説明

送信機により生成された無線通信信号などの振幅および位相特性の調整

アナログ無線送信機によって生成された無線通信信号の振幅および位相特性を、基地局(BS)によって受信された送信電力制御(TPC)信号、および、送信機に含まれた電力増幅器(PA)の既知の特性に基づいて、調整するための方法およびシステム。デジタル事前歪み補償モジュールは実および仮想信号パスを有し、無線通信信号を生成するために使用された実および仮想信号成分を受信および処理する。無線通信信号の位相および振幅特性は、TPC信号に応答して、PAの低下した振幅および位相特性が補正されるように、制御される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般に無線通信システムにおける送信機設計に関する。より詳細には、本発明は、アナログ無線送信機において導入されたキャリア漏れを補償するために使用されるデジタル信号処理(DSP)技術に関する。
【背景技術】
【0002】
既存の無線システムアーキテクチャ構成は、システム設計者に、通信信号の送信に関して厳しい制約を課す。また、このような構成はしばしば、信頼性の低い通信リンク、高い運用コスト、および、他のシステムコンポーネントとの望ましくないほど低いレベルの統合をもたらす。
【0003】
アナログのコンポーネントにより構成された従来の低コスト無線送信機の無線周波数(RF)セクションでは、RF信号が処理されるとき、著しいレベルの歪みが発生する。信号品質を高める、よりよい歪み特性を有する、より高いコストのコンポーネントは、最終製品のコストを削減するために、設計段階中に大目に見られる場合がある。
【0004】
例えば、従来の無線通信システムに関連付けられた共通の問題は、増幅された通信信号をアナログ無線送信機から出力する電力増幅器(PA)の特性が、その動作範囲を通じて線形特性を有さない場合があり、および/または、通信信号の位相を変化させる場合があることである。
【0005】
RFアナログ信号を処理するコンポーネントのコストは、DSPを使用するコンポーネントよりも高いので、低雑音および最小消費電力の低コスト送信機を含み、DSP技術を利用して、アナログ無線送信機のPAによって引き起こされた振幅および位相の低下の補償を提供する、デジタルベースバンド(DBB)システムを提供することが望ましい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、アナログ無線送信機によって生成された無線通信信号の振幅および位相特性を、基地局(BS)によって受信された送信電力制御(TPC)信号、および、送信機に含まれたPAの既知の特性に基づいて、調整するための方法およびシステムである。デジタル事前歪み補償モジュールは実および仮想信号パスを有し、無線通信信号を生成するために使用された実および仮想信号成分を受信および処理する。無線通信信号の位相および振幅特性は、TPC信号に応答して、PAの低下した振幅および位相特性が補正されるように、制御される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明を、DBB送信機、無線送受信ユニット(WTRU)、集積回路(IC)、無線通信システムおよび方法、または、他のいかなる望ましい通信メカニズムにも組み込むことができる。好ましい実施形態では、DBB送信機は少なくとも1つの無線通信信号をBSに送信し、BSは、無線通信信号の受信に応答して、TPC信号を生成するように構成される。BSはその中に、無線通信信号の少なくとも1つの期待特性に関連付けられた1つまたは複数の確立された基準を格納している。
【0008】
本発明は、デジタル事前歪み補償モジュール、アナログ無線送信機、およびコントローラを含む。デジタル事前歪み補償モジュールは実および仮想信号パスを有し、実および仮想信号パスは、無線通信信号を生成するために使用された実および仮想信号成分を受信および処理するように構成される。
【0009】
アナログ無線送信機はPAを含む。アナログ無線送信機は、処理された実および仮想信号成分を受信し、応答して、PAに入力される通信信号を生成するように構成される。PAは、生成された通信信号を増幅するように構成され、増幅された通信信号が本発明から無線通信信号として出されるようにする。
【0010】
コントローラは、デジタル事前歪み補償モジュールおよびPAと通信する。コントローラは、無線通信信号の特性を、BSによって生成されたTPC信号に基づいて制御するように構成される。
【0011】
本発明はさらに、実および仮想信号パスを有するモデムを含むことができる。モデムは、実および仮想信号成分を生成し、TPC信号を受信し、TPC信号をコントローラに渡すように構成されることが可能である。
【0012】
本発明はさらに、モデムの実信号パスをデジタル事前歪み補償モジュールの実信号パスに結合する第1のローパスフィルタ(LPF)、および、モデムの仮想信号パスをデジタル事前歪み補償モジュールの仮想信号パスに結合する第2のLPFを含むことができる。
【0013】
コントローラはTPCマッピングユニットを含むことができ、TPCマッピングユニットはTPC信号をモデムから受信し、第1のマップされたTPC信号をデジタル事前歪み補償モジュールに、および、第2のマップされたTPC信号をPAに出力する。
【0014】
デジタル事前歪み補償モジュールは、電力推定ユニット、第1の乗算器、少なくとも1つのルックアップテーブル(LUT)、および位相歪み補償ユニットを含むことができる。電力推定ユニットを、実および仮想信号パスの各々に結合することができる。電力推定ユニットを、電力推定信号を実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するように構成することができる。第1の乗算器を、電力推定信号を第1のマップされたTPC信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するように構成することができる。選択されたLUTを、第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償値を生成するように構成することができる。位相歪み補償ユニットを、第1の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するように構成することができる。
【0015】
振幅補償信号をデジタル事前歪み補償モジュールによって、PAに関連付けられた少なくとも1つの低下した振幅特性を補正するために使用することができる。位相補償信号をデジタル事前歪み補償モジュールによって、PAに関連付けられた少なくとも1つの低下した位相特性を補正するために使用することができる。第2のマップされたTPC信号を、PAが非線形の態様で動作しないように、PAのゲインを調整するために使用することができる。
【0016】
本発明のより詳細な理解を、例として与えられ、添付の図面と共に理解されるべき、以下の好ましい実施例の説明から有することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1は、本発明の好ましい実施形態により構成されたDBB RF送信機100のブロック図である。本発明は、送信機100上で実施されることに関して言及されるが、本発明はトランシーバに等しく関連することも、当業者には理解されたい。
【0018】
好ましくは、本明細書で開示された方法およびシステムは、無線送受信ユニット(WTRU)に組み込まれる。以下、WTRUには、ユーザ機器、移動局、固定または移動加入者ユニット、ページャ、または、無線環境内で動作することができる他のいかなるタイプのデバイスもが含まれるが、これらに限定されない。本発明の特徴を集積回路(IC)に組み込むことができ、または、多数の相互接続するコンポーネントを備える回路内で構成することができる。
【0019】
本発明は、時分割複信(TDD)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割複信(FDD)、符号分割多元接続(CDMA)、CDMA2000、時分割同期CDMA(TDSCDMA)、および、直交周波数分割多重(OFDM)を使用した通信システムに適用可能である。しかし、本発明は、他のタイプの通信システムにも適用可能であるように想定される。
【0020】
図1に示すように、DBB RF送信機100は、同相(I)信号成分104および直交(Q)信号成分106を出力するモデム102、第1および第2のローパスフィルタ(LPF)108、110、デジタル事前歪み補償モジュール115、少なくとも1つのデジタル−アナログコンバータ(DAC)120、アナログ無線送信機125、少なくとも1つのアナログ−デジタルコンバータ(ADC)130、コントローラ135および読み書きメモリ140を含む。
【0021】
アナログ無線送信機125は、変調器145、PA150、結合ユニット(例えば、方向性結合器またはサンプル伝送回線)155、アンテナ160A、検出器165、および温度センサ168を含む。コントローラ135は送信電力制御(TPC)マッピングユニット138を含む。アナログ無線送信機125の変調器145は、LO170、第1および第2の変調器175、180、および加算器182を含む。
【0022】
図1のDBB RF送信機100において、モデム102はIおよびQ信号成分104、106をアナログ無線送信機に、LPF108、110、デジタル事前歪み補償モジュール115、およびDAC120を介して出力する。IおよびQ信号成分104、106に基づいて、DAC120はアナログ実信号184を第1の変調器175に出力し、アナログ仮想信号186を第2の変調器180に出力する。変調器145のLO170は、LO入力信号188を第1および第2の変調器175、180の各々に提供する。第1および第2の変調器175、180の出力は加算器182によって共に合計されて、PA150に入力されるアナログ複合変調信号190が生成される。アナログ複合変調信号190を受信することに応答して、PA150は、増幅された通信信号192を出力し、この信号192はアナログ無線送信機125のアンテナ160Aから無線通信信号162として出される。増幅された通信信号192は検出器165によって、結合ユニット155を介してモニタリングされる。検出器165はフィードバック信号194を生成し、フィードバック信号194は、増幅された通信信号192の関数である大きさを有する、検出された読み取りを提供する。
【0023】
ADC130はフィードバック信号194を受信し、デジタル信号195をコントローラ135に出力する。コントローラ135はDAC120およびADC130のオペレーションを、メモリ140内に格納された様々な値に基づいて制御する。
【0024】
モデム102によって出力されたIおよびQ信号成分の電力レベルは一定である。BS161が、DBB RF送信機100のアンテナ160Aから送信された無線通信信号162を受信するとき、BS161は無線通信信号162の電力を、所定の基準に従ってBS161内で確立されたしきい値または範囲と比較する。無線通信信号162の電力が所定の基準を満たさない場合、BS161は無線TPC信号163を、無線TPC信号163を受信するアンテナ160Bを有する受信器164に送信し、変換されたバージョン(例えば、アナログまたはデジタル)の無線TPC信号163を、DBB RF送信機100のモデム102に転送する。受信器164およびDBB RF送信機100は共に(すなわち、トランシーバとして)単一のWTRU内で動作することができ、それによりアンテナ160Aおよび160Bを結合して単一のアンテナを形成することができる。モデム102によって受信されたTPC信号は、無線通信信号162の特性(例えば、電力レベル)が基準を満たすためにどのように調整されるべきであるかを指示する。
