説明

箱の解体装置付き棒状物品の供給機

【課題】小形化且つ設置スペースの削減を図ることができる箱の解体装置付き棒状物品の供給機を提供する。
【解決手段】箱の解体装置付き棒状物品の供給機は、棒状物品としてのフィルタロッドを収納した箱(B)をコンベアセクション(10)からロッドホッパ(30)近傍のベルトコンベアまで搬送し、このベルトコンベア上に箱(B)内のフィルタロッドを載置して箱(B)を空箱(B’)とする搬送供給装置(2)と、搬送供給装置(2)から受け取った空箱(B’)を解体装置(6)まで移送する移送装置(4)とを備え、解体装置(6)はその一部が搬送供給装置(2)のコンベアセクション(10)の下方に重なり合うようにして配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は例えば、フィルタシガレット製造機に向けてフィルタロッド等の棒状物品を供給する供給機に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の棒状物品の供給機は、後工程機械のホッパに向けて棒状物品としてのフィルタロッドを供給するものであり、ここでの供給は先ず、解体可能な箱に収納された多数のフィルタロッドを箱とともにホッパ手前のコンベアまで搬送して、このコンベア上に箱内のフィルタロッドを載置し、この後、コンベア上のフィルタロッドをホッパまで搬送して、コンベアからホッパ内に投入することでなされる(例えば特許文献1参照)。
【0003】
一方、コンベア上へのフィルタロッドの載置により空となった箱、即ち、空箱は前記供給機から排出された後に解体装置に供給され、この解体装置は空箱をそのブランクに解体する(例えば特許文献2参照)。
【特許文献1】特公平1-35634号公報
【特許文献2】特公平6-31083号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述した特許文献2の解体装置は従来、特許文献1の供給機とは独立したものであって、供給機から離れて設置されている。このため、フィルタシガレット製造機が配置されている製造工場にあっては、供給機とは別個に解体装置を設置するためのスペースのみならず、供給機から解体装置まで空箱を移送するためのスペースをも要求する建屋が必要であった。
【0005】
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、その解体装置のみに要求されるスペースを確保することなく、その設置を可能とした箱の解体装置付き棒状物品の供給機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本発明の箱の解体装置付き棒状物品の供給機は、搬入部及び送出部を有する搬送経路を含み、棒状物品が収納された解体可能な箱を搬入部にて受け取って送出部まで搬送し、送出部に箱内の棒状物品を供給して箱を空箱にする搬送供給装置と、搬送経路の送出部から空箱を受け取って移送する移送装置と、移送装置から空箱を受け取り,この空箱をブランクに解体する解体装置とを備え、この解体装置は、搬送経路の搬入部に重なり合う状態にして、この搬入部の下方に配置された空箱の解体排出経路を含んでいる(請求項1)。
【0007】
上述の請求項1の供給機によれば、搬送供給装置の搬送経路の搬入部と解体装置の解体排出経路とが上下方向でみて重なり合うことで、解体排出経路のみのための設置スペースは不要となる。
好ましくは、箱はその高さよりも幅が長い矩形形状をなし、搬送経路の搬入部は、箱をその幅方向とは直交する方向に供給し、そして、移送装置は空箱の移送姿勢を変更する姿勢変更手段を含み、この姿勢変更手段は空箱の幅を規定する一方の側面を先頭として移送装置から解体排出経路への空箱の受け渡しを可能にする(請求項2)。
【0008】
請求項2の供給機によれば、搬送経路の搬入部に比べて解体排出経路に要求される幅が狭くても済み、解体装置全体が搬送経路の下方に配置される。
更に、移送装置は、搬送経路と解体排出経路とを接続する空箱の移送経路と、この移送経路から分岐された空箱の異常排出経路と、空箱の移送を移送経路から異常排出経路に切り換える切り換え手段とを更に含んでいるのが好ましい(請求項3)。
【0009】
請求項3の供給機によれば、解体装置の作動に異常が発生した場合、空箱の移送を移送経路から異常排出経路に切り換えて解体装置への空箱の移送が停止されるが、搬送経路の送出部から後工程の機械への棒状物品の供給は継続される。
更にまた、解体装置は、解体排出経路に配置され、移送装置から受け取った空箱をブランクに解体する解体セクションであって、一部がユニット化された解体ユニットを有する、解体セクションと、解体排出経路から解体ユニットを解体排出経路と交差する方向に引き出す引き出し手段とを更に含むことができる(請求項4)。
【0010】
