説明

真空バルブユニット

【課題】ユーザにとってコスト面及び作業性に優れた真空バルブユニット1を提供し、さらに、その真空バルブユニット1を含む真空装置小型化及びその設計を容易にできることである。
【解決手段】容器接続ポートP1、粗排気ポートP2及び主排気ポートP3を有するハウジング2と、前記粗排気ポートP2の開閉を行う粗排気弁体3と、主排気ポートP3の開閉を行う面シール型の主排気弁体4と、前記粗排気弁体3の移動を操作するための粗排気弁体操作部と、前記主排気弁体4の移動を操作するための主排気弁体操作部と、を具備し、前記粗排気弁体操作部及び前記主排気弁体操作部を操作することにより、前記粗排気弁体3及び前記主排気弁体4が、全閉状態から、前記粗排気ポートP2開成及び前記主排気ポートP3閉成である粗排気状態、又は前記粗排気ポートP2閉成及び前記主排気ポートP3開成にある主排気状態となるように移動させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、真空装置に用いられる真空バルブユニットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
真空容器の排気工程は、粗排気工程と主排気工程に分けられる。粗排気工程は、油拡散ポンプ等の粗引きポンプを用いて真空容器内を例えば10−3Torrまで減圧するものであり、主排気工程は、その粗排気工程の後、スパッタイオンポンプ等により例えば10−9Torrまで減圧するものである。
【0003】
従来、粗排気工程を行うための粗排気を行うための粗排気バルブと、主排気工程を行うための主排気バルブを別個独立に設け、それらを切り替えることにより、上記粗排気工程と主排気工程とを行っている(特許文献1参照)。
【0004】
しかしながら、粗排気バルブと、主排気バルブとを別個に設ける構造にすると、真空装置が大型化してしまうという問題がある。また、コストも高くなってしまうという問題がある。
【0005】
さらに、上記2つのバルブの開閉操作を手動で行う場合には、離れた場所のバルブを操作しなければならず、作業性が非常に悪いという問題もある。
【0006】
一方で、それぞれのバルブを自動で操作することも考えられるが、バルブの数が減るわけではなく、自動制御するための制御機構が必要となり、依然としてコスト面などで利点がない。
【0007】
このように、複数のバルブを用いることは、ユーザにとっては、コストや作業性において問題があり、メーカにとっては、装置設計上において問題がある。
【特許文献1】特開2004−167536号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで本発明は、上記問題点を一挙に解決するためになされたものであり、ユーザにとってコスト面及び作業性に優れた真空バルブユニットを提供し、さらに、その真空バルブユニットを含む真空装置の小型化及びその設計の容易化を実現することをその主たる所期課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち本発明に真空バルブユニットは、真空容器に接続される容器接続ポート、その真空容器の粗排気を行う粗排気ポンプに接続される粗排気ポート、及び前記真空容器の主排気を行う主排気ポンプに接続される主排気ポートを有するハウジングと、前記ハウジング内において、前記粗排気ポートを開成する粗排気ポート開成位置及び閉成する粗排気ポート閉成位置の間を移動する粗排気弁体と、前記ハウジング内において、前記主排気ポートを開成する主排気ポート開成位置及び閉成する主排気ポート閉成位置の間を移動する面シール型の主排気弁体と、前記ハウジングに設けられ、前記粗排気弁体の移動を操作するための粗排気弁体操作部と、前記ハウジングに設けられ、前記主排気弁体の移動を操作するための主排気弁体操作部と、を具備し、前記粗排気弁体操作部及び前記主排気弁体操作部を所定の手順で操作することにより、前記粗排気弁体及び前記主排気弁体が、前記粗排気ポート閉成位置及び前記主排気ポート閉成位置にある全閉状態から、前記粗排気ポート開成位置及び前記主排気ポート閉成位置にある粗排気状態、又は前記粗排気ポート閉成位置及び前記主排気ポート開成位置にある主排気状態となるように移動することを特徴とする。
