説明

電気機器の筐体構造

【課題】本体筐体に開閉自在に蓋体が支持された電気機器の筐体において、ユーザが蓋体を開けるときに係合突片が蓋保持機構の板ばね部に形成されたバリに接触して異音が発生する等のトラブルを防止する。
【解決手段】電気機器の筐体構造は、樹脂製の本体筐体1に対して開閉自在に連結された蓋体を開位置で保持する蓋保持機構を備え、蓋保持機構が、蓋体に一体形成された係合突片と、本体筐体1に形成されたストッパ部7とから構成され、ストッパ部7が、係合突片に係合する係合突出部7aを有する扁平な板ばね状に形成され、この係合突出部7aの頂部の幅w1が、係合突片が描く円弧面よりも開口部8側へ延出される。これにより蓋体が開閉動作され係合突片が係合突出部7aの頂部を通過するときに、係合突片は、係合突出部7aの頂部の幅w1の内側に当接することになり、係合突出部7aの幅方向の端縁にバリが存在しても、係合突片はバリに接触することがない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、コピー機等の電気機器の筐体構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、この種の電気機器の筐体において、樹脂製の本体筐体と、該本体筐体に対してヒンジ連結部によって開閉自在に支持されたフロントカバー(蓋体)とを有する筐体構造が知られている。
【0003】
上記のような電気機器では、本体の内部で紙詰まり等のトラブルが生じたときに、ユーザが手動でフロントカバーを開けて本体内部を大きく露出させてトラブル処理を行うようになっており、ユーザが両手を使って作業を行えるように、フロントカバーは、種々な構造の蓋保持機構によって開位置で保持されるようになっている。
【0004】
一方、画像形成装置の内部に備えられた引出しユニットがメンテナンス時に本体から引出された位置で傾動可能に構成され、最も下向きに傾斜された状態でストッパによって停止されるように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、防音カバーのヒンジ部に騒音漏れの原因となる隙間をなくすための弾性シートが貼付されたプリンタカバーが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
ところで、フロントカバー(蓋体)の蓋保持機構として、フロントカバーに一体形成され、フロントカバーがユーザによって開閉動作されるときにフロントカバーと一体になって回動される係合突片と、本体側の樹脂製筐体に形成され、フロントカバーが開閉動作されるときに開位置に回動された係合突片に係合するストッパ部と、から構成されるものが知られている。
【0007】
そして、上記蓋保持機構のストッパ部は、回動する係合突片によって当接されて一時的に係合突片の先端が描く円弧から外側に後退され、係合突片が通過した後に前記円弧の内側に復帰する必要があることから、樹脂製筐体の一部が板ばね状に形成されて構成される場合がある。
【0008】
さらに、上記のように蓋保持機構のストッパ部が板ばね状に形成されて構成される場合は、板ばね状部分の弾性が充分に得られるように、板ばね状部分の側方に開口部が形成され、板ばね状部分は、その両端のみが筐体に連結された形状に形成される。
【0009】
ところが、上記のように板ばね状部分の側方に開口部が形成される場合は、樹脂製筐体を射出成型によって製造するときに、金型の組合せ及び金型の抜き方向の関係上板ばね状部分の幅方向の端縁にバリが形成され易いという問題がある。図7に樹脂製板ばねSの端縁に形成されたバリBaの一例を示す。
【0010】
上記のようなバリBaは、板ばね形状の屈曲部に形成され易く、フロントカバーがユーザによって開閉動作されるときに、係合突片がバリBaに接触して異音が発生したり、係合突片が当接する衝撃によってバリBaが折れて樹脂製板ばねSの一部と共に剥落してしまう虞がある。ところが、バリの発生を完全に防止することは、困難である。
