説明

適応的コンテキスト駆動型電話番号ダイヤリング

【課題】電話番号のリストを生成するためのコンテキスト駆動型の適応的技術を可能にする技術を提供すること。
【解決手段】本発明の例示的実施形態の技術は、ユーザがどの電話番号をダイヤルしたいと思っているかを、ユーザが知る前でさえ、動的に予想しようとし、相手の名前および相手の電話番号をユーザの端末に提示する。特に、該技術はユーザ、ユーザのロケール、およびそのロケール内の1つまたは複数の端末を監視し、監視された情報に基づき、番号のマスタ集合から1つまたは複数の電話番号を選択し、かつ選択された番号をユーザに例えば短縮ダイヤル・リストまたはワンタッチ・ダイヤル・リストの形で提示する。次いでユーザは、提示された電話番号を検討し、それらの1つに電話を掛けたいか否かを決定する。該技術は、ユーザのコンピュータ、電話機、構内交換機、または関連電気通信システム内の他の装置で実現することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に電気通信に関し、さらに詳しくは、適応的コンテキスト駆動型ダイヤリングシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
電気通信システムは、1人または複数のユーザが相互に交信することを可能にする。システムの第1のユーザが第2のユーザに連絡を取るために、第1のユーザは通常、第2のユーザの端末に対応する電話番号をダイヤルするか、他の何らかのタイプの識別子を、彼または彼女の電気通信端末で呼び出さなければならない。一部のシステムでは、発呼中に、第2のユーザを普遍的に識別する識別子を、第1のユーザが指定することさえできる。そうすると電気通信システムは、第2のユーザに関連付けられる端末の番号に関係なく、その第2のユーザが居るか居そうな場所に電話を転送する。
【0003】
たとえ被呼者を見つけ出すための技術が存在しても、発呼者の側で、そもそも、どの相手に電話を掛け、どの番号を使用するのかを決定することは依然としてしばしば難しい。ある人々の発呼パターンは同じ人々に繰返し電話するというものであるが、他の人々は最初に、誰に電話することが必要かを決定し、それは様々な理由から時間の経過と共に変化するかもしれず、次いで電話する相手の番号を調べなければならない。これは、発呼1件当たりに費やされるわずかな時間量であるように見えるかもしれないが、電話を掛けるための準備に使用される時間量は、長い間にはかなり大きくなり得る。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
必要なものは、先行技術の欠点の幾つか無しに、ある人が電話するかもしれない1人または複数の相手を決定するための技術である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、電話番号のリストを生成するためのコンテキスト駆動型適応技術を可能にする。本発明の例示的実施形態の技術は、どの電話番号をユーザがダイヤルしたいかを、ユーザが知る前でさえ、動的に予想しようとし、相手の名前および相手の電話番号をユーザの端末に提示する。特に、該技術はユーザ、ユーザのロケール、およびそのロケール内の1つまたは複数の端末を監視し、監視された情報に基づき、番号のマスタ集合から、または番号の他の源から1つまたは複数の電話番号を選択し、かつ選択された番号をユーザに例えば短縮ダイヤル・リストまたはワンタッチ・ダイヤル・リストの形で提示する。次いでユーザは、提示された電話番号を検討し、それらの1つに電話を掛けたいか否かを決定する。該技術は、ユーザのコンピュータ、電話機、構内交換機、または関連電気通信システム内の他の装置で実現することができる。
【0006】
例示的実施形態の技術でどのように電話番号リストを生成しかつ更新するかについて、少なくとも3つの重要な側面がある。第1に、該技術は、電話番号リストが生成されるユーザのコンテキストを監視し、そのコンテキストはユーザが関係している、時間的、空間的、環境的、生理学的など、全ての因子を含む。例えば、該技術はユーザのコンピュータでどの文書が開いているかを監視し、番号リスト内でこれらの文書に関係する人々を識別するかもしれない。別の例として、ユーザが職場で残業している場合、プロセスはユーザの配偶者を番号リストの最上部に載せるかもしれない。
【0007】
第2に、該技術は、電気通信システム全体における他のユーザのコンテキストを監視する。例えば、該技術は異なるユーザ・ロケールの時間を監視し、彼らの電話機が深夜の時間帯に位置する場合、番号リストからユーザを排除するかもしれない。
【0008】
第3に、プロセスは、各々のユーザの変化するコンテキストを監視し、それに適合して、ユーザの習慣を監視し、これらの習慣に基づいて番号リストに載せるものを決定する点で適応的である。例えばモニタは、ユーザが日曜日の夜毎に母親に電話を掛けることを学習し得、その結果、彼のリストのこれらの時間に彼女の名前を載せる。
【0009】
