説明

降雨状況報知装置、車載駐車情報送信装置、および車載降雨情報送信装置

【課題】 車両のユーザが、自車両の駐車位置に基づいた現在の降雨の状況の報知を受けることができるようにすることを目的とする。
【解決手段】 駐車車両1は、自車両が駐車している旨、および自車両の駐車位置を、無線通信の基地局2、広域ネットワーク3を介して降雨状況報知装置4に送信する。そして複数の周辺走行車両5、6は、自車両の現在位置、および現在の自車両の位置における降雨の有無の情報を、基地局2、広域ネットワーク3を介して降雨状況報知装置4に送信する。降雨状況報知装置4は、これら駐車車両1、周辺走行車両5、6から受信した情報に基づいて、駐車車両の位置における降雨の有無を推定し、その降雨の有無の情報を含む電子メールを、広域ネットワーク3、基地局7等を介して駐車車両1のユーザの所有する携帯電話8またはパーソナルコンピュータ9に届くよう送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐車している車両の位置の降雨状況を、当該駐車車両のユーザに報知する降雨状況報知装置、この降雨状況報知装置に駐車車両の位置の情報を送信する車載駐車情報送信装置、およびこの降雨状況報知装置に自車の降雨の情報を送信する降雨情報送信装置
に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、室内にいる車両のユーザが、自車両の駐車位置における現在の降雨状況を知りたいというニーズが存在する。このようなニーズは、例えば、今から駐車車両まで歩いていくので傘を携帯する必要があるか否かを知りたい、という様な場合に発生する。
【0003】
このニーズを満たすための方法としては、Web、テレビ、ラジオ等によって提供される天気概況を用いる方法があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記したような方法では、自車両の駐車位置とは関わりなく提供される天気概況から、ユーザが自車両の駐車位置を考慮しつつ、その駐車位置における降雨状況を推定する必要があった。
【0005】
本発明は上記点に鑑み、車両のユーザが、自車両の駐車位置に基づいた現在の降雨の状況の報知を受けることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、駐車車両(1)の位置情報を受信する駐車情報受信手段(410、420)と、複数の車両(5、6)のそれぞれから、前記車両の位置情報および前記車両の位置における降雨情報を受信して記憶媒体に記憶させる降雨情報受信手段(610、620)と、前記駐車車両の位置情報が示す駐車位置を含む所定の地理範囲内の位置における、前記降雨情報受信手段が前記記憶媒体に記憶させた前記降雨情報を推定材料とし、この推定材料に基づいて前記駐車位置における降雨の状況を推定する推定手段(930、940)と、前記推定手段が推定した前記降雨の状況を、前記駐車車両のユーザに報知する報知手段(960)と、を備えた降雨状況報知装置である。
【0007】
これによって、降雨状況報知装置は、駐車車両の位置情報、複数の車両の位置情報および降雨情報に基づいて、駐車位置を含む所定の地理範囲内の位置における降雨情報を推定材料として、その駐車位置における降雨の状況を推定し、その推定した降雨の状況を、当該駐車車両のユーザに報知する。したがって、駐車車両のユーザが、自車両の駐車位置に基づいた現在の降雨の状況の報知を受けることができる。
【0008】
なお、車両の位置情報とは、その車両の所在位置を特定するための情報をいう。また、位置における降雨情報とは、その位置においての降雨の状況(例えば雨が降っているか否か)を特定するための情報である。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の降雨状況報知装置において、前記受信手段は、複数の車両のそれぞれから、前記車両の位置情報、前記車両の位置における降雨情報、およびその降雨情報に係る時刻情報を記憶媒体に記憶させ、前記推定手段の前記推定材料は、現在時刻以前の所定の時間内における前記駐車位置を含む前記所定の地理範囲内の位置における前記降雨情報であることを特徴とする。
【0010】
なお、降雨情報に係る時刻情報とは、その降雨情報がどの時刻についての降雨の情報であるかを示す情報をいう。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の降雨状況報知装置において、前記推定手段は、前記推定材料とする降雨情報のうち、降雨があることを示す情報が占める割合に基づいて、前記駐車位置における降雨の状況を推定することを特徴とする。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の降雨状況報知装置において、前記降雨の状況とは、降雨の有無であることを特徴とする。
【0013】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の降雨状況報知装置において、前記降雨情報受信手段が受信する前記降雨情報は、前記複数の車両が有する、降雨センサ(26)の降雨の検出によって作動するワイパ(28)の作動に基づくものであることを特徴とする。
