説明

音声出力玩具

【課題】音声出力玩具の興趣性を向上する。
【解決手段】音声出力玩具1のメモリカード16は、複数の音声情報を予め格納する音声記憶部162を備え、CPU21は、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいてゲームの進行を制御すると共に、ゲームの進行に伴って予め設定された制御信号を出力するゲーム機器から制御信号を受信する制御信号受信部211と、受信された制御信号に基づいて、音声記憶部162に格納された複数の音声情報の中から、1の音声情報を選択し、選択された1の音声情報に対応する音声を出力する音声選択部216と、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいてゲームの進行を制御すると共に、ゲームの進行に伴って予め設定された制御信号を出力するゲーム機器と通信可能に接続され、音声を出力可能に構成された音声出力玩具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、外部からの情報に基づいて、音声を出力する(又は、各種の動作をする)玩具が提案されている。例えば、音声入力手段、画像入力手段、音声入力手段に入力された音声に基づいて、感情を変化させる要素を検出する第1の検出手段、画像入力手段によって入力された画像に基づいて、感情を変化させる要素を検出する第2の検出手段、ならびに第1および第2の検出手段による検出結果に基づいて、自動応答玩具の感情を決定する決定手段、を備える自動応答玩具が開示されている(特許文献1参照)。この玩具によれば、外部からの音声及び画像に基づいて感情を表現する音声、動作等を決定することができる。
【特許文献1】特開2002−239256号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記玩具は、音声入力手段、又は、画像入力手段によって入力された情報に対して予め設定された所定の一定な音声、動作をするものであるため、興趣性が充分ではない場合があり、その結果、ユーザが飽き易い場合があった。
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、興趣性の高い音声出力玩具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために請求項1に記載の音声出力玩具は、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいてゲームの進行を制御すると共に、ゲームの進行に伴って予め設定された制御信号を出力するゲーム機器と通信可能に接続され、音声を出力可能に構成された音声出力玩具であって、複数の音声情報を予め格納する音声記憶手段と、前記ゲーム機器から前記制御信号を受信する制御信号受信手段と、前記制御信号受信手段によって受信された制御信号に基づいて、前記音声記憶手段に格納された複数の音声情報の中から、1の音声情報を選択する音声選択手段と、前記音声選択手段によって選択された1の音声情報に対応する音声を出力する音声出力手段と、を備えることを特徴としている。
【0006】
請求項2に記載の音声出力玩具は、請求項1に記載の音声出力玩具であって、前記音声記憶手段が、喜びを表現する複数の音声情報、怒りを表現する複数の音声情報、悲しみを表現する複数の音声情報、及び、楽しさを表現する複数の音声情報を予め格納することを特徴としている。
【0007】
請求項3に記載の音声出力玩具は、請求項1又は請求項2に記載の音声出力玩具であって、複数の動作指示情報を予め格納する動作記憶手段と、前記制御信号受信手段によって受信された制御信号に基づいて、前記動作記憶手段に格納された複数の動作指示情報の中から、1の動作指示情報を選択する動作選択手段と、前記操作選択手段によって選択された1の動作指示情報に対応する動作を実行する動作実行手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】
請求項4に記載の音声出力玩具は、請求項3に記載の音声出力玩具であって、前記動作記憶手段が、喜びを表現する複数の動作指示情報、怒りを表現する複数の動作指示情報、悲しみを表現する複数の動作指示情報、及び、楽しさを表現する複数の動作指示情報を予め格納することを特徴としている。
【0009】
請求項5に記載の音声出力玩具は、請求項3又は請求項4に記載の音声出力玩具であって、外部からの音声を検出する音声検出手段を備え、前記音声選択手段が、前記音声検出手段によって検出された音声情報に基づき、1の音声情報を選択し、前記動作選択手段が、前記音声検出手段によって検出された音声情報に基づき、1の動作指示情報を選択することを特徴としている。
【0010】
請求項6に記載の音声出力玩具は、請求項3〜請求項5のいずれかに記載の音声出力玩具であって、予め設定された所定方向に存在する物体の画像を検出する画像検出手段を備え、前記音声選択手段が、前記画像検出手段によって検出された画像情報に基づき、1の音声情報を選択し、前記動作選択手段が、前記画像検出手段によって検出された画像情報に基づき、1の動作指示情報を選択することを特徴としている。
【0011】
請求項7に記載の音声出力玩具は、請求項3〜請求項6のいずれかに記載の音声出力玩具であって、予め設定された所定方向に存在する物体との距離を検出する距離検出手段を備え、前記音声選択手段が、前記距離検出手段によって検出された距離情報に基づき、1の音声情報を選択し、前記動作選択手段が、前記距離検出手段によって検出された距離情報に基づき、1の動作指示情報を選択することを特徴としている。
