説明

衛生装身材の抗菌処理装置

【課題】 抗菌処理が必要な時にダイヤモンドライクカーボン膜を衛生装身材にコーティングすることができる。
【解決手段】 インナ電極13の表面に立体マスク35を装着支持し、導入管23及び導入ガイド21を介して処理ガスを供給すると共に、電源装置26により治具11を介してインナ電極13に負電圧を印加し、アウタ電極22との対向部位に炭素を含むプラズマ雰囲気を形成し、立体マスク35にダイヤモンドライクカーボンを成膜し、抗菌処理が必要な時に容易に抗菌処理を施す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衛生装身材、例えば、マスクの抗菌処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
炭素を含むプラズマ雰囲気中で被処理部材の表面にダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜を成膜する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。DLCは耐摩耗性及び潤滑性に優れているため、種々の分野の機械部品等のコーティング技術に適用されている。また、DLCは抗菌作用を有していることも知られている。
【0003】
近年、DLCの抗菌作用が着目され、マスクなどの衛生装身材にDLC膜をコーティングすることが考えられるようになってきている。マスクの製造工程で予めDLC膜をコーティングして市販することが考えられる。マスクは様々な用途で幅広い人が使用する衛生装身材であるため、特に使い捨てのマスクにあっては、全てのマスクにDLC膜をコーティングすることはコスト高を招く結果になってしまう。一方で、使い捨てのマスクであっても高度な抗菌性が求められているのも現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−180775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、抗菌処理が必要な時にダイヤモンドライクカーボン膜を衛生装身材にコーティングすることができ、任意に抗菌処理を施すことができる衛生装身材の抗菌処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の衛生装身材の抗菌処理装置は、真空容器に納められ表面に衛生装身材が支持されるインナ電極と、前記真空容器に納められ前記インナ電極の表面形状に倣う形状の内面を有するアウタ電極と、前記インナ電極の表面と前記アウタ電極の内面との対向部位に炭素を含む処理ガスを供給する処理ガス供給手段と、前記インナ電極に負電圧を印加することで前記インナ電極と前記アウタ電極の対向部位で炭素種が解離された雰囲気を形成して前記衛生装身材にダイヤモンドライクカーボンを成膜する電源手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項1に係る本発明では、インナ電極の表面に衛生装身材を装着支持し、処理ガス供給手段から処理ガスを供給すると共に電源手段によりインナ電極に負電圧を印加することで、アウタ電極の対向部位に炭素を含むプラズマ雰囲気が形成され、衛生装身材にダイヤモンドライクカーボンが成膜される。処理ガスは、例えば、希ガスをキャリアガスとしたメタンガス(CHガス)、アセチレンガス(Cガス)が適用され、炭素種が解離された雰囲気(炭素を含むプラズマ雰囲気)が形成される。
【0008】
このため、必要に応じて衛生装身材を取り付けることにより、抗菌処理が必要な時にダイヤモンドライクカーボン膜を衛生装身材にコーティングすることができ、高度な抗菌性が求められている場合に容易に抗菌処理を施すことができる。
【0009】
そして、請求項2に係る本発明の衛生装身材の抗菌処理装置は、請求項1に記載の衛生装身材の抗菌処理装置において、前記インナ電極の表面は凸状の3次元形状とされると共に、前記アウタ電極の内面は凹状の3次元形状とされていることを特徴とする。
【0010】
請求項2に係る本発明では、3次元形状の衛生装身材をインナ電極の表面に装着して均一な抗菌処理を施すことができる。例えば、不織布製のマスクを実際に顔に装身する形状にしてインナ電極の表面に装着し、抗菌処理を施すことができる。また、予め顔に装身する形状とされた不織布製のマスクをインナ電極の表面に装着し、抗菌処理を施すことができる。
【0011】
また、請求項3に係る本発明の衛生装身材の抗菌処理装置は、請求項1もしくは請求項2に記載の衛生装身材の抗菌処理装置において、前記真空容器の本体部には前記電源手段から通電される本体治具が設けられ、前記本体治具に前記インナ電極が接続され、前記真空容器には開閉自在の蓋部材が設けられ、前記蓋部材の内側に前記アウタ電極が取り付けられ、前記蓋部材の前記アウタ電極が取り付けられた部位に前記処理ガス供給手段が設けられ、前記本体部に対して前記蓋部材が閉じられた際に前記インナ電極の表面と前記アウタ電極の内面とが所定の対向状態にされて間に処理ガスが供給されることを特徴とする。
