耐性HBV菌株の治療のためのβ−L−2’−デオキシヌクレオシド及び併用療法
β−L−2’−デオキシヌクレオシドは、突然変異を有する薬剤耐性B型肝炎ウイルスに対して活性であることが発見された。β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグを投与することを含む、宿主においてラミブジン耐性HBV(M552V)を治療するための方法を提供する。さらに、β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグを投与することを含む、ナイーブ宿主においてラミブジン耐性HBV(M552V)突然変異が起こることを予防するための方法を提供する。(3−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグを投与することを含む、宿主においてHBV二重突然変異株(L528M/M552V)の出現を予防する及び/又は抑制するための方法も提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項2】
β−L−2’−デオキシチミジン又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項3】
β−L−2’−デオキシシチジン又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項4】
β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項5】
式(I):
【化1】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Xは、O、S、SO2又はCH2であり;及び
BASEは、場合により置換されていてもよいプリン又はピリミジン塩基である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項6】
式:
【化2】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1及びX2は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より独立して選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項7】
式:
【化3】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4またはSR3であり;
X1は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項8】
式:
【化4】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3及びR4は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項9】
R3及び/又はR4がHである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
R1及び/又はR2がHである、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
R1、R2又はR4の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
式:
【化5】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項14】
式:
【化6】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項15】
式:
【化7】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項16】
式:
【化8】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項17】
式:
【化9】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3は水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項18】
R3がHである、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
R1及び/又はR2がHである、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
R1又はR2の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
式:
【化10】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項23】
式:
【化11】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項24】
式:
【化12】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項25】
式:
【化13】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項26】
β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項27】
式(I):
【化14】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Xは、O、S、SO2又はCH2であり;及び
BASEは、場合により置換されていてもよいプリン又はピリミジン塩基である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項28】
式:
【化15】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1及びX2は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より独立して選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項29】
式:
【化16】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項30】
式:
【化17】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3及びR4は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項31】
R3及び/又はR4がHである、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
R1及び/又はR2がHである、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
R1、R2又はR4の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
式:
【化18】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項36】
式:
【化19】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項37】
式:
【化20】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項38】
式:
【化21】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項39】
式:
【化22】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3は、水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項40】
R3がHである、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
R1及び/又はR2がHである、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
R1又はR2の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項39に記載の方法。
【請求項43】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
式:
【化23】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項45】
式:
【化24】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項46】
式:
【化25】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項47】
式:
【化26】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項48】
β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項49】
式(I):
【化27】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Xは、O、S、SO2又はCH2であり;及び
BASEは、場合により置換されていてもよいプリン又はピリミジン塩基である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項50】
式:
【化28】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1及びX2は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より独立して選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項51】
式:
【化29】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項52】
式:
【化30】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3及びR4は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項53】
R3及び/又はR4がHである、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
R1及び/又はR2がHである、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
R1、R2又はR4の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項52に記載の方法。
【請求項56】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
式:
【化31】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項58】
式:
【化32】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項59】
式:
【化33】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項60】
式:
【化34】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項61】
式:
【化35】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3は、水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項62】
R3がHである、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
R1及び/又はR2がHである、請求項61に記載の方法。
【請求項64】
R1又はR2の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項61に記載の方法。
