説明

磁気近接スイッチ

【課題】センサを小型化でき、印加磁界の制御が容易な磁気近接スイッチを提供することを課題とする。
【解決手段】スイッチング動作を行う集積回路素子を備えた半導体基板11と、半導体基板11の一方の面上に設けられ、かつ面内方向に感磁方向を持つ磁気抵抗素子12と、磁気抵抗素子12にバイアス磁界を印加するためのコイル13を少なくとも備え、コイル13は、外部磁界が印加されていない状態では、磁気抵抗素子12が形成された面内方向にバイアス磁界を印加するものであることを特徴とする磁気近接スイッチ10。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁性体の接近を検知することができる磁気近接スイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
回転の検知や、位置の検出など、物体の接近を検知するためのセンサには、磁気検出素子(例えばホール素子や磁気抵抗素子(以下「MR素子」という。)など)が使われているものがある。これらの磁気検出素子を用いたセンサは、検知対象物にあらかじめ磁石を取り付けたり検知対象物を着磁させたりしておき、検知対象物が磁気検出素子に接近すると、検知対象物の接近がわかるというものである(例えば非特許文献1参照)。また、特許文献1,2のように、磁気検出素子側に磁石を取り付けておき、磁性体の位置を検出するという方法もある。これらの特許文献に記載のセンサは、磁気検出素子側に磁性体が近づくと、磁気検出素子側にかかっている磁界が減少していることを利用している。
【非特許文献1】ホールセンサ(磁気近接スイッチ)[online]、松下電工株式会社、[平成19年4月12日検索]、インターネット<URL: http://www.mew.co.jp/ac/download/fasys/component/limit_switch/catalog/ps−j.pdf>
【特許文献1】特開平6−82465号公報
【特許文献2】特許第2503481号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、検知対象物にあらかじめ磁石を取り付けたり検知対象物を着磁させたりする手法では、磁石を取り付けたり着磁させたりする手間がかかる。また、精度良く磁石を取り付けたり着磁させたりすることが困難である。また、磁気検出素子としてホール素子を用いたホールセンサでは、チップの垂直方向の磁束しか捕らえることができないので、バイアス磁界を印加するための磁石が大型になってしまう。
【0004】
磁気検出素子としてMR素子を用いたセンサでは、検出ICを別に用意する必要があるため、センサが大型になってしまう。また、磁気検出素子側に磁石を取り付ける場合は、印加磁界のばらつきが大きいという問題がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、センサを小型化でき、印加磁界の制御が容易な磁気近接スイッチを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、スイッチング動作を行う集積回路素子を備えた半導体基板と、前記半導体基板の一方の面上に設けられ、かつ面内方向に感磁方向を持つ磁気抵抗素子と、前記磁気抵抗素子にバイアス磁界を印加するためのコイルを少なくとも備え、前記コイルは、外部磁界が印加されていない状態では、前記磁気抵抗素子が形成された面内方向にバイアス磁界を印加するものであることを特徴とする磁気近接スイッチを提供する。
本発明の磁気近接スイッチにおいて、前記集積回路素子は、前記磁気抵抗素子の出力電圧を所定の閾値と比較してスイッチング動作を行うものであることが好ましい。
また、前記集積回路素子は、前記所定の閾値を複数通り設定できるものであることが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コイルからバイアス磁界を印加するので、自発磁化を有していない磁性体でも、その接近を検知することができる。また、MR素子のスイッチング磁界や、センサから対象物までの距離に応じてバイアス磁界を変更することができる。また、精度よくバイアス磁界を印加することができる。また、MR素子がスイッチング磁界の異なる複数出力を持つ場合、対象物との距離を多段階で検知することができる。コイルをWLPで作製した場合、非常に薄い磁気近接センサを実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、最良の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
本発明の磁気近接スイッチは、スイッチング動作を行う集積回路素子を備えた半導体基板と、前記半導体基板の一方の面上に設けられ、かつ面内方向に感磁方向を持つ磁気抵抗素子(以下「MR素子」という。)と、前記磁気抵抗素子にバイアス磁界を印加するためのコイルを少なくとも備え、前記コイルは、外部磁界が印加されていない状態では、前記磁気抵抗素子が形成された面内方向にバイアス磁界を印加するものである。
【0009】
