説明

電子レンジ内で食品を焼き色付けかつカリカリ仕上げするための構造体

マイクロ波加熱用構造体が、内部スペースを画定する、底面及び複数の直立壁と、底面の少なくとも一部の上に重なるマイクロ波エネルギー相互作用材料と、底面を実質的に横切って延びる分断線とを備える。分断線は構造体の第1のセクション及び第2のセクションを画定し、構造体の各セクションは食品の少なくとも一部を入れるように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
電子レンジ内で食品を加熱又は加熱処理するための構造体又は器具を開示する。特に、本開示は、焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げする目的の2つ以上の具材及び/又は表面を有する食品を電子レンジ内で加熱又は加熱処理するための様々な構造体に関する。
【0002】
[関連出願の相互参照]
本願は、2008年9月17日に出願された米国仮特許出願第61/192,251号(その全体が参照により本明細書に援用される)の利益を主張する。
【発明の概要】
【0003】
本開示は包括的に、電子レンジ内で食品を調理するための構造体又は器具に関する。構造体は概して、食品の1つ又は複数の内容物を同時に加熱、焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げすることが可能な加熱面を含む。例示的な一実施形態では、構造体は、分断線に沿って互いに対してヒンジ接続可能な一対のセクションを含むトレイを含む。構造体は使い捨て材料、例えば板紙から形成することができる。
【0004】
構造体は、近接する食品へのマイクロ波エネルギー作用を変えるマイクロ波エネルギー相互作用要素を含むことができる。一例では、マイクロ波エネルギー相互作用要素は、入射するマイクロ波エネルギーの少なくとも一部を吸収すると共にその一部を食品との接触面で熱エネルギー(すなわち熱)に変換する傾向のある薄層のマイクロ波エネルギー相互作用材料(概して厚みが約100オングストローム未満、例えば厚みが約60オングストローム乃至約100オングストロームであり、0.15乃至約0.35(例えば約0.21乃至約0.28)の光学密度を有する)を含む。サセプタ要素は多くの場合、食品の表面を焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げするのを促すのに用いられる。しかしながら、他のマイクロ波エネルギー相互作用要素を用いてもよい。
【0005】
構造体を用いて、電子レンジ内で様々な食品、例えばサンドイッチ、風味又は甘味のあるペストリー、パン粉をまぶした食品、或いは、加熱、焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げすることが望ましい任意の他の食品を調理することができる。
【0006】
本発明のさらなる態様、特徴及び利点は、以下の説明及び添付図面から明らかとなるであろう。
【0007】
説明は添付図面を参照するが、これらの添付図面では、同様の参照符号は幾つかの図面全体を通して同様の部品を指す。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1A】完全に開いた形態の、本開示の様々な態様による例示的なマイクロ波加熱用構造体の斜視図である。
【図1B】部分的に閉じた形態の、図1Aのマイクロ波加熱用構造体の斜視図である。
【図1C】部分的に閉じた形態の、図1Aのマイクロ波加熱用構造体の別の斜視図である。
【図1D】2つの部分に分離した、図1A乃至図1Cのマイクロ波加熱用構造体の一部の斜視図である。
【図1E】図1A乃至図1Cのマイクロ波加熱用構造体を形成するのに用いることができるブランクの一側面の概略上面図である。
【図1F】図1Eのブランクから形成される構造体の斜視図である。
【図2】マイクロ波加熱用構造体を形成するのに用いることができる別の例示的なブランクの一側面の概略上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1A乃至図1Cは、食品、例えばサンドイッチ、パン粉をまぶした食品又は任意の他の適した食品を加熱、焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げするマイクロ波加熱用構造体又は器具100を概略的に示す。図1Aに示すように、構造体は概して、実質的に平坦な底面102と、互いに対向する第1の対の壁104と、互いに対向する第2の対の壁106とを含むトレイ100からなる。壁104、106は、底面102の周縁(例えば最外縁)から上方に延びている。底面102と壁104、106とが、1つ又は複数の食品を入れる内部スペース108を画定している。
【0010】
分断線110が、対向する第2の対の壁106間で底面102を実質的に横切って延びている。分断線110は、トレイ又は構造体100の第1のセクション又は部分100a及び第2のセクション又は部分100b、並びに、底面102の対応する第1のセクション又は部分102a及び第2のセクション又は部分102bを画定している。
【0011】