請求項4の供給機によれば、解体装置の作動に異常が発生し、解体排出経路にて空箱が詰まった場合、その解体ユニットを解体排出経路から側方に引き出すことで、詰まった空箱の取り除きが可能となる。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の箱の解体装置付き棒状物品の供給機にあっては、搬送供給装置における搬送経路の搬入部と解体装置の解体排出経路とが上下に重なり合って配置されているので、解体排出経路のみに要求される設置スペースが不要となり、供給機全体の小形化が図られ、省スペース化に大きく貢献する。
請求項2の供給機の場合、搬送経路の搬入部に比べて解体排出経路に要求される幅は狭いので、解体装置全体を搬送経路の下方に配置でき、更なる供給機の小形且つコンパクト化が可能なる。
【0012】
請求項3の供給機の場合、解体装置の作動に異常が発生しても、搬送経路の送出部から後工程機械への棒状物品の供給を継続でき、後工程機械の稼働が不所望に停止させる必要はない。
請求項4の供給機の場合、解体装置の解体ユニットが解体排出経路から側方に引き出し可能であるので、解体ユニット上にて詰まった空箱を搬送経路が邪魔になることなく容易に取り除き可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、棒状物品としてのフィルタロッドのための解体装置付き供給機を示し、この供給機はフィルタロッドが収納された箱を後工程機械となるロッド分配機に向けて搬送した後、箱内のフィルタロッドをロッド分配機に供給するものであって、図2は供給機内での箱の動きを概略的に示す。
また、ロッド分配機は、複数のフィルタシガレット製造機にフィルタロッドを分配して供給するものであって、そして、フィルタロッドは所定の長さ毎に切断されて、フィルタシガレットのためのフィルタプラグを形成する。
【0014】
供給機を概略的に説明すれば、供給機は大きく分けて搬送供給装置2、移送装置4及び解体装置6からなり、先ず、搬送供給装置2は、フィルタロッドが収納された箱を受け取り、この箱をロッド分配機のロッドホッパに連なったコンベアまで搬送した後、上昇させて箱内のフィルタロッドをコンベア上に載置する。ここで、コンベア上に載置されたフィルタロッドはコンベアにより運ばれ、ロッドホッパ内に投入される。一方、空となった箱、つまり、空箱は搬送供給装置2から移送装置4に受け取られ、この後、移送装置4は空箱を解体装置6に受渡し、この解体装置6にて空箱はそのブランクに解体される。
【0015】
上述した搬送供給装置2、移送装置4及び解体装置6に関し、これら装置の詳細を以下に順次説明する。
搬送供給装置
搬送供給装置2は箱Bの搬送経路8を備え、この搬送経路8は、図1,2中に矢印8の流れで示されている。より詳しくは、搬送経路8はその上流部分が箱Bを受け取る搬入部としてのコンベアセクション10となっており、このコンベアセクション10は水平方向に延びるローラコンベア12と、このローラコンベア12の終端に連なる一対のベルトコンベア14とを有し、これらベルトコンベア14はローラコンベア12の幅方向に互いに離間して配置されている。
【0016】
箱Bは、紙製のブランクを解体可能に組み立てて成形された横長の矩形形状をなし、図1から明らかなようにコンベアセクション10内にて、箱Bはその両側面に沿う方向に列をなし、押せ押せにして搬送される。本実施例の場合、箱Bはその搬送方向でみて前面が全体的に開口し、その上面が開閉可能な蓋Lからなっている。この蓋Lは箱Bの搬送方向でみて箱Bの上側の後端縁をヒンジとし、このヒンジ回りに回動されることで開閉される。
【0017】
なお、コンベアセクション10に供給される箱B内には多数のフィルタロッドが俵積み状態で収納されており、搬送方向に沿う箱Bの奥行き寸法はフィルタロッドの長さにほぼ一致する。
コンベアセクション10の終端部にはリフタ16が配置され、このリフタ16はコンベアセクション10の終端に到達した先頭の箱Bを上方の上昇位置Cまで上昇させる。リフタ16は上下方向に延びるフィードスクリュー18と、このフィードスクリュー18の正逆回転により、フィードスクリュー18に沿って昇降するリフト台20とから構成されている。なお、リフタ16は前述した一対のベルトコンベア14の外側に配置されている。
【0018】
コンベアセクション10上での箱Bの搬送方向でみて、上昇位置Cの前方には反転装置22が配置されている。この反転装置22はその回転中心Oでみて、搬送方向の前後方向に離間した一対のバケット24を備え、図2に示す状態にあるとき、一方のバケット24は上昇位置Cに隣接した入口位置Dに位置付けられ、そして、他方のバケット24は上昇位置Cから離れた出口位置Eに位置付けられている。なお、図2中、反転装置22は回転中心Oのみで表されている。
【0019】
リフト台20とともに上昇位置Cまで上昇した箱Bは挿入プッシャ26により、入口位置Dにあるバケット24に向けて押し出され、このバケット24内に受け入れられる。挿入プッシャ26の進退はフィードスクリュー28によってなされ、バケット24への箱Bの挿入後、リフタ16のリフト台20はベルトコンベア14により規定される搬送経路8の下方まで下降される。
