説明

発電機および時計

【課題】ステーターの内部に発生する磁束密度を十分に確保しつつ、コギングトルクの低減化を大幅に図ることが可能となる発電機の提供。
【解決手段】この発明は、ローター1と、ステーター2とを備えた発電機であって、ローター1はローター磁石11を有する。そして、ステーター2は、第1層211(221)、第2層212(222)、および第3層213(223)からなる構造にするとともに、その厚さH1をローター磁石11の厚さH2に比べて厚くした。さらに、第2層212(222)は非磁性材料から構成し、第1層211(221)および第3層213(223)はそれぞれ透磁率が大きな軟磁性材料から構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子時計などの時計に適用される発電機、およびその発電機を備える時計に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、時計などに適用される発電機としては、ローターと、ローターを囲むステーターとを備え、ローターに設けたローター磁石が、ステーターの一部に形成される配置孔内に回転可能に配置されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、時計などに適用される発電機では、ステーターに巻かれているコイル(巻線)に所定の交流電圧を発生させるために、漏れ磁束を防止してステーターの内部に所定量の磁束を発生させる必要がある。また、ローターはゼンマイが解ける力を利用して回転させるようにしているので、ローターの回転動作の開始時に、ローターの回転を円滑に開始させるには、コギングトルクが小さいことが望まれる。
しかし、従来の発電機では、ステーターの内部に発生する磁束密度を十分に確保しつつ、コギングトルクの低減化を図ることができるような構造になっておらず、その解決が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−214665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明の幾つかの態様の目的は、ステーターの内部に発生する磁束密度を十分に確保しつつ、コギングトルクの低減化を大幅に図ることができる発電機などを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決し本発明の目的を達成するために、本発明の各態様は、以下のように構成される。
本発明の発電機の第1の態様は、ローターと、ステーターとを備えた発電機であって、前記ローターはローター磁石を有し、前記ステーターは、第1層、第2層、および第3層からなる構造にするとともに、当該厚さを前記ローター磁石の厚さに比べて厚くし、前記第2層は非磁性材料から構成し、前記第1層および前記第3層はそれぞれ透磁率が大きな軟磁性材料から構成する。
【0006】
本発明の発電機の第2の態様は、第1の態様において、前記ステーターは、少なくとも前記ローター磁石を取り囲む部分について、前記第1層、前記第2層、および前記第3層からなる構造にした。
本発明の発電機の第3の態様は、第1または第2の態様において、前記ステーターは、少なくとも前記ローター磁石を取り囲む部分について、当該厚さを前記ローター磁石の厚さに比べて厚くした。
【0007】
本発明の発電機の第4の態様は、第1〜第3の態様の何れかにおいて、前記第2層の非磁性材料はアルミニウム、プラスチック、ガラス、およびステンレスのうちの何れ1つであり、前記第1層および前記第3層の軟磁性材料のそれぞれは金属ガラスである。
本発明の発電機の第5の態様は、第4の態様において、前記第1層および前記第3層の各々は、金属ガラスで一体に形成されたもの、金属ガラスの薄板を複数枚積層したもの、および粉末状の金属ガラスを焼結したもののうちの何れか1つである。
本発明の時計の態様は、発電機を備えた時計であって、前記発電機は、本発明の発電機の第1〜第5の態様のうちの何れかである。
このような構成の本発明の態様によれば、ステーターの内部に発生する磁束密度を十分に確保しつつ、コギングトルクの低減化を大幅に図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の実施形態の全体構成を示す平面図である。
【図2】図1の主要部の断面図である。
【図3】実施形態の作用効果を説明する図である。
【図4】実施形態の効果を確認するためにシミュレーションを実施した際の発電機の構成例を示す平面図である。
【図5】図4の発電機の主要部の斜視図である。
【図6】比較例と実施例の内部構造の構成材料を説明する図である。
【図7】ローター角度を変化させた場合にそれ対応するコギングトルクの変化を示すシミュレーション結果であり、曲線aが比較例の結果であり、曲線bが実施例の結果である。
【図8】最大透磁率の差と、この差に応じたコギングトルクおよびステーターの竿部の磁束密度の変化の関係を示すシミュレーション結果である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(発電機の実施形態の構成)
