してもよい。
【0109】
(表示切替制御部31)
表示切替制御部31は、主表示部60を備えた面が上を向いた旨の通知を受け付けると、アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をメイン表示制御部32に供給し、メイン表示制御部32は、当該画像を主表示部60に表示する。また、非アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をサブ表示制御部33に供給し、サブ表示制御部33は当該画像を副表示部70に表示する。
【0110】
一方、表示切替制御部31は、副表示部70を備えた面が上を向いた旨の通知を受け付けると、アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をサブ表示制御部33に供給し、サブ表示制御部33は、当該画像を副表示部70に表示する。また、非アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をメイン表示制御部32に供給し、メイン表示制御部32は当該画像を主表示部60に表示する。
【0111】
なお、上記コンテンツ情報制御部21、及び上記表示切替制御部31の説明において、アクティブ画面とは、上を向いている面に備えられた画面のことを指し、非アクティブ画面とは、下を向いている面に備えられた画面のことを指している。
【0112】
(携帯電話装置200の利点)
本実施形態に係る携帯電話装置200は、上に向けた面に備えられた表示部に起動中のアプリケーションの画像を表示するので、実施形態1に係る携帯電話装置1が有する利点に加え、視認しやすい表示部にアプリケーションの画像を表示するために、ユーザは、実施形態1に係る携帯電話装置1のように形状を変更しなくても、視認しやすい表示部を上に向けるだけでよいというさらなる効果を奏する。また、画面保持設定を有効にすることにより、携帯電話装置200を、寝転がって使ったとき等において、ユーザの意思に反して画面表示が切り替わってしまうことがないようにできる。
【0113】
(変形例)
本実施形態に係る携帯電話装置200の変形例(携帯電話装置300)について以下に説明する。
【0114】
携帯電話装置300の形状及び構成は、携帯電話装置200と同一であるので、説明を省略し、携帯電話装置300と、携帯電話装置200とで相違する主制御部10の以下の部材の機能についてのみ説明する。
【0115】
(指示受付部40)
指示受付部40は、照度センサ103から周囲の明るさを示す情報を継続して受け付ける。指示受付部40は、周囲の明るさを示す値が所定の値を超えたとき、及び、所定の値以下になったときになったときに、表示制御部30に対して、それぞれ、周囲が明るくなった旨を示す情報、及び、周囲が暗くなった旨を示す情報を供給する。
【0116】
(コンテンツ情報制御部21)
コンテンツ情報制御部21は、周囲が明るくなった旨を示す情報を受け付けると、表示モードが表示モード2になったことを示す表示モード切替通知を受け付けたときに行う実施形態1に係る携帯電話装置1のコンテンツ情報制御部21の動作と同様の動作を行う。また、コンテンツ情報制御部21は、周囲が暗くなった旨を示す情報を受け付けると、表示モードが表示モード1になったことを示す表示モード切替通知を受け付けたときに行う実施形態1に係る携帯電話装置1のコンテンツ情報制御部21の動作と同様の動作を行う。それぞれの動作の詳細については、実施形態1に記載されているので、ここでは説明を省略する。
【0117】
(表示切替制御部31)
表示切替制御部31は、周囲が明るくなった旨を示す情報を受け付けると、アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をサブ表示制御部33に供給し、サブ表示制御部33は、当該画像を副表示部70に表示する。また、非アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をメイン表示制御部32に供給し、メイン表示制御部32は当該画像を主表示部60に表示する。
【0118】
一方、表示切替制御部31は、周囲が暗くなった旨を示す情報を受け付けると、アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をメイン表示制御部32に供給し、メイン表示制御部32は、当該画像を主表示部60に表示する。また、非アクティブ画面に表示する画像を示す画像情報をサブ表示制御部33に供給し、サブ表示制御部33は当該画像を副表示部70に表示する。
【0119】
なお、上記コンテンツ情報制御部21、及び上記表示切替制御部31の説明において、アクティブ画面とは、周囲が明るいときには主表示部60のことを指し、周囲が暗い時には、副表示部70のことを指している。また、非アクティブ画面とは、周囲が明るいときには表示部60のことを指し、周囲が暗い時には、副表示部70のことを指している。
【0120】
(変形例に係る携帯電話装置300の利点)
本実施形態の変形例に係る携帯電話装置300は、周囲の明るさが変化したときに、自動的にユーザが視認しやすい表示部を選択してアプリケーションの画面を表示するので、視認しやすい表示部を見るために、ユーザは、携帯電話装置の形状を変化させなくても、携帯電話装置の表裏を反転させるだけでよいという効果を奏する。
【0121】
以上、実施形態1及び実施形態2において記載したように、互いに表裏の関係にある2つの面のうち、一方の面に透過発光型または自発光型の主表示部60が設けられ、他方の面に反射型の副表示部70が設けられた筐体と操作部102とを備えた携帯電話装置1(携帯電話装置200)は、操作部102に対するユーザ操作に応じた画像が主表示部60に表示されているときに携帯電話装置1(携帯電話装置200)の筐体が反転すると、当該画像を副表示部70に表示し、操作部102に対するユーザ操作に応じた画像が副表示部70に表示されているときに携帯電話装置1(携帯電話装置200)の筐体が反転すると、主表示部60に当該画像を表示する。
