説明

車載用電子装置

【課題】 適切なタイミングでユーザに道路形状の変更等の地図データの更新情報を伝えることができる「車載用電子装置」を提供する。
【解決手段】 ナビゲーション装置40は、地図データを格納した地図配信サーバ10とデータ通信を可能とする通信制御部190と、ナビゲーションに必要な地図データを記憶する地図データ182と、走行中に道路形状の変更を示唆する通知をVICSセンタ50から受けたとき、地図配信サーバ10に対して当該通知に該当する地図データの更新情報を要求する要求手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、目的地までの経路を探索し、探索した経路を案内するナビゲーション装置に関し、特に、ナビゲーション装置に用いられる地図データの更新システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ナビゲーション装置は、自車の現在位置を検出し、地図データベースから自車位置周辺の地図データを読み出し、これをディスプレイに描画するとともに該地図上に車両マークを重ねて表示する。車両の移動により現在位置が変化すると、地図がスクロールし、それに併せて車両マークが移動する。
【0003】
地図データベースは、ハードディスク、DVD、あるいはCD等の記録媒体に格納されているが、時代の推移とともに道路や橋梁が新設等されるため、その内容を更新する必要がある。例えば、DVD等のディスクを1年もしくは2年の割合で交換したり、ネットワークを通じて地図配信サーバからダウンロードされた更新情報に基づき地図データの書き換えを行っている。
【0004】
また、特許文献1は、カメラで撮影された画像に基づき更新情報を作成する技術を開示している。この技術によれば、撮像された画像が予め格納されている登録情報と一致するか否かを判定し、一致していない場合には、更新情報を作成し、地図データの更新を行うものである。さらに、更新情報を通信回線を介して地図配信サーバに送信することで、地図配信サーバの地図データベースが更新され、他のナビゲーション装置から地図データの配信要求があったときに、更新された地図データを配信できるようにしている。
【0005】
【特許文献1】特開2002−243469号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の地図データの更新システムには、次のような課題がある。例えば、橋梁の架け替えなどの工事などにより道路形状が一時的に変更された場合に、適切なタイミングで道路形状の変更に対応した更新情報を取得することができない。現状では、VICSなどの道路交通情報が車線規制、工事、事故などの情報を提供するが、その時点で、道路形状がどのように変更されているのかの詳細を知ることができない。橋梁の架け替えなどは、道路形状が大きく変更していることがあり、安全運転の観点からすれば、事前に道路形状の変更をユーザに伝えていることが望ましい。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決し、適切なタイミングでユーザに道路形状の変更等の地図データの更新情報を伝えることができる、車載用電子装置および地図データの更新システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るナビゲーション機能を備えた車載用電子装置は、地図データを格納した地図データ配信装置との間でデータ通信を可能とする通信手段と、ナビゲーションに必要な地図データを記憶する地図データ記憶手段と、走行中に道路形状の変更を示唆する通知を外部から受けたとき、地図データ配信装置に対して当該通知に該当する地図データの更新情報を要求する要求手段とを有する。
【0009】
さらに本発明に係る地図データの更新システムは、上記構成の車載用電子装置と、車載用電子装置と通信手段を介して接続される地図データ配信装置とを含むものである。
【0010】
さらに本発明に係るナビゲーション装置における地図データの更新方法は、走行中に道路形状の変更を示唆する通知を外部から受けたとき、地図データ配信装置に対して当該通知に該当する地図データの更新情報を要求するステップと、当該要求に応答して地図データ配信装置から地図データの更新情報を受け取るステップとを有する。
【発明の効果】
【0011】