【0014】
このように、降雨情報が、降雨の検出によって作動するワイパの作動に基づいているので、例えば人の操作によるワイパの作動に基づいている場合に比べ、降雨状況の推定の精度が向上する。
【0015】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の降雨状況報知装置において、前記駐車情報受信手段は、駐車車両から送信された、現在駐車している旨の情報、および当該駐車車両の現在位置情報を受信することを特徴とする。
【0016】
なお、駐車車両の送信した情報は、直接降雨状況報知装置によって受信されてもよいし、他の通信装置を経由した後降雨状況報知装置によって受信されてもよい。すなわち、駐車車両の送信した情報が、最終的に降雨状況報知装置によって受信されれば足りる。
【0017】
また、請求項7に記載の発明は、自車両の位置を特定する位置特定手段(240)と、 自車両が駐車していることを検出する駐車検出手段(210)と、駐車検出手段の検出に基づいて、現在駐車している旨の情報、および前記位置特定手段が特定した現在位置情報を請求項5に記載の降雨状況報知装置宛に送信する駐車情報送信手段(260)と、を備えた車載駐車情報送信装置である。
【0018】
これによって、駐車車両のユーザが、自車両の駐車位置に基づいた現在の降雨の状況の報知を受けることができる。
【0019】
また、請求項8に記載の発明は、自車両の位置を特定する位置特定手段(340)と、ワイパが作動したことを検出するワイパ検出手段(310)と、前記ワイパ検出手段の検出に基づいて、前記位置特定手段が特定した現在位置、およびこの現在位置において現在降雨がある旨の情報を請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車載降雨情報送信装置宛に送信する降雨情報送信手段(360)と、を備えた載降雨情報送信装置である。
【0020】
これによって、駐車車両のユーザが、自車両の駐車位置に基づいた現在の降雨の状況の報知を受けることができる。
【0021】
また、請求項9に記載の発明は、自車両の位置を特定する位置特定手段(340)と、降雨を検出する降雨検出手段(310)と、前記降雨検出手段の検出に基づいて、前記位置特定手段が特定した現在位置、およびこの現在位置において現在降雨がある旨の情報を請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車載降雨情報送信装置宛に送信する降雨情報送信手段(360)と、を備えた載降雨情報送信装置である。
【0022】
これによって、送信する降雨がある旨の情報の精度が向上する。
【0023】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段、または具体的手段として下記リモートサービスECU12、リモートサービスECU22のCPU、およびCPU41を機能させるためのソフトウェアの処理との対応関係を示すものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
図1に、本発明の一実施形態に係る降雨状況報知システムの全体構成図を示す。降雨状況報知システムは、駐車車両1、複数の周辺走行車両5および6、基地局2および7、広域ネットワーク3、降雨状況報知装置4、携帯電話8、並びにパーソナルコンピュータ9等を有している。
【0025】
このような降雨状況報知システムにおいて、駐車車両1は、自車両が駐車している旨、および自車両の駐車位置を、無線通信の基地局2、インターネット等の広域ネットワーク3を介して降雨状況報知装置4に送信する。そして複数の周辺走行車両5、6は、自車両の現在位置、および現在の自車両の位置における降雨の有無の情報を、基地局2、広域ネットワーク3を介して降雨状況報知装置4に送信する。
【0026】
そして降雨状況報知装置4は、これら駐車車両1、周辺走行車両5、6から受信した情報に基づいて、駐車車両の位置における降雨の有無を推定し、その降雨の有無の情報を含む電子メールを、広域ネットワーク3、基地局7等を介して駐車車両1のユーザの所有する携帯電話8またはパーソナルコンピュータ9に届くよう送信する。
【0027】
駐車車両1は、データコミュニケーションモジュール(図1においてはDCMと記す)11、リモートサービスECU(図1においてはRSECUと記す)12、カーナビゲーション装置(図1においてはナビと記す)13、ボデECU14、アンテナ15、および車内ネットワーク17を有している。
【0028】
データコミュニケーションモジュール11は、リモートサービスECU12から入力されたデータに対して所定の無線通信プロトコルに従ったD/A変換、変調、周波数変換、増幅等、所定の無線通信プロトコルに従った処理を施し、その結果の信号をアンテナ15に出力する。なおデータコミュニケーションモジュール11は、リモートサービスECU12から制御信号を受けることでその作動を開始し、またリモートサービスECU12からの制御信号によってその作動を終了する。