【0012】
請求項8に記載の音声出力玩具は、請求項3〜請求項7のいずれかに記載の音声出力玩具であって、外部からの押圧を検出する押圧検出手段を備え、前記音声選択手段が、前記押圧検出手段によって押圧が検出されたか否かに基づき、1の音声情報を選択し、前記動作選択手段が、前記押圧検出手段によって押圧が検出されたか否かに基づき、1の動作指示情報を選択することを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に記載の音声出力玩具によれば、複数の音声情報が音声記憶手段に予め格納されており、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいてゲームの進行を制御すると共に、ゲームの進行に伴って予め設定された制御信号を出力するゲーム機器から制御信号が受信される。そして、受信された制御信号に基づいて、音声記憶手段に格納された複数の音声情報の中から、1の音声情報が選択され、選択された1の音声情報に対応する音声が出力されるため、興趣性を向上することができる。
【0014】
すなわち、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいてゲームの進行を制御すると共に、ゲームの進行に伴って予め設定された制御信号を出力するゲーム機器からの制御信号に基づいて、音声記憶手段に格納された複数の音声情報の中から、1の音声情報が選択され、選択された1の音声情報に対応する音声が出力されるため、ゲーム機器でのゲームの進行状況に応じた音声が出力されるので、興趣性を向上することができるのである。
【0015】
請求項2に記載の音声出力玩具によれば、音声記憶手段に、喜びを表現する複数の音声情報、怒りを表現する複数の音声情報、悲しみを表現する複数の音声情報、及び、楽しさを表現する複数の音声情報が予め格納されているため、更に興趣性を向上することができる。
【0016】
すなわち、ゲーム機器でのゲームの進行状況に応じて、喜びを表現する音声、怒りを表現する音声、怒りを表現する音声、又は、楽しさを表現する音声が出力されるので、更に興趣性を向上することができるのである。
【0017】
請求項3に記載の音声出力玩具によれば、複数の動作指示情報が予め動作記憶手段に格納されている。そして、ゲームの進行に伴って予め設定された制御信号を出力するゲーム機器から受信された制御信号に基づいて、動作記憶手段に格納された複数の動作指示情報の中から、1の動作指示情報が選択され、選択された1の動作指示情報に対応する動作が実行されるため、更に興趣性を向上することができる。
【0018】
すなわち、外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいてゲームの進行を制御すると共に、ゲームの進行に伴って予め設定された制御信号を出力するゲーム機器からの制御信号に基づいて、動作記憶手段に格納された複数の動作指示情報の中から、1の動作指示情報が選択され、選択された1の動作指示情報に対応する動作が実行されるため、ゲーム機器でのゲームの進行状況に応じた動作が実行されるので、更に興趣性を向上することができるのである。
【0019】
請求項4に記載の音声出力玩具によれば、動作記憶手段に、喜びを表現する複数の動作指示情報、怒りを表現する複数の動作指示情報、悲しみを表現する複数の動作指示情報、及び、楽しさを表現する複数の動作指示情報が予め格納されているため、更に興趣性を向上することができる。
【0020】
すなわち、ゲーム機器でのゲームの進行状況に応じて、喜びを表現する動作、怒りを表現する動作、怒りを表現する動作、又は、楽しさを表現する動作が出力されるので、更に興趣性を向上することができるのである。
【0021】
請求項5に記載の音声出力玩具によれば、外部からの音声が検出され、検出された音声情報に基づき、1の音声情報が選択されると共に、検出された音声情報に基づき、1の動作指示情報が選択されるため、更に興趣性を向上することができる。
【0022】
すなわち、ゲーム機器でのゲームの進行状況に加えて、外部からの音声(例えば、ユーザの発する声)に基づき、1の音声情報が選択されると共に、1の動作指示情報が選択されるため、多様な(=画一的ではない、ユーザが予測困難な)音声情報及び動作指示情報が選択されるので、更に興趣性を向上することができるのである。
【0023】
請求項6に記載の音声出力玩具によれば、予め設定された所定方向に存在する物体の画像が検出され、検出された画像情報に基づき、1の音声情報が選択されると共に、検出された画像情報に基づき、1の動作指示情報が選択されるため、更に興趣性を向上することができる。
【0024】
すなわち、ゲーム機器でのゲームの進行状況に加えて、予め設定された所定方向に存在する物体の画像(例えば、ユーザの顔の画像)に基づき、1の音声情報が選択されると共に、1の動作指示情報が選択されるため、多様な(=画一的ではない、ユーザが予測困難な)音声情報及び動作指示情報が選択されるので、更に興趣性を向上することができるのである。
【0025】
請求項7に記載の音声出力玩具によれば、予め設定された所定方向に存在する物体との距離が検出され、検出された距離情報に基づき、1の音声情報が選択されると共に、検出された距離情報に基づき、1の動作指示情報が選択されるため、更に興趣性を向上することができる。
【0026】