【0010】
つまり、前記粗排気弁体操作部及び前記主排気弁体操作部を操作することにより、前記粗排気弁体及び前記主排気弁体が、「全閉状態」→「粗排気状態」→「全閉状態」→「主排気状態」→「全閉状態」となるように操作されることを特徴とする。言い換えれば、粗排気状態及び主排気状態いずれの状態も、必ず全閉状態から変化するようにしている。
【発明の効果】
【0011】
このように構成した本発明によれば、マニュホールド構造であり、粗排気弁体及び主排気弁体を単一構造体としているので、装置全体の小型化及び簡略化(設計容易化)を実現することができる。また、1つのバルブユニットにより粗排気及び主排気を行うことができるので、別個にバルブを設ける必要が無くなり、作業性の向上とともに、大幅なコストダウンを実現することができる。さらに、主排気弁体が面シール型のものであるので、主排気におけるコンダクタンスを向上させることができる。その上、粗排気弁体操作部及び主排気弁体操作部によって、粗排気弁体及び主排気弁体を操作するようにしているので、弁体の誤操作を防止できる等、操作性を向上させることができる。
【0012】
したがって、ユーザにとってコスト面及び作業性に優れた真空バルブユニットを提供することができ、さらに、その真空バルブユニットを含む真空装置の小型化及びその設計の容易化を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に本発明の真空バルブユニットの一実施形態について図面を参照して説明する。なお、図1は、本実施形態の真空バルブユニットの斜視図であり、図2は、本実施形態の真空バルブユニットの全閉状態を示す断面図である。
【0014】
本実施形態に係る真空バルブユニット1は、真空容器と、その真空容器の粗排気を行う粗排気用ポンプ及び主排気を行う主排気用ポンプとの間に設けられるものであり、図1及び図2に示すように、容器接続ポートP1、粗排気ポートP2及び主排気ポートP3を有するハウジング2と、そのハウジング2内に設けられる粗排気弁体3と、そのハウジング2内に設けられる主排気弁体4と、粗排気弁体3及び主排気弁体4を駆動するための弁体駆動機構5と、を備えている。なお、容器接続ポートP1は、例えば電子顕微鏡の鏡筒、試料室などの真空容器に接続されるものであり、粗排気ポートP2は、真空容器の粗排気を行う粗排気ポンプ(例えば、ロータリーポンプ等)に接続されるものであり、主排気ポートP3は、真空容器の主排気を行う主排気ポンプ(例えば、ターボ分子ポンプ等)に接続されるものである。
【0015】
以下、各部2〜5について説明する。
【0016】
ハウジング2は、容器接続ポートP1、粗排気ポートP2及び主排気ポートP3を一体に有するいわゆるマニュホールド構造であり、概略円筒形状をなすものである。その上部には、弁体駆動機構5の主排気弁体操作部である主排気ツマミ55及び粗排気弁体操作部である粗排気ツマミ54が設けられている。また、その下部には、主排気ポートP3が形成され、その側部には、容器接続ポートP1及び粗排気ポートP2が反対方向を向くように形成されている。本実施形態では、粗排気ポートP2が容器接続ポートP1よりも上方に位置している。
【0017】
粗排気弁体3は、ハウジング2内に形成されたバルブ収容室2Aに設けられて、粗排気ポートP2を開成する粗排気ポート開成位置及び粗排気ポートP2を閉成する粗排気ポート閉成位置の間を移動する軸シール型のものである。
【0018】