本発明の車載用電子装置によれば、走行中に外部から道路形状の変更を示唆する通知を受けたとき、これをトリガーにして、地図データ配信装置に対して地図データの更新情報の送信を要求するようにしたので、道路形状の変更があった場合には、速やかに道路形状の変更を表示し、かつ地図データの更新を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明に係る地図データの更新システムは、車載用ナビゲーション装置またはナビゲーションシステムと地図データ配信サーバを用いて好適に実施される。以下、図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0013】
図1は、本実施例に係る地図データの更新システムの好ましい構成を示す図である。地図データの更新システム1は、地図配信サーバ10、ネットワーク20、車両30(30−1、30−2、・・・、30−n)に搭載されたナビゲーション装置40(40−1、40−2、・・・40−n)を有している。
【0014】
地図配信サーバ10は、インターネットやLAN等のネットワーク20を介してナビゲーション装置40に接続される。地図配信サーバ10は、地図データを格納する地図データ格納部12を含み、ここに格納された地図データはネットワーク20を介してナビゲーション装置40へ配信することができる。反対に、ナビゲーション装置40において更新された地図データは、ネットワーク20を介して地図データ格納部12へアップロードすることができる。
【0015】
図2は、ナビゲーション装置40の構成を示すブロック図である。同図において、入力部100は、例えば、操作パネル、操作リモコン、ディスプレイのタッチ入力、および音声入力を含み、これらを介してユーザからの入力が演算処理部200へ伝えられる。
【0016】
位置計測部110は、人工衛星(GPS衛星)からの電波を受信し、車両の現在位置および現在方位を測定するGPS受信機、車両の移動距離を検出する車速センサ、車両の回転角度を検出する角度センサ等を含み、これらの位置情報は演算処理部200へ出力される。
【0017】
車両情報検出部120は、自車両の右左折ウインカーの点滅、パーキングブレーキのオン・オフ、ディマーライトのオン・オフの状況を検出し、これらの検出結果は演算処理部200へ出力される。
【0018】
VICS・FM多重レシーバ130は、VICS(Vehicle Information & Communication System)センタ50からアンテナを介して外部の現在の道路交通情報を逐次受信する。VICSセンタ50は、主要幹線道路や高速道路などの渋滞情報に加えて、車線規制、工事、事故などの情報を、FM多重放送(文字放送)、電波ビーコン、光ビーコンにより提供する。ナビゲーション装置では、受信した道路交通情報を、文字(レベル1)、簡易図形(レベル2)、地図(レベル3)で表示することができる。
【0019】
計時部140は、現在時刻を演算処理部200へ提供する。演算処理部200は、この時刻を基準にして、例えば目的地までの予想到着時刻を算出する。音声出力部150は、スピーカを含み、例えば、経路誘導時に交差点案内などの音声を出力する。
【0020】
表示部160は、例えば液晶ディスプレイ等を含み、そこに自車位置周辺の地図を表示したり、地図上に自車位置を示すマーク、目的地までのルート、交差点の案内表示等を表示する。
【0021】
プログラム格納170は、ナビゲーションに関するプログラム、地図データの更新に関するプログラム等を格納し、演算処理部200の動作を制御する。
【0022】
データ記憶部180は、地図データ等の大容量のデータを記憶する大容量記憶装置と、演算処理部200の処理演算データ等を一時的に記憶する演算処理用のメモリとを有する。大容量記憶装置は、好ましくは書き換え可能なハードディスクを用いるが、これ以外にも、書き込み可能なDVDや半導体メモリ等の記録媒体を用いることができる。大容量記憶装置には、全国の都道府県の地形、道路等を表示するための地図データ182が記憶される。
【0023】
地図データ182は、所定の経緯度で区切られた図葉を単位とし、各図葉の地図データには図葉番号が付与され、図葉番号を指定することで特定の図葉の地図データを読み出すことができる。各図葉の地図データには、地図表示に必要な描画データと、マップマッチングや経路探索等の処理に必要なリンクデータ(道路データ)とが含まれている。各リンクデータにはID(識別)が付与され、各リンクデータは、リンクの形状変更を補間するための補間データ、リンクの座標位置、車線、ルート探索の際に参照されるコストなどに関する情報を含んでいる。
【0024】
