説明

装置管理システム内における管理ノードの指定

本発明は、第1装置、および、第1装置を管理する第2装置を有するシステム内において装置管理に使用する管理ノードに関する情報を指定する方法に関する。この方法によれば、装置管理に使用される管理ノードに関する情報の少なくとも一部が第1装置内において指定されることに応答して、第1装置によって指定された管理ノード情報の少なくとも一部が第1装置から第2装置に伝送される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装置管理システム内の装置管理に使用する管理ノードの指定に関するものである。
【背景技術】
【0002】
移動局などのデータ処理装置が益々複雑化するのに伴って、装置管理の重要性が増している。装置は、インターネットアクセスポイントに関係するものなど、様々な異なる設定を必要とし、これをユーザーが手動で設定するのは困難である。この問題やその他の問題を解決するように、装置管理ソリューションが既に提供されており、これにより、例えば、企業データシステムの管理者やテレオペレータは、装置内の適切な構成を設定可能である。一般に、装置管理とは、例えば、設定や装置が使用するプロトコルを変更することにより、装置の外部から装置の構成を変更可能な方法を意味している。装置にのみ関係する設定に加え、例えば、ユーザープロファイル、ロゴ、着信音、並びに、ユーザーが装置設定を個人的なものに変更可能なメニューなどのユーザー固有のデータを送信することも可能である。或いは、その代わりに、このような変更を装置管理との関連で自動的に実行することもできる。
【0003】
装置管理規格の1つが、OMA(Open Mobile Alliance)装置管理であり、これは、部分的にSyncMLプロトコルに基づいている。OMA装置管理は、クライアントプロビジョニング技術であるOMA CPをも有しており、この場合には、プロビジョニング技術を使用して構成がクライアント装置に伝送される。一方、SyncML技術に基づいた装置管理(OMA DM)は、双方向技術である。例えば、PC(Personal Computer)が、装置管理サーバとして機能可能であり、移動局が、装置管理クライアントとして機能可能である。装置管理の観点においては、セッションにおいてクライアントとして機能するクライアント装置は、装置管理を実行する管理サーバに対して自分自身に関する情報をセッション初期化メッセージ内において送信し、これに対して、管理サーバは、その独自の情報と共にサーバ管理コマンドを送信することにより、回答する。クライアント装置は、これらに対して状態情報によって回答し、その後、サーバは、セッションを終了するか、或いは、更なる装置管理コマンドを送信可能である。サーバが更なる管理コマンドを送信した場合には、クライアント装置は、状態情報により、これらに対して回答しなければならない。状態情報を受信した後に、サーバは常にセッションを終了可能であり、或いは、更なる装置管理コマンドを伝送することにより、セッションを継続することもできる。まず、ユーザーが更新を所望するものに関する質問をユーザーに送信した後に、ユーザーの選択肢に関する情報がサーバに送信されるように、装置管理を実装することも可能である。この後に、サーバは、ユーザーが所望している更新/動作を次のパケット内において伝送可能である。
【0004】
クライアント装置内においては、管理対象の事物は、管理オブジェクトとして構成される。管理オブジェクトとは、管理サーバの管理コマンドによって管理可能なクライアント装置内のエンティティのことである。例えば、管理オブジェクトは、背景画像やスクリーンセーバなどの図や大きなエンティティであってよい。管理オブジェクトの少なくとも一部は、ある程度、標準化されており、OMA装置管理規格には、現在、3つの標準化された管理オブジェクトが含まれている。
【0005】
OMA装置管理においては、管理オブジェクトは、ツリーの形態で、すなわち、図1に示されている管理ツリーとして構成されている。管理ツリーは、ノードから形成されており、管理オブジェクトは、この管理ツリーに対するサブツリーであって、1つまたは複数のノードから形成可能である。以下において、処理の対象となるのは、管理オブジェクトを形成しているノードである。ノードは、単一のパラメータ、サブツリー、またはデータのコレクションであってよい。例えば、「ベンダ」というノードは、「スクリーンセーバ」と「着信音」という子ノードを具備しているため、内部ノードである。「スクリーンセーバ」というノードは、子ノードを具備していないため、リーフノードである。「着信音」というノードも、子ノードを具備しているため、内部ノードである。ノードのコンテンツは、別のノードをアドレス指定しているリンクであってもよい。それぞれのノードは、URI(Uniform Resource Identifier)によってアドレス指定可能である。ノードのURIは、ルートである「/」から始まっており、ツリー内を辿ることに伴って、分離符号として「/」を使用して以前のノードにそれぞれのノードの名前が追加されて形成される。例えば、「着信音(Ringing Tone)」というノードは、URL識別子「/Vendor/Ringing Tone/」によってアドレス指定可能である。ノードは、永久的なものであっても、或いは、動的なものであってもよい。動的ノードは、クライアント装置または管理サーバから追加可能である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