粗排気弁体3は、具体的には、概略円柱状をなし、その両端部分には大径部31、32が形成され、その中間部分には小径部33が形成されている。そして、その上端部には、弁体駆動軸52が連結されている。また、その下端部には、主排気弁体駆動軸53が連結されている。また、上の大径部31は、ハウジング2の内側周面に沿ってスライド移動するものであり、下の大径部32は、ハウジング2の内側周面、具体的には、容器接続ポートP1と粗排気接続ポートとの間に設けられた弁座21に着脱座可能に軸シールするものである。その弁座21は、内側周面から内側に突出した環状突出部であり、その着座面(環状突出部の内面)にはOリング6が嵌め込まれている。
【0019】
主排気弁体4は、ハウジング2に形成されたバルブ収容室2Aに設けられて、主排気ポートP3を開成する主排気ポート開成位置及び主排気ポートP3を閉成する主排気ポート閉成位置の間を移動する面シール型のものである。
【0020】
主排気弁体4は、具体的には、概略円盤状をなし、その上端部には、主排気弁体駆動軸53が連結されている。またその上面には、圧縮コイル7から弾性復帰力を受ける作用凹部41が形成されている。そして、その作用凹部41と、バルブ収容室2Aに下向きに設けられた面との間で圧縮コイル7を挟む構造となっている。
【0021】
そして、主排気弁体4は、ハウジング2の内側周面、具体的には、主排気ポートP3の基端部の近傍に設けられた弁座22に着座して面シールすることにより、主排気ポートP3を密閉する。その弁座22の着座面(弁座22の上面)にはOリング8が嵌め込まれている。
【0022】
弁体駆動機構5は、粗排気弁体3及び主排気弁体4を同軸状に保持して、粗排気弁体3及び主排気弁体4を一軸方向に進退移動させるものであり、ハウジング2の上部に取り付けられる基台51と、その基台51に回転・進退移動可能に軸支されて、粗排気弁体3の上端部に連結される弁体駆動軸52と、粗排気弁体3及び主排気弁体4を連結させるための主排気弁体駆動軸53と、前記弁体駆動軸52の上端部に取り付けられて、粗排気弁体3を移動させるための粗排気ツマミ(粗排気弁体操作部)54と、前記弁体駆動軸52の上端部に取り付けられて、主排気弁体4を移動させるための主排気ツマミ(主排気弁体操作部)55と、を備えている。
【0023】
基台51は、ハウジング2上部に気密に取り付けられるフランジ部と、弁体駆動軸52を中心軸上に軸支する雄ねじ部と、を備えている。雄ねじ部には、主排気ツマミ55が螺合している。
【0024】
弁体駆動軸52は、上から、粗排気ツマミ54、主排気ツマミ55及び基台51の順に嵌合されていて、粗排気ツマミ54は、固定ピン541によって弁体駆動軸52に対して回転しないように固定されている。また、弁体駆動軸52の先端部分には、雄ねじ部521が形成されており、粗排気弁体3の中心軸上に設けられた雌ねじ部311に螺合している。
【0025】
主排気弁体駆動軸53は、粗排気弁体3と同軸状に設けられ、その上端が、粗排気弁体3の下大径部32に軸方向にスライド可能に連結されている。また、その下端は、主排気弁体4と同軸状となるように固定されている。
【0026】
そして、主排気弁体駆動軸53は、粗排気弁体3の開閉動作に支障が無いように構成されている。つまり、粗排気弁体3が、粗排気ポート閉成位置及び粗排気ポート開成位置の間を移動する範囲において、主排気弁体駆動軸53は、粗排気弁体3から軸方向に力を受けない構成としている。
【0027】
さらに、弁体駆動機構5は、弁体駆動軸52の進退移動に伴って粗排気弁体3が回転しないようにする粗排気弁体回転防止手段56を備えている。
【0028】
粗排気弁体回転防止手段56は、基台51の裏面に固定された回転防止ピン561と、粗排気弁体3に設けられ、回転防止ピン561が挿入されるピン挿入穴562とから構成されている。
【0029】
次に、このように構成した真空バルブユニット1の動作について、粗排気工程及び主排気工程に分けて図3を参照して説明する。なお、図3は、真空バルブユニット1の粗排気状態を示す断面図であり、図4は、真空バルブユニット1の主排気状態を示す断面図である。
【0030】
<粗排気工程>