【0029】
リモートサービスECU12は、図示しないCPU、RAM、ROMを備え、このCPUは、このROMに保存されているプログラムを実行し、そのプログラムの実行時に、車内ネットワーク17を介してカーナビゲーション装置13およびボデECU14から受けたデータに基づいた動作を行う。そしてこの動作の際、必要に応じてこれらRAMおよびROMからデータを読み出し、またこのRAMにデータを書き込む。このリモートサービスECU12の動作の詳細については後述する。なおリモートサービスECU12は、エンジンのオン・オフ等に関わらず常時作動している。
【0030】
カーナビゲーション装置13は、車両の現在位置および設定された目的地までの経路を地図に重ねて表示する装置である。このカーナビゲーション装置13は、いずれも周知の図示しない地磁気センサ、ジャイロスコープ、車速センサ、GPS(Global Positioning System)受信機からの信号に基づいて、車両の現在位置を特定し、特定した現在位置情報(例えば緯度、経度から成る)を車内ネットワーク17に常時出力する。なおカーナビゲーション装置13は、車両のエンジン作動時、および車両のキースイッチがオフになって以降一定の時間作動する。
【0031】
ボデECU14は、図示しないキースイッチの位置を検出し、オン、オフ、ACC等のキースイッチの位置に応じたキースイッチ信号を車内ネットワーク17に出力する。
【0032】
周辺走行車両5および6は、それぞれデータコミュニケーションモジュール21、リモートサービスECU22、カーナビゲーション装置23、ボデECU24、アンテナ25、雨滴センサ26、車内ネットワーク27、およびワイパ28を有している。
【0033】
データコミュニケーションモジュール21は、リモートサービスECU22から入力されたデータに対して所定の無線通信プロトコルに従ったD/A変換、変調、周波数変換、増幅等、所定の無線通信プロトコルに従った処理を施し、その結果の信号をアンテナ25に出力する。なおデータコミュニケーションモジュール21は、リモートサービスECU22から制御信号を受けることでその作動を開始し、またリモートサービスECU22からの制御信号によってその作動を終了する。
【0034】
リモートサービスECU22は、図示しないCPU、RAM、ROMを備え、このCPUは、このROMに保存されているプログラムを実行し、そのプログラムの実行時に、車内ネットワーク27を介してカーナビゲーション装置23およびボデECU24から受けたデータに基づいた動作を行う。そしてこの動作の際、必要に応じてこれらRAMおよびROMからデータを読み出し、またこのRAMにデータを書き込む。このリモートサービスECU22の動作の詳細については後述する。なおリモートサービスECU22は、エンジンのオン・オフ等に関わらず常時作動している。
【0035】
カーナビゲーション装置23は、カーナビゲーション装置13と同じ構成の装置であり、その作動において、車内ネットワーク27に現在位置情報を常時送出している。
【0036】
雨滴センサ26は、車両のフロントガラス上の雨滴の量を検出し、その検出両に応じた雨滴検出信号をボデECU24に出力する。
【0037】
ボデECU24は、図示しないキースイッチの位置を検出し、オン、オフ、ACC等のキースイッチの位置に応じた信号を車内ネットワーク17に出力する。またボデECU24は、雨滴センサ26からの雨滴検出信号に基づいた速さでワイパ28を制御し、またそのとき、ワイパを動作させている旨のワイパ信号を車内ネットワーク27に常時送出する。この車内ネットワーク27に送出された信号は、降雨がある旨の信号であり、かつワイパが作動している旨の信号でもある。
【0038】
降雨状況報知装置4は、CPU41、ネットワークI/F42、RAM43、ROM44、およびハードディスクドライブ45を有している。
【0039】
ネットワークI/F42は、広域ネットワーク3に送出された自分宛のデータを受信し、それをCPU41が認識できる形式に変換してCPU41に出力する。またインターフェース42は、CPU41から入力されたデータを、広域ネットワーク3の通信プロトコルに合致するように加工し、この加工したデータを広域ネットワーク3に出力する。
【0040】
ROM44、HDD45には、CPU16が読み出して実行するプログラム等があらかじめ記憶されている。またHDD45には、後述するような駐車車両テーブル、登録車両テーブル、降雨情報テーブルが記憶されている。RAM43は、CPU41がROM44、HDD45に記憶されたプログラムを実行する際に、そのプログラムを一時的に保存するための記憶領域として用いられる。
【0041】
CPU41は、ROM44やHDD45に記録されている各種プログラムを実行することで作動し、その作動において、ネットワークI/F42とデータの授受を行い、またRAM43、ハードディスクドライブ45に対してデータの書き込み/読み出しを行う。
【0042】
携帯電話8は、駐車車両1のユーザの操作により、基地局7を介して広域ネットワーク3上の図示しないメールサーバに接続することで、予め当該メールサーバに登録された自分のメールアドレスに宛てられた電子メールを受信する。