管理サーバとクライアント装置の両方において管理ツリー内に含まれている情報を利用できるように、管理ツリー内において、(アドレスとして機能する)名前を新しい動的ノードに割り当てなければならない。管理ツリーに追加するノードの名前をクライアント装置内において選択した場合に、同一の名前が管理サーバ内のノードについても設定されていなければ、管理サーバが付与する管理コマンドを実行することはできない。特に、クライアントプロビジョニング技術を利用している装置内においては、ブートストラップメッセージ内に含まれているノードは、なんらかの方法で、管理ツリー内において構成しなければならず、このように必ずしもノードを保存できないに場合にも、通常は、少なくともノードの名前をクライアント装置内において指定しなければならない。このため、いくつかのケースにおいては、クライアント装置が管理ツリーを変更しなければならない。OMA仕様「SyncML Device Management Tree and Description」(バージョン1.1.1、2002年10月2日、48頁、第7章)に示されているように、管理サーバは、管理ツリーの一部をクライアント装置に対して要求し、クライアント装置は、管理サーバが要求している管理ツリーの部分を伝送することにより、回答する。しかしながら、管理サーバは、管理ツリーがクライアント装置内において変更された場合に、管理ツリーを要求する能力を必ずしも有しているわけではない。又、管理サーバの要求に対して回答できないように、クライアント装置が管理ツリーを変更している場合も存在しよう(要求された部分が存在しなかったり、或いは、それが別の名前を具備しているため)。
【0007】
本発明の目的は、前述の問題点を回避または軽減できるように、管理ノードの仕様を改善することにある。これらの本発明の目的は、独立請求項に提示されている内容を特徴とする方法、装置管理システム、データ処理装置、およびコンピュータプログラムプロダクトによって実現可能である。本発明の好適な実施例は、従属請求項に記述されている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、装置管理に使用される管理ノードに関する情報の少なくとも一部が第1装置内において指定されることに応答して、第1装置によって指定された管理ノード情報の少なくとも一部が第1装置から第2装置に伝送される。管理ノードとは、例えば、インターネットアクセスポイントの設定など、一般に、装置管理に関係し、且つ、第三者によって構成することが可能なエンティティを意味しており、OMA装置管理のノードに限定されるものではない。管理ノードは、管理構造として編成可能である。管理構造は、管理ノードを含む任意の形態の構造であってよく、ツリー形態のOMA装置管理ツリーに限定されるものではない。第1装置内における管理ノードの指定とは、例えば、管理ノードの場所や名前などのノード情報の少なくとも一部分を第1装置内において決定することを意味している。第1装置によって指定される管理ノード情報の一部は、例えば、ブートストラップ情報を含むメッセージなどの第2装置から受信した管理コマンドに基づいたものであってよいことに留意されたい。
【0009】
本発明によるソリューションの利点は、少なくとも変更済みの管理ノードに関する情報を、例えば、OMA装置管理のクライアント装置として機能する装置などの第1装置から自動的に伝送可能であるという点にある。従って、例えば、OMA装置管理の管理サーバなどの第2装置は、第1装置の管理構造とそのノードのプロパティを別個に要求する必要がなく、この結果、要求に関係する問題を回避することができる。又、本発明によれば、変更に関する情報を第2装置に伝送可能であるため、第1装置は、第2装置が変更済みのノードを管理できるようにしつつ、ノードを独立的に変更可能である。
【0010】
本発明の実施例によれば、管理ノードに関する情報の指定および伝送は、第2装置から受信した管理メッセージに応答して実行される。これにより、第2装置は、第1装置内において実行された変更に関する情報を迅速に受信することになり、従って、第1装置の管理ノードに関する正しい管理情報を具備している。
【0011】
本発明の第2の実施例によれば、第1装置から第2装置に伝送される管理ノード情報は、管理構造内の管理ノードの少なくとも名前を有している。OMA装置管理ノードにおいては、例えば、名前またはその他の情報を使用し、対象のノードをアドレス指定しており、この結果、この実施例によれば、第1装置は、所望の方法でノードを命名し、または、それらにその他の識別情報を付与可能であり、且つ、第2装置は、依然として、正しい方式でノードをアドレス指定可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、添付の図面を参照し、いくつかの実施例との関連で本発明についてさらに詳細に説明する。
【実施例】
【0013】
以下、OMA装置管理をサポートするシステム内における本発明の実施例について説明する。但し、本発明は、装置管理ノードに関する情報をクライアント装置内において指定可能な任意の装置管理システムに適用可能であることに留意されたい。
【0014】
図2は、ネットワークシステムを示している。ネットワークサーバまたはPCが、通常、サーバSとして機能する。TEは、通常、移動局、PC、ラップトップコンピュータ、またはPDA(Personal Digital Assitant)装置である。以下の実施例においては、装置管理の観点から、端末TEがクライアント装置として機能し、サーバSが管理サーバとして機能することを前提としている。サーバSは、いくつかのクライアント装置TEを管理可能である。
【0015】