【0025】
モデム102はTPC信号198を、コントローラ135のTPCマッピングユニット138に提供する。TPC信号198は、PA150の非線形動作特性の存在により受けた低下を補償するために使用される。TPC信号198(例えば、デシベル(dB)で測定された信号)を受信することに応答して、TPCマッピングユニット138は第1のTPCマップされた信号199をデジタル事前歪み補償モジュール115に印加し、および/または、DAC120を介して第2のTPCマップされた信号196をPA150に印加して、増幅された通信信号192の振幅を、PA150のゲインを調整することによって、制御することができる。TPCマッピングユニット138は複数のLUTを含むことができ、それにより、LUTのうち1つがTPC信号198の特性に基づいて選択されて、TPCマップされた信号196および199が生成される。例えば、TPCマップされた信号196を所望の電圧に対応するレベルで出力するのに先立って、TPC信号198によって指示される、dBで測定された電力レベルを、TPCマッピングユニット138の選択されたLUT内の情報に基づいて所望の電圧に変換することができる。
【0026】
図2は、デジタル事前歪み補償モジュール115の例示的構成を示し、電力推定ユニット205、乗算器210、215、220、225、230、加算器235、240、245、250、複数のLUT255、および位相歪み補償ユニット260を含む。デジタル事前歪み補償モジュール115は、IおよびQ信号成分の大きさおよび電力における関数を実行し、それにより、デジタル事前歪み補償ユニット115の入力および出力ポートは線形(すなわち、1対1)の対応を有する。
【0027】
アナログ無線送信機125において、PA150は増幅された通信信号192をアンテナ160Aに出力する。PA150は、デジタル事前歪み補償モジュール115によって補償される欠陥を有する、2つのRF特性を有する。
【0028】
PA150のRF特性の第1のものは振幅歪みに関連付けられ、それにより、入力から出力までのPA150の線形性が不完全になる場合がある。PA150が完全に線形である場合、PA150から出力された、増幅された通信信号192の振幅特性は、PA150の入力に印加されたアナログ複合変調信号190の振幅特性に直接対応するようになる。アナログ複合変調信号190の振幅が継続的に増大される場合、PA150の出力での増幅された通信信号192は最終的に圧縮し始めるようになり(すなわち、PA150は飽和点に到達する)、よってPA150はもはや線形の態様で動作しないようになり、これがアナログ無線送信機125の、そのダイナミックレンジなど、1つまたは複数の振幅特性を歪ませる場合がある。
【0029】
RF特性の第2のものは位相歪みに関連付けられ、それにより、PA150の入力でのアナログ複合変調信号190の位相オフセットは、PA150によって増幅および出力されるとき、変化する。これは、増幅された通信信号192が望ましくないコンステレーション回転(constellation rotation)を有する原因となり、それによりコンステレーション上の各点は同じ方向に回転させられる。
【0030】
完全に線形のPA150では、PA150からの出力の振幅特性は、アナログ複合変調信号190の振幅特性に直接対応するようになる。現実的なシナリオでは、アナログ複合変調信号190の振幅が継続的に増大される場合、最終的に、増幅された通信信号192は圧縮し始めるようになり(すなわち、PA150は飽和に到達する)、よってPA150はもはや線形の態様で実行しない。
【0031】
図2を参照すると、IおよびQ信号成分は電力推定ユニット205で受信され、電力推定ユニット205は電力推定関数(例えば、I+Q)を実行する。電力推定ユニット205(I+Q)は電力推定信号208を出力し、電力推定信号208は乗算器210を介して、TPCマップされた信号199により乗算され、結果の積信号265が、温度センサ168によって実行された温度読み取りに基づいて、LUT255のうち選択された1つに入力される。選択されたLUT255はその中に、その温度読み取りが入る特定の温度範囲に関連付けられたPA150の振幅特性を格納している。選択されたLUT255は次いで、値Kを有する振幅補償信号270を、結果の積信号265、および、選択されたLUT255によって定義されるようなPA150の既知の振幅特性に基づいて、出力する。よって、振幅補償は、アナログ無線送信機125内の欠陥(すなわち、PA150による)を除くために提供される。
【0032】
TPCマップされた信号199は、アナログ無線送信機125の出力電力を、結果の積信号265によって指定されるように制御する。振幅補償信号270は、それぞれ乗算器215および220を介してIおよびQ信号成分により乗算され、結果の積信号275、280はIおよびQ信号成分に、それぞれ加算器235および240を介して加算される。
【0033】
加算器235、240の唯一の目的は、Kの値がゼロである場合、IおよびQ信号成分の意図的でない非活性化を回避することであることに留意されたい。
【0034】
なお図2を参照すると、結果の積信号265はまた位相歪み補償ユニット260にも入力され、位相歪み補償ユニット260は、値Kを有する位相補償信号285を出力して位相回転を提供する。
【0035】
位相補償信号285は、それぞれ乗算器225および230を介してIおよびQ信号成分により乗算される。乗算器230によって出力された結果の積信号290は加算器245を介して、実信号成分から減算される。乗算器225によって出力された結果の積信号295は加算器250を介して、仮想信号成分に加算される。
【0036】
位相補償信号285に基づいて、デジタル事前歪み補償モジュール115はコンステレーションを回転させ、信号成分の実および仮想特性が、コンステレーションのすべての4つの象限で同じであるようにし、よって、コンステレーション内で完全な正方形を形成する。
【0037】
デジタル事前歪み補償モジュール115は、実(Re)I信号成分および仮想(jIm)Q信号成分を受信し、以下の式1によって表されるように、信号成分ReおよびjImの位相をK度だけ回転させる。
【0038】
【数1】

【0039】
実出力の結果、
【0040】
【数2】

【0041】
を、以下の式2によって表す。
【0042】
【数3】

【0043】
仮想出力の結果、
【0044】
【数4】

【0045】
を、以下の式3によって表す。
【0046】
【数5】

【0047】
図3Aおよび3Bは、合わせて、DBB RF送信機100によって出力された信号を調整するために使用される方法ステップを含む、例示的プロセス300の流れ図である。プロセス300は、図1に示すように、BS161を含む無線通信システム内で実施される。BS161は、無線通信信号162をDBB RF送信機100のアナログ無線送信機125から受信することに応答して、送信電力制御(TPC)信号163を生成するように構成される。BS161は、無線通信信号162の少なくとも1つの期待特性に関連付けられた、1つまたは複数の確立された基準をその中に格納している。無線通信信号162の電力などの期待特性がBS161の基準を満たさないとき、BS161はTPC信号163を生成し、DBB RF送信機が無線通信信号162の振幅および/または位相特性を調整するようにする。
【0048】
図1から3Bを参照すると、プロセス300は、無線通信信号162の振幅および位相特性を調整するために実施される。ステップ305で、無線通信信号162を生成するために使用される実および仮想信号成分が、事前歪み補償モジュール115の電力推定ユニット205によって受信される。ステップ310で、電力推定ユニット205は電力推定信号208を、実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成する(例えば、関数I+Qが実行される)。ステップ315で、電力推定信号208が乗算器210を介して、第1のマップされたTPC信号199により乗算されて、第1の結果の積信号265が生成される。第1のマップされたTPC信号199は、BS161によって生成されたTPC信号163から導出される。
【0049】
ステップ320で、複数のLUT255のうち少なくとも1つが、アナログ無線送信機125内に位置する温度センサ168によって実行された温度読み取りに応答して、選択される。
【0050】
ステップ325で、値Kを有する振幅補償信号270が、選択されたLUT255によって、第1の結果の積信号265を受信することに応答して生成される。ステップ330で、振幅補償信号270が乗算器215を介して実信号成分により乗算されて、第2の結果の積信号275が生成される。ステップ335で、第2の結果の積信号275が加算器235を介して実信号成分に加算されて、振幅補償された実信号成分272が生成される。ステップ340で、振幅補償信号270が乗算器220を介して仮想信号成分により乗算されて、第3の結果の積信号280が生成される。ステップ345で、第3の結果の積信号280が加算器240を介して仮想信号成分に加算されて、振幅補償された仮想信号成分282が生成される。
【0051】
ステップ350で、値Kを有する位相補償信号285が、位相歪み補償ユニット260によって、第1の結果の積信号265を受信することに応答して生成される。ステップ355で、位相補償信号285が乗算器225を介して、振幅補償された実信号成分272により乗算されて、第4の結果の積信号295が生成される。ステップ360で、第4の結果の積信号295が加算器250を介して、振幅補償された仮想信号成分282に加算される。ステップ365で、位相補償信号285が乗算器230を介して、振幅補償された仮想信号成分282により乗算されて、第5の結果の積信号290が生成される。ステップ370で、第5の結果の積信号290が加算器245を介して、振幅補償された実信号成分272から減算される。
【0052】
ステップ375で、第2のマップされたTPC信号196が、アナログ無線送信機125内に位置するPA150に印加されて、PA150が非線形の態様で動作しないように、PA150のゲインが調整される。第2のマップされたTPC信号196は、BS161によって生成されたTPC信号163から導出される。
【0053】
プロセス300は、プロセス300が完了されるたびにステップ305に戻ることによって、継続的に実行する。プロセス300は一実施例でしかなく、プロセス300のステップ305〜375の順序を、望まれるように再構成することができることを理解されたい。例えば、ステップ310〜370を実施するのに先立って、ステップ375を実施することが好ましい場合がある。
【0054】
さらに、プロセス300をサンプルごとのベースで実施することができ、それによりステップ305〜375は、チップレートより大幅に高いサンプルレート(例えば、チップレートの10倍)で循環されることを理解されたい。第1および第2のマップされたTPC信号196、199に割り当てられた値は、プロセス300が実施されるたびに、必ずしも変わるとは限らない。例えば、TDDまたは他のスロットベースの通信システムでは、TPC信号198の値を、BS161によって提供されるTPC信号163の値のアップデートのレートに応じて、フレームごとのベースでのみアップデートすることができる。よって、コントローラ135のTPCマッピングユニット138内で実施されたマッピングプロセスは、TPCマッピング信号196、199の値をアップデートすることによって、類似の方法で、後に続くようになる。