本発明の例示的実施形態は、第1の電気通信端末を含む第1のロケールでの第1の因子の監視に基づく第1の信号を受信すること、および電話番号の第2の集合中の第1の電話番号であって、電話番号の第2の集合より多数の元を有する電話番号の第1の集合の元でもある第1の電話番号の帰属関係を変更することを含み、電話番号の第2の集合は少なくとも1つの元を有し、第1の電話番号の帰属関係の変更は第1の信号に基づく。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本明細書および付属の特許請求の範囲を目的として、用語「電話番号」とは、i)特定の相手に関連する網終端点(例えば電気通信端末等)、またはii)相手自身を一意に識別する識別子を指す。例示的実施形態では、電話番号は一連の10進数字であるが、電話番号がセッション開始プロトコル(SIP)ユニフォーム・リソース・ロケータ(URL)のフォーマットのような異なるフォーマットである代替的な実施形態をどのように作り使用するかは、当業者には明瞭であろう。
【0011】
図1は、本発明の例示的実施形態に係る電気通信システム100の特徴的な構成要素の略図を示す。電気通信システム100は、電気通信網105、構内交換機(PBX)120、セルラ・インフラストラクチャ150、サーバ190、ならびに様々な電気通信端末、例えばワイヤライン電話機110−1と110−2、コードレス電話機130、セルラ電話機160−1と160−2、およびワークステーション140−1乃至140−4などを含む。示された要素は、図示するように相互接続され、表示するように、接続の一部は有線であり、一部は無線である。例えば、構内交換機120はコードレス電話機130と無線で通信し、セルラ・インフラストラクチャ150は無線電話機160−1および160−2と無線で通信する。
【0012】
電気通信網105は、世界中の様々なエンティティによって所有され運用される電気通信機器の複合体である、公衆交換電話網を含む。例えば、アメリカ合衆国では、公衆交換電話網(すなわち「PSTN」)は10桁の数字によって定義されるアドレス空間を含み、したがって10億個の一意のアドレスまたは「電話番号」を含む。他の国々の公衆交換電話網も同様である。一部の実施形態では、網105はインターネット、またはおそらく他のインターネットプロトコルに基づく網をも含む。
【0013】
網105は、(i)構内交換機120によってサポートされる企業網、および(ii)セルラ・インフラストラクチャ150によってサポートされるセルラ網を含む、他の電気通信網を相互接続する。構内交換機120によってサポートされる企業網は、オフィスビルまたはキャンパスのようなサービスされる企業エリア内の1つまたは複数の電気通信端末、例えば端末110−1、130、140−1、および140−3に、電気通信サービスを提供する。セルラ・インフラストラクチャ150によってサポートされるセルラ網は、セルラ端末160−1および160−2ならびにワークステーション140−4を含め、1つまたは複数の電気通信端末に電気通信サービスを提供する。
【0014】
加えて、網105は、端末110−2および140−2のような他の電気通信端末にも電気通信サービスを提供する。例えば、端末110−2は、網105を経由して構内交換機120に呼を発信するかもしれず、あるいはその逆もあり得る。
【0015】
本明細書を読んだ後、公衆網または構内網、有線または無線、回線ベースまたはパケット・ベースである電気通信システム100内の網の様々な組合せを含む本発明の実施形態をどのように作り使用するかが、当業者には明瞭になるであろう。
【0016】
システム100全体に様々なユーザ環境が存在する。電気通信の観点から、ユーザ環境は、ユーザの制御内の少なくとも1つの電気通信端末を含むロケールとして定義される。ユーザの制御内の追加的端末が特定のユーザのロケール内に存在するかもしれず、そこで端末は、直接的に、あるいはユーザがログインした1つまたは複数のコンピューティング・システムを介して、相互にデータを交換することができる。例えば、第1のユーザの端末すなわち電話機110−1およびワークステーション140−1の両方を含むロケール101−1に第1のユーザが存在する。ロケール101−1内の端末は、(例えばローカル・エリア・ネットワークを介して、直接物理的接続等を介して)相互にデータを交換することができる。別の例として、第2のユーザが、第2のユーザに属する端末110−2およびパーソナル・コンピュータ140−2の両方を含むロケールに存在する。ロケール101−2はこのロケールを表わす。図1には少数のロケール(すなわちロケール101−1乃至101−5)しか示されていないが、図とは異なる個数のロケールを特徴とする本発明の実施形態をどのように作り使用するかは、当業者には明瞭であろう。
【0017】
システム100内の各ロケールは、ロケールのユーザが関係している全ての因子から構成されるコンテキスト情報の関連集合を有する。コンテキスト情報の集合は、測位、暦時間(スケジュールを含む)、環境パラメータ、ユーザ属性(生理学的パラメータを含む)、コンピュータ・システムの状態、発呼履歴、ユーザ間の関係、および端末相互の近接性のみならず、内因性または外因性とすることのできる追加情報をも含むが、それらに限定されない。例示的実施形態によれば、各ロケールのコンテキスト情報を表わす信号が収集されて評価され、ユーザによってダイヤル可能な電話番号の集合が生成される。