【特許文献1】特開2004−51361号公報
【特許文献2】特開平5−50708号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上記問題を解消するものであり、蓋体の蓋保持機構が板ばね状に形成された電気機器の筐体構造において、板ばね状部分の幅方向の端縁にバリが形成されても係合突片が板ばね状部分を乗越えて通過するときに係合突片がバリに接触して異音が発生したり、バリが折れて板ばねの一部が剥落してしまうといったトラブルが生じない電気機器の筐体構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、樹脂製の本体筐体と、前記本体筐体に対してヒンジ連結部によって開閉自在に支持された蓋体と、前記ヒンジ連結部の近傍に設けられ前記蓋体を開位置に保持する蓋保持機構と、を備え、前記蓋保持機構が、前記蓋体に一体形成され、該蓋体が開閉動作されるときに前記ヒンジ連結部のヒンジ軸に直交する円弧面を描いて回動する係合突片と、前記本体筐体に形成され、前記蓋体が開閉動作されるときに開位置に回動された前記蓋体の前記係合突片に係合するストッパ部とから構成され、前記ストッパ部は、前記本体筐体の側面に開けられた開口部に隣接し、前記係合突片の描く前記円弧面の内側に突出するように山形に屈曲された係合突出部と該係合突出部に連接された橋架部とを有する前記ヒンジ連結部のヒンジ軸に平行な方向に扁平な板ばね状に形成され、前記蓋体が開閉動作されるときに前記係合突片が前記ストッパ部の係合突出部を前記円弧面の外側へ弾性変形させる電気機器の筐体構造において、前記ストッパ部は、前記係合突出部の頂部の幅が、前記係合突片が描く円弧面よりも前記開口部側へ延出され、前記係合突出部の頂部を除く部分の幅の開口部側端縁が、前記係合突片が描く円弧面と略同一に形成され、前記蓋体が開閉動作され前記係合突片が前記係合突出部を前記円弧面の外側へ弾性変形させて回動するときに前記係合突片が前記係合突出部の頂部の幅の内
側に当接するように構成したことを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明は、樹脂製の本体筐体と、前記本体筐体に対してヒンジ連結部によって開閉自在に支持された蓋体と、前記ヒンジ連結部の近傍に設けられ前記蓋体を開位置に保持する蓋保持機構と、を備え、前記蓋保持機構が、前記蓋体に一体形成され、該蓋体が開閉動作されるときに前記ヒンジ連結部のヒンジ軸に直交する円弧面を描いて回動する係合突片と、前記本体筐体に形成され、前記蓋体が開閉動作されるときに開位置に回動された前記蓋体の前記係合突片に係合するストッパ部とから構成され、前記ストッパ部は、前記本体筐体の側面に開けられた開口部に隣接し、前記係合突片の描く前記円弧面の内側に突出するように山形に屈曲された係合突出部と該係合突出部に連接された橋架部とを有する前記ヒンジ連結部のヒンジ軸に平行な方向に扁平な板ばね状に形成され、前記蓋体が開閉動作されるときに前記係合突片が前記ストッパ部の係合突出部を前記円弧面の外側へ弾性変形させる電気機器の筐体構造において、前記ストッパ部は、前記係合突出部の幅が、前記係合突片が描く円弧面よりも前記開口部側へ延出され、前記蓋体が開閉動作され前記係合突片が前記係合突出部を前記円弧面の外側へ弾性変形させて回動するときに前記係合突片が前記係合突出部の幅の内側に当接するように構成したことを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記係合突出部の頂部の幅のみが部分的に前記開口部側へ延出されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、ストッパ部の係合突出部の幅が、係合突片が描く円弧面よりも開口部側へ延出されるので、板ばね状部分の幅方向の端縁にバリが形成されていても、蓋体がユーザによって開閉動作され係合突片が係合突出部を乗越えて通過するときに係合突片が係合突出部の幅の内側に当接し、係合突片がバリに接触して異音が発生したり、バリが折れて板ばねの一部が剥落してしまうといったトラブルが生じない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の一実施形態に係る電気機器の筐体構造について、図1乃至図6を参照して説明する。