説明

色彩選別機

【課題】原料に混入する微細粉塵等を予め除去することで、光学検出部付近に粉塵等が溜まることがなく、これにより選別性能を低下させることがない色彩選別機を提供する。
【解決手段】被選別物の投入部と、該投入部に投入された被選別物を移送する移送手段と、該移送手段の端部から落下する被選別物を検出位置において検出する光学検出手段と、該光学検出手段のさらに下方に設けられ当該光学検出手段による検出結果に基づいて被選別物を選別するエジェクター手段とを備えてなる色彩選別機において、前記投入部は、被選別物に混入する異物を分離し排出する風力選別手段を備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、穀粒や樹脂ペレット等の粒状物を色彩により選別する色彩選別機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、米や小麦等の穀粒、樹脂ペレット、コーヒー豆、その他の粒状物からなる原料を色彩により良品と不良品に選別したり、原料に混入する異物を色彩により選別除去したりする色彩選別機が知られている。(特許文献1参照。)。
【0003】
図15は、特許文献1に記載された色彩選別機の概略斜視図、図16は、図15に記載された色彩選別機における一次選別部の側断面図を示すものである。
特許文献1に記載された色彩選別機は、図15に示すように複数の一次選別部102A及び二次選別部102Bが並設配置されものである。ここで、一次選別部102Aと二次選別部102Bはシュート面を除いて略同様の構成からなるものである。
【0004】
図15及び図16に示すように、特許文献1に記載された色彩選別機は、機枠Fの前方の傾斜壁に、エアシリンダ135によって上下方向に回動可能な前面ドア130が設けられるものである。
そして、図16に示すように、上記色彩選別機の一次選別部102Aは、一次選別用の穀粒を幅方向に広げた状態で流下移動させるために約60度の角度で傾斜して配置したシュート103Aと、一次選別用の穀粒を貯留するための貯留タンク104と、貯留タンク104からの一次選別用の穀粒をシュート103Aに搬送するための振動フィーダ105を備えるものである。また、当該一次選別部102Aは、前記シュート103Aの下端から流下する穀粒の流下軌跡の上下を挟んで設けられる一対の光学検出部106a,106bと、さらに下方に設けたエジェクターノズル107を備えるものである。さらに、当該一次選別部102Aは、エジェクターノズル107下方で前記シュート103Aと同傾斜線上にあり、エジェクターノズル107からの噴風を受けずにそのまま流下する穀粒を受ける一次良品排出樋108Aと、該一次良品排出樋108Aの周囲を囲むようにホッパー状に形成され、エジェクターノズル107からの噴風を受けて正常な穀粒から不良品を回収するため一次不良品排出樋109Aを備えるものである。
【0005】
前記光学検出部106a,106bは、それぞれ箱体115a,115bで形成され、穀粒の流下軌跡上側の箱体115aには、可視光用のCCDカメラ116aと、近赤外光用のNIRカメラ117と、蛍光灯等からなる可視光源118a,118aと、ハロゲンランプ等からなる近赤外光源119aと、光学検出部106bの対向用バックグラウンド120aが内装されている。一方、穀粒の流下軌跡下側の箱体115bには、可視光用のCCDカメラ116bと、蛍光灯等からなる可視光源118b,118bと、ハロゲンランプ等からなる近赤外光源119bと、光学検出部106aの対向用バックグラウンド120b,120cが内装されている。そして、各箱体115a,115bにおける穀粒の流下軌跡側には、透明ガラスからなる窓部材121a,121bが嵌め込まれている。また、上側の箱体115a上部には、エアシリンダにより開閉可能な点検扉122が設けられている。
【0006】
特許文献1に記載された色彩選別機は、前記前面ドア130を上方に持ち上げて選別機内部におけるシュート103A,103Bやエジェクターノズル107等のメンテナンスを行うものである。また、前面ドア130を上方に持ち上げた状態で前記点検扉122を開放し、光学検出部106aのメンテナンスを行うものである。
【0007】
ところで、上記のような色彩選別機に供給される原料は、微細な粉塵等が混入するものである。特に農家等において、籾を脱ぷして籾殻を除去した直後の玄米を原料として使用する場合、当該玄米には、籾殻の破片、藁屑、芒及び頴など微細粉塵が多く混入しており、これらを含む玄米が原料として色彩選別機に供給されると、選別機内部では粉塵が舞い上がり光学検出部等に付着・堆積して選別機の選別性能が低下する。
【0008】