【0018】
図2は、本発明の例示的実施形態に係る構内交換機120の特徴的な構成要素のブロック図を示す。構内交換機120は、図示するように相互接続された、スイッチ・ファブリック210、プロセッサ220、メモリ230、クロック240、有線LANインタフェース250、無線LANインタフェース255、および伝送網インタフェース260を含む。
【0019】
スイッチ・ファブリック210は、構内交換機120が企業網内の端末(例えば電話機110−1、ワークステーション140−3等)と、網105に関連付けられる端末またはサーバとの間の通信セッション(例えば通話、データ転送等)を確立することを可能にする。スイッチ・ファブリック210をどのように作り使用するかは、当業者には明瞭であろう。
【0020】
プロセッサ220は、スイッチ・ファブリック210によって実行されるスイッチング論理を制御し、メモリ230に格納された命令を実行し、メモリ230からデータを読み出し、メモリ230にデータを書き込むことのできる汎用プロセッサである。本発明の代替的実施形態では、プロセッサ220は専用プロセッサとすることができる。
【0021】
例示的実施形態によれば、プロセッサ220は、以下で図8乃至10に関連して詳述するように、本発明の適応的コンテキスト駆動型タスクを実行する。一部の代替的実施形態では、プロセッサ220は、代わりに、コンテキスト関連信号を受信し(すなわち企業網内の端末から)、サーバ190のような別のデータ処理システムへのこれらの信号の送信を調整することができる。いずれにしても、本明細書を読んだ後、プロセッサ220をどのように作り使用するかが、当業者には明瞭になるであろう。
【0022】
メモリ230は、プロセッサ220によって使用される命令およびデータを周知の仕方で格納する。メモリ230は、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、フラッシュ・メモリ、ディスク・ドライブ・メモリなどの任意の組合せとすることができる。例示的実施形態によれば、メモリ230は1つまたは複数の他のソースから受信するコンテキスト情報を格納することができる。
クロック240は、現在の時刻、日付、および曜日のみならず、他の暦時間情報をも、周知の仕方でプロセッサ220に提供する。
【0023】
有線ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)インタフェース250は、PBX120が周知の仕方でワイヤライン信号をデスクセット110−1ならびにワークステーション140−1および140−3のようなワイヤライン端末と交換することを可能にする、回路構成を含む。インタフェース250は受信器部250−1および送信器部250−2を含む。
【0024】
無線ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)インタフェース255は、交換機120が周知の仕方で無線信号を端末130と交換することを可能にする回路構成を含む。インタフェース255は受信器部255−1および送信器部255−2を含む。
【0025】
伝送網インタフェース260は、交換機120が周知の仕方で信号を網105と交換することを可能にする回路構成を含む。インタフェース260は受信器部260−1および送信器部260−2を含む。
【0026】
図3は、本発明の例示的実施形態に係るサーバ190の特徴的な構成要素のブロック図を示す。サーバ190は、下述する例示的実施形態の技術をサポートするサーバ・データ処理システムである。サーバ190は、図示するように相互接続された、伝送網インタフェース310、プロセッサ320、メモリ330、およびクロック340を含む。
【0027】
伝送網インタフェース310は、サーバ190が周知の仕方で信号を網105と交換することを可能にする回路構成を含む。インタフェース310は受信器部310−1および送信器部310−2を含む。
【0028】
プロセッサ320は、受信器インタフェース310−1から情報を受信し、メモリ330に格納された命令を実行し、メモリ330からデータを読み出し、かつメモリ330にデータを書き込むことのできる汎用プロセッサである。本発明の一部の代替的実施形態では、プロセッサ320は専用プロセッサとすることができる。
【0029】
本発明の例示的実施形態によれば、プロセッサ320は、(例えばセルラ端末160−1および160−2から、ワイヤライン端末110−2等から)コンテキスト関連信号を受信し、構内交換機120へのこれらの信号の送信を調整する。一部の代替的実施形態では、プロセッサ320は代わりに、構内交換機120以外のデータ処理システムへのコンテキスト関連信号の送信を調整することができる。一部の他の代替的実施形態では、プロセッサ320は代わりに、以下で図8乃至10に関連して詳述するように、本発明の適応的コンテキスト駆動型電話番号ダイヤリングを実行することができる。
【0030】