【請求項65】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
式:
【化36】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項67】
式:
【化37】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項68】
式:
【化38】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項69】
式:
【化39】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項70】
1つ以上の他の抗HBV薬の有効量と組み合わせて及び/又は交互に投与することをさらに含む、請求項1から69のいずれかに記載の方法。
【請求項71】
前記の他の抗HBV薬が、3TC、FTC、L−FMAU、DAPD、DXG、ファンシクロビル、ペンシクロビル、BMS−200475、ビスpom PMEA(アデフォビル、ジピボキシル)、ロブカビル、ガンシクロビル、テノフォビル、Lfd4C、フォスカルネット(ホスホノギ酸三ナトリウム)、イソプリノシン、レバミゾール、N−アセチルシスチン(NAC)、インターフェロン、ペグ化インターフェロン、ISS、リバビリン、PC1323又はポリアデンサイクリックポリウリジル酸から成る群より選択される、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記の他の抗HBV薬の少なくとも1つがインターフェロンである、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記インターフェロンが、インターフェロンα、ペグ化インターフェロンα、インターフェロンα−2a、インターフェロンα−2b、ペグ化インターフェロンα−2a、ペグ化インターフェロンα−2b、ROFERON(登録商標)−A(インターフェロンα−2a)、PEGASYS(登録商標)(ペグ化インターフェロンα−2a)、INTRON(登録商標)A(インターフェロンα−2b)、PEG−INTRON(登録商標)(ペグ化インターフェロンα−2b)、インターフェロンβ、インターフェロンγ、インターフェロンτ、インターフェロンω、コンセンサスインターフェロン、INFERGEN(インターフェロンアルファコン−1)、OMNIFERON(天然インターフェロン)、REBIF(インターフェロンβ−1a)、オメガインターフェロン、経口インターフェロンα、インターフェロンγ−1b、SuperFeron(天然ヒトマルチサブタイプIFN−α)及びHuFeron(ヒトIFN−β)から成る群より選択される、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
前記宿主が哺乳類である、請求項1から73のいずれかに記載の方法。
【請求項75】
前記宿主がヒトである、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項77】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、β−L−2’−デオキシチミジン又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項78】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、β−L−2’−デオキシシチジン又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項79】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項80】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式(I):
【化40】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Xは、O、S、SO2又はCH2であり;及び
BASEは、場合により置換されていてもよいプリン又はピリミジン塩基である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項81】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化41】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1及びX2は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より独立して選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項82】
場合により医薬適合性の担体又は希釈剤中に、式:
【化42】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項83】
場合により医薬適合性の担体又は希釈剤中に、式:
【化43】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3及びR4は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項84】
R3及び/又はR4がHである、請求項83に記載の医薬組成物。
【請求項85】
R1及び/又はR2がHである、請求項83に記載の医薬組成物。
【請求項86】
R1、R2又はR4の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項83に記載の医薬組成物。
【請求項87】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項86に記載の医薬組成物。
【請求項88】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化44】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項89】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化45】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項90】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化46】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項91】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化47】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項92】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化48】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3は、水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項93】
R3がHである、請求項92に記載の医薬組成物。
【請求項94】
R1及び/又はR2がHである、請求項92に記載の医薬組成物。
【請求項95】
R1又はR2の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項92に記載の医薬組成物。
【請求項96】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項95に記載の医薬組成物。
【請求項97】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化49】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項98】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化50】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項99】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化51】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項100】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化52】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項101】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項102】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式(I):
【化53】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Xは、O、S、SO2又はCH2であり;及び
BASEは、場合により置換されていてもよいプリン又はピリミジン塩基である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項103】
場合により医薬適合性の担体又は希釈剤中に、式:
【化54】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1及びX2は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より独立して選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項104】
場合により医薬適合性の担体又は希釈剤中に、式:
【化55】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項105】
場合により医薬適合性の担体又は希釈剤中に、式:
【化56】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3及びR4は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項106】
R3及び/又はR4がHである、請求項105に記載の医薬組成物。
【請求項107】
R1及び/又はR2がHである、請求項105に記載の医薬組成物。
【請求項108】
R1、R2又はR4の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項105に記載の医薬組成物。
【請求項109】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項208に記載の医薬組成物。
【請求項110】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化57】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項111】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化58】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項112】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化59】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項113】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化60】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項114】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化61】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3は、水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項115】
R3がHである、請求項114に記載の医薬組成物。
【請求項116】