第2の対の壁106の各壁は、分断線110に沿って実質的に中心に位置する切欠き又はノッチ112を含む。この例では、ノッチ112は実質的に三角形(例えば逆三角形)の形状を有する。しかしながら、他の形状も意図される。ノッチ112は各壁106を2つのセクション106a、106bに分割しており、壁の各セクション106a、106bが分断線110付近で面取りされているため、壁の面取り部分の高さH(図1C)が分断線110に向かう方向に低くなっている。
【0012】
図1B及び図1Cに示すように、分断線110はヒンジ接続線(又はヒンジ線)としての役割を果たすことができ、このヒンジ接続線により、トレイのセクション100a、100bを互いに対して枢動させて(又は一方のセクションを他方のセクションに対して枢動させて)構造体100を部分的に又は実質的に閉じた形態にすることができる。この例では、構造体100のセクション100a、100b間の角度α(図1C)が約90度であることができるように、壁106の面取り部分により、各壁セクション106を互いに干渉又は係合させずに構造体100のセクション100a、100bを実質的に直角(すなわち垂直)の形態にすることができる。しかしながら、構造体の部分100a、100b間の角度αが90度未満であることができるように、他のノッチ形状を用いてさらなるヒンジ接続を可能にしてもよい。
【0013】
所望であれば、マイクロ波エネルギー相互作用要素114(図1A乃至図1Dに点描で概略的に図示されている)、例えばサセプタを、構造体100の内側の少なくとも一部の上に重ねることができる。サセプタ114は、構造体100の食品と接触する内表面を少なくとも部分的に画定する高分子膜116上に支持することができる。この例では、サセプタ114は、概ね八角形状を有するように、隅部を除いた底面102全体の上に実質的に重なっている。しかしながら、以下にさらに説明するように、サセプタ及び/又は他のマイクロ波エネルギー相互作用要素の他の構成を用いることができる。
【0014】
構造体100を使用する数多くの考えられ得る方法がある。一例では、食品は、それぞれ焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げすることが望ましい対向する一対の面を有する。食品を第1の部分F1及び第2の部分F2(図1Aに破線で概略的に図示されている)に分けることができ、各部分F1、F2の焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げすべき側は底面102上にサセプタ114に近接して位置付けする。限定ではなく例として、食品は2枚のパン及びフィリングを有するサンドイッチとすることができる。サンドイッチを、それぞれが1枚のパンを含む、底面の第1のセクション102a及び第2のセクション102bに位置する上部分F1及び下部分F2に分け、「オープンサンド」形態で加熱するため、各1枚のパンの片面がサセプタ114に近接して位置付けられる。
【0015】
サセプタ114は、マイクロ波エネルギーに十分に曝露されると、マイクロ波エネルギーの少なくとも一部を熱エネルギー(すなわち熱)に変換し、その際、この熱エネルギーが、近接した食品に伝わって、食品(例えばパン)の表面を加熱、焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げすることができる。
【0016】
加熱サイクルが完了すると、必要又は所望であれば食品を重ね合わせることができる。例えば、食品を上述のオープンサンド形態で加熱した場合、構造体100のセクション100a、100bの一方又は双方を枢動させることによって、構造体を幾分閉じた位置にし、食品(例えばサンドイッチ)の内容物を互いに対面させることができる。この場合、内容物を互いの上に重ねることができる。代替的に、様々な内容物を手で重ね合わせて両面サンドイッチを作ってもよい
【0017】
所望であれば、構造体100を分断線(例えば引裂き線)110に沿って引裂くことによって2片に分離することができる(図1D)。一方又は双方の片は、食品を口にする際に食品を持つ容器としての役割を果たすことができる。この例では、トレイの各セクションはサイズが実質的に等しい。しかしながら、他の構成も本開示によって意図される。限定ではなく例として、これらのセクションの1つは、重ね合わせた食品をより良好に収容するために、より大きな底部パネル及び/又はより高い側部パネルを有するようにサイズ決めされてもよい。
【0018】
別の例では、サンドイッチのパン及びフィリングを双方とも焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げすることが望ましい。フィリング、例えばパン粉をまぶした肉具材をトレイの一方のセクションに載せることができると同時にパンを他方のセクションに載せることができる。所望であれば、ユーザーは指示に従い、各具材の対向する面を加熱、焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げする際、1つ又は複数の具材を裏返す、すなわち「ひっくり返す」ことができる。付加的に又は代替的に、サンドイッチが2枚のパンを有する(すなわち、サンドイッチが両面サンドイッチである)場合、2枚とも焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げすることができるように、ユーザーは指示に従い、焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げされたパンをもう1枚のパンと取り替えることができる。いくつかの他の可能性も意図される。