メモリ330は、プロセッサ320によって使用される命令およびデータを周知の仕方で格納する。メモリ330は、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、フラッシュ・メモリ、ディスク・ドライブ・メモリなどの任意の組合せとすることができる。例示的実施形態によれば、メモリ330は1つまたは複数の他のソースから受信するコンテキスト情報を格納することができる。
【0031】
クロック340は、現在の時刻、日付、および曜日のみならず、他の暦時間情報をも、周知の仕方でプロセッサ320に提供する。
【0032】
図4は、例示的実施形態に係るコードレス電話機130の特徴的な構成要素のブロック図を示す。コードレス電話機130は、図示するように相互接続された、トランシーバ410、プロセッサ420、メモリ430、クロック440、測位センサ450、環境センサ460、生理学的センサ470、入力装置480、および出力装置490を含む。
【0033】
トランシーバ410は、電話機130が周知の仕方で信号をPBX120と交換することを可能にする回路構成を含む。トランシーバ410は受信器部および送信器部を含む。
【0034】
プロセッサ420は、コードレス電話機130のユーザが関係する通話の処理を制御する。プロセッサ420はプログラムによる汎用プロセッサであるが、プロセッサ420が「ハードワイヤード」または専用プロセッサである本発明の代替的実施形態をどのように作り使用するかは、当業者には明瞭であろう。
【0035】
本発明の例示的実施形態によれば、プロセッサ420はまた、コンテキスト関連信号(例えば暦データ、位置データ等)を収集し、トランシーバ410を介して構内交換機120へのこれらの信号の送信を調整する。一部の代替的実施形態では、プロセッサ420は代わりに、PBX120以外のデータ処理システムへのコンテキスト関連信号の送信を調整することができる。一部の他の代替的実施形態では、プロセッサ420は代わりに、以下で図8乃至10に関連して詳述するように、適応的コンテキスト駆動型電話番号ダイヤリングを実行することができる。
【0036】
メモリ430は、プロセッサ420によって使用される命令およびデータを周知の仕方で格納する。メモリ430は、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、フラッシュ・メモリ、ディスク・ドライブ・メモリなどの任意の組合せとすることができる。例示的実施形態によれば、メモリ430は、コンテキスト情報に基づいて選択された電話番号をも格納する。
【0037】
クロック440は、暦時間関連情報を周知の仕方でプロセッサ420に提供する。
測位センサ450は、以下で詳述するように位置データを受信し、これらのデータを周知の仕方でプロセッサ420に送信する。
【0038】
環境センサ450は、以下で詳述するように1つまたは複数の環境パラメータについての大気データを受信し、これらのデータを周知の仕方でプロセッサ420に送信する。
【0039】
生理学的センサ470は、以下で詳述するように1つまたは複数の生理学的パラメータについての生理学的データをユーザから受信し、これらのデータを周知の仕方でプロセッサ420に送信する。
【0040】
入力装置480はユーザからの入力を受信し、対応する入力信号をプロセッサ420に送信する。図4には単一の入力装置しか示されていないが、一部の実施形態では、コードレス電話機130は、当技術分野で周知の通り、複数の入力装置(例えばキーパッド、タッチスクリーン等)を有する。
【0041】
出力装置490はプロセッサ420からの信号を受信して、メモリ430に格納されている選択電話番号をどのように選択するかの情報をユーザに提示する。図4には単一の出力装置しか示されていないが(すなわちディスプレイ)、一部の実施形態では、コードレス電話機130は、当技術分野で周知の通り、複数の出力装置(例えばディスプレイ、ワンタッチ・キー・ラベル、スピーカ等)を有する。
【0042】
当業者には理解される通り、システム100内の他の型の1つまたは複数の端末(例えばワイヤライン電話機110−i、セルラ電話機160−j、ワークステーション140−k等)は、コードレス電話機130を構成する機能の一部または全部を含むことができる。特に、他の端末はコンテキスト関連信号(例えば暦データ、環境データ等)を受信し、構内交換機120のようなデータ処理システムへのこれらの信号の送信を調整することができる。一部の例示的実施形態では、端末は代わりに、以下で図8乃至10に関連して詳述するように、本発明の適応的コンテキスト駆動型ダイヤリングを実行することができる。
【0043】