すなわち、ゲーム機器でのゲームの進行状況に加えて、予め設定された所定方向に存在する物体との距離(例えば、ユーザとの距離)に基づき、1の音声情報が選択されると共に、1の動作指示情報が選択されるため、多様な(=画一的ではない、ユーザが予測困難な)音声情報及び動作指示情報が選択されるので、更に興趣性を向上することができるのである。
【0027】
請求項8に記載の音声出力玩具によれば、外部からの押圧が検出され、押圧が検出されたか否かに基づき、1の音声情報が選択されると共に、検出されたか否かに基づき、1の動作指示情報が選択されるため、更に興趣性を向上することができる。
【0028】
すなわち、ゲーム機器でのゲームの進行状況に加えて、押圧が検出されたか否かに基づき、1の音声情報が選択されると共に、1の動作指示情報が選択されるため、多様な(=画一的ではない、ユーザが予測困難な)音声情報及び動作指示情報が選択されるので、更に興趣性を向上することができるのである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明に係る音声出力玩具の一例について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る音声出力玩具の外観の一例を示す斜視図である。図2は、本発明に係る音声出力玩具の電気的構成を示すブロック図である。音声出力玩具1は、ぬいぐるみ人形の筐体内に、無線受信装置11、CCDカメラ12、マイクロフォン13、距離センサ14、押圧検出センサ15、メモリカード16、スピーカ17、駆動機構18、及び、制御装置2を備えている。
【0030】
無線受信装置11(制御信号受信手段の一部に相当する)は、ぬいぐるみ人形の耳の内部に配設され、ゲーム機器3からの制御信号を受信し、受信した制御信号を制御装置2へ出力するものである。ここでは、ゲーム機器3は、種々のゲームを実行可能に構成されたビデオゲーム装置であって、ロールプレイングゲーム、カードゲーム、レーシングゲーム等の種々のゲームを実行し、コントローラ31を介して、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいてゲームの進行を制御すると共に、ゲームの進行に伴って予め設定された制御信号を、無線受信回路111を介して、出力するものである。
【0031】
ここで、ゲーム機器3における制御信号の生成方法の一例について説明する。ゲーム機器3は、予めゲーム機器3に配設されたメモリに複数の制御情報を格納しており、ゲームの進行状況に応じて、音声出力玩具1に出力させる音声及び実行させる動作に対応する1の制御情報を出力するものである。
【0032】
CCD(Charge Coupled Devices)カメラ12(画像検出手段の一部に相当する)は、ぬいぐるみ人形の目の位置に配設され、予め設定された所定方向(ここでは、ぬいぐるみ人形の目の前方の方向)に存在する物体(例えば、ユーザの顔)の画像を検出し、検出した画像信号を、カメラインターフェイス121を介して、制御装置2へ出力するものである。
【0033】
マイクロフォン13(音声検出手段の一部に相当する)は、ぬいぐるみ人形の耳の位置に配設され、外部からの音声(例えば、ユーザの発する音声)を検出し、検出された音声信号を、音声検出回路131を介して、制御装置2へ出力するものである。
【0034】
距離センサ14(距離検出手段の一部に相当する)は、例えば、距離を検出する超音波センサ、レーザセンサ等を備え、ぬいぐるみ人形の鼻の位置に配設され、予め設定された所定方向(ここでは、ぬいぐるみ人形の前方の方向)に存在する物体(例えば、ユーザの体)との距離を検出し、検出された距離信号を、センサインターフェイス141を介して、制御装置2へ出力するものである。
【0035】
押圧検出センサ15(押圧検出手段の一部に相当する)は、押しボタンスイッチ等を備え、ぬいぐるみ人形の手の平の位置に配設され、ユーザからの押圧を検出し、押圧が検出されたか否かを示す押圧信号を、センサインターフェイス151を介して、制御装置2へ出力するものである。
【0036】
メモリカード16は、メモリカードインターフェイス161を介して制御装置2によって読み出される複数の音声情報及び複数の動作指示情報を予め格納するものであって、種々のデータを書き込み可能に構成されている。なお、メモリカード16は、着脱自在に構成されており、ユーザは、メモリカード16を交換することによって、音声出力玩具1に別の音声を出力させる(又は、別の動作を実行させる)ことができる。
【0037】
スピーカ17(音声出力手段の一部に相当する)は、音声生成回路171を介して制御装置2からの指示を受け付け、受け付けられた指示に従って、音声を出力するものである。
【0038】
駆動機構18(動作実行手段の一部に相当する)は、GPIO(General Purpose I/O)181を介して制御装置2からの指示を受け付け、受け付けられた指示に従って、ぬいぐるみ人形に種々の動作を行わせるものである。ここでは、駆動機構18として、ぬいぐるみ人形のまぶたを開閉させる機構、ぬいぐるみ人形の頭を前後、左右等の方向に傾ける機構、ぬいぐるみ人形の両手を上下方向に移動させる機構、及び、ぬいぐるみ人形の両手を腕組み、拍手等させる機構、等を備えている。
【0039】
制御装置2は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23を備えている。CPU21は、バスを介して、ROM22、RAM23、等とデータ伝送可能に構成され、音声出力玩具1全体の動作を制御するものである。ROM22は、CPU21を動作させる制御プログラム等を格納するものである。RAM23は、種々の情報を格納するものである。