【0019】
図1Eは、図1A乃至図1Dの構造体100を形成するのに用いることができる例示的なブランク118の一側面の概略上面図を示す。ブランク118は、弱化線若しくは分断線、例えば折り線、引裂き線、切れ目線又は任意の他の弱化線若しくは分断線、或いは、それらの任意の組合せに沿って接合されている複数のパネルを含む。ブランク118及び各種パネルのそれぞれは概して、第1の方向、例えば長手方向D1に延びる第1の寸法、例えば長さ、及び、第2の方向、例えば横方向D2に延びる第2の寸法、例えば幅を有する。かかる指定は便宜のためになされているにすぎず、必ずしもブランクが製造されるか又は組み立てられて構造体となる方法を指示しているわけでも限定しているわけでもないことが理解されるであろう。ブランク118は横方向中心線CT及び長手方向中心線CLに沿って対称又はほぼ対称であってもよい。したがって、図面の幾つかの要素は全体又は部分的に対称であることを反映するように同様の又は同一の参照符号を有することができる。
【0020】
図1Eに示すように、ブランク118は、長手方向分断線110によって第1のセクション又は部分102a及び第2のセクション又は部分102bに分割される主パネル102を含む。対向する一対の側部パネル104がそれぞれの長手方向折り線120に沿って主パネル102につながっている。
【0021】
同様に、対向する一対の端部パネル106がそれぞれの横方向折り線122に沿って主パネル102につながっており、この折り線122は折り線120に実質的に垂直とすることができる。端部パネル106は概して、長手方向引裂き線110に沿って実質的に中心に位置するV字形(すなわち、実質的に三角形)のノッチ又は切欠き112を有する矩形状である。各端部パネル106は、主パネル102の第1のセクション102aにつながっている第1のセクション又は部分106aと、主パネル102の第2のセクション102bにつながっている第2のセクション又は部分106bとを有し、それぞれの近接した部分106a、106bはノッチ112によって互いから分離している。様々な実施例のそれぞれでは、端部パネル部分106a、106bのノッチ付き縁間の角度βは少なくとも約30度、少なくとも約40度、少なくとも約50度、少なくとも約60度、少なくとも約70度、少なくとも約80度、少なくとも約90度、少なくとも約100度、少なくとも約110度、少なくとも約120度、少なくとも約130度、少なくとも約140度、少なくとも約150度、少なくとも約160度又は少なくとも約170度とすることができる。特定の一例では、これらの縁は角度βが約90度であるように面取りされる。
【0022】
一対の端部フラップ124がそれぞれの長手方向折り線126に沿って各端部パネル106の対向する横方向両端部につながっている。
【0023】
マイクロ波エネルギー相互作用要素114(図1Eに点描で概略的に図示されている)、例えばサセプタは、ブランク118の各種パネルのいずれかの全て又は一部の上に重なっていてもよい。この例では、マイクロ波エネルギー相互作用要素114は、面取り隅部のある実質的に矩形又は正方形の形状を有する。しかしながら、他の形態も意図される。例えば、例示的な一実施形態では、サセプタがブランク118の一側面の実質的に全ての上に重なる。さらに別の例示的な実施形態では、サセプタは、端部フラップ124を除き、ブランクの一側面の実質的に全ての上に重なる。
【0024】
例示的な一方法に従ってブランク118から構造体100を形成するために、端部フラップ124を長手方向折り線126に沿ってそれぞれの近接した端部パネル106に対し内側に折り曲げることができる。側部パネル104及び端部パネル106をそれぞれの折り線120、122に沿って折り曲げて実質的に直立の位置にすることで構造体又はトレイ100の壁104、106を形成することができる(図1A)。図1Fに示すように、端部フラップ124を側部パネル104のそれぞれの近接した部分に重ね合わせて接合することで、構造体100を形成することができる。例えば接着結合、機械的締結、熱結合又はそれらの任意の適した組合せを用いて、任意の適した方法で端部フラップ124を側部パネル104に接合することができる。接着結合を用いる場合、端部フラップ124は「糊代フラップ」と呼ぶことができる。
【0025】
構造体は、特定のマイクロ波加熱用途の必要に応じて、任意の適した寸法を有することができる。特定の寸法は、加熱される食品のタイプ、所望の加熱時間、焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げする所望の程度、或いは任意の他の適した判定基準に応じて決まり得る。
【0026】
図2は、図1Eのブランク118の例示的な変形形態を概略的に示す。図2のブランク218は、示した変形形態及び当業者によって理解されるであろう変形形態を除き、図1Eに示すブランク118と同様の特徴部を有する。簡潔にするため、同様の特徴部の参照符号は図では「1」の代わりに「2」で始まっている。