【0020】
また、図2から明らかなように箱Bが上昇位置Cにあるとき、箱Bの蓋Lは図示しない開蓋機構によって開かれ、そして、箱Bが入口位置Dに向けて移動される際、水平に折り返される。それ故、入口位置Dのバケット24内に挿入された箱Bはその上面が開かれた状態にある。
この後、反転装置22がその回転中心Oの回りに180°だけ時計方向に回転されると、バケット24内の箱Bはその開口した上面を下向きにし、且つ、その底を上向きとした倒立状態に反転され、バケット24とともに反転装置22の出口位置Eに移動する。ここで、反転した箱Bはその開口した前面が逆向きとなるから、図2中にて、積層状態にあるフィルタロッドは参照符号Fで示されている。なお、今まで反転装置22の出口位置Eにあった他方のバケット24は同様に反転し、反転装置22の入口位置Dに移動する。
【0021】
更に、反転装置22の出口位置Eからは、前述したロッド分配機のロッドホッパに向けて箱Bの横送りガイド(図示しない)が延びており、図2中、ロッドホッパは参照符号30で示されている。図2から明らかなように、ロッドホッパ30は反転装置22の側方に配置されていることから、横送りガイドの延出方向と前述したコンベアセクション10での箱Bの搬送方向とは互いに直交した状態にある。
【0022】
更に、横送りガイドとロッドホッパ30との間には、送出部としての箱Bの受取セクションGが配置されており、この受取セクションGは横送りガイドに連なっている。具体的には、受取セクションGは、横送りガイドの幅方向に離間した一対の隔壁(図示しない)と、受取セクションGの底を形成する可動壁、具体的にはベルトコンベアとから構成され、ここでのベルトコンベアは図3中に参照符号31で示されている。
【0023】
反転装置22の出口位置Eにある箱Bは横送りプッシャ32(図1参照)により横送りガイドに向けて押し出され、そして、横送りガイドにより案内されながら、受取セクションG、即ち、そのベルトコンベア31に受け取られる。ここで、横送りプッシャ32は、図3に示されているチェーン駆動の往復スライダ34に取り付けられ、この往復スライダ34とともに横送りガイドに沿い出口位置Eと受取セクションGとの間にて往復動移動可能となっている。
【0024】
更に、図3から明らかなように、受取セクションGの上方には吸着ヘッド36が配置され、この吸着ヘッド36は複数の吸着パッド38を下向きにして有する。吸着ヘッド36は支柱40に対して昇降自在に取り付けられ、受取セクションGの直上位置とその上方の上昇位置Hとの間を支柱40に沿って昇降され、ここでの昇降は支柱40に沿って上下方向に延びる無端状の駆動チェーン42の走行によってもたらされる。
【0025】
それ故、受取セクションGに受け取られた倒立状態の箱Bは、吸着ヘッド36の各吸着パッド38によりその底面が吸着され、そして、吸着ヘッド36の上昇に伴い、受取セクションGのベルトコンベア31から上昇する。
ここでの箱Bの上昇は、その内部に収納された積層状態のフィルタロッドをベルトコンベア31上に残すことになり、これにより、箱B内のフィルタロッドがベルトコンベア31に載置されることとなる。この際、ベルトコンベア31がそのコンベア面をロッドホッパ30に向けて走行させるべく駆動されることで、ベルトコンベア31上のフィルタロッドはロッドホッパ30内に投入される。
【0026】
受取セクションGのベルトコンベア31から所定の上昇位置Hまで吸着ヘッド36とともに箱Bが上昇されると、この箱Bは空の状態になり、図3中、空箱は参照符号B’で示されている。
また、箱Bが上昇する際、受取セクションGを構成する一方の隔壁が箱Bの蓋Lに対する折り込みガイドとして働き、これにより、蓋Lは今までの水平状態から垂直状態まで折り込まれ、図3から明らかなように空箱B’の後壁から垂下された状態となる。なお、図3中、参照符号Lfは、蓋Lの両端に接続された折り込みフラップを示す。
【0027】
移送装置
移送装置4は、前述した空箱B’の上昇位置H、即ち、前述した搬送経路8の終端から解体装置6まで延びる移送経路を備えており、この移送経路は図1〜図3中、矢印44の流れで示されている。
先ず、図3に示されるように移送経路44はその上流部分に空箱B’の横送りレール46を有し、この横送りレール46は上昇位置Hから前述した反転装置22における出口位置Eの上方まで水平に延びている。
【0028】
より具体的には、図4から明らかなように横送りレール46は上昇位置Hにある空箱B’の前面開口側に配置され、往復スライダ48を有する。この往復スライダ48は横送りレール46に沿って往復動可能であり、そして、往復スライダ48は一対のチャック50を備え、これらチャック50は上下方向に回動することで開閉可能となっている。
上昇位置Hに空箱B’があるとき、一対のチャック50は空箱B’における底の開口縁と対峙すべく位置付けられ、そして、吸着パッド38を避けて、その閉作動により空箱B’における底の開口縁を把持する。この後、吸着パッド38による空箱B’の吸着が解除された後、一対のチャック50は往復スライダ48とともに空箱B’を受渡し位置Iまで移送する。なお、受渡し位置Iは反転装置22における出口位置Eの上方に規定されている。