本実施形態に係る電気機器は、レーザプリンタであって、印刷部、定着部、紙送り部等の本体機構を収納する樹脂製の本体筐体1と、本体筐体1に対してヒンジ連結部2によって開閉自在に支持されたフロントカバー(蓋体)3と、ヒンジ連結部2の近傍に設けられフロントカバー3を開位置に保持する蓋保持機構4と、を備える。
【0017】
フロントカバー3が閉じられた状態(閉位置)が図1(a)と図1(b)に示され、フロントカバー3が大きく上方へ開けられた状態(開位置)が図2(a)と図2(b)に示される。なお、図1乃至図4において本体筐体1の上部のみが示され、図3と図4においてフロントカバー3が省略されて示されている。また、ヒンジ連結部2は、本体筐体1の側面の上部において側方へ突出されたヒンジ軸5(図3、図4参照)と、フロントカバー3の側面に形成されたヒンジ軸5に嵌合する軸受け凹所(不図示)から構成される。
【0018】
次に、蓋保持機構4について説明する。蓋保持機構4は、フロントカバー3の基端部に一体形成され、フロントカバー3がユーザによって開閉動作されるときにヒンジ軸5に直交する円弧面D(図5参照)を描いて回動する係合突片6と、本体筐体1の上部側面に形成され、フロントカバー3がユーザによって開閉動作されるときに開位置に回動された係合突片6に係合するストッパ部7とから構成される。
【0019】
本体筐体1の上部側面におけるヒンジ軸5の直下方には、図4に示されるように、開口部8が形成され、該開口部8に隣接して側面視が略W字状のストッパ部7が形成されている。
【0020】
ストッパ部7は、係合突片6の描く円弧面Dの内側に突出するように山形に屈曲された係合突出部7a(W字の中央の屈曲に相当)と、係合突出部7aに連接された橋架部7b(W字の両側の屈曲に相当)とを有するヒンジ軸5に平行な方向に扁平な板ばね状に形成されている。
【0021】
従って、係合突出部7aは、橋架部7bによってのみ本体筐体1に接続されて主に上下方向の弾性を付与されており、図5に示されるように係合突片6が円弧面Dを描いて回動するときに、係合突片6の先端6aが係合突出部7aの頂部に当接することによって矢印B方向へ僅かに変形され、係合突片6の先端6aが係合突出部7aの頂部を通過することによって矢印B反対方向へ移動し元の形状に復帰する。
【0022】
なお、扁平な板ばね状に形成されたストッパ部7の幅wと厚さtは、ユーザがフロントカバー3を回動することによって、係合突片6が係合突出部7aを上記のように変形させて係合突片6を係合突出部7aにより係止された位置(開位置)にもたらすときに要する力が適度な大きさになるように設定されている。
【0023】
つまり、ストッパ部7の幅wが過大であったり、厚さtが過大である場合には、ストッパ部7の剛性が必要以上に高まってユーザがフロントカバー3を回動するときに大きな力を要することになってしまう不具合があり、ストッパ部7の幅wと厚さtは、ユーザがフロントカバー3を開閉操作するときに最も使いやすい感触が得られる値に設定されている。
【0024】
そして、ストッパ部7の厚さtは、係合突出部7aと橋架部7bを通じて略同一に形成されているが、ストッパ部7の幅wは、特に係合突出部7aの頂部近傍のみが開口部8方向へ僅かにδwだけ延出された広い幅w1(w1=w+δw)に形成されている。
【0025】
ストッパ部7の係合突出部7aの形状について、さらに図6を参照して説明する。図6は、図5における係合突片6が係合突出部7aの頂部に当接している状態を矢印Cの方向から見た図である。
【0026】