【0027】
この例では、ブランク218は、各側部パネル204がそれぞれのパネル204の対向する縦方向端部付近に幾分S字形又はジグザグ形の一対のスリット228を有していることを除き、図1Eのブランク118と同様である。さらに、端部フラップ124の代わりに係止用フラップ230が用いられ、該係止用フラップはそれぞれ、側部パネル204のそれぞれ近接した嵌め込みスリット228内に各係止用フラップ230を固定するように構成される係止用突起232を含む。
【0028】
さらに、この例では、マイクロ波エネルギー相互作用要素214、例えばサセプタ214は、丸みのある隅部を有する実質的に矩形又は正方形の形状を有する。さらに他の形態も意図される。
【0029】
ブランク218から形成される構造体は、図1A乃至図1Dの構造体100に関して記載した方法で用いることができる。
【0030】
数多くの他のマイクロ波加熱用構造体が本開示によって含まれる。かかる構造体のいずれかは様々な材料から形成され得るが、ただし、それらの材料は典型的な電子レンジ加熱温度、例えば華氏約250度乃至華氏約425度での軟化、焦げ、燃焼又は劣化に実質的に耐性があることが好ましい。材料は、マイクロ波エネルギー相互作用材料、例えば、サセプタ(例えばサセプタ114、214)及び他のマイクロ波エネルギー相互作用要素を形成するのに用いられるもの、並びに、マイクロ波エネルギー透過性材料又はマイクロ波エネルギー不活性材料、例えば、構造体の残りを形成するのに用いられるものを含み得る。
【0031】
マイクロ波エネルギー相互作用材料は、導電性又は半導電性の材料、例えば、金属ホイルとして提供される金属若しくは合金;真空蒸着した金属若しくは合金;又は金属性インク、有機インク、無機インク、金属ペースト、有機ペースト、無機ペースト若しくはそれらの任意の組合せであってもよい。適し得る金属及び合金の例として、アルミニウム、クロム、銅、インコネル合金(ニオブを添加した、ニッケル−クロム−モリブデンの合金)、鉄、マグネシウム、ニッケル、ステンレス鋼、スズ、チタン、タングステン及びそれらの任意の組合せ又は合金が挙げられるがこれらに限定されない。
【0032】
代替的に、マイクロ波エネルギー相互作用材料は、導電性材料と共に任意選択的に用いられる金属酸化物、例えばアルミニウム、鉄及びスズの酸化物を含んでいてもよい。適し得る別の金属酸化物は、酸化インジウムスズ(Indium Tin Oxide:ITO)である。ITOはより均一な結晶構造を有し、そのため、ほとんどのコーティング厚で透明である。
【0033】
代替的にはさらに、マイクロ波エネルギー相互作用材料は、適した導電性、半導電性、又は非導電性の人工誘電体若しくは強誘電体を含んでいてもよい。人工誘電体は、ポリマー又は他の適したマトリックス若しくは結合剤中に細分化された導電性材料を含み、導電性金属、例えばアルミニウムのフレークを有していてもよい。
【0034】
サセプタを本明細書に示しているが、構造体は、入射するマイクロ波エネルギーの実質的な部分を反射するのに十分な厚みを有する、ホイル又は高い光学密度の蒸着材料を含み得る。かかる要素は典型的に、概して、約0.000285インチ乃至約0.05インチ、例えば約0.0003インチ乃至約0.03インチの厚みを有する中実の「パッチ」の形態で、導電性の反射性金属又は合金、例えばアルミニウム、銅又はステンレス鋼から形成される。他のそのような要素は、約0.00035インチ乃至約0.020インチ、例えば0.016インチの厚みを有し得る。
【0035】
食品が加熱中に焦げやすいか又は乾ききってしまいやすい場合はより大きなマイクロ波エネルギー反射要素が用いられ得る。マイクロ波エネルギーの強度を拡散又は低減させるにはより小さなマイクロ波エネルギー反射要素が用いられ得る。複数のより小さなマイクロ波エネルギー反射要素が、マイクロ波エネルギーを食品の特定領域に対して導くよう、マイクロ波エネルギー誘導要素を形成するように配置されてもよい。所望であれば、これらの反射要素のループは、マイクロ波エネルギーを共鳴させる長さを有していてもよく、これにより分散効果を高める。マイクロ波エネルギー分散要素は、米国特許第6,204,492号、同第6,433,322号、同第6,552,315号及び同第6,677,563号(これらはそれぞれ、その全体が参照により援用される)において記載されている。
【0036】
所望であれば、本明細書に記載の又は本明細書によって想定される数多くのマイクロ波エネルギー相互作用要素のいずれかは、実質的に連続している、すなわち実質的な破断点又は中断点がなくてもよく、又は、例えば、マイクロ波エネルギーを通して伝達させる1つ又は複数の破断点又は孔を有することによって断続的であってもよい。破断点又は孔は食品の特定の領域を選択的に加熱するようにサイズ決め及び位置決めされ得る。破断点又は孔は構造体全体を通じて延びていても1つ又は複数の層を通じてだけ延びていてもよい。かかる破断点又は孔の数、形状、サイズ及び位置決めは、形成される構造体のタイプ、その中又はその上で加熱すべき食品、遮蔽、焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げする所望の程度、食品の均一な加熱を得るのにマイクロ波エネルギーへの直接の曝露が必要であるのか若しくは望まれているのか、直接加熱による食品の温度変化を調整する必要性、並びに蒸気抜きの必要があるのかどうか及びその必要がある場合はどの程度までかに応じて、特定の用途ごとに変わり得る。