この問題を解決するため、光学検出部における原料の流下軌跡側、即ち原料検出位置側に設けられる透明ガラス等の窓部材の清掃手段を選別機内に配置し、一定時間毎に該窓部材に付着・堆積する粉塵等を除去することで選別機の性能を確保することが考えられるが、除去した粉塵等の全てを選別機外へ排出することはできず、光学検出部付近に溜まる粉塵等が再び舞い上がり前記窓部材に付着・堆積して選別機の性能を低下させるおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2007−283204号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明は、原料に混入する微細粉塵等を予め除去することで、光学検出部付近に粉塵等が溜まることがなく、これにより選別性能を低下させることがない色彩選別機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明は、被選別物の投入部と、該投入部に投入された被選別物を移送する移送手段と、該移送手段の端部から落下する被選別物を検出位置において検出する光学検出手段と、該光学検出手段のさらに下方に設けられ当該光学検出手段による検出結果に基づいて被選別物を選別するエジェクター手段とを備えてなる色彩選別機において、前記投入部は、被選別物に混入する異物を分離し排出する風力選別手段を備えることを特徴とするものである。
【0012】
本発明は、前記風力選別手段が、被選別物に混入する異物を分離除去する分離部と、該分離部で分離除去された異物を機外に排出する排出部とからなるものであり、当該分離部が投入ホッパの開口上部に配置されることが好ましい。
【0013】
本発明は、前記エジェクター手段の下方に被選別物を排出する排出樋をさらに備え、該排出樋の側壁に設けられる吸引ダクトを吸引ファンを介して機外に連通させるものであって、前記風力選別手段の排出部が当該吸引ファンを介して機外に連通されることが好ましい。
【0014】
本発明は、前記風力選別手段が、色彩選別機本体に対し分離可能とされることが好ましい。
【0015】
本発明は、前記光学検出手段が、前記検出位置を照明する照明手段と、該検出位置において被選別物を撮像する撮像手段と、該撮像手段の撮像方向であって検出位置の背後に配置されるバックグラウンドとを備え、該照明手段の前面には透明板が配置されてなるものであって、当該透明板を清掃するワイパー体が摺動可能に設けられることが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
本発明の色彩選別機は、投入部が被選別物に混入する異物を分離し除去する風力選別手段を備えるものであるので、原料に混入する微細粉塵等を予め除去することができ、光学検出部付近に粉塵等が溜まることがないため、選別機の選別性能が低下することがない。
【0017】
本発明の色彩選別機は、風力選別手段が、被選別物に混入する異物を分離除去する分離部と、該分離部で分離除去された比重の小さな異物を機外に排出する排出部とからなるものであり、当該分離部が投入ホッパの開口上部に配置されることとすれば、風力選別手段に投入された原料が、微細粉塵等が除去されて自動的に投入部に投入されることとなり作業効率が向上する。
【0018】
本発明の色彩選別機は、エジェクター手段の下方に被選別物を排出する排出樋をさらに備え、該排出樋の側壁に設けられる吸引ダクトを吸引ファンを介して機外に連通させるものであって、前記風力選別手段の排出部が当該吸引ファンを介して機外に連通されることとすれば、風力選別手段の分離部により分離除去された微細粉塵等を機外に排出するための新たに吸引ファンを設ける必要がない。
【0019】
本発明の色彩選別機は、風力選別手段が、色彩選別機本体に対し分離可能とされるものであれば、微細粉塵等の混入が少ない原料を選別する場合には、当該風力選別手段を用いずにすみ効率的である。また、色彩選別機を使用する場所が狭い場合等には、風力選別手段を分離させることで柔軟に対応することができるとともに、一台の風力選別手段を複数の色彩選別機で共用することもでき効果的である。
【0020】
本発明の色彩選別機は、光学検出手段が、検出位置を照明する照明手段と、該検出位置において被選別物を撮像する撮像手段と、該撮像手段の撮像方向であって検出位置の背後に配置されるバックグラウンドとを備え、該照明手段の前面に透明板が配置されてなるものであって、当該透明板を清掃するワイパー体が摺動可能に設けられるものであれば、透明板に付着・堆積する粉塵等を除去することができ、原料に混入する微細粉塵等を予め除去することと相俟って、選別機の選別性能の低下を防ぐ上でより効果的である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施の形態における色彩選別機の正面右上からの全体斜視図。
【図2】図1の色彩選別機における内部構造の概略説明図。
【図3】図1の色彩選別機を構成する振動コンベアのトラフの説明図。
【図4】図2における光学検出部付近の拡大説明図。
【図5】図1の色彩選別機の前側光学検出部を上方へ回動させた状態を示す斜視図。
【図6】図1において、前側光学検出部を上方へ回動させた状態の全体斜視図。
【図7】図2において、前側光学検出部を上方へ回動させた状態の説明図。
【図8】前後両光学検出部の位置合わせを行うためのピンと孔の関係を示す説明図。
【図9】図6において、選別機本体から不良品排出樋を取り外す状態の説明図。