【0029】
また、移送経路44は、横送りレール46の下流側に縦送りレール52を備えており、この縦送りレール52は、横送りレール46との間に所定の間隔を存した状態で、横送りレール46と直交する方向、即ち、前述したコンベアセクション10での箱Bの搬送方向と同一の方向に延び、受渡し位置Iの側方を通過している。
縦送りレール52もまた往復スライダ54を備え、この往復スライダ54は縦送りレール52に沿って往復動可能である。往復スライダ54にも一対のチャック56が備えられており、これらチャック56もまた上下の回動により開閉可能である。受渡し位置Iに空箱B’が移送されたとき、一対のチャック56は空箱B’における底の開口縁と対峙すべく位置付けられ、前述したチャック50とともに、その閉作動により空箱B’の底を把持する。この後、チャック50が開作動し、前述した上昇位置Hに向けて復動することで、空箱B’は一対のチャック50から一対のチャック56に受け渡される。このようにして一対のチャック56に把持された空箱B’は往復スライダ54とともに、縦送りレール52に沿って移送経路44の下流側、即ち、縦送りレール52の下流端に規定された受渡し位置Jまで移送される。
【0030】
一方、図4から明らかなように、縦送りレール52は受渡し位置Iからの移送経路44の下流方向とは逆向きとなる異常排出方向(コンベアセクション10側:図1参照)にも延びていることから、空箱B’は往復スライダ54とともに受渡し位置Iから異常排出方向にも移送可能である。
更に詳しくは、図1に示されているように、移送経路44において、その受渡し位置Iからは矢印で示す異常排出経路58が分岐して延びており、この異常排出経路58は受渡し位置Iに隣接して配置された受けガイド60と、この受けガイド60から異常排出方向に延びる排出コンベア62と、この排出コンベア62の終端に連なる排出シュータ64とからなっている。
【0031】
それ故、空箱B’が受渡し位置Iからチャック56とともに排出コンベア62まで移送され、そして、チャック56による空箱B’の把持が解除されれば、空箱B’は排出コンベア62上に載置され、そして、排出コンベア62を介して排出シュータ64に排出される。即ち、往復スライダ54及び一対のチャック56は空箱B’の移送を移送経路44から異常排出経路58に切り換え可能とする手段を構成する。
【0032】
なお、図3から明らかなように、横送りレール46は受渡し位置Iでの空箱B’よりも高い位置にあって、空箱B’の排出動作時、横送りレール46に空箱B’が衝突することはない。
一方、図4に示されているように、縦送りレール52の下流端、即ち、受渡し位置Jには吸着ヘッド66が配置されており、この吸着ヘッド66は4個の吸着パッド68を備えている。これら吸着パッド68は矩形の角部にそれぞれ位置するように配置され、一対のチャック56により受渡し位置Jまで移送された空箱B’の後壁の外面を吸着することができる。この後、一対のチャック56が空箱B’の把持を解除することで、受渡し位置Jにて一対のチャック56から吸着ヘッド66への空箱B’の受渡しがなされる。
【0033】
吸着ヘッド66はヘッド支持体70に対し、その軸線回りに回転可能に取り付けられており、ヘッド支持体70は支持アーム72を介して昇降体74に取り付けられている。昇降体74はフィードスクリュー76に螺合されており、このフィードスクリュー76は図1から明らかなように解体装置6に向けて垂直に延びている。それ故、フィードスクリュー76が回転されると、その回転方向に従い、昇降体74、即ち、吸着ヘッド66はフィードスクリュー76に沿って昇降することができる。
【0034】
従って、受渡し位置Jにて空箱B’を受け取った吸着ヘッド66はその下降に伴い、空箱B’を受渡し位置Jの下方に規定された移送経路44の終端位置Kまで移送させることができる。
更に、空箱B’が受渡し位置Jから移送経路44の終端位置Kまで下降する過程にて、吸着ヘッド66はその軸線回りに90°だけ回転し、空箱B’の姿勢を変更させる。それ故、図5(a)に示されているように受渡し位置Jにて、その底が上向きの倒立姿勢にあった空箱B’は、移送経路44の終端位置Kでは、図5(b)に示されるように、その底が側方を向き、且つ、その両側面を上下に位置付けた横向き姿勢に変更される。即ち、本実施例の場合、回転可能な吸着ヘッド66が空箱B’のための姿勢変更手段を実現している。
【0035】
解体装置
解体装置6は空箱B’のための解体排出経路を備えている。この解体排出経路は図1中、矢印78の流れで示されるように、移送経路44の終端位置Kから前述したコンベアセクション10に向けて延び、その下流部分はコンベアセクション10の下方に配置され、このコンベアセクション10と上下に重なり合った状態にある。
【0036】