係合突出部7aの開口部8へ臨む側の端縁7cは、係合突出部7aの下部において係合突片6の描く円弧面Dの開口部8へ臨む側の端縁Daと略同一に形成されるが、上部においては、頂部に近づくほど開口部8方向へ突出する傾斜面7dに形成されている。
【0027】
そして、傾斜面7dが形成されることによって、係合突出部7aの頂部の幅w1が下部における幅wよりもδwだけ開口部8方向へ延出され、係合突出部7aの頂部付近にバリBaが形成されている場合であっても、係合突片6は、係合突出部7aの頂部の幅w1の内側に当接することになるので、係合突片6は、バリBaに接触することなく係合突出部7aを矢印B方向へ変形させながら通過する。
【0028】
また、係合突出部7aの頂部付近を除く部分の端縁7cは、係合突片6の描く円弧面Dの開口部8へ臨む側の端縁Daと略同一に形成されるので、係合突片6が係合突出部7aの頂部に当接した状態(図6)において、係合突片6が係合突出部7aに加える押圧力は、係合突出部7aを矢印B方向へ平行移動させる力として働き、係合突出部7aに捩れを起こさせる力としては働かない。
【0029】
なお、本体筐体1の上部側面には、固定ストッパ9が設けられ、フロントカバー3が開位置にまで回動されたときに係合突片6の前縁6bが固定ストッパ9に当接して開方向の終端が規制される。
【0030】
以上のように、本実施形態に係るレーザプリンタの筐体構造では、メンテナンス時等においてユーザがフロントカバー3を手動で開方向へ持上げると、フロントカバー3の係合突片6が本体筐体1のストッパ部7の係合突出部7aを図5における矢印B方向へ変形させつつ回動する。
【0031】
そして、係合突片6が係合突出部7aの頂部を通過した後係合突出部7aが元の位置に復帰し、係合突片6の後縁6cが係合突出部7aに係止されることによってフロントカバー3が開位置において保持されるのであるが、係合突出部7aの端縁にバリBaが形成されていた場合(図6参照)でも、係合突片6がバリBaに接触して異音が発生するとか、バリBaが折れてストッパ部7の一部が剥落してしまうといったトラブルが生じない。
【0032】
また、係合突出部7aの頂部のみの幅w1が、係合突出部7aのその他の部分の幅w及び橋架部7bの幅wに対して僅かに(δwだけ)大きく形成されるだけであるので、板ばね部の幅が全長に亘って一定幅wである場合に比べてストッパ部7全体の弾性が大きく変化してしまうことがなく、ユーザがフロントカバー3を開閉操作するときの感触が変わってしまうということがない。
【0033】
本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、係合突出部7aの頂部が開口部8方向へ延出される構成は、係合突出部7aの端縁7cが傾斜面7dに形成される以外の種々の形状によっても実現することが可能である。例えば、係合突出部7aの頂部に開口部8方向へ突出するブロック状部が形成されることによっても可能である。また、ストッパ部7の全体形状は、側面視略W字状に限られず、例えば、橋架部7bが係合突出部7aに対して水平に接続され側面視が倒立した略V字状であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの筐体であって、フロントカバーが閉じられた状態を示す斜視図、(b)は、同レーザプリンタの筐体であって、フロントカバーが閉じられた状態を示す左側面図。
【図2】(a)は、同レーザプリンタの筐体であって、フロントカバーが開けられた状態を示す斜視図、(b)は、同レーザプリンタの筐体であって、フロントカバーが開けられた状態を示す左側面図。
【図3】同レーザプリンタの筐体におけるフロントカバーが取外された状態の本体筐体を示す斜視図。
【図4】図3におけるA部の拡大斜視図。
【図5】同レーザプリンタの筐体における蓋保持機構を示す側面図。
【図6】図5におけるC方向から見た図。
【図7】樹脂製板ばねに形成されるバリの一例を示す図。
【符号の説明】
【0035】
1 本体筐体