【0055】
PA150は、無線通信信号162に関連付けられた、増幅された通信信号192を出力する。振幅補償値Kは、歪められた入力振幅を補正して、PAの振幅特性を出力するために使用される。位相補償値は、歪められた入力振幅を補正して、PAの位相特性を出力するために使用される。
【0056】
本発明を特に、好ましい実施形態に関連して示し、説明したが、上述の本発明の範囲から逸脱することなく、形態および詳細における様々な変更をその中で行うことができることは、当業者には理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の好ましい実施形態により構成された、デジタル事前歪み補償モジュールを有するDBB RF送信機のブロック図である。
【図2】図1のDBB RF送信機内のデジタル事前歪み補償モジュールの例示的構成を示す図である。
【図3A】図1のDBB RF送信機によって出力された信号を調整するために使用される方法ステップを含むプロセスの流れ図である。
【図3B】図1のDBB RF送信機によって出力された信号を調整するために使用される方法ステップを含むプロセスの流れ図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの無線通信信号を基地局(BS)に送信するためのデジタルベースバンド(DBB)送信機であって、前記BSは、前記無線通信信号の受信に応答して、送信電力制御(TPC)信号を生成するように構成され、
(a)前記無線通信信号の生成に使用された各実および仮想信号成分を受信および処理するように構成される、実および仮想信号パスを有するデジタル事前歪み補償モジュールと、
(b)電力増幅器(PA)を含むアナログ無線送信機であって、前記アナログ無線送信機は、前記処理された実および仮想信号成分を受信し、応答して、前記PAに入力される通信信号を生成するように構成され、前記PAは、前記生成された通信信号を増幅するように構成され、前記増幅された通信信号は前記DBB送信機から前記無線通信信号として出される、アナログ無線送信機と、
(c)前記デジタル事前歪み補償モジュールおよび前記PAと通信するコントローラであって、前記無線通信信号の特性を、前記BSによって生成された前記TPC信号に基づいて制御するように構成されるコントローラとを備えることを特徴とするDBB送信機。
【請求項2】
(d)実および仮想信号パスを有し、前記実および仮想信号成分を生成し、前記TPC信号を受信し、前記TPC信号を前記コントローラに渡すように構成されるモデムをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のDBB送信機。
【請求項3】
(e)前記モデムの前記実信号パスを前記デジタル事前歪み補償モジュールの前記実信号パスに結合する第1のローパスフィルタ(LPF)と、
(f)前記モデムの前記仮想信号パスを前記デジタル事前歪み補償モジュールの前記仮想信号パスに結合する第2のLPFとをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のDBB送信機。
【請求項4】
前記コントローラは、前記TPC信号を前記モデムから受信するTPCマッピングユニットを含み、前記TPCマッピングユニットは、第1のマップされたTPC信号を前記デジタル事前歪み補償モジュールに、および、第2のマップされたTPC信号を前記PAに出力するように構成されることを特徴とする請求項3に記載のDBB送信機。
【請求項5】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(i)前記実および仮想信号パスの各々に結合された電力推定ユニットであって、電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するように構成される電力推定ユニットと、
(ii)前記電力推定信号を前記第1のマップされたTPC信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するように構成される第1の乗算器と、
(iii)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するように構成される、少なくとも1つのルックアップテーブル(LUT)と、
(iv)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するように構成される位相歪み補償ユニットとを備えることを特徴とする請求項4に記載のDBB送信機。
【請求項6】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(v)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するように構成される第2の乗算器と、
(vi)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するように構成される第1の加算器と、
(vii)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するように構成される第3の乗算器と、
(viii)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するように構成される第2の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のDBB送信機。
【請求項7】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(ix)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するように構成される第4の乗算器と、
(x)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するように構成される第3の加算器と、
(xi)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するように構成される第5の乗算器と、
(xii)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するように構成される第4の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のDBB送信機。
【請求項8】
前記振幅補償信号は前記デジタル事前歪み補償モジュールによって使用され、前記PAに関連付けられた少なくとも1つの低下した振幅特性を補正することを特徴とする請求項5に記載のDBB送信機。
【請求項9】
前記位相補償信号は前記デジタル事前歪み補償モジュールによって使用され、前記PAに関連付けられた少なくとも1つの低下した位相特性を補正することを特徴とする請求項5に記載のDBB送信機。
【請求項10】
前記第2のマップされたTPC信号は、前記PAが非線形の態様で動作しないように、前記PAのゲインの調整に使用されることを特徴とする請求項4に記載のDBB送信機。
【請求項11】
少なくとも1つの無線通信信号を基地局(BS)に送信するための無線送受信ユニット(WTRU)であって、前記BSは、前記無線通信信号の受信に応答して、送信電力制御(TPC)信号を生成するように構成され、
(a)前記無線通信信号の生成に使用された各実および仮想信号成分を受信および処理するように構成される、実および仮想信号パスを有するデジタル事前歪み補償モジュールと、
(b)電力増幅器(PA)を含むアナログ無線送信機であって、前記アナログ無線送信機は、前記処理された実および仮想信号成分を受信し、応答して、前記PAに入力される通信信号を生成するように構成され、前記PAは、前記生成された通信信号を増幅するように構成され、前記増幅された通信信号は前記WTRUから前記無線通信信号として出される、アナログ無線送信機と、
(c)前記デジタル事前歪み補償モジュールおよび前記PAと通信するコントローラであって、前記無線通信信号の特性を、前記BSによって生成された前記TPC信号に基づいて制御するように構成されるコントローラとを備えることを特徴とするWTRU。
【請求項12】
(d)実および仮想信号パスを有し、前記実および仮想信号成分を生成し、前記TPC信号を受信し、前記TPC信号を前記コントローラに渡すように構成されるモデムをさらに備えることを特徴とする請求項11に記載のWTRU。
【請求項13】
(e)前記モデムの前記実信号パスを前記デジタル事前歪み補償モジュールの前記実信号パスに結合する第1のローパスフィルタ(LPF)と、
(f)前記モデムの前記仮想信号パスを前記デジタル事前歪み補償モジュールの前記仮想信号パスに結合する第2のLPFとをさらに備えることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
【請求項14】
前記コントローラは、前記TPC信号を前記モデムから受信するTPCマッピングユニットを含み、前記TPCマッピングユニットは、第1のマップされたTPC信号を前記デジタル事前歪み補償モジュールに、および、第2のマップされたTPC信号を前記PAに出力するように構成されることを特徴とする請求項13に記載のWTRU。
【請求項15】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(i)前記実および仮想信号パスの各々に結合された電力推定ユニットであって、電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するように構成される電力推定ユニットと、
(ii)前記電力推定信号を前記第1のマップされたTPC信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するように構成される第1の乗算器と、
(iii)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するように構成される、少なくとも1つのルックアップテーブル(LUT)と、
(iv)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するように構成される位相歪み補償ユニットとを備えることを特徴とする請求項14に記載のWTRU。
【請求項16】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(v)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するように構成される第2の乗算器と、
(vi)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するように構成される第1の加算器と、
(vii)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するように構成される第3の乗算器と、
(viii)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するように構成される第2の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項15に記載のWTRU。