【図10】図7において、選別機本体から不良品排出樋を取り外す状態の説明図。
【図11】図9において、選別機本体から取り外した不良品排出樋とカバー体との関係を示す説明図。
【図12】図11における不良品排出樋を反対側から見た説明図。
【図13】図11における角度変更板と不良品排出樋との関係を示す説明図
【図14】色彩選別機に風力選別機を設けた状態を示す説明図。
【図15】従来の色彩選別機の概略斜視図。
【図16】図15の色彩選別機における一次選別部の側断面図。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0023】
図1は、本発明の実施の形態における色彩選別機の正面右上からの全体斜視図を示すものである。図2は、前記色彩選別機の右側方からの内部構造の概略説明図であって一次選別部を示すものである。図3は、前記色彩選別機を構成する振動コンベアのトラフの説明図を示すものである。
【0024】
本発明の実施の形態における色彩選別機は、穀粒、樹脂ペレット、コーヒー豆、その他の粒状物を原料として、良品と不良品或いは原料に混入する異物等を色彩により選別することができるものである。
【0025】
本発明の実施の形態における色彩選別機1は、背面側に位置し原料を揚粒するための昇降部2と、該昇降部2の前面側に位置し原料を選別するための光学選別部3と、該光学選別部3の下方に位置し選別後の原料を前記昇降部2に返還するための振動コンベア4を備えるものである。
【0026】
昇降部2は、第1乃至第3バケットコンベア5〜7を色彩選別機1の正面視幅方向に並設した状態で構成されるものであり、図1に示すように、各バケットコンベア5〜7は、ハウジング内にコンパクトに収納されている。
【0027】
光学選別部3は、色彩選別機1の正面視幅方向に広がる状態で落下する複数の原料を検出する光学検出部32と、該光学検出部32の検出の結果、不良品や異物と判別されるものをエアーにより除去するエジェクター33とを備え、前記幅方向に一次選別部と二次選別部が並んで配置されるものである。なお、一次選別部と二次選別部はシュート面を除いて略同様の構造である。
【0028】
振動コンベア4は、光学選別部3の下方に配置され、図3に示すように、光学選別部3により選別された原料を分別して受けることができるトラフ40を備えるものである。該トラフ40は、後述する第1乃至3排出樋16〜18から排出される原料の位置に対応して、第1樋401、第2樋402、第3樋403が形成されるものであり、それぞれ選別された原料を対応する各バケットコンベア6,7,5に向けて搬送するものである。なお、ここでは振動コンベアを用いているが、選別された原料を対応する各バケットコンベアに向けて搬送できるものであれば、ベルトコンベア等の他の手段を用いてもよい。
【0029】
図2に示すように、上記色彩選別機1において、投入ホッパ8に投入された原料は、第1バケットコンベア5により揚粒され、第1貯留タンク15に貯留された後、第1ロータリーバルブ18を介して一定流量で第1シュート24に供給される。
【0030】
第1シュート24上を流下する原料は、一次選別部において検出され、検出の結果、良品と判定された原料(以下、「一次良品」という。)は、一次選別部の下方に対応して設けられる第1排出樋16から、前記振動コンベアトラフ40の第1樋401上に落下する。また、不良品と判定された原料(以下、「一次不良品」という。)は、エジェクター33により弾かれて、一次選別部の下方に対応して設けられる第2排出樋17から、前記振動コンベアトラフ40の第2樋402上に落下する。
【0031】
そして、一次良品は、振動コンベア4により色彩選別機の正面視左側に設置された第2バケットコンベア6に搬送され揚粒されて、袋詰め等のために機外に排出される。
また、一次不良品は、色彩選別機の正面視右側に設置された第3バケットコンベア7に搬送され揚粒されて、図示しない第2貯留タンクに貯留された後、第2ロータリーバルブを介して一定流量で第2シュート25(図5,6を参照。)に供給される。
【0032】
第2シュート25上を流下する原料は、二次選別部において検出され、検出の結果、良品と判定された原料(以下、「二次良品」という。)は、二次選別部の下方に対応して設けられる第3排出樋18から、前記振動コンベアトラフ40の第3樋403上に落下する。
そして、二次良品は、振動コンベア4により色彩選別機の正面視中央に設置された第1バケットコンベア5に搬送され、投入ホッパ8に投入された原料とともに揚粒されて、再度一次選別部において選別される。
一方、不良品とされた原料(以下、「二次不良品」という。)は、エジェクター33により弾かれて、二次選別部の下方に対応して設けられる第4排出樋19から、機枠のカバー体に設けられる排出管19aを介して直接機外に排出される。
【0033】
ここで、本発明の実施の形態における色彩選別機1の光学検出部32の構成について説明する。
【0034】
図4は、本実施の形態の色彩選別機における光学検出部32の内部構造の説明図、また、図5は、上記色彩選別機の前側光学検出部32aを回動させた状態の斜視図を示すものである。
【0035】
