説明

電子機器及び回路モジュール

【課題】高密度実装を実現することができる電子機器及び回路モジュールを提供する。
【解決手段】第1壁部11dと、第2壁部11fとを有する内壁が設けられた筐体と、前記筐体に収容され、第1回路パターンが側面112bに延びた第1端部112aを有し、前記第1壁部11dと対向した第1回路基板112と、前記筐体に収容され、前記第1端部112aと対向するとともに第2回路パターンが側面113bに延びた第2端部113aを有し、前記第2壁部11fと対向した第2回路基板113と、前記第1壁部11dと前記第2壁部11fとに亘る内壁の一部と対向するとともに、前記第1端部112aの側面112bと前記第2端部113aの側面113bとに其々当接することで前記第1回路パターンと前記第2回路パターンとを電気的に接続したフレキシブル配線板114とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器及び回路モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、プロジェクタ機能等の様々な機能を備えた携帯型電子機器が普及している。このような電子機器では、上記様々な機能を搭載するとともに機器の小型化を実現するための工夫がなされている。例えば、特許文献1には、半導体チップの側面に導電層を形成し、複数の半導体チップを積層した場合でも大型化することない半導体装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−63569号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示すような従来の技術では、電子機器の筐体内に複数の収容部品を高密度に配置するための考慮がなされていない。電子機器の小型化を実現するためには、収容部品を小型化するとともに該収容部品を高密度に実装することが必要となる。
【0005】
本発明は、高密度実装を実現することができる電子機器及び回路モジュールを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するための本発明の一つの形態に係る電子機器は、
第1壁部と、第2壁部とを有する内壁が設けられた筐体と、前記筐体に収容され、第1回路パターンが側面に延びた第1端部を有し、前記第1壁部と対向した第1回路基板と、前記筐体に収容され、前記第1端部と対向するとともに第2回路パターンが側面に延びた第2端部を有し、前記第2壁部と対向した第2回路基板と、前記第1壁部と前記第2壁部とに亘る内壁の一部と対向するとともに、前記第1端部の側面と前記第2端部の側面とに其々当接することで前記第1回路パターンと前記第2回路パターンとを電気的に接続したフレキシブル配線板と、
【0007】
を具備している。
前記目的を達成するための本発明の一つの形態に係る電子機器は、
第1回路パターンが側面に延びた第1端部を有した第1回路基板と、第2回路パターンが側面に延びた第2端部を有した第2回路基板と、前記第1回路基板の前記第1端部の側面と前記第2回路基板の前記第2端部の側面とに其々当接することで前記第1回路パターンと前記第2回路パターンとを電気的に接続したフレキシブル配線板と、
【0008】
を具備している。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高密度実装を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1の実施形態のプロジェクタ装置を示す斜視図。
【図2】図1に示したプロジェクタ装置の映像信号発生ユニット及びレンズユニット近傍の平面図。
【図3】図2に示した映像信号発生ユニットおよびレンズユニット近傍が見えるように本体の一部を切り欠いた斜視図。
【図4】図3に示したレンズユニットの近傍の断面図。
【図5】図1に示したプロジェクタ装置の使用状況を示す側面図。
【図6】本実施例の映像信号発生ユニット11内に収容された回路モジュール111を示した図。
【図7】本実施例の回路モジュール111を示す斜視図。
【図8】本実施例のフレキシブルプリント配線板を示す図。
【図9】本実施形態における回路基板112の変形例を示す斜視図。
【図10】本実施形態における回路モジュール111の変形例を示す斜視図。
【図11】本実施形態におけるフレキシブル配線板114の変形例を示す図。
【図12】第2の実施形態に係る映像信号発生ユニット11内に収容された回路モジュール211を示した図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の一例としてプロジェクタ装置(電子機器)1を示している。プロジェクタ装置1は、図1乃至図5を参照して説明する。プロジェクタ装置1は、図2に示すように、外殻を形成する本体(筐体)10と、映像信号発生ユニット11と反射ミラー12と軸受ユニット13とレンズユニット14とカウンターウエイト15と減衰機16とを備える。