まず、粗排気工程について説明する。粗排気工程は、主排気ポンプの動作圧力まで減圧(例えば10−3Torr)する工程である。
【0031】
粗排気工程に入る前段階として、真空バルブユニット1は、粗排気弁体3が粗排気ポート閉成位置及び主排気弁体4が主排気ポート閉成位置にある全閉状態である(図2参照)。この状態から、粗排気ツマミ54を左回転(反時計回りに回転)させることにより、弁体駆動軸52を左回転(反時計回りに回転)させる。そうすると、弁体駆動軸52の先端の雄ねじ部521と、粗排気弁体3の雌ねじ部311とがねじ作用により嵌る方向に移動する。このとき、粗排気弁体3は、粗排気弁体回転防止手段56により回転せずに、開成方向(図3において下方)に移動する。そして、粗排気弁体3の下大径部32が弁座21に対してスライド移動して、その弁座21から下方に離間して、小径部33が、弁座21近傍に位置する(粗排気状態(図3参照))。このとき、小径部33とOリング6との間に隙間が形成される。この隙間は、粘性流体を引くことができる程度の隙間としている。その後、ロータリーポンプ等の粗排気ポンプを用いて粗排気を行う。
【0032】
そして、所定圧力まで減圧(例えば10−3Torr)できたら、粗排気ツマミ54を右回転(時計回りに回転)させることにより、弁体駆動軸52を右回転(時計回りに回転)させる。そうすると、弁体駆動軸52の先端の雄ねじ部521と、粗排気弁体3の雌ねじ部311とがねじ作用により外れる方向に移動する。このとき、粗排気弁体3は、閉成方向(図3等において上方)に移動する。そして、再び粗排気弁体3の下大径部32が弁座21に嵌り込み、下大径部32の側周面とOリング6とで軸シール状態を形成し、密封が完了する(全閉状態(図2参照))。
【0033】
<主排気工程>
次に、主排気工程について説明する。前記粗排気工程において、真空容器内を例えば10−3Torr以下とした後、主排気工程に移る。なお、主排気工程中は、粗排気弁体3は軸シール状態として密閉構造をなしており、主排気ポンプへ粗排気ポートP2からの逆流はない。
【0034】
主排気弁体4は、粗排気工程中は、圧縮コイル7により、弁座22(図2等において下方)に押し付けられており、主排気ポートP3は、密閉されている。
【0035】
まず、粗排気工程が行われた後の全閉状態(図2)から、主排気ツマミ55を左回転(反時計回りに回転)させることにより、主排気ツマミ55が、ねじ作用により基台51から外れる方向に移動する。
【0036】
このとき、まず、弁体駆動軸52が、粗排気弁体3を軸シール状態を保ったまま上方に移動される。そして、粗排気弁体3が所定高さまで移動すると、粗排気弁体3に連結された主排気弁体駆動軸53が開成方向(図2等において上方)に移動する。そうすると、主排気弁体4が、弁座22から離間する(主排気状態(図4参照))。なお、主排気弁体4が主排気ポート閉成位置から主排気ポート開成位置へ移動する間において、粗排気弁体3は、粗排気ポートP2閉成状態のままである(図4)。その後、主排気ポンプを用いて主排気を行う。
【0037】
そして、所定圧力まで減圧(例えば10−9Torr)できたら、主排気ツマミ55を右回転(時計回りに回転)させることにより、主排気ツマミ55が、ねじ作用により基台51に嵌る方向に移動する。このとき、弁体駆動軸52及び粗排気弁体3に連結された主排気弁体駆動軸53が、閉成方向(図4等において下方)に移動する。そうすると、主排気弁体4が、弁座22に着座した後、圧縮コイル7により主排気弁体4がOリング8に押さえつけられることにより、主排気ポートP3が密閉される(全閉状態(図2参照))。
【0038】
このように構成した本実施形態に係る真空バルブユニット1によれば、マニュホールド構造において、粗排気弁体3及び主排気弁体4を単一構造体としているので、装置全体の小型化及び簡略化(設計容易化)を実現することができる。
【0039】
また、1つのバルブユニット1により粗排気及び主排気を行うことができるので、別個にバルブを設ける必要が無くなり、作業性を向上させることができるとともに、大幅なコストダウンを実現することができる。