【0122】
(付記事項)
なお、実施形態1において、照度センサ103は、継続して周囲の明るさを示す情報を主制御部10に供給するようになっていてもよく、主制御部10は、周囲の明るさを示す値が所定の値以下になったときに、表示モード2または表示モード4において、副表示部70(反射型の表示部)をアクティブ画面にすることが適切でない旨を示すメッセージを副表示部70に表示してもよい。また、携帯電話装置1は、回転ヒンジ部をロックするロック機構(図示せず)を備えていてもよく、表示モード1において、主制御部10は、周囲の明るさを示す値が所定の値以下になったときに、ロック機構をロックする旨の指示をロック機構制御部(図示せず)に供給し、回転ヒンジ部を回転できないようにしてもよい。
【0123】
また、実施形態1において、携帯電話装置100は、回転や折りたたみによる形状の変化に応じた画面表示の制御に加えて、照度センサ103により主制御部10に供給された周囲の明るさを示す値が所定の値以下または以上になったときに、画面表示の制御を行っても良い。この場合に携帯電話装置100の主制御部10が行う画面表示の制御は、実施形態2の変形例に係る携帯電話装置300の主制御部10によって同様の場合に行われる画面表示の制御と同様であるので、説明を省略する。
【0124】
また、実施形態1において、主制御部10は、周囲の明るさを示す値が所定の値以下になったときに、副表示部70の照射ライト72を点灯するようにし、上記所定の値を超えた場合に、照射ライト72を消灯するようにしてもよい。
【0125】
さらに、実施形態1において、主表示部60及び副表示部70の少なくともいずれか一方は、表示部における位置を指定することが可能なタッチパネルが設けられていても良い。この場合、タッチパネルが設けられた表示部から指定された位置を示す情報が、指示受付部40を介して、コンテンツ供給部20に供給される。コンテンツ供給部20は、操作部102を介して、上記表示部と異なる表示部(すなわち、例えば、上記表示部が主表示部60である場合には副表示部70)の指定された位置を指定して決定キーが押下された場合と同様の動作を行う。
【0126】
なお、上記タッチパネルが位置を検出する方式としては、例えば、抵抗膜方式、静電容量結合方式、マトリックススイッチ方式が挙げられる。
【0127】
また、上記タッチパネルは、表示部の各画素に光センサが配置され、指やペンなどの対象物の接近または接触により、当該対象物の近傍にある光センサが検知する光の量が変化することを利用して、対象物の接近または接触を検知するものであってもよい。
【0128】
このように主表示部60または副表示部70の少なくともいずれか一方のタッチパネルが備えられた実施形態1に係る携帯電話装置1は、一方の表示部のタッチを検出して、もう一方の表示部の対応する位置を指定する動作を行う。従って、携帯電話装置1には、ユーザが視認している表示部が指紋等により汚れることがないという利点がある。
【0129】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0130】
(プログラム、記録媒体)
最後に、携帯電話装置1及び200に含まれている各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、携帯電話装置1及び200の一部を次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
【0131】
すなわち携帯電話装置1及び200は、主制御部10に係る各機能を実現する制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよく、携帯電話装置1及び200は(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
【0132】
プログラムコードを携帯電話装置1及び200に供給する記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
【0133】
また、携帯電話装置1及び200は、通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介して携帯電話装置1及び200に供給する。この通信ネットワークは、携帯電話装置1及び200にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
【0134】
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえば、IEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線などの有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
【産業上の利用可能性】
【0135】
本発明に係る携帯電話装置は、ユーザが、周囲光の状況に応じて視認が容易な表示部を見ながら選択的に利用することができるので、携帯電話装置の使用範囲が広いユーザをターゲットとして販売する用途に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0136】
【図1】本発明の実施形態1を示すものであり、携帯電話装置1の形状を示す図である。
