説明

音聴棒

【課題】 小さい漏洩音であっても正確に判別することができると共に、十分に高周波数の漏洩音を捕捉することができる音聴棒を提供する。
【解決手段】 先端部2aを尖鋭状とした棒状部2と、底面に挿通孔4aを穿設した下側筐体4と、上面に音聴孔5aを穿設した上側筐体5と、下側筐体4及び上側筐体5内に配設した振動板6と、から成る筐体部3と、から音聴棒1を構成する。そして、棒状部2の基端部2bを下側筐体4又は振動板6の何れかにのみ固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地中に埋設された水道管路、ガス管路等における水、ガス等の漏洩の有無を調査する際に使用する音聴棒に関する。
【背景技術】
【0002】
地中に埋設された水道管路、ガス管路等における水、ガス等の漏洩の有無を調査する際には、それら埋設管路に付設してある止水栓、仕切弁、消火栓等に音聴棒の棒状部の先端部を当接させて、又は、地中に穿設したボーリング孔に音聴棒の棒状部を挿入し、埋設管路の近傍に棒状部の先端部を位置させて、作業者が埋設管路を伝播してくる漏洩音を捕捉することによって、漏洩の有無を判別している。
【0003】
ここで、従来の音聴棒51は、図9乃至図11に示すように、棒状部52と筐体部53とから構成されており、棒状部52は、ステンレス等の金属から成る棒状体であり、先端部52aは尖鋭状となっており、基端部52bには周面に雄ネジ部52cを、上端に雌ネジ部52dを形成してある。
【0004】
筐体部53は、アルミニウム等の軽量の金属を成形した下側筐体54及び上側筐体55から成り、下側筐体54は、底面中央部に挿通孔54aを穿設してあり、上側周面には雄ネジ部54bを形成してある。又、上側筐体55は、上面中央部に音聴孔55aを穿設してあり、下側周面には雌ネジ部55bを形成してある。
筐体部53内には、銅、燐青銅、ステンレス等の振動伝達性の良好な、高硬度、高弾性を有する金属から成る薄肉、軽量の振動板56、ゴム、プラスチック等の柔軟性、耐久性、耐水性を有する緩衝材57を配設してあり、振動板56の中央部には挿通孔56aを穿設してある。
【0005】
音聴棒51は、先ず、下側筐体54の挿通孔54aに棒状部52の基端部52bを挿通させ、ワッシャー58,58を介在させ、雄ネジ部52cにナット59,59を螺合、締結させることによって、棒状部52の基端部52bを下側筐体54に固定する。
次に、棒状部52の基端部52bの上端に振動板56の中央部を載置させ、挿通孔56aに取付ネジ60を挿通させ、雌ネジ部52dに螺合、締結させることによって、振動板56を棒状部52の基端部52bの上端に固定する。
次に、上側筐体55の内周面に緩衝材57を配置させ、下側筐体54の雄ネジ部54bに上側筐体55の雌ネジ部55bを螺合させ、緩衝材57を振動板56の周辺部に当接すれば、上側筐体55を下側筐体54に被覆、結合して、音聴棒51を組立て、構成することができる。
【0006】
音聴棒51を使用する際には、図12に示すように、埋設管路71に付設してある止水栓、仕切弁、消火栓72等に音聴棒51の棒状部52の先端部52aを当接させ、又は、ボーリング孔に音聴棒51の棒状部52を挿入し、埋設管路71の近傍に棒状部52の先端部52aを位置させる。
このようにすれば、埋設管路71を伝播してくる漏洩音は、棒状部52の先端部52aから基端部52bに伝達され、さらに、下側筐体54及び振動板56に伝達され、それらを振動させる。
よって、作業者73が音聴棒51の筐体部53を片手で把持し、上側筐体55の音聴孔55a近傍に耳部を押圧すれば、下側筐体54及び振動板56の振動音を聴くことができて、その振動音の強弱、高低によって、埋設管路71に漏洩が発生しているか否かを判別することができる(特許文献1及び2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平2006−038735号公報