【0012】
本体10は、上壁10aと、上壁10aと対向するとともに本体10が載置された場合に載置面となる下壁10bと、上壁10aと下壁10bとに亘って設けられた周壁10cとを有する。周壁10cは、レンズユニット14等が設けられた前壁10dと、前壁10dに対向する後壁10eと、上壁10aと下壁10bと前壁10dと後壁10eとに其々亘って設けられた側壁10f,10gとを有する。本体10内には、複数の内壁が設けられる。該内壁は、上壁10a,下壁10b,前壁10d,後壁10e,側壁10f,側壁10gの内面であったり、各収容部品の一部を構成した壁部であったりする。
【0013】
映像信号発生ユニット11は、本体10の内壁である、上壁11aと、上壁11aと対向するとともに本体10の下壁10bと対向した下壁11bと、上壁11aと下壁11bとに亘って設けられた周壁11cとを有する。周壁11cは、前壁11dと、前壁11dに対向する後壁11eと、上壁11aと下壁11bと前壁11dと後壁11eとに其々亘って設けられた側壁11f,11gとを有する。
【0014】
映像信号発生ユニット11は、回路モジュール111を内蔵している。回路モジュール111は、回路基板112,113と、回路基板112,113に其々電気的に接続されたフレキシブルプリント配線板114とが設けられている。回路モジュール111は、映像信号発生ユニット11の制御部等として機能する電子部品により構成される。この回路モジュールについては、図6乃至図8を参照しながら後述する。
【0015】
映像信号発生ユニット11は、光源となるLED、表示素子、ミラーなどを内蔵している。映像信号発生ユニット11は、白色LEDを1つ使用したタイプと、赤緑青色のLEDを各1つずつ合計3個のLEDを使用したタイプとがある。映像信号発生ユニット11は、表示素子で形成される投射画像を射出する。
【0016】
反射ミラー12は、映像信号発生ユニット11から射出される光束の射出光軸L1上に配置され、光束を反射してほぼ直角に変向する。軸受ユニット13は、射出光軸L1と同軸上に第1の軸受131及び第2の軸受132で構成されている。第1の軸受131は、映像信号発生ユニット11と反射ミラー12との間に配置されている。第2の軸受132は、光束が射出された方向へ反射ミラー12を越えた側に配置されている。軸受ユニット13は、射出光軸L1を中心に反射ミラー12を回動自由に支持している。
【0017】
レンズユニット14は、コリメーション用レンズや画角調整用レンズなどを含むレンズ群を内蔵している。レンズユニット14は、反射ミラー12で反射された光束の投射光軸L2と同軸に各レンズが並ぶように、投射光軸L2上に配置されている。レンズユニット14は、反射ミラー12と一体に回動するように、軸受ユニット13に取り付けられている。レンズユニット14の先端部141は、本体10に設けられた孔101に挿入され、図1に示すように本体10の外に露出されている。投射画像Mは、図5に示すようにレンズユニット14から本体10の外に用意される投影面Sに向けて投射される。
【0018】
カウンターウエイト15は、射出光軸L1を中心にレンズユニット14と反対側の軸受ユニット13に取り付けられている。カウンターウエイト15は、軸受ユニット13によってレンズユニット14とほぼ均衡する質量を有している。減衰機16は、射出光軸L1を中心に本体10が傾倒したことによって生じるレンズユニット14の本体10に対する角度ずれを減衰させる。減衰機16は、図3及び図4に示すように例えば軸受ユニットの回動方向に両側からコイルバネ161,162でカウンターウエイト15を挟むことによって構成されている。
【0019】
なお、コイルバネ161,162のバネ定数は、同じであっても良いし異なるものであっても良い。コイルバネ161,162の代わりに、板バネでカウンターウエイト15を支持したり渦巻きバネを軸受ユニット13に設けたりしても良い。また、コイルバネ161,162のほかにダンパーをさらに設けることも好ましい。ダンパーは第1の軸受131や第2の軸受132に設定されるフリクションであってもよい。このように構成されたプロジェクタ装置1は、反射ミラー12とレンズユニット14とが射出光軸L1を中心に自由に回動する構造を有している。したがって、肘Eから先の前腕Aが動くことによって本体10が鉛直方向に回動させられても、反射ミラー12及びレンズユニット14は、その慣性力によって姿勢が維持され、本体10が回動する方向と反対方向に回動する。従って、プロジェクタ装置1は、軸受ユニット13によって反射ミラー12及びレンズユニット14を回動自由に支持している簡単な構造によって、投射される投射画像Mが手振れによって大きく動いてしまうことを抑制することができる。
