蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造
【課題】 大電流が流れても電極板の電流密度が不均一にならず、蓄放電装置の性能劣化をもたらす恐れのない蓄放電装置の低内部抵抗接続構造を得る。
【解決手段】 互いに極性の異なる同一形状の、異なる軸方向における異なるサイド幅を有する楕円形、或いは多角形の電極板を隔離体を挟んで、且つ互いに所定角度だけ回転させた状態で層状に順次配置するとともに、層方向視において同一極性の電極板はその全てが重なる一方、他極性の電極板に対しては重ならない共通の辺部または頂部を有するように前記層状に順次配置した蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記同一極性の、他極性の電極板に対して重ならない辺部または頂部に導電端子を設け、同一極性の電極板同士を並列接続して、電流の出入力端子を形成する。
【解決手段】 互いに極性の異なる同一形状の、異なる軸方向における異なるサイド幅を有する楕円形、或いは多角形の電極板を隔離体を挟んで、且つ互いに所定角度だけ回転させた状態で層状に順次配置するとともに、層方向視において同一極性の電極板はその全てが重なる一方、他極性の電極板に対しては重ならない共通の辺部または頂部を有するように前記層状に順次配置した蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記同一極性の、他極性の電極板に対して重ならない辺部または頂部に導電端子を設け、同一極性の電極板同士を並列接続して、電流の出入力端子を形成する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンデンサの蓄放電装置における端子構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の一次、又は二次バッテリ又はコンデンサの蓄放電装置は、通常各電極板の一端に設けた合流端子を入出力電流の合流点、又はその他電極間の直列又は並列接続点としている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、かかる従来の構造においては、電極板の片側にのみ電流が流れる為、隣近の合流端子の電極板区域と、比較的離れた合流端子の区域では、大電流の入出力時、電極板の電流密度が不均一になり、蓄放電装置の性能劣化をもたらすという問題点がある。
【0004】
尚、蓄放電装置の各電極の連結方式は、一般に同極性板を並列接続し、異極性板を直列して、その合流端子は溶接又は圧接で相互連結或いは導電端子と連結するが、片側の一電流回路に片寄る為、内部抵抗が大きい。
【0005】
そこで、本発明は、大電流の入出力時でも電極板の電流密度が不均一になることはなく、蓄放電装置の性能を向上させることができる蓄放電装置の低内部抵抗接続構造を得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するため、本発明は、互いに極性の異なる同一形状の、異なる軸方向における異なるサイド幅を有する楕円形、或いは多角形の電極板を隔離体を挟んで、且つ互いに所定角度だけ回転させた状態で層状に順次配置するとともに、層方向視において同一極性の電極板はその全てが重なる一方、他極性の電極板に対しては重ならない共通の辺部または頂部を有するように前記層状に順次配置した蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記同一極性の、他極性の電極板に対して重ならない辺部または頂部に導電端子を設け、同一極性の電極板同士を並列接続して、電流の出入力端子を形成したことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記所定角度が90度である楕円形と長手方向の頂部には、少なくとも一つの電極端子が設けられることを特徴とする。
また、本発明の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記多角形が長方形である場合において、前記所定角度は90度であり、各電極板の前記辺部には、少なくとも二つの電極端子が設けられることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記多角形が正方形である場合において、前記所定角度は45度であり、各電極板の前記頂部には、少なくとも一つの電極端子が設けられていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記多角形が三角形である場合において、前記所定角度は60度であり、各電極板の前記頂部には、少なくとも一つの電極端子が設けられていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記電極端子は、前記電極板に孔が設けられ、これらの孔を正極導電棒または負極導電棒を貫通して形成されることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記正極導電棒または負極導電棒には、冷却用の流体が流されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、大電流の入出力時でも電極板の電流密度が不均一になることはなく、蓄放電装置の性能を向上させることができる蓄放電装置の低内部抵抗接続構造を得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の両側に各々導電貫通孔及び隔離空間を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図2】図1の前視図(正面図)である。
【図3】図2のA−A′断面図である。
【図4】図2のB−B′断面図である。
【図5】本発明の両側に各々一個の導電貫通孔及び一個の隔離貫通孔の電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】図6のA−A′断面図である。
【図8】図6のB−B′断面図である。
【図9】本発明の両側に各々二個並列の導電貫通孔及び隔離切口及び空間を設けた電極で構成された応用例の立体分解図である。
【図10】図9の正面図である。
【図11】図10のA−A′断面図である。
【図12】図10のB−B′断面図である。
【図13】本発明の両側に各々二個並列に導電貫通孔及び二個の隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図14】図13の正面図である。
【図15】図14のA−A′断面図である。
【図16】図14のB−B′断面図である。
【図17】本発明の両側に各々交互に二個の導電貫通孔と二個の隔離切欠と空間を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図18】図17の正面図である。
【図19】図18のA−A′断面図である。
【図20】図18のB−B′断面図である。
【図21】本発明の両側に各々交互に二個の導電貫通孔と二個の隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図22】図21の正面図である。
【図23】図22のA−A′断面図である。
【図24】図22のB−B′断面図である。
【図25】本発明の三側に各々導電貫通孔及び隔離空間の三角形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図26】図25の正面図である。
【図27】図26のA−A′断面図である。
【図28】図26のB−B′断面図である。
【図29】本発明の三側に各々一個の導電貫通孔と一個の隔離貫通孔を設けた三角形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図30】図29の正面図である。
【図31】図30のA−A′断面図である。
【図32】図30のB−B′断面図である。
【図33】本発明の三側に各々二個並列の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた三角形電板で構成された応用例の立体分解図である。
【図34】図33の正面図である。
【図35】図34のA−A′断面図である。
【図36】図34のB−B′断面図である。
【図37】本発明の三側に各々二個並列の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図38】図37の正面図である。
【図39】図38のA−A′断面図である。
【図40】図38のB−B′断面図である。
【図41】本発明の三側に各々交互に二個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた三角形の電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図42】図41の正面図である。
【図43】図42のA−A′断面図である。
【図44】図42のB−B′断面図である。
【図45】本発明の四側に各々導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた四角形の電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図46】図45の正面図である。
【図47】図46のA−A′断面図である。
【図48】図46のB−B′断面図である。
【図49】本発明の四側に各々一個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた四角形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図50】図49の正面図である。
【図51】図50のA−A′断面図である。
【図52】図50のB−B′断面図である。
【図53】本発明の円形又は近似円形の異極性極板に、各々交互に一個の導電貫通孔と隔離切欠を設けた電極板で構成された応用例の立体構造図である。
【図54】図53の正面図である。
【図55】図54のA−A′断面図である。
【図56】本発明の異極性極板の中間区域付近に、交互に一個の導電貫通孔と隔離貫通孔を有する円形又は近似円形電極で構成された応用例の立体分解図である。
【図57】図56の正面図である。
【図58】図57のA−A′断面図である。
【図59】外側から各々交互に二個の並列の導電貫通孔及び隔離空間を設けた円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体断面図である。
【図60】図59の正面図である。
【図61】図60のA−A′断面図である。
【図62】本発明の異極性電極板の中間付近に、交互に二個並列の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた円形又は近似円形電極板で構成された実用例の立体断面図である。
【図63】図62の正面図である。
【図64】図63のA−A′断面図である。
【図65】本発明の外側に交互に二個の導電貫通孔と隔離切欠を設けた円形又は近似円形で構成された応用例の立体分解図である。
【図66】図65の正面図である。
【図67】図66のA−A′断面図である。
【図68】図66のB−B′断面図である。
【図69】本発明の異極性電極板の中間区域付近に各々交互に二個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図70】図69の正面図である。
【図71】図70のA−A′断面図である。
【図72】図70のB−B′断面図である。
【図73】本発明の二つの対称外側に各々一個の導電貫通孔を設けた楕円形又は近似楕円形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図74】図73の正面図である。
【図75】図74のA−A′断面図である。
【図76】本発明の二つの対称外側に各々一個の導電貫通孔を設けた長方形又は近似長方形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図77】図76の正面図である。
【図78】図77のA−A′断面図である。
【図79】本発明の二つの対称外側に各々二個並列の導電貫通孔を設けた三角形又は近似三角形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図80】図79の前視図である。
【図81】図80のA−A′断面図である。
【図82】本発明の三角形の外側に各々一個の導電貫通孔の三角形又は近似三角形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図83】図82の正面図である。
【図84】図83のA−A′断面図である。
【図85】本発明の対称四角形の外側に各々一個の導電貫通孔を設けた対称四角形又は近似対称四角形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図86】図85の正面図である。
【図87】図86のA−A′断面図である。
【図88】本発明の円形又は近似円形外側に各々交互に導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図89】図88の正面図である。
【図90】図89のA−A′断面図である。
【図91】図89のB−B′断面図である。
【図92】本発明の異極性電極板の中間付近の区域に一個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図93】図92の正面図である。
【図94】図93のA−A′断面図である。
【図95】本発明の異極性極板の中間付近区域に二個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図96】図95の正面図である。
【図97】図96のA−A′断面図である。
【図98】本発明の異極性極板の中間付近区域に、相互対称に交互に分布した二個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図99】図98の正面図である。
【図100】図99のA−A′断面図である。
【図101】本発明の異極性電極板の中間区域付近に、相互に対称に交互分布した三個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図102】図101の正面図である。
【図103】図102のA−A′断面図である。
【図104】図102のB−B′断面図である。
【図105】本発明の異極性電極板の中間区域付近に六角形を成す対称に三個導電貫通孔と隔離貫通孔を交互に配置した電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図106】図106の正面図である。
【図107】図106のA−A′断面図である。
【図108】本発明の異極性電極板の中間区域付近に3個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図109】図108の正面図である。
【図110】図109のA−A′断面図である。
【図111】本発明の交互に対称する内外環に4個の導電貫通孔と隔離貫通孔を交互に設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図112】図111の正面図である。
【図113】図112のA−A′断面図である。
【図114】本発明の交互に対称した内外環に4個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図115】図114の正面図である。
【図116】図115のA−A′断面図である。
【図117】本発明の電極板の両側の周辺に各々一個の合流端子を設けた両合流端子の実施形態である。
【図118】図117の側面図である。
【図119】本発明の電極板の両側の異なる辺に各々一個の合流端子を設けた両合流端子の実施形態である。
【図120】図119の側面図である。
【図121】本発明の電極板の両側の中間付近に各々一個の合流端子を設けた両合流端子の実施形態である。
【図122】図121の側面図である。
【図123】本発明の電極板両側の縁辺に各々合流端子を設けた四合流端子の実施形態である。
【図124】図123の側面図である。
【図125】本発明の電極板両側に各々交互に設置された合流端子を設けた四合流端子の実施形態である。
【図126】図125の側面図である。
【図127】本発明の電極板の四側の中間に各々合流端子を設けた四合流端子の実施形態である。
【図128】図127の側面図である。
【図129】本発明の軸方向に隙間のある非閉合中空管構造の弾性管状導電棒構造である。
【図130】本発明の絶縁リング状構造である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。尚、本設計の特徴を現わす為、従来の蓄放電装置の外殻及び異極性極板間の隔離板又は隔離シート又は隔離膜は、各図において省略されている。
【0015】
実施の形態1.