【0040】
さらに、主排気弁体4が面シール型のものであるので、主排気におけるコンダクタンスを向上させることもできる。
【0041】
その上、粗排気弁体操作部54及び主排気弁体操作部55によって、粗排気弁体3及び主排気弁体4を操作するようにしているので、弁体3、4の誤操作を防止できる等、操作性を向上させることができる。
【0042】
また、粗排気弁体3及び主排気弁体4を一軸方向に移動させるようにしているので、真空バルブユニット1を小型化及び簡略化することができる。
【0043】
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
【0044】
例えば、前記実施形態では、ハウジングにおいて上から、粗排気ポート、容器接続ポート及び主排気ポートの順で設けるものであったが、これに限られず、例えば、容器接続ポート、粗排気ポート及び主排気ポートの順番であっても良い。また、各ポートの位置態様に応じて、前記粗排気弁体、主排気弁体及び駆動機構等の構成を変更することが考えられる。
【0045】
その他、前述した実施形態や変形実施形態の一部又は全部を適宜組み合わせてよいし、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の一実施形態に係る真空バルブユニットの斜視図。
【図2】同実施形態における真空バルブユニットの全閉状態を示す断面図。
【図3】同実施形態における真空バルブユニットの粗排気状態を示す断面図。
【図4】同実施形態における真空バルブユニットの主排気状態を示す断面図。
【符号の説明】
【0047】
1 ・・・真空バルブユニット
P1・・・容器接続ポート
P2・・・粗排気ポート
P3・・・主排気ポート
2 ・・・ハウジング
3 ・・・粗排気弁体
4 ・・・主排気弁体
5 ・・・弁体駆動機構
54・・・粗排気弁体操作部
55・・・主排気弁体操作部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
真空容器に接続される容器接続ポート、その真空容器の粗排気を行う粗排気ポンプに接続される粗排気ポート、及び前記真空容器の主排気を行う主排気ポンプに接続される主排気ポートを有するハウジングと、
前記ハウジング内において、前記粗排気ポートを開成する粗排気ポート開成位置及び閉成する粗排気ポート閉成位置の間を移動する粗排気弁体と、
前記ハウジング内において、前記主排気ポートを開成する主排気ポート開成位置及び閉成する主排気ポート閉成位置の間を移動する面シール型の主排気弁体と、
前記ハウジングに設けられ、前記粗排気弁体の移動を操作するための粗排気弁体操作部と、
前記ハウジングに設けられ、前記主排気弁体の移動を操作するための主排気弁体操作部と、を具備し、
前記粗排気弁体操作部及び前記主排気弁体操作部を操作することにより、前記粗排気弁体及び前記主排気弁体が、前記粗排気ポート閉成位置及び前記主排気ポート閉成位置にある全閉状態から、前記粗排気ポート開成位置及び前記主排気ポート閉成位置にある粗排気状態、又は前記粗排気ポート閉成位置及び前記主排気ポート開成位置にある主排気状態となるように移動することを特徴とする真空バルブユニット。
【請求項2】
前記粗排気弁体及び前記主排気弁体が一軸方向に移動する請求項1記載の真空バルブユニット。
【請求項3】
前記主排気弁体が面シール型である請求項1又は2記載の真空バルブユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−144906(P2008−144906A)
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−334680(P2006−334680)
【出願日】平成18年12月12日(2006.12.12)
【出願人】(000155023)株式会社堀場製作所 (638)
【Fターム(参考)】