図2には、2つの例が示されており、この第1の例においては、クライアント装置TEと管理サーバSがローカルエリアネットワークLANに接続されている。ネットワークLANに接続されたクライアント装置TEは、例えば、ネットワークLAN内の装置と通信するように、データ伝送を制御するネットワークインターフェイスカードまたはソフトウェアなどの機能を有している。ローカルエリアネットワークLANは、任意のタイプのローカルエリアネットワークであってよく、TEは、通常、ファイアウォールFWを使用することにより、インターネットを介して、サーバSと通信することも可能である。又、端末TEは、アクセスポイントAPを介してローカルエリアネットワークLANに無線接続することも可能である。
【0016】
第2の例においては、端末TEは、モバイルネットワークMNWを介してサーバSと通信している。ネットワークMNWに接続された端末TEは、ネットワークMNWと無線通信するための移動局機能を有している。又、モバイルネットワークMNWとサーバSの間には、ローカルエリアネットワークLANなどのその他のネットワークも存在可能である。モバイルネットワークMNWは、例えば、GSMサービスをサポートするネットワーク、GPRS(General Packet Radio Service)サービスをサポートするネットワーク、第3世代モバイルネットワーク(例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のネットワーク仕様に準拠したネットワーク)、無線ローカルエリアネットワークWLAN、プライベートネットワーク、またはネットワークの組み合わせなどの任意の既知の無線ネットワークであってよい。多くのモバイルネットワークにおいて、トランスポートレイヤの重要なサービスは、WAPであり、これには、WSP(Wireless Session Protocol)レイヤが含まれており、これにより、クライアント装置TEおよびサーバS内のトランスポートサービスによって装置管理アプリケーションレイヤを提供可能である。この場合には、システムは、少なくとも1つのWAPゲートウェアと、恐らくは、1つまたは複数のWAPプロキシを有している。WAPは、HTTPやOBEX規格などのいくつかの下位レイヤの伝送技法をサポートしている。下位レイヤの伝送技法は、基礎となっているモバイルネットワークMNWのプロパティに応じて、回線交換またはパケット交換データ伝送或いはSMSベースの伝送に類似した方法で使用可能である。前述の例におけるものに加え、その他のネットワーク要素を伴うことなく有線または無線接続を直接使用することにより、TEとサーバS間の管理接続などのその他の装置管理構成を実現することも可能である。
【0017】
図3に示されているように、端末TEとサーバSは、メモリMEM、SMEM;ユーザーインターフェイスUI、SUI;データ伝送を準備するためのI/O手段I/O、SI/O;および1つまたは複数のプロセッサを有する中央処理装置CPUを有している。メモリMEM、SMEMは、保持対象の制御アプリケーションおよびその他のデータを保存するための中央処理装置CPU、SCPUの不揮発性部分と、一時的なデータ処理に使用する揮発性部分と、から構成されている。管理オブジェクトは、TEのメモリMEM内に保存されており、サーバSのメモリSMEM内に、それらの構造について、管理ツリーが維持されている。OMA装置管理規格に応じてクライアント装置として機能するTEは、クライアント装置内の管理セッションに関係する機能の責任を担うクライアントエージェントCAを有している。管理サーバとして機能する装置Sは、管理セッションを担当するサーバエージェントSAまたはサーバマスタSMを有している。クライアントエージェントCAは、メモリMEM内に保存されているコンピュータプログラムコードをCPU内において実行することによって実装可能であり、SAは、メモリSMEM内に保存されているコンピュータプログラムコードをSCPU内において実行することによって実装可能である。前述のように、TEおよびSは、管理サーバ、および/または、クライアント装置として機能可能である。従って、例えば、端末TEは、サーバエージェントSAの機能の少なくとも一部分を有することも可能であり、この場合には、これが、端末TEと同期した状態で管理サーバとして機能可能である。同様に、中央処理装置CPU、SCPU内において実行されるコンピュータプログラムコードにより、管理ノードの指定とこれに関する通知に関係する本発明による手段を端末TEおよびサーバSに実装させることも可能である。これらの本発明による手段のいくつかの実施例が、図4および図5との関連で示されている。コンピュータプログラムは、例えば、PCのハードディスクやCD−ROM上などの任意のメモリ手段内に保存可能であり、これらのメモリ手段から、これらを実行するメモリMEM、SMEM内に読み込むことができる。又、コンピュータプログラムは、例えば、TCP/IPプロトコルスタックを使用し、ネットワークを介して読み込むことも可能である。又、ハードウェアソリューションまたはハードウェアおよびソフトウェアソリューションの組み合わせを使用し、本発明による手段を実装することも可能である。装置記述を有するデータ構造をデータ伝送ネットワークを介してサーバSに伝送し、サーバSのメモリ内に保存可能である。
【0018】