【請求項17】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(ix)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するように構成される第4の乗算器と、
(x)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するように構成される第3の加算器と、
(xi)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するように構成される第5の乗算器と、
(xii)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するように構成される第4の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項16に記載のWTRU。
【請求項18】
前記振幅補償信号は、前記PAに関連付けられた少なくとも1つの低下した振幅特性の補正に使用されることを特徴とする請求項15に記載のWTRU。
【請求項19】
前記位相補償信号は、前記PAに関連付けられた少なくとも1つの低下した位相特性の補正に使用されることを特徴とする請求項15に記載のWTRU。
【請求項20】
前記第2のマップされたTPC信号は、前記PAが非線形の態様で動作しないように、前記PAのゲインの調整に使用されることを特徴とする請求項14に記載のWTRU。
【請求項21】
少なくとも1つの無線通信信号を基地局(BS)に送信するための集積回路(IC)であって、前記BSは、前記無線通信信号の受信に応答して、送信電力制御(TPC)信号を生成するように構成され、
(a)前記無線通信信号の生成に使用された各実および仮想信号成分を受信および処理するように構成される、実および仮想信号パスを有するデジタル事前歪み補償モジュールと、
(b)電力増幅器(PA)を含むアナログ無線送信機であって、前記アナログ無線送信機は、前記処理された実および仮想信号成分を受信し、応答して、前記PAに入力される通信信号を生成するように構成され、前記PAは、前記生成された通信信号を増幅するように構成され、前記増幅された通信信号は前記ICから前記無線通信信号として出される、アナログ無線送信機と、
(c)前記デジタル事前歪み補償モジュールおよび前記PAと通信するコントローラであって、前記無線通信信号の特性を、前記BSによって生成された前記TPC信号に基づいて制御するように構成されるコントローラとを備えることを特徴とするIC。
【請求項22】
(d)実および仮想信号パスを有し、前記実および仮想信号成分を生成し、前記TPC信号を受信し、前記TPC信号を前記コントローラに渡すように構成されるモデムをさらに備えることを特徴とする請求項21に記載のIC。
【請求項23】
(e)前記モデムの前記実信号パスを前記デジタル事前歪み補償モジュールの前記実信号パスに結合する第1のローパスフィルタ(LPF)と、
(f)前記モデムの前記仮想信号パスを前記デジタル事前歪み補償モジュールの前記仮想信号パスに結合する第2のLPFとをさらに備えることを特徴とする請求項22に記載のIC。
【請求項24】
前記コントローラは、前記TPC信号を前記モデムから受信するTPCマッピングユニットを含み、前記TPCマッピングユニットは、第1のマップされたTPC信号を前記デジタル事前歪み補償モジュールに出力し、第2のマップされたTPC信号を前記PAに出力するように構成されることを特徴とする請求項23に記載のIC。
【請求項25】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(i)前記実および仮想信号パスの各々に結合された電力推定ユニットであって、電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するように構成される電力推定ユニットと、
(ii)前記電力推定信号を前記第1のマップされたTPC信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するように構成される第1の乗算器と、
(iii)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するように構成される、少なくとも1つのルックアップテーブル(LUT)と、
(iv)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するように構成される位相歪み補償ユニットとを備えることを特徴とする請求項24に記載のIC。
【請求項26】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(v)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するように構成される第2の乗算器と、
(vi)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するように構成される第1の加算器と、
(vii)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するように構成される第3の乗算器と、
(viii)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するように構成される第2の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項25に記載のIC。
【請求項27】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(ix)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するように構成される第4の乗算器と、
(x)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するように構成される第3の加算器と、
(xi)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するように構成される第5の乗算器と、
(xii)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するように構成される第4の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項26に記載のIC。
【請求項28】
前記振幅補償信号は、前記PAに関連付けられた少なくとも1つの低下した振幅特性の補正に使用されることを特徴とする請求項25に記載のIC。
【請求項29】
前記位相補償信号は、前記PAに関連付けられた少なくとも1つの低下した位相特性の補正に使用されることを特徴とする請求項25に記載のIC。
【請求項30】
前記第2のマップされたTPC信号は、前記PAが非線形の態様で動作しないように、前記PAのゲインの調整に使用されることを特徴とする請求項24に記載のIC。
【請求項31】
実および仮想信号成分から生成された少なくとも1つの無線通信信号を送信するための無線通信システムにおいて、
(a)前記実および仮想信号成分を受信および処理するように構成される、実および仮想信号パスと、
(b)前記実および仮想信号パスの各々に結合された電力推定ユニットであって、電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するように構成される電力推定ユニットと、
(c)前記電力推定信号を送信電力制御(TPC)信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するように構成される第1の乗算器であって、前記TPC信号は前記無線通信信号の電力に関連付けられる、第1の乗算器と、
(d)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するように構成される、少なくとも1つのルックアップテーブル(LUT)と、
(e)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するように構成される位相歪み補償ユニットとを備えることを特徴とするデジタル事前歪み補償モジュール。
【請求項32】
(f)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するように構成される第2の乗算器と、
(g)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するように構成される第1の加算器と、
(h)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するように構成される第3の乗算器と、
(i)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するように構成される第2の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項31に記載のデジタル事前歪み補償モジュール。
【請求項33】
(j)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するように構成される第4の乗算器と、
(k)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するように構成される第3の加算器と、
(l)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するように構成される第5の乗算器と、
(m)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するように構成される第4の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項32に記載のデジタル事前歪み補償モジュール。
【請求項34】
実および仮想信号成分から生成された少なくとも1つの無線通信信号を送信するための無線通信システムにおいて、
(a)前記実および仮想信号成分を受信および処理するように構成される、実および仮想信号パスと、
(b)前記実および仮想信号パスの各々に結合された電力推定ユニットであって、電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するように構成される電力推定ユニットと、
(c)前記電力推定信号を送信電力制御(TPC)信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するように構成される第1の乗算器であって、前記TPC信号は前記無線通信信号の電力に関連付けられる、第1の乗算器と、
(d)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するように構成される、少なくとも1つのルックアップテーブル(LUT)と、
(e)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するように構成される位相歪み補償ユニットとを備えることを特徴とするデジタルベースバンド(DBB)送信機。
【請求項35】
(f)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するように構成される第2の乗算器と、
(g)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するように構成される第1の加算器と、