【0020】
次に、図6乃至図8を参照しながら、本実施例の回路モジュール111について説明する。図6は、本実施例の映像信号発生ユニット11内に収容された回路モジュール111を示した図である。図7は、本実施例の回路モジュール111を示す斜視図である。図8は、本実施例のフレキシブルプリント配線板を示す図である。
【0021】
図6及び図7に示すように、回路基板112と回路基板113とは、フレキシブルプリント配線板114によって電気的に接続されている。フレキシブル配線板114は、回路基板112と回路基板113との間に架け渡されている。回路基板112と回路基板113とは、互いに対向する端部112aと端部113aとを有している。
【0022】
回路基板112は、本体10の内壁である、映像信号発生ユニット11の前壁11dと対向した表面112Aを有し、この前壁11dに沿うように実装されている。回路基板112は、端部112aの側面112bに設けられた回路パターン112cを有する。回路パターン112cは、回路基板112上又は回路基板112内部に設けられた図示していない配線パターンから延びた端子である。
【0023】
回路基板113は、本体10の内壁である、映像信号発生ユニット11の側壁11fと対向した表面113Aを有し、この側壁11fに沿うように実装されている。回路基板113は、端部113aの側面113bに設けられた回路パターン113cを有する。回路パターン113cは、回路基板112上又は回路基板113内部に設けられた図示していない配線パターンから延びた端子である。
【0024】
図8に示すように、フレキシブル配線板114の両端部に端子部114a,114bが設けられている。フレキシブル配線板114の端子部114aは、回路基板112の端部112aにおける側面112bと当接している。フレキシブル配線板114の端子部114bは、回路基板113の端部113aにおける側面113bと当接している。フレキシブル配線板114は、本体10の内壁である、映像信号発生ユニット11の前壁11dと側壁11fとに亘る周壁cの一部として設けられた角部11hと対向している。角部11hには、ネジ等の接合部材によって映像信号発生ユニット11を実装するための孔部が設けられている。
【0025】
端子部114aは、回路基板112の端部112aにおいて、回路基板112の側面112bに実装された回路パターン112cに電気的に接続されている。他方の端子部114bは、回路基板113の側面113aに実装された回路パターン113cに電気的に接続されている。
【0026】
このような構成により、本実施例では、収容部品を高密度に実装することを実現する。回路モジュール111は、映像信号発生ユニット11の前壁11dと側壁11fとに沿って配置されるため、映像信号発生ユニット11内に占めるスペースを小さくさせることができる。
【0027】
また、本実施例によれば、回路基板112は、端部112aの側面112bに設けられた回路パターン112cを有する。回路基板113は、端部113aの側面113bに設けられた回路パターン113cを有する。端部112aと端部113aとは互いに対向して配置され、フレキシブル配線板114の端子部114aは、側面112bと当接し、端子部114bは、側面113bと当接している。このような構成により、回路基板112の表面112Aと回路基板113の表面113Aとに設けられた配線にフレキシブル配線板114を接続した場合と比較して、フレキシブル配線板114の長さを短くすることができる。これにより、低コスト化を実現するとともに、端部112aと端部113aとを短い距離で電気的に接合することができ、高密度実装を可能にする。
【0028】
また、本実施例では、側面112bは映像信号発生ユニット11の前壁11dと対向し、側面113bは側壁11fと対向し、フレキシブル配線板114は、角部11hに沿って設けられる。角部11hは、例えばネジを螺合するためのスペースを確保するため、他の周壁11cの領域と比較して内部に突出している。従来、このような突出部が形成された凹凸部分近傍では収容部品を配置し難く、該空間がデッドスペースとなってしまう可能性があったが、本実施例の構成によれば、周壁11cの凹凸構造にも柔軟に対応させて回路モジュール111を配置することができ、高密度実装を実現する。
【0029】
次に、図9を参照しながら、本実施形態における回路基板112,113の変形例について説明する。図9は、本実施形態における回路基板112の変形例を示す斜視図である。尚ここでは、説明を簡略化するため回路基板112の構成について説明するが、回路基板113の構成についても同様にすることができるものとする。
【0030】