【0012】
請求項3に係る本発明では、蓋部材を開けてインナ電極に衛生装身材を所定の状態で装着し、蓋部材を閉じて電源手段を作動させることにより、抗菌処理を施すことができる。このため、例えば、衛生装身材を入手する店舗に抗菌処理装置を設置することができ、入手した後に必要に応じて抗菌処理を手軽に施すことができる。
【0013】
また、請求項4に係る本発明の衛生装身材の抗菌処理装置は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の衛生装身材の抗菌処理装置において、前記インナ電極及び前記アウタ電極は取り外し自在に複数対設けられ、衛生装身材の形状に応じた前記インナ電極及び前記アウタ電極の対がそれぞれ取り付けられることを特徴とする。
【0014】
請求項4に係る本発明では、衛生装身材の形状に応じてインナ電極及びアウタ電極を取り付けることで、種々の形状の衛生装身材に対する抗菌処理に適用することができる。
【0015】
また、請求項5に係る本発明の衛生装身材の抗菌処理装置は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の衛生装身材の抗菌処理装置において、前記衛生装身材はマスクであることを特徴とする。
【0016】
請求項5に係る本発明では、布製、不織布製等のマスクに対して抗菌処理を施すことができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明の衛生装身材の抗菌処理装置は、抗菌処理が必要な時にダイヤモンドライクカーボン膜を衛生装身材にコーティングすることができ、任意に抗菌処理を施すことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施形態例に係る衛生装身材(マスク)の抗菌処理装置の全体を表す外観図である。
【図2】本発明の一実施形態例に係る衛生装身材(マスク)の抗菌処理装置の全体を表す外観図である。
【図3】本発明の一実施形態例に係る衛生装身材(マスク)の抗菌処理装置の側面図である。
【図4】図2中の断面図である。
【図5】インナ電極及びアウタ電極の外観図である。
【図6】他の形状のインナ電極及びアウタ電極の外観図である。
【図7】種類の異なるインナ電極及びアウタ電極が取り付けられた抗菌処理装置の全体を表す外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1、図2には本発明の一実施形態例に係る衛生装身材(マスク)の抗菌処理装置の全体を表す外観を示してあり、図1は蓋が開いている状態、図2は蓋が閉じている状態である。また、図3(a)には蓋が開いている状態の本発明の一実施形態例に係る衛生装身材(マスク)の抗菌処理装置の側面、図3(b)には蓋が閉じている状態の本発明の一実施形態例に係る衛生装身材(マスク)の抗菌処理装置の側面、図4には図2中の断面視、図5(a)には負電圧が印加されるインナ電極の外観、図5(b)にはアース側のアウタ電極の外観を示してある。
【0020】
図1から図5に示すように、抗菌処理装置1は、大気側の電源室2を備え、電源室2の上側には電源室2と遮断された真空室3を備えている。電源室2と真空室3を仕切る仕切板6(本体部)の真空室3の底面側には円環枠材4(本体部)が固定され、円環枠材4の内周縁には蓋筒5が密着して被せられ、円環枠材4及び蓋筒5により真空室3が構成されている。
【0021】
円環枠材4の内周側における仕切板6の真空室3の底面には、複数の絶縁支持部材7を介して金属製の治具11が取り付けられ、治具11には取付け面12が4箇所に形成され、4箇所の取付け面12には半球状の表面部13aを有するインナ電極13がボルトにより固定されている。インナ電極13の表面部13aは凸状の3次元形状とされ、治具11に対して電気的に接続されている。
【0022】
蓋筒5の内側には筒状の導入ガイド21を介してアウタ電極22が取り付けられ、アウタ電極22の内面22aは凹状の3次元形状とされている。アウタ電極22はインナ電極13に対応して4箇所に取り付けられ、導入ガイド21を通して内面22aの内側に処理ガスが供給される。蓋筒5が閉じられた場合、アウタ電極22の凹状の内面22aはインナ電極13の凸状の表面部13aに隙間をあけて被せられる状態にされる。
【0023】
蓋筒5の外側には処理ガスの導入配管23が配され、導入配管23は導入ガイド21に接続されている。導入配管23には、図示しないガス供給源から希ガスをキャリアガスとしたメタンガス(CHガス)もしくはアセチレンガス(Cガス)が供給される。円環枠材4に対して蓋筒5が閉じられた状態で導入配管23から導入ガイド21に処理ガスが送られると、インナ電極13の凸状の表面部13aとアウタ電極22の凹状の内面22aの間に処理ガスが供給される。