本実施の形態における光学検出部32は、図4及び図5に示すように第1シュート24及び第2シュート25を前後に挟んだ状態で配置される、前側光学検出部32aと後側光学検出部32bとから構成される。ここで、後側光学検出部32bは選別機本体に固定して配置されるものである。
【0036】
図4に示すように、前側光学検出部32aは、カバーの箱体内に、例えばCCDラインセンサー等からなる前側センサー34a、ミラー35a、蛍光灯等からなる光源36a、背景手段としてのバックグラウンド37aが配置されてなるものである。また、光源36aが配置される原料流下軌跡側には、カバーの箱体内に原料の粉塵等が入り込むのを防ぐためガラス等の透明板38aが設けられ、当該透明板38aの内側に前記バックグラウンド37aが装着されている。ここで、当該バックグラウンド37aは、後側光学検出部32bにおける後側センサー34bの視野中心軸(光軸)上に対向して配置されるものである。また、前記光源36aは、前記第1シュート24及び第2シュート25を合わせた幅より長さの短いものが採用され、各シュート24,25の外端よりも内側に配置されている。
【0037】
そして、図5に示すように、前記前側光学検出部32aは、カバー正面外側の下方に把手43が設けられ、その下方端部には、パッチン止用金具442が設けられるものである。なお、当該パッチン止用金具442は、図1及び図6に示すように、前側光学検出部32aの下方であって、選別機本体側に取り付けられるパッチン錠本体441により係止されるものである。
【0038】
一方、後側光学検出部32bも同様に、カバーの箱体内にCCDラインセンサー等からなる後側センサー34b、ミラー35b、蛍光灯等からなる光源36b、背景手段としてのバックグラウンド37bが配置されてなるものである。また、光源36bが配置される原料流下軌跡側には、カバーの箱体内に原料の粉塵等が入り込むのを防ぐためにガラス等の透明板38bが設けられ、当該透明板38bの内側に前記バックグラウンド37bが装着されている。ここで、当該バックグラウンド37bは、前側光学検出部32aにおける前側センサー34aの視野中心軸(光軸)上に対向して配置されるものである。また、後側光学検出部32bの光源36bも、前記第1シュート24及び第2シュート25を合わせた幅より長さの短いものが採用され、各シュート24,25の外端よりも内側に配置されている。
いる。
【0039】
図5に示すように、前側光学検出部32aにおける光源36aが配置される箇所と、後側光学検出部32bにおける光源36bが配置される箇所の両カバーにおける両側壁内面には、前記各シュート24,25の外端部における光量を確保するため、それぞれミラー等からなる反射板51a,51bが取り付けられている。なお、反射板51a,51bは、各シュート外端における光量を確保できるものであればよく、ミラー以外にも鏡面仕上げされた他の部材等を用いることができる。
【0040】
本実施の形態における両光学検出部32a,32bは、図4に示すとおり、各シュート24,25の下端から落下する原料を光源36a,36bにより照明し、検出位置を通過する原料をミラー35a,35bを介して各センサー34a,34bにより撮像するものである。そして、その際、検出位置の側方に位置する両カバーの両側壁内面に取り付けられる反射板51a,51bにより、各シュート24,25の外端部における光量を確保できるものである。
【0041】
図5に示すように、後側光学検出部32bには、両光学検出部32a,32bの各透明板38a,38bを清掃するための透明板拭き取りワイパー52a,52bと、両光学検出部32a,32bのカバー両側壁内面に取り付けられる反射板51a,51bを清掃するための反射板拭き取りワイパー52c,52cが一体化された矩形状の清掃用ワイパー53が配置されている。当該清掃用ワイパー53は、エアシリンダ等の駆動手段によりカバー内を上下に摺動し、前記透明板38a,38b及び反射板51a,51bを拭き取り清掃するものである。
【0042】
本実施の形態における両光学検出部32a,32bは、清掃用ワイパー53により透明板38a,38b及び反射板51a,51bに付着・堆積する粉塵等を拭き取り清掃することができ、光量の減少による選別精度の低下を防止することができる。
【0043】
本実施の形態において、前側光学検出部32aと後側光学検出部32bとは、それぞれカバーの上部において左右一対のヒンジ41を介して連結されている。それ故、図5に示すように、作業者は、前記前側光学検出部32aのカバーに設けられた把手43を把持し、パッチン錠44(図1を参照。)を外して当該前側光学検出部32aを上方へ回動させることで、両光学検出部32a,32bの間に形成される原料が流下する空間を開放し、その内部を露出させることができる。図6は、本実施の形態の色彩選別機において前側光学検出部32aを上方に回動させた状態の全体斜視図、図7は、前記色彩選別機の右側方からの内部構造の概略説明図であって、前側光学検出部32aを上方に回動させた状態の説明図をそれぞれ示すものである。
【0044】
