説明

自動車のブレーキ制御システム及びその制御方法

本発明は、ブレーキ制御システム及びその制御方法に関するものである。
マスターシリンダー20、ホイールブレーキ10及び高圧アキュムレーター80の間に設置され、マスターシリンダー20からホイールブレーキ10及び高圧アキュムレーター80側のみに一方向に開放されるチェックバルブ31と、電源が印加されていない状態(OFF)でクローズされ、電源が印加された状態(ON)でオープンされるNCソレノイドバルブ32とから構成されたトラクションバルブ30と、高圧アキュムレーター80に設置された圧力センサー85と、マスターシリンダー20とトラクションバルブ30との間及び低圧アキュムレーター40とポンプ70との間に設置されるシャトルバルブ90とを含んで自動車のブレーキ制御システムを構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のブレーキ制御システム及びその制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の自動車のブレーキ制御システムは、走行中に使用するフットブレーキ及び駐車を維持するためのサイドブレーキを有し、このようなブレーキ制御システムは、最近、ABS、TCS、ESPなどの先端制御技術を適用している。このとき、4個の車輪には、フットブレーキによって操作されるもので、ホイール及びパッドを有するホイールブレーキが装着されており、後方の2個の車輪には、サイドブレーキによって操作されるもので、ライニングが内蔵されるドラムブレーキがホイールブレーキとは別途に設置されている。
【0003】
しかしながら、上述した構造の自動車のブレーキ制御システムは、サイドブレーキによって操作されるドラムブレーキは、ホイールブレーキとは別個に構成する必要があるので、ドラムブレーキを構成するためのドラム、ライニング、ライニングをドラム内部に密着させるためのケーブルなどの消耗性部品を使用する必要がある。その結果、消耗性部品の交換または周期的なアフターサービスが必要であるという問題点があった。
【0004】
また、サイドブレーキは、後方の2個の車輪のみに制動力を印加できるので、駐車制動力が小さかった。したがって、傾斜路でサイドブレーキのみを使用して駐車する場合、自動車が滑るおそれがあった。そして、滑りを防止するために、変速ギアを前進または後進状態にしたり、車輪の下に砂利や煉瓦などの物体を置くべきであるという不便さがあった。
【0005】
また、駐停車後に、運転手の不注意によってサイドブレーキの制動状態を解除せずに走行する場合、ドラムの内周面に密着されるライニングの急速な摩耗やブレーキ制御システムの深刻な損傷をもたらした。
【0006】
そして、制動状態を解除するために、サイドブレーキを操作すべきであるという不便さが常にあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、その目的は、サイドブレーキを使用しなくても、走行または停止中に安定的な制動を具現することができ、さらに、サイドブレーキを採用しないことで、そのサイドブレーキを構成するための消耗性部品が必要でなく、そのサイドブレーキを操作するための行為が必要でない自動車のブレーキ制御システム及びその制御方法を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、ABS(Anti−Lock Brake System)、TCS(Traction Control system)及びESP(Electronic Stability Program)及び自動駐車機能を複合的に作動させることで、より安全な走行及び制動を可能にする自動車のブレーキ制御システム及びその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明に係る自動車のブレーキ制御システムは、自動車の4個のホイールFL,RR,FR,RLをそれぞれ制動するホイールブレーキ10と;ブレーキペダル21の操作によってオイルを押送することで制動油圧を発生するマスターシリンダー20と;前記ホイールブレーキ10から流れ出すオイルが一時貯留される低圧アキュムレーター40と;前記ホイールブレーキ10に伝達されるオイルの量と流れを制御することで、前記ホイールブレーキ10に印加される制動油圧を制御するNOソレノイドチェックバルブ(Normal Open Solenoid check valve)50と;前記ホイールブレーキ10と前記低圧アキュムレーター40との間に設置され、そのホイールブレーキ10から前記低圧アキュムレーター40に移送されるオイルの量と流れを制御し、前記ホイールブレーキ10に印加される制動油圧を制御するNCソレノイドバルブ(Normal Close Solenoid Valve)60と;前記低圧アキュムレーター40に貯留されたオイルを排出するポンプ70と;前記ポンプ70から排出されるオイルを一時的に貯留するための高圧アキュムレーター80と;前記NOソレノイドチェックバルブ50、前記NCソレノイドバルブ60及び前記ポンプ70を制御するECU(Electronic Control