コードレス電話機130以外の端末がどのようにして本発明の機能を提示することができるか、幾つかの例をここに提供する。第1の例では、ワイヤライン電話機110−iの構成要素は、ワイヤライン電話機110−iが、固定位置のワイヤライン端末では不必要な測位センサ450を含まないことを除いては、図4に示したそれらの対応物と同等である。第2の例では、セルラ電話機160−jの構成要素は、電話機160−jが、おそらく携帯電話機の小型の形状因子により生理学的センサ470を含めることが実用的でないため、これらのセンサを含まないことを除いては、図4のそれらの対応物と同等である。そして第3の例では、ワークステーション140−kの構成要素は、ワークステーション140−kが、ワークステーションが接続されているコンピュータ・システムのコンピュータ・ファイル管理(例えばファイルを開く、ファイルを閉じる、ファイルを修正する等)を監視するセンサを追加的に含むことができることを除いては、図4のそれらの対応物と同等である。しかし、当業者には理解される通り、これらの例は、各端末に関連付けられ得るセンサを限定または厳密に定義することを意図するものではない。
【0044】
図5は、本発明の第3の例示的実施形態に係る測位センサ450の特徴的な構成要素のブロック図を示す。測位センサ450は、ユーザのロケールを表わすデータを提供する、全地球測位システム(GPS)510、高度計520、および加速度計530を含む。
【0045】
全地球測位システム(GPS)510は、衛星ベースの信号を受信し、当技術分野でよく理解されているように地球上の位置を決定し、データをプロセッサ420に送信する。一部の実施形態では、GPS510はまた、近傍の他の無線端末の測位に関する情報をプロセッサ420に送信する。下述の通り、プロセッサ420は、着信メッセージの到着をどのようにユーザに知らせるかを決定する際に、この情報を考慮することができる。
【0046】
一部の実施形態では、測位を決定するのに衛星ベースの信号以外の手段(例えば三角測量、無線ビーコン、高周波指紋等)を使用し得ることは、当業者には明瞭であろう。そのような実施形態では、当技術分野でよく理解される通り、GPS510の代わりに適切な受信器(例えば高周波受信器等)を用いることができる。
【0047】
高度計520は周知の仕方で高度を測定し、その測定値をプロセッサ420に送信する。一部の実施形態では、高度計520の読みは大気圧に基づき、一部の他の実施形態では、高度計520はレーダに基づく。
加速度計530は周知の仕方で加速度を測定し、その測定値をプロセッサ420に送信する。
【0048】
図6は、本発明の例示的実施形態に係る環境センサ460の特徴的な構成要素のブロック図を示す。環境センサ460は、温度計610、湿度計620、気圧計630、騒音計640、および光度計650を含み、それらは全てユーザのロケールの大気から情報を受信する。
温度計610は周知の仕方で周囲の温度を測定し、その測定値をプロセッサ420に送信する。
【0049】
湿度計620は周知の仕方で周囲の湿度を測定し、その測定値をプロセッサ420に送信する。
気圧計630は周知の仕方で周囲の気圧を測定し、その測定値をプロセッサ420に送信する。
騒音計640は周知の仕方で周囲の音の強さを測定し、その測定値をプロセッサ420に送信する。
光度計650は周知の仕方で周囲の光の強さを測定し、その測定値をプロセッサ420に送信する。
【0050】
図7は、本発明の例示的実施形態に係る生理学的センサ470の特徴的な構成要素のブロック図を示す。生理学的センサ470は、心拍数モニタ710、血圧モニタ720、呼吸数モニタ730、体温モニタ740、および脳活動モニタ750を含む。一部の実施形態では、これらのモニタのうちの少なくとも1つが、ユーザの身体の一部分(例えば指、前頭部等)に結合された少なくとも1つのセンサを介して、ユーザからの入力を受信する。この場合、センサは有線または無線のいずれかでデータを端末に送信する。一部の他の実施形態では、これらのモニタのうちの少なくとも1つが、端末内に位置する少なくとも1つのセンサを介して、ユーザからの入力を受信する。この場合、センサは、ユーザが端末を保持しているときに、ユーザから生理学的信号を受信する。
【0051】
心拍数モニタ710は周知の仕方でユーザの心拍数を測定し、その測定値をプロセッサ420に送信する。
血圧モニタ720は周知の仕方でユーザの血圧を測定し、その測定値をプロセッサ420に送信する。
呼吸数モニタ730は周知の仕方でユーザの呼吸数を測定し、その測定値をプロセッサ420に送信する。
体温モニタ740は周知の仕方でユーザの体温を測定し、その測定値をプロセッサ420に送信する。
脳活動モニタ750は周知の仕方で(例えばEKG等)ユーザの脳活動を測定し、その測定値をプロセッサ420に送信する。
【0052】
既述した様々なセンサからコンテキスト関連情報を受信することに加えて、プロセッサ420は他のソースから追加情報を受信することも可能である。1つのそのようなソースとして通話記録、または発呼活動の他の記録(もしくは発呼履歴)がある。例えば通話記録は、次の1つまたは複数を含むことができる。
i.ロケール101−1の端末に対して行なわれ、完了した全ての通話(すなわち「着呼」)
ii.ロケール101−1の端末から発信した全ての通話(すなわち「発呼」)
iii.ロケール101−1の端末に対して行なわれたが、完了しなかった全ての通話(すなわち「不在着信」)
iv.ロケール101−2の端末に対して行なわれ、完了した全ての通話
v.ロケール101−2の端末から発信した全ての通話
vi.ロケール101−2の端末に対して行なわれたが、完了しなかった全ての通話