図1は、本発明の発電機の実施形態の構成を示す平面図である。図2は、図1の実施形態の主要部の断面図である。
本発明の実施形態に係る発電機は、例えば時計に適用されるものであり、図1に示すように、ローター1と、ローター1が回転可能に配置されるステーター2と、ステーター2の一部に巻き回されるコイル3A、3Bと、を備えている。
ローター1は、図1および図2に示すように、ローター磁石11と、ローター磁石11を取り付ける回転軸12と、を備えている。
【0010】
ローター磁石11は、中央に貫通孔を有する円筒形(円板形)の永久磁石であり、所定の径と所定の厚さH2を有する。ローター磁石11の貫通孔には、回転軸12が取り付けられている。また、ローター磁石11は、例えば2極の永久磁石であり、アルニコ磁石、フェライト磁石、ボンド磁石などが使用でき、必要な性能、例えば保持力、最大エネルギー積などの性能やコストなどによって選択される。
【0011】
回転軸12は、図示しない軸受けに回転可能に軸受けされている。また、回転軸12は、図示しないゼンマイが解ける力を利用して回転するとともに、所定速度に調整されて回転するようになっている。
ステーター2は、図1に示すように、一対のステーター本体21、22と、継鉄23とからなる。
ステーター本体21、22のそれぞれは、図2に示すように所定の厚さH1を有している。また、ステーター本体21、22の一端側には、ローター1を取り囲んで配置するために、ローター配置部21A、22Aを備えている(図2参照)。
【0012】
ローター配置部21A、22Aには、図1に示すように半円弧状の切欠き部がそれぞれ設けられ、その切欠き部によってローター配置孔24が形成されている。そして、ローター配置孔24内に、ローター1が回転可能に配置されている。また、ステーター本体21、22の他端側は、継鉄23で接続されている。ステーター本体21、22の一部には、コイル3A、3Bが巻き回されている。
【0013】
次に、ステーター2の内部構造やその厚さについて、図2を参照して説明する。
ステーター2を構成するステーター本体21、22のそれぞれは、少なくとも3層から構成される。すなわち、ステーター本体21の全体は、第1層211、第2層212、および第3層213から構成される。同様に、ステーター本体22の全体は、第1層221、第2層222、および第3層223から構成される。
第1層211、221および第3層213、223のそれぞれは、透磁率が大きな軟磁性材料から構成される。透磁率が大きな磁性材料としては、金属ガラス、パーマロイなどが使用される。また、金属ガラスとしては、コバルト基金属ガラスなどが使用される。一方、中間層である第2層212、222は、非磁性材料から構成される。非磁性材料としては、アルミニウム、プラスチック、ガラス、ステンレスなどが使用される。
【0014】
ここで、第1層および第3層を構成する透磁率の大きな軟磁性材料と、中間層である第2層を構成する非磁性材料との組み合わせは、実施形態に係る発電機の目的、サイズ、用途などによって決定される。
そして、ステーター本体21の第1層211、第2層212、および第3層213のそれぞれの厚さは、h1、h2、およびh3からなり、全体でH1の厚さを有している。同様に、ステーター本体22の第1層221、第2層222、および第3層223のそれぞれの厚さは、h1、h2、およびh3からなり、全体でH1の厚さを有している。
【0015】
また、ステーター本体21、22のそれぞれの厚さ(ローター配置孔24の長さと同じ)H1は、ローター磁石11の厚さH2よりも厚くなるように設定されている。さらに、第2層212、222のそれぞれの厚さh2は、例えばローター磁石11の厚さH2と同じ程度に設定されている。また、第1層211の厚さh1と第3層213の厚さh3とは同じに設定され、同様に、第1層221の厚さh1と第3層223の厚さh3とは同じに設定されている。
【0016】
次に、ステーター本体21の第1層211、第3層213およびステーター本体22の第1層221、第3層223のそれぞれは、上記のように透磁率が大きな軟磁性材料から構成されるので、その具体的な構造例について説明する。
第1の構造例は、それらの層がバルク状(塊状)の金属ガラスからなり、金属ガラスの溶融物を鋳造によって成形したものである。金属ガラスとしては、例えばコバルト基金属ガラス合金を使用する。
第2の構造例は、それらの層が金属ガラスからなる薄板を、複数枚積層して作成したものである。金属ガラスとしては、例えば上記と同様のものを使用する。
【0017】
第3の構造例は、それらの層が粉末状の金属ガラスを焼結して作成したものである。金属ガラスとしては、例えば上記と同様のものを使用する。
このように構成される実施形態では、ゼンマイ(図示せず)が解ける力によってローター1が回転すると、この回転によってステーター2に巻き回されるコイル3A、3Bに起電力が発生する。この起電力によって図示しない制御回路が動作し、制御回路はローター1の回転速度が一定になるように調整する。
【0018】
(実施形態の作用効果)