図4aおよび図4bは、装置管理ツリーを更新する本発明による方法を示している。図4aは、端末TEなどのクライアント装置内、より具体的には、これが具備するクライアントエージェントCA内に実装される機能を示している。段階400において、クライアント装置内において(管理)ノードを指定、すなわち、クライアント装置内において、ノードプロパティの少なくとも一部を独立的に指定する。このノードは、管理ツリー内の任意の動的ノードであってよい。この段階400に進むことができるのは、まったく新しい管理ツリーが生成されるか、新しいノードが管理ツリーに追加されるか、または管理ツリーが既に具備しているノードが変更された場合である。一実施例によれば、段階400は、クライアント装置が少なくとも1つのノードの名前を指定しなければならない場合に、装置管理情報を有するメッセージを受信した直後に実行される。このメッセージは、例えば、OMA装置管理メッセージなどの装置管理情報を有する任意のプロビジョニングメッセージであってよい。ブートストラップメッセージもプロビジョニングメッセージの1つであり、装置の初期プロビジョニングの際に使用される。又、ユーザーが1つまたは複数のノードのプロパティを指定することも可能である。ユーザーは、例えば、ディレクトリ構造を変更するか、または、設定を収容しているファイルの名前を変更することにより、管理ツリーを変更可能である。
【0019】
段階401において、指定されたノードによって管理ツリーを更新する。これは、ノードに関する情報の変更、或いは、新しい内部ノードまたはリーフノードを指定するデータ構造の追加とその内部におけるアクセス制御の準備を意味している。この後に、クライアント装置は、後で(例えば、装置管理セッション内において)、この変更済みの管理ツリーを使用する。段階402において、クライアント装置内において指定された少なくともノード情報を少なくとも1つの管理サーバに伝送する(以下においては、この情報をプロパティ情報(property information)と呼ぶ)。プロパティ情報は、この特定のノードに関係する管理コマンドを受信した先である同一の管理サーバ、および/または、1つまたは複数のその他の管理サーバに伝送可能であることに留意されたい。一実施例によれば、ノード変更に関する情報は、ノードのACL(Access Control List)内に指定されている管理サーバに伝送される。この情報を伝送するための様々な選択肢については後述する。ノードが生成された直後、またはノードがクライアント装置によって変更された直後、或いは、後の段階(例えば、装置管理セッションを確立する前)において実行されるチェックに基づいて、段階402を実行するように、クライアント装置を構成することが可能であることに留意されたい。段階402においては、クライアント装置によって指定されたノード、または、場合によっては、すべての管理ツリーのノードに関係するすべての情報を伝送可能である。
【0020】
一方、図4bは、管理サーバ内において実行される機能を示している。段階410において、少なくとも1つのノードに関するプロパティ情報(すなわち、少なくともクライアント装置が指定したノードのプロパティ情報)をクライアントサーバから受信する。管理サーバは、メッセージ内に含まれている情報に応じて、クライアント装置から受信したメッセージに基づいて、クライアント装置の管理情報に対して実行された変更、および/または、追加を指定するように構成されている。段階411において、管理サーバは、受信したノードプロパティ情報に基づいて、クライアント固有の管理情報を更新、および/または、追加する(この場合には、クライアント装置の管理ツリーに対応した情報を指定する)。そして、後程、クライアント装置の管理を要する際に(特に、段階411において変更されたノードをアドレス指定する必要がある場合に)、この更新済みの管理情報に応じて、クライアント装置に伝送する管理コマンドを形成する412。
【0021】
一実施例によれば、クライアント装置内において指定され、管理サーバに対して伝送されるプロパティ情報は、ノード名を有している。ノードは、子ノードを具備可能であるため、クライアント装置内において指定された前述のすべての情報の少なくともルートノードに最も近いノードの名前は、伝送されるが、子ノードに関する情報は、必ずしも伝送されない。OMA装置管理においては、ノード名を使用して管理ツリー内のノードをアドレス指定しているため、クライアント装置によって指定された名前に従ってアドレッシングを実行可能である。クライアント装置内においては、クライアント装置の実装に適した(例えば、長さと、使用する文字に関する)方式で、ノードを命名可能であり、管理サーバも、必要に応じて、例えば、ノードをアドレス指定し、ネットワーク設定を更新可能である。この実施例によれば、例えば、装置管理に関係する情報のフォルダ構造を指定可能であり、少なくとも変更済みのノード名に関する情報を管理サーバに送信可能であり、次いで、管理サーバが、これらの変更を保存する。
【0022】
一実施例においては、ノード名(これは、通常、管理サーバから受信する)は、クライアント装置内においては変更されず、管理サーバには未知の場所に配置される。従って、ノード(並びに、従って、その子ノード)の場所に関する情報を、例えば、LocURL要素を使用し、管理サーバに伝送している。この実施例によれば、クライアント装置は、所望の場所に管理オブジェクトを配置可能であり、ノードの場所が、管理サーバの管理データ内において、クライアント装置から受信した場所情報に従って更新される。
【0023】
一実施例によれば、参照情報をクライアント装置から管理サーバに伝送している。この参照情報は、例えば、クライアント装置に追加されたノードが別のノードを参照する際に生成可能である。
【0024】