【0043】
携帯電話8は、駐車車両1のユーザの操作により、広域ネットワーク3上の図示しないメールサーバに接続することで、予め当該メールサーバに登録された自分のメールアドレスに宛てられた電子メールを受信する。
【0044】
以上の様な構成の降雨状況報知システムの作動について以下説明する。
【0045】
図2に、駐車車両1のリモートサービスECU12のCPUが実行するプログラムをフローチャートで示す。このプログラムは常時実行される。
【0046】
まずステップ210では、キースイッチ状態を検出する。具体的には、ボデECU14によって車内ネットワーク17に送出されたキースイッチ信号を受信し、この信号の内容、すなわち、オン、オフ、ACCの状態のいずれかの情報をリモートサービスECU12のRAMの所定の領域に記憶させる。なお、今回のキースイッチの状態を記憶させる前には、当該所定の領域中のデータ、すなわち前回のキースイッチの状態をリモートサービスECU12のRAM中の他の所定の領域に移し替える。
【0047】
次にステップ220では、一定時間が経過したか否かを判定する。具体的には、リモートサービスECU12のRAM中の所定の領域にタイマ値として記憶されている時刻と現在時刻との差が一定時間を超えているか否かで判定する。一定時間は例えば1時間である。一定時間が経過していれば処理はステップ225に進み、経過していなければ処理はステップ230に進む。
【0048】
ステップ225では、タイマをリセットする。上記したタイマ値のためのRAM中の所定の領域に、現在時刻を記憶させる。このように、ステップ220で一定時間経過と判定される毎にタイマがリセットされるので、ステップ220では周期的にステップ225に分岐することになる。
【0049】
ステップ230では、キースイッチ状態が変化したか否かを判定する。すなわち、ステップ210でRAMに記憶させた前回のキースイッチの状態と今回のキースイッチの状態との状態が異なっているか否かを判定する。ただしここでは、ACCからオフへの変化、オフからACCへの変化は、キースイッチの状態の変化とはみなさない。したがってここでは、キースイッチがオンからそれ以外に変化したか、あるいはオン以外からオンに変化したかのいずれかの場合に、キースイッチの状態が変化したと判定する。キースイッチの状態が変化した場合、処理はステップ240に進み、変化していない場合、処理はステップ210に戻る。
【0050】
ステップ240では、自車両の現在位置を特定する。具体的には、カーナビゲーション装置13から車内ネットワーク17に送出された現在位置の情報を受信し、この情報に含まれる位置を現在位置であると特定する。
【0051】
次にステップ250では、車両IDを読み出す。車両IDとは、個々の車両に割り振られた固有の識別文字列であり、リモートサービスECU12のROM中にあらかじめ記憶されている。
【0052】
次にステップ260では、ステップ240で特定した現在位置、ステップ250で読み出した車両ID、および自車両の駐車情報を、宛先を降雨状況報知装置4として、データコミュニケーションモジュール21に出力する。ここで、駐車情報とは、キースイッチの状態に基づく値である。具体的には、キースイッチがオンの場合には駐車していない旨の情報、そしてキースイッチがオフまたはACCの場合には駐車している旨の情報が、駐車情報である。ステップ260の後、処理はステップ210に戻る。
【0053】
以上のようなプログラムの動作によって、リモートサービスECU12は、一定時間の周期が経過した場合(ステップ220)に現在位置情報、車両ID、駐車情報を降雨状況報知装置4に送信する(ステップ260)。またリモートサービスECU12は、キースイッチの状態がオンの状態と非オンの状態との間で変化した場合(ステップ230)に現在位置情報、車両ID、駐車情報を降雨状況報知装置4に送信する(ステップ260)。
【0054】
次に図3に、周辺走行車両6、7等のリモートサービスECU22のCPUが実行するプログラムをフローチャートで示す。このプログラムは常時実行されてもよいし、エンジンの作動中にのみ実行されてもよい。
【0055】
まずステップ310では、ワイパ信号を検出する。具体的には、ボデECU14によって車内ネットワーク17に送出されたワイパ信号を受信し、この信号の内容、すなわち、ワイパの作動、非作動の情報をリモートサービスECU22のRAMの所定の領域に記憶させる。なお、今回のワイパ信号の内容を記憶させる前には、当該所定の領域中のデータ、すなわち前回のワイパ信号の内容をリモートサービスECU22のRAM中の他の所定の領域に移し替える。
【0056】
次にステップ320では、図2のステップ220と同様、一定時間が経過したか否かを判定する。一定時間は例えば1時間である。一定時間が経過していれば処理はステップ325に進み、経過していなければ処理はステップ330に進む。
【0057】
ステップ325では、図2のステップ225と同様にタイマをリセットする。
【0058】