次に、本発明の実施形態の作用効果について、図3を参照して説明する。
図3(A)は、本発明の実施形態の作用効果を比較するための比較例である。この比較例は、ステーター2の構造が1層であって、その層が透磁率が大きな磁性材料である金属ガラスで構成されている。また、ローター本体21、22の厚さH1が、ローター磁石11の厚さH2よりも厚く設定されている。
このような比較例では、図示のように、ローター磁石11からの磁束はステーター2の厚み方向の上下に分散してステーター2にトラップ(捕促)されるようになる。このような磁束の分散のために、磁束の分散のない場合に比べてコギングトルクを低減できる。
【0019】
また、ローター磁石11からの磁束はステーター2の厚み方向の上下に分散してステーター2にトラップされるため、トラップのない場合に比べて漏れ磁束が減少する。このため、ステーター2の内部における総磁束量の減少を防止して、ステーター2の内部における磁束を確保できる。
このように、図3(A)に示す比較例では、ステーター2の内部における磁束を確保してコギングトルクの低減化が可能であるが、コギングトルクのさらなる大幅な低減化を図ることが望まれる。
【0020】
そこで、本発明の実施形態では、図3(B)に示すように、ステーター2が3層からなり、その各層は以下のような構成を採用するようにした。すなわち、第1層211、221および第3層213、223のそれぞれは、透磁率が大きな軟磁性材料から構成される。一方、中間層である第2層212、222は、非磁性材料から構成される。
そして、この実施形態では、ローター磁石11から第1層211と第3層213に向かって流れる磁束量を、第1層211と第3層213の飽和磁束量を超えない範囲で使用した場合には、以下のような顕著な作用効果が得られる。また、その飽和磁束量を超える範囲で使用する場合でも、実用上十分な効果が得られる。
【0021】
すなわち、図示のように、ローター磁石11からの磁束の大部分は、第1層211と第3層213に向かって流れ、第2層212に向かって流れるものは殆どない。従って、ローター磁石11とステーター2との間の磁束密度を、図3(A)の比較例に比べて大幅に低下させることができ、コギングトルクを大幅に低減できる。
また、ローター磁石11からの磁束の殆どは、第1層211と第3層213に向かって流れてトラップされ、ステーター2の内部における磁束となる。このため、ローター磁石11からの磁束の殆どをステーター2の内部の磁束として確保できる。
従って、本発明の実施形態によれば、ローター磁石11からの磁束の殆どをステーター2の内部の磁束として確保しつつ、コギングトルクの大幅な低減化を実現できる。
【0022】
(シミュレーションの結果)
次に、本発明の実施形態の上記の作用効果を確認するためにシミュレーションを行ったので、その結果について、図4〜図8を参照して説明する。
このシミュレーションは、時計の発電機に適用した場合であり、発電機は図4および図5に示すような外観構成とした。
そして、ステーター2の構造が図3(A)に示すものに相当するものを比較例とし、ステーター2の構造が図3(B)に示す実施形態に相当するものを実施例とした。
また、比較例と実施例では、ステーター2の厚さH1は1.0〔mm〕とし、第1層および第3層の厚さh1、h3はそれぞれ0.3〔mm〕とし、第3層の厚さhは0.4〔mm〕とした。また、ローター磁石11の厚さH2は0.3〔mm〕とし、ローター磁石11とステーター2との間の空隙(エアギャップ)なども一定とし、その空隙は0.65mm〕とした。
【0023】
図6は、比較例と実施例の内部構造の構成材料を説明する図である。
比較例は、3層の全部が透磁率が大きな軟磁性材料である金属ガラスで構成されている。この例では、金属ガラスとして日立金属株式会社製の「Metglas2714A(商品名)」が使用され、最大透磁率は「200000」である。
一方、実施例は、第1層と第3層は比較例と同じ構成材料で構成され、中間層である第2層は非磁性材料のステンレスで構成され、ステンレスの最大透磁率は「100」である。
このような構成によれば、図6に示すように、第1層および第3層の最大透磁率と第2層の最大透磁率との差は、比較例の場合には「200000−200000=0」となり、実施例の場合には「200000−100=199900」となる。
【0024】
このような条件で構成した比較例と実施例について、以下のようなシミュレーション結果を得ることができた。
図7は、ローター角度(ローター磁石11の電気角)を変化させた場合にそれに対応するコギングトルクの変化を示すものであり、曲線aが比較例の結果であり、曲線bが実施例の結果である。
図8は、最大透磁率の差(図6参照)と、この差に応じたコギングトルクおよびステーター2の竿部25の磁束密度の変化の関係を示す結果であり、曲線cがコギングトルクを示し、曲線dが磁束密度を示す。
【0025】
図7および図8によれば、実施例は、比較例に比べてコギングトルクを大幅に低減できることがわかり、この低減の程度は第1層および第3層の最大透磁率と第2層の最大透磁率との差が大きいほど大きなことがわかる。また、図8によれば、実施例と比較例では、ステーター2の竿部25の磁束密度に変化がないことがわかる。