(h)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するように構成される第3の乗算器と、
(i)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するように構成される第2の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項34に記載のDBB送信機。
【請求項36】
(j)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するように構成される第4の乗算器と、
(k)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するように構成される第3の加算器と、
(l)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するように構成される第5の乗算器と、
(m)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するように構成される第4の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項35に記載のDBB送信機。
【請求項37】
実および仮想信号成分から生成された少なくとも1つの無線通信信号を送信するための無線通信システムにおいて、
(a)前記実および仮想信号成分を受信および処理するように構成される、実および仮想信号パスと、
(b)前記実および仮想信号パスの各々に結合された電力推定ユニットであって、電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するように構成される電力推定ユニットと、
(c)前記電力推定信号を送信電力制御(TPC)信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するように構成される第1の乗算器であって、前記TPC信号は前記無線通信信号の電力に関連付けられる、第1の乗算器と、
(d)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するように構成される、少なくとも1つのルックアップテーブル(LUT)と、
(e)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するように構成される位相歪み補償ユニットとを備えることを特徴とする無線送受信ユニット(WTRU)。
【請求項38】
(f)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するように構成される第2の乗算器と、
(g)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するように構成される第1の加算器と、
(h)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するように構成される第3の乗算器と、
(i)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するように構成される第2の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項37に記載のWTRU。
【請求項39】
(j)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するように構成される第4の乗算器と、
(k)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するように構成される第3の加算器と、
(l)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するように構成される第5の乗算器と、
(m)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するように構成される第4の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項38に記載のWTRU。
【請求項40】
実および仮想信号成分から生成された少なくとも1つの無線通信信号を送信するための無線通信システムにおいて、
(a)前記実および仮想信号成分を受信および処理するように構成される、実および仮想信号パスと、
(b)前記実および仮想信号パスの各々に結合された電力推定ユニットであって、電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するように構成される電力推定ユニットと、
(c)前記電力推定信号を送信電力制御(TPC)信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するように構成される第1の乗算器であって、前記TPC信号は前記無線通信信号の電力に関連付けられる、第1の乗算器と、
(d)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するように構成される、少なくとも1つのルックアップテーブル(LUT)と、
(e)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するように構成される位相歪み補償ユニットとを備えることを特徴とする集積回路(IC)。
【請求項41】
(f)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するように構成される第2の乗算器と、
(g)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するように構成される第1の加算器と、
(h)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するように構成される第3の乗算器と、
(i)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するように構成される第2の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項40に記載のIC。
【請求項42】
(j)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するように構成される第4の乗算器と、
(k)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するように構成される第3の加算器と、
(l)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するように構成される第5の乗算器と、
(m)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するように構成される第4の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項41に記載のIC。
【請求項43】
実および仮想信号成分から生成された少なくとも1つの無線通信信号を送信するための無線通信システムにおいて、前記無線通信信号の少なくとも1つの特性を調整する方法であって、
(a)電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するステップと、
(b)前記電力推定信号を送信電力制御(TPC)信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するステップであって、前記TPC信号は前記無線通信信号の電力に関連付けられるステップと、
(c)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するステップと、
(d)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するステップと、
(e)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するステップと、
(f)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するステップと、
(g)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するステップとを備えることを特徴とする方法。
【請求項44】
(h)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するステップと、
(i)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するステップと、
(j)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するステップと、
(k)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するステップと、
(l)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項43に記載の方法。
【請求項45】
実および仮想信号成分から生成された無線通信信号の少なくとも1つの特性を送信および調整するための無線通信システムであって、
(a)電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成する手段と、
(b)前記電力推定信号を送信電力制御(TPC)信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成する手段であって、前記TPC信号は前記無線通信信号の電力に関連付けられる手段と、
(c)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成する手段と、
(d)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成する手段と、
(e)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成する手段と、
(f)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成する手段と、
(g)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成する手段とを備えることを特徴とするシステム。
【請求項46】
(h)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成する手段と、
(i)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成する手段と、
(j)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算する手段と、
(k)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成する手段と、
(l)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算する手段とをさらに備えることを特徴とする請求項45に記載のシステム。
【請求項47】