【0040】
図3は、CPU21等の機能構成の一例を示す機能構成図である。CPU21は、機能的に、制御信号受信部211、画像検出部212、音声検出部213、距離検出部214、押圧検出部215、音声選択部216、及び、動作選択部217を備えている。メモリカード16は、機能的に、音声記憶部162、及び、動作記憶部163を備えている。
【0041】
ここでは、CPU21が、ROM22等に予め格納された制御プログラムを読み出して実行することにより、制御信号受信部211、画像検出部212、音声検出部213、距離検出部214、押圧検出部215、音声選択部216、動作選択部217等の機能部として機能すると共に、メモリカード16を音声記憶部162、動作記憶部163等の機能部として機能させるものである。
【0042】
また、ROM22、RAM23に格納された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に格納され得るデータは、例えばハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしてもよく、この場合、記録媒体は、例えばハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、半導体メモリ等である。
【0043】
音声記憶部162(音声記憶手段に相当する)は、複数の音声情報を予め格納するものであって、格納された音声情報は、音声選択部216によって読み出されるものである。より具体的には、音声記憶部162は、喜びを表現する複数の音声情報、怒りを表現する複数の音声情報、悲しみを表現する複数の音声情報、及び、楽しさを表現する複数の音声情報、及び、コミュニケーションを図るための複数の音声情報を予め格納するものである。
【0044】
動作記憶部163(動作記憶手段に相当する)は、複数の動作指示情報を予め格納するものであって、格納された動作指示情報は、動作選択部217によって読み出されるものである。より具体的には、動作記憶部163は、喜びを表現する複数の動作指示情報、怒りを表現する複数の動作指示情報、悲しみを表現する複数の動作指示情報、楽しさを表現する複数の動作指示情報、及び、コミュニケーションを図るための複数の動作指示情報を予め格納するものである。
【0045】
制御信号受信部211(制御信号受信手段の一部に相当する)は、無線受信装置11を介して、ゲーム機器3からの制御信号を受信し、音声選択部216及び動作選択部217に出力するものである。
【0046】
画像検出部212(画像検出手段の一部に相当する)は、CCDカメラ12を介して、ぬいぐるみ人形の目の前方の方向に存在する物体(例えば、ユーザの顔)の画像を検出して、画像情報を生成すると共に、生成された画像情報の特徴データ(例えば、笑顔、泣き顔等の喜怒哀楽を示すデータ)を抽出し、音声選択部216及び動作選択部217に出力するものである。
【0047】
音声検出部213(音声検出手段の一部に相当する)は、マイクロフォン13を介して、ユーザの発する音声を検出し、検出された音声情報の特徴データ(例えば、笑い声、泣き声等の喜怒哀楽を示すデータ)を抽出し、音声選択部216及び動作選択部217に出力するものである。
【0048】
距離検出部214(距離検出手段の一部に相当する)は、距離センサ14を介して、ぬいぐるみ人形の前方の方向に存在するユーザの体との距離Lを検出し、検出された距離Lが予め設定された閾値SHL(例えば、1m)以下である場合に、距離Lを音声選択部216及び動作選択部217に出力するものである。
【0049】
押圧検出部215(押圧検出手段の一部に相当する)は、押圧検出センサ15を介して、押圧が検出されたか否かを判定し、押圧が検出された場合に、その旨の情報である押圧検出情報を音声選択部216及び動作選択部217に出力するものである。
【0050】
音声選択部216(音声選択手段の一部、音声出力手段の一部に相当する)は、制御信号受信部211によって受信された制御信号、画像検出部212によって生成された画像情報の特徴データ、音声検出部213によって検出された音声情報の特徴データ、距離検出部214によって検出された距離L、及び、押圧検出部215によって検出された押圧検出情報に基づいて、音声記憶部162に格納された複数の音声情報の中から1の音声情報を選択し、スピーカ17を介して、選択された1の音声情報に対応する音声を出力するものである。
【0051】
例えば、音声選択部216は、ユーザがゲーム機器3において実行されているゲームにおいて高い得点を得たことを示す制御信号が受信された場合に、「おめでとう」という喜びを表現する音声情報を選択して出力する。また、例えば、音声選択部216は、ユーザがゲーム機器3において実行されているカーレーシングゲームにおいて車が衝突したことを示す制御信号が受信された場合に、「大丈夫?気をつけてね!」という悲しみを表現する音声情報を選択して出力する。
【0052】
更に、例えば、音声選択部216は、画像検出部212から、ユーザが落ち込んでいることを示す画像情報の特徴データが受け付けられた場合に、「気を落とすなよ。次があるさ!」という悲しみを表現する(ここでは、慰める言葉である)音声情報を選択して出力する。加えて、例えば、画像検出部212から、ユーザが嬉しいことを示す画像情報の特徴データが受け付けられた場合に、「いいね〜、嬉しいわ〜」という喜びを表現する音声情報を選択して出力する。
【0053】