R1及び/又はR2がHである、請求項114に記載の医薬組成物。
【請求項117】
R1又はR2の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項114に記載の医薬組成物。
【請求項118】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項117に記載の医薬組成物。
【請求項119】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化62】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項120】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化63】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項121】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化64】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項122】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化65】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項123】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項124】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式(I):
【化66】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Xは、O、S、SO2又はCH2であり;及び
BASEは、場合により置換されていてもよいプリン又はピリミジン塩基である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項125】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化67】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1及びX2は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より独立して選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項126】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化68】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項127】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化69】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3及びR4は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項128】
R3及び/又はR4がHである、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項129】
R1及び/又はR2がHである、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項130】
R1、R2又はR4の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項131】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項130に記載の医薬組成物。
【請求項132】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化70】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項133】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化71】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項134】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化72】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項135】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化73】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項136】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化74】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3は、水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項137】
R3がHである、請求項136に記載の医薬組成物。
【請求項138】
R1及び/又はR2がHである、請求項136に記載の医薬組成物。
【請求項139】
R1又はR2の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項136に記載の医薬組成物。
【請求項140】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項139に記載の医薬組成物。
【請求項141】
式:
【化75】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項142】
式:
【化76】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項143】
式:
【化77】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項144】
式:
【化78】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項145】
1つ以上の他の抗HBV薬の有効量をさらに含有する、請求項1から69のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項146】
前記の他の抗HBV薬が、3TC、FTC、L−FMAU、DAPD、DXG、ファンシクロビル、ペンシクロビル、BMS−200475、ビスpom PMEA(アデフォビル、ジピボキシル)、ロブカビル、ガンシクロビル、テノフォビル、Lfd4C、フォスカルネット(ホスホノギ酸三ナトリウム)、イソプリノシン、レバミゾール、N−アセチルシスチン(NAC)、インターフェロン、ペグ化インターフェロン、ISS、リバビリン、PC1323又はポリアデンサイクリックポリウリジル酸から成る群より選択される、請求項145に記載の医薬組成物。
【請求項147】
前記の他の抗HBV薬の少なくとも1つがインターフェロンである、請求項146に記載の医薬組成物。
【請求項148】
前記インターフェロンが、インターフェロンα、ペグ化インターフェロンα、インターフェロンα−2a、インターフェロンα−2b、ペグ化インターフェロンα−2a、ペグ化インターフェロンα−2b、ROFERON(登録商標)−A(インターフェロンα−2a)、PEGASYS(登録商標)(ペグ化インターフェロンα−2a)、INTRON(登録商標)A(インターフェロンα−2b)、PEG−INTRON(登録商標)(ペグ化インターフェロンα−2b)、インターフェロンβ、インターフェロンγ、インターフェロンτ、インターフェロンω、コンセンサスインターフェロン、INFERGEN(インターフェロンアルファコン−1)、OMNIFERON(天然インターフェロン)、REBIF(インターフェロンβ−1a)、ωインターフェロン、経口インターフェロンα、インターフェロンγ−1b、SuperFeron(天然ヒトマルチサブタイプIFN−α)及びHuFeron(ヒトIFN−β)から成る群より選択される、請求項147に記載の医薬組成物。
【請求項149】
前記宿主が哺乳類である、請求項76から148のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項150】
前記宿主がヒトである、請求項149に記載の医薬組成物。
【請求項151】
薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための、請求項76から78及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項152】
薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための薬剤の製造における、請求項76から78及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項153】
DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための、請求項79から100及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項154】
DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための薬剤の製造における、請求項79から100及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項155】
宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための、請求項101から122及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項156】
宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための薬剤の製造における、請求項101から122及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項157】
宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための、請求項101から122及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項158】
宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための薬剤の製造における、請求項101から122及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項159】
前記宿主が哺乳類である、請求項151から158のいずれかに記載の使用。
【請求項160】
前記宿主がヒトである、請求項159に記載の使用。
【請求項1】
β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項2】
β−L−2’−デオキシチミジン又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項3】
β−L−2’−デオキシシチジン又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項4】
β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項5】
式(I):
【化1】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Xは、O、S、SO2又はCH2であり;及び
BASEは、場合により置換されていてもよいプリン又はピリミジン塩基である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項6】
式:
【化2】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1及びX2は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より独立して選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項7】