半導体基板としては、例えばシリコン(Si)基板が挙げられる。半導体基板には、集積回路素子を設けておくと、検出ICを別に用意する必要がなく、磁気近接スイッチモジュールを小型化することができる。集積回路素子は、磁性体からなる検知対象物による磁界の変化を検知するため、磁気抵抗素子の出力電圧を所定の閾値と比較してスイッチング動作を行うものが好ましい。コイルは、ウエハレベルパッケージ(WLP)プロセスによって作られたものであれば、非常に小型のセンサとすることができる。
【0010】
コイルは、MR素子にバイアス磁界を印加するため用いられる。磁気近接スイッチを使用するときには、コイルによってバイアス磁界を印加しておき、検知対象物が接近すると、磁束が検知対象物に吸引されるので、MR素子にかかる磁束密度が減少し、検知対象物の接近を検知することができる。検知対象物は、自発磁化を持つ磁石である必要はなく、磁性体であれば何でも良いので、検知対象物に磁石を取り付けたり、検知対象物を着磁したりする手間が必要ない。さらに、検知対象物の磁石とMR素子との精度よい位置合わせが必要なくなる。また、バイアス磁界の印加手段としてコイルを用いるため、バイアス磁界を変更することが可能である。よって、磁気近接スイッチがスイッチング磁界の異なる複数の出力を持つ場合、検知対象物との距離を多段階で検知することが可能となる。
【0011】
図1、図2を参照して、本発明の磁気近接スイッチの動作について説明する。図1(A)は、磁性体からなる検知対象物2が磁気近接スイッチ1から遠い位置(以下「位置A」という。)にある場合を表す。図1(B)は、磁性体からなる検知対象物2が磁気近接スイッチ1から中程度離れた位置(以下「位置B」という。)にある場合を表す。図1(C)は、磁性体からなる検知対象物2が磁気近接スイッチ1に近い位置(以下「位置C」という。)にある場合を表す。
【0012】
MR素子は、バイアス磁界が検知対象物2に吸引されることによる磁界の変化を検知して、その変化量に応じた値の出力電圧を出力する。集積回路素子は、磁性体からなる検知対象物による磁界の変化を検知するため、MR素子の出力電圧を所定の閾値と比較してスイッチング動作を行うことにより、検知対象物2が磁気近接スイッチ1から所定の距離以上離れているかどうかに対応した、高レベル(High Level)と低レベル(Low Level)の2通りの信号を出力する。
【0013】
検知対象物2が磁気近接スイッチ1に接近するときの磁界の変化量は、磁気近接スイッチ1から検知対象物2までの距離に応じて変化する。例えば図1において、検知対象物2が位置Aにあるときは、コイルから印加されるバイアス磁界がほとんどそのままMR素子にかかるが、検知対象物2が位置Bにあるとき、さらに検知対象物2が位置Cまで接近したときには、バイアス磁界が検知対象物2に吸引されることにより、MR素子にかかる磁界が減少し、MR素子の出力電圧も、磁界の減少量に応じて変化する。
【0014】
したがって、集積回路素子が比較する基準となる所定の閾値を複数通り設定することにより、磁気近接スイッチ1の出力がHighとなるかLowとなるかが切り替わるときの磁界の大きさを複数通りに変更することができ、ひいては、磁気近接スイッチ1の出力がHighとなるかLowとなるかが切り替わるときの検知対象物2から磁気近接スイッチ1までの距離を複数通りに変更することができる。
【0015】
例えば、図2(a)に示すように、MR素子にかかる磁界が「出力1」で示した大きさであるときに、出力のHighおよびLowが切り替わるように設定しておくと、バイアス磁界が20G(ガウス)であるときには、検知対象物2が位置Aにあるときは、a11に示す状態となり、Lowの信号を出力する。同様に、バイアス磁界が20Gで、検知対象物2が位置Bにあるときは、b11に示す状態となり、Lowの信号を出力し、バイアス磁界が20Gで、検知対象物2が位置Cにあるときは、c11に示す状態となり、Highの信号を出力する。バイアス磁界が30Gであるときには、検知対象物2が位置A、B、Cのいずれの場合においても、Lowの信号を出力する。
【0016】
また、図2(b)に示すように、MR素子にかかる磁界が「出力2」で示した大きさであるときに、出力のHighおよびLowが切り替わるように設定しておくと、バイアス磁界が20Gであるときには、検知対象物2が位置A、B、Cのいずれの場合においても、Highの信号を出力するのに対して、バイアス磁界が30Gである場合には、検知対象物2が位置Aにあるときは、a22に示す状態となってLowの信号を出力し、検知対象物2が位置Bにあるときは、b22に示す状態となってHighの信号を出力し、検知対象物2が位置Cにあるときは、c22に示す状態となってHighの信号を出力する。
【0017】
以上の状態の変化をまとめると、表1のようになる。
【0018】
【表1】

【0019】
したがって、MR素子にかかる磁界が「出力1」で示した大きさであるときに出力のHighおよびLowが切り替わるように設定した上で、20Gのバイアス磁界を印加すると、位置Aと位置Bは区別できないが、位置Cにあるかどうかを区別することが可能になる。また、MR素子にかかる磁界が「出力2」で示した大きさであるときに出力のHighおよびLowが切り替わるように設定した上で、30Gのバイアス磁界を印加すると、位置Bと位置Cは区別できないが、位置Aにあるかどうかを区別することが可能になる。これらの2つの検知結果を組み合わせることにより、位置A、位置B、位置Cの3段階で、検知対象物までの距離を検知することが可能になる。