Unit)110と;を含む自動車のブレーキ制御システムにおいて、前記マスターシリンダー20、前記ホイールブレーキ10及び前記高圧アキュムレーター80の間に設置されるもので、前記マスターシリンダー20から前記ホイールブレーキ10及び前記高圧アキュムレーター80側のみに一方向に開放されるチェックバルブ31と、電源が印加されていない状態(OFF)でクローズされ、電源が印加された状態(ON)でオープンされるNCソレノイドバルブ32とから構成されたトラクションバルブ30;前記高圧アキュムレーター80に設置されたもので、前記高圧アキュムレーター80で発生する油圧によって圧力信号を発生する圧力センサー85;及び前記マスターシリンダー20と前記トラクションバルブ30との間と、前記低圧アキュムレーター40と前記ポンプ70との間に設置されるもので、前記低圧アキュムレーター40から前記マスターシリンダー20側のみに一方向に開放されるチェックバルブ91と、電源が印加されていないノーマル状態(OFF)状態でクローズされ、電源が印加された状態(ON)でオープンされるNCソレノイドバルブ92とから構成されたシャトルバルブ90;を含むことを特徴とする。
【0010】
上記の目的を達成するために、請求項1ないし請求項3のいずれかに係る自動車のブレーキ制御システムの制御方法は、前記ブレーキペダル21を踏んで制動力を発生することで自動車が停止するとき、前記ブレーキセンサー103で発生したブレーキ信号によって、前記ECU110は前記トラクションバルブ30に電源を印加(ON)し、前記マスターシリンダー20とホイールブレーキ10との間を開放し、再び走行するために前記ブレーキペダル21から足を離すと、前記ホイールブレーキ10に印加された制動油圧が前記マスターシリンダー20に回収され、前記ホイールブレーキ10の制動状態が解除されるようにする走行中一時停止後の走行モード(M1)を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る自動車のブレーキ制御システムによると、各種のセンサー101,102,103,104,105、トラクションバルブ、シャトルバルブ、NOソレノイドチェックバルブ、NCソレノイドバルブ及びECUを有機的に接続する複合制御ハイドローリックユニットを採用することで、運転手の走行及び制動意志を正確に反映できるので、走行中や停止時に完壁な制動を行うことができる。
【0012】
また、停止後に走行を開始したり、走行中に停止するとき、運転手が特別な操作なしにもABS、TCS及びESP作動を完壁に具現できるので、より安全な制動を行うことができる。
【0013】
また、車両の走行/停止状態を自動的に感知し、ブレーキ制御システムの一時的または持続的な制動作用を自動的に行えることで、傾斜路から出発するときに押されることなく、車両の急発進事故を予防するのに効果的であり、信号待機及び駐停車時にペダルを継続的に踏む必要がないので便利である。
【0014】
そして、サイドブレーキを採用しなくてもよいので、そのサイドブレーキを構成するための消耗性部品が必要でなく、サイドブレーキを操作するための行為が必要でないという作用及び効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明に係る自動車のブレーキ制御システム及びその制御方法を添付された図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明に係るブレーキ制御システムが適用される自動車のハイドローリック系統図で、図2は、図1に適用されるブレーキ制御システムを説明するための図で、図3は、図2に用いられる各センサーとECUを抜粋して示した図である。
【0017】
図示したように、本発明に係るブレーキ制御システムは、自動車の4個のホイールFL,RR,FR,RLをそれぞれ制動するホイールブレーキ10と、ブレーキペダル21の操作によってオイルを押送することで制動油圧を発生するマスターシリンダー20と、ホイールブレーキ10とマスターシリンダー20との間に設置される複合制御ハイドローリックユニットUと、運転手の走行意志と制動解除意志を総合的に判断して複合制御ハイドローリックユニットUを制御するECU(Electronic Control Unit)110とを含む。このようなブレーキ制御システムは、別途のブレーキシステムスイッチ5によって作動する。
【0018】
ここで、ブレーキシステムスイッチ5は、ON/OFF選択モードスイッチとして、ONモードでは、ECU110の命令によって本発明のブレーキ制御システムの全体的な作動が自動的に制御されるようにする。しかし、OFFモードでは、本発明のブレーキ制御システムが採用されない一般的な自動車と同一の方式でブレーキを操作することができる。このようなブレーキシステムスイッチ5は、自動車の始動を行う2段キースイッチ7に一体型で設置されるか、ダッシュボードに設置される。
【0019】
また、ブレーキシステムスイッチ5は、バッテリー(図示せず)と直接連結される非常スイッチ8とも連結される。この場合、自動車の全体的な制御システムに問題が発生するとしても、非常スイッチ8を操作することで、ブレーキ制御システムのみの制御が可能になり、結果的に一層安全に自動車を運行することができる。
【0020】