実および仮想信号成分から生成された無線通信信号を基地局(BS)に送信するための無線送受信ユニット(WTRU)を含む無線通信システムにおいて、前記WTRUは、実および仮想信号成分を受信および処理するためのデジタル事前歪み補償モジュール、および、電力増幅器(PA)を含み、
(a)前記BSが無線通信信号を前記WTRUから受信するステップと、
(b)前記WTRUが、ステップ(a)に応答して、前記基地局によって生成された送信電力制御(TPC)信号を受信するステップと、
(c)前記WTRUが、ステップ(b)に応答して、第1のマップされたTPC信号および第2のマップされたTPC信号を生成するステップと、
(d)前記事前歪み補償モジュールが前記第1のマップされたTPC信号を受信することに応答して、前記信号成分の各々の振幅および位相特性が調整されるステップと、
(e)前記PAが前記第2のマップされたTPC信号を受信することに応答して、前記PAが非線形の態様で動作しないように、前記PAのゲインが調整されるステップとを備えることを特徴とする方法。
【請求項48】
実および仮想信号成分から生成された無線通信信号を送信するための無線通信システムであって、
(a)電力増幅器(PA)を含む無線送受信ユニット(WTRU)と、
(b)無線通信信号を前記WTRUから受信するように構成された基地局(BS)とを備え、
(i)送信電力制御(TPC)信号は前記BSによって生成され、
(ii)前記BSによって生成された前記TPC信号の受信に応答して、第1のマップされたTPC信号および第2のマップされたTPC信号は前記WTRUによって生成され、前記無線通信信号の生成に使用された前記信号成分の各々の振幅および位相特性は、前記第1のマップされたTPC信号に応答して調整され、前記PAのゲインは、前記第2のマップされたTPC信号に応答して、前記PAが非線形の態様で動作しないように調整されることを特徴とするシステム。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの無線通信信号を基地局(BS)に送信するためのデジタルベースバンド(DBB)送信機であって、前記BSは、前記無線通信信号の受信に応答して、送信電力制御(TPC)信号を生成するように構成され、
(a)前記無線通信信号の生成に使用された各実および仮想信号成分を受信および処理するように構成される、実および仮想信号パスを有するデジタル事前歪み補償モジュールと、
(b)電力増幅器(PA)を含むアナログ無線送信機であって、前記アナログ無線送信機は、前記処理された実および仮想信号成分を受信し、応答して、前記PAに入力される通信信号を生成するように構成され、前記PAは、前記生成された通信信号を増幅するように構成され、前記増幅された通信信号は前記DBB送信機から前記無線通信信号として出される、アナログ無線送信機と、
(c)前記デジタル事前歪み補償モジュールおよび前記PAと通信するコントローラであって、前記無線通信信号の特性を、前記BSによって生成された前記TPC信号に基づいて制御するように構成されるコントローラと、
(d)実および仮想信号パスを有し、前記実および仮想信号成分を生成し、前記TPC信号を受信し、前記TPC信号を前記コントローラに渡すように構成されるモデムと、
(e)前記モデムの前記実信号パスを前記デジタル事前歪み補償モジュールの前記実信号パスに結合する第1のローパスフィルタ(LPF)と、
(f)前記モデムの前記仮想信号パスを前記デジタル事前歪み補償モジュールの前記仮想信号パスに結合する第2のLPFとを備えることを特徴とするDBB送信機。
【請求項2】
前記コントローラは、前記TPC信号を前記モデムから受信するTPCマッピングユニットを含み、前記TPCマッピングユニットは、第1のマップされたTPC信号を前記デジタル事前歪み補償モジュールに、および、第2のマップされたTPC信号を前記PAに出力するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のDBB送信機。
【請求項3】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(i)前記実および仮想信号パスの各々に結合された電力推定ユニットであって、電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するように構成される電力推定ユニットと、
(ii)前記電力推定信号を前記第1のマップされたTPC信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するように構成される第1の乗算器と、
(iii)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するように構成される、少なくとも1つのルックアップテーブル(LUT)と、
(iv)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するように構成される位相歪み補償ユニットとを備えることを特徴とする請求項2に記載のDBB送信機。
【請求項4】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(v)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するように構成される第2の乗算器と、
(vi)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するように構成される第1の加算器と、
(vii)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するように構成される第3の乗算器と、
(viii)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するように構成される第2の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のDBB送信機。
【請求項5】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(ix)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するように構成される第4の乗算器と、
(x)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するように構成される第3の加算器と、
(xi)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するように構成される第5の乗算器と、
(xii)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するように構成される第4の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載のDBB送信機。
【請求項6】
前記振幅補償信号は前記デジタル事前歪み補償モジュールによって使用され、前記PAに関連付けられた少なくとも1つの低下した振幅特性を補正することを特徴とする請求項3に記載のDBB送信機。
【請求項7】
前記位相補償信号は前記デジタル事前歪み補償モジュールによって使用され、前記PAに関連付けられた少なくとも1つの低下した位相特性を補正することを特徴とする請求項3に記載のDBB送信機。
【請求項8】
前記第2のマップされたTPC信号は、前記PAが非線形の態様で動作しないように、前記PAのゲインの調整に使用されることを特徴とする請求項2に記載のDBB送信機。
【請求項9】
少なくとも1つの無線通信信号を基地局(BS)に送信するための無線送受信ユニット(WTRU)であって、前記BSは、前記無線通信信号の受信に応答して、送信電力制御(TPC)信号を生成するように構成され、
(a)前記無線通信信号の生成に使用された各実および仮想信号成分を受信および処理するように構成される、実および仮想信号パスを有するデジタル事前歪み補償モジュールと、
(b)電力増幅器(PA)を含むアナログ無線送信機であって、前記アナログ無線送信機は、前記処理された実および仮想信号成分を受信し、応答して、前記PAに入力される通信信号を生成するように構成され、前記PAは、前記生成された通信信号を増幅するように構成され、前記増幅された通信信号は前記WTRUから前記無線通信信号として出される、アナログ無線送信機と、
(c)前記デジタル事前歪み補償モジュールおよび前記PAと通信するコントローラであって、前記無線通信信号の特性を、前記BSによって生成された前記TPC信号に基づいて制御するように構成されるコントローラと、
(d)実および仮想信号パスを有し、前記実および仮想信号成分を生成し、前記TPC信号を受信し、前記TPC信号を前記コントローラに渡すように構成されるモデムと、
(e)前記モデムの前記実信号パスを前記デジタル事前歪み補償モジュールの前記実信号パスに結合する第1のローパスフィルタ(LPF)と、
(f)前記モデムの前記仮想信号パスを前記デジタル事前歪み補償モジュールの前記仮想信号パスに結合する第2のLPFとを備えることを特徴とするWTRU。
【請求項10】
前記コントローラは、前記TPC信号を前記モデムから受信するTPCマッピングユニットを含み、前記TPCマッピングユニットは、第1のマップされたTPC信号を前記デジタル事前歪み補償モジュールに、および、第2のマップされたTPC信号を前記PAに出力するように構成されることを特徴とする請求項9に記載のWTRU。
【請求項11】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(i)前記実および仮想信号パスの各々に結合された電力推定ユニットであって、電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するように構成される電力推定ユニットと、
(ii)前記電力推定信号を前記第1のマップされたTPC信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するように構成される第1の乗算器と、
(iii)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するように構成される、少なくとも1つのルックアップテーブル(LUT)と、
(iv)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するように構成される位相歪み補償ユニットとを備えることを特徴とする請求項10に記載のWTRU。
【請求項12】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(v)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するように構成される第2の乗算器と、
(vi)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するように構成される第1の加算器と、
(vii)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するように構成される第3の乗算器と、
(viii)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するように構成される第2の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項11に記載のWTRU。