実施の形態1は、四角形又は近似四角形の電極板両側に各々導電貫通孔を設けた構成例(一)〜(六)を示す。
(一) 以下に実施の形態1の第1例を示す。
図1は、本項の蓄放電装置の低内抵抗接続構造で、両側に各々導電貫通孔と隔離空間を設けた電極板で構成された実施の形態1の立体分解図を示す。
図2は図1の前視図を示し、図3は図2のA−A′断面図、図4は図2のB−B′断面図を示す。
図1〜図4に示された実施形態の主な特徴は、蓄放電装置の正極電極板P101の両側に、各々導電孔C101、C102及び隔離間隙S101、S102を設けた構造であり、負極電極板P201の両側に、各々導電貫通孔C201、C202及び隔離空隙S201、S202を設けた構造であり、正極板と負極板を交互に重ね、両隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202に各々貫通結合されて並列接続されるか、又は導電棒両端を各々異極性極板を貫通して直列接続したことにある。
【0016】
(二) 以下に実施の形態1の第2例を示す。
図5は、本蓄放電装置の低内抵抗合流構造で、両側に各々一個の導電孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体図を示す。
図6は図5の前視図を示し、図7は図6のA−A′断面図を示し、図8は図6のB−B′断面図を示す。
図5〜図8に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極電極板P101の両側に各々貫通孔C101、C102及び隔離貫通孔S111、S112を設けた構造であり、負極性電極板P201の両側に各々一個の導電孔C201、C202及び隔離孔S211、S212を設けた構造であり、正極板と負極板を交互に重ね、両隣の異極電極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202に結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に各々異極性電極板を貫通して直列接続したことにある。
【0017】
(三) 以下に実施の形態1の第3例を示す。
図9は、本蓄放電装置の低内抵抗合流構造で、両側に各々二個並列の導電貫通孔と隔離間隙を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。
図10は図9の前視図を示し、図11は図10のA−A′断面図を示す。図12は図10のB−B′断面図を示す。
図9〜図12に示す応用例の特徴は、蓄放電装置の正極性極板P101の両側に、各々二個の相隣する導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び隔離間隙S101、S102、S103、S104を設けた構造であり、負極板P201の両側に、各々二個の相隣する貫通孔C201、 202、 203、204及び隔離間隙S201、S202、S203、S204を設けた構造である。正極板と負極板を交互に重ね、相隣の異極性電極板間に隔離体I101を設け、上記貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104及び負極導電棒B201、B202、B203、B204は、各々同極性板を貫通して並列接続、又は導電棒両端に各々異極板を貫通して直列接続する。
【0018】
(四) 以下に実施の形態1の第4例を示す。
図13は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、両側に各々二個並列の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。
図14は図13の前視図を示し、図15は図14のA−A′断面を示し、図16は図14のB−B′断面を示す。
図13〜図16に示す応用例の主な特徴は、正極板P101の両側に、各々二個の相隣する導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び相隣する隔離貫通孔S111、S112、S113、S114を設けた構造で、負極性電極板P201の両側に各々二個の相隣する導電貫通孔C201、C202、C203、C204及び二個の相隣する隔離貫通孔S211、S212、S213、S214を設けた構造で、正極板と負極板を相互に重ね、相隣する異極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する導電棒B101、B102、B103、B104及び負極導電棒B201、B202、B203、B204は、各々同極性極板を貫通結合して並列接続する。又は導電棒の両端に各々異極板を貫通して直列接続する。
【0019】
(五) 以下に実施の形態1の第5例を示す。
図17は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、両側に各々交互して二個の導電貫通孔と二個の隔離切欠及び空隙を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。
図18は図17の前視図、図19は図18のA−A′断面図、図20は図18のB−B′断面図を示す。
図17〜図20に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101、の両側に各々交互して二個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び二個の隔離切欠及び空隙S101、S102、S103、S104を設けた構造で、負極性極板P201の両側に各々交互して二個の導電孔C201、C202、C203、C204及び二個の隔離切口及び空隙S201、S202、S203、S204の構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104及び負極導電棒B201、B202、B203、B204に各々同極性極板を結合して並列接続する。又は導電板両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0020】
(六) 以下に実施の形態1の第6例について説明する。
図21は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で両側に各々交差に二個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。
図22は、図21の前視図を示し、図23は図22のA−A′断面図、図24は図22のB−B′断面図を示す。
図21〜図24に示した応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の両側に、各々交互した二個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び二個の隔離貫通孔S111、S112、S113、S114を設けた構造で、負極板P201の両側に各々交互した二個の導電貫通孔C201、C202、C203、C204及び二個の隔離貫通孔S211、S212、S213、S214を設けた構造で、各相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記貫通孔を貫通した正極導電棒B101、B102、B103、B104及び負極導電棒B201、B202、B203、B204に各々同極性電極板を貫通して並列接続し、又は導電棒両端に各々異極性電極板を貫通結合して直列接続する。
【0021】
実施の形態2.
実施の形態2は、三角形又は近似三角形の電極板の三辺に各々導電貫通孔を設けた構成例(一)〜(五)を示す。
(一) 以下に実施の形態2の第1例を示す。
図25は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、三辺に各々導電貫通孔と隔離空間を設けた三角形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。
図26は図25の前視図で、図27は図26のA−A′断面図を示し、図28は図26のB−B′断面図を示す。
図25〜図28に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の三辺に各々一個の導電貫通孔C101、C102、C103及び隔離空間S101、S102、S103を設けた構造で、負極板P201の三辺に各々一個の導電貫通孔C201、C202、C203と一個の隔離空間S201、S202、S203を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103及び負極導電棒B201、B202、B203に各々同極性極板を結合して並列接続、又は導電棒両端に各々異極性極板を直列接続する。
【0022】
(二) 以下に実施の形態2の第2例を示す。
図29は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、三辺に各々一個の導電貫通孔と一個の隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。
図30は図29の前視図で、図31は図30のA−A′断面図を示し、図32は図30のB−B′断面図を示す。
図29〜図32に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の三辺に各々一個の導電貫通孔C101、C102、C103及び一個の隔離貫通孔S111、S112、S113を設けた構造で、負極板P201の三辺に各々一個の導電貫通孔C201、C202、C203及び一個の隔離貫通孔S211、S212、S213を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣の異極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103及び負極導電棒B201、B202、B203に各々同極性極板を貫通結合して並列接続する、又は導電棒両端に異極性極板を貫通して直列接続する。
【0023】
(三) 以下に実施の形態2の第3例を示す。
図33は、本蓄放電装置の低内部抵抗の合流構造で、三辺に各々二個並列の導電貫通孔と隔離空間を設けた三角形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図34は図33の前視図を示し、図35は図34のA−A′断面図を示し、図36は図34のB−B′断面図を示す。
図35〜図36に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の三辺に各々二個の相隣する導電貫通孔C101、C102、C103、C104、C105、C106及び三辺に各々隔離空間S101、S102、S103、S104、S105、S106を設けた構造で、負極板P201の三辺に各々二個の相隣する導電貫通孔C201、C202、C203、C204、C205、C206及び隔離空間S201、202、S203、S204、S205、S206の構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104、B105、B106及び負極導電棒B201、B202、B203、B204、B205、B206は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0024】
(四) 以下に実施の形態2の第4例を示す。
図37は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、三辺に各々二個並列の導電貫通孔と二個の隔離貫通孔を設けた三角形電極で構成された応用例の立体分解図を示す。図38は図37の前視図を示し、図39は図38のA−A′断面図を示し、図40は図38のB−B′断面図を示す。
図37〜図40に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の三辺に二個の相隣する導電貫通孔C101、C102、C103、C104、C105、C106及び二個の相隣する隔離貫通孔S111、S112、S113、S114、S115、S116を設けた構造で、負極板P201の三辺に、二個の相隣する導電貫通孔C201、C202、C203、C204、C205、C206及び二個の相隣する隔離貫通孔S211、S212、S213、S214、S215、S216を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣する不同極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104、B105、B106及び負極導電棒B201、B202、B203、B204、B205、B206は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒両端に異極性極板を貫通して直列接続する。
【0025】
(五) 以下に実施の形態2の第5例を示す。
図41は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、三辺に各々二個の交互に設置した導電貫通孔及び二個の隔離貫通孔を設けた三角形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図42は図41の前視図で、図43は図42のA−A′断面図を示し、図44は図42のB−B′断面図を示す。
図41〜図44に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の三辺に各々交互に二個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104、C105、C106及び交互に二個の隔離貫通孔S111、S112,S113、S114、S115、S116を設けた構造で、負極板P201の三辺に各々交互に二個の導電貫通孔C201、C202、C203、C204、C205、C206及び二個の交互の隔離貫通孔S211、S212、S213、S214、S215、S216を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104、B105、B106及び負極導電棒B201、B202、B203、B204、B205、B206は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通して並列接続するか、又は導電棒両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0026】
実施の形態3.
実施の形態3は、四角形又は近似四角形の電極板の四辺に各々導電貫通孔を設けた構成例(一)(二)を示す。
(一) 以下に実施の形態3の第1例を示す。
図45は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、四辺に各々導電貫通孔及び隔離空間を設けた四角形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図46は図45の前視図で、図47は図46のA−A′断面図、図48は図46のB−B′断面図を示す。
図45〜図48に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の四辺に各々一個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び一個の隔離空間S101、C102、C103、C104を設けた構造で、負極板P201の四辺に各々一個の導電貫通孔C201、C202、C203、C204及び一個の隔離空間S201、C202、C203、C204を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、C102、C103、C104及び負極導電棒B201、C202、C203、C204は各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0027】
(二) 以下に実施の形態3の第2例を示す。
図49は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、四辺に各々一個の導電貫通孔及び一個の隔離貫通孔を設けた四角形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図50は図49の前視図で、図51は図50のA−A′断面図を示し、図52は図50のB−B′断面図を示す。図49〜図52に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の四辺に各々一個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び隔離貫通孔S111、S112、S113、S114を設けた構造で、負極板P201の四辺に各々一個の導電貫通孔C201、C202、C203、C204及び隔離貫通孔S211、S212、S213、S214を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104と負極導電棒B201、B202、B203、B204は各々同極性板を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0028】
実施の形態4.
実施の形態4は、円形又は近似円形の電極板外側に交互導電貫通孔を設置する構成例(一)〜(七)を示す。
(一) 以下に実施の形態4の第1例を示す。
図53は、本項蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、異極性電極板が交互に一個の導電貫通孔及び隔離切欠を設けた円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図54は図53の前視図で、図55は図54のA−A′断面を示す。
図53〜図55に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極性円形又は近似円形極板P101の外辺に一個の導電貫通孔C101及び別側に一個の隔離切欠S101を設けた構造で、負極性円形電極板P201の外辺に一個の導電貫通孔C201と別側に一個の隔離切欠S201を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101と負極導電棒B201は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列合流するか、又は導電両端に各々異極性電極板を貫通して直列結合する。この構造の電極板上の電流は、導電棒の周囲から多方向に導電棒に向って集中合流して出力するか又は導電棒より電流を入力して、周囲に多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0029】
(二) 以下に実施の形態4の第2例を示す。
図56は、本蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、異極性電極板が中間区域で交差して一個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けている円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図57は図56の前視図で、図58は図57のA−A′断面を示し、図58は図57のA−A′断面を示す。
図56〜図58に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極性円形又は近似円形電極板P101の外辺に一個の導電貫通孔C101と別側に一個の隔離貫通孔S111を構造で、負極性円形又は近似円形電極板P201の外辺に一個の導電貫通孔C201及び別側に一個の隔離貫通孔S211を設けた構造で、正極板と負極板は交差して重ね、各相隣する異極板の間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101と負極導電棒B201は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列合流するか又は導電棒両端に異極性極板を貫通して直列結合する。この構造の電極板上の電流は、導電棒の周囲から多方向に導電棒に集中して合流出力するか、又は導電棒より電流を入力して周囲に多岐拡散することによって内部抵抗を低下させる。
【0030】
(三) 以下に実施の形態4の第3例を示す。
図59は、本項の蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、外側に各々交互に二つ並列された導電貫通孔と隔離空間の円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図60は図59の前視図で、図61は図60のA−A′断面図を示す。
図59〜図61に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極円形又は類似円形電極板P101の外側に各々交互に設置された二個の相隣導電貫通孔C101、C102及び外側に各々交互に設置された隔離空間S101、S102の構造で、負極性円形又は近似円形電極板P201の外側に各々交互設置された相隣の二つの導電貫通孔C201、C202及び外側に各々交互に設置された隔離空間S201、S202の構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202は各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列合流するか、又は導電棒両端に各々異極性極板を貫通して直列結合する。電極板上の電流は、導電棒の周囲から多方向に導電棒に向って集中合流出力を行うか又は導電棒からの入力電力を周囲に多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0031】
(四) 以下に実施の形態4の第4例を示す。
図62は、本項蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、異極性極板の中間区域に交互に二個並列設置された導電貫通孔及び隔離貫通孔の円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図63は図62の前視図で、図64は図63のA−A′断面を示す。
図62〜図64に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の円形又は近似円形の正極板P101の外側に各々交互に設置された二個の相隣する導電貫通孔C101、C102及び外側に各々交互に設置された二個の相隣する隔離貫通孔S111、S112の構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相互に相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202は、各々同極性電極板の導電貫通孔を貫通結合して並列合流するか、又は導電棒両端に各々異極性電極板を貫通して直列接続する。この構造の電極板上の電流は、導電棒の周囲から多方向に導電棒に集中合流出力又は導電棒から電流入力して多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0032】
(五) 以下に実施の形態4の第5例を示す。
図65は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、外側に各々交互に設置された二個の導電貫通孔及び二個の隔離切欠の円形又は近似円形極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図66は図65の前視図で、図67は図66のA−A′断面で、図68は図66のB−B′断面を示す。
図65〜図68に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の円形又は近似円形負極板P201の外側に各々交互に設置された二個の導電貫通孔C201、C202及び隔離切欠S201、S202の構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣する異極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列合流するか、又は導電棒両端に異極性極板を貫通して直列結合する。この電極板上の電流は導電棒の周囲の多方向から、導電棒に集中合流出力を行うか又は導電棒からの輸入電流を、周囲に多方向拡散させて内部抵抗を低下させる。
【0033】
(六) 以下に実施の形態4の第6例を示す。
図69は、本項の蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、異極性極板の中間区域で交互に二個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図66は図65の前視図で、図67は図66のA−A′断面を示す、図68は図66のB−B′断面を示す。
図65〜図68に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の円形又は近似円形正極板P101の外側に、交互に二個の導電貫通孔C101、C102及び隔離切欠S101、S102を設けた構造で、円形又は近似円形負極板P201の外側に、交互に二個の導電貫通孔C201、C202及び隔離切欠S201、S202を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列合流するか、又は導電棒の両端に各々異極性を貫通して直列結合する。極板上の電流は、導電棒の周囲の多方向から導電棒に集中合流出力するか、又は導電棒からの入力電流が周囲の多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0034】
(七) 以下に実施の形態4の第7例を示す。
図69は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、異極性極板の中間区域に、交互に二個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図70は図69の前視図で、図71は図70A−A′断面を示し、図72は図70のB−B′断面を示す。
図69〜図72に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の円形又は近似円形正極板P101の外側に、各々交互に二個の導電貫通孔C101、C102及び二個の隔離貫通孔S111、S112を設けた構造で、円形又は近似円形の負極板P201の外側に各々二個の導電貫通孔C201、C202及び二個の隔離導電孔S211、S212を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣する異極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202は、各々同極性極板を貫通結合して並列合流するか、又は導電棒の両端に各々異極性極板を貫通して直列結合する。電極板上の電流は、導電棒の周囲から多方向に導電棒に集中合流出力するか、又は導電棒の入力電流が周囲の多方向に拡散して内部抵抗を低減する。
【0035】
実施の形態5.