【図2】本発明の実施形態1を示すものであり、携帯電話装置1の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態1を示すものであり、主制御部10の要部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態1を示すものであり、表示モードについて説明する図である。
【図5】携帯電話装置1の筐体3の反転動作を示す図である。
【図6】携帯電話装置1の筐体2及び筐体3の開閉動作を示す図である。
【図7】本発明の実施形態1を示すものであり、形状が変化したときの携帯電話装置1の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態2を示すものであり、携帯電話装置200の形状を示す図である。
【図9】本発明の実施形態2を示すものであり、携帯電話装置200の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施形態2を示すものであり、主制御部10の要部構成を示すブロック図である。
【図11】従来技術を示すものであり、回転二軸式の携帯電話装置の形状を示す図である。
【符号の説明】
【0137】
1 携帯電話装置(画像表示装置)
2 筐体(他の筐体)
3 筐体
4 折り畳み部
10 主制御部
20 コンテンツ供給部(表示制御手段、撮像画像生成手段)
30 表示制御部
31 表示切替制御部(表示制御手段)
40 指示受付部
51 折り畳み検出部
52 回転検出部
60 主表示部(第1の表示部)
70 副表示部(第2の表示部)
102 操作部(操作キー)
103 照度センサ
111 テレビチューナ(放送受信部)
114 表裏検出部
120 主カメラ(撮像部)
200 携帯電話装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに表裏の関係にある2つの面のうち、一方の面に透過発光型または自発光型の第1の表示部が設けられ、他方の面に反射型の第2の表示部が設けられた筐体と操作キーとを備えた画像表示装置において、
上記第1の表示部に上記操作キーに対するユーザ操作に応じた画像が表示されているときに上記画像表示装置の上記筐体が反転すると、当該画像を上記第2の表示部に表示し、上記第2の表示部に上記操作キーに対するユーザ操作に応じた画像が表示されているときに上記画像表示装置の上記筐体が反転すると、上記第1の表示部に当該画像を表示する表示制御手段を備えている、ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
表面に上記操作キーが設けられた他の筐体と、
上記他の筐体と独立に上記筐体の表裏を反転させる反転手段と、を更に備えており、
上記表示制御手段は、上記操作キーに対するユーザ操作に応じた画像を表示する上記表示部として、上記筐体の上記2つの表示部のうち、上記反転手段により表示部を反転したときに上記他の筐体の上記表面と同時に視認可能な面に設けられた表示部に上記画像を表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
上記第1の表示部および上記第2の表示部のうち少なくともいずれか一方の表示部は、他方の表示部における指定位置の入力を受け付けることが可能なタッチセンサー機能を搭載した表示部であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
【請求項4】
上記表示制御手段は、上記反転により今までの画面が視認可能でなくなった表示部に所定の画像を表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
【請求項5】
上記表示制御手段は、上記反転手段により表示部が反転したときから一定時間が経過した後、上記反転により今までの画面が視認可能でなくなった表示部の表示を非表示にすることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
【請求項6】
上記画像表示装置は、撮像部と、
上記撮像部を通じて、撮像画像を生成する撮像画像生成手段と、をさらに備え、
上記表示制御手段は、上記撮像画像生成手段が上記撮像画像を生成しているときには、上記撮像画像を上記第1の表示部に表示するとともに、上記第2の表示部に上記撮像部が作動している旨の表示を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
【請求項7】
上記画像表示装置は、放送波を受信する放送受信部をさらに備え、
上記表示制御手段は、上記放送受信部が上記放送波を受信しているときには、上記放送波に含まれているデータ放送が表わすデータ放送コンテンツ、または上記放送波に含まれている番組表情報が表わす番組表を上記第2の表示部に表示することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
【請求項8】
上記他の筐体と上記筐体とは、開閉可能に接続されており、上記他の筐体の上記表面と上記第1の表示部が設けられた面とが対向するように閉じたときには、
上記他の筐体の上記表面と上記第2の表示部が設けられた面とが同時に視認可能なときに上記第2の表示部に表示されていた画像を上記第2の表示部に表示することを特徴とする請求項2から7のいずれか1項に記載の画像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−157879(P2010−157879A)
【公開日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−334747(P2008−334747)
【出願日】平成20年12月26日(2008.12.26)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】