クライアント装置は、任意のノードプロパティ情報を伝送するように構成することが可能であり、この場合には、管理サーバは、自身が維持している管理ツリーを更新するように構成されている。OMA装置管理に準拠したその他のノードプロパティについては、OMA仕様「SyncML Device Management Tree and Description」(バージョン1.1.1、2002年10月2日、48頁)に記述されている。
【0025】
ノードプロパティ情報は、クライアント装置内において指定および保存しているフォーマットで伝送する必要はなく、その他のタイプのデータ表現も使用可能であり、管理サーバは、これに基づいて、管理ツリーに対してクライアント装置が実行した変更を指定するように構成されていることに留意されたい。プロパティ情報を有するメッセージは、クライアント装置および管理サーバによって適用される基準やデータ圧縮法を利用可能である(例えば、ハッシュコーディングなど)。変更済みの情報のみをメッセージ内において送信し、その他の情報は変更されていないことを通知可能である。
【0026】
前述のOMA装置管理仕様「SyncML Device Management Tree and Description」(第8章)に提示されているように、様々なベンダが、DDF(Device Description Framework)またはモデルの標準化されたDTD(Document Type Description)を使用し、管理サーバの装置記述を生成可能であり、この装置記述には、装置固有のプロパティ情報が含まれている。装置記述のDTDモデルは、装置ベンダが対象の装置タイプのプロパティを指定可能な(従って、装置記述を生成可能な)XML要素を指定している。この装置記述に基づいて、管理サーバは、装置管理クライアントとして機能している別の装置に対して管理コマンドを伝送する能力を有している。装置記述においては、特に、管理対象のオブジェクトの一部のためのクライアント装置の外部ソフトウェア構造を指定可能である。一実施例においては、例えば、現在の装置記述を逸脱した変更が管理ツリーに対して加えられた場合に、装置記述内の情報の1つまたは複数の部分をクライアント装置内において変更可能である。この変更に関する情報は、装置記述を更新する管理サーバにも伝送可能である。或いは、この代わりに、例えば、RDF(Resource Description Framework)、CC/PP(Composite Capability/Preference Profiles)、CIM(Common Information Model)、GUP(Generic User Profile)、XMLスキーマ、およびUML(Unified Modelling Language)を含むその他の記述フレームワーク、および/または、記述モデルを使用することとも可能である。
【0027】
一実施例によれば、ブートストラッププロセスと関連し、第1装置内において、少なくとも1つのノードを指定している。ブートストラッププロセスは、例えば、管理サーバから伝送されたプロビジョニングメッセージに基づいて起動可能であり、この場合には、メッセージによって指定された構成がクライアント装置内にインストールされる。一例が、OMA装置管理のブートストラッププレーンプロファイルであり、この場合には、管理セッションの起動に必要な設定がクライアント装置に提供される。別の例は、OMA装置管理のWAPブートストラッププロセスの実行である。装置管理と関係する単方向のプロビジョニングメッセージに伴う一般的な問題点は、後から管理サーバが設定を変更できないように、クライアント装置内において、設定を命名し、または、その他の方法で変更しなければならないという点にある。例えば、OMA CP(OMA Client Provisioning)技術によって伝送された設定は、管理ツリーを直接参照せず、管理ツリーの少なくとも一部をクライアント装置によって別個に命名しなければならない。しかしながら、前述の方法によれば、少なくともクライアント装置が変更したノードのプロパティ情報を管理サーバに伝送可能である。特に、クライアント装置が変更した名前情報を管理サーバに伝送可能である。ブートストラッププロセスにおいて変更されたノードに関するプロパティ情報は、受信したプロビジョニングメッセージに対する回答として、或いは、後で、OMA装置管理仕様に応じた装置管理セッションの確立に関係するメッセージ内において、伝送可能である。この後に、管理サーバおよびクライアント装置は、双方向装置管理セッションの使用に進むことができる。すなわち、これにより、OMA CP(OMA Client Provisiong)技術などの単方向のプロビジョニング技術と、OMA DM(OMA Device Management)技術などの双方向の装置管理技術の広範で共通的な使用が可能となる。
【0028】
一実施例によれば、第1装置内において指定された少なくとも1つのノードに関する情報は、装置管理セッションの確立メッセージ内において第2装置に伝送される。図5aを参照すれば、OMA装置管理のクライアント装置として機能する端末TEは、少なくとも自身が指定したノード情報を有する管理パケットを、クライアント初期化パッケージ#1を使用し、管理サーバとして機能するサーバSに対して伝送するように構成されている501。クライアント初期化パッケージは、ALERTコマンドを含むことが可能であり、この場合には、サーバSは、ALERTコマンド内においてノードについて指定されている情報を自身のメモリに追加するように構成されている。或いは、クライアント初期化パッケージは、REPLACEコマンドを有することも可能であり、この場合には、サーバSは、REPLACEコマンド内において指定されている情報により、パッケージ内の以前のノードに関する情報を置換するように構成されている501。この後に、管理セッションを継続可能であり、サーバSは、サーバ初期化パッケージ#2を伝送可能であり502、これは、管理コマンドおよび管理データを有することができる。本プロセスは、さらに、パッケージ#3および#4によって実行可能である(503、504)。従って、サーバSと端末TE間において、装置管理プロトコルのメカニズムとこれについて指定されたメッセージを利用可能である。OMA装置管理プロトコルのより詳細な説明に関し、本引用により、OMA仕様「SyncML Device Management Protocol」(バージョン1.1.1;2002年10月2日、39頁)が本明細書に包含される。