実施の形態5は、対称又は近似対称の電極板の外側に、導電貫通孔を対称に設置した構成例(一)〜(六)を示す。
(一) 以下に実施の形態5の第1構成例を示す。
図73は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、二つの対称外側に各々一個の導電貫通孔を設けた楕円形又は近似楕円形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図74は図73の前視図で、図75は図74のA−A′断面図である。
図73〜図75に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の二対称外側に各々一個の導電貫通孔C101、C102を設けた構造で、負極板P201の二対称外側に各々一個の導電貫通孔C201、C202を設けた構造で、上記異極性の楕円又は近似楕円形電極板を交互に重ね、相隣する両極板間の重ならない部分が隔離空間を形成し、相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通を貫通孔する正極導電棒B101、B102及び負極棒B201、B202は、各々同極性極板を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に各々異極性極板を貫通して直列接続をする。
【0036】
(二) 以下に実施の形態5の第2構成例を示す。
図76は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、二つの対称外側に各々一個の導電貫通孔を設けた長方形又は近似長方形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図77は図76の正視図で、図78は図77のA−A′断面図を示す。
図76〜図78に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の両対称外側に各々一個の導電貫通孔C101、C102を設け、負極板P201の両対称外側に各々一個の導電貫通孔C201、C202を設けた構造で、異極性の長方形又は近似長方形電極板を交互に重ね、相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、極板が相重ならない部分を隔離空間とする。上記導電貫通管を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極棒B201、B202は、各々同極性電極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続、又は導電棒の両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0037】
(三) 以下に実施の形態5の第3構成例を示す。
図79は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、両対称外側に各々二個並列の導電貫通孔を設けた長方形又は近似長方形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図80は図79の前視図で、図81は図80のA−A′断面図を示す。
図79〜図81に示す応用例の主な特徴は、その蓄放電装置の正極板P101の両対称外側に各々二個の相隣導電貫通孔C101、C102、C103、C104を設け、負極板P201の両対称外側に各々二個の相隣導電貫通孔C201、C202、C203、C204を設けた構造で、上記異極性長方形又は近似長方形電極板を交互に重ね、相隣する異極板間に隔離体I101を設け、極板の相重ならない部分で隔離空間を形成する。上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104及び負極棒B201、B202、B203、B204は、各々同極性電極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒両端に各々異極性電極板を貫通して直列接続する。
【0038】
(四) 以下に実施の形態5の第4構成例を示す。
図82は、本項の蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、三角形の外辺に各々一個の導電貫通孔を設けた三角形又は近似三角形の電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図83は図82の前視図で、図84は図83のA−A′断面図である。
図82〜図84に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置正極板P101の三辺外側に各々一個の導電貫通孔C101、C102、C103を設け、負極板P201の三辺外側に各々一個の導電貫通孔C201、C202、C203を設けた構造で、上記異極性の三角形又は近似三角形電極板を交互に重ね、相重ならない部分で隔離空間を形成し、各相隣する異極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103及び負極棒B201、B202、B203は、各々同極性電極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続又は導電棒の両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0039】
(五) 以下に実施の形態5の第5構成例を示す。
図85は本項蓄放電装置の低内部接続構造で、対称四角形外辺に各々一個の導電貫通孔を設けた対称四角形又は近似対称四角形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図86は図85の前視図で、図87は図86のA−A′断面図である。
図85〜図87に示す応用例の主な特徴は、その蓄放電装置の正極板P101の対称四角形外側に各々一個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104を設けた構造で、負極板P201の対称四角形外側に各々一個の導電貫通孔C201、C202、C203、C204を設けた構造で、上記正極板と負極板を交互に重ね、相重ならない部分を隔離空間とし、相隣する異極性極板間に隔離板I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104及び負極棒B201、B202、B203、B204は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒両端に異極性極板を貫通して直列結合する。
【0040】
(六) 以下に実施の形態5の第6構成例を示す。
図88に示す本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、円形又は類似円形の外側に交互に導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図89は図88の前視図で、図90は図89のA−A′断面を示し、図91は図89のB−B′断面図である。
図88〜図91に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の円形又は近似円形の外側に各々交互に導電貫通孔C101、C102、C103、C104、C105、C106及び各々交互に隔離貫通孔S111、S112、S113、S114、S115、S116を設けた構造で、負極板P201の円形又は近似円形の外側に各々交互に導電貫通孔C201、C202、C203、C204、C205、C206及び隔離貫通孔S211、S212、S213、S214、S215、S216を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣の異極板間に隔離板I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104、B105、B106及び負極棒B201、B202、B203、B204、B205、B206は、各々同極性の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に異極性極板を貫通して直列接続する。上記各電極板の導電貫通孔が2個又は2個以上で、隔離貫通孔が2個又は2個以上を特徴とする。
【0041】
実施の形態6.
実施の形態6は、電極板の中間区域に導電貫通孔を設けた構成例(一)〜(六)を示す。
(一) 以下に実施の形態6の第1構成例を示す。
図92は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、異極性電極板の中間区域付近に一個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた応用例の立体分解図を示す。図93は図92の前視図で、図94は図93のA−A′断面図である。
図92〜図94に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の中間区域の相互対称位置に各々一個の導電貫通孔C101及び隔離貫通孔S111を設けた構造で、負極板P201の中間区域の相互対称位置に一個の導電貫通孔C201及び隔離貫通孔S211を設けた構造で、上記正極板と負極板を交互に重ね、相隣する異極性板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極貫通棒B101及び負極導電棒B201は、各々同極性電極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に異極性電極板を貫通して直列接続するもので、電極板上の電流は、導電棒の周囲の多方向から導電棒に集中合流し、又は、導電棒の入力電流を周囲の多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0042】
(二) 以下に実施の形態6の第2構成例を示す。
図95は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、異極性電極板の中間区域付近に二個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた構造の応用例の立体分解図を示す。図96は図95の前視図を示し、図97は図96のA−A′断面図を示す。
図95〜図97に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の中間区域の相互対象位置に各々二個の導電貫通孔C101、C102及び隔離貫通孔S111、S112を設けた構造で、負極板P201の中間区域の相互対象位置に各々二個の導電貫通孔C201、C202及び隔離貫通孔S211、S212を設けた構造で、上記正極板と負極板を交互に重ね、各相隣する異極性極板の間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202は、各々同極性極板を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に各々異極性電極板を貫通して直列接続する。電極板の電流は、導電棒の周囲多方向から導電棒に向かって集中合流し、又は導電棒入力電流を周囲多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0043】
(三) 以下に実施の形態6の第3構成例を示す。
図98は本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、異極性極板の中間区域付近に相互に交互対称に分布した二個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた構造の応用例立体構造図を示す。図99は図98の前視図で、図100は図99のA−A′断面図である。
図98〜図100に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の中間区域付近に、相互対称して交互に二個の導電貫通孔C101、C102及び隔離貫通孔S111、S112を設け、負極板P201の中間区域付近に、相互対称して交互に二個の導電貫通孔C201、C202及び隔離貫通孔S211、S212を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣する異極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。導電板の電流は、導電棒の周囲多方向から導電棒に集中合流し、又は導電棒からの入力電流を周囲多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0044】
(四) 以下に実施の形態6の第4構成例を示す。
図101は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、異極性電極板の中間区付近に相互に対称して交互に三個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた応用例の立体分解図を示す。図102は図101の前視図を示し、図103は図102のA−A′断面図で、図104は図102のB−B′断面図を示す。
図101〜図104に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の中間区域付近に相互対称に交互分布した三個の導電貫通孔C101、C102、C103及び隔離貫通孔S111、S112、S113を設け、負極板P201の中間区域付近に相互対象に交互分布した三個の導電貫通孔C201、C202、C203及び隔離貫通孔を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103及び負極導電棒B201、B202、B203は、各々同極性の電極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に各々異極性板を貫通結合して直列接続するもので、電極板の電流は導電棒周囲の多方向から導電棒に集中合流するか、又は導電棒からの入力電力を周囲に多方向拡散して、内部抵抗を低下させる。
【0045】
(五) 以下に実施の形態6の第5構成例を示す。
図105は、本蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、異極性電極板の中間区域付近に六角形に対称交互に三個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた応用例の立体分解図を示す。図106は図105の前視図で、図107は図106のA−A′断面図である。
図105〜図107に示す応用例の特徴は、正極性電極板P101の中間区域に、六角形に対称交互して三個の導電貫通孔C101、C102、C103及び隔離貫通孔S111、S112、S113を設けた構造で、負極板P201の中間区域に、六角形に対称交互に三個の導電貫通孔C201、C202、C203及び隔離貫通孔S211、S212、S213を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣異極性板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103及び負極棒B201、B202、B203は、各々同極性極板を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に各々異極板を貫通して直列接続するもので、電極板上の電流は、導電棒の周囲多方向から導電棒に向って合流出力するか、又は導電棒入力電流を周囲多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0046】
(六) 以下に実施の形態6の第6構成例を示す。
図108は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、異極性電極板の中間区域付近に三個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた構造の応用例の立体分解図を示す。図109は図108の前視図で、図110は図109のA−A′断面図である。
図108〜図110に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の中間区域に対称交互に三個の導電貫通孔C101、C102、C103及び隔離貫通孔S111、S112、S113を設けた構造で、負極板P201の中間区域に対称交互に三個の導電貫通孔C201、C202、C203及び隔離貫通孔S211、S212、S213を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、異極板の間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103及び負極導電棒B201、B202、B203は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続、又は導電棒の両端に各々異極性極板を貫通して直列接続するもので、その電極板の電流は、導電棒の周囲多方向から導電棒に集中合流するか、又は導電棒からの入力電流を周囲多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0047】
実施の形態7.
実施の形態7は、電極板内外リングに導電貫通孔を設けた構成例(一)(二)を示す。
(一) 以下に実施の形態7の第1構成例を示す。
図111は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、交互に対称する内外環に四個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図112は図111の前視図で、図113は図112のA−A′断面図を示す。
図111〜図113に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101に交互対称の環状に四個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び隔離貫通孔S111、S112、S113、S114を設けた構造で、負極板P201に交互対称の環状に四個の導電貫通孔C201、C202、C203、C204及び隔離貫通孔S211、S212、S213、S214を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104及び負極導電棒B201、B202、B203、B204は各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続、又は導電棒の両端に各々異極性電極板を貫通して直列接続する。
【0048】
(二) 以下に実施の形態7の第2構成例を示す。
図114は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、交互対称の内外環に四個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図115は、図114の前視図で、図116は図115のA−A′断面図を示す。
図114〜図116に示す応用例の主な特徴は、その正極板に交互対称する内外環に四個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び隔離貫通孔S111、S112、S113、S114を設けた構造で、負極板P201に交互対称する内外環に四個の導電貫通孔C201、C202、C203、C204及び隔離貫通孔S211、S212、S213、S214を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104及び負極導電棒B201、B202、B203、B204は、各々同極性電極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電板の両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0049】
以上、実施の形態1乃至実施の形態7(図1〜図116)に述べた各実施形態は、電極板を応用する必要に応じた幾何形状と数量に選択する外、本蓄放電装置の低内部抵抗接続構造の基本的主な特徴は、異極性極板上に導電棒を結合させる導電貫通孔及び異極性導電棒を貫通させても相接触しない空隙又は切欠のある隔離貫通孔を設ける外、電極板間に伝統の蓄放電装置に使用されている隔離体と外殻を設けたもので、以下の主な構造と共同特徴を有する。
【0050】
(1)正極板
一次又は二次バッテリの正電極板で構成され、極板上に導電貫通孔及び異極性電極板の導電棒を貫通しても接触しない隔離空隙又は隔離切欠又は隔離貫通孔を設け、導電貫通孔は、導電棒を貫通させ、導電棒と導電貫通孔の結合は、機械式密接嵌合又は溶接又は管形導電棒の管体変形弾力による締り嵌合に由って良好な導電状態を保つもの、或いは軸方向間隙を有する非密閉中空管構造の弾性管状導電棒で構成され、貫通後、管体の変形弾力で緊密嵌合するもの。
【0051】
(2)負極板
一次又は二次バッテリの負極板で構成され、極板上に貫通孔及び異極性板の導電棒を貫通しても相互に接触しない隔離空隙又は隔離切欠又は隔離貫通孔を設け、導電貫通孔は導電棒を貫通させ、導電棒と導電貫通孔の結合は、機械式密接嵌合又は溶接、又は管形導電棒の管体変形弾力に由る締り嵌合で良好な導電状態を有するもの。
【0052】
なお、上記正極板と負極板の形状は、同形状のものを交互重ねるか又は異形状のもので構成し、異極性導電棒を所定の電極板上の導電貫通孔を貫通結合して相互に干渉しないもの。
【0053】
実施の形態8.