【0037】
孔は、構造体を形成するのに用いられる1つ又は複数の層又は材料内の物理的な孔又は空隙であってもよく、或いは、非物理的な「孔」であってもよいことが理解されるであろう。非物理的な孔は、構造体に実際の空隙又は穴を開ける必要なくマイクロ波エネルギーを構造体に通すマイクロ波エネルギー透過性領域である。かかる領域は、マイクロ波エネルギー相互作用材料を特定の領域に単に適用しないことによって、又は特定の領域にあるマイクロ波エネルギー相互作用材料を取り除くことによって、又は特定の領域にあるマイクロ波エネルギー相互作用材料を化学的及び/又は機械的に不活性にすることによって形成され得る。物理的な孔及び非物理的な孔の双方により、食品をマイクロ波エネルギーによって直接加熱することが可能であり、物理的な孔はまた、蒸気又は他のガスを構造体の内部から逃がすことができる蒸気抜き機能を与える。
【0038】
マイクロ波エネルギー相互作用領域及びマイクロ波エネルギー透過性領域の構成は、特定の用途のために必要又は所望に応じて様々なレベルの加熱を与えるように選択され得る。例えば、より高い加熱が望まれる場合、全不活性領域を増大させ得る。該領域が増大すると、より多くのマイクロ波エネルギーが食品に伝達される。代替的に、全不活性領域を減らすことによって、より多くのマイクロ波エネルギーがマイクロ波エネルギー相互作用領域によって吸収され、熱エネルギーに変換され、かつ、食品の表面に伝達されることで、焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げするのを高める。
【0039】
孔は、構造体を形成するのに用いられる1つ又は複数の層又は材料内の物理的な孔又は空隙であってもよく、或いは、非物理的な「孔」(不図示)であってもよいことが理解されるであろう。非物理的な孔は、構造体に実際の空隙又は穴を開ける必要なくマイクロ波エネルギーを構造体に通すマイクロ波エネルギー透過性領域である。かかる領域は、マイクロ波エネルギー相互作用材料を特定の領域に単に適用しないことによって、又は特定の領域にあるマイクロ波エネルギー相互作用材料を取り除くことによって、又は特定の領域を機械的に不活性にする(この領域を電気的に不連続にする)ことによって形成され得る。代替的に、この領域は、特定の領域にあるマイクロ波エネルギー相互作用材料を化学的に不活性にすることにより、この領域にあるマイクロ波エネルギー相互作用材料をマイクロ波エネルギーに対して透過性(すなわちマイクロ波エネルギー不活性)である物質に変えることによって形成してもよい。物理的な孔及び非物理的な孔の双方により、食品をマイクロ波エネルギーによって直接加熱することが可能であるが、物理的な孔はまた、蒸気又は他のガスを構造体の内部から逃がすことができる蒸気抜き機能を与える。
【0040】
マイクロ波エネルギー相互作用領域及びマイクロ波エネルギー透過性領域の構成は、特定の用途のために必要又は所望に応じて様々なレベルの加熱を与えるように選択され得る。例えば、より高い加熱が望まれる場合、全不活性(すなわちマイクロ波エネルギー透過性)領域を増大させ得る。該領域が増大すると、より多くのマイクロ波エネルギーが食品に伝達される。代替的に、全不活性領域を減らすことによって、より多くのマイクロ波エネルギーがマイクロ波エネルギー相互作用領域によって吸収され、熱エネルギーに変換され、かつ、食品の表面に伝達されることで、加熱、焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げするのを高める。
【0041】
幾つかの例では、構造体の過熱又は炭化を防止する1つ又は複数の不連続部又は不活性領域を形成することが有利であろう。限定ではなく例として、図1Aに示す構造体100において、端部フラップ124は側部パネル104と重なる関係にある。マイクロ波エネルギーに曝露されると、重なったパネルが生成する熱の密度は、下にある支持体、この例では板紙を焦がすのに十分なものとなる可能性がある。したがって、パネル又はフラップ104、124の一方又は双方の重複部分は、上述したように、例えば、マイクロ波エネルギー相互作用材料を用いずにブランク118又は構造体100のこれらの領域を形成することによって、施されている任意のマイクロ波エネルギー相互作用材料を除去することによって、又はこれらの領域のマイクロ波エネルギー相互材料を不活性にすることによって、マイクロ波エネルギー透過性であるように設計することができる。
【0042】
さらにまた、1つ又は複数のパネル、パネルの幾つかの部分又は構造体の幾つかの部分は、マイクロ波エネルギーを、食品のうち焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げすることを意図しない幾つかの部分又は加熱環境に対して損失させるのではなく、加熱、焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げすべき領域に効果的に集中させることを確実にするよう、マイクロ波エネルギー不活性であるように設計され得る。このことは、上述したもののような、任意の適した技法を用いて達成され得る。限定ではなく例として、図2に示す例では、底部パネル202の隅部及び辺縁、及び側部パネル204の全体、端部パネル206、係止用フラップ230はマイクロ波エネルギー不活性とすることができ、その場合、かかる領域は、焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げするように意図される食品の主要な領域と近接又は密接して接触しにくい。