当業者には理解される通り、通話記録は周知の仕方で(例えば追加ロケール等についての)追加情報を追跡することができる。
【0053】
様々な端末で有効な現在の暦時間を受信することに加えて、プロセッサ420は、1人のユーザのスケジュールまたは複数のユーザのスケジュールの暦時間指示を含むスケジュール情報を受信することもできる。指示は、(例えばロケール101−1、ロケール101−2等の)ユーザが(例えば会合、医師の予約、休暇等によって)割かれる期間とすることができる。例えば各期間は、「月曜日の午後1時から午後4時まで」、「水曜日の午前8時から午後1時まで」等のような時間帯である。スケジュールは、当技術分野で周知の通り、個別の期間に加えて、周期的事象(例えば毎週金曜日の午前10時から午前11時まで等)を含むことができる。当業者には理解される通り、スケジュール情報および記入項目は、各端末から直接、またはユーザのスケジュール情報を格納しているデータ処理システムから受信することができる。
【0054】
プロセッサ420はまた、ユーザの可用性、ユーザの活動、実時間株価、ポートフォリオ・バランスなどのような追加の外因性情報を受信することも可能である。
【0055】
図8は、本発明の例示的実施形態に係る、ダイヤルすべき電話番号の適応的コンテキストベースの選択に関連する特徴的なタスクのフローチャートを示す。当業者には理解される通り、図示したタスクの一部または全部を図とは異なる順序で組み合わせ、または実行することができる。
【0056】
例示的実施形態によれば、構内交換機120が図示されたタスクを実行する。しかし、本明細書を読んだ後、交換機120が図示されたタスクの一部だけを実行し、別のデータ処理システムまたは端末が図示されたタスクの一部または全部を実行する本発明の実施形態をどのように作り使用するかは、当業者には明瞭であろう。加えて、本明細書を読んだ後、電話番号の集合を決定する際に、コンテキスト関連信号の異なる集合を考慮する本発明の実施形態をどのように作り使用するかは、当業者には明瞭であろう。
【0057】
教育を目的として、交換機120は、図示されたタスクをロケール101−1のユーザのために実行している。しかし、当業者には理解される通り、例示的実施形態のタスクは、追加的ユーザ(例えばロケール101−2のユーザ、ロケール101−3のユーザ等)のための電話番号の追加的集合を生成するために実行することができる。
【0058】
タスク801で、交換機120は電話番号の第1の集合を受信する。一部の実施形態では、この集合は、i)交換機120にすでに格納されており、そこで利用可能であるか、ii)別のデータ処理システムまたは端末から取出し可能である、連絡先ディレクトリにある番号の一部または全部を含む。一部の代替的実施形態では、第1の集合の1つまたは複数の電話番号が、ウェブ・ページ、PDFファイル、電子メール、テキスト・メッセージ、インスタント・メッセージなどのようなファイルまたはメッセージから抽出される。第1の集合の番号は、複数のユーザによってすでにアクセス可能であるかもしれず、あるいは第2の集合の電話番号が生成されるユーザによってのみアクセス可能であるかもしれない。さらに、番号は1人または複数のユーザにとってすでに慣れ親しんでいるかもしれず、そうでないかもしれない。当業者には理解される通り、本発明の例示的実施形態によれば、交換機120は時間が経つにつれて追加の電話番号を受信することができ、そこから選択された番号の第2の集合を生成することができる。
【0059】
タスク802で、交換機120は、生成される番号の集合がそれに基づくことができる規則の集合を受信する。第1の例として、規則は、どのコンピュータ・ファイルまたは文書をコンピュータ・システムで開くかを評価し、電話番号をこれらの開かれたファイルまたは文書に関連付けられる人々に基づかせることを規定し得る。第2の例として、規則は、時刻(すなわち暦時間の一部として)を評価し、深夜の時間帯の人々に対応する電話番号を考慮から除去することを規定し得る。第3の例として、規則は、(番号の集合が生成されている)ロケール101−1のユーザの時刻を評価し、それが深夜である場合、リストの最上部にユーザの配偶者を配置することを規定する。当業者には理解される通り、多数の他の規則が可能である。
【0060】
タスク803で、交換機120は、第1の電気通信端末(すなわち端末110−1)の第1のロケール(すなわちロケール101−1)における因子の第1の集合の監視に基づく、1つまたは複数のコンテキスト関連の信号を受信する。受信信号によって表わされる情報は、以下で図10に関連して記載する。
【0061】
タスク804で、交換機120は、他の電気通信端末の1つまたは複数の他のロケール(すなわちロケール101−2、101−3など)における因子の他の集合の監視に基づく、1つまたは複数のコンテキスト関連信号を受信する。受信信号によって表わされる情報は、以下で図11に関連して記載する。
【0062】
タスク805で、交換機120は、因子の第1の集合のみならず、因子の他の集合においても、それらの中の1つまたは複数の監視因子に対応する受信信号を評価する。これは一部においては、データの1つの集合と別の集合との間の関係を考慮する規則に対応するために実行される。例えば交換機120は、各端末からの測位情報に基づいて、2つの端末の相互に対する近接性を決定することができる。交換機120は、各監視因子の各受信信号の関連性を決定する際に、タスク802で受信した規則の集合を適用する。