また、例えば、音声選択部216は、距離検出部214から閾値SHL以下である距離Lが受け付けられた場合に、「近くにおいてね〜、一緒にいたいな〜」、又は、「気分がどうですか?何か遊ぼう?」というコミュニケーションを図るための音声情報を選択して出力する。更に、例えば、音声選択部216は、押圧検出部215から押圧検出情報が受け付けられた場合に、「こんにちは!何か遊びたいの?」というコミュニケーションを図るための音声情報を選択して出力する。
【0054】
動作選択部217(動作選択手段の一部、動作実行手段の一部に相当する)は、制御信号受信部211によって受信された制御信号、画像検出部212によって生成された画像情報の特徴データ、音声検出部213によって検出された音声情報の特徴データ、距離検出部214によって検出された距離L、及び、押圧検出部215によって検出された押圧検出情報に基づいて、動作記憶部163に格納された複数の動作指示情報の中から1の動作指示情報を選択し、駆動機構18を介して、選択された1の動作指示情報に対応する動作を実行するものである。
【0055】
例えば、音声選択部216は、ユーザがゲーム機器3において実行されているゲームにおいて高い得点を得たことを示す制御信号が受信された場合に、両手を挙げる(=万歳)という喜びを表現する動作指示情報を選択して実行する。また、例えば、音声選択部216は、ユーザがゲーム機器3において実行されているカーレーシングゲームにおいて車が衝突したことを示す制御信号が受信された場合に、片目を閉じて両手を左右に広げるという悲しみを表現する動作指示情報を選択して実行する。
【0056】
更に、例えば、音声選択部216は、画像検出部212から、ユーザが落ち込んでいることを示す画像情報の特徴データが受け付けられた場合に、片目を閉じて片手を握って上げるという悲しみを表現する(ここでは、励ます動作である)動作指示情報を選択して実行する。加えて、例えば、画像検出部212から、ユーザが嬉しいことを示す画像情報の特徴データが受け付けられた場合に、ウインクを繰り返すという喜びを表現する動作指示情報を選択して実行する。
【0057】
また、例えば、音声選択部216は、距離検出部214から閾値SHL以下である距離Lが受け付けられた場合に、両手を広げて前に差し出すというコミュニケーションを図るための動作指示情報を選択して実行する。更に、例えば、音声選択部216は、押圧検出部215から押圧検出情報が受け付けられた場合に、目を閉じて首を傾げるというコミュニケーションを図るための動作指示情報を選択して実行する。
【0058】
図4は、音声出力玩具1(主にCPU21)の動作の一例を示すフローチャートである。まず、制御信号受信部211によって、ゲーム機器3から制御信号を受信したか否かの判定が行われる(S101)。制御信号を受信したと判定された場合(S101でYES)には、処理がステップS117に進められる。制御信号を受信していないと判定された場合(S101でNO)には、画像検出部212によって、ユーザの顔の画像が検出されたか否かの判定が行われる(S103)。そして、ユーザの顔の画像が検出されたと判定された場合(S103でYES)には、画像検出部212によって、検出された画像情報の特徴データが抽出され(S105)、処理がステップS117に進められる。
【0059】
ユーザの顔の画像が検出されていないと判定された場合(S103でNO)には、音声検出部213によって、ユーザの発する音声が検出されたか否かの判定が行われる(S107)。音声が検出されたと判定された場合(S107でYES)には、音声検出部213によって、検出された音声情報の特徴データが抽出され(S109)、処理がステップS117に進められる。音声が検出されていないと判定された場合(S107でNO)には、距離検出部214によってユーザの体との距離Lが検出されたか否かの判定が行われる(S111)。
【0060】
距離Lが検出されたと判定された場合(S111でYES)には、距離検出部214によって、距離Lが予め設定された閾値SHL(例えば、1m)以下であるか否かが判定される(S113)。閾値SHL以下であると判定された場合(S113でYES)には、処理がステップS117に進められる。距離Lが検出されていないと判定された場合(S111でNO)、又は、閾値SHL超であると判定された場合(S113でNO)には、押圧検出部215によって、押圧が検出されたか否かが判定される(S115)。
【0061】
押圧が検出されていないと判定された場合(S115でNO)には、処理がステップS101に戻され、ステップS101以降の処理が繰り返し実行される。押圧が検出されたと判定された場合(S115でNO)、ステップS101でYESの場合、ステップS105の処理が終了した場合、ステップS109の処理が終了した場合、又は、ステップS113でYESの場合には、音声選択部216によって音声選択処理が実行される(S117)。そして、動作選択部217によって動作選択処理が実行される(S119)。次に、音声選択部216によって、ステップS117において選択された音声が出力される(S121)。次いで、動作選択部217によって、ステップS119において選択された動作指示情報に対応する動作が実行され(S123)、処理がステップS101に戻され、ステップS101以降の処理が繰り返し実行される。
【0062】