より詳しくは、解体装置6は解体排出経路78の上流部分に吸着ヘッド80を備え、この吸着ヘッド80もまた4個の吸着パッド82を有する。これら吸着パッド82は吸着ヘッド66の吸着パッド68の場合と同様に配置されている。吸着ヘッド80には駆動レバー84の一端が回動自在に連結され、この駆動レバー84の他端は移送経路44の終端位置Kよりも下方位置にて駆動軸86に連結されている。それ故、駆動軸86の正逆回転に伴い、駆動レバー84はその他端を中心として正逆方向に回動可能である。
【0037】
更に、吸着ヘッド80からはコンベアセクション10に向けてスライドロッド88が延びており、このスライドロッド88は支持スリーブ90を摺動自在に貫通し、この支持スリーブ90はその軸線と直交する方向に回転自在に支持されている。
図1に示す状態にあるとき、吸着ヘッド80は垂直姿勢にあって、移送経路44の終端位置Kに到達した空箱B’を吸着ヘッド66との間に挟み込み、そして、その吸着パッド82により空箱B’の後壁の内面を吸着している。この後、吸着ヘッド66による空箱B’の吸着が解除され、これにより、空箱B’は移送装置4の吸着ヘッド66から解体装置6の吸着ヘッド80に受け渡される。
【0038】
そして、図1の状態から駆動レバー84が駆動軸86を中心に反時計方向に回動されると、吸着ヘッド80は空箱B’とともに移送経路44の終端位置Kから離れる方向に移動する。この際、スライドロッド88は支持スリーブ90の回動を伴いながら、支持スリーブ90に対して摺動し、支持スリーブ90の回動中心と吸着ヘッド80との間の距離が変更されることから、図6に概略的に示されているように駆動レバー84の回動に伴い、吸着ヘッド80は終端位置Kから一旦水平方向に離れた後、下方に向けて移動し、解体装置6の解体位置Mにて、その姿勢を水平姿勢に変更して位置付けられる。
【0039】
図2から明らかなように、上述した吸着ヘッド80の動きは終端位置Kの空箱B’を解体位置Mに位置付けるにあたり、下側に位置した一方の側壁を先頭にして移動させることから、空箱B’はその長手方向、つまり、幅方向を解体排出経路78に沿わせた状態で解体位置Mに供給される。また、吸着ヘッド80が解体位置Mから終端位置Kに向けて復動する際、吸着ヘッド80の動きは、次に終端位置Kに到達した空箱B’、つまり、その下側の側壁との吸着ヘッド80の衝突を回避して、終端位置Kに吸着ヘッド80を位置付け可能とする。
【0040】
解体位置Mには解体ユニット92が配置されており、この解体ユニット92は空箱B’の解体ステージ94を有する。それ故、吸着ヘッド80により解体位置Mに位置付けられた空箱B’は吸着ヘッド80による吸着が解除されることで、吸着ヘッド80から解体ステージ94上に載置される。
解体装置6は解体ステージ94上にて空箱B’をそのブランクNに解体するものであるが、その詳細については後述する。
【0041】
解体ステージ94はエアシリンダ96により昇降可能であり、ブランクNを上昇させることができる。一方、解体ステージ94の上方には吸着ヘッド98が配置されており、この吸着ヘッド98もまた複数の吸着パッド100を備えている。それ故、解体ステージ94とともに上昇されたブランクNは吸着ヘッド98の吸着パッド100に吸着され、解体ステージ94から吸着ヘッド98へのブランクNの受け渡しがなされる。
【0042】
更に、吸着ヘッド98は解体排出経路78の下流部分を構成するフィードスクリュー102に沿って往復動可能であり、このフィードスクリュー102は解体位置Mの上方からコンベアセクション10の下方を水平に延びている。それ故、吸着ヘッド98は吸着したブランクNをコンベアセクション10の下方まで移送することができる。
そして、コンベアセクション10、つまり、フィードスクリュー102の下方には例えばパレット104が配置されており、吸着ヘッド98は移送したブランクNをパレット104上に排出することができる。
【0043】
以下、解体装置6による空箱B’の解体について説明するが、この説明に先立ち、空箱B’の構造について説明する。
図7は解体位置Mに供給された空箱B’を示し、そして、図8は空箱B’のブランクNを示す。
図7中、空箱B’の後壁、左右の側壁及び底壁は参照符号R,S,Xで示されている。また、図8から明らかなように側壁Sは、外側壁フラップSa及び内側壁フラップSbからなり、外側壁フラップSaと後壁Rとの間の折り込み線上には一対の係止孔Yが形成され、一方、内側壁フラップSbにはその外縁に係止孔Yに係止可能な係止突起Zがそれぞれ形成されている。また、底壁Xはその両端に底フラップXfを有している。
【0044】
空箱B’は、底壁Xの底フラップXfを対応する側の側壁S内、つまり、その外側壁フラップSaと内側壁フラップSbとの間に挟み込み、そして、係止孔Yに係止突起Zを差し込むことで組み立てられている。なお、底フラップXfには一方の係止孔Yへの係止突起Zの差込みを許容するために切欠Xcもまた形成されている。
図9は、前述した解体ユニット92を含む解体セクション93の平面図を示す。
【0045】