ステップ330では、ワイパ信号が変化したか否かを判定する。すなわち、ステップ310でRAMに記憶させた前回のワイパ信号の内容と今回のワイパ信号の内容とが異なっているか否かを判定する。ワイパ信号が変化した場合、処理はステップ340に進み、変化していない場合、処理はステップ310に戻る。
【0059】
ステップ340では、図2のステップ250と同様、自車両の現在位置を特定する。
【0060】
次にステップ350では、図2のステップ250と同様、車両IDを読み出す。
【0061】
次にステップ360では、ステップ340で特定した現在位置、ステップ350で読み出した車両ID、および降雨情報を、宛先を降雨状況報知装置4として、データコミュニケーションモジュール21に出力する。ここで、降雨情報とは、ワイパ信号の内容に基づく値である。具体的には、ワイパ信号の内容が、ワイパが作動している旨を示しているなら、現在位置において降雨がある旨の情報が降雨情報であり、またワイパ信号の内容が、ワイパが作動していない旨を示しているなら、現在位置において降雨がない旨の情報が降雨情報である。
【0062】
以上のようなプログラムの動作によって、リモートサービスECU22は、一定時間の周期が経過した場合(ステップ320)に現在位置情報、車両ID、降雨の有無の情報を降雨状況報知装置4に送信する(ステップ360)。またリモートサービスECU12は、ワイパ信号の内容に変化があった場合(ステップ230)に現在位置情報、車両ID、降雨の有無の情報を降雨状況報知装置4に送信する(ステップ360)。
【0063】
図4、図6、および図9は、それぞれ並列的に降雨状況報知装置4のCPU41が実行するプログラムである。以下、これらのプログラムに基づいて降雨状況報知装置4の作動を説明する。
【0064】
図4のプログラムは、駐車情報受信プログラムである。このプログラムは、図2のプログラムに基づいたリモートサービスECU12の動作によって、降雨状況報知装置4に送信された現在位置情報、車両ID、駐車情報を含むデータがネットワークI/F42からCPU41に出力された時にその実行が開始される。
【0065】
まずステップ410では、ネットワークI/F42から出力された上記データ、すなわち駐車情報等を受信し、RAM43の所定の領域に記憶させる。
【0066】
次にステップ420では、駐車車両テーブルを更新する。図5に駐車車両テーブルの一例を図示する。駐車車両テーブルは、駐車車両毎に設けられるエントリを複数有するデータである。各エントリは当該駐車車両の車両ID、駐車位置、最後の通知時期の情報、および降雨フラグを要素として有する。最後の通知時期、および降雨あり(オンに相当する)または降雨なし(オフに相当する)を示す降雨フラグについては後述する。図5の表の先頭行以外の各行が1つのエントリを表し、これら各行中の各セルが、それらエントリが有する情報の組の一要素を表している。例えば、図5中の2行目のエントリは、車両ID××××を有する駐車車両のエントリであり、このエントリが含む情報により、車両ID××××を有する駐車車両は、北緯○○○°、東経×××°に駐車されており、この駐車車両についての最後の通知時期は20時30分であり、降雨フラグはオフであることが特定できる。
【0067】
駐車車両テーブルの更新は、具体的には以下の通りである。すなわち、ネットワークI/F42から入力のあったデータ中に、駐車している旨の情報がある場合、車両IDを当該入力のあったデータ中の車両IDとし、駐車位置を当該データ中の現在位置情報とし、最後の通知時期を現在時刻とし、降雨フラグの値はオンでもオフでもない値とするエントリを駐車車両テーブルに追加する。ただし、同一の車両IDおよび駐車位置を有するエントリが既に駐車車両テーブル中に存在する場合は、上記したエントリの追加は行わず、駐車車両テーブルの内容は変更しない。
【0068】
また、ネットワークI/F42から入力のあったデータ中に、駐車してない旨の情報がある場合、当該入力のあったデータ中の車両IDと同一の車両IDを有するエントリが駐車車両テーブルにあれば、当該エントリを削除する。
【0069】
そしてステップ420の後、駐車情報受信プログラムは終了する。
【0070】
以上のような駐車情報受信プログラムの実行によるCPU41の作動によって、駐車車両テーブルは、駐車している車両のエントリのみを有するようになる。
【0071】
図6のプログラムは、降雨情報受信プログラムである。このプログラムは、図3のプログラムに基づいたリモートサービスECU22の動作によって、降雨状況報知装置4に送信された現在位置情報、車両ID、降雨情報を含むデータがネットワークI/F42からCPU41に出力された時にその実行が開始される。
【0072】
まずステップ610では、ネットワークI/F42から出力された上記データ、すなわち降雨情報等を受信し、RAM43の所定の領域に記憶させる。
【0073】
次にステップ620では、降雨情報テーブルを更新する。図7に降雨情報テーブルの一例を図示する。降雨情報テーブルは、周辺走行車両5、6等から送信され、ネットワークI/F42から入力のあった降雨情報を含むデータ毎に設けられるエントリを複数有するデータである。各エントリは当該駐車車両の車両ID、当該車両の位置、当該車両が当該位置にいた時刻(通知時刻と記す)、および降雨情報を要素として有する。