図5は、図4に示すフローチャートのステップS117において実行される音声選択処理の一例を示す詳細フローチャートである。なお、以下の処理は全て音声選択部216によって実行されるものである。まず、取得された情報が分析される(S201)。そして、取得された情報に対応する感情(=音声出力玩具1に表現させる感情)が、喜怒哀楽の内、どの感情であるかが判別される(S203)。次いで、音声出力玩具1に喜びを表現させるか否かの判定が行われる(S205)。喜びを表現させると判定された場合(S205でYES)には、音声記憶部162に格納された音声情報の中から、喜びを表現する1の音声情報が選択され(S207)、処理がリターンされる。
【0063】
喜びを表現させるものではないと判定された場合(S205でNO)には、音声出力玩具1に怒りを表現させるか否かの判定が行われる(S209)。怒りを表現させると判定された場合(S209でYES)には、音声記憶部162に格納された音声情報の中から、怒りを表現する1の音声情報が選択され(S211)、処理がリターンされる。怒りを表現させるものではないと判定された場合(S209でNO)には、音声出力玩具1に悲しみを表現させるか否かの判定が行われる(S213)。悲しみを表現させると判定された場合(S213でYES)には、音声記憶部162に格納された音声情報の中から、悲しみを表現する1の音声情報が選択され(S215)、処理がリターンされる。
【0064】
悲しみを表現させるものではないと判定された場合(S213でNO)には、音声出力玩具1に楽しさを表現させるか否かの判定が行われる(S217)。楽しさを表現させると判定された場合(S217でYES)には、音声記憶部162に格納された音声情報の中から、楽しさを表現する1の音声情報が選択され(S219)、処理がリターンされる。楽しさを表現させるものではないと判定された場合(S217でNO)には、音声記憶部162に格納された音声情報の中から、コミュニケーションを図るための1の音声情報が選択され(S221)、処理がリターンされる。
【0065】
図6は、図4に示すフローチャートのステップS119において実行される動作選択処理の一例を示す詳細フローチャートである。なお、以下の処理は全て動作選択部217によって実行されるものである。まず、取得された情報が分析される(S301)。そして、取得された情報に対応する感情(=音声出力玩具1に表現させる感情)が、喜怒哀楽の内、どの感情であるかが判別される(S303)。次いで、音声出力玩具1に喜びを表現させるか否かの判定が行われる(S305)。喜びを表現させると判定された場合(S305でYES)には、動作記憶部163に格納された動作指示情報の中から、喜びを表現する1の動作指示情報が選択され(S307)、処理がリターンされる。
【0066】
喜びを表現させるものではないと判定された場合(S305でNO)には、音声出力玩具1に怒りを表現させるか否かの判定が行われる(S309)。怒りを表現させると判定された場合(S309でYES)には、動作記憶部163に格納された動作指示情報の中から、怒りを表現する1の動作指示情報が選択され(S311)、処理がリターンされる。怒りを表現させるものではないと判定された場合(S309でNO)には、音声出力玩具1に悲しみを表現させるか否かの判定が行われる(S313)。悲しみを表現させると判定された場合(S213でYES)には、動作記憶部163に格納された動作指示情報の中から、悲しみを表現する1の動作指示情報が選択され(S315)、処理がリターンされる。
【0067】
悲しみを表現させるものではないと判定された場合(S313でNO)には、音声出力玩具1に楽しさを表現させるか否かの判定が行われる(S317)。楽しさを表現させると判定された場合(S317でYES)には、動作記憶部163に格納された動作指示情報の中から、楽しさを表現する1の動作指示情報が選択され(S319)、処理がリターンされる。楽しさを表現させるものではないと判定された場合(S317でNO)には、動作記憶部163に格納された動作指示情報の中から、コミュニケーションを図るための1の動作指示情報が選択され(S321)、処理がリターンされる。
【0068】
このようにして、複数の音声情報が音声記憶部162に予め格納されており、コントローラ31を介して、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいてゲームの進行を制御すると共に、ゲームの進行に伴って予め設定された制御信号を出力するゲーム機器3から制御信号が受信される。そして、受信された制御信号に基づいて、音声記憶部162に格納された複数の音声情報の中から、1の音声情報が選択され、選択された1の音声情報に対応する音声が出力されるため、興趣性を向上することができる。
【0069】
すなわち、コントローラ31を介して、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいてゲームの進行を制御すると共に、ゲームの進行に伴って予め設定された制御信号を出力するゲーム機器3からの制御信号に基づいて、音声記憶部162に格納された複数の音声情報の中から、1の音声情報が選択され、選択された1の音声情報に対応する音声が出力されるため、ゲーム機器3でのゲームの進行状況に応じた音声が出力されるので、興趣性を向上することができるのである。
【0070】
また、音声記憶部162に、喜びを表現する複数の音声情報、怒りを表現する複数の音声情報、悲しみを表現する複数の音声情報、及び、楽しさを表現する複数の音声情報が予め格納されているため、更に興趣性を向上することができる。
【0071】
すなわち、ゲーム機器3でのゲームの進行状況に応じて、喜びを表現する音声、怒りを表現する音声、怒りを表現する音声、又は、楽しさを表現する音声が出力されるので、更に興趣性を向上することができるのである。
【0072】