【0024】
治具11は仕切板6を貫通する接続材(絶縁材製)25が取り付けられ、接続材25を介して通電が行われる。電源室2には電源装置26(電源手段)が設けられ、電源装置26は接続材25を介して治具11に電気的に接続されている。治具11には電源装置26により負のパルス電圧が印加される。インナ電極13の凸状の表面部13aとアウタ電極22の凹状の内面22aの間に処理ガスが供給され、治具11に負のパルス電圧が印加されることで、インナ電極13の表面部13aとアウタ電極22の内面22aの間に炭素を含むプラズマが発生する。
【0025】
図中31は操作盤であり、電源のオン・オフ、処理ガスの供給・停止等のスイッチ類が設けられている。
【0026】
インナ電極13の凸状の表面部13aには、ばね支持(引張りばね)のクリップ32がそれぞれ複数設けられ、クリップ32により、例えば、不織布製の立体マスク35(衛生装身材)の縁部が留められて装着される。クリップ32はばねで支持されているので、立体状(蛇腹状)の立体マスク35の表面が伸ばされた状態でインナ電極13の凸状の表面部13aに立体マスク35が装着される。
【0027】
インナ電極13の凸状の表面部13aに立体マスク35を装着した状態で、インナ電極13の表面部13aとアウタ電極22の内面22aの間に炭素を含むプラズマを発生させると、プラズマ雰囲気中で炭素イオン(炭素種)が立体マスク35の表面に堆積し、最大で4個の立体マスク35の表面にダイヤモンドライクカーボンが一度に成膜される。
【0028】
上述した抗菌処理装置1は、立体マスク35を販売している店舗に設置される。立体マスク35購入した人が抗菌処理を希望した場合、蓋筒5を開いて購入した立体マスク35をインナ電極13の凸状の表面部13aに装着し、電源装置26及び処理ガスの供給手段を作動させる。インナ電極13の表面部13aとアウタ電極22の内面22aの間に炭素を含むプラズマが発生し、プラズマ雰囲気中で炭素イオン(炭素種)が立体マスク35の表面に堆積して立体マスク35の表面にダイヤモンドライクカーボンが成膜され、抗菌処理が施される。
【0029】
これにより、立体マスク35を購入した人が希望する場合、購入した立体マスク35をその場で容易に抗菌処理することができる。従って、高度な抗菌性が求められている場合等、抗菌処理が必要な時に、ダイヤモンドライクカーボン膜を立体マスク35にコーティングすることができ、購入した店舗で必要に応じて任意に抗菌処理を施すことが可能になる。つまり、立体マスク35を入手する店舗に抗菌処理装置1を設置することで、使い捨てのマスクであっても、入手した後に高度な抗菌処理を手軽に、しかも、任意に施すことができる。
【0030】
また、インナ電極13の表面部13aは凸状の3次元形状とされ、ばね支持(引張りばね)のクリップ32で立体マスク35がインナ電極13に装着されるので、形状が3次元の立体マスク35であっても、表面を伸ばした状態で装着することができる。また、大きさや立体の形態に拘わらず表面を伸ばした状態で装着することができる。
【0031】
インナ電極及びアウタ電極は取り外し自在に複数対設けられ、マスク(衛生装身材)の形状に応じたインナ電極及びアウタ電極の対がそれぞれ取り付けられる。
【0032】
図6、図7に基づいて異なる形状のインナ電極及びアウタ電極を取り付けた場合を説明する。
【0033】
図6(a)には他の形状のインナ電極の外観、図6(b)には他の形状のアウタ電極の外観を示してある。また、図7には種類の異なるインナ電極及びアウタ電極が取り付けられた抗菌処理装置の全体を表す外観を示してあり、図7(a)は蓋が開いている状態、図7(b)は蓋が閉じている状態である。尚、図1から図5に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
【0034】
治具11の4箇所の取付け面のうちの2箇所の取付け面に、インナ電極13に代えて、平板状の表面部16aを有するインナ電極16がボルトで取り付けられている。また、インナ電極16に対応した2箇所の部位における蓋筒5の内側に、アウタ電極22に代えて、平板状の内面28aを有する円盤状のアウタ電極28が取り付けられている。
【0035】
蓋筒5が閉じられた場合、アウタ電極28の内面28aは、インナ電極16の表面部16aに対して隙間をあけて平行に配される状態にされる。アウタ電極28は導入ガイド29を介して導入配管23(図4参照)に接続され、インナ電極16の表面部16aとアウタ電極28の内面28aとの対向空間に処理ガスが供給される。
【0036】
インナ電極16の表面部16aには、ばね支持(引張りばね)のクリップ32がそれぞれ複数設けられ、クリップ32により平面マスク36(衛生装身材)の縁部が留められて装着される。クリップ32はばねで支持されているので、平面状の平面マスク36の表面を均一に伸ばされた状態でインナ電極16の表面部16aに平面マスク36が装着される。