解体ユニット92は矩形のユニットフレーム106を備え、このユニットフレーム106は水平に配置されている。ユニットフレーム106は、解体排出経路78を横断する方向に延びる両側面に複数のローラ108をそれぞれ備え、各側面のローラ108はガイドレール110により上下から挟まれ、このガイドレール110に沿って転動自在に支持されている。なお、ガイドレール110は解体ユニット92を外側から囲む解体セクション93のセクションフレーム112に設けられている。
【0046】
それ故、解体ユニット92はガイドレール110に沿って移動することで、解体位置Mからセクションフレーム112の外側、即ち、解体排出経路78の側方に引き出し可能となっている。
また、図10及び図11に示されているように、解体ユニット92はユニットフレーム106の下面に複数の車輪114を備えており、解体ユニット92が引き出されたとき、解体ユニット92は車輪114を介して接地される。
【0047】
図9に示されているように空箱B’の解体ステージ94の周囲には4個の位置決め部材116,118,120,122が配置されている。位置決め部材116は、ユニットフレーム106に備えられ、解体ステージ94上に空箱B’が供給されたとき、この空箱B’の蓋L側に配置され、エアシリンダにより空箱B’の蓋Lに対して接離可能となっている。より詳しくは、位置決め部材116は蓋Lの先端縁に沿って延びる上下の受け入れガイド116a,116b(図11参照)を有し、これら受け入れガイド116a,116b間には蓋Lを受け入れ可能の間隙が確保されている。図9から明らかなように、上側の受け入れガイド116aはその両端が蓋Lの両端を超えて折り込みフラップLf側に更に延出し、そして、受け入れガイド116a,116b間にストッパ部116c(図11)が設けられている。
【0048】
図11から明らかなように、位置決め部材116が空箱B’の蓋Lに向けて前進したとき、位置決め部材116はその上下の受け入れガイド116a,116b間に蓋Lを受け入れ、そして、ストッパ部116cに蓋Lの先端縁を当接させる。また、上側の受け入れガイド116aが蓋Lの折り込みフラップLf側に延出しているので、受け入れガイド116aは受け入れガイド116a,116b間に蓋Lが受け入れられる際、折り込みフラップLfの浮き上がりを押さえる機能をも果たす。
【0049】
一方、位置決め部材118,120は空箱B’の対応する側壁側に位置してユニットフレーム106に備えられ、空箱B’に向けて接離可能であるとともに昇降可能である。ここでの接離及び昇降はエアシリンダによってなされる。位置決め部材118,120が上昇位置にあって、空箱B’に向けて前進したとき、これら位置決め部材118,120は空箱B’の対応する側壁にそれぞれ当接し、空箱B’を挟み付けることができる。
【0050】
更に、位置決め部材122は空箱B’の底壁側に位置してユニットフレーム106に備えられ、エアシリンダにより空箱B’に向けて接離可能且つ昇降可能である。位置決め部材122が上昇位置にあって、空箱B’に向けて前進したとき、位置決め部材122は空箱B’の底壁に当接し、前述した位置決め部材116と協働して空箱B’を挟み付ける。
即ち、上述した位置決め部材116〜122は空箱B’(蓋L)に対して四方から当接し、解体ステージ94上にて空箱B’の位置決めをなす。
【0051】
一方、解体ステージ94にはその上面に露出するようにして4個の吸着パッド124を備えており、これら吸着パッド124は、空箱B’の位置決めが完了した後、空箱B’の後壁を吸着し、空箱B’を解体ステージ94上に保持する。これにより、空箱B’の位置ずれを招くことなく、位置決め部材116は空箱B’から、その待機位置まで後退し、そして、位置決め部材118〜122は空箱B’から一旦後退し、そして、それらの待機位置まで下降する。
【0052】
前述した位置決め部材118,120にはその両側に一対ずつ係止解除ピン126が配置されており、これら係止解除ピン126は空箱B’の対応する側の側壁に向けられている。係止解除ピン126は対応する側の位置決め部材(118又は120)と連動して昇降するが、この位置決め部材とは独立し、そのエアシリンダにより空箱B’に対して接離可能となっている。詳しくは、係止解除ピン126は、空箱B’の位置決めが完了した後に空箱B’の側壁に向けて前進し、この側壁の対応する係止孔Yに差し込まれる係止突起Zに当接可能となっている。
【0053】
また、前述した位置決め部材116側には一対のフラップ開きピン128が配置されており、これらフラップ開きピン128は空箱B’の対応する側壁に向けられている。各フラップ開きピン128は互いに独立して三次元方向に移動可能であり、この三次元の移動を可能にするエアシリンダ機構はセクションフレーム112に備えられている。
更に、図11に示されているようにセクションフレーム112の上部には回動アーム130が備えられている。この回動アーム130は前述した位置決め部材122の上方に配置され、その基端を中心として上下方向に回動可能であるとともに、その先端に底開きローラ132が回転自在に取り付けられている。