このため、実施例によれば、ローター磁石11からの磁束の殆どをステーター2の内部の磁束として確保しつつ、コギングトルクの大幅な低減化を実現できる。
【0026】
(発電機の他の実施形態)
(1)上記の実施形態では、ステーター本体21、22のそれぞれは、全体が3層構造として説明した。しかし、本発明では、ステーター2のうち、ローター磁石11と対向する部分、すなわちローター配置部21A、22Aについてだけ3層構造にしても良い。言い換えると、本発明では、ステーター2のうち、少なくともローター配置部21A、22Aを3層構造にすれば良く、この場合にはローター配置部21A、22Aを除く部分は第1層または第3層と同様に透磁率が大きな軟磁性材料からなる。
【0027】
(2)上記の実施形態では、ステーター本体21、22のぞれぞれは、全体が3層構造であって同じ厚さH1から構成するものとして説明した。しかし、本発明では、ローター配置部21A、22Aについてだけ3層構造であって、かつその厚さがH1になるように構成しても良い。この場合には、さらに、ローター配置部21A、22A以外の部分は、透磁率が大きな軟磁性材料によって1層で構成することも可能である。
(3)上記の実施形態では、ステーター2は一対のステーター本体21、22と継鉄23とに分割されているが、これらを一体に形成するようにしても良い。この場合には、ステーター2は、その全体を3層構造に構成しても良く、あるいは、ローター配置部21A、22Aの部分だけを3層構造に構成しても良い。
【0028】
(時計の実施形態)
次に、本発明の時計の実施形態について説明する。
この実施形態に係る時計は、上記の実施形態に係る発電機、この発電機のローター1を回転させるためのゼンマイ(図示せず)、発電機が発生する起電力(電圧)によって駆動する制御回路(図示せず)など、を備えている。
このような構成の時計では、ゼンマイが解ける力によって発電機のローター1が回転すると、この回転によってステーター2に巻き回されるコイル3A、3Bに起電力が発生する。この起電力によって制御回路が動作し、制御回路はローター1の回転速度が一定になるように調整する。
このように、実施形態に係る時計では、上述したようにコギングトルクが低減された発電機を備えるようにした。このため、ゼンマイの力によってローター1を回転させる際に、その回転の初期に必要な力を従来に比べて大幅に低減することができる。
【符号の説明】
【0029】
1・・・ローター、2・・・ステーター、3A、3B・・・コイル、11・・・ローター磁石、12・・・回転軸、21、22・・・ステーター本体、21A、22A・・・ローター配置部、23・・・継鉄、24・・・ローター配置孔、211、221・・・第1層、212、222・・・第2層、213、223・・・第3層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローターと、ステーターとを備えた発電機であって、
前記ローターはローター磁石を有し、
前記ステーターは、第1層、第2層、および第3層からなる構造にするとともに、当該厚さを前記ローター磁石の厚さに比べて厚くし、
前記第2層は非磁性材料から構成し、前記第1層および前記第3層はそれぞれ透磁率が大きな軟磁性材料から構成することを特徴とする発電機。
【請求項2】
前記ステーターは、少なくとも前記ローター磁石を取り囲む部分について、前記第1層、前記第2層、および前記第3層からなる構造にしたことを特徴とする請求項1に記載の発電機。
【請求項3】
前記ステーターは、少なくとも前記ローター磁石を取り囲む部分について、当該厚さを前記ローター磁石の厚さに比べて厚くしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発電機。
【請求項4】
前記第2層の非磁性材料はアルミニウム、プラスチック、ガラス、およびステンレスのうちの何れ1つであり、前記第1層および前記第3層の軟磁性材料のそれぞれは金属ガラスであることを特徴とする請求項1乃至請求3のうちの何れか1項に記載の発電機。
【請求項5】
前記第1層および前記第3層の各々は、金属ガラスで一体に形成されたもの、金属ガラスの薄板を複数枚積層したもの、および粉末状の金属ガラスを焼結したもののうちの何れか1つであること特徴とする請求項4に記載の発電機。
【請求項6】
発電機を備えた時計であって、
前記発電機は、請求項1乃至請求5のうちの何れか1項に記載の発電機であることを特徴とする時計。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2010−226887(P2010−226887A)
【公開日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−72397(P2009−72397)
【出願日】平成21年3月24日(2009.3.24)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】