前側光学検出部32aと後側光学検出部32bの間には、例えばガススプリング45が配置され、上方へ回動させられた前側光学検出部32aは、当該ガススプリング45により上記空間の開放状態を維持できるよう構成されている。前側光学検出部32aが、ガススプリングにより上記開放位置に支持されれば、当該前側光学検出部32aが勝手に閉じることがないため、作業者による清掃作業等を安全に行うことができる。
【0045】
また、後側光学検出部32bの前側光学検出部32aに対向する面の下方には、ショックアブソーバ46が設けられ、前側光学検出部32aを下方へ回動させて、上記空間を閉鎖する際の衝撃を緩和できるよう構成されている。
【0046】
そして、上記のとおり、前側光学検出部32aは、カバー正面外側の下方端部に設けられるパッチン止用金具442に、選別機本体側に設けられるパッチン錠本体441を係止することにより、前記原料が流下する空間を閉鎖する位置に固定できるよう構成されている。そのため、前側光学検出部32aはパッチン錠44により閉鎖状態を維持され勝手に開くことがないため、作業者による選別作業等を安全に行うことができる。
【0047】
前側光学検出部32aと後側光学検出部32bの各対向合わせ面の四隅には、一方にピン、他方に当該ピンが挿入される孔が形成されている。図8は、前側光学検出部32aの側に孔47,48、後側光学検出部32bの側にピン49,49を形成した場合を示す。
図8に示すように、前側光学検出部32aの側に形成される孔は、ヒンジ41に近い側が長孔47とされており、前側光学検出部32aを下方へ回動して両光学検出部32a,32b間の空間を閉鎖する際、後側光学検出部32bのヒンジ41に近い側に形成されたピン49は、当該長孔47とスムースに係合することが可能となる。このため、前側光学検出部32aは、前記各ピン49,49と各孔47,48の係合により上方へ回動させる前の位置に正確に戻すことができ、撮像手段の視野中心軸(光軸)の位置合わせに高度な技術を必要としない。
なお、前側光学検出部32aの側にピン、後側光学検出部32bの側に孔が形成されていてもよいことはいうまでもない。
【0048】
本発明の実施の形態における光学検出部32は、前側光学検出部32aの下部を上方に回動させて、後光学検出部32bとの間に形成される原料が流下する空間を簡単に開放し、その内部を露出させることができるので、各シュート24,25や各光学検出部32a,32b等に付着・堆積する粉塵等を容易に除去することができる。また、前側光学検出部32aを上方に回動させるものであるから、前記空間内部に付着・堆積する粉塵等を開放される側に落下させることができる。
【0049】
また、前側光学検出部32aを、原料を検出位置において照明する光源32aと、該検出位置を通過する原料を撮像する前側センサー34aと、後側光学検出部32bの後側センサー34bの撮像方向、即ち後側センサー34bの視野中心軸(光軸)上であって前記検出位置の背後に位置するバックグラウンドをカバーの箱体内に配置して構成するので、当該前側光学検出部32aをコンパクトなものとすることができ、上方へ回動させる際の取り扱いを容易とすることができるとともに色彩選別機の小型化が可能となる。
【0050】
次に、本発明の実施形態の色彩選別機1において光学検出部32の下方に配置される排出樋について詳細に説明する。
【0051】
図9は、本実施の形態の色彩選別機において前側光学検出部32aを上方に回動させた状態であって、当該選別機本体から不良品排出樋を取り外す状態の説明図を示すものである。図10は、前記色彩選別機の右側方からの内部構造の概略説明図であって、前側光学検出部32aを上方に回動させた状態で当該選別機本体から不良品排出樋を取り外す状態の説明図を示すものである。
また、図11は、選別機本体から取り外した不良品排出樋とカバー体との関係の説明図を示すものである。図12は、図11における不良品排出樋を反対側から見た説明図を示すものである。
【0052】
本実施の形態において、光学検出部32のさらに下方に、各選別部において選別された原料を受ける排出樋16〜19、即ち、一次良品を受ける第1排出樋16、一次不良品を受ける第2排出樋17、二次良品を受ける第3排出樋18、二次不良品を受ける第4排出樋19が設けられることは前述のとおりである。そして、これら各排出樋は、例えば図6や図9に示されるように、機枠の一部を構成するカバー体72で覆われた状態で選別機内に配置されるものである。
【0053】
上記各排出樋のうち第2排出樋17と第4排出樋19は、図11及び図12に示すように、不良品排出樋80を仕切壁85で仕切ることにより形成されるものであり、当該不良品排出樋80は、図11に示すように、複数のボルト74によりカバー体72の前壁部内面に固定されるものである。そして、図9及び図11に示すように、当該カバー体72は、両側壁部72a,72bにおいて複数のユリア化粧ネジ73により色彩選別機本体に固定されるものであり、前記不良品排出樋80は、カバー体72と一体の状態で選別機本体から取り外すことができるよう構成されるものである。
【0054】