式:
【化3】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4またはSR3であり;
X1は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項8】
式:
【化4】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3及びR4は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項9】
R3及び/又はR4がHである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
R1及び/又はR2がHである、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
R1、R2又はR4の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
式:
【化5】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項14】
式:
【化6】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項15】
式:
【化7】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項16】
式:
【化8】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項17】
式:
【化9】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3は水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項18】
R3がHである、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
R1及び/又はR2がHである、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
R1又はR2の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
式:
【化10】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項23】
式:
【化11】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項24】
式:
【化12】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項25】
式:
【化13】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項26】
β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項27】
式(I):
【化14】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Xは、O、S、SO2又はCH2であり;及び
BASEは、場合により置換されていてもよいプリン又はピリミジン塩基である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項28】
式:
【化15】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1及びX2は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より独立して選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項29】
式:
【化16】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項30】
式:
【化17】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3及びR4は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項31】
R3及び/又はR4がHである、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
R1及び/又はR2がHである、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
R1、R2又はR4の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
式:
【化18】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項36】
式:
【化19】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項37】
式:
【化20】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項38】
式:
【化21】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項39】
式:
【化22】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3は、水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項40】
R3がHである、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
R1及び/又はR2がHである、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
R1又はR2の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項39に記載の方法。
【請求項43】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
式:
【化23】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項45】
式:
【化24】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項46】
式:
【化25】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項47】
式:
【化26】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項48】
β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項49】
式(I):
【化27】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Xは、O、S、SO2又はCH2であり;及び
BASEは、場合により置換されていてもよいプリン又はピリミジン塩基である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項50】
式:
【化28】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1及びX2は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より独立して選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項51】
式:
【化29】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項52】
式:
【化30】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3及びR4は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項53】
R3及び/又はR4がHである、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
R1及び/又はR2がHである、請求項52に記載の方法。
【請求項55】
R1、R2又はR4の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項52に記載の方法。
【請求項56】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
式:
【化31】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項58】
式:
【化32】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項59】
式:
【化33】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項60】
式:
【化34】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項61】
式:
【化35】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3は、水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項62】
R3がHである、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
R1及び/又はR2がHである、請求項61に記載の方法。
【請求項64】
R1又はR2の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項61に記載の方法。
【請求項65】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
式:
【化36】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項67】
式:
【化37】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項68】
式:
【化38】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項69】
式:
【化39】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を投与することを含む、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための方法。
【請求項70】
1つ以上の他の抗HBV薬の有効量と組み合わせて及び/又は交互に投与することをさらに含む、請求項1から69のいずれかに記載の方法。
【請求項71】
前記の他の抗HBV薬が、3TC、FTC、L−FMAU、DAPD、DXG、ファンシクロビル、ペンシクロビル、BMS−200475、ビスpom PMEA(アデフォビル、ジピボキシル)、ロブカビル、ガンシクロビル、テノフォビル、Lfd4C、フォスカルネット(ホスホノギ酸三ナトリウム)、イソプリノシン、レバミゾール、N−アセチルシスチン(NAC)、インターフェロン、ペグ化インターフェロン、ISS、リバビリン、PC1323又はポリアデンサイクリックポリウリジル酸から成る群より選択される、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記の他の抗HBV薬の少なくとも1つがインターフェロンである、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記インターフェロンが、インターフェロンα、ペグ化インターフェロンα、インターフェロンα−2a、インターフェロンα−2b、ペグ化インターフェロンα−2a、ペグ化インターフェロンα−2b、ROFERON(登録商標)−A(インターフェロンα−2a)、PEGASYS(登録商標)(ペグ化インターフェロンα−2a)、INTRON(登録商標)A(インターフェロンα−2b)、PEG−INTRON(登録商標)(ペグ化インターフェロンα−2b)、インターフェロンβ、インターフェロンγ、インターフェロンτ、インターフェロンω、コンセンサスインターフェロン、INFERGEN(インターフェロンアルファコン−1)、OMNIFERON(天然インターフェロン)、REBIF(インターフェロンβ−1a)、オメガインターフェロン、経口インターフェロンα、インターフェロンγ−1b、SuperFeron(天然ヒトマルチサブタイプIFN−α)及びHuFeron(ヒトIFN−β)から成る群より選択される、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