【特許文献2】実用新案登録第3146419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来の音聴棒51では、上記のように、棒状部52の基端部52bを下側筐体54に固定すると共に、振動板56の周辺部を下側筐体54の上端に押圧し、中央部を棒状部52の基端部52bの上端に固定していた。
そのため、下側筐体54及び振動板56の振動が規制されてしまい、振動音の音量レベルが低減されると共に、高周波数の振動音を捕捉できなかった。よって、そもそも漏洩点での漏洩状態が少ない場合、又、漏洩点から観測点まで距離が遠い場合には、音聴棒51によって捕捉される漏洩音も小さくなるから、振動音の音量レベルが低減され、高周波数の振動音を捕捉できないと、埋設管路に漏洩が発生しているか否かを正確に判別することは難しかった。
【0009】
又、下側筐体54及び上側筐体55の質量は共振周波数に影響を及ぼすから、高周波数の振動音を極力捕捉できるようにするためには、下側筐体54及び上側筐体55、すなわち、筐体部53の質量を極力小さくする必要があり、筐体部53の寸法、形状、材料等が制限されることとなった。
【0010】
本発明は、かかる従来の問題点を解決するために為されたものであって、その目的とするところは、捕捉された漏洩音が小さい場合であっても、埋設管路に漏洩が発生しているか否かを正確に判別することができると共に、筐体部の質量を小さくするべく、寸法、形状、材料等を特に制限しなくとも、十分に高周波数の漏洩音を捕捉することができる音聴棒を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明の音聴棒は、先端部を尖鋭状とした棒状部と、底面に挿通孔を穿設した下側筐体と、上面に音聴孔を穿設した上側筐体と、前記下側筐体及び前記上側筐体内に配設した振動板とから成る筐体部と、から構成され、前記棒状部の基端部を前記下側筐体又は前記振動板の何れかにのみ固定したことを特徴とする。
【0012】
前記棒状部の基端部を前記振動板にのみ固定する構成として、前記棒状部の基端部を前記下側筐体の挿通孔に挿通させ、挿通孔の近傍で固定しないと共に、前記棒状部の基端部の上端を前記振動板に固定する構成を採用することができる。
【0013】
前記棒状部の基端部を前記下側筐体にのみ固定する構成として、前記棒状部の基端部を前記下側筐体の挿通孔に挿通させ、挿通孔の近傍で固定すると共に、前記棒状部の基端部の上端を前記振動板に固定しない構成を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の音聴棒の一実施例の外観斜視図である。
【図2】図1の音聴棒の分解斜視図である。
【図3】図1の音聴棒の筐体部の断面図である。
【図4】本発明の音聴棒の他実施例の外観斜視図である。
【図5】図4の音聴棒の分解斜視図である。
【図6】図4の音聴棒の筐体部の断面図である。
【図7】音聴棒の周波数特性を示すグラフである。
【図8】音聴棒の周波数特性を示すグラフである。
【図9】従来の音聴棒の外観斜視図である。
【図10】図9の音聴棒の分解斜視図である。
【図11】図9の音聴棒の筐体部の断面図である。
【図12】音聴棒の使用方法を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の音聴棒の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の音聴棒の一実施例の外観斜視図、図2は、その音聴棒の分解斜視図、図3は、その音聴棒の筐体部の断面図である。又、図4は、本発明の音聴棒の他実施例の外観斜視図、図5は、その音聴棒の分解斜視図、図6は、その音聴棒の筐体部の断面図である。