また、図11及び図12に示すように、第2排出樋17及び第4排出樋19の側壁には、それぞれ吸引ダクト76,77が設けられ、例えば図10等に示される吸引ファン71を介して図9に示される排出管79から機外に連通され、エジェクター手段33等により舞い上がった粉塵等を吸引し排出できるよう構成されている。
【0055】
さらに、図10等に示される第1排出樋16と第2排出樋17の間、及び第3排出樋18と第4排出樋19の間には、図11に示す角度変更板75が配置され、当該角度変更板75の傾きを変更することにより、各選別部により選別される良品と不良品の排出割合、即ち選別率を微調整できるよう構成されている。
【0056】
図13は、角度変更板75と不良品排出樋80との関係を示す説明図である。図13に示すように、角度変更板75は、第1角度変更板75aと第2角度変更板75bから構成され、内側に位置する各側壁の下部において枢軸91により互いに回動可能に連結される。また、各角度変更板75a,75bは、それぞれ外側に位置する側壁の下部において支軸ピン92a,92bにより不良品排出樋80の各側壁の内側に回動可能に取り付けられる。さらに、各角度変更板75a,75bは、前記外側に位置する側壁の上部において、それぞれレバー93a,93bの下部に枢着される。そして、該レバー93a,93bは、その上部において不良品排出樋80の各側壁の外側上部に固定される支持板94a,94bの長孔95a,95bを介して、化粧ネジ96a,96bにより該不良品排出樋80の各側壁に固定される。各角度変更板75a,75bは、化粧ネジ96a,96bを緩め、当該化粧ネジ96a,96bを軸にしてレバー93a,93bを揺動可能とした状態で、該化粧ネジ96a,96bを前記支持板94a,94bの長孔95a,95bに沿って上下動させることで、その角度が変更可能とされるものである。
【0057】
本発明の実施の形態において、不良品排出樋80の選別機本体からの取り外しは、図9及び図10に示すように、パッチン錠44を外し前側光学検出部32aを上方へ回動させてガススプリング45等の支持手段により開放位置に支持させた状態で、カバー体72の両側壁部72a,72bにおけるユリア化粧ネジ73を螺脱させることで簡単に行うことができる。そして、カバー体72とともに選別機本体から取り外された不良品排出樋80は、図9に示す清掃用エアノズル82からの圧縮空気によりエアブローが施され清掃が行われる。不良品排出樋80は、必要に応じ前記複数のボルト74をカバー体72の前壁部内面から螺脱させ、当該カバー体72と分離させることで、図12に示すように、全体を隅々まで清掃することができる。
【0058】
不良品排出樋80が選別機本体から取り外された後は、図9及び10に示すように選別機本体側に残された良品排出樋を構成する第1排出樋16及び第3排出樋18が外部に露出した状態となるが、これらも同様に清掃用エアノズル82からの圧縮空気によりエアブローが施され清掃が行われる。また、この時、両光学検出部32a,32b間に配置される第1及び第2の各シュート24,25やその他の部材、光学検出部32a,32bの下方に配置されるエジェクター33等を同時に清掃するものとすれば、選別機内部を効率的かつ効果的に清掃することができる。
【0059】
不良品排出樋80を選別機本体に装着する場合は、上記取り外しと逆の手順で行うことができる。即ち、複数のボルト74により不良品排出樋80をカバー体72の内側に取り付け、その後、複数のユリア化粧ネジ73により当該カバー体72を選別機本体に装着すればよい。その際、第1排出樋16と第2排出樋17との間、及び第3排出樋18と第4排出樋19の間には、前記角度変更板75が取り付けられる。
【0060】
本実施の形態における色彩選別機は、ユリア化粧ネジ73を螺脱させる簡単な操作で、不良品排出樋80をカバー体72とともに選別機本体から取り外すことができ、また選別機本体側に残された良品排出樋を外部に露出させることができるため、光学検出部よりも下方に設けられるエジェクターや各排出樋に付着・堆積する粉塵等を専門の作業員でなくても容易に除去することができる。また、不良品排出樋80も、ボルト74を螺脱させることで簡単にカバー体72と分離させることができ、各排出樋等に付着・堆積する粉塵等をより効果的に清掃することができる。そして、本実施の形態における色彩選別機は、上記のとおり前側光学検出部32aを上方に回動させて被選別部が流下する空間を開放した状態において選別機本体にから不良品排出樋を取り外すものであるので、両光学検出部32a,32bの間に配置されるシュート24,25やその他の部材、また、両光学検出部32a,32bの下方に配置されるエジェクター33等を各排出樋とともに同時にかつ容易に清掃することが可能となり、選別機内部全体を効率よく清掃することができる。本実施の形態の色彩選別機は、各排出樋等の清掃のみならず、その他のメンテナンスを行う上においても好適である。
【0061】