【0029】
以下は、クライアント装置がALERTコマンドを指定している模範的なクライアント初期化パッケージ#1を示しており、このアイテム要素内には、クライアント装置によってノードに指定された名前が指定されている。この例におけるその他の要素は、OMA仕様によって記述されている。
【0030】
【数1】

【0031】
以下は、クライアント装置がREPLACEコマンドを指定している第2の模範的なクライアント初期化パッケージ#1を示しており、このアイテム要素内には、クライアント装置によってノードについて指定された名前が指定されている。この例においては、新しいパラメータ「Srvlnd」がDevInfo要素に追加されており、新しい名前(クライアント装置によって指定されたもの)を動的ノード用に保存しなければならないことを管理サーバに対して通知している。
【0032】
【数2】

【0033】
以下は、クライアント装置がREPLACEコマンドを指定しているクライアント初期化パッケージ#1の更なる第3の例を示しており、このLocURI要素内において、「7」は、クライアント装置がノードに対して指定した名前を示している。
【0034】
【数3】

【0035】
前述の実施例から逸脱して完全に新しいメッセージを指定し、これを使用して、クライアントから管理サーバに対してノードに関係するプロパティ情報を伝送することも可能である。又、プロパティ情報は、装置管理セッション内において、後で伝送することも可能である(例えば、パッケージ#3など)。
【0036】
図5bは、別の実施例を示しており、この場合には、クライアント装置は、OMA CP仕様に準拠したプロビジョニングメッセージ510(OMA Client Provisioning)に対して回答メッセージ(回答インジケータ)511を生成するように構成されている。特に、クライアント装置は、プロビジョニングメッセージ510に起因し、プロビジョニングメッセージが具備している少なくとも1つのノードまたは管理ツリー内の少なくとも1つのノードを変更している場合に、回答メッセージを生成するように構成されている。メッセージ511は、プロパティ情報を伝送するためだけに適合することも可能であるが、OMA装置管理プロトコル内に既に指定されている要素を利用することも可能である。又、メッセージ511は、管理ツリーの生成に成功したことを通知し、或いは、可能なエラーを識別することもできる。
【0037】
図5aおよび図5bに示されているメッセージは、プロトコルスタック内の下位に位置する伝送メカニズムを使用して伝送可能である。図2に示されているように、管理サーバとクライアント装置間のインターフェイスは様々なものであってよい。通常の場合には、PLMNネットワークオペレータが管理サーバを具備しており、この結果、管理サーバとクライアント装置間のデータ伝送は、PLMNネットワークと、これが提供するデータ伝送サービスを利用して実装される。プロパティ情報は、例えば、ショートメッセージ(SMS:Short Message Service)を使用することにより、伝送可能であり、これらは短いテキストベースの情報を伝送するのに非常に適している。別の実施例によれば、クライアント装置は、既定のアドレス(例えば、管理サーバがクライアント装置のために予約したURL識別子)に対してHTTP接続をオープンし、プロパティ情報を、HTTP接続を介して伝送可能である。この場合には、例えば、CGI(Common Gateway Interface)スクリプトを利用可能である。
【0038】
前述の実施例を組み合わせとして適用することも可能であることに留意されたい。一例を挙げれば、図5aに提示されているプロパティ情報を有する初期化パッケージ501は、OMA CP仕様に応じたプロビジョニングメッセージに応答して伝送可能である。
【0039】
一実施例によれば、そのプロパティ情報がクライアント装置内において指定されているノードは、既定の時間インターバル、または別のチェック基準に基づいて、第1装置内においてチェックされる。従って、チェックルーチンをクライアント装置内において実行することにより、例えば、管理サーバから以前に受信しクライアント装置内に保存されているプロビジョニングメッセージを管理ツリーのノードと比較し、違いを指定可能である。次いで、このチェック結果に基づいて、少なくとも指定されているプロパティ情報をクライアント装置から管理サーバに伝送する。この実施例によれば、ノードをクライアント装置内において指定可能であり、長期間にわたって加えられた変更に関する情報を、必要な場合にのみ、管理サーバに対して伝送可能である。或いは、この代わりに、変更されたプロパティ情報を、その変更後に即座に伝送することも可能であり、または、変更された情報を、伝送の前に、別の場所に一時的に保存することも可能である。
【0040】