前記宿主が哺乳類である、請求項1から73のいずれかに記載の方法。
【請求項75】
前記宿主がヒトである、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項77】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、β−L−2’−デオキシチミジン又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項78】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、β−L−2’−デオキシシチジン又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項79】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項80】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式(I):
【化40】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Xは、O、S、SO2又はCH2であり;及び
BASEは、場合により置換されていてもよいプリン又はピリミジン塩基である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項81】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化41】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1及びX2は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より独立して選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項82】
場合により医薬適合性の担体又は希釈剤中に、式:
【化42】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項83】
場合により医薬適合性の担体又は希釈剤中に、式:
【化43】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3及びR4は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項84】
R3及び/又はR4がHである、請求項83に記載の医薬組成物。
【請求項85】
R1及び/又はR2がHである、請求項83に記載の医薬組成物。
【請求項86】
R1、R2又はR4の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項83に記載の医薬組成物。
【請求項87】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項86に記載の医薬組成物。
【請求項88】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化44】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項89】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化45】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項90】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化46】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項91】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化47】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項92】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化48】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3は、水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項93】
R3がHである、請求項92に記載の医薬組成物。
【請求項94】
R1及び/又はR2がHである、請求項92に記載の医薬組成物。
【請求項95】
R1又はR2の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項92に記載の医薬組成物。
【請求項96】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項95に記載の医薬組成物。
【請求項97】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化49】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項98】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化50】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項99】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化51】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項100】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化52】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための医薬組成物。
【請求項101】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項102】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式(I):
【化53】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Xは、O、S、SO2又はCH2であり;及び
BASEは、場合により置換されていてもよいプリン又はピリミジン塩基である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項103】
場合により医薬適合性の担体又は希釈剤中に、式:
【化54】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1及びX2は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より独立して選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項104】
場合により医薬適合性の担体又は希釈剤中に、式:
【化55】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項105】
場合により医薬適合性の担体又は希釈剤中に、式:
【化56】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3及びR4は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項106】
R3及び/又はR4がHである、請求項105に記載の医薬組成物。
【請求項107】
R1及び/又はR2がHである、請求項105に記載の医薬組成物。
【請求項108】
R1、R2又はR4の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項105に記載の医薬組成物。
【請求項109】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項208に記載の医薬組成物。
【請求項110】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化57】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項111】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化58】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項112】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化59】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項113】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化60】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項114】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化61】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3は、水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項115】
R3がHである、請求項114に記載の医薬組成物。
【請求項116】
R1及び/又はR2がHである、請求項114に記載の医薬組成物。
【請求項117】
R1又はR2の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項114に記載の医薬組成物。
【請求項118】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項117に記載の医薬組成物。
【請求項119】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化62】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項120】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化63】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項121】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化64】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項122】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化65】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項123】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、β−L−2’−デオキシヌクレオシド又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項124】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式(I):
【化66】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Xは、O、S、SO2又はCH2であり;及び