【0074】
図7の表の先頭行以外の各行が1つのエントリを表し、これら各行中の各セルが、それらエントリが有する情報の組の一要素を表している。例えば、図7中の3行目のエントリは、車両ID△×○□を有する周辺車両によって降雨状況報知装置4に送信されてのエントリであり、このエントリが含む情報により、車両ID△×○□を有する駐車車両によって、時刻21時18分に北緯○○○°、東経××△°では降雨があったことが特定できる。
【0075】
降雨情報テーブルの更新は、具体的には以下の通りである。すなわち、ネットワークI/F42から入力のあった降雨情報を含むデータに基づいて、車両IDを当該データ中の車両IDとし、当該車両の位置を当該データ中の現在位置情報とし、通知時刻を現在時刻とし、降雨情報を当該データ中の降雨情報とするエントリを、新たに降雨情報テーブルに追加する。
【0076】
そしてステップ620の後、降雨情報受信プログラムは終了する。
【0077】
以上のような駐車情報受信プログラムの実行によるCPU41の作動によって、降雨情報テーブルは、様々な位置の様々な時刻における降雨の有無を示すデータを有するようになる。
【0078】
ここで、上述した通り、これら駐車車両テーブルおよび降雨情報テーブルと共にハードディスクドライブ45の所定の領域に記憶されている登録車両テーブルについて説明する。図8にこの登録車両テーブルの一例を示す。
登録車両テーブルは、登録車両毎に設けられるエントリを複数有するデータである。登録車両とは、その車両のユーザへの報知方法、具体的には電子メールアドレスがあらかじめ登録されている車両をいう。
【0079】
各エントリは、車両ID、電子メールアドレス、報知設定の情報を要素として有する。報知設定の情報とは、後述する降雨状況報知装置4の作動により、当該車両IDの車両のユーザに、当該車両の駐車位置における降雨の有無を通知するタイミングを特定するための情報である。報知のタイミングとしては、例えば、一定時間毎、降雨状態の変化があった時、等がある。
【0080】
例えば、図8の表の先頭行以外の各行が1つのエントリを表し、これら各行中の各セルが、それらエントリが有する情報の組の一要素を表している。例えば、図8中の4行目のエントリは、車両IDが□□□□の車両のエントリであり、このエントリが含む情報により、車両IDが□□□□の車両のユーザへの報知先の電子メールアドレスはeee@ff.netであり、当該ユーザへの当該車両の駐車位置における降雨の有無の情報の報知は、2時間毎、および降雨の有無の変化があったときに行うことが特定できる。なお、この登録車両テーブル中に含まれる情報は、別途変更可能となっている。
【0081】
図9に示すプログラムは、駐車位置における降雨の情報を駐車車両に報知するための、報知プログラムである。このプログラムは、降雨状況報知装置4の作動中常時実行される。
【0082】
まずステップ910では、駐車車両テーブルから1エントリを読み出す。なお、このステップ910が繰り返される度に駐車車両テーブルから1エントリが読み出されることになるが、読み出される1エントリは、ステップ910の繰り返しによって駐車車両テーブル中の全てのエントリを網羅的に読み出せるようになっている。例えば、駐車車両テーブルの最初から最後までがステップ910の1回の実行毎に1エントリづつ順に読み出され、最後のエントリの次にはまた最初のエントリが読み出されるようになっていてもよい。
【0083】
次にステップ920では、当該読み出したエントリ中に含まれる車両IDと同じ車両IDを有するエントリを、登録車両テーブルから読み出し、該当するエントリから電子メールアドレスおよび報知設定を抽出し、RAM43の所定の領域に記憶させる。
【0084】
次にステップ930では、駐車車両を含む所定の範囲内の降雨情報を読み出す。駐車位置とは、ステップ910で読み出したエントリ中の駐車位置をいう。そして駐車位置を含む所定の範囲内とは、所定の地理的範囲内および所定の時間的範囲内をいう。例えば、駐車位置を中心とする半径5km以内の範囲内の過去1時間以内、駐車位置を含む市内の過去30分以内等がある。また、降雨情報の読み出しとは、具体的には、降雨情報テーブル中から、このような所定の範囲内に相当する位置および通知時刻を有するエントリを抽出してRAM43の所定の領域に記憶させることをいう。
【0085】
次にステップ940では、駐車位置における降雨の有無の推定を行う。具体的には、ステップ930で読み出した降雨情報のエントリのうち、そのエントリ中の降雨情報が降雨の旨を示す値となっているエントリの割合を算出し、その割合が所定の値(例えば9割)以上であれば、降雨であると判定し、所定の値未満であれば、降雨でないと判定する。さらにステップ940では、ステップ910で読み出したエントリ中の降雨フラグの値を、前回の降雨フラグの値としてRAM43の他の領域に複製する。さらにステップ940では、降雨であると判定すると、当該エントリ中の降雨フラグをオンとし、降雨でないと判定すると、当該降雨フラグをオフとする。