【請求項13】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(ix)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するように構成される第4の乗算器と、
(x)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するように構成される第3の加算器と、
(xi)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するように構成される第5の乗算器と、
(xii)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するように構成される第4の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項12に記載のWTRU。
【請求項14】
前記振幅補償信号は、前記PAに関連付けられた少なくとも1つの低下した振幅特性の補正に使用されることを特徴とする請求項11に記載のWTRU。
【請求項15】
前記位相補償信号は、前記PAに関連付けられた少なくとも1つの低下した位相特性の補正に使用されることを特徴とする請求項11に記載のWTRU。
【請求項16】
前記第2のマップされたTPC信号は、前記PAが非線形の態様で動作しないように、前記PAのゲインの調整に使用されることを特徴とする請求項10に記載のWTRU。
【請求項17】
少なくとも1つの無線通信信号を基地局(BS)に送信するための集積回路(IC)であって、前記BSは、前記無線通信信号の受信に応答して、送信電力制御(TPC)信号を生成するように構成され、
(a)前記無線通信信号の生成に使用された各実および仮想信号成分を受信および処理するように構成される、実および仮想信号パスを有するデジタル事前歪み補償モジュールと、
(b)電力増幅器(PA)を含むアナログ無線送信機であって、前記アナログ無線送信機は、前記処理された実および仮想信号成分を受信し、応答して、前記PAに入力される通信信号を生成するように構成され、前記PAは、前記生成された通信信号を増幅するように構成され、前記増幅された通信信号は前記ICから前記無線通信信号として出される、アナログ無線送信機と、
(c)前記デジタル事前歪み補償モジュールおよび前記PAと通信するコントローラであって、前記無線通信信号の特性を、前記BSによって生成された前記TPC信号に基づいて制御するように構成されるコントローラと、
(d)実および仮想信号パスを有し、前記実および仮想信号成分を生成し、前記TPC信号を受信し、前記TPC信号を前記コントローラに渡すように構成されるモデムと、
(e)前記モデムの前記実信号パスを前記デジタル事前歪み補償モジュールの前記実信号パスに結合する第1のローパスフィルタ(LPF)と、
(f)前記モデムの前記仮想信号パスを前記デジタル事前歪み補償モジュールの前記仮想信号パスに結合する第2のLPFとを備えることを特徴とするIC。
【請求項18】
前記コントローラは、前記TPC信号を前記モデムから受信するTPCマッピングユニットを含み、前記TPCマッピングユニットは、第1のマップされたTPC信号を前記デジタル事前歪み補償モジュールに出力し、第2のマップされたTPC信号を前記PAに出力するように構成されることを特徴とする請求項17に記載のIC。
【請求項19】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(i)前記実および仮想信号パスの各々に結合された電力推定ユニットであって、電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するように構成される電力推定ユニットと、
(ii)前記電力推定信号を前記第1のマップされたTPC信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するように構成される第1の乗算器と、
(iii)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するように構成される、少なくとも1つのルックアップテーブル(LUT)と、
(iv)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するように構成される位相歪み補償ユニットとを備えることを特徴とする請求項18に記載のIC。
【請求項20】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(v)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するように構成される第2の乗算器と、
(vi)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するように構成される第1の加算器と、
(vii)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するように構成される第3の乗算器と、
(viii)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するように構成される第2の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項19に記載のIC。
【請求項21】
前記デジタル事前歪み補償モジュールは、
(ix)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するように構成される第4の乗算器と、
(x)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するように構成される第3の加算器と、
(xi)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するように構成される第5の乗算器と、
(xii)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するように構成される第4の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項20に記載のIC。
【請求項22】
前記振幅補償信号は、前記PAに関連付けられた少なくとも1つの低下した振幅特性の補正に使用されることを特徴とする請求項19に記載のIC。
【請求項23】
前記位相補償信号は、前記PAに関連付けられた少なくとも1つの低下した位相特性の補正に使用されることを特徴とする請求項19に記載のIC。
【請求項24】
前記第2のマップされたTPC信号は、前記PAが非線形の態様で動作しないように、前記PAのゲインの調整に使用されることを特徴とする請求項18に記載のIC。
【請求項25】
実および仮想信号成分から生成された少なくとも1つの無線通信信号を送信するための無線通信システムにおいて、
(a)前記実および仮想信号成分を受信および処理するように構成される、実および仮想信号パスと、
(b)前記実および仮想信号パスの各々に結合された電力推定ユニットであって、電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するように構成される電力推定ユニットと、
(c)前記電力推定信号を送信電力制御(TPC)信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するように構成される第1の乗算器であって、前記TPC信号は前記無線通信信号の電力に関連付けられる、第1の乗算器と、
(d)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するように構成される、少なくとも1つのルックアップテーブル(LUT)と、
(e)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するように構成される位相歪み補償ユニットとを備えることを特徴とするデジタル事前歪み補償モジュール。
【請求項26】
(f)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するように構成される第2の乗算器と、
(g)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するように構成される第1の加算器と、
(h)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するように構成される第3の乗算器と、
(i)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するように構成される第2の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項25に記載のデジタル事前歪み補償モジュール。
【請求項27】
(j)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するように構成される第4の乗算器と、
(k)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するように構成される第3の加算器と、
(l)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するように構成される第5の乗算器と、
(m)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するように構成される第4の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項26に記載のデジタル事前歪み補償モジュール。
【請求項28】
実および仮想信号成分から生成された少なくとも1つの無線通信信号を送信するための無線通信システムにおいて、
(a)前記実および仮想信号成分を受信および処理するように構成される、実および仮想信号パスと、
(b)前記実および仮想信号パスの各々に結合された電力推定ユニットであって、電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するように構成される電力推定ユニットと、
(c)前記電力推定信号を送信電力制御(TPC)信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するように構成される第1の乗算器であって、前記TPC信号は前記無線通信信号の電力に関連付けられる、第1の乗算器と、
(d)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するように構成される、少なくとも1つのルックアップテーブル(LUT)と、
(e)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するように構成される位相歪み補償ユニットとを備えることを特徴とするデジタルベースバンド(DBB)送信機。
【請求項29】
(f)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するように構成される第2の乗算器と、
(g)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するように構成される第1の加算器と、
(h)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するように構成される第3の乗算器と、