図9に示すように、回路基板112の変形例では、端部112aの側面112bに設けられた回路パターン112cが導電性のスルーホール112dとして構成されている。本変形例では、例えば、回路基板112にスルーホール112dを構成した後、当該スルーホール112dを通るように回路基板112をL―L’面で切断して、側面112bに端子を有する端部112aを形成する。
【0031】
このような構成により、本変形例の回路基板112では、側面112bに導電端子を容易に形成することができる。側面112bに回路パターンを設ける場合、基板の厚さが薄いほど当該パターンが剥がれたり、削れたりする可能性が高い。しかし、本変形例によれば、側面112bから奥まった位置に導電パターンを設けることができるため、該パターンが剥がれたり、削れたりすることを抑制でき、物理的耐性を強化できる。
【0032】
次に、図10及び図11を参照しながら、本実施形態における回路モジュール111及びフレキシブル配線板114の変形例について説明する。図10は、本実施形態における回路モジュール111の変形例を示す斜視図である。図11は、本実施形態におけるフレキシブル配線板114の変形例を示す図である。
【0033】
図10及び図11に示すように、本変形例では、フレキシブル配線板114の両端部に位置する端子部114a,114bの近傍に突出部114c,114dが其々設けられている。突出部114c,114dは、例えば、フレキシブル配線板114の配線と電気的に接続された導電性のバンプにより形成されている。突出部114cは、回路基板112の側面112bと当接している端子部114aの領域を囲うように設けられる。突出部114dは、回路基板113の側面113bと当接している端子部114bの領域を囲うように設けられる。
【0034】
このような構成により、本変形例における回路モジュール111では、突出部114c,114dが設けられたことでフレキシブル配線板114と回路基板112及び回路基板113とを接合位置を明確に把握することが可能となり、フレキシブル配線板114と回路基板112及び回路基板113とを接合する工程を容易に行うことができる。
【0035】
また、本変形例によれば、突出部114c,114dは、導電性のバンプにより形成されている。突出部114c,114dは、側面112b及び側面113b以外の回路基板112上及び回路基板113上の導電パターンと電気的に接続することでき、より信頼性の高い電気的接続を実現する。
【0036】
また、本変形例によれば、突出部114cは、回路基板112の側面112bと当接している端子部114aの領域を囲うように設けられ、突出部114dは、回路基板113の側面113bと当接している端子部114bの領域を囲うように設けられる。回路基板112及び回路基板113は、突出部114c及び114dに挟まれ、定位置に保持される。このような構成により、本変形例では、回路基板112及び回路基板113をフレキシブル配線板114に安定して固定させることができる。
【0037】
次に、本発明の第2の実施形態に係る回路モジュール211を、図12を参照して説明する。第2の実施形態の回路モジュール211は、回路基板112及びフレキシブル配線板114の構造が第1の実施形態のものと異なっているが、他の部分は第1の実施形態と共通している。このため、主として異なる部分について説明し、共通する部分については共通の符号を付して説明を省略する。尚、回路モジュール211を有するプロジェクタ装置は、図1に示す第1の実施形態のものと同様の外観を有する。
【0038】
図12は、第2の実施形態に係る映像信号発生ユニット11内に収容された回路モジュール211を示した図である。
図12に示すように、回路基板112と回路基板113とは、フレキシブルプリント配線板114によって電気的に接続されている。フレキシブル配線板114は、回路基板112と回路基板113との間に架け渡されている。回路基板112と回路基板113とは、互いに対向する端部112aと端部113aとを有している。
【0039】
回路基板112は、本体10の内壁である、映像信号発生ユニット11の側壁11eと対向した表面112Aを有し、この側壁11eに沿うように実装されている。回路基板113は、本体10の内壁である、映像信号発生ユニット11の側壁11fと対向した表面113Aを有し、この側壁11fに沿うように実装されている。フレキシブル配線板114は、本体10の内壁である、映像信号発生ユニット11の前壁11dと対向し、前壁11dに沿うように実装されている。
【0040】
このような構成により、本実施例では、収容部品を高密度に実装することを実現する。回路モジュール111は、映像信号発生ユニット11の前壁11dと側壁11eと側壁11fとに沿って配置されるため、映像信号発生ユニット11内に占めるスペースを小さくさせることができる。