【0086】
次にステップ950では、当該抽出して所定の領域に記憶させた報知設定の報知のタイミングが来ているか否かを判定する。具体的には、所定の時間毎に報知をするような設定になっている場合は、ステップ910で読み出したエントリの最後の通知時期と、現在時刻との差が、当該所定の時間以上となっている場合、報知のタイミングが来ていると判定する。また、降雨の状況に変化があった場合に報知するような設定になっている場合、ステップ940で複製した前回の降雨フラグの値と、現在の当該エントリ中の降雨フラグの値とを比較し、それがオンからオフに変化しているか、あるいはオフからオンに変化していれば報知のタイミングであると判定し、同じであれば報知のタイミングでないと判定する。報知のタイミングである場合、処理はステップ960に進み、報知のタイミングでない場合、処理はステップ910に戻って次のエントリを車両テーブルから読み出す。
【0087】
ステップ960では、ステップ940で推定した降雨の有無を、当該駐車車両のユーザに報知する。具体的には、ステップ920で読み出した当該駐車車両のユーザの電子メールアドレス宛に、ステップ940で判定した降雨の有無を含む電子メールを送信する。そして処理はステップ910に戻る。
【0088】
このような報知プログラムに基づく降雨状況報知装置4の作動によって、駐車車両を含む所定の範囲内における、降雨情報テーブルの降雨情報の、降雨と非降雨との比率に基づいて(ステップ930)、降雨の有無を推定し(ステップ940)、また登録車両テーブルに登録された報知の時期であれば(ステップ960)、その報知を実行する。
【0089】
なお、以上のような報知プログラムの作動により、図5の駐車車両テーブルの最後の通知時期とは、当該エントリが最初に追加された場合を除き、その駐車車両の降雨の有無を最後にユーザに通知した時間を示す。また、降雨フラグは、現在の当該駐車車両の降雨の有無を示す。
【0090】
以上のような降雨状況報知システムの作動によって、降雨状況報知装置4は、駐車車両1から受信した駐車車両の車両IDおよび位置情報、複数周辺走行車両5から受信した位置情報および降雨情報に基づき、当該車両の駐車位置を含む所定の地理範囲内の位置における降雨情報を推定材料として、その駐車位置における降雨の有無を推定し、その推定した降雨の有無を、当該駐車車両のユーザに電子メールで報知する。したがって、駐車車両のユーザが、自車両の駐車位置に基づいた現在の降雨の状況の報知を受けることができる。
【0091】
また、周辺車両5、6が送信して、降雨状況報知装置4は受信する降雨情報は、これら周辺車両5、6が有する、雨滴センサ26の降雨の検出によって作動するワイパ28の作動に基づくものであるので、降雨情報が、降雨の検出によって作動するワイパの作動に基づいているので、例えば人の操作によるワイパの作動に基づいている場合に比べ、降雨状況の推定の精度が向上する。
【0092】
なお、上記した実施形態においては、降雨サーバ4は、予め設定された報知の時期に、駐車位置の降雨状況を駐車車両のユーザに報知するようになっているが、必ずしもこのようになっている必要はなく、例えば、携帯電話8、パーソナルコンピュータ9を用いて当該ユーザが降雨サーバ4に降雨情報を要求する旨の情報および車両IDの情報を含む要求信号を送信したときに、降雨サーバ4は、この要求信号を受信し、この信号中の車両IDに係る駐車車両の降雨状況を返信するようになっていてもよい。
【0093】
また、本実施形態においては、駐車車両1、周辺走行車両5、周辺走行車両6が降雨サーバ4に送信する信号中に時刻情報は含まれておらず、降雨サーバ4がその信号を受信した時刻を、それぞれ駐車車両1の駐車の情報に係る時刻、および周辺走行車両5、6の位置における降雨の情報に係る時刻としていたが、必ずしもこのようにする必要はなく、駐車車両1、周辺走行車両5、6、がこれらの時刻の情報を含めて信号を送信するようになっていてもよい。
【0094】
また、駐車車両の位置情報は、必ずしも駐車車両が送信しなくともよい。例えば、駐車車両の駐車位置は、あらかじめユーザによって登録された駐車場の位置であると、降雨サーバ4において設定されていてもよい。
【0095】
また、降雨サーバ4からユーザに報知するための方法としては、電子メールである必要はなく、駐車車両のユーザに届くような方法であればどのようなものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0096】
【図1】本発明の実施形態に係る降雨状況報知システムの全体構成図である。
【図2】駐車車両1のリモートサービスECU12のCPUが実行するプログラムのフローチャートである。
【図3】周辺走行車両5、6のリモートサービスECU22のCPUが実行するプログラムのフローチャートである。
【図4】降雨状況報知装置4のCPU41が実行する駐車情報受信プログラムのフローチャートである。
【図5】駐車車両テーブルを示す図表である。
【図6】降雨状況報知装置4のCPU41が実行する降雨情報受信プログラムのフローチャートである。
【図7】降雨情報テーブルを示す図表である。