(i)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するように構成される第2の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項28に記載のDBB送信機。
【請求項30】
(j)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するように構成される第4の乗算器と、
(k)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するように構成される第3の加算器と、
(l)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するように構成される第5の乗算器と、
(m)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するように構成される第4の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項35に記載のDBB送信機。
【請求項31】
実および仮想信号成分から生成された少なくとも1つの無線通信信号を送信するための無線通信システムにおいて、
(a)前記実および仮想信号成分を受信および処理するように構成される、実および仮想信号パスと、
(b)前記実および仮想信号パスの各々に結合された電力推定ユニットであって、電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するように構成される電力推定ユニットと、
(c)前記電力推定信号を送信電力制御(TPC)信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するように構成される第1の乗算器であって、前記TPC信号は前記無線通信信号の電力に関連付けられる、第1の乗算器と、
(d)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するように構成される、少なくとも1つのルックアップテーブル(LUT)と、
(e)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するように構成される位相歪み補償ユニットとを備えることを特徴とする無線送受信ユニット(WTRU)。
【請求項32】
(f)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するように構成される第2の乗算器と、
(g)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するように構成される第1の加算器と、
(h)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するように構成される第3の乗算器と、
(i)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するように構成される第2の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項31に記載のWTRU。
【請求項33】
(j)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するように構成される第4の乗算器と、
(k)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するように構成される第3の加算器と、
(l)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するように構成される第5の乗算器と、
(m)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するように構成される第4の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項32に記載のWTRU。
【請求項34】
実および仮想信号成分から生成された少なくとも1つの無線通信信号を送信するための無線通信システムにおいて、
(a)前記実および仮想信号成分を受信および処理するように構成される、実および仮想信号パスと、
(b)前記実および仮想信号パスの各々に結合された電力推定ユニットであって、電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するように構成される電力推定ユニットと、
(c)前記電力推定信号を送信電力制御(TPC)信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するように構成される第1の乗算器であって、前記TPC信号は前記無線通信信号の電力に関連付けられる、第1の乗算器と、
(d)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するように構成される、少なくとも1つのルックアップテーブル(LUT)と、
(e)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するように構成される位相歪み補償ユニットとを備えることを特徴とする集積回路(IC)。
【請求項35】
(f)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するように構成される第2の乗算器と、
(g)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するように構成される第1の加算器と、
(h)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するように構成される第3の乗算器と、
(i)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するように構成される第2の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項34に記載のIC。
【請求項36】
(j)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するように構成される第4の乗算器と、
(k)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するように構成される第3の加算器と、
(l)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するように構成される第5の乗算器と、
(m)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するように構成される第4の加算器とをさらに備えることを特徴とする請求項41に記載のIC。
【請求項37】
実および仮想信号成分から生成された少なくとも1つの無線通信信号を送信するための無線通信システムにおいて、前記無線通信信号の少なくとも1つの特性を調整する方法であって、
(a)電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成するステップと、
(b)前記電力推定信号を送信電力制御(TPC)信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成するステップであって、前記TPC信号は前記無線通信信号の電力に関連付けられるステップと、
(c)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成するステップと、
(d)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成するステップと、
(e)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成するステップと、
(f)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成するステップと、
(g)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成するステップとを備えることを特徴とする方法。
【請求項38】
(h)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成するステップと、
(i)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成するステップと、
(j)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算するステップと、
(k)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成するステップと、
(l)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算するステップとをさらに備えることを特徴とする請求項37に記載の方法。
【請求項39】
実および仮想信号成分から生成された無線通信信号の少なくとも1つの特性を送信および調整するための無線通信システムであって、
(a)電力推定信号を前記実および仮想信号成分の大きさに基づいて生成する手段と、
(b)前記電力推定信号を送信電力制御(TPC)信号により乗算して、第1の結果の積信号を生成する手段であって、前記TPC信号は前記無線通信信号の電力に関連付けられる手段と、
(c)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、振幅補償信号を生成する手段と、
(d)前記振幅補償信号を前記実信号成分により乗算して、第2の結果の積信号を生成する手段と、
(e)前記第2の結果の積信号を前記実信号成分に加算して、振幅補償された実信号成分を生成する手段と、
(f)前記振幅補償信号を前記仮想信号成分により乗算して、第3の結果の積信号を生成する手段と、
(g)前記第3の結果の積信号を前記仮想信号成分に加算して、振幅補償された仮想信号成分を生成する手段とを備えることを特徴とするシステム。
【請求項40】
(h)前記第1の結果の積信号の受信に応答して、位相補償信号を生成する手段と、
(i)前記位相補償信号を前記振幅補償された実信号成分により乗算して、第4の結果の積信号を生成する手段と、
(j)前記第4の結果の積信号を前記振幅補償された仮想信号成分に加算する手段と、
(k)前記位相補償信号を前記振幅補償された仮想信号成分により乗算して、第5の結果の積信号を生成する手段と、
(l)前記第5の結果の積信号を前記振幅補償された実信号成分から減算する手段とをさらに備えることを特徴とする請求項39に記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【公表番号】特表2006−527534(P2006−527534A)
【公表日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−514289(P2006−514289)
【出願日】平成16年5月6日(2004.5.6)
【国際出願番号】PCT/US2004/013906
【国際公開番号】WO2005/002107
【国際公開日】平成17年1月6日(2005.1.6)
【出願人】(594164900)インターディジタル テクノロジー コーポレイション (153)
【氏名又は名称原語表記】InterDigital Technology Corporation
【Fターム(参考)】