一実施例によれば、ノードプロパティ情報の伝送時期を指定するように、少なくとも1つの伝送設定がクライアント装置内に設定されている。プロパティ情報は、それらのために決定された伝送設定に従って管理サーバに対して伝送される。例えば、WAPアクセス設定を有するノードに対して加えられた変更は、管理サーバに伝送されるが、着信音を指定するノードに対して加えられた変更は、管理サーバに伝送されないという伝送設定がクライアント装置内に存在可能である。又、異なるノードプロパティタイプごとに、異なる伝送設定を指定することも可能であり、例えば、ノード名の変更に関する情報を管理サーバに対して常に伝送可能である。一実施例によれば、管理サーバは、異なるノード、および/または、ノードプロパティタイプごとに、クライアント装置内において伝送設定を指定可能である。
【0041】
一実施例によれば、対象の変更済みのノード、および/または、ノードプロパティタイプについて、伝送時期が伝送設定内に指定されている。これは、例えば、そのメッセージの後に、そのメッセージの前に、または、そのメッセージの伝送の最中にプロパティ情報を伝送しなければならないメッセージを伝送設定内に指定することによって実行可能である。例えば、ノード名の変更などの装置管理に関連する変更は、サーバ初期化パッケージ(図5aのメッセージ502)の前にクライアント装置初期化メッセージ(501)内において、または、装置管理セッションを開始する前に、伝送されように構成されている。一方、クライアント装置は、装置管理に対する関係が乏しい変更されたプロパティ情報を後で(例えば、パッケージ#3内において)伝送するように構成することが可能である。さらに、別の実施例によれば、クライアント装置には、第1伝送設定に従って伝送されるプロパティ情報がその内部に指定される第1の一時データストレージと、第2伝送設定に従って伝送されるプロパティ情報がその内部に指定される第2のデータストレージと、が提供されている。クライアント装置は、第1伝送設定に従って、第1データストレージから、そして、第2伝送設定に従って、第2データストレージから、管理サーバに対してプロパティ情報を伝送するように構成されている。従って、事前に中央集中データストレージ内に変更を収集した後に、収集したすべての変更を伝送設定に従って伝送するのが容易である。
【0042】
当業者には、技術の進歩に伴って本発明の基本的な概念を複数の方法で実装可能であることが明らかであろう。従って、本発明およびその実施例は、前述の例に限定されてはおらず、請求項の範囲内において変化し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】管理ツリーを示す図である。
【図2】管理システムを示す図である。
【図3】サーバおよびクライアント装置を示す図である。
【図4a】本発明に係る実施例による方法を示す図である。
【図4b】本発明に係る実施例による方法を示す図である。
【図5a】本発明に係るいくつかの実施例によるクライアント装置と管理サーバ間におけるデータ伝送を示すシグナリング図である。
【図5b】本発明に係るいくつかの実施例によるクライアント装置と管理サーバ間におけるデータ伝送を示すシグナリング図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1装置、および、前記第1装置を管理する第2装置を有するシステム内における装置管理に使用する管理ノードに関する情報を指定する方法であって、
前記第2装置から受信したメッセージに対する応答として、管理ノード情報の少なくとも一部が前記第1装置内において指定される方法において、
管理ノード情報の少なくとも一部が前記第1装置内で指定されることに応答して、前記第1装置によって指定された管理ノード情報の少なくとも一部を前記第1装置から前記第2装置に伝送することを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、
前記第1装置から受信した前記メッセージに従って、少なくとも1つの管理ノードに関する情報の少なくとも一部を前記第2装置内において指定することを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載の方法において、
前記少なくとも1つの管理ノードに関する前記情報の指定を実行し、これを前記第2装置から受信した管理メッセージに応答して伝送することを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法において、
前記第2装置から受信する前記管理メッセージは、単一方向のプロビジョニングメッセージであることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法において、
前記少なくとも1つの管理ノードに関する前記情報は、管理構造内のノードの少なくとも名前または場所を有することを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法において、
前記第1装置内において指定された前記少なくとも1つの管理ノードに関する前記情報を、装置管理セッションの確立メッセージ内において前記第2装置に伝送することを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法において、
前記少なくとも1つの管理ノードに関する前記情報の前記伝送を指定するために、少なくとも1つの伝送設定が前記第1装置内において設定され、
前記伝送設定に従って前記第2装置に対して情報を伝送することを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法において、