【0041】
また、本実施例によれば、フレキシブル配線板114の長さを短くすることができ、低コスト化を実現するとともに、端部112aと端部113aとを短い距離で電気的に接合することができる。
【0042】
以上、第1及び第2の実施形態、及びこれらの実施例における複数の変形例に係る電子機器について説明したが、本発明の実施形態はこれらに限定されない。第1及び第2の実施形態及びこれらの実施例における複数の変形例に係る構成要素は、適宜を組み合わせて実施することができる。
【0043】
本発明が適用可能な電子機器はプロジェクタ装置に限らず、例えばポータブルコンピュータや、デジタルカメラ、ビデオカメラ、パーソナルデジタルアシスタントなど種々の電子機器に適用可能である。
【符号の説明】
【0044】
1…プロジェクタ装置
2…携帯電話
10…本体
11…映像信号発生ユニット
12…反射ミラー
13…軸受ユニット
14…レンズユニット
15…カウンターウエイト
16…減衰機
17…カメラユニット
111…回路モジュール
112,113…回路基板
112a,113a…端部
112b,113b…側面
112c,113c…回路パターン
114…フレキシブルプリント配線板
L1…射出光軸
L2…投射光軸
M…投射画像
S…投影面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1壁部と、第2壁部とを有する内壁が設けられた筐体と、
前記筐体に収容され、第1回路パターンが側面に延びた第1端部を有し、前記第1壁部と対向した第1回路基板と、
前記筐体に収容され、前記第1端部と対向するとともに第2回路パターンが側面に延びた第2端部を有し、前記第2壁部と対向した第2回路基板と、
前記第1壁部と前記第2壁部とに亘る内壁の一部と対向するとともに、前記第1端部の側面と前記第2端部の側面とに其々当接することで前記第1回路パターンと前記第2回路パターンとを電気的に接続したフレキシブル配線板と、
を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
請求項1に記載の電子機器において、
前記第1壁部と前記第2壁部とは、前記筐体の角部を構成する周壁の一部であり、
前記第1端部の側面は、前記第2壁部と対向し、
前記第2端部の側面は、前記第1壁部と対向したことを特徴とする電子機器。
【請求項3】
請求項2に記載の電子機器において、
前記フレキシブル配線板には、前記第1端部の側面と当接する領域近傍及び前記第2端部の側面と当接する領域近傍に突出部が設けられたことを特徴とする電子機器。
【請求項4】
請求項3に記載の電子機器において、
前記突出部は、前記フレキシブル配線板の配線と電気的に接続した導電性のバンプであることを特徴とする電子機器。
【請求項5】
請求項4に記載の電子機器において、
前記バンプは、前記第1端部の側面と当接する領域及び前記第2端部の側面と当接する領域を囲んで複数設けられたことを特徴とする電子機器。
【請求項6】
請求項2に記載の電子機器において、
前記第1端部の側面に延びた第1回路パターンは、第1回路基板に設けられたスルーホールの一部であることを特徴とする電子機器。
【請求項7】
請求項1に記載の電子機器において、
前記第1壁部と前記第2壁部とは互いに対向し、
前記フレキシブル配線板は、前記第1壁部と前記第2壁部とに其々交差する方向に延びた内壁に沿って設けられたことを特徴とする電子機器。
【請求項8】
第1回路パターンが側面に延びた第1端部を有した第1回路基板と、
第2回路パターンが側面に延びた第2端部を有した第2回路基板と、
前記第1回路基板の前記第1端部の側面と前記第2回路基板の前記第2端部の側面とに其々当接することで前記第1回路パターンと前記第2回路パターンとを電気的に接続したフレキシブル配線板と、
を備えることを特徴とする回路モジュール。
【請求項9】
請求項8に記載の回路モジュールにおいて、
前記フレキシブル配線板には、前記第1端部の側面と当接する領域近傍及び前記第2端部の側面と当接する領域近傍に突出部が設けられたことを特徴とする回路モジュール。
【請求項10】
請求項8に記載の回路モジュールにおいて、
前記突出部は、前記フレキシブル配線板の配線と電気的に接続した導電性のバンプであることを特徴とする回路モジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−77412(P2011−77412A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−228937(P2009−228937)
【出願日】平成21年9月30日(2009.9.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】