【図8】登録車両テーブルを示す図表である。
【図9】降雨状況報知装置4のCPU41が実行する報知プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
【0097】
1…駐車車両、2、7…基地局、3…広域ネットワーク、4…降雨状況報知装置、
5、6…周辺走行車両、8…携帯電話、9…パーソナルコンピュータ、
11…データコミュニケーションモジュール、12…リモートサービスECU、
13…カーナビゲーション装置、14…ボデECU、15…アンテナ、
17…車内ネットワーク、21…データコミュニケーションモジュール、
22…リモートサービスECU、23…カーナビゲーション装置、24…ボデECU、
25…アンテナ、26…雨滴センサ、27…車内ネットワーク、28…ワイパ28、
41…CPU、42…ネットワークI/F、43…RAM、44…ROM、
45…ハードディスクドライブ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駐車車両(1)の位置情報を受信する駐車情報受信手段(410、420)と、
複数の車両(5、6)のそれぞれから、前記車両の位置情報および前記車両の位置における降雨情報を受信して記憶媒体に記憶させる降雨情報受信手段(610、620)と、
前記駐車車両の位置情報が示す駐車位置を含む所定の地理範囲内の位置における、前記降雨情報受信手段が前記記憶媒体に記憶させた前記降雨情報を推定材料とし、この推定材料に基づいて前記駐車位置における降雨の状況を推定する推定手段(930、940)と、
前記推定手段が推定した前記降雨の状況を、前記駐車車両のユーザに報知する報知手段(960)と、を備えた降雨状況報知装置。
【請求項2】
前記受信手段は、複数の車両のそれぞれから、前記車両の位置情報、前記車両の位置における降雨情報、およびその降雨情報に係る時刻情報を記憶媒体に記憶させ、
前記推定手段の前記推定材料は、現在時刻以前の所定の時間内における前記駐車位置を含む前記所定の地理範囲内の位置における前記降雨情報であることを特徴とする請求項1に記載の降雨状況報知装置。
【請求項3】
前記推定手段は、前記推定材料とする降雨情報のうち、降雨があることを示す情報が占める割合に基づいて、前記駐車位置における降雨の状況を推定することを特徴とする請求項1または2に記載の降雨状況報知装置。
【請求項4】
前記降雨の状況とは、降雨の有無であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の降雨状況報知装置。
【請求項5】
前記降雨情報受信手段が受信する前記降雨情報は、前記複数の車両が有する、降雨センサ(26)の降雨の検出によって作動するワイパ(28)の作動に基づくものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の降雨状況報知装置。
【請求項6】
前記駐車情報受信手段は、駐車車両から送信された、現在駐車している旨の情報、および当該駐車車両の現在位置情報を受信することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の降雨状況報知装置。
【請求項7】
自車両の位置を特定する位置特定手段(240)と、
自車両が駐車していることを検出する駐車検出手段(210)と、
駐車検出手段の検出に基づいて、現在駐車している旨の情報、および前記位置特定手段が特定した現在位置情報を請求項5に記載の降雨状況報知装置宛に送信する駐車情報送信手段(260)と、を備えた車載駐車情報送信装置。
【請求項8】
自車両の位置を特定する位置特定手段(340)と、
ワイパが作動したことを検出するワイパ検出手段(310)と、
前記ワイパ検出手段の検出に基づいて、前記位置特定手段が特定した現在位置、およびこの現在位置において現在降雨がある旨の情報を請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車載降雨情報送信装置宛に送信する降雨情報送信手段(360)と、を備えた載降雨情報送信装置。
【請求項9】
自車両の位置を特定する位置特定手段(340)と、
降雨を検出する降雨検出手段(310)と、
前記降雨検出手段の検出に基づいて、前記位置特定手段が特定した現在位置、およびこの現在位置において現在降雨がある旨の情報を請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車載降雨情報送信装置宛に送信する降雨情報送信手段(360)と、を備えた載降雨情報送信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2005−115854(P2005−115854A)
【公開日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2003−352536(P2003−352536)
【出願日】平成15年10月10日(2003.10.10)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】