【0063】
タスク806で、交換機120は、例示的実施形態に従って、信号および因子の評価に基づき、電話番号の第2の集合内の少なくとも第1の電話番号の帰属関係を変更する。例えば、電話番号の第1の集合は、複数の場所にまたがる企業の全従業員の番号を含むことができ、その場合、タスク805で実行された評価に基づいて、番号の第1の集合から電話番号の第2の集合が生成される。当業者には理解される通り、生成される番号の第2の集合の大きさを決定するために、電話番号の最大個数もしくは最小個数、または両方を指定することができる。
【0064】
タスク807で、交換機120は、意図するユーザの端末(例えばロケール101−1のユーザの端末110−1等)に、生成された番号の第2の集合内の電話番号を提示する。一部の実施形態では、交換機120は代わりに、生成された電話番号の部分集合を提示する。例えば交換機120は、10個の電話番号、対応する人々の名前(または他の識別子)、および対応する短縮ダイヤル・コードを指定する短縮ダイヤル・リストの形で、番号を端末110−1に転送することができる。別の例として、交換機120は、5個の電話番号、人々の名前、ならびに番号および名前を端末のソフト・キーにどのようにマッピングするかに関する情報を指定するワンタッチ・ダイヤル・リストの形で、番号を端末110−1に転送することができる。当業者には理解される通り、番号を端末に、かつ最終的に端末のユーザに提示するための他の技術が可能である。
【0065】
例示的実施形態によれば、交換機120は、ユーザが番号を選択した後でのみ、リストから番号をダイヤルする。一部の代替的実施形態では、交換機120(またはユーザの端末)はより積極的であり、生成された集合内の1つまたは複数の番号をダイヤルするための動作開始の合図を出すことができる。例えば交換機120は、「あと5秒で母親に電話します。止めるには「取り消す」と言うかまたはそれを選択してください」のような内容のユーザへのメッセージを、端末110−1を介して再生することができる。
【0066】
タスク807の後、タスクの実行はタスク803に戻り、それによって、生成された電話番号の集合を、監視される各ロケールにおけるコンテキスト関連情報の変化に適応させることができる。
【0067】
図9は、第1のロケール(例えばロケール101−1等)から様々なコンテキスト関連信号を受信することに関連する特徴的なタスクのフローチャートを示す。当業者には理解される通り、図示されたタスクの一部または全部を、図とは異なる順序で組み合わせ、または実行することができる。
【0068】
タスク901で、構内交換機120は、第1のロケールを構成する1つまたは複数のソースから(例えば端末110−1から、コンピュータ140−1からなど)測位データを受信する。
タスク902で、交換機120は、第1のロケールを構成する1つまたは複数のソースから暦時間データを受信する。
タスク903で、交換機120は、第1のロケールを構成する1つまたは複数のソースから環境パラメータ・データを受信する。
タスク904で、交換機120は、第1のロケールを構成する1つまたは複数のソースから生理学的パラメータ・データを受信する。
タスク905で、交換機120は、第1のロケールを構成する1つまたは複数のソースからコンピュータ・システム関連データを受信する。
タスク906で、交換機120は、第1のロケールを構成する1つまたは複数のソースから発呼履歴データを受信する。
【0069】
図10は、第1のロケール以外のロケール(例えばロケール101−2乃至101−5等)から様々なコンテキスト関連信号を受信することに関連する特徴的なタスクのフローチャートを示す。当業者には理解される通り、図示されたタスクの一部または全部を、図とは異なる順序で組み合わせ、または実行することができる。
【0070】
タスク1001で、構内交換機120は、第1のロケール以外の1つまたは複数のロケールを構成する1つまたは複数のソースから(例えば端末110−2から、コンピュータ160−1から等)測位データを受信する。
【0071】
タスク1002で、交換機120は他のロケールを構成する1つまたは複数のソースから暦時間データを受信する。
タスク1003で、交換機120は他のロケールを構成する1つまたは複数のソースから環境パラメータ・データを受信する。
タスク1004で、交換機120は他のロケールを構成する1つまたは複数のソースから生理学的パラメータ・データを受信する。
タスク1005で、交換機120は他のロケールを構成する1つまたは複数のソースからコンピュータ・システム関連データを受信する。
タスク1006で、交換機120は他のロケールを構成する1つまたは複数のソースから発呼履歴データを受信する。
【0072】