【0020】
なお、本形態例においては、図2(a)において、MR素子にかかる磁界が「出力1」で示した大きさより小さいときに出力がHighとなり、MR素子にかかる磁界が「出力1」で示した大きさより大きいときに出力がLowとなり、図2(b)において、MR素子にかかる磁界が「出力2」で示した大きさより小さいときに出力がHighとなり、MR素子にかかる磁界が「出力2」で示した大きさより大きいときに出力がLowとなるものとしたが、これとは逆に、MR素子にかかる磁界が「出力1」で示した大きさであるときに出力のHighおよびLowが切り替わるように設定するとき、MR素子にかかる磁界が「出力1」で示した大きさより大きいときに出力がHighとなり、MR素子にかかる磁界が「出力1」で示した大きさより小さいときに出力がLowとなり、MR素子にかかる磁界が「出力2」で示した大きさであるときに出力のHighおよびLowが切り替わるように設定するとき、MR素子にかかる磁界が「出力2」で示した大きさより大きいときに出力がHighとなり、MR素子にかかる磁界が「出力2」で示した大きさより小さいときに出力がLowとなるものとしても良い。
【0021】
検知対象物までの距離をリアルタイムで検知するため、
(1)MR素子にかかる磁界が「出力1」で示した大きさであるときに出力のHighおよびLowが切り替わるように設定した上で、20Gのバイアス磁界を印加する状態と、
(2)MR素子にかかる磁界が「出力2」で示した大きさであるときに出力のHighおよびLowが切り替わるように設定した上で、30Gのバイアス磁界を印加する状態とは、所定の周期で交互に切り替えることが必要である。本発明においては、バイアス磁界を印加する手段がコイルであるので、印加磁界の大きさの切り替えを容易かつ高速で行うことができる。
【0022】
ここでは、集積回路素子が所定の閾値を1通りしか設定できない従来の構成では、検知対象物までの距離を、閾値より遠い場合か近い場合かの2通りしか判別できないのに対して、集積回路素子が所定の閾値を2通り設定できるようにした本発明の構成では、検知対象物までの距離を、3通りに区別して検知することができることを示した。したがって、同様の技術的思想に基づいて、集積回路素子が所定の閾値を3通り以上設定できるようにすれば、検知対象物までの距離を、4通り以上に区別して検知することができることは明らかである。
【0023】
また、このとき、集積回路素子から出力されるこの磁気近接スイッチの出力としては、MR素子の出力が高レベル状態(印加磁束密度が小)のときに高電圧値による信号を出し、MR素子の出力が低レベル状態(印加磁束密度が大)のときに低電圧値による信号を出すようにしてもよく、その逆に、MR素子の出力が高レベル状態(印加磁束密度が小)のときに低電圧値による信号を出し、MR素子の出力が低レベル状態(印加磁束密度が大)のときに高電圧値による信号を出すようにしてもよい。
【0024】
本発明の磁気近接スイッチの具体的な実施例について、図3〜図8に示す。なお、本発明の磁気近接スイッチは、これらの実施例に限定されるものではない。
【0025】
図3に示す磁気近接スイッチ10は、スイッチング動作を行う集積回路素子を備えた半導体基板11と、この半導体基板11の一方の面上に設けられ、かつ面内方向に感磁方向を持つ磁気抵抗素子12と、この磁気抵抗素子12にバイアス磁界を印加するためのコイル13を少なくとも備え、コイル13は、外部磁界が印加されていない状態では、磁気抵抗素子12が形成された面内方向にバイアス磁界を印加するものである。この例では、印加磁界方向は、図3の左右方向である。また、コイル13は、WLPプロセスにより半導体基板11の表側の面に形成されており、かつ磁気抵抗素子12とは上下に重なりがある位置に設けられている。
【0026】
図4に示す磁気近接スイッチ20は、スイッチング動作を行う集積回路素子を備えた半導体基板21と、この半導体基板21の一方の面上に設けられ、かつ面内方向に感磁方向を持つ磁気抵抗素子22と、この磁気抵抗素子22にバイアス磁界を印加するためのコイル23を少なくとも備え、コイル23は、外部磁界が印加されていない状態では、磁気抵抗素子22が形成された面内方向にバイアス磁界を印加するものである。この例では、印加磁界方向は、図4の左右方向である。また、コイル23は、WLPプロセスにより半導体基板21の裏側の面に形成されている。
【0027】
図5に示す磁気近接スイッチ30は、スイッチング動作を行う集積回路素子を備えた半導体基板31と、この半導体基板31の一方の面上に設けられ、かつ面内方向に感磁方向を持つ磁気抵抗素子32と、この磁気抵抗素子32にバイアス磁界を印加するためのコイル33を少なくとも備え、コイル33は、外部磁界が印加されていない状態では、磁気抵抗素子32が形成された面内方向にバイアス磁界を印加するものである。この例では、印加磁界方向は、図5の左右方向である。また、コイル33は、WLPプロセスにより半導体基板31の表側の面に形成されており、かつ磁気抵抗素子32とは重なりのない位置に設けられている。このため、磁気抵抗素子32とコイル33とを同一面上に設けることが可能である。