複合制御ハイドローリックユニットUは、マスターシリンダー20から押送されるオイルの量と流れを制御することで、そのオイルによる制動油圧を制御するためのトラクションバルブ30と、ホイールブレーキ10から流れ出すオイルが一時貯留される低圧アキュムレーター40と、ホイールブレーキ10とトラクションバルブ30との間に設置され、そのホイールブレーキ10に伝達されるオイルの量と流れを制御することで、ホイールブレーキ10に印加される制動油圧を制御するNOソレノイドチェックバルブ(Normal Open Solenoid check valve)50と、ホイールブレーキ10と低圧アキュムレーター40との間に設置され、そのホイールブレーキ10から低圧アキュムレーター40に移送されるオイルの量と流れを制御することで、ホイールブレーキ10に印加される制動油圧を制御するNCソレノイドバルブ(Normal Close Solenoid valve)60と、低圧アキュムレーター40に貯留されたオイルを排出するポンプ70と、ポンプ70から排出されるオイルを一時的に貯留するためのもので、トラクションバルブ30と連結される高圧アキュムレーター80と、高圧アキュムレーター80に設置されたもので、高圧アキュムレーター80で発生する油圧によって圧力信号を発生する圧力センサー85と、マスターシリンダー20とトラクションバルブ30との間のラインと、低圧アキュムレーター40とポンプ70との間のラインに設置されるシャトルバルブ90と、自動車の走行時、その自動車の速度(加速または減速)信号を発生する車速センサー101と、アクセラレーターを踏むときに対応する信号を発生するアクセラレーターセンサー102と、ブレーキペダル21を踏むときに対応する信号を発生するブレーキセンサー103と、トランスミッション(TM)ギアを変速するときに対応する信号を発生するギア位置センサー104と、運転席シートに設置され、運転手が自動車から降りるときに運転手検知信号を発生する運転手検知センサー105とを含む。
【0021】
ここで、ホイールブレーキ10は、車輪に固定されるホイールディスクと、ホイールディスクとの摩擦を発生させるパッドと、パッドをホイールディスクに密着させるホイールシリンダーと、ホイールの回転時にホイールのスピードを検知するホイールスピードセンサー6とから構成される。このようなホイールブレーキ10は、一般的な技術であるので、それに対する詳細な説明は省略する。
【0022】
トラクションバルブ30は、チェックバルブ31及びNCソレノイドバルブ32で構成されている。チェックバルブ31は、マスターシリンダー20からホイールブレーキ10及び高圧アキュムレーター80側のみに開放される一方向バルブである。NCソレノイドバルブ32は、電源が印加されていないノーマル状態(OFF)でクローズされ、電源が印加された状態(ON)でオープンされることで、マスターシリンダー20、ホイールブレーキ10及び高圧アキュムレーター80を両方向に開放する。すなわち、トラクションバルブ30がチェックバルブ31及びNCソレノイドバルブ32で構成されることで、電源が印加されていないノーマル状態(OFF)では、マスターシリンダー20から排出されるオイルがホイールブレーキ10及び高圧アキュムレーター80側のみに流れるので、ホイールブレーキ10側に制動油圧が発生する。また、電源が印加された状態(ON)では、NCソレノイドバルブ32がオープンされることで、マスターシリンダー20、ホイールブレーキ10及び高圧アキュムレーター80の間をオイルが自由に流れるので、両方向に制動油圧が発生する。
【0023】
NOソレノイドチェックバルブ50は、チェックバルブ51及びNOソレノイドバルブ52で構成されている。チェックバルブ51は、ホイールブレーキ10からトラクションバルブ30側のみに開放される一方向バルブである。NOソレノイドバルブ52は、電源が印加されていないノーマル状態(OFF)では、オープンされてトラクションバルブ30とホイールブレーキ10との間を両方向に開放し、電源が印加された状態(ON)では、クローズされてトラクションバルブ30とホイールブレーキ10との間を閉鎖する。すなわち、NOソレノイドチェックバルブ50は、チェックバルブ51及びNOソレノイドバルブ52で構成されることで、電源が印加されていないノーマル状態(OFF)では、トラクションバルブ30とホイールブレーキ10との間をオイルが自由に流れるので、両方向に油圧が発生する。また、電源が印加された状態(ON)では、オイルがトラクションバルブ30側のみに流れるので、ホイールブレーキ10側に制動油圧が発生しない。
【0024】
NCソレノイドバルブ60は、電源を印加していないノーマル状態(OFF)では、ホイールブレーキ10と低圧アキュムレーター40との間を閉鎖してオイルが流れないようにし、電源を印加した状態(ON)では、ホイールブレーキ10と低圧アキュムレーター40との間を開放してオイルが両方向に自由に流れるようにする。
【0025】
ポンプ70は、低圧アキュムレーター40に貯留されたオイルが高圧アキュムレーター80に流れるようにする。
【0026】
高圧アキュムレーター80は、一種のダンピングチャンバーであり、温度特性によって貯留されたオイルの体積変化を補償し、駐車時に適正な圧力を維持する。
【0027】