上記実施の形態における色彩選別機は、前側光学検出部32aを上方へ回動させることで不良品排出樋80を選別機本体から取り外すことができるものであったが、前側光学検出部32aを上方へ回動させることなく不良品排出樋80を選別機本体から取り外すことができるものであってもよい。その場合、上記実施の形態と異なり、色彩選別機は光学検出部が回動しないものであってもよい。また、上記実施の形態の色彩選別機は、選別機本体から不良品排出樋を取り外すものであったが、取り外す排出樋は良品排出樋であってもよいし、不良品排出樋と良品排出樋の両方であってもよい。また、この場合、不良品排出樋と良品排出樋は一体的に取り外し可能とされていてもよいし、別々に取り外されるものであってもよい。
【0062】
上記実施の形態における色彩選別機は、不良品排出樋80が固定されるカバー体72をユリア化粧ネジ73により選別機本体と着脱可能とするものであるが、簡単に操作することができる他の固定手段により着脱可能とするものでもよい。また、カバー体72を選別機本体に対しスライド装着や嵌合装着させるものであってもよい。
【0063】
上記実施の形態における色彩選別機は、不良品排出樋80をボルトによりカバー体72に固定するものであったが、その他の手段により着脱可能とするものでもよい。
【0064】
上記実施の形態における色彩選別機は、光学検出部へ原料を移送する手段として傾斜シュートを用いるものであるが、水平配置したコンベアを用いるものでもよい。また、上記色彩選別機は、不良品や異物等を除去するエジェクター手段としてエアーを用いるものであるが、ソレノイド等により駆動される板バネ等を用いるものでもよい。さらに、上記色彩選別機は、光学検出部32が、シュートを挟んで上下又は前後に一対配置されるものであるが、光学検出部32はいずれか一方にのみ配置されるものでもよい。
【0065】
上記実施の形態における色彩選別機は、一次選別部と二次選別部を備えるものであるが、一次選別部のみ備えるものでもよいし、三次以上の選別部を備えるものでもよい。また、上記色彩選別機は、検出位置において原料を撮像する撮像手段としてラインセンサを用いるものであるが、エリアセンサを用いるものでもよい。
【0066】
上記実施の形態における色彩選別機は、上方へ回動させた前側光学検出部32aを支持する手段としてガスススプリングを用いるものであるが、その他のダンパー部材等の支持部材を用いるものであってもよい。また、上記色彩選別機は、前側光学検出部32aを選別機本体に固定する手段としてパッチン錠を用いるものであるが、その他の固定部材を用いるものであってもよい。
【0067】
ところで、上記本実施の形態における色彩選別機には、図14に示すように、原料が投入ホッパ8に投入されるのに先立って当該原料に混入する微細粉塵等を分離除去する風力選別機200を設けることができる。
【0068】
当該風力選別機200は、原料に混入する微細粉塵等を分離除去する分離部210と、該分離部210において分離除去した微細粉塵等を機外に排出する排出部230から構成されている。
【0069】
分離部210は、上部に原料投入口211が形成され、下部が清粒排出口212として開放された箱状の機枠213からなるものであって、当該機枠213の内部には、複数の流穀板214〜221が順次互い違いに配設され、ジグザグ状の落下通路が形成されている。そして、上記機枠213の清粒排出口212が投入ホッパ8上に位置するよう配置されている。
【0070】
また、機枠213の内部において、流穀板214の下部には、シャッタ機構222が流穀板215との隙間を閉じる方向に常時付勢された状態で配設されており、これにより当該隙間における原料の通過量を制限し、原料が扁平な状態となって落下するよう構成されている。
【0071】
さらに、機枠213の下方には、原料から分離する微細粉塵等を後述する吸引風路231に送るための選別風路224が形成され、当該選別風路224の入り口には当該選別風路224に流れ込む空気の流速を調整するための風路遮蔽板223が設けられている。
【0072】
一方、排出部230は、前記機枠213から延びる吸引風路231と、該吸引風路231を色彩選別機1本体の下部に設けられる吸引ファン235に連絡させる連絡管232,233から構成されている。
【0073】
また、吸引風路231には、開閉ダンパ237が付勢される外気取入口238が設けられ、当該開閉ダンパ237の開度の調節により吸引ファン235の吸引力を調節することができるものとされている。
【0074】
なお、上記吸引ファン235を、前記した第2及び第4排出樋17,19の側壁に設けられる各吸引ダクト76,77を機外に連通させるための吸引ファンとしても用いることができる(図10〜12参照。)。図14に示す連絡管234は、前記各吸引ダクト76,77を吸引ファン235に連通させるためのものである。図14において、吸引ファン235により吸引された粉塵等は排出管236により機外に排出される。
【0075】