ナビゲーション装置40はさらに、ネットワーク20と通信するための通信制御部190を備える。通信制御部190は、無線通信機能を備えた通信モジュールを内蔵するものであっても良いし、携帯電話、PDA、パーソナルコンピュータ等の通信機能を備えた装置を接続するものであってもよい。
【0025】
次に、本実施例による地図データの更新について図3のフローチャートを参照して説明する。例えば、目的地までの誘導経路に沿って車両40が走行しているとき、VICSセンタ50からの道路交通情報を受信すると(ステップS101)、その道路交通情報がVICS・FMレシーバ130を介して演算処理部200へ供給される。
【0026】
演算処理部200は、道路交通情報を解析し、表示部160にその情報を表示させる(ステップS102)。同時に演算処理部200は、道路交通情報の中に、道路形状の変更を示唆する情報が含まれているか否かをチェックする(ステップS103)。道路形状の変更を示唆する情報とは、車線規制、工事、事故などの情報である。工事の場合には、工事箇所をバイパスするような道路が新設され道路形状が変更することがあり、また、車線規制や事故の場合には、物理的な道路形状は変更されないが、走行経路が強制的に変更されるので実質的に道路形状の変更があったものとみなされる。
【0027】
道路形状の変更を示唆する情報が含まれているとき、演算処理部200は、その情報に基づきリクエストファイルを作成する(ステップS104)。リクエストファイルは、図4に示すように、リンクデータを識別するリンクID(リンク#n、#n+1)とファイル作成時刻とを含む。ファイルに登録されるリンクIDは、道路形状の変更を示唆する通知に該当するリンクであり、以下、これを道路変更対象リンクという。例えばVICSからの道路工事情報により、図5に示すように、表示部160に工事発生箇所(図中、ハッチング)162が表示された場合、リクエストファイルには、工事発生箇所162に該当する道路、すなわちリンクIDが登録される。仮に工事発生箇所が複数のリンクIDにまたがるときは、すべてのリンクIDが道路変更対象リンクとして登録される。
【0028】
次に、演算処理部200は、通信制御部190を介して地図配信サーバ10との接続を確立し(ステップS105)、地図配信サーバに対してリクエストファイルを送信する(ステップS106)。
【0029】
地図配信サーバ10は、リクエストファイルを受信すると、道路変更対象リンクについて更新情報があるか否かを判定する(ステップS107)。地図配信サーバ10は、好ましくは、図6に示すような更新管理テーブルを有する。更新管理テーブルには、更新を行ったリンクID、更新時刻、更新情報を提供した車両、更新されたリンクデータの格納先が登録されている。地図配信サーバ10は、道路変更対象リンクが、更新管理テーブルに登録されたリンクIDに一致するか否かを比較する。一致するリンクIDがある場合には、さらに、リクエストファイルに含まれる作成時刻と更新管理テーブルの更新時刻とを比較し、一定の期間内(例えば1年以内)であるか否かを判定する。
【0030】
一定の期間内であれば、地図配信サーバ10は、リクエストファイルを送信したナビゲーション装置40に対して、道路変更対象リンクの更新情報がある旨を通知するとともに、その更新情報を送信する(ステップS108)。一方、更新管理テーブルに一致するリンクIDがないとき、または、一致するリンクIDがあってもその更新が一定期間より古いときは、地図配信サーバ10は、道路変更対象リンクの更新情報がない旨を通知する(ステップS109)。
【0031】
演算処理部200は、地図配信サーバ10から道路変更対象リンクの更新情報を受け取ると、その更新情報と地図データ182に含まれる道路変更対象リンクとを比較し、道路変更対象リンクが未更新か否かをチェックする(ステップS110)。両データが一致しない場合には、道路変更対象リンクが未更新であると判定し、演算処理部200は、受信した更新情報に基づき地図データ182の内容を更新する(ステップS111)。さらに、演算処理部200は、表示部160に表示された道路形状を更新する(ステップS112)。
【0032】
例えば図5に示すような工事発生箇所162対して、地図配信サーバ10が他の車両から既に更新情報を収集していた場合、表示部160には、更新情報に基づき、図7に示すような道路形状の変更が表示される。すなわち、工事発生箇所162が通行止となり、そこを迂回するような道路が形成されている場合には、工事発生箇所162の前後には通行止の標識166が表示され、かつ、その迂回道路164が表示される。これにより、ユーザは道路前方に単に工事発生箇所162が存在するという情報のみならず、工事によって道路形状がどのように変更したのかを事前に認識することができ、このことは安全運転への支援にもつながる。さらに、演算処理部200は、道路形状の変更をルート表示Rおよび音声にて案内するようにしてもよい。