圧力センサー85は、高圧アキュムレーター80の内部に貯留されたオイルによる油圧によって対応する圧力信号を発生する。このような圧力センサー85で発生する圧力信号は、ABSモード、TCSモードまたはESPモードを作動させたり、ブレーキペダルを踏む状態の速さ及び踏力の程度によって自動車の急制動可否を判断するために使用される。
【0028】
シャトルバルブ90は、チェックバルブ91及びNCソレノイドバルブ92で構成されている。チェックバルブ91は、低圧アキュムレーター40からマスターシリンダー20側のみに開放される一方向バルブである。NCソレノイドバルブ92は、電源が印加されていないノーマル状態(OFF)状態でクローズされ、電源が印加された状態(ON)でオープンされることで、低圧アキュムレーター40とマスターシリンダー20との間を両方向に開放する。すなわち、シャトルバルブ90は、チェックバルブ91及びNCソレノイドバルブ92で構成されることで、電源を印加していないノーマル状態(OFF)では、低圧アキュムレーター40のオイルがマスターシリンダー20側のみに流れるので、マスターシリンダー20側のみに制動油圧が発生する。また、電源が印加された状態(ON)では、低圧アキュムレーター40とマスターシリンダー20との間をオイルが自由に流れるので、両方向の制動油圧が発生する。
【0029】
車速センサー101は、自動車の走行時、その自動車の加速または減速に対応する速度信号を発生する。アクセラレーターセンサー102は、アクセラレーターを踏むときに対応するアクセル信号を発生する。ブレーキセンサー103は、ブレーキペダル21を踏むときに対応するブレーキ信号を発生する。ギア位置センサー104は、トランスミッション(TM)ギアを変速するときに対応するギア変速信号を発生する。
【0030】
ECU110は、運転手の走行意志と制動解除意志を総合的に判断し、複合制御ハイドロネッキユニットU、より詳細には、トラクションバルブ30、NOソレノイドチェックバルブ50、NCソレノイドバルブ60、ポンプ70及びシャトルバルブ90を制御する。ECU110は、自動車の走行/停止状態を自動的に感知して制動維持と制動解除を自動的に制御し、ABSモード、TCSモード、ESPモードに適切に切り替える。
【0031】
次に、上記のような自動車のブレーキ制御システムの動作を説明する。
【0032】
ブレーキ制御システムは、ブレーキシステムスイッチ5がONモードであるときに作動し、ブレーキシステムスイッチ5がOFFモードである場合には、ブレーキペダル21を踏むときにトラクションバルブ30がオンになり、本発明のブレーキ制御システムが採用されていない自動車と同一の制動作用を行うようになる。
【0033】
(1)走行中一時停止後の走行モード(M1)
【0034】
走行中に一時停止した後、走行を開始するためにブレーキペダル21から足を離すと、制動状態が自動的に解除されながら自動車が動くようになる。すなわち、ブレーキペダル21を踏んで制動力を発生することで、自動車の停止時、ブレーキセンサー103はブレーキ信号を発生してECU110に伝送し、車速センサー101は速度信号を発生する。この場合、ECU110は、ブレーキ信号によって運転手に制動意志があることを判断し、トラクションバルブ30に電源を印加(ON)してマスターシリンダー20とホイールブレーキ10との間を両方向に開放し、これによって、マスターシリンダー20の制動油圧がホイールブレーキ10に伝達されることで制動作用が行われる。その後、再び走行するためにブレーキペダル21から足を離すと、ホイールブレーキ10に印加された制動油圧がマスターシリンダー20に完全に回収され、ホイールブレーキ10の制動状態が解除されながら自動車が動くようになる。一旦自動車が動くと、ブレーキセンサー103はブレーキ信号を発生する。また、ECU110は、自動車に走行意志があることを判断し、トラクションバルブ30に印加された電源を遮断(OFF)する。
【0035】
(2)走行中の停止モード(M2)
【0036】
走行中に停止するためにブレーキペダル21を踏むと、ブレーキセンサー103がブレーキ信号を発生する一方、車速センサー101は、速度(減速)信号を発生してECU110に伝送する。その後 ECU110は、ブレーキ信号と速度信号によって運転手に制動意志があることを判断し、トラクションバルブ30に電源を印加(ON)する。これによって、マスターシリンダー20で発生する制動油圧がトラクションバルブ30及びNOソレノイドチェックバルブ50を経てホイールブレーキ10に伝達されることで、自動車が停止するようになる。自動車が停止すると、車速センサー101で速度信号が発生しなくなり、この場合、ECU110は、トラクションバルブ30に印加された電源を遮断(OFF)する。その後、トラクションバルブ30がクローズされることで、ホイールブレーキ10に印加された制動油圧がマスターシリンダー20側に伝達されなくなり、ホイールブレーキ10は制動状態に維持される。
【0037】
(3)停止後のギア変速出発モード(M3)
【0038】
再び発進をするためにギアを入れてアクセラレーターペダルを踏むと、ギア位置センサー104とアクセラレーターセンサー102は、それぞれギア変速信号とアクセル信号を発生してECU110に伝送する。その後、ECU110は、これら信号によって運転手に再走行意志があることを判断し、トラクションバルブ30に電源を印加(ON)してマスターシリンダー20とホイールブレーキ10との間を両方向に開放する。その後、ホイールブレーキ10に印加された制動油圧がマスターシリンダー20側に伝達されながら、制動状態が解除される。その後、自動車が動いて速度が発生すると、車速センサー101は、速度(加速)信号を発生してECU110に伝送し、ECU110は、再びトラクションバルブ30に印加される電源を遮断(OFF)する。