【0028】
図6に示す磁気近接スイッチ40は、スイッチング動作を行う集積回路素子を備えた半導体基板41と、この半導体基板41の一方の面上に設けられ、かつ面内方向に感磁方向を持つ磁気抵抗素子42と、この磁気抵抗素子42にバイアス磁界を印加するためのコイル43を少なくとも備え、コイル43は、外部磁界が印加されていない状態では、磁気抵抗素子42が形成された面内方向にバイアス磁界を印加するものである。この例では、印加磁界方向は、図6の左右方向である。また、コイル43は、WLPプロセスにより半導体基板41の表側の面に形成されたスパイラル(渦巻き状)コイルである。
【0029】
図7に示す磁気近接スイッチ50は、スイッチング動作を行う集積回路素子を備えた半導体基板51と、この半導体基板51の一方の面上に設けられ、かつ面内方向に感磁方向を持つ磁気抵抗素子52と、この磁気抵抗素子52にバイアス磁界を印加するためのコイル53を少なくとも備え、コイル53は、外部磁界が印加されていない状態では、磁気抵抗素子52が形成された面内方向にバイアス磁界を印加するものである。この例では、印加磁界方向は、図7の左右方向である。また、コイル53は、エナメル線のような細径導線からなるコイル(巻線コイル)であり、磁気抵抗素子52を設けた半導体基板51がコイル53の内部(中空部)に収容された構成となっている。
【0030】
図8に示す磁気近接スイッチ60は、スイッチング動作を行う集積回路素子を備えた半導体基板61と、この半導体基板61の一方の面上に設けられ、かつ面内方向に感磁方向を持つ磁気抵抗素子62と、この磁気抵抗素子62にバイアス磁界を印加するためのコイル63を少なくとも備え、コイル63は、外部磁界が印加されていない状態では、磁気抵抗素子62が形成された面内方向にバイアス磁界を印加するものである。この例では、印加磁界方向は、図8の左右方向である。また、コイル63は、エナメル線のような細径導線からなるコイル(巻線コイル)であり、半導体基板61の裏側に設けられた構成となっている。
なお、特に図示はしないが、図8に示す例にならって、巻線コイルを半導体基板の表側に設けた構成とすることもできる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は、磁性体の接近を検知することができる磁気近接スイッチとして利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】(A)、(B)、(C)は、本発明の磁気近接スイッチの動作を説明する図である。
【図2】(a)、(b)は、本発明の磁気近接スイッチの動作を説明する図である。
【図3】本発明の磁気近接スイッチの第1の形態例を示す斜視図である。
【図4】本発明の磁気近接スイッチの第2の形態例を示す斜視図である。
【図5】本発明の磁気近接スイッチの第3の形態例を示す斜視図である。
【図6】本発明の磁気近接スイッチの第4の形態例を示す斜視図である。
【図7】本発明の磁気近接スイッチの第5の形態例を示す斜視図である。
【図8】本発明の磁気近接スイッチの第6の形態例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0033】
1…磁気近接スイッチ、2…検知対象物、10,20,30,40,50,60…磁気近接スイッチ、11,21,31,41,51,61…半導体基板、12,22,32,42,52,62…磁気抵抗素子、13,23,33,43,53,63…コイル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
スイッチング動作を行う集積回路素子を備えた半導体基板と、前記半導体基板の一方の面上に設けられ、かつ面内方向に感磁方向を持つ磁気抵抗素子と、前記磁気抵抗素子にバイアス磁界を印加するためのコイルを少なくとも備え、
前記コイルは、外部磁界が印加されていない状態では、前記磁気抵抗素子が形成された面内方向にバイアス磁界を印加するものであることを特徴とする磁気近接スイッチ。
【請求項2】
前記集積回路素子は、前記磁気抵抗素子の出力電圧を所定の閾値と比較してスイッチング動作を行うものであることを特徴とする請求項1に記載の磁気近接スイッチ。
【請求項3】
前記集積回路素子は、前記所定の閾値を複数通り設定できるものであることを特徴とする請求項2に記載の磁気近接スイッチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−288071(P2008−288071A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−132759(P2007−132759)
【出願日】平成19年5月18日(2007.5.18)
【出願人】(000005186)株式会社フジクラ (4,463)
【Fターム(参考)】