【0033】
次に、地図配信サーバにおける更新情報の収集例について図8のフローチャートを参照して説明する。ここでは、リクエストファイルを送信したナビゲーション装置が、地図配信サーバ10から道路変更対象リンクの更新情報がない旨の通知を受けたとき(図3のステップS109)、当該ナビゲーション装置が道路変更対象リンクの更新情報を作成する例を説明する。
【0034】
地図配信サーバ10から更新情報がない旨の通知を受けたとき(ステップS201)、演算処理部200は、自車位置が道路形状の変更を示唆する箇所(例えば図5の工事発生箇所162)に到達したか否かを判定する(ステップS202)。車両がその位置へ到達したとき、演算処理部200は、位置計測部110からの計測データに基づき、自車位置が道路(リンクデータ)から一定の距離だけ離脱したか、換言すればオフロード走行であるか否かを判定する(ステップS203)。オフロード走行の場合にはさらに、車両の速度が一定以上であるか否かを判定する(ステップS204)。オフロード走行を一定以上の車速で走行するということは、実際に道路が存在し、その道路が地図データに登録されていないものと考えられる。
【0035】
演算処理部200は、オフロード走行が一定の速度で行われると、位置計測部110からの計測データに基づき車両の走行軌跡データを蓄積する(ステップS205)。走行軌跡データの蓄積は、自車位置が地図データに含まれるリンクデータに再びマップマッチングされるまで行われる。換言すれば、オンロード走行になるまで行われる(ステップS206)。オンロード走行に至ったとき走行軌跡データの蓄積が停止される(ステップS207)。
【0036】
次に、演算処理部200は、自車がオフロード走行を開始したリンクIDから再びオンロード走行に至ったリンクIDまでを更新対象リンクとして特定する(ステップS208)。そして、図9に示すように、更新対象リンクとファイルの作成時刻を含むリクエストファイルを作成する(ステップS209)。演算処理部200は、地図配信サーバ10と通信を確立し、このリクエストファイルを地図配信サーバ10へ送信する(ステップS210)。
【0037】
地図配信サーバ10は、受信したリクエストファイルに含まれる更新対象リンクが更新管理テーブル(図6を参照)に含まれていないことを確認し、ナビゲーション装置40に対し、更新対象リンクの更新情報の送信要求を行う(ステップS211)。更新情報として、演算処理部200において作成された走行軌跡データを送信する。地図配信サーバ10は、受け取った更新情報に基づき地図データ格納部12を更新するとともに、更新管理テーブルに更新対象リンクを追加する(ステップS212)。演算処理部200は、自身が保有する地図データ182の内容を走行軌跡データに基づき更新する。
【0038】
地図配信サーバ10は、こうして複数の車両30のいずれかからリンクデータの更新情報を収集し、地図データ格納部12を最新の地図データに更新することができる一方、更新前の地図データを保有している車両に対して、VICSからの道路交通情報をトリガーにして適切なタイミングで最新の地図データを配信することができる。
【0039】
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0040】
上記実施例では、道路形状の変更として図7のような道路工事例を示したが、これ以外にも、橋梁の架け替えや新設道路に伴う道路形状の変更、渋滞や車線規制による道路形状(走行経路)の変更に対応することができる。また、道路形状の変更を示唆する情報は、VICSからの通知以外にも、車々間通信やその他の情報提供センタからの通知であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明に係る地図データの更新システムは、好ましくはナビゲーション機能を備えた車載用電子装置において利用することができる。車載用電子装置は、ナビゲーション機能に加えて、オーディオ・ビデオ機能等を含むものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施例に係る地図データの更新システムの構成を示す図である。