【0043】
上述したように、マイクロ波エネルギー相互作用要素は、マイクロ波エネルギー相互作用材料及び食品の取扱いを容易にするために、かつ/又はそれらの間の接触を防止するために、マイクロ波不活性基体又はマイクロ波透過性基体116(図1A)、例えば高分子膜又は他の適した高分子材料上に支持され得る。高分子膜の最外表面は、パッケージの食品接触表面(例えばそれぞれの高分子膜116の表面)の少なくとも一部を画定し得る。適し得る高分子膜の例として、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリスルホン、ポリエーテルケトン、セロハン又はそれらの任意の組合せが挙げられるがこれらに限定されない。特定の一例では、高分子膜はポリエチレンテレフタレートを含む。膜の厚みは概して、約35ゲージ乃至約10ミルであってもよい。種々の例のそれぞれでは、膜の厚みは約40ゲージ乃至約80ゲージ、約45ゲージ乃至約50ゲージ、約48ゲージ又は任意の他の適した厚みであってもよい。紙及び紙積層体等の他の非導電性基体材料、金属酸化物、珪酸塩、セルロース系誘導体又はそれらの任意の組合せも使用され得る。
【0044】
マイクロ波エネルギー相互作用材料は、任意の適した方法で基体に施されてもよく、場合によっては、基体上に印刷、押出成形、スパッタリング、蒸着又はラミネートされる。マイクロ波エネルギー相互作用材料は任意のパターンで基体に施されてもよく、任意の技法を用いて、食品の所望の加熱効果を達成する。例えば、マイクロ波エネルギー相互作用材料は、円形状、ループ状、六角形状、島状、正方形状、矩形状、八角形状等を含めた、連続的な又は断続的な層又はコーティングとして設けられ得る。
【0045】
様々な材料が構造体100のための下地材料として機能してもよい。例えば、構造体はポリマー又は高分子材料から少なくとも部分的に形成されてもよい。別の例として、構造体の全て又は一部は紙又は板紙材料から形成され得る。一例では、紙は約15lbs/ream(lb/3000平方フィート)乃至約60lbs/ream、例えば約20lbs/ream乃至約40lbs/reamの坪量を有する。別の例では、紙は約25lbs/reamの坪量を有する。別の例では、板紙は、約60lbs/ream乃至約330lbs/ream、例えば約155lbs/ream乃至約265lbs/reamの坪量を有する。特定の一例では、板紙は約175lbs/reamの坪量を有する。板紙は概して、約6ミル乃至約30ミル、例えば約14ミル乃至約24ミルの厚みを有し得る。特定の一例では、板紙は約16ミルの厚みを有する。任意の適した板紙、例えば、Graphic Packaging International社から市販により入手可能な無地漂白又はSUS(登録商標)板紙等の無地無漂白クラフト板紙を用いてもよい。
【0046】
パッケージは、接着結合、熱結合、超音波結合、機械的縫合又は任意の他の適したプロセスの使用を含めた、当業者に既知の数多くのプロセスに従って形成され得る。パッケージを形成するのに使用される様々な構成部材のいずれかは、シート状の材料、ロール状の材料、又は形成すべきパッケージの形状のダイカット材料(例えばブランク)として提供され得る。
【0047】
要素及び材料の幾つかの組合せにより、マイクロ波エネルギー相互作用要素は基体又は支持体とは視覚的に区別可能なグレー色又は銀色を有し得ることが理解されるであろう。しかしながら、例によっては、均一な色及び/又は外観を有するパッケージを提供することが望ましいであろう。かかるパッケージは、特に消費者が或る特定の視覚的な属性、例えば無地、特定パターン等を有するパッケージ又は容器に慣れている場合、消費者にとってより美観的に満足のゆくものであろう。したがって、例えば、本開示は、銀若しくはグレーの色調の接着剤を用いてマイクロ波エネルギー相互作用要素を支持体に接合するか、銀若しくはグレーの色調の支持体を用いて銀若しくはグレーの色調のマイクロ波エネルギー相互作用要素の存在を覆うか、暗い色調の基体、例えば黒の色調の基体を用いて銀若しくはグレーの色調のマイクロ波エネルギー相互作用要素の存在を隠すか、高分子膜の金属化した側を銀若しくはグレーの色調のインクで重ね刷りして色の変化を目立たなくするか、高分子膜の金属化していない側を銀若しくはグレーのインク若しくは他のコンシールカラーで適したパターンに若しくは無地層として印刷してマイクロ波エネルギー相互作用要素の存在を覆うか若しくは隠すか、又は、任意の他の適した技法又はそれらの組合せを意図する。
【0048】