実施の形態8は、電極板の両側又は両側以上に各々外に延伸した合流端子の構成例(一)〜(六)を示す。
(一) 以下に実施の形態8の第1構成例を示す。
図117は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、電極板の両側の周辺に各々一個の合流端子の双合流端子の実用例を示す。図118は図117の側視図である。
図117〜図118で示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の両側周辺に各々一個の合流端子T101、T102を設け、同一極板に二個の合流端子を有する構造で、負極板P201の両側周辺にも各々一個の合流端子T201、T202を設け、同一極板に二個の合流端子を有する構造で、上記電極板はP101とP201で構成され、正極板と負極板を交互に重ね、又は交互に重ねた後、更に多組の横向縦列に直列又は並列接続する構造で、各相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記二合流端子を接続して同極性電極板の合流端子として並列接続するか、又は二個の合流端子を各々異極性相隣電極板の合流端子と二合流通路の直列接続をする。
【0054】
(二) 以下に実施の形態8の第2構成例を示す。
図119は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、電極板両側の不周辺に各々一個の合流端子の二合流端子の実施例を示す。図120は図119の側視図である。
図119〜図120に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の両側不周辺に各々一個の合流端子T101、T102を設け、同一極板に二個の合流端子を有する構造で、上記電極板はP101とP201で構成され、正極板と負極板を交互に重ね、又は重ねた後、更に多組の横向縦列に直列又は並列結合する構造で、各相隣する異極性電極板間に隔離体I101を設け、上記二合流端子で同極性電極板の合流端子として並列接続、又は各々異極性相隣電極板の合流端子として両電流通路の直列接続をする。
【0055】
(三) 以下に実施の形態8の第3構成例を示す。
図121は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、電極板の両側の中間付近に各々一個の合流端子を設けた双合流端子の実施例で、図122は図121の側示図である。
図121〜図122に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の両側の中間付近に各々一個の合流端子T101、T102を設け、同一極板に二個の合流端子を有する構造で、負極板P201の両側中間付近に各々一個の合流端子T201、T202を設け、同一極板に二個の合流端子を有する構造で、上記電極板はP101とP201で構成され、正極板と負極板は交互に重ね、又は重ねた後、更に多組の横向縦列に直列又は並列接続する構造で、相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記二合流端子で同極性極板の端子を並列接続又は各々異極性の相隣電極板の合流端子として二電流通路の直列接続をする。
【0056】
(四) 以下に実施の形態8の第4構成例を示す。
図123は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、電極板両側の縁近辺に各々合流端子を設けた4合流端子の形態を示す。図124は図123の側面図である。
図123〜図124に示す応用例の主な特徴は、正極板P101の両側縁近辺に各々設置された合流端子で構成された、両側に各々2個の合流端子T101、T102、T103、T104を有し、負極板P201の両側縁近辺に各々合流端子を設けて構成された両側に各々2個の合流端子T201、T202、T203、T204を有し、即ち、各電極板に各々4組の合流端子がある構造で、上記電極板は正極板P101と負極板P201で構成され、正極板と負極板を交互に重ね、又は交互に重ねた後、多組の横向縦列になって直列又は並列結合をする構造で、相隣の異極板間に隔離体I101を設け、上記二つの合流端子で同極性電極板の合流端子を結合して四つの電流通路を作って、並列接続、又は4組の合流端子を各々異極性の相隣極板の合流端子と四つの電流通路を作る直列接続する。
【0057】
(五) 以下に実施の形態8の第5構成例を示す。
図125は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、電極板の両側の各々交互に合流端子を設置した4合流端子の実施側を示す。図126は図125の側面図である。
図125〜図126に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の両側に各々交互に合流端子T101、T102、T103、T104を設け、負極板P201の両側に各々交互に合流端子T201、T202、T203、T204を設け、即ち、各電極板に四組の合流端子を有する構造で、正極板P101と負極板P201で構成され、正極板と負極板を交互に重ねるか、又は重ねた後、多組の横向縦列で直列又は並列結合の構造で、各相隣の異極性板間に隔離体I101を設け、上記二つの合流端子で同極性板の合流端子を結合して四つの電流回路を作って並列接続、又は4組の合流端子を各々異極性相隣電極板の合流端子とで四つの電流通路を作る直列接続する。
【0058】
(六) 以下に実施の形態8の第6構成例を示す。
図127は、本項の蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、電極板の四側中間に各々設置された四合流端子の実施例を示す。図128は図127の側面図である。
図127〜図128に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の四側中間に各々合流端子T101、T102、T103、T104を設け、負極板P201の四側中間に各々設けた合流端子で両側に各々2個の合流端子T201、T202、T203、T204を構成し、即ち、各電極板に各々4組の合流端子を有する構造で、上記電極板は、正極板P101と負極板P201で構成され、両者を交互に重ねるか、又は重ねた後に多組の横向縦列に直列又は並列結合する構造で、各相隣する異極性電極板間に隔離体I101を設け、上記二つの合流端子で、同極性電極板の合流端子を結合して四つの電流通路を並列接続させるか、又は四組の合流端子を各々異極性相隣の電極板合流端子とで四つの電流通路を直列接続する。
【0059】
実施の形態8において、図117〜図118で示した各構成例は、具体的に列挙した数種の応用例であり、本項設計の応用範囲が、これらに限られているのではない。実際、四角形又は近似四角形の電極板に応用される場合、両側又は四側に合流端子を設置できる外、その三辺にのみ合流端子を設定可能で、電極板形状も四角形以外に円形又は近似円形、楕円形又は近似楕円形、三角形又は三角形以上(三角形、四角形、五角形、六角形、七角形、八角形及び八角形以上の多辺形を含む)で構成され得る。そして、各電極板に二個又は二個以上の合流端子を有し、電極に二通路又は二通路以上の電流回路を有することを特徴とする。
【0060】
以上の説明から、上記の図1〜図128に示す各実施例は、各電極板は、必要に応じた各々の特徴を有する外、各実施例は以下の共同特徴を有する。
上記正極板と負極板は、円形又は近似円形、楕円形又は近似楕円形、三角形又は三角形以上(三角形、四角形、五角形、六角形、七角形、八角形又は八角以上の多角形を含む)の電極板で構成され、その低内部抵抗接続構造では、以下の各型態を含む。
【0061】
(1)正極板又は負極板の両側又は両側以上に各々一個又は一個以上の各々外伸する合流端子、(2)正極板又は負極板の外側付近の両側又は両側以上の選定区域又は中間区域に各々一個又は一個以上の導電貫通孔を設け、又、上記正極板と負極板の両側又は両側以上の選定区域又は中間区域に各々一個以上の異極性電極板を貫通した導電棒が貫通しても相接触しない隔離空間又は隔離切欠、或いは一個又は一個以上の、寸法が導電棒より大きい隔離貫通孔で構成され、電極板に二適格又は二通路以上の入力又は出力回路を有する低内部抵抗接続構造。
【0062】
本案の蓄放電装置の低内部抵抗接続構造を無極性蓄放電装置(例えばコンデンサ)に応用した場合、上記を正極板と負極板を無極性の第1電極板と第2電極板に取り代えたもの。
【0063】
導電棒は、導電板上の導電貫通孔を貫通して導電板と結果して良好な導電状態を保つ、導電棒の形状は、円形、角形、三角形又は楕円形或いはその他幾何断面形状のソリッド又は中空間又は図129に示す様な軸方向に隙間のある非閉合の中空管構造の弾性管状導電棒で構成されたもの。
【0064】
上記構造の導電棒の両端は、更に各々凸出キャップ又はネジ・ナット又は単方向に締付ワッシャ絶縁押え板等を設け、電極板を強力に締付けてその構造の安定性を良くするもの。
【0065】
上記構造の導電棒は、同極性極板の導電貫通孔を貫通して並列合流するか、又は異極性極板の導電貫通孔の間を貫通して直列結合する。或いは同時に同極性と異極性電極の間を貫通して、並列接続又は直列接続するもの。
【0066】
上記導電棒が中空管の場合、更に気体又は液体等の流体ポンプ及び冷却(又は加熱)用散熱器を設け、管状導電棒内部に気体又は液体を流して、冷却又は加熱の温度調節機能を有するもの。
【0067】
導電棒が並列接続構造の場合、通過する流体が絶縁流体であれば、各同電位電極上の管状導電棒が直接直列流路又は並列流路構造であるもの。
導電棒を並列接続又は直列機能として応用する場合、各異電位の導電棒間は、絶縁導管を直列又は並列して、冷却又は加熱する温調用絶縁性気体又は液体を流通させるもの。
【0068】
導電棒と通過する電極板の隔離貫通孔の間に図130に示す絶縁リング状又は管状絶縁物を挿入して、絶縁を確保すると共に、電極板間の構造の安定性を増進するもの。
【0069】
導電棒とその通過する電極板の隔離切欠間に絶縁ブロックを設けて、絶縁性を確保すると共に、電極板間の構造の安定を増進するもの。
【0070】
導電棒とその通過する電極板の隔離空間に安定ブロックを設けて、絶縁性を確保すると共に、電極板組立間の構造の安定性を増進するもの。
【0071】
個別電極板の両側又は両側以上に各々外伸の二個又は二個以上の合流端子を設けて、同極性電極板間の多回路並列結合又は異極性電極板間の直列結合に供し、蓄電装置の同一電極板が電流を入/出力する時に、2通路又は2通路以上の電流回路で蓄電装置の入出力時の内部抵抗を低減させるもの。
【0072】
隔離体は、分層して異極性極板間の隔離片又は隔離膜(又は隔離シート)を設けるもので、スリーブ構造のものは、正負極板又はその中のある一極性の電極に挿入して隔離するもの。
【0073】
外殻は蓄放電装置の容器を構成して電極板を保護し、絶縁材料又は非絶縁材料で構成される。非絶縁材料で構成される場合、外殻の内側と内部電極間に絶縁物を別に加設するもの。
【0074】
以上述べた本項の蓄放電装置の低内部抵抗接続構造は嶄新な設計で、円形、角形又はその他幾何形状の導電材料で構成されたソリッド又は中空管形導電棒で蓄放電装置の電極板の導電貫通孔を貫通して、同極性極板を並列結合、又は異極性極板を直列結合、或いは並直列混合結合を行う、或いは個別極板の両側又は両側以上に各々外伸の二個又は二個以上の合流端子構造で、同極性電極板間の多回路並列結合又は異極性電極板間の多回路直列連結に由って蓄電装置の内部抵抗を低下させるもので、本項に関連する蓄電装置の接続構造は全く新しい創造で、実際蓄放電装置電極板の接続構造の改良と全体構造強度の向上は非常に明らかであることが本設計の進歩性を示している。
【符号の説明】
【0075】
B101、B102、B103、B104、B105、B106、B107、B108 正極導電棒、B201、B202、B203、B204、B205、B206、B207、B208 負極導電棒、C101、C102、C103、C104、C105、C106、C107、C108、C201、C202、C203、C204、C205、C206、C207、C208 導電貫通孔、I101 隔離体、P101 正極性電極板、P201 負極性電極板、S101、S102、S103、S104、S105、S106、S107、S108、S201、S202、S203、S204、S205、S206、S207、S208 隔離切欠又は空隙、S111、S112、S113、S114、S115、S116、S117、S118、S211、S212、S213、S214、S215、S216、S217、S218 隔離貫通孔、T101、T102、T103、T104、T201、T202、T203、T204 合流端子、SP101 軸方向隙間(スリット)中空間、IR101 リング状絶縁物。
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンデンサの蓄放電装置における端子構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の一次、又は二次バッテリ又はコンデンサの蓄放電装置は、通常各電極板の一端に設けた合流端子を入出力電流の合流点、又はその他電極間の直列又は並列接続点としている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、かかる従来の構造においては、電極板の片側にのみ電流が流れる為、隣近の合流端子の電極板区域と、比較的離れた合流端子の区域では、大電流の入出力時、電極板の電流密度が不均一になり、蓄放電装置の性能劣化をもたらすという問題点がある。
【0004】
尚、蓄放電装置の各電極の連結方式は、一般に同極性板を並列接続し、異極性板を直列して、その合流端子は溶接又は圧接で相互連結或いは導電端子と連結するが、片側の一電流回路に片寄る為、内部抵抗が大きい。
【0005】
そこで、本発明は、大電流の入出力時でも電極板の電流密度が不均一になることはなく、蓄放電装置の性能を向上させることができる蓄放電装置の低内部抵抗接続構造を得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するため、本発明は、互いに極性の異なる同一形状の、異なる軸方向における異なるサイド幅を有する楕円形、或いは多角形の電極板を隔離体を挟んで、且つ互いに所定角度だけ回転させた状態で層状に順次配置するとともに、層方向視において同一極性の電極板はその全てが重なる一方、他極性の電極板に対しては重ならない共通の辺部または頂部を有するように前記層状に順次配置した蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記同一極性の、他極性の電極板に対して重ならない辺部または頂部に導電端子を設け、同一極性の電極板同士を並列接続して、電流の出入力端子を形成したことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記所定角度が90度である楕円形と長手方向の頂部には、少なくとも一つの電極端子が設けられることを特徴とする。
また、本発明の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記多角形が長方形である場合において、前記所定角度は90度であり、各電極板の前記辺部には、少なくとも二つの電極端子が設けられることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記多角形が正方形である場合において、前記所定角度は45度であり、各電極板の前記頂部には、少なくとも一つの電極端子が設けられていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記多角形が三角形である場合において、前記所定角度は60度であり、各電極板の前記頂部には、少なくとも一つの電極端子が設けられていることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記電極端子は、前記電極板に孔が設けられ、これらの孔を正極導電棒または負極導電棒を貫通して形成されることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、前記正極導電棒または負極導電棒には、冷却用の流体が流されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、大電流の入出力時でも電極板の電流密度が不均一になることはなく、蓄放電装置の性能を向上させることができる蓄放電装置の低内部抵抗接続構造を得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の両側に各々導電貫通孔及び隔離空間を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図2】図1の前視図(正面図)である。
【図3】図2のA−A′断面図である。
【図4】図2のB−B′断面図である。
【図5】本発明の両側に各々一個の導電貫通孔及び一個の隔離貫通孔の電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】図6のA−A′断面図である。
【図8】図6のB−B′断面図である。
【図9】本発明の両側に各々二個並列の導電貫通孔及び隔離切口及び空間を設けた電極で構成された応用例の立体分解図である。
【図10】図9の正面図である。
【図11】図10のA−A′断面図である。
【図12】図10のB−B′断面図である。
【図13】本発明の両側に各々二個並列に導電貫通孔及び二個の隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図14】図13の正面図である。
【図15】図14のA−A′断面図である。
【図16】図14のB−B′断面図である。