2 ヒンジ連結部
3 フロントカバー(蓋体)
4 蓋保持機構
5 ヒンジ軸
6 係合突片
7 ストッパ部
7a 係合突出部
7b 橋架部
7c 端縁
8 開口部
w 幅(係合突出部の頂部を除く部分の幅)
w1 幅(係合突出部の頂部の幅)
Ba バリ
D 円弧面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂製の本体筐体と、
前記本体筐体に対してヒンジ連結部によって開閉自在に支持された蓋体と、
前記ヒンジ連結部の近傍に設けられ前記蓋体を開位置に保持する蓋保持機構と、を備え、
前記蓋保持機構が、
前記蓋体に一体形成され、該蓋体が開閉動作されるときに前記ヒンジ連結部のヒンジ軸に直交する円弧面を描いて回動する係合突片と、
前記本体筐体に形成され、前記蓋体が開閉動作されるときに開位置に回動された前記蓋体の前記係合突片に係合するストッパ部とから構成され、
前記ストッパ部は、前記本体筐体の側面に開けられた開口部に隣接し、前記係合突片の描く前記円弧面の内側に突出するように山形に屈曲された係合突出部と該係合突出部に連接された橋架部とを有する前記ヒンジ連結部のヒンジ軸に平行な方向に扁平な板ばね状に形成され、
前記蓋体が開閉動作されるときに前記係合突片が前記ストッパ部の係合突出部を前記円弧面の外側へ弾性変形させる電気機器の筐体構造において、
前記ストッパ部は、前記係合突出部の頂部の幅が、前記係合突片が描く円弧面よりも前記開口部側へ延出され、前記係合突出部の頂部を除く部分の幅の開口部側端縁が、前記係合突片が描く円弧面と略同一に形成され、
前記蓋体が開閉動作され前記係合突片が前記係合突出部を前記円弧面の外側へ弾性変形させて回動するときに前記係合突片が前記係合突出部の頂部の幅の内側に当接するように構成したことを特徴とする電気機器の筐体構造。
【請求項2】
樹脂製の本体筐体と、
前記本体筐体に対してヒンジ連結部によって開閉自在に支持された蓋体と、
前記ヒンジ連結部の近傍に設けられ前記蓋体を開位置に保持する蓋保持機構と、を備え、
前記蓋保持機構が、
前記蓋体に一体形成され、該蓋体が開閉動作されるときに前記ヒンジ連結部のヒンジ軸に直交する円弧面を描いて回動する係合突片と、
前記本体筐体に形成され、前記蓋体が開閉動作されるときに開位置に回動された前記蓋体の前記係合突片に係合するストッパ部とから構成され、
前記ストッパ部は、前記本体筐体の側面に開けられた開口部に隣接し、前記係合突片の描く前記円弧面の内側に突出するように山形に屈曲された係合突出部と該係合突出部に連接された橋架部とを有する前記ヒンジ連結部のヒンジ軸に平行な方向に扁平な板ばね状に形成され、
前記蓋体が開閉動作されるときに前記係合突片が前記ストッパ部の係合突出部を前記円弧面の外側へ弾性変形させる電気機器の筐体構造において、
前記ストッパ部は、前記係合突出部の幅が、前記係合突片が描く円弧面よりも前記開口部側へ延出され、
前記蓋体が開閉動作され前記係合突片が前記係合突出部を前記円弧面の外側へ弾性変形させて回動するときに前記係合突片が前記係合突出部の幅の内側に当接するように構成したことを特徴とする電気機器の筐体構造。
【請求項3】
前記係合突出部の頂部の幅のみが部分的に前記開口部側へ延出されていることを特徴とする請求項2に記載の電気機器の筐体構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−60399(P2008−60399A)
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−236519(P2006−236519)
【出願日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【出願人】(591194034)レックスマーク・インターナショナル・インコーポレーテツド (142)
【氏名又は名称原語表記】LEXMARK INTERNATIONAL,INC
【Fターム(参考)】