【0054】
更にまた、図9に示されているように位置決め部材122の両側には一対の底フラップ開きプレート134がそれぞれ配置されている。これら底フラップ開きプレート134はユニットフレーム106に備えられ、それぞれ空箱B’に向け、水平面内にて往復回動可能となっている。
次に、図12〜図17を追加し、空箱B’の解体手順を説明する。
【0055】
前述したように解体ステージ94上にて空箱B’の位置決めが完了すると、先ず、一対のフラップ開きピン128が空箱B’内に進入し、これらフラップ開きピン128は空箱B’の対応する側壁Sに向けて移動し、図12から明らかなように側壁Sの上端部を外側に向けて開くべく側壁Sを傾動させる。このように側壁Sが傾動されれば、側壁Sの係止突起Zはその係止孔Yから引き抜き易くなる。
【0056】
これに引き続き、空箱B’の両側壁側に一対ずつ配置されている係止解除ピン126が図13に示されるように空箱B’の対応する側壁Sに向けて前進し、そして、その側壁Sの係止突起Zにそれぞれ当接し、これら係止突起Zを係止孔Yから引き抜きながら、係止孔Yに挿通される。
このような係止突起Zの引き抜きは、側壁Sの内側壁フラップSbを底フラップXfから引き離し、これら底フラップXfと内側壁フラップSbとの間に所望のスペースを確保する。
【0057】
係止解除ピン126との当接に先立ち、フラップ開きピン128の働きにより側壁Sが傾動されているので、この後の係止解除ピン126との当接により、係止突起Zは係止孔Yから容易に引き抜き可能となる。この点、係止孔Yに対する係止突起Zの係合がきつい新品の空箱B’にあっては、係止解除ピン126との当接により係合突起Zに穴や破れが発生する虞も生じるが、このような不具合は側壁Sを傾動させることで、確実に解消される。
【0058】
この後、前述した一対のフラップ開きピン128は対応する側壁S内に確保された上述のスペース内に進入する。この後、係止解除ピン126や前述した位置決め部材116〜122はそれらの待機位置に向けて復動する。
この後、各フラップ開きピン128は、例えば図14中に矢印Tで示すボックスモーションを実行し、内側壁フラップSbを上方に向けて回動させた後、外側壁フラップSaを伴って下方に回動させる。これにより、内外の側壁フラップSb,Saは水平に展開される。
【0059】
各側壁Sの展開は、図15に示されるように底壁Xにおける底フラップXfの拘束を解除することから、この後、前述した回動アーム130が下方に向けて回動すると、その先端の底開きローラ132は図16に示されるように底壁Xの内面に当接し、底壁Xを展開する。
この後、一対の底フラップ開きプレート134が展開された底壁Xに向け、図17中の矢印方向Wに回動すると、これら底フラップ開きプレート134は底壁Xの対応する底フラップXfに当接して、この底フラップXfを水平に押し倒す。この時点で、空箱B’の解体が完了し、解体ステージ94上に空箱B’のブランクNが得られる。
【0060】
なお、前述したようにブランクNは、フラップ開きピン128、底開きローラ132及び底フラップ開きプレート134がそれらの待機位置まで復動した後、解体ステージ94から吸着ヘッド98に受け渡され、そして、コンベアセクション10の下方を移送されてパレット104上に排出される。
上述した供給機によれば、空箱B’の解体装置6がコンベアセクション10の下方に配置され、しかも、その解体排出経路78の一部がコンベアセクション10と上下に重なり合っているので、解体装置6のみに要求される設置スペースを大きく削減でき、解体装置付き供給機の小形化を図ることができる。また、このような小形化が図られた本発明の供給機は、後工程機械としてのロッド分配機に代えてフィルタシガレット製造機に直結することも可能となる。
【0061】
更に、コンベアセクション10上での空箱B’の搬送姿勢とは異なり、解体排出経路78にはその一方の側壁を先頭として空箱B’が受け渡されるから、解体排出経路78に要求される幅を狭くすることができ(図2参照)、供給機の小形化、即ち、その設置スペースの削減に大きく貢献する。
一方、空箱B’の解体プロセスが実施不能となり、解体ユニット92にて空箱B’又はブランクNの詰まりが発生した場合には、解体排出経路78の側方に解体ユニット92を引き出すことで、上述の詰まりを容易に取り除くことができ、また、その保守点検の点でも優れたものとなる。
【0062】
また、詰まりの除去作業中、解体装置6が作動停止されても、移送装置4内での空箱B’の移送を移送経路44から分岐した異常排出経路58に切り換えることで、ロッドホッパ30へのフィルタロッドの供給を継続することができ、フィルタシガレット製造機の運転停止を招くことはない。
なお、移送経路44から異常排出経路58への切り換えは、例えば、解体装置6の各部の動きを制御するエアシリンダの作動をセンサにより監視し、これらセンサからの信号に基づき、上述した詰まりが検出されたときに実施される。
【0063】