【図17】本発明の両側に各々交互に二個の導電貫通孔と二個の隔離切欠と空間を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図18】図17の正面図である。
【図19】図18のA−A′断面図である。
【図20】図18のB−B′断面図である。
【図21】本発明の両側に各々交互に二個の導電貫通孔と二個の隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図22】図21の正面図である。
【図23】図22のA−A′断面図である。
【図24】図22のB−B′断面図である。
【図25】本発明の三側に各々導電貫通孔及び隔離空間の三角形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図26】図25の正面図である。
【図27】図26のA−A′断面図である。
【図28】図26のB−B′断面図である。
【図29】本発明の三側に各々一個の導電貫通孔と一個の隔離貫通孔を設けた三角形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図30】図29の正面図である。
【図31】図30のA−A′断面図である。
【図32】図30のB−B′断面図である。
【図33】本発明の三側に各々二個並列の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた三角形電板で構成された応用例の立体分解図である。
【図34】図33の正面図である。
【図35】図34のA−A′断面図である。
【図36】図34のB−B′断面図である。
【図37】本発明の三側に各々二個並列の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図38】図37の正面図である。
【図39】図38のA−A′断面図である。
【図40】図38のB−B′断面図である。
【図41】本発明の三側に各々交互に二個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた三角形の電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図42】図41の正面図である。
【図43】図42のA−A′断面図である。
【図44】図42のB−B′断面図である。
【図45】本発明の四側に各々導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた四角形の電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図46】図45の正面図である。
【図47】図46のA−A′断面図である。
【図48】図46のB−B′断面図である。
【図49】本発明の四側に各々一個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた四角形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図50】図49の正面図である。
【図51】図50のA−A′断面図である。
【図52】図50のB−B′断面図である。
【図53】本発明の円形又は近似円形の異極性極板に、各々交互に一個の導電貫通孔と隔離切欠を設けた電極板で構成された応用例の立体構造図である。
【図54】図53の正面図である。
【図55】図54のA−A′断面図である。
【図56】本発明の異極性極板の中間区域付近に、交互に一個の導電貫通孔と隔離貫通孔を有する円形又は近似円形電極で構成された応用例の立体分解図である。
【図57】図56の正面図である。
【図58】図57のA−A′断面図である。
【図59】外側から各々交互に二個の並列の導電貫通孔及び隔離空間を設けた円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体断面図である。
【図60】図59の正面図である。
【図61】図60のA−A′断面図である。
【図62】本発明の異極性電極板の中間付近に、交互に二個並列の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた円形又は近似円形電極板で構成された実用例の立体断面図である。
【図63】図62の正面図である。
【図64】図63のA−A′断面図である。
【図65】本発明の外側に交互に二個の導電貫通孔と隔離切欠を設けた円形又は近似円形で構成された応用例の立体分解図である。
【図66】図65の正面図である。
【図67】図66のA−A′断面図である。
【図68】図66のB−B′断面図である。
【図69】本発明の異極性電極板の中間区域付近に各々交互に二個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図70】図69の正面図である。
【図71】図70のA−A′断面図である。
【図72】図70のB−B′断面図である。
【図73】本発明の二つの対称外側に各々一個の導電貫通孔を設けた楕円形又は近似楕円形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図74】図73の正面図である。
【図75】図74のA−A′断面図である。
【図76】本発明の二つの対称外側に各々一個の導電貫通孔を設けた長方形又は近似長方形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図77】図76の正面図である。
【図78】図77のA−A′断面図である。
【図79】本発明の二つの対称外側に各々二個並列の導電貫通孔を設けた三角形又は近似三角形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図80】図79の前視図である。
【図81】図80のA−A′断面図である。
【図82】本発明の三角形の外側に各々一個の導電貫通孔の三角形又は近似三角形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図83】図82の正面図である。
【図84】図83のA−A′断面図である。
【図85】本発明の対称四角形の外側に各々一個の導電貫通孔を設けた対称四角形又は近似対称四角形電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図86】図85の正面図である。
【図87】図86のA−A′断面図である。
【図88】本発明の円形又は近似円形外側に各々交互に導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図89】図88の正面図である。
【図90】図89のA−A′断面図である。
【図91】図89のB−B′断面図である。
【図92】本発明の異極性電極板の中間付近の区域に一個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図93】図92の正面図である。
【図94】図93のA−A′断面図である。
【図95】本発明の異極性極板の中間付近区域に二個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図96】図95の正面図である。
【図97】図96のA−A′断面図である。
【図98】本発明の異極性極板の中間付近区域に、相互対称に交互に分布した二個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図99】図98の正面図である。
【図100】図99のA−A′断面図である。
【図101】本発明の異極性電極板の中間区域付近に、相互に対称に交互分布した三個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図102】図101の正面図である。
【図103】図102のA−A′断面図である。
【図104】図102のB−B′断面図である。
【図105】本発明の異極性電極板の中間区域付近に六角形を成す対称に三個導電貫通孔と隔離貫通孔を交互に配置した電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図106】図106の正面図である。
【図107】図106のA−A′断面図である。
【図108】本発明の異極性電極板の中間区域付近に3個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図109】図108の正面図である。
【図110】図109のA−A′断面図である。
【図111】本発明の交互に対称する内外環に4個の導電貫通孔と隔離貫通孔を交互に設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図112】図111の正面図である。
【図113】図112のA−A′断面図である。
【図114】本発明の交互に対称した内外環に4個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図である。
【図115】図114の正面図である。
【図116】図115のA−A′断面図である。
【図117】本発明の電極板の両側の周辺に各々一個の合流端子を設けた両合流端子の実施形態である。
【図118】図117の側面図である。
【図119】本発明の電極板の両側の異なる辺に各々一個の合流端子を設けた両合流端子の実施形態である。
【図120】図119の側面図である。
【図121】本発明の電極板の両側の中間付近に各々一個の合流端子を設けた両合流端子の実施形態である。
【図122】図121の側面図である。
【図123】本発明の電極板両側の縁辺に各々合流端子を設けた四合流端子の実施形態である。
【図124】図123の側面図である。
【図125】本発明の電極板両側に各々交互に設置された合流端子を設けた四合流端子の実施形態である。
【図126】図125の側面図である。
【図127】本発明の電極板の四側の中間に各々合流端子を設けた四合流端子の実施形態である。
【図128】図127の側面図である。
【図129】本発明の軸方向に隙間のある非閉合中空管構造の弾性管状導電棒構造である。
【図130】本発明の絶縁リング状構造である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。尚、本設計の特徴を現わす為、従来の蓄放電装置の外殻及び異極性極板間の隔離板又は隔離シート又は隔離膜は、各図において省略されている。
【0015】
実施の形態1.
実施の形態1は、四角形又は近似四角形の電極板両側に各々導電貫通孔を設けた構成例(一)〜(六)を示す。
(一) 以下に実施の形態1の第1例を示す。
図1は、本項の蓄放電装置の低内抵抗接続構造で、両側に各々導電貫通孔と隔離空間を設けた電極板で構成された実施の形態1の立体分解図を示す。
図2は図1の前視図を示し、図3は図2のA−A′断面図、図4は図2のB−B′断面図を示す。
図1〜図4に示された実施形態の主な特徴は、蓄放電装置の正極電極板P101の両側に、各々導電孔C101、C102及び隔離間隙S101、S102を設けた構造であり、負極電極板P201の両側に、各々導電貫通孔C201、C202及び隔離空隙S201、S202を設けた構造であり、正極板と負極板を交互に重ね、両隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202に各々貫通結合されて並列接続されるか、又は導電棒両端を各々異極性極板を貫通して直列接続したことにある。
【0016】
(二) 以下に実施の形態1の第2例を示す。
図5は、本蓄放電装置の低内抵抗合流構造で、両側に各々一個の導電孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体図を示す。
図6は図5の前視図を示し、図7は図6のA−A′断面図を示し、図8は図6のB−B′断面図を示す。
図5〜図8に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極電極板P101の両側に各々貫通孔C101、C102及び隔離貫通孔S111、S112を設けた構造であり、負極性電極板P201の両側に各々一個の導電孔C201、C202及び隔離孔S211、S212を設けた構造であり、正極板と負極板を交互に重ね、両隣の異極電極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202に結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に各々異極性電極板を貫通して直列接続したことにある。
【0017】
(三) 以下に実施の形態1の第3例を示す。
図9は、本蓄放電装置の低内抵抗合流構造で、両側に各々二個並列の導電貫通孔と隔離間隙を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。
図10は図9の前視図を示し、図11は図10のA−A′断面図を示す。図12は図10のB−B′断面図を示す。
図9〜図12に示す応用例の特徴は、蓄放電装置の正極性極板P101の両側に、各々二個の相隣する導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び隔離間隙S101、S102、S103、S104を設けた構造であり、負極板P201の両側に、各々二個の相隣する貫通孔C201、 202、 203、204及び隔離間隙S201、S202、S203、S204を設けた構造である。正極板と負極板を交互に重ね、相隣の異極性電極板間に隔離体I101を設け、上記貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104及び負極導電棒B201、B202、B203、B204は、各々同極性板を貫通して並列接続、又は導電棒両端に各々異極板を貫通して直列接続する。
【0018】
(四) 以下に実施の形態1の第4例を示す。
図13は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、両側に各々二個並列の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。
図14は図13の前視図を示し、図15は図14のA−A′断面を示し、図16は図14のB−B′断面を示す。
図13〜図16に示す応用例の主な特徴は、正極板P101の両側に、各々二個の相隣する導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び相隣する隔離貫通孔S111、S112、S113、S114を設けた構造で、負極性電極板P201の両側に各々二個の相隣する導電貫通孔C201、C202、C203、C204及び二個の相隣する隔離貫通孔S211、S212、S213、S214を設けた構造で、正極板と負極板を相互に重ね、相隣する異極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する導電棒B101、B102、B103、B104及び負極導電棒B201、B202、B203、B204は、各々同極性極板を貫通結合して並列接続する。又は導電棒の両端に各々異極板を貫通して直列接続する。
【0019】
(五) 以下に実施の形態1の第5例を示す。
図17は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、両側に各々交互して二個の導電貫通孔と二個の隔離切欠及び空隙を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。
図18は図17の前視図、図19は図18のA−A′断面図、図20は図18のB−B′断面図を示す。
図17〜図20に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101、の両側に各々交互して二個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び二個の隔離切欠及び空隙S101、S102、S103、S104を設けた構造で、負極性極板P201の両側に各々交互して二個の導電孔C201、C202、C203、C204及び二個の隔離切口及び空隙S201、S202、S203、S204の構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104及び負極導電棒B201、B202、B203、B204に各々同極性極板を結合して並列接続する。又は導電板両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0020】
(六) 以下に実施の形態1の第6例について説明する。
図21は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で両側に各々交差に二個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。
図22は、図21の前視図を示し、図23は図22のA−A′断面図、図24は図22のB−B′断面図を示す。
図21〜図24に示した応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の両側に、各々交互した二個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び二個の隔離貫通孔S111、S112、S113、S114を設けた構造で、負極板P201の両側に各々交互した二個の導電貫通孔C201、C202、C203、C204及び二個の隔離貫通孔S211、S212、S213、S214を設けた構造で、各相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記貫通孔を貫通した正極導電棒B101、B102、B103、B104及び負極導電棒B201、B202、B203、B204に各々同極性電極板を貫通して並列接続し、又は導電棒両端に各々異極性電極板を貫通結合して直列接続する。
【0021】
実施の形態2.