BASEは、場合により置換されていてもよいプリン又はピリミジン塩基である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項125】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化67】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1及びX2は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より独立して選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項126】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化68】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;
Yは、OR3、NR3R4又はSR3であり;
X1は、H、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、ハロゲン、OR5、NR5R6又はSR5から成る群より選択され;及び
R3、R4、R5及びR6は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項127】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化69】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3及びR4は、独立してH、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項128】
R3及び/又はR4がHである、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項129】
R1及び/又はR2がHである、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項130】
R1、R2又はR4の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項131】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項130に記載の医薬組成物。
【請求項132】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化70】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項133】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化71】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項134】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化72】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項135】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化73】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項136】
場合により医薬適合性の担体又は賦形剤中に、式:
【化74】
[式中、
R1及びR2は、独立して水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体であり;及び
R3は、水素、直鎖、分枝もしくは環状アルキル、ジアルキルアミノアルキレン、アシル、アセチル、ブチリル、CO−アルキル、CO−アリール、CO−アルコキシアルキル、CO−アリールオキシアルキル、CO−置換アリール、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アラルキルスルホニル、アミノ酸残基、一、二もしくは三リン酸又はリン酸誘導体である。]
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項137】
R3がHである、請求項136に記載の医薬組成物。
【請求項138】
R1及び/又はR2がHである、請求項136に記載の医薬組成物。
【請求項139】
R1又はR2の少なくとも1つが、式:
C(O)C(R8)(R9)(NR10R11)
[式中、
R8は、アミノ酸の側鎖、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環であるか、又は場合によりR10に結合して環構造を形成することができ;
R9は、水素、アルキル又はアリールであり;及び
R10及びR11は、独立して水素、アシル又はアルキルである。]
のアミノ酸残基である、請求項136に記載の医薬組成物。
【請求項140】
前記アミノ酸残基がL−バリニルである、請求項139に記載の医薬組成物。
【請求項141】
式:
【化75】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項142】
式:
【化76】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項143】
式:
【化77】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項144】
式:
【化78】
の化合物又は医薬適合性のその塩、エステルもしくはプロドラッグの有効量を含有する、宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための医薬組成物。
【請求項145】
1つ以上の他の抗HBV薬の有効量をさらに含有する、請求項1から69のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項146】
前記の他の抗HBV薬が、3TC、FTC、L−FMAU、DAPD、DXG、ファンシクロビル、ペンシクロビル、BMS−200475、ビスpom PMEA(アデフォビル、ジピボキシル)、ロブカビル、ガンシクロビル、テノフォビル、Lfd4C、フォスカルネット(ホスホノギ酸三ナトリウム)、イソプリノシン、レバミゾール、N−アセチルシスチン(NAC)、インターフェロン、ペグ化インターフェロン、ISS、リバビリン、PC1323又はポリアデンサイクリックポリウリジル酸から成る群より選択される、請求項145に記載の医薬組成物。
【請求項147】
前記の他の抗HBV薬の少なくとも1つがインターフェロンである、請求項146に記載の医薬組成物。
【請求項148】
前記インターフェロンが、インターフェロンα、ペグ化インターフェロンα、インターフェロンα−2a、インターフェロンα−2b、ペグ化インターフェロンα−2a、ペグ化インターフェロンα−2b、ROFERON(登録商標)−A(インターフェロンα−2a)、PEGASYS(登録商標)(ペグ化インターフェロンα−2a)、INTRON(登録商標)A(インターフェロンα−2b)、PEG−INTRON(登録商標)(ペグ化インターフェロンα−2b)、インターフェロンβ、インターフェロンγ、インターフェロンτ、インターフェロンω、コンセンサスインターフェロン、INFERGEN(インターフェロンアルファコン−1)、OMNIFERON(天然インターフェロン)、REBIF(インターフェロンβ−1a)、ωインターフェロン、経口インターフェロンα、インターフェロンγ−1b、SuperFeron(天然ヒトマルチサブタイプIFN−α)及びHuFeron(ヒトIFN−β)から成る群より選択される、請求項147に記載の医薬組成物。
【請求項149】
前記宿主が哺乳類である、請求項76から148のいずれかに記載の医薬組成物。
【請求項150】
前記宿主がヒトである、請求項149に記載の医薬組成物。
【請求項151】
薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための、請求項76から78及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項152】
薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための薬剤の製造における、請求項76から78及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項153】
DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための、請求項79から100及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項154】
DNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異を示す薬剤耐性型HBVに感染した宿主の治療のための薬剤の製造における、請求項79から100及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項155】
宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための、請求項101から122及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項156】
宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための薬剤の製造における、請求項101から122及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項157】
宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための、請求項101から122及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項158】
宿主においてHBVのDNAポリメラーゼ領域内の552コドンにおけるメチオニンからバリンへの及び526又は528コドンにおけるロイシンからメチオニンへの突然変異の発現を予防又は抑制するための薬剤の製造における、請求項101から122及び145から150のいずれかに記載の医薬組成物の使用。
【請求項159】
前記宿主が哺乳類である、請求項151から158のいずれかに記載の使用。
【請求項160】
前記宿主がヒトである、請求項159に記載の使用。
【図1a】
【図1b】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8a】
【図8b】
【図9a】
【図9b】
【図10a】
【図10b】
【図11a】
【図11b】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図1b】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8a】
【図8b】
【図9a】
【図9b】
【図10a】
【図10b】
【図11a】
【図11b】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公表番号】特表2006−516949(P2006−516949A)
【公表日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−536551(P2004−536551)
【出願日】平成15年9月15日(2003.9.15)
【国際出願番号】PCT/US2003/029017
【国際公開番号】WO2004/024095
【国際公開日】平成16年3月25日(2004.3.25)
【出願人】(502423808)イデニクス(ケイマン)リミテツド (16)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年9月15日(2003.9.15)
【国際出願番号】PCT/US2003/029017
【国際公開番号】WO2004/024095
【国際公開日】平成16年3月25日(2004.3.25)
【出願人】(502423808)イデニクス(ケイマン)リミテツド (16)
【Fターム(参考)】
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