本発明は上述の一実施例に制約されるものではなく、例えば、箱の構造や解体装置6の具体的な構成等は種々に変更可能であり、また、棒状物品はフィルタロッドに限られるものでもない。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】解体装置を備えた一実施例の供給機を概略的に示す側面図である。
【図2】図1の供給機内での箱、空箱及びブランクの流れを概略的に示す図である。
【図3】図1の搬送経路と移送経路との間の空箱の受渡し領域を示した図である。
【図4】図1の移送経路の上流部分を示した平面図である。
【図5】図1の移送経路の下流部分にて実施される空箱の姿勢変更を吸着ヘッド側からみて説明するための図であり、(a)は姿勢変更前、(b)は姿勢変更後を示す。
【図6】移送経路の終端から解体排出経路に空箱が吸着ヘッドにより受け渡される際、吸着ヘッドの動きを説明するための図である。
【図7】解体ユニットに供給された空箱を示す斜視図である。
【図8】図7の空箱のブランクを示す図である。
【図9】図1の解体ユニットを示した平面図である。
【図10】図9の解体ユニットの側面図である。
【図11】図9の解体ユニットの正面図である。
【図12】空箱の側壁の傾動を説明するための図である。
【図13】係合突起の引き抜きを説明するための図である。
【図14】図13の状態から側壁を形成する内側壁フラップと外側壁フラップとの係合が解除され、これらの間にスペースが確保された状態を示す図である。
【図15】図14の状態から内外の側壁フラップが展開された状態を示す図である。
【図16】図15の状態から底壁が展開される過程を示した図である。
【図17】底壁の展開後の底壁の底フラップの展開を説明するための図である。
【符号の説明】
【0065】
2 搬送供給装置
4 移送装置
6 解体装置
8 搬送経路
10 コンベアセクション(搬入部)
44 移送経路
54 往復スライダ(移送装置:切り換え手段)
56 チャック(移送装置:切り換え手段)
58 異常排出経路
66 吸着ヘッド(姿勢変更手段)
78 解体排出経路
92 解体ユニット
93 解体セクション
110 ガイドレール(引き出し手段)
B 箱
B’ 空箱
G 受取セクション(送出部)
N ブランク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬入部及び送出部を有する搬送経路を含み、棒状物品が収納された解体可能な箱を前記搬入部にて受け取って前記送出部まで搬送し、前記送出部に前記箱内の棒状物品を供給して前記箱を空箱にする搬送供給装置と、
前記搬送経路の前記送出部から前記空箱を受け取って移送する移送装置と、
前記移送装置から前記空箱を受け取り、この空箱をブランクに解体する解体装置と
を備え、
前記解体装置は、前記搬送経路の前記搬入部に重なり合う状態にして前記搬入部の下方に配置された空箱の解体排出経路を含むことを特徴とする箱の解体装置付き棒状物品の供給機。
【請求項2】
前記箱はその高さよりも幅が長い矩形形状をなし、
前記搬送経路の前記搬入部は、前記箱をその幅方向とは直交する方向に搬送し、
前記移送装置は前記空箱の移送姿勢を変更する姿勢変更手段を含み、
前記姿勢変更手段は前記空箱の幅を規定する一方の側面を先頭として前記移送装置から前記解体排出経路への前記空箱の受け渡しを可能にすることを特徴とする請求項1に記載の箱の解体装置付き棒状物品の供給機。
【請求項3】
前記移送装置は、
前記搬送経路の前記送出部と前記解体排出経路とを接続する前記空箱の移送経路と、
前記移送経路から分岐された空箱の異常排出経路と、
前記空箱の移送を前記移送経路から前記異常排出経路に切り換える切り換え手段と
を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の箱の解体装置付き棒状物品の供給機。
【請求項4】
前記解体装置は、
前記解体排出経路に配置され、前記移送装置から受け取った前記空箱をブランクに解体する解体セクションであって、一部がユニット化された解体ユニットを有する、解体セクションと、
前記解体排出経路から前記解体ユニットを前記解体排出経路と交差する方向に引き出す引き出し手段と
を更に含むことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の箱の解体装置付き棒状物品の供給機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2009−196757(P2009−196757A)
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−40027(P2008−40027)
【出願日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願人】(000004569)日本たばこ産業株式会社 (406)
【出願人】(000151461)株式会社東京自働機械製作所 (106)
【Fターム(参考)】