実施の形態2は、三角形又は近似三角形の電極板の三辺に各々導電貫通孔を設けた構成例(一)〜(五)を示す。
(一) 以下に実施の形態2の第1例を示す。
図25は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、三辺に各々導電貫通孔と隔離空間を設けた三角形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。
図26は図25の前視図で、図27は図26のA−A′断面図を示し、図28は図26のB−B′断面図を示す。
図25〜図28に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の三辺に各々一個の導電貫通孔C101、C102、C103及び隔離空間S101、S102、S103を設けた構造で、負極板P201の三辺に各々一個の導電貫通孔C201、C202、C203と一個の隔離空間S201、S202、S203を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103及び負極導電棒B201、B202、B203に各々同極性極板を結合して並列接続、又は導電棒両端に各々異極性極板を直列接続する。
【0022】
(二) 以下に実施の形態2の第2例を示す。
図29は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、三辺に各々一個の導電貫通孔と一個の隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。
図30は図29の前視図で、図31は図30のA−A′断面図を示し、図32は図30のB−B′断面図を示す。
図29〜図32に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の三辺に各々一個の導電貫通孔C101、C102、C103及び一個の隔離貫通孔S111、S112、S113を設けた構造で、負極板P201の三辺に各々一個の導電貫通孔C201、C202、C203及び一個の隔離貫通孔S211、S212、S213を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣の異極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103及び負極導電棒B201、B202、B203に各々同極性極板を貫通結合して並列接続する、又は導電棒両端に異極性極板を貫通して直列接続する。
【0023】
(三) 以下に実施の形態2の第3例を示す。
図33は、本蓄放電装置の低内部抵抗の合流構造で、三辺に各々二個並列の導電貫通孔と隔離空間を設けた三角形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図34は図33の前視図を示し、図35は図34のA−A′断面図を示し、図36は図34のB−B′断面図を示す。
図35〜図36に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の三辺に各々二個の相隣する導電貫通孔C101、C102、C103、C104、C105、C106及び三辺に各々隔離空間S101、S102、S103、S104、S105、S106を設けた構造で、負極板P201の三辺に各々二個の相隣する導電貫通孔C201、C202、C203、C204、C205、C206及び隔離空間S201、202、S203、S204、S205、S206の構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104、B105、B106及び負極導電棒B201、B202、B203、B204、B205、B206は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0024】
(四) 以下に実施の形態2の第4例を示す。
図37は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、三辺に各々二個並列の導電貫通孔と二個の隔離貫通孔を設けた三角形電極で構成された応用例の立体分解図を示す。図38は図37の前視図を示し、図39は図38のA−A′断面図を示し、図40は図38のB−B′断面図を示す。
図37〜図40に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の三辺に二個の相隣する導電貫通孔C101、C102、C103、C104、C105、C106及び二個の相隣する隔離貫通孔S111、S112、S113、S114、S115、S116を設けた構造で、負極板P201の三辺に、二個の相隣する導電貫通孔C201、C202、C203、C204、C205、C206及び二個の相隣する隔離貫通孔S211、S212、S213、S214、S215、S216を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣する不同極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104、B105、B106及び負極導電棒B201、B202、B203、B204、B205、B206は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒両端に異極性極板を貫通して直列接続する。
【0025】
(五) 以下に実施の形態2の第5例を示す。
図41は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、三辺に各々二個の交互に設置した導電貫通孔及び二個の隔離貫通孔を設けた三角形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図42は図41の前視図で、図43は図42のA−A′断面図を示し、図44は図42のB−B′断面図を示す。
図41〜図44に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の三辺に各々交互に二個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104、C105、C106及び交互に二個の隔離貫通孔S111、S112,S113、S114、S115、S116を設けた構造で、負極板P201の三辺に各々交互に二個の導電貫通孔C201、C202、C203、C204、C205、C206及び二個の交互の隔離貫通孔S211、S212、S213、S214、S215、S216を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104、B105、B106及び負極導電棒B201、B202、B203、B204、B205、B206は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通して並列接続するか、又は導電棒両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0026】
実施の形態3.
実施の形態3は、四角形又は近似四角形の電極板の四辺に各々導電貫通孔を設けた構成例(一)(二)を示す。
(一) 以下に実施の形態3の第1例を示す。
図45は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、四辺に各々導電貫通孔及び隔離空間を設けた四角形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図46は図45の前視図で、図47は図46のA−A′断面図、図48は図46のB−B′断面図を示す。
図45〜図48に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の四辺に各々一個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び一個の隔離空間S101、C102、C103、C104を設けた構造で、負極板P201の四辺に各々一個の導電貫通孔C201、C202、C203、C204及び一個の隔離空間S201、C202、C203、C204を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、C102、C103、C104及び負極導電棒B201、C202、C203、C204は各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0027】
(二) 以下に実施の形態3の第2例を示す。
図49は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、四辺に各々一個の導電貫通孔及び一個の隔離貫通孔を設けた四角形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図50は図49の前視図で、図51は図50のA−A′断面図を示し、図52は図50のB−B′断面図を示す。図49〜図52に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の四辺に各々一個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び隔離貫通孔S111、S112、S113、S114を設けた構造で、負極板P201の四辺に各々一個の導電貫通孔C201、C202、C203、C204及び隔離貫通孔S211、S212、S213、S214を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104と負極導電棒B201、B202、B203、B204は各々同極性板を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0028】
実施の形態4.
実施の形態4は、円形又は近似円形の電極板外側に交互導電貫通孔を設置する構成例(一)〜(七)を示す。
(一) 以下に実施の形態4の第1例を示す。
図53は、本項蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、異極性電極板が交互に一個の導電貫通孔及び隔離切欠を設けた円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図54は図53の前視図で、図55は図54のA−A′断面を示す。
図53〜図55に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極性円形又は近似円形極板P101の外辺に一個の導電貫通孔C101及び別側に一個の隔離切欠S101を設けた構造で、負極性円形電極板P201の外辺に一個の導電貫通孔C201と別側に一個の隔離切欠S201を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101と負極導電棒B201は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列合流するか、又は導電両端に各々異極性電極板を貫通して直列結合する。この構造の電極板上の電流は、導電棒の周囲から多方向に導電棒に向って集中合流して出力するか又は導電棒より電流を入力して、周囲に多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0029】
(二) 以下に実施の形態4の第2例を示す。
図56は、本蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、異極性電極板が中間区域で交差して一個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けている円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図57は図56の前視図で、図58は図57のA−A′断面を示し、図58は図57のA−A′断面を示す。
図56〜図58に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極性円形又は近似円形電極板P101の外辺に一個の導電貫通孔C101と別側に一個の隔離貫通孔S111を構造で、負極性円形又は近似円形電極板P201の外辺に一個の導電貫通孔C201及び別側に一個の隔離貫通孔S211を設けた構造で、正極板と負極板は交差して重ね、各相隣する異極板の間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101と負極導電棒B201は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列合流するか又は導電棒両端に異極性極板を貫通して直列結合する。この構造の電極板上の電流は、導電棒の周囲から多方向に導電棒に集中して合流出力するか、又は導電棒より電流を入力して周囲に多岐拡散することによって内部抵抗を低下させる。
【0030】
(三) 以下に実施の形態4の第3例を示す。
図59は、本項の蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、外側に各々交互に二つ並列された導電貫通孔と隔離空間の円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図60は図59の前視図で、図61は図60のA−A′断面図を示す。
図59〜図61に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極円形又は類似円形電極板P101の外側に各々交互に設置された二個の相隣導電貫通孔C101、C102及び外側に各々交互に設置された隔離空間S101、S102の構造で、負極性円形又は近似円形電極板P201の外側に各々交互設置された相隣の二つの導電貫通孔C201、C202及び外側に各々交互に設置された隔離空間S201、S202の構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202は各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列合流するか、又は導電棒両端に各々異極性極板を貫通して直列結合する。電極板上の電流は、導電棒の周囲から多方向に導電棒に向って集中合流出力を行うか又は導電棒からの入力電力を周囲に多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0031】
(四) 以下に実施の形態4の第4例を示す。
図62は、本項蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、異極性極板の中間区域に交互に二個並列設置された導電貫通孔及び隔離貫通孔の円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図63は図62の前視図で、図64は図63のA−A′断面を示す。
図62〜図64に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の円形又は近似円形の正極板P101の外側に各々交互に設置された二個の相隣する導電貫通孔C101、C102及び外側に各々交互に設置された二個の相隣する隔離貫通孔S111、S112の構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相互に相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202は、各々同極性電極板の導電貫通孔を貫通結合して並列合流するか、又は導電棒両端に各々異極性電極板を貫通して直列接続する。この構造の電極板上の電流は、導電棒の周囲から多方向に導電棒に集中合流出力又は導電棒から電流入力して多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0032】
(五) 以下に実施の形態4の第5例を示す。
図65は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、外側に各々交互に設置された二個の導電貫通孔及び二個の隔離切欠の円形又は近似円形極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図66は図65の前視図で、図67は図66のA−A′断面で、図68は図66のB−B′断面を示す。
図65〜図68に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の円形又は近似円形負極板P201の外側に各々交互に設置された二個の導電貫通孔C201、C202及び隔離切欠S201、S202の構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣する異極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列合流するか、又は導電棒両端に異極性極板を貫通して直列結合する。この電極板上の電流は導電棒の周囲の多方向から、導電棒に集中合流出力を行うか又は導電棒からの輸入電流を、周囲に多方向拡散させて内部抵抗を低下させる。
【0033】
(六) 以下に実施の形態4の第6例を示す。
図69は、本項の蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、異極性極板の中間区域で交互に二個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図66は図65の前視図で、図67は図66のA−A′断面を示す、図68は図66のB−B′断面を示す。
図65〜図68に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の円形又は近似円形正極板P101の外側に、交互に二個の導電貫通孔C101、C102及び隔離切欠S101、S102を設けた構造で、円形又は近似円形負極板P201の外側に、交互に二個の導電貫通孔C201、C202及び隔離切欠S201、S202を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列合流するか、又は導電棒の両端に各々異極性を貫通して直列結合する。極板上の電流は、導電棒の周囲の多方向から導電棒に集中合流出力するか、又は導電棒からの入力電流が周囲の多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0034】
(七) 以下に実施の形態4の第7例を示す。
図69は、本蓄放電装置の低内部抵抗合流構造で、異極性極板の中間区域に、交互に二個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた円形又は近似円形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図70は図69の前視図で、図71は図70A−A′断面を示し、図72は図70のB−B′断面を示す。
図69〜図72に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の円形又は近似円形正極板P101の外側に、各々交互に二個の導電貫通孔C101、C102及び二個の隔離貫通孔S111、S112を設けた構造で、円形又は近似円形の負極板P201の外側に各々二個の導電貫通孔C201、C202及び二個の隔離導電孔S211、S212を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、各相隣する異極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202は、各々同極性極板を貫通結合して並列合流するか、又は導電棒の両端に各々異極性極板を貫通して直列結合する。電極板上の電流は、導電棒の周囲から多方向に導電棒に集中合流出力するか、又は導電棒の入力電流が周囲の多方向に拡散して内部抵抗を低減する。
【0035】
実施の形態5.
実施の形態5は、対称又は近似対称の電極板の外側に、導電貫通孔を対称に設置した構成例(一)〜(六)を示す。
(一) 以下に実施の形態5の第1構成例を示す。
図73は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、二つの対称外側に各々一個の導電貫通孔を設けた楕円形又は近似楕円形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図74は図73の前視図で、図75は図74のA−A′断面図である。
図73〜図75に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の二対称外側に各々一個の導電貫通孔C101、C102を設けた構造で、負極板P201の二対称外側に各々一個の導電貫通孔C201、C202を設けた構造で、上記異極性の楕円又は近似楕円形電極板を交互に重ね、相隣する両極板間の重ならない部分が隔離空間を形成し、相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通を貫通孔する正極導電棒B101、B102及び負極棒B201、B202は、各々同極性極板を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に各々異極性極板を貫通して直列接続をする。
【0036】
(二) 以下に実施の形態5の第2構成例を示す。
図76は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、二つの対称外側に各々一個の導電貫通孔を設けた長方形又は近似長方形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図77は図76の正視図で、図78は図77のA−A′断面図を示す。
図76〜図78に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の両対称外側に各々一個の導電貫通孔C101、C102を設け、負極板P201の両対称外側に各々一個の導電貫通孔C201、C202を設けた構造で、異極性の長方形又は近似長方形電極板を交互に重ね、相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、極板が相重ならない部分を隔離空間とする。上記導電貫通管を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極棒B201、B202は、各々同極性電極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続、又は導電棒の両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0037】
(三) 以下に実施の形態5の第3構成例を示す。
図79は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、両対称外側に各々二個並列の導電貫通孔を設けた長方形又は近似長方形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図80は図79の前視図で、図81は図80のA−A′断面図を示す。
図79〜図81に示す応用例の主な特徴は、その蓄放電装置の正極板P101の両対称外側に各々二個の相隣導電貫通孔C101、C102、C103、C104を設け、負極板P201の両対称外側に各々二個の相隣導電貫通孔C201、C202、C203、C204を設けた構造で、上記異極性長方形又は近似長方形電極板を交互に重ね、相隣する異極板間に隔離体I101を設け、極板の相重ならない部分で隔離空間を形成する。上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104及び負極棒B201、B202、B203、B204は、各々同極性電極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒両端に各々異極性電極板を貫通して直列接続する。
【0038】
(四) 以下に実施の形態5の第4構成例を示す。
図82は、本項の蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、三角形の外辺に各々一個の導電貫通孔を設けた三角形又は近似三角形の電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図83は図82の前視図で、図84は図83のA−A′断面図である。
図82〜図84に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置正極板P101の三辺外側に各々一個の導電貫通孔C101、C102、C103を設け、負極板P201の三辺外側に各々一個の導電貫通孔C201、C202、C203を設けた構造で、上記異極性の三角形又は近似三角形電極板を交互に重ね、相重ならない部分で隔離空間を形成し、各相隣する異極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103及び負極棒B201、B202、B203は、各々同極性電極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続又は導電棒の両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0039】
(五) 以下に実施の形態5の第5構成例を示す。
図85は本項蓄放電装置の低内部接続構造で、対称四角形外辺に各々一個の導電貫通孔を設けた対称四角形又は近似対称四角形電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図86は図85の前視図で、図87は図86のA−A′断面図である。
図85〜図87に示す応用例の主な特徴は、その蓄放電装置の正極板P101の対称四角形外側に各々一個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104を設けた構造で、負極板P201の対称四角形外側に各々一個の導電貫通孔C201、C202、C203、C204を設けた構造で、上記正極板と負極板を交互に重ね、相重ならない部分を隔離空間とし、相隣する異極性極板間に隔離板I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104及び負極棒B201、B202、B203、B204は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒両端に異極性極板を貫通して直列結合する。
【0040】
(六) 以下に実施の形態5の第6構成例を示す。
図88に示す本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、円形又は類似円形の外側に交互に導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図89は図88の前視図で、図90は図89のA−A′断面を示し、図91は図89のB−B′断面図である。
図88〜図91に示す応用例の主な特徴は、蓄放電装置の正極板P101の円形又は近似円形の外側に各々交互に導電貫通孔C101、C102、C103、C104、C105、C106及び各々交互に隔離貫通孔S111、S112、S113、S114、S115、S116を設けた構造で、負極板P201の円形又は近似円形の外側に各々交互に導電貫通孔C201、C202、C203、C204、C205、C206及び隔離貫通孔S211、S212、S213、S214、S215、S216を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣の異極板間に隔離板I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104、B105、B106及び負極棒B201、B202、B203、B204、B205、B206は、各々同極性の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に異極性極板を貫通して直列接続する。上記各電極板の導電貫通孔が2個又は2個以上で、隔離貫通孔が2個又は2個以上を特徴とする。
【0041】
実施の形態6.