【図2】ナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施例による地図データの更新を説明する動作フローチャートである。
【図4】更新情報を受信するときのリクエストファイルを説明する図である。
【図5】VICSによる道路工事情報の表示例である。
【図6】地図配信サーバの更新管理テーブルを示す図である。
【図7】道路工事箇所における道路形状の変更の表示例である。
【図8】本実施例における地図データの更新情報の収集を説明する動作フローチャートである。
【図9】更新情報を送信する時のリクエストファイルを説明する図である。
【符号の説明】
【0043】
1:地図データの更新システム 10:地図配信サーバ
20:ネットワーク 30:車両
40:ナビゲーション装置 50:VICSセンタ
100:入力部 110:位置計測部
120:車両情報検出部 130:VICS・FMレシーバ
140:計時部 150:音声出力部
160:表示部 162:工事発生箇所
164:新設道路 166:通行止標識
170:プログラム格納部 180:データ記憶部
182:地図データ 190:通信制御部
200:演算処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナビゲーション機能を備えた車載用電子装置であって、
地図データを格納した地図データ配信装置との間でデータ通信を可能とする通信手段と、
ナビゲーションに必要な地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
走行中に道路形状の変更を示唆する通知を外部から受けたとき、地図データ配信装置に対して当該通知に該当する地図データの更新情報を要求する要求手段と、
を有する車載用電子装置。
【請求項2】
車載用電子装置はさらに、前記要求手段に応答して地図データ配信手段から送信された更新情報に基づき地図データ記憶手段の内容を更新する更新手段を有する、請求項1に記載の車載用電子装置。
【請求項3】
車載用電子装置はさらに、前記要求手段に応答して地図データ配信手段から送信された更新情報をディスプレイに表示させる表示手段を有する、請求項1に記載の車載用電子装置。
【請求項4】
前記地図データの更新情報は、道路形状の一時的な変更を示すリンクデータを含む、請求項1ないし3いずれか1つに記載の車載用電子装置。
【請求項5】
道路形状の変更を示唆する通知は、車線規制、工事、または事故のいずれかの情報である、請求項1に記載の車載用電子装置。
【請求項6】
車載用電子装置はさらに、前記要求手段に応答して地図データ配信装置が地図データの更新情報を格納していないとき、地図データの更新情報を作成し、当該作成された更新情報を地図データ配信装置へ送信する送信手段を有する、請求項1に記載の車載用電子装置。
【請求項7】
請求項1ないし6いずれか1つに記載の車載用電子装置と、
車載用電子装置と前記通信手段を介して接続される地図データ配信装置とを含む、地図データの更新システム。
【請求項8】
ナビゲーション装置における地図データの更新方法であって、
走行中に道路形状の変更を示唆する通知を外部から受けたとき、地図データ配信装置に対して当該通知に該当する地図データの更新情報を要求するステップと、
当該要求に応答して地図データ配信装置から地図データの更新情報を受け取るステップと、
を有する地図データの更新方法。
【請求項9】
更新方法はさらに、受け取った更新情報によりナビゲーション装置が保有する地図データを更新するステップを含む、請求項8に記載の地図データの更新方法。
【請求項10】
更新方法はさらに、受け取った更新情報をディスプレイに表示するステップを含む、請求項8に記載の地図データの更新方法。
【請求項11】
更新方法はさらに、地図データ配信装置に対し、ナビゲーション装置において作成された地図データの更新情報を送信するステップを含む、請求項8に記載の地図データの更新方法。
【請求項12】
地図データの更新情報は、道路形状の一時的な変更を示すリンクデータである、請求項9に記載の地図データの更新方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−52973(P2006−52973A)
【公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−233310(P2004−233310)
【出願日】平成16年8月10日(2004.8.10)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】