更に、複数の動作指示情報が予め動作記憶部163に格納されている。そして、ゲームの進行に伴って予め設定された制御信号を出力するゲーム機器3から受信された制御信号に基づいて、動作記憶部163に格納された複数の動作指示情報の中から、1の動作指示情報が選択され、選択された1の動作指示情報に対応する動作が実行されるため、更に興趣性を向上することができる。
【0073】
すなわち、コントローラ31を介して、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいてゲームの進行を制御すると共に、ゲームの進行に伴って予め設定された制御信号を出力するゲーム機器3からの制御信号に基づいて、動作記憶部163に格納された複数の動作指示情報の中から、1の動作指示情報が選択され、選択された1の動作指示情報に対応する動作が実行されるため、ゲーム機器3でのゲームの進行状況に応じた動作が実行されるので、更に興趣性を向上することができるのである。
【0074】
加えて、動作記憶部163に、喜びを表現する複数の動作指示情報、怒りを表現する複数の動作指示情報、悲しみを表現する複数の動作指示情報、及び、楽しさを表現する複数の動作指示情報が予め格納されているため、更に興趣性を向上することができる。
【0075】
すなわち、ゲーム機器3でのゲームの進行状況に応じて、喜びを表現する動作、怒りを表現する動作、怒りを表現する動作、又は、楽しさを表現する動作が出力されるので、更に興趣性を向上することができるのである。
【0076】
また、外部からの音声が検出され、検出された音声情報に基づき、1の音声情報が選択されると共に、検出された音声情報に基づき、1の動作指示情報が選択されるため、更に興趣性を向上することができる。
【0077】
すなわち、ゲーム機器3でのゲームの進行状況に加えて、外部からの音声(例えば、ユーザの発する声)に基づき、1の音声情報が選択されると共に、1の動作指示情報が選択されるため、多様な(=画一的ではない、ユーザが予測困難な)音声情報及び動作指示情報が選択されるので、更に興趣性を向上することができるのである。
【0078】
更に予め設定された所定方向に存在する物体の画像が検出され、検出された画像情報に基づき、1の音声情報が選択されると共に、検出された画像情報に基づき、1の動作指示情報が選択されるため、更に興趣性を向上することができる。
【0079】
すなわち、ゲーム機器3でのゲームの進行状況に加えて、予め設定された所定方向に存在する物体の画像(例えば、ユーザの顔の画像)に基づき、1の音声情報が選択されると共に、1の動作指示情報が選択されるため、多様な(=画一的ではない、ユーザが予測困難な)音声情報及び動作指示情報が選択されるので、更に興趣性を向上することができるのである。
【0080】
加えて、予め設定された所定方向に存在する物体との距離が検出され、検出された距離情報に基づき、1の音声情報が選択されると共に、検出された距離情報に基づき、1の動作指示情報が選択されるため、更に興趣性を向上することができる。
【0081】
すなわち、ゲーム機器3でのゲームの進行状況に加えて、予め設定された所定方向に存在する物体との距離(例えば、ユーザとの距離)に基づき、1の音声情報が選択されると共に、1の動作指示情報が選択されるため、多様な(=画一的ではない、ユーザが予測困難な)音声情報及び動作指示情報が選択されるので、更に興趣性を向上することができるのである。
【0082】
また、外部からの押圧が検出され、押圧が検出されたか否かに基づき、1の音声情報が選択されると共に、検出されたか否かに基づき、1の動作指示情報が選択されるため、更に興趣性を向上することができる。
【0083】
すなわち、ゲーム機器3でのゲームの進行状況に加えて、押圧が検出されたか否かに基づき、1の音声情報が選択されると共に、1の動作指示情報が選択されるため、多様な(=画一的ではない、ユーザが予測困難な)音声情報及び動作指示情報が選択されるので、更に興趣性を向上することができるのである。
【0084】
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)本実施形態では、音声出力玩具1が、ぬいぐるみ人形の外形を有する場合について説明するが、音声出力玩具1が、その他の種類の外形を有する形態でもよい。例えば、音声出力玩具1が、犬等の動物の外形を有する形態でもよい。
【0085】
(B)本実施形態では、CPU21が、制御信号受信部211、画像検出部212、音声検出部213、距離検出部214、押圧検出部215、音声選択部216、動作選択部217等の機能部を備える場合について説明したが、制御信号受信部211、画像検出部212、音声検出部213、距離検出部214、押圧検出部215、音声選択部216、及び、動作選択部217の内、少なくとも1の機能部が、回路等のハードウェアによって実現されている形態でもよい。
【0086】
(C)本実施形態では、押圧検出部215が、押圧が検出されたか否かを判定する場合について説明したが、押圧された圧力の値(=押圧力)を検出する形態でもよい。この場合には、押圧力の大きさに応じて音声選択部216及び動作選択部217によって、対応する音声情報及び動作指示情報を選択することができるため、更に、興趣性を向上するもとができる。
【図面の簡単な説明】
【0087】
【図1】は、本発明に係る音声出力玩具の外観の一例を示す斜視図である。
【図2】は、本発明に係る音声出力玩具の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】は、CPU等の機能構成の一例を示す機能構成図である。