【0039】
(4)駐車モード(M4)
【0040】
駐車しようとするときは、ホイールブレーキ10に最大の制動油圧が印加されるべきである。すなわち、駐車のためにキースイッチ7をオフにし、運転手が自動車から降りると、運転席シートに別途に設置された運転手検知センサー105は、駐車信号を発生してECU110に伝送する。その後、ECU110は、運転手が自動車から降りると判断し、トラクションバルブ30に電源を印加しない(OFF)状態でシャトルバルブ90に電源を印加(ON)してポンプ70を駆動する。その後、ポンプ70は、マスターシリンダー20、低圧アキュムレーター40及び高圧アキュムレーター80に貯留されたオイルを強くポンピングし、シャトルバルブ90→高圧アキュムレーター80→NOソレノイドチェックバルブ50を経てホイールブレーキ10に移送させることで、ホイールブレーキ10に強い制動油圧が印加される。
【0041】
その後、ポンプ70によって高圧アキュムレーター80で発生する出力油圧が所定圧力を越えると、圧力センサー85は、これを検知した後、対応する油圧信号を発生してECU110に伝送する。その後、ECU110は、ポンプ70の稼動を中断し、これ以上のポンピングによる制動油圧がホイールブレーキ10に印加されることを防止し、シャトルバルブ90の電源を遮断(OFF)する。すなわち、上述した一連の作動を通して、駐車時にはホイールブレーキ10に最大の制動油圧が印加された状態に維持される。
【0042】
(5)ABS作動モード(M5)
【0043】
自動車にABSが作動する場合に発生するABS信号は、ECU110に伝送される。その後、ECU110は、トラクションバルブ30への電源を遮断(OFF)してホイールブレーキ10とマスターシリンダー20との間を閉鎖する。これによって、ABS作動時に、ホイールブレーキ10で発生する数十回の制動動作による衝撃がマスターシリンダー20に伝達されることを防止し、結果的に、ブレーキペダル21に伝達されるキックバック(Kick Back)と一緒にノイズを防止することができる。
【0044】
(6)急制動モード(M6)
【0045】
ブレーキペダル21を急に踏むべきである急制動状態で、ブレーキセンサー103と車速センサー101は、ブレーキ信号と急激な減速信号を発生してECU110に伝送する。一方、急制動状態では、高圧アキュムレーター80にも突然の圧力が印加され、この圧力が所定値を越えると、圧力センサー85は、圧力信号を発生してECU110に伝送する。その後、ECU110は、ブレーキ信号、急激な減速信号及び圧力信号を通して運転手が急制動を行っていると判断し、トラクションバルブ30に印加される電源を遮断(OFF)する。その後、マスターシリンダー20の制動油圧がホイールブレーキ10側のみに一方向に伝達され、反対方向には制動油圧が遮断される。その結果、弱いブレーキペダル21圧力によっても、ホイールブレーキ10に強い制動油圧が印加される。
【0046】
(7)TCS/ESP作動モード(M7)
【0047】
TCSまたはESPが作動する場合に発生するTCSまたはESP信号は、ECU110に伝送される。その後、ECU110は、シャトルバルブ90に電源を印加(ON)してシャトルバルブ90を両方向に開放することで、制動油圧が両方向に伝達されるようにする一方、トラクションバルブ30に電源が印加されないようにした状態(OFF)でポンプ70を作動させる。その後、マスターシリンダー20による制動油圧とポンプ70のポンピングによる制動油圧は、シャトルバルブ90→高圧アキュムレーター80→NOソレノイドチェックバルブ50を経てホイールブレーキ10に伝達される。
【0048】
(8)TCS/ESP非作動モード(M8)
【0049】
TCS及びESPが作動しない一般的な走行状態でブレーキペダル21を踏むと、車速センサー101で発生する速度信号とブレーキセンサー103で発生するブレーキ信号は、ECU110に伝送される。その後、ECU110は、トラクションバルブ30に電源を印加(ON)してトラクションバルブ30を両方向に開放し、この状態で車輪のロッキング現象が発生しない程度にブレーキペダル21を踏むと、マスターシリンダー20で発生した制動油圧がトラクションバルブ30→NOソレノイドチェックバルブ50を経て各車輪のホイールブレーキ10に伝達されることで制動が行われる。そして、これ以上制動が必要でなくなり、ブレーキペダル21から足を離すと、ホイールブレーキ10に移送されたオイルがマスターシリンダー20に返送されながら圧力が減少する。その後、ECU110は、トラクションバルブ30に印加される電源を遮断(OFF)し、そのトラクションバルブ30は、マスターシリンダー20に返送されたオイルが再びホイールブレーキ10に移送されることを防止する。
【0050】
(9)過多制動油圧制御モード(M9)
【0051】