本発明の或る特定の実施形態を或る特定の程度の特殊性で記載してきたが、当業者は本発明の精神又は範囲から逸脱しない限り、開示の実施形態に対して数多くの変更をなすことができるであろう。方向に関するあらゆる言及(例えば、上、下、上向き、下向き、左、右、左方、右方、上部、底部、上方、下方、垂直、水平、時計回り及び反時計回り)は、本発明の種々の実施形態の読者の理解を助けるためだけに識別目的で用いられ、特許請求の範囲に具体的に記載がない限り、特に位置、向き又は本発明の使用に関して限定を与えることはない。結合に関する言及(例えば、接合、取り付け、結合、接続等)は広範囲に解釈すべきであり、要素どうしの接続間の中間部材及び要素間の相対的な動きを含み得る。したがって、結合に関する言及は必ずしも、2つの要素が直接接続され、互いに固定関係にあることを示唆するものではない。
【0049】
様々な実施形態を参照しながら説明してきた様々な要素を入れ替えて本発明の範囲内にある全く新たな実施形態を形成することができることは当業者には理解されるであろう。上述の記載に含まれているか又は添付図面に示されている全ての事項は例示にすぎず、限定的ではないものと解釈すべきであることを意図する。本発明の精神から逸脱しない限り、詳細又は構造の変更をなすことができる。本明細書に記載の詳細な説明は、本発明を限定すること、又は、本発明のそのような任意の他の実施形態、適合、変形、変更及び等価の構成を排除するように意図も解釈もされない。
【0050】
したがって、本発明の上述の詳細な記載を鑑み、本発明を広範の実用及び適用に付すことが可能であることは当業者に容易に理解されるであろう。本明細書に記載されている以外の本発明の多くの適合、並びに多くの変形、変更及び等価の構成は、本発明の主旨又は範囲から逸脱しない限り、本発明及び本発明の上記の詳細な説明から明らかであるか又は合理的に示唆される。
【0051】
本発明は本明細書において特定の態様に関して詳細に説明されているが、この詳細な記載は本発明を示しかつ例示するものにすぎず、単に本発明の十分なかつ可能な開示を提供するために、本発明がなされた時点で発明者らに既知の発明を実施する最良の形態を記載するためになされていることを理解されたい。本明細書に記載の詳細な説明は、本発明を限定すること或いは本発明のいかなるかかる他の実施形態、適合、変形、変更及び等価の構成も排除することを意図せず、そのように解釈もすべきではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マイクロ波加熱用構造体であって、
食品を入れる内部スペースを画定する、底面及び複数の直立壁と、
前記底面の少なくとも一部の上に重なるマイクロ波エネルギー相互作用材料と、
前記底面を実質的に横切って延びる分断線であって、該分断線は該構造体の第1のセクション及び第2のセクションを画定し、該構造体の各セクションは前記底面の一部及び前記複数の直立壁のうちの少なくとも1つの壁を含む、分断線と、
を備える、マイクロ波加熱用構造体。
【請求項2】
前記第1のセクション及び前記第2のセクションの少なくとも一方の前記壁は、前記分断線に近接した面取り部分を含む、請求項1に記載のマイクロ波加熱用構造体。
【請求項3】
前記第1のセクション及び前記第2のセクションの少なくとも一方の前記壁は、前記分断線に向かって高さが低くなる部分を含む、請求項1のマイクロ波加熱用構造体。
【請求項4】
前記分断線は前記底面を実質的に二等分する、請求項1に記載のマイクロ波加熱用構造体。
【請求項5】
前記分断線は、前記第2のセクションに向かって前記第1のセクションを枢動させるヒンジとしての役割を果たす、請求項1に記載のマイクロ波加熱用構造体。
【請求項6】
前記分断線は引裂き線であり、
前記第1のセクション及び前記第2のセクションは、前記引裂き線に沿って互いから分離するように構成される、請求項1に記載のマイクロ波加熱用構造体。
【請求項7】
前記マイクロ波エネルギー相互作用材料は、前記壁のうち前記内部スペースに面する側で該壁の少なくとも一部の上にさらに重なる、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のマイクロ波加熱用構造体。
【請求項8】
前記マイクロ波エネルギー相互作用材料は約0.21乃至約0.28の光学密度を有する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のマイクロ波加熱用構造体。
【請求項9】
前記マイクロ波エネルギー相互作用材料は、マイクロ波エネルギーの少なくとも一部を熱エネルギーに変換するように機能する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のマイクロ波加熱用構造体。
【請求項10】
前記マイクロ波エネルギー相互作用材料はアルミニウムを含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のマイクロ波加熱用構造体。
【請求項11】
電子レンジ内で食品を加熱、焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げする方法であって、該方法は、
互いに対向する、焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げすべき第1の表面及び第2の表面を有する食品を準備するステップ、
マイクロ波加熱用構造体を準備するステップ、
を備え、