【図4】は、音声出力玩具(主にCPU)の動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】は、図4に示すフローチャートのステップS117において実行される音声選択処理の一例を示す詳細フローチャートである。
【図6】は、図4に示すフローチャートのステップS119において実行される動作選択処理の一例を示す詳細フローチャートである。
【符号の説明】
【0088】
1 音声出力玩具
11 無線受信装置(制御信号受信手段の一部)
12 CCDカメラ(画像検出手段の一部)
13 マイクロフォン(音声検出手段の一部)
14 距離センサ(距離検出手段の一部)
15 押圧検出センサ(押圧検出手段の一部)
16 メモリカード
162 音声記憶部(音声記憶手段)
163 動作記憶部(動作記憶手段)
17 スピーカ(音声出力手段の一部)
18 駆動機構(動作実行手段の一部)
2 制御装置
21 CPU
211 制御信号受信部(制御信号受信の一部)
212 画像検出部(画像検出手段の一部)
213 音声検出部(音声検出手段の一部)
214 距離検出部(距離検出手段の一部)
215 押圧検出部(押圧検出手段の一部)
216 音声選択部(音声選択手段の一部、音声出力手段の一部)
217 動作選択部(動作選択手段の一部、動作実行手段の一部)
22 ROM
23 RAM
3 ゲーム機器
31 コントローラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部からの操作入力を受け付けて、受け付けられた操作入力に基づいてゲームの進行を制御すると共に、ゲームの進行に伴って予め設定された制御信号を出力するゲーム機器と通信可能に接続され、音声を出力可能に構成された音声出力玩具であって、
複数の音声情報を予め格納する音声記憶手段と、
前記ゲーム機器から前記制御信号を受信する制御信号受信手段と、
前記制御信号受信手段によって受信された制御信号に基づいて、前記音声記憶手段に格納された複数の音声情報の中から、1の音声情報を選択する音声選択手段と、
前記音声選択手段によって選択された1の音声情報に対応する音声を出力する音声出力手段と、
を備えることを特徴とする音声出力玩具。
【請求項2】
前記音声記憶手段は、喜びを表現する複数の音声情報、怒りを表現する複数の音声情報、悲しみを表現する複数の音声情報、及び、楽しさを表現する複数の音声情報を予め格納することを特徴とする請求項1に記載の音声出力玩具。
【請求項3】
複数の動作指示情報を予め格納する動作記憶手段と、
前記制御信号受信手段によって受信された制御信号に基づいて、前記動作記憶手段に格納された複数の動作指示情報の中から、1の動作指示情報を選択する動作選択手段と、
前記操作選択手段によって選択された1の動作指示情報に対応する動作を実行する動作実行手段と、
を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の音声出力玩具。
【請求項4】
前記動作記憶手段は、喜びを表現する複数の動作指示情報、怒りを表現する複数の動作指示情報、悲しみを表現する複数の動作指示情報、及び、楽しさを表現する複数の動作指示情報を予め格納することを特徴とする請求項3に記載の音声出力玩具。
【請求項5】
外部からの音声を検出する音声検出手段を備え、
前記音声選択手段は、前記音声検出手段によって検出された音声情報に基づき、1の音声情報を選択し、
前記動作選択手段は、前記音声検出手段によって検出された音声情報に基づき、1の動作指示情報を選択することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の音声出力玩具。
【請求項6】
予め設定された所定方向に存在する物体の画像を検出する画像検出手段を備え、
前記音声選択手段は、前記画像検出手段によって検出された画像情報に基づき、1の音声情報を選択し、
前記動作選択手段は、前記画像検出手段によって検出された画像情報に基づき、1の動作指示情報を選択することを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載の音声出力玩具。
【請求項7】
予め設定された所定方向に存在する物体との距離を検出する距離検出手段を備え、
前記音声選択手段は、前記距離検出手段によって検出された距離情報に基づき、1の音声情報を選択し、
前記動作選択手段は、前記距離検出手段によって検出された距離情報に基づき、1の動作指示情報を選択することを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれかに記載の音声出力玩具。
【請求項8】
外部からの押圧を検出する押圧検出手段を備え、
前記音声選択手段は、前記押圧検出手段によって押圧が検出されたか否かに基づき、1の音声情報を選択し、
前記動作選択手段は、前記押圧検出手段によって押圧が検出されたか否かに基づき、1の動作指示情報を選択することを特徴とする請求項3〜請求項7のいずれかに記載の音声出力玩具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−228746(P2008−228746A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−67951(P2007−67951)
【出願日】平成19年3月16日(2007.3.16)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】