走行中に車速センサー101で速度信号が発生し、ブレーキペダル21を踏まない状態でトラクションバルブ30とホイールブレーキ10との間に所定値以上の過多油圧が発生すると、圧力センサー85は、これを検知した後、これに対応する圧力信号を発生してECU110に伝送する。その後、ECU110は、トラクションバルブ30に電源を印加(ON)してオイルの両方向流れを可能にし、これによって、トラクションバルブ30とホイールブレーキ10との間で発生する過度な制動油圧がマスターシリンダー20に伝達される。
【0052】
(10)過多制動油圧制御モード(M10)
【0053】
走行中に、トラクションバルブ30とホイールブレーキ10との間に所定値以上の過多制動油圧を調節する更に他の方法がある。すなわち、走行中に車速センサー101で速度信号が発生し、ブレーキペダル21を踏まない状態で、ECU110は、一定の周期(例えば、120秒当たり1秒)でトラクションバルブ30に電源を印加(ON)してオイルの両方向流れを可能にし、これによって、トラクションバルブ30とホイールブレーキ10との間で発生する過度な制動油圧がマスターシリンダー20に伝達される。
【0054】
上述したように、過多制動油圧制御モード(M9,M10)によって、走行中にブレーキペダル21を踏まなくても、マスターシリンダー20とホイールブレーキ10との間に適正な圧力を維持できるので、ホイールブレーキのホイールディスクとパッドとの間の摩擦を減少させることができる。
【0055】
本発明は、図面に示した一実施例を参考にして説明されたが、これは例示的なものに過ぎなく、本技術分野で通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、多様な変形及び均等な他の実施例が可能であることを理解できるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明に係るブレーキ制御システムが適用される自動車の油圧系統図である。
【図2】図1に適用されるブレーキ制御システムを説明するための図である。
【図3】図2に用いられる各センサーとECUを抜粋して示した図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車の4個のホイール(FL,RR)(FR,RL)をそれぞれ制動するホイールブレーキ(10)と;
ブレーキペダル(21)の操作によってオイルを押送することで制動油圧を発生するマスターシリンダー(20)と;
前記ホイールブレーキ(10)から流れ出すオイルが一時貯留される低圧アキュムレーター(40)と;
前記ホイールブレーキ(10)に伝達されるオイルの量と流れを制御することで、前記ホイールブレーキ10に印加される制動油圧を制御するNOソレノイドチェックバルブ(Normal Open Solenoid check valve)(50)と;
前記ホイールブレーキ(10)と前記低圧アキュムレーター(40)との間に設置され、そのホイールブレーキ(10)から前記低圧アキュムレーター(40)に移送されるオイルの量と流れを制御し、前記ホイールブレーキ(10)に印加される制動油圧を制御するNCソレノイドバルブ(Normal Close Solenoid Valve)(60)と;
前記低圧アキュムレーター(40)に貯留されたオイルを排出するポンプ(70)と;
前記ポンプ(70)から排出されるオイルを一時的に貯留するための高圧アキュムレーター(80)と;
前記NOソレノイドチェックバルブ(50)、前記NCソレノイドバルブ(60)及び前記ポンプ(70)を制御するECU(Electronic Control Unit)(110)と;を含む自動車のブレーキ制御システムにおいて、
前記マスターシリンダー(20)、前記ホイールブレーキ(10)及び高圧アキュムレーター(80)の間に設置されるもので、前記マスターシリンダー(20)から前記ホイールブレーキ(10)及び前記高圧アキュムレーター(80)側のみに一方向に開放されるチェックバルブ(31)と、電源が印加されていない状態(OFF)でクローズされ、電源が印加された状態(ON)でオープンされるNCソレノイドバルブ(32)とから構成されたトラクションバルブ(30);
前記高圧アキュムレーター(80)に設置されたもので、前記高圧アキュムレーター(80)で発生する油圧によって圧力信号を発生する圧力センサー(85);及び
前記マスターシリンダー(20)と前記トラクションバルブ(30)との間のラインと、前記低圧アキュムレーター(40)と前記ポンプ(70)との間のラインに設置されるもので、前記低圧アキュムレーター(40)から前記マスターシリンダー(20)側のみに一方向に開放されるチェックバルブ(91)と、電源が印加されていないノーマル状態(OFF)状態でクローズされ、電源が印加された状態(ON)でオープンされるNCソレノイドバルブ(92)とから構成されたシャトルバルブ(90);を含むことを特徴とする自動車のブレーキ制御システム。
【請求項2】
自動車の走行時、その自動車の加速または減速に対応する速度信号を発生する車速センサー(101)と、アクセラレーターを踏むときに対応するアクセル信号を発生するアクセラレーターセンサー(102)と、ブレーキペダル(21)を踏むときに対応するブレーキ信号を発生するブレーキセンサー(103)と、トランスミッション(TM)ギアを変速するときに対応するギア変速信号を発生するギア位置センサー(104)とをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の自動車のブレーキ制御システム。