実施の形態6は、電極板の中間区域に導電貫通孔を設けた構成例(一)〜(六)を示す。
(一) 以下に実施の形態6の第1構成例を示す。
図92は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、異極性電極板の中間区域付近に一個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた応用例の立体分解図を示す。図93は図92の前視図で、図94は図93のA−A′断面図である。
図92〜図94に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の中間区域の相互対称位置に各々一個の導電貫通孔C101及び隔離貫通孔S111を設けた構造で、負極板P201の中間区域の相互対称位置に一個の導電貫通孔C201及び隔離貫通孔S211を設けた構造で、上記正極板と負極板を交互に重ね、相隣する異極性板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極貫通棒B101及び負極導電棒B201は、各々同極性電極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に異極性電極板を貫通して直列接続するもので、電極板上の電流は、導電棒の周囲の多方向から導電棒に集中合流し、又は、導電棒の入力電流を周囲の多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0042】
(二) 以下に実施の形態6の第2構成例を示す。
図95は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、異極性電極板の中間区域付近に二個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた構造の応用例の立体分解図を示す。図96は図95の前視図を示し、図97は図96のA−A′断面図を示す。
図95〜図97に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の中間区域の相互対象位置に各々二個の導電貫通孔C101、C102及び隔離貫通孔S111、S112を設けた構造で、負極板P201の中間区域の相互対象位置に各々二個の導電貫通孔C201、C202及び隔離貫通孔S211、S212を設けた構造で、上記正極板と負極板を交互に重ね、各相隣する異極性極板の間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202は、各々同極性極板を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に各々異極性電極板を貫通して直列接続する。電極板の電流は、導電棒の周囲多方向から導電棒に向かって集中合流し、又は導電棒入力電流を周囲多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0043】
(三) 以下に実施の形態6の第3構成例を示す。
図98は本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、異極性極板の中間区域付近に相互に交互対称に分布した二個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた構造の応用例立体構造図を示す。図99は図98の前視図で、図100は図99のA−A′断面図である。
図98〜図100に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の中間区域付近に、相互対称して交互に二個の導電貫通孔C101、C102及び隔離貫通孔S111、S112を設け、負極板P201の中間区域付近に、相互対称して交互に二個の導電貫通孔C201、C202及び隔離貫通孔S211、S212を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣する異極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102及び負極導電棒B201、B202は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。導電板の電流は、導電棒の周囲多方向から導電棒に集中合流し、又は導電棒からの入力電流を周囲多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0044】
(四) 以下に実施の形態6の第4構成例を示す。
図101は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、異極性電極板の中間区付近に相互に対称して交互に三個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた応用例の立体分解図を示す。図102は図101の前視図を示し、図103は図102のA−A′断面図で、図104は図102のB−B′断面図を示す。
図101〜図104に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の中間区域付近に相互対称に交互分布した三個の導電貫通孔C101、C102、C103及び隔離貫通孔S111、S112、S113を設け、負極板P201の中間区域付近に相互対象に交互分布した三個の導電貫通孔C201、C202、C203及び隔離貫通孔を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103及び負極導電棒B201、B202、B203は、各々同極性の電極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に各々異極性板を貫通結合して直列接続するもので、電極板の電流は導電棒周囲の多方向から導電棒に集中合流するか、又は導電棒からの入力電力を周囲に多方向拡散して、内部抵抗を低下させる。
【0045】
(五) 以下に実施の形態6の第5構成例を示す。
図105は、本蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、異極性電極板の中間区域付近に六角形に対称交互に三個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた応用例の立体分解図を示す。図106は図105の前視図で、図107は図106のA−A′断面図である。
図105〜図107に示す応用例の特徴は、正極性電極板P101の中間区域に、六角形に対称交互して三個の導電貫通孔C101、C102、C103及び隔離貫通孔S111、S112、S113を設けた構造で、負極板P201の中間区域に、六角形に対称交互に三個の導電貫通孔C201、C202、C203及び隔離貫通孔S211、S212、S213を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣異極性板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103及び負極棒B201、B202、B203は、各々同極性極板を貫通結合して並列接続するか、又は導電棒の両端に各々異極板を貫通して直列接続するもので、電極板上の電流は、導電棒の周囲多方向から導電棒に向って合流出力するか、又は導電棒入力電流を周囲多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0046】
(六) 以下に実施の形態6の第6構成例を示す。
図108は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、異極性電極板の中間区域付近に三個の導電貫通孔と隔離貫通孔を設けた構造の応用例の立体分解図を示す。図109は図108の前視図で、図110は図109のA−A′断面図である。
図108〜図110に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の中間区域に対称交互に三個の導電貫通孔C101、C102、C103及び隔離貫通孔S111、S112、S113を設けた構造で、負極板P201の中間区域に対称交互に三個の導電貫通孔C201、C202、C203及び隔離貫通孔S211、S212、S213を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、異極板の間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103及び負極導電棒B201、B202、B203は、各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続、又は導電棒の両端に各々異極性極板を貫通して直列接続するもので、その電極板の電流は、導電棒の周囲多方向から導電棒に集中合流するか、又は導電棒からの入力電流を周囲多方向に拡散して内部抵抗を低下させる。
【0047】
実施の形態7.
実施の形態7は、電極板内外リングに導電貫通孔を設けた構成例(一)(二)を示す。
(一) 以下に実施の形態7の第1構成例を示す。
図111は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、交互に対称する内外環に四個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図112は図111の前視図で、図113は図112のA−A′断面図を示す。
図111〜図113に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101に交互対称の環状に四個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び隔離貫通孔S111、S112、S113、S114を設けた構造で、負極板P201に交互対称の環状に四個の導電貫通孔C201、C202、C203、C204及び隔離貫通孔S211、S212、S213、S214を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、相隣する異極性極板間に隔離体I101を設け、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104及び負極導電棒B201、B202、B203、B204は各々同極性極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続、又は導電棒の両端に各々異極性電極板を貫通して直列接続する。
【0048】
(二) 以下に実施の形態7の第2構成例を示す。
図114は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、交互対称の内外環に四個の導電貫通孔及び隔離貫通孔を設けた電極板で構成された応用例の立体分解図を示す。図115は、図114の前視図で、図116は図115のA−A′断面図を示す。
図114〜図116に示す応用例の主な特徴は、その正極板に交互対称する内外環に四個の導電貫通孔C101、C102、C103、C104及び隔離貫通孔S111、S112、S113、S114を設けた構造で、負極板P201に交互対称する内外環に四個の導電貫通孔C201、C202、C203、C204及び隔離貫通孔S211、S212、S213、S214を設けた構造で、正極板と負極板を交互に重ね、上記導電貫通孔を貫通する正極導電棒B101、B102、B103、B104及び負極導電棒B201、B202、B203、B204は、各々同極性電極板の導電貫通孔を貫通結合して並列接続するか、又は導電板の両端に各々異極性極板を貫通して直列接続する。
【0049】
以上、実施の形態1乃至実施の形態7(図1〜図116)に述べた各実施形態は、電極板を応用する必要に応じた幾何形状と数量に選択する外、本蓄放電装置の低内部抵抗接続構造の基本的主な特徴は、異極性極板上に導電棒を結合させる導電貫通孔及び異極性導電棒を貫通させても相接触しない空隙又は切欠のある隔離貫通孔を設ける外、電極板間に伝統の蓄放電装置に使用されている隔離体と外殻を設けたもので、以下の主な構造と共同特徴を有する。
【0050】
(1)正極板
一次又は二次バッテリの正電極板で構成され、極板上に導電貫通孔及び異極性電極板の導電棒を貫通しても接触しない隔離空隙又は隔離切欠又は隔離貫通孔を設け、導電貫通孔は、導電棒を貫通させ、導電棒と導電貫通孔の結合は、機械式密接嵌合又は溶接又は管形導電棒の管体変形弾力による締り嵌合に由って良好な導電状態を保つもの、或いは軸方向間隙を有する非密閉中空管構造の弾性管状導電棒で構成され、貫通後、管体の変形弾力で緊密嵌合するもの。
【0051】
(2)負極板
一次又は二次バッテリの負極板で構成され、極板上に貫通孔及び異極性板の導電棒を貫通しても相互に接触しない隔離空隙又は隔離切欠又は隔離貫通孔を設け、導電貫通孔は導電棒を貫通させ、導電棒と導電貫通孔の結合は、機械式密接嵌合又は溶接、又は管形導電棒の管体変形弾力に由る締り嵌合で良好な導電状態を有するもの。
【0052】
なお、上記正極板と負極板の形状は、同形状のものを交互重ねるか又は異形状のもので構成し、異極性導電棒を所定の電極板上の導電貫通孔を貫通結合して相互に干渉しないもの。
【0053】
実施の形態8.