【0037】
つまり、一つの抗菌処理装置1に対して立体マスク35と平面マスク36の2種類のマスクを装着することができる。
【0038】
インナ電極13の凸状の表面部13aに立体マスク35を装着すると共に、インナ電極16の表面部16aに平面マスクを装着した状態で、インナ電極13の表面部13aとアウタ電極22の内面22aの間、及び、インナ電極16の表面部16aとアウタ電極28の内面28aの間に炭素を含むプラズマを発生させると、プラズマ雰囲気中で炭素イオン(炭素種)が立体マスク35及び平面マスク36の表面に堆積し、立体マスク35及び平面マスク36の2種類のマスクの表面にダイヤモンドライクカーボンが一度に成膜される。
【0039】
これにより、立体マスク35や平面マスク36を購入した人が希望する場合、購入したマスクの形状に拘わらずマスクをその場で容易に抗菌処理することができる。マスクの形状に応じてインナ電極及びアウタ電極を取り付けることで、種々の形状のマスクに対する抗菌処理に適用することができる。
【0040】
尚、上述した実施例では、抗菌処理装置1を店舗に設置することを想定して説明したが、医療施設や学校等の公共施設等に設置することができる。また、衛生装身材としてマスクを例に挙げて説明したが、眼帯やサポータ、簡易包帯、生理用品等の衛生装身材の抗菌処理に適用することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は、衛生装身材、例えば、マスクの抗菌処理装置の産業分野で利用することができる。
【符号の説明】
【0042】
1 抗菌処理装置
2 電源室
3 真空室
4 円環枠材
5 蓋筒
6 仕切板
11 治具
12 取付け面
13、16 インナ電極
21、29 導入ガイド
22、28 アウタ電極
23 導入配管
25 接続材
26 電源装置
31 操作盤
32 クリップ
35 立体マスク
36 平面マスク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
真空容器に納められ表面に衛生装身材が支持されるインナ電極と、
前記真空容器に納められ前記インナ電極の表面形状に倣う形状の内面を有するアウタ電極と、
前記インナ電極の表面と前記アウタ電極の内面との対向部位に炭素を含む処理ガスを供給する処理ガス供給手段と、
前記インナ電極に負電圧を印加することで前記インナ電極と前記アウタ電極の対向部位で炭素種が解離された雰囲気を形成して前記衛生装身材にダイヤモンドライクカーボンを成膜する電源手段とを備えた
ことを特徴とする衛生装身材の抗菌処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の衛生装身材の抗菌処理装置において、
前記インナ電極の表面は凸状の3次元形状とされると共に、前記アウタ電極の内面は凹状の3次元形状とされている
ことを特徴とする衛生装身材の抗菌処理装置。
【請求項3】
請求項1もしくは請求項2に記載の衛生装身材の抗菌処理装置において、
前記真空容器の本体部には前記電源手段から通電される本体治具が設けられ、前記本体治具に前記インナ電極が接続され、
前記真空容器には開閉自在の蓋部材が設けられ、前記蓋部材の内側に前記アウタ電極が取り付けられ、前記蓋部材の前記アウタ電極が取り付けられた部位に前記処理ガス供給手段が設けられ、前記本体部に対して前記蓋部材が閉じられた際に前記インナ電極の表面と前記アウタ電極の内面とが所定の対向状態にされて間に処理ガスが供給される
ことを特徴とする衛生装身材の抗菌処理装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の衛生装身材の抗菌処理装置において、
前記インナ電極及び前記アウタ電極は取り外し自在に複数対設けられ、衛生装身材の形状に応じた前記インナ電極及び前記アウタ電極の対がそれぞれ取り付けられる
ことを特徴とする衛生装身材の抗菌処理装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の衛生装身材の抗菌処理装置において、
前記衛生装身材はマスクである
ことを特徴とする衛生装身材の抗菌処理装置。







【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−218289(P2011−218289A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−89895(P2010−89895)
【出願日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【出願人】(591173235)セントラル技研工業株式会社 (2)
【Fターム(参考)】