【請求項3】
運転席シートに設置され、運転手が前記自動車から降りるときに運転手検知信号を発生する運転手検知センサー(105)をさらに含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動車のブレーキ制御システム。
【請求項4】
前記ブレーキペダル(21)を踏んで制動力を発生することで自動車が停止するとき、前記ブレーキセンサー(103)で発生したブレーキ信号によって、前記ECU(110)は前記トラクションバルブ(30)に電源を印加(ON)し、前記マスターシリンダー(20)とホイールブレーキ(10)との間を開放し、
再び走行するために前記ブレーキペダル(21)から足を離すと、前記ホイールブレーキ(10)に印加された制動油圧が前記マスターシリンダー(20)に回収され、前記ホイールブレーキ(10)の制動状態が解除されるようにする走行中一時停止後の走行モード(M1)を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のブレーキ制御システムの制御方法。
【請求項5】
前記自動車が走行中に停止するために前記ブレーキペダル(21)を踏むと、前記ブレーキセンサー(103)で発生するブレーキ信号と前記車速センサー(101)で発生する速度(減速)信号によって、前記ECU(110)は前記トラクションバルブ(30)に電源を印加(ON)し、前記マスターシリンダー(20)で発生する制動油圧が前記トラクションバルブ(30)及びNOソレノイドチェックバルブ(50)を経て前記ホイールブレーキ(10)に伝達されるようにし、
前記自動車が停止すると、前記ECU(110)は前記トラクションバルブ(30)に印加された電源を遮断(OFF)し、前記ホイールブレーキ(10)に印加された制動油圧が前記マスターシリンダー(20)側に伝達されなくすることを特徴とする走行中停止モード(M2)をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のブレーキ制御システムの制御方法。
【請求項6】
前記自動車が停止中に再び出発するために、ギアを入れてアクセラレーターペダルを踏むと、前記ギア位置センサー(104)とアクセラレーターセンサー(102)でそれぞれ発生するギア変速信号とアクセル信号によって、前記ECU(110)が前記トラクションバルブ(30)に電源を印加(ON)し、前記マスターシリンダー(20)とホイールブレーキ(10)との間を両方向に開放することで、前記ホイールブレーキ(10)に印加された制動油圧が前記マスターシリンダー(20)側に伝達されるようにし、前記制動状態が解除されるようにする停止後のギア変速出発モード(M3)をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のブレーキ制御システムの制御方法。
【請求項7】
前記自動車を駐車するためにキースイッチ(7)をオフにし、運転手が前記自動車から降りると、前記運転手検知センサー(105)で発生する駐車信号によって、前記ECU(110)は前記トラクションバルブ(30)に電源を印加していない状態(OFF)で前記シャトルバルブ(90)に電源を印加(ON)してポンプ(70)を駆動し、前記ポンプ(70)は前記マスターシリンダー(20)、前記低圧アキュムレーター(40)及び高圧アキュムレーター(80)に貯留されたオイルを強くポンピングし、前記シャトルバルブ(90)→高圧アキュムレーター(80)→前記NOソレノイドチェックバルブ(50)を経て前記ホイールブレーキ(10)に移送させることで、前記ホイールブレーキ(10)に強い制動油圧が印加されるようにする駐車モード(M4)をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のブレーキ制御システムの制御方法。
【請求項8】
前記ポンプ(70)によって前記高圧アキュムレーター(80)で発生する出力油圧が所定圧力を越えると、前記圧力センサー(85)で発生する油圧信号によって、前記ECU(110)は前記ポンプ(70)の稼動を中断し、これ以上のポンピングによる制動油圧が前記ホイールブレーキ(10)に印加されないようにすることをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載のブレーキ制御システムの制御方法。
【請求項9】
前記自動車にABSが作動する場合に発生するABS信号によって、前記ECU(110)が前記トラクションバルブ(30)への電源を遮断(OFF)し、前記ホイールブレーキ(10)とマスターシリンダー(20)との間を閉鎖することで、前記ホイールブレーキ(10)で発生する数十回の制動動作による衝撃が前記マスターシリンダー(20)に伝達されないようにするABS作動モード(M5)をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のブレーキ制御システムの制御方法。
【請求項10】