前記第1装置内に、第1伝送設定に従って伝送する情報がその内部に指定される第1の一時データストレージ、および、第2伝送設定に従って伝送する情報がその内部に指定される第2データストレージを構成し、
前記第1伝送設定に従って、前記第1データストレージから前記第2装置に対して情報を伝送すると共に、前記第2伝送設定に従って、前記第2データストレージから前記第2装置に対して情報を伝送することを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法において、
前記第1装置は、OMA装置管理規格に準拠したクライアント装置であり、前記第2装置は、前記OMA装置管理規格に準拠した装置管理サーバであり、そして、前記方法は、OMA装置管理ツリー内のノードの指定に適用されることを特徴とする方法。
【請求項10】
第1装置、および、前記第1装置を管理する第2装置を有する装置管理システムであって、前記第1装置は、前記第2装置から受信したメッセージに応答して、管理ノード情報の少なくとも一部を指定するように構成された装置管理システムにおいて、
前記第1装置は、管理ノード情報の少なくとも一部が前記第1装置内において指定されるのに応答として、前記第1装置によって指定された管理ノード情報の少なくとも一部を前記第2装置に対して伝送するように構成されることを特徴とする装置管理システム。
【請求項11】
装置管理においてクライアント装置として機能し、且つ、管理サーバから受信したメッセージに応答して、少なくとも1つの管理ノードに関する情報を指定するように構成されたデータ処理装置であって、
前記データ処理装置は、少なくとも1つの管理ノードに関する情報が前記データ処理装置内において指定されるのに応答して、前記データ処理装置によって指定された前記少なくとも1つの管理ノードに関する情報を管理サーバに対して伝送するように構成されることを特徴とするデータ処理装置。
【請求項12】
請求項11に記載のデータ処理装置において、
前記データ処理装置は、前記少なくとも1つの管理ノードに関する情報を指定し、これを前記管理サーバから受信した管理メッセージに応答して伝送するように構成されることを特徴とするデータ処理装置。
【請求項13】
請求項11または12に記載のデータ処理装置において、
前記少なくとも1つの管理ノードに関する前記情報は、管理構造内のノードの少なくとも名前と場所を有することを特徴とするデータ処理装置。
【請求項14】
請求項11〜13のいずれか1項に記載のデータ処理装置において、
前記データ処理装置は、前記データ処理装置内において指定された前記少なくとも1つの管理ノードに関する前記情報を、装置管理セッションの確立メッセージ内において前記管理サーバに対して伝送するように構成されることを特徴とするデータ処理装置。
【請求項15】
請求項11〜14のいずれか1項に記載のデータ処理装置において、
前記少なくとも1つの管理ノードに関する前記情報の前記伝送を指定するように、少なくとも1つの伝送設定が前記データ処理装置内に設定され、且つ、
前記データ処理装置は、前記伝送設定に従って情報を前記管理サーバに対して伝送するように構成されることを特徴とするデータ処理装置。
【請求項16】
請求項11〜15のいずれか1項に記載のデータ処理装置において、
前記データ処理装置は、OMA装置管理規格に準拠したクライアント装置であることを特徴とするデータ処理装置。
【請求項17】
装置管理において管理サーバとして機能するように構成されたデータ処理装置であって、
前記データ処理装置は、前記データ処理装置から受信したメッセージに応答してクライアント装置によって指定された少なくとも1つの管理ノードに関する情報の少なくとも一部を、前記クライアント装置から受信したメッセージからチェックするように構成され、
前記データ処理装置は、前記チェック結果に基づいて、前記データ処理装置内において維持されている管理情報を更新するように構成されることを特徴とするデータ処理装置。
【請求項18】
データ処理装置のメモリに読み込み可能なコンピュータプログラムプロダクトであって、
前記コンピュータプログラムプロダクトは、装置管理においてクライアント装置として構成された前記データ処理装置のプロセッサにおいて実行された際に、前記データ処理装置が、
前記データ処理装置が少なくとも1つの管理ノードに関する情報を指定するのに応答して、前記管理サーバから受信したメッセージに対する応答として前記データ処理装置内において指定された前記少なくとも1つの管理ノードに関する前記情報を前記管理サーバに伝送するコンピュータプログラムコードを備えることを特徴とするコンピュータプログラムプロダクト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図5a】
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【図5b】
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【公表番号】特表2007−525870(P2007−525870A)
【公表日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−518245(P2006−518245)
【出願日】平成16年6月10日(2004.6.10)
【国際出願番号】PCT/FI2004/000361
【国際公開番号】WO2005/004395
【国際公開日】平成17年1月13日(2005.1.13)
【出願人】(398012616)ノキア コーポレイション (1,359)
【Fターム(参考)】