実施の形態8は、電極板の両側又は両側以上に各々外に延伸した合流端子の構成例(一)〜(六)を示す。
(一) 以下に実施の形態8の第1構成例を示す。
図117は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、電極板の両側の周辺に各々一個の合流端子の双合流端子の実用例を示す。図118は図117の側視図である。
図117〜図118で示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の両側周辺に各々一個の合流端子T101、T102を設け、同一極板に二個の合流端子を有する構造で、負極板P201の両側周辺にも各々一個の合流端子T201、T202を設け、同一極板に二個の合流端子を有する構造で、上記電極板はP101とP201で構成され、正極板と負極板を交互に重ね、又は交互に重ねた後、更に多組の横向縦列に直列又は並列接続する構造で、各相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記二合流端子を接続して同極性電極板の合流端子として並列接続するか、又は二個の合流端子を各々異極性相隣電極板の合流端子と二合流通路の直列接続をする。
【0054】
(二) 以下に実施の形態8の第2構成例を示す。
図119は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、電極板両側の不周辺に各々一個の合流端子の二合流端子の実施例を示す。図120は図119の側視図である。
図119〜図120に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の両側不周辺に各々一個の合流端子T101、T102を設け、同一極板に二個の合流端子を有する構造で、上記電極板はP101とP201で構成され、正極板と負極板を交互に重ね、又は重ねた後、更に多組の横向縦列に直列又は並列結合する構造で、各相隣する異極性電極板間に隔離体I101を設け、上記二合流端子で同極性電極板の合流端子として並列接続、又は各々異極性相隣電極板の合流端子として両電流通路の直列接続をする。
【0055】
(三) 以下に実施の形態8の第3構成例を示す。
図121は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、電極板の両側の中間付近に各々一個の合流端子を設けた双合流端子の実施例で、図122は図121の側示図である。
図121〜図122に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の両側の中間付近に各々一個の合流端子T101、T102を設け、同一極板に二個の合流端子を有する構造で、負極板P201の両側中間付近に各々一個の合流端子T201、T202を設け、同一極板に二個の合流端子を有する構造で、上記電極板はP101とP201で構成され、正極板と負極板は交互に重ね、又は重ねた後、更に多組の横向縦列に直列又は並列接続する構造で、相隣の異極性極板間に隔離体I101を設け、上記二合流端子で同極性極板の端子を並列接続又は各々異極性の相隣電極板の合流端子として二電流通路の直列接続をする。
【0056】
(四) 以下に実施の形態8の第4構成例を示す。
図123は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、電極板両側の縁近辺に各々合流端子を設けた4合流端子の形態を示す。図124は図123の側面図である。
図123〜図124に示す応用例の主な特徴は、正極板P101の両側縁近辺に各々設置された合流端子で構成された、両側に各々2個の合流端子T101、T102、T103、T104を有し、負極板P201の両側縁近辺に各々合流端子を設けて構成された両側に各々2個の合流端子T201、T202、T203、T204を有し、即ち、各電極板に各々4組の合流端子がある構造で、上記電極板は正極板P101と負極板P201で構成され、正極板と負極板を交互に重ね、又は交互に重ねた後、多組の横向縦列になって直列又は並列結合をする構造で、相隣の異極板間に隔離体I101を設け、上記二つの合流端子で同極性電極板の合流端子を結合して四つの電流通路を作って、並列接続、又は4組の合流端子を各々異極性の相隣極板の合流端子と四つの電流通路を作る直列接続する。
【0057】
(五) 以下に実施の形態8の第5構成例を示す。
図125は、本項蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、電極板の両側の各々交互に合流端子を設置した4合流端子の実施側を示す。図126は図125の側面図である。
図125〜図126に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の両側に各々交互に合流端子T101、T102、T103、T104を設け、負極板P201の両側に各々交互に合流端子T201、T202、T203、T204を設け、即ち、各電極板に四組の合流端子を有する構造で、正極板P101と負極板P201で構成され、正極板と負極板を交互に重ねるか、又は重ねた後、多組の横向縦列で直列又は並列結合の構造で、各相隣の異極性板間に隔離体I101を設け、上記二つの合流端子で同極性板の合流端子を結合して四つの電流回路を作って並列接続、又は4組の合流端子を各々異極性相隣電極板の合流端子とで四つの電流通路を作る直列接続する。
【0058】
(六) 以下に実施の形態8の第6構成例を示す。
図127は、本項の蓄放電装置の低内部抵抗接続構造で、電極板の四側中間に各々設置された四合流端子の実施例を示す。図128は図127の側面図である。
図127〜図128に示す応用例の主な特徴は、その正極板P101の四側中間に各々合流端子T101、T102、T103、T104を設け、負極板P201の四側中間に各々設けた合流端子で両側に各々2個の合流端子T201、T202、T203、T204を構成し、即ち、各電極板に各々4組の合流端子を有する構造で、上記電極板は、正極板P101と負極板P201で構成され、両者を交互に重ねるか、又は重ねた後に多組の横向縦列に直列又は並列結合する構造で、各相隣する異極性電極板間に隔離体I101を設け、上記二つの合流端子で、同極性電極板の合流端子を結合して四つの電流通路を並列接続させるか、又は四組の合流端子を各々異極性相隣の電極板合流端子とで四つの電流通路を直列接続する。
【0059】
実施の形態8において、図117〜図118で示した各構成例は、具体的に列挙した数種の応用例であり、本項設計の応用範囲が、これらに限られているのではない。実際、四角形又は近似四角形の電極板に応用される場合、両側又は四側に合流端子を設置できる外、その三辺にのみ合流端子を設定可能で、電極板形状も四角形以外に円形又は近似円形、楕円形又は近似楕円形、三角形又は三角形以上(三角形、四角形、五角形、六角形、七角形、八角形及び八角形以上の多辺形を含む)で構成され得る。そして、各電極板に二個又は二個以上の合流端子を有し、電極に二通路又は二通路以上の電流回路を有することを特徴とする。
【0060】
以上の説明から、上記の図1〜図128に示す各実施例は、各電極板は、必要に応じた各々の特徴を有する外、各実施例は以下の共同特徴を有する。
上記正極板と負極板は、円形又は近似円形、楕円形又は近似楕円形、三角形又は三角形以上(三角形、四角形、五角形、六角形、七角形、八角形又は八角以上の多角形を含む)の電極板で構成され、その低内部抵抗接続構造では、以下の各型態を含む。
【0061】
(1)正極板又は負極板の両側又は両側以上に各々一個又は一個以上の各々外伸する合流端子、(2)正極板又は負極板の外側付近の両側又は両側以上の選定区域又は中間区域に各々一個又は一個以上の導電貫通孔を設け、又、上記正極板と負極板の両側又は両側以上の選定区域又は中間区域に各々一個以上の異極性電極板を貫通した導電棒が貫通しても相接触しない隔離空間又は隔離切欠、或いは一個又は一個以上の、寸法が導電棒より大きい隔離貫通孔で構成され、電極板に二適格又は二通路以上の入力又は出力回路を有する低内部抵抗接続構造。
【0062】
本案の蓄放電装置の低内部抵抗接続構造を無極性蓄放電装置(例えばコンデンサ)に応用した場合、上記を正極板と負極板を無極性の第1電極板と第2電極板に取り代えたもの。
【0063】
導電棒は、導電板上の導電貫通孔を貫通して導電板と結果して良好な導電状態を保つ、導電棒の形状は、円形、角形、三角形又は楕円形或いはその他幾何断面形状のソリッド又は中空間又は図129に示す様な軸方向に隙間のある非閉合の中空管構造の弾性管状導電棒で構成されたもの。
【0064】
上記構造の導電棒の両端は、更に各々凸出キャップ又はネジ・ナット又は単方向に締付ワッシャ絶縁押え板等を設け、電極板を強力に締付けてその構造の安定性を良くするもの。
【0065】
上記構造の導電棒は、同極性極板の導電貫通孔を貫通して並列合流するか、又は異極性極板の導電貫通孔の間を貫通して直列結合する。或いは同時に同極性と異極性電極の間を貫通して、並列接続又は直列接続するもの。
【0066】
上記導電棒が中空管の場合、更に気体又は液体等の流体ポンプ及び冷却(又は加熱)用散熱器を設け、管状導電棒内部に気体又は液体を流して、冷却又は加熱の温度調節機能を有するもの。
【0067】
導電棒が並列接続構造の場合、通過する流体が絶縁流体であれば、各同電位電極上の管状導電棒が直接直列流路又は並列流路構造であるもの。
導電棒を並列接続又は直列機能として応用する場合、各異電位の導電棒間は、絶縁導管を直列又は並列して、冷却又は加熱する温調用絶縁性気体又は液体を流通させるもの。
【0068】
導電棒と通過する電極板の隔離貫通孔の間に図130に示す絶縁リング状又は管状絶縁物を挿入して、絶縁を確保すると共に、電極板間の構造の安定性を増進するもの。
【0069】
導電棒とその通過する電極板の隔離切欠間に絶縁ブロックを設けて、絶縁性を確保すると共に、電極板間の構造の安定を増進するもの。
【0070】
導電棒とその通過する電極板の隔離空間に安定ブロックを設けて、絶縁性を確保すると共に、電極板組立間の構造の安定性を増進するもの。
【0071】
個別電極板の両側又は両側以上に各々外伸の二個又は二個以上の合流端子を設けて、同極性電極板間の多回路並列結合又は異極性電極板間の直列結合に供し、蓄電装置の同一電極板が電流を入/出力する時に、2通路又は2通路以上の電流回路で蓄電装置の入出力時の内部抵抗を低減させるもの。
【0072】
隔離体は、分層して異極性極板間の隔離片又は隔離膜(又は隔離シート)を設けるもので、スリーブ構造のものは、正負極板又はその中のある一極性の電極に挿入して隔離するもの。
【0073】
外殻は蓄放電装置の容器を構成して電極板を保護し、絶縁材料又は非絶縁材料で構成される。非絶縁材料で構成される場合、外殻の内側と内部電極間に絶縁物を別に加設するもの。
【0074】
以上述べた本項の蓄放電装置の低内部抵抗接続構造は嶄新な設計で、円形、角形又はその他幾何形状の導電材料で構成されたソリッド又は中空管形導電棒で蓄放電装置の電極板の導電貫通孔を貫通して、同極性極板を並列結合、又は異極性極板を直列結合、或いは並直列混合結合を行う、或いは個別極板の両側又は両側以上に各々外伸の二個又は二個以上の合流端子構造で、同極性電極板間の多回路並列結合又は異極性電極板間の多回路直列連結に由って蓄電装置の内部抵抗を低下させるもので、本項に関連する蓄電装置の接続構造は全く新しい創造で、実際蓄放電装置電極板の接続構造の改良と全体構造強度の向上は非常に明らかであることが本設計の進歩性を示している。
【符号の説明】
【0075】
B101、B102、B103、B104、B105、B106、B107、B108 正極導電棒、B201、B202、B203、B204、B205、B206、B207、B208 負極導電棒、C101、C102、C103、C104、C105、C106、C107、C108、C201、C202、C203、C204、C205、C206、C207、C208 導電貫通孔、I101 隔離体、P101 正極性電極板、P201 負極性電極板、S101、S102、S103、S104、S105、S106、S107、S108、S201、S202、S203、S204、S205、S206、S207、S208 隔離切欠又は空隙、S111、S112、S113、S114、S115、S116、S117、S118、S211、S212、S213、S214、S215、S216、S217、S218 隔離貫通孔、T101、T102、T103、T104、T201、T202、T203、T204 合流端子、SP101 軸方向隙間(スリット)中空間、IR101 リング状絶縁物。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに極性の異なる同一形状の、異なる軸方向における異なるサイド幅を有する楕円形、或いは多角形の電極板を隔離体を挟んで、且つ互いに所定角度だけ回転させた状態で層状に順次配置するとともに、層方向視において同一極性の電極板はその全てが重なる一方、他極性の電極板に対しては重ならない共通の辺部または頂部を有するように前記層状に順次配置した蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、
前記同一極性の、他極性の電極板に対して重ならない辺部または頂部に導電端子を設け、同一極性の電極板同士を並列接続して、電流の出入力端子を形成したことを特徴とする蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造。
【請求項2】
請求項1に記載の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、
前記所定角度が90度である楕円形と長手方向の頂部には、少なくとも一つの電極端子が設けられることを特徴とする蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造。
【請求項3】
請求項1に記載の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、
前記多角形が長方形である場合において、前記所定角度は90度であり、各電極板の前記辺部には、少なくとも二つの電極端子が設けられることを特徴とする蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造。
【請求項4】
請求項1に記載の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、
前記多角形が正方形である場合において、前記所定角度は45度であり、各電極板の前記頂部には、少なくとも一つの電極端子が設けられていることを特徴とする蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造。
【請求項5】
請求項1に記載の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、
前記多角形が三角形である場合において、前記所定角度は60度であり、各電極板の前記頂部には、少なくとも一つの電極端子が設けられていることを特徴とする蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造。
【請求項6】
請求項1に記載の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、
前記電極端子は、前記電極板に孔が設けられ、これらの孔を正極導電棒または負極導電棒を貫通して形成されることを特徴とする蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造。
【請求項7】
請求項6に記載の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、
前記正極導電棒または負極導電棒には、冷却用の流体が流されることを特徴とする蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造。
【請求項1】
互いに極性の異なる同一形状の、異なる軸方向における異なるサイド幅を有する楕円形、或いは多角形の電極板を隔離体を挟んで、且つ互いに所定角度だけ回転させた状態で層状に順次配置するとともに、層方向視において同一極性の電極板はその全てが重なる一方、他極性の電極板に対しては重ならない共通の辺部または頂部を有するように前記層状に順次配置した蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、
前記同一極性の、他極性の電極板に対して重ならない辺部または頂部に導電端子を設け、同一極性の電極板同士を並列接続して、電流の出入力端子を形成したことを特徴とする蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造。
【請求項2】
請求項1に記載の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、
前記所定角度が90度である楕円形と長手方向の頂部には、少なくとも一つの電極端子が設けられることを特徴とする蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造。
【請求項3】
請求項1に記載の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、
前記多角形が長方形である場合において、前記所定角度は90度であり、各電極板の前記辺部には、少なくとも二つの電極端子が設けられることを特徴とする蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造。
【請求項4】
請求項1に記載の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、
前記多角形が正方形である場合において、前記所定角度は45度であり、各電極板の前記頂部には、少なくとも一つの電極端子が設けられていることを特徴とする蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造。
【請求項5】
請求項1に記載の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、
前記多角形が三角形である場合において、前記所定角度は60度であり、各電極板の前記頂部には、少なくとも一つの電極端子が設けられていることを特徴とする蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造。
【請求項6】
請求項1に記載の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、
前記電極端子は、前記電極板に孔が設けられ、これらの孔を正極導電棒または負極導電棒を貫通して形成されることを特徴とする蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造。
【請求項7】
請求項6に記載の蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造において、
前記正極導電棒または負極導電棒には、冷却用の流体が流されることを特徴とする蓄放電装置の低内部抵抗の接続構造。
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110】
【図111】
【図112】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【図120】
【図121】
【図122】
【図123】
【図124】
【図125】
【図126】
【図127】
【図128】
【図129】
【図130】
【図1】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図110】
【図111】
【図112】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【図120】
【図121】
【図122】
【図123】
【図124】
【図125】
【図126】
【図127】
【図128】
【図129】
【図130】
【図1】
【公開番号】特開2010−267977(P2010−267977A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−134845(P2010−134845)
【出願日】平成22年6月14日(2010.6.14)
【分割の表示】特願平10−34186の分割
【原出願日】平成10年1月30日(1998.1.30)
【出願人】(594037464)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年6月14日(2010.6.14)
【分割の表示】特願平10−34186の分割
【原出願日】平成10年1月30日(1998.1.30)
【出願人】(594037464)
【Fターム(参考)】
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