前記自動車を急制動するために前記ブレーキペダル(21)を急に踏むと、前記ブレーキセンサー(103)と車速センサー(101)で発生するブレーキ信号及び急激な減速信号によって、前記ECU(110)が前記トラクションバルブ(30)に印加される電源を遮断(OFF)することで、前記マスターシリンダー(20)の制動油圧が前記ホイールブレーキ(10)側のみに一方向に伝達され、反対方向には遮断されるようにする急制動モード(M6)をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のブレーキ制御システムの制御方法。
【請求項11】
前記自動車にTCSまたはESPが作動する場合に発生するTCSまたはESP信号によって、前記ECU(110)は前記シャトルバルブ(90)に電源を印加(ON)し、前記シャトルバルブ(90)を両方向開放することで制動油圧が両方向に伝達されるようにする一方、前記トラクションバルブ(30)に電源を印加しないようにした状態(OFF)で前記ポンプ(70)を作動させ、ポンピングによる制動圧力を発生させることで、前記マスターシリンダー(20)による制動油圧と前記ポンプ(70)のポンピングによる制動油圧が、前記シャトルバルブ(90)→高圧アキュムレーター(80)→NOソレノイドチェックバルブ(50)を経て前記ホイールブレーキ(10)に伝達されるようにするTCS/ESP作動モード(M7)をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のブレーキ制御システムの制御方法。
【請求項12】
前記自動車にTCS及びESPが作動しない一般的な走行状態でブレーキペダル(21)を踏むと、前記車速センサー(101)で発生する速度信号とブレーキセンサー(103)で発生するブレーキ信号によって、前記ECU(110)はトラクションバルブ(30)に電源を印加(ON)してトラクションバルブ(30)を両方向に開放し、この状態で車輪のロッキング現象が発生しない程度に前記ブレーキペダル(21)を踏むと、前記マスターシリンダー(20)で発生した制動油圧がトラクションバルブ(30)→NOソレノイドチェックバルブ(50)を経て各車輪のホイールブレーキ(10)に伝達されるようにして制動を行うTCS/ESP非作動モード(M8)をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のブレーキ制御システムの制御方法。
【請求項13】
自動車の走行中に前記車速センサー(101)で速度信号が発生し、前記ブレーキペダル(21)を踏まない状態で前記トラクションバルブ(30)とホイールブレーキ(10)との間に所定値以上の過多油圧が発生すると、前記圧力センサー(85)で発生する圧力信号によって、前記ECU(110)が前記トラクションバルブ(30)に電源を印加(ON)してオイルの両方向への流動を可能にすることで、前記トラクションバルブ(30)とホイールブレーキ(10)との間で発生する過度な制動油圧が前記マスターシリンダー(20)に伝達されるようにする過多制動油圧制御モード(M9)をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のブレーキ制御システムの制御方法。
【請求項14】
自動車の走行中に前記車速センサー(101)で速度信号が発生し、前記ブレーキペダル(21)を踏まない状態で前記トラクションバルブ(30)とホイールブレーキ(10)との間に所定値以上の過多油圧が発生すると、前記圧力センサー(85)で発生する圧力信号によって、前記ECU(110)が一定の周期で前記トラクションバルブ(30)に電源を印加(ON)してオイルの両方向流れを可能にすることで、前記トラクションバルブ(30)とホイールブレーキ(10)との間で発生する過度な制動油圧が前記マスターシリンダー(20)に伝達されるようにする過多制動油圧制御モード(M10)をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のブレーキ制御システムの制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2009−515752(P2009−515752A)
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−539928(P2008−539928)
【出願日】平成18年11月8日(2006.11.8)
【国際出願番号】PCT/KR2006/004660
【国際公開番号】WO2007/055508
【国際公開日】平成19年5月18日(2007.5.18)
【出願人】(508140486)
【氏名又は名称原語表記】JEONG, Bo−Moon
【住所又は居所原語表記】738, Yeonho 1−ri, Jicheon−myeon, Chilgok−gun, Gyeongsangbuk−do, 718−822, Korea
【出願人】(508140497)ダエグ マシーナリー インスティテュート オブ コンポーネンツ アンド マテリアルズ (1)
【氏名又は名称原語表記】DAEGU MACHINERY INSTITUTE OF COMPONENTS & MATERIALS
【住所又は居所原語表記】12 Horim−dong, Dalseo−gu, Daegu, Korea
【Fターム(参考)】