上述の実施形態は本発明の単なる例示であって、当業者は、本発明の範囲から逸脱することなく、上述の実施形態の多くの変形を考案することができることを理解されたい。例えば、本明細書では、本発明の例示的実施形態の完全なる説明および理解をもたらすために、多数の特定の詳細が提示されている。しかし、本発明はこれらの詳細のうちの1つまたは複数が無くても、他の方法、材料、構成要素等により、実施することができることを、当業者は理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】本発明の例示的実施形態に係る電気通信システム100の特徴的な構成要素の略図である。
【図2】システム100の構内交換機120の特徴的な構成要素のブロック図である。
【図3】システム100のサーバ190の特徴的な構成要素のブロック図である。
【図4】システム100のコードレス電話機130の特徴的な構成要素のブロック図である。
【図5】システム100の測位センサ450の特徴的な構成要素のブロック図である。
【図6】システム100の環境センサ460の特徴的な構成要素のブロック図である。
【図7】システム100の生理学的センサ470の特徴的な構成要素のブロック図である。
【図8】本発明の例示的実施形態に係る、ダイヤルすべき電話番号の適応的コンテキストベースの選択に関連する特徴的なタスクのフローチャートである。
【図9】第1のロケールから様々なコンテキスト関連信号を受信することに関連する特徴的なタスクのフローチャートである。
【図10】第1のロケール以外のロケールから様々なコンテキスト関連信号を受信することに関連する特徴的なタスクのフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の電気通信端末を含む第1のロケールでの第1の因子の監視に基づく第1の信号を受信すること、および
電話番号の第2の集合中の第1の電話番号であって、電話番号の前記第2の集合より多数の元を有する電話番号の第1の集合の元でもある第1の電話番号の帰属関係を変更すること、
を含み、
電話番号の前記第2の集合が少なくとも1つの元を有し、かつ
前記第1の電話番号の帰属関係の前記変更が前記第1の信号に基づく、
方法。
【請求項2】
前記第1の因子が前記第1の電気通信端末の測位である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の因子が前記第1の電気通信端末の暦時間である、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の因子が前記第1の電気通信端末の環境パラメータである、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の因子が前記第1の電気通信端末の第1のユーザの生理学的パラメータである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の因子が、少なくとも1つのデータを前記第1の電気通信端末と共有することのできる第1のコンピューティング・システムの第1のコンピュータ・ファイルの状態である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
第1の電気通信端末を含む第1のロケールでの第1の因子の監視に基づく第1の信号と、前記第1の電気通信端末の第1のユーザに関連付けられる発呼履歴に基づく第2の信号とを受信すること、および
電話番号の第2の集合中の第1の電話番号であって、電話番号の前記第2の集合より多数の元を有する電話番号の第1の集合の元でもある第1の電話番号の帰属関係を変更すること、
を含み、
電話番号の前記第2の集合が少なくとも1つの元を有し、かつ
前記第1の電話番号の帰属関係の前記変更が前記第1の信号および前記第2の信号に基づく、
方法。
【請求項8】
前記第1の因子が前記第1の電気通信端末の測位である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の因子が前記第1の電気通信端末の暦時間である、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
第1の電話番号によって識別される第2の電気通信端末を含む第1のロケールでの第1の因子の監視に基づく第1の信号を第1の電気通信端末で受信すること、および
電話番号の第2の集合中の前記第1の電話番号であって、電話番号の前記第2の集合より多数の元を有する電話番号の第1の集合の元でもある第1の電話番号の帰属関係を変更すること、および
前記第1の電話番号を前記第1の電気通信端末の第1のユーザに提示すること、
を含み、
電話番号の前記第2の集合が少なくとも1つの元を有し、かつ
前記第1の電話番号の帰属関係の前記変更が前記第1の信号に基づく、
方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−236753(P2008−236753A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−70753(P2008−70753)
【出願日】平成20年3月19日(2008.3.19)
【出願人】(506079711)アバイア テクノロジー エルエルシー (45)
【Fターム(参考)】