該マイクロ波加熱用構造体は、
内部スペースを画定する、底面及び複数の直立壁と、
マイクロ波エネルギーを熱エネルギーに変換するように機能し、前記底面の少なくとも一部の上に重なるマイクロ波エネルギー相互作用材料と、
該構造体の第1のセクション及び第2のセクションを画定し、前記底面を実質的に横切って延びる分断線と、
を備え、
前記方法は、
前記食品の前記第1の表面を前記構造体の前記第1のセクションに位置付けし、前記食品の前記第2の表面を前記構造体の前記第2のセクションに位置付けするように前記食品を前記底面に位置付けするステップ、
を備える、方法。
【請求項12】
前記方法は、前記食品を第1の部分及び第2の部分に分離するステップをさらに備え、前記第1の部分は前記第1の表面を含み、前記第2の部分は前記第2の表面を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記食品の前記第1の部分は該食品の上部であり、前記食品の前記第2の部分は該食品の下部である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記食品の前記第1の部分は該食品の外側部分であり、前記食品の前記第2の部分はフィリングである、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記構造体上の前記食品をマイクロ波エネルギーに曝露するステップをさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記マイクロ波エネルギー相互作用材料は、前記マイクロ波エネルギーの少なくとも一部を熱エネルギーに変換して前記食品の上面及び下面を焼き色付けかつ/又はカリカリ仕上げする、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のセクション及び前記第2のセクションの少なくとも一方を前記分断線に沿って枢動させて前記食品の前記第1の部分及び前記第2の部分を合わせるステップをさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のセクション及び前記第2のセクションの少なくとも一方の前記壁は、前記分断線に近接した面取り部分を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記分断線は引裂き線であり、前記方法は前記第1のセクション及び前記第2のセクションを前記引裂き線に沿って互いから分離するステップをさらに備える、請求項12に記載の方法。
【請求項20】
前記第1のセクション及び前記第2のセクションの少なくとも一方を前記食品の容器として用いるステップをさらに備える、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
マイクロ波加熱用構造体を形成するためのブランクであって、該ブランクは、
複数の隣接パネル、
を備え、
該複数の隣接パネルのそれぞれは、第1の方向に延びる第1の寸法、及び、該第1の方向に実質的に垂直な第2の方向に延びる第2の寸法を有し、
該複数の隣接パネルは、
第1のパネルであって、前記第1の方向に延びる分断線を含み、該分断線は、前記第2の方向に延びる、該第1のパネルの一対の対向する両縁部間に実質的に延びる、第1のパネルと、
前記第1のパネルの前記対向する両縁部にそれぞれ折り曲げ可能につながっている、第2のパネル及び第3のパネルであって、それぞれが前記分断線に近接したノッチを含む、第2のパネル及び第3のパネルと、
を備え、
前記ブランクは、
マイクロ波エネルギーの少なくとも一部を熱エネルギーに変換するように機能し、前記第1のパネルに接合されているマイクロ波エネルギー相互作用材料、
を備える、マイクロ波加熱用構造体を形成するためのブランク。
【請求項22】
前記ノッチは、前記分断線に近接する前記パネルそれぞれの一対の面取り縁を画定するように形状が実質的に三角形である、請求項21に記載のブランク。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図1E】
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【図1F】
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【図2】
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【公表番号】特表2012−502859(P2012−502859A)
【公表日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−527925(P2011−527925)
【出願日】平成21年9月16日(2009.9.16)
【国際出願番号】PCT/US2009/057107
【国際公開番号】WO2010/033557
【国際公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【出願人】(504075588)グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド (137)
【Fターム(参考)】