本実施の形態に用いられる風力選別機200において、機枠213上部に形成される原料投入口211から投入された原料は、流穀板214の下部に配設されるシャッタ機構222により流穀板215との間においてその通過量が制限され、扁平な状態、即ち略一様な厚みの状態となってジグザグ状の落下通路へ落下する。その際、例えば原料が玄米の場合、吸引ファン235の作用により生じる空気流により、籾殻の破片、藁屑、芒及び頴など、玄米に比べて軽い微細粉塵が分離され、選別風路224から吸引風路231へと空気搬送されて連絡管232,233を介して排出管236から機外に排出される。そして、本実施の形態では、風力選別機200は機枠213の清粒排出口212が投入ホッパ上に位置するよう配置されているため、微細粉塵等が分離除去された原料は、当該清粒排出口212から直接投入ホッパ8に供給される。
【0076】
なお、吸引ファン235を、前記排出樋17,19の側壁に設けられる各吸引ダクト76,77から粉塵等を排出するファンと兼用すれば、色彩選別機内部においてエジェクター手段等で舞い上がった粉塵も同時に機外に排出することができ、効率よく選別機能の低下を防ぐことができる。
【0077】
本実施の形態における色彩選別機は、風力選別機200を一体に設けてなるものであるが、風力選別機200を色彩選別機本体に対し分離可能なものとすることもできる。風力選別機200を色彩選別機本体に対し分離可能とすることで、微細粉塵等の混入が少ない原料を選別する場合には、当該風力選別機を用いずにすみ効率的である。また、色彩選別機を使用するスペースが狭い場合にも風力選別機を分離させて用いれば対応が可能である。さらに、複数の色彩選別機で一台の風力選別機を共用することができ効果的である。
【0078】
本発明の色彩選別機は、上記実施の形態に限らず、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、その構成を適宜変更できることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0079】
本発明の色彩選別機は、選別機に供給される原料に混入する微細粉塵等を予め除去することができ、光学検出部付近に粉塵等が溜まることがないので、選別機の選別性能を低下させることがない。
【符号の説明】
【0080】
1 色彩選別機
2 昇降部
3 光学選別部
4 振動コンベア
8 投入ホッパ
16 第1排出樋
17 第2排出樋
18 第3排出樋
19 第4排出樋
24 第1シュート
25 第2シュート
32 光学検出部
33 エジェクター
40 トラフ
52a,52b 透明板拭き取りワイパー
53 清掃用ワイパー
71 吸引ファン
76,77 吸引ダクト
79 排出管
200 風力選別機
210 分離部
211 原料投入口
212 精粒排出口
213 機枠
214〜221 流穀板
222 シャッタ機構
223 風路遮蔽板
224 選別風路
230 排出部
231 吸引風路
232〜234 連絡管
235 吸引ファン
236 排出管
237 開閉ダンパ
238 外気取入口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被選別物の投入部と、該投入部に投入された被選別物を移送する移送手段と、該移送手段の端部から落下する被選別物を検出位置において検出する光学検出手段と、該光学検出手段のさらに下方に設けられ当該光学検出手段による検出結果に基づいて被選別物を選別するエジェクター手段とを備えてなる色彩選別機において、
前記投入部は、被選別物に混入する異物を分離し排出する風力選別手段を備えることを特徴とする色彩選別機。
【請求項2】
前記風力選別手段は、被選別物に混入する異物を分離する分離部と、該分離部で分離された異物を排出する排出部とからなり、前記分離部は投入ホッパの開口上部に配置されることを特徴とする請求項1記載の色彩選別機。
【請求項3】
前記エジェクター手段の下方に被選別物を排出する排出樋をさらに備え、該排出樋の側壁に設けられる吸引ダクトを吸引ファンを介して機外に連通させるものであって、前記風力選別手段の排出部は当該吸引ファンを介して機外に連通されることを特徴とする請求項2記載の色彩選別機。
【請求項4】
前記風力選別手段は、色彩選別機本体に対し分離可能とされることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の色彩選別機。
【請求項5】
前記光学検出手段は、前記検出位置を照明する照明手段と、該検出位置において被選別物を撮像する撮像手段と、該撮像手段の撮像方向であって検出位置の背後に配置されるバックグラウンドとを備え、該照明手段の前面には透明板が配置されてなるものであって、当該透明板を清掃するワイパー体が摺動可能に設けられることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の色彩選別機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2011−122837(P2011−122837A)
【公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−278397(P2009−278397)
【出願日】平成21年12月8日(2009.12.8)
【出願人】(000001812)株式会社サタケ (223)
【Fターム(参考)】