【0016】
音聴棒1は、図1乃至図3に示すように、棒状部2と筐体部3とから構成されており、棒状部2は、ステンレス等の金属から成る棒状体であり、先端部2aは尖鋭状となっており、基端部2bの上端に雌ネジ部2cを形成してある。
【0017】
筐体部3は、アルミニウム等の軽量の金属を成形した下側筐体4及び上側筐体5から成り、下側筐体4は、底面中央部に挿通孔4aを穿設してあり、上側周面には雄ネジ部4bを形成してある。又、上側筐体5は、上面中央部に音聴孔5aを穿設してあり、下側周面には雌ネジ部5bを形成してある。
筐体部3内には、銅、燐性銅、ステンレス等の振動伝達性の良好な、高硬度、高弾性を有する金属から成る薄肉、軽量の振動板6、ゴム、プラスチック等の柔軟性、耐久性、耐水性を有するを有するOリング状の緩衝材7を配設してあり、振動板6の中央部には挿通孔6aを穿設してある。
【0018】
音聴棒1は、先ず、下側筐体4の挿通孔4aにゴム、プラスチック等の柔軟性、耐久性、耐水性を有するブッシュ状の緩衝材8を嵌着させ、この緩衝材8の挿通孔8aに棒状部2の基端部2bを挿通させ、棒状部2の基端部2bを下側筐体4に固定しないことによって、棒状部2が若干ながら揺動可能とする。
次に、棒状部2の基端部2bの上端に振動板6の中央部を載置させ、挿通孔6aに取付ネジ9を挿通させ、雌ネジ部2cに螺合、締結させることによって、振動板6を棒状部2の基端部2bの上端に固定する。
次に、上側筐体5の内周面に緩衝材7を配置させ、下側筐体4の雄ネジ部4bに上側筐体5の雌ネジ部5bを螺合させ、緩衝材7を振動板6の周辺部に当接すれば、上側筐体5を下側筐体4に被覆、結合して、音聴棒1を組立て、構成することができる。
【0019】
埋設管路71に付設してある止水栓、仕切弁、消火栓72等に音聴棒1の棒状部2の先端部2aを当接させ、又は、ボーリング孔に音聴棒1の棒状部2を挿入し、埋設管路71の近傍に棒状部2の先端部2aを位置させれば、埋設管路71を伝播してくる漏洩音は、棒状部2の先端部2aから基端部2bに伝達される。
ここで、音聴棒1では、棒状部2の基端部2bの上端は振動板6に固定してあるが、棒状部2の基端部2bは下側筐体4に固定していないから、棒状部2は若干ながら揺動可能となっており、棒状部2の基端部2bに伝達されてきた振動は、十分に振動板6に伝達されると共に、振動板6もあまり拘束されることなく振動する。
一方、下側筐体4の挿通孔4aには緩衝材8を嵌着させ、棒状部2の基端部2bを緩衝材8の挿通孔8aに遊嵌させ、下側筐体4に固定していないから、棒状部2の基端部2bに伝達されてきた振動は、下側筐体4に殆ど伝達されない。
【0020】
よって、振動板6に伝達される振動音は低減されることなく、音聴棒1によって捕捉された漏洩音が小さい場合であっても、埋設管路71に漏洩が発生しているか否かを正確に判別することができる。
又、振動音は下側筐体4に殆ど伝達されず、下側筐体4及び上側筐体5の質量が共振周波数に影響を及ぼすこともないから、高周波数の漏洩音を捕捉するために、筐体部3の質量を殊更小さくする必要はなく、筐体部3の寸法、形状、材料等に自由度が高くなる。
【0021】
音聴棒21は、図4乃至図6に示すように、棒状部22と筐体部23とから構成されており、棒状部22は、ステンレス等の金属から成る棒状体であり、先端部22aは尖鋭状となっており、基端部22bには周面に雄ネジ部2cを、上端に雌ネジ部2d形成してある。
【0022】
筐体部23は、アルミニウム等の軽量の金属を成形した下側筐体24及び上側筐体25から成り、下側筐体24は、底面中央部に挿通孔24aを穿設してあり、上側周面には雄ネジ部24bを形成してある。又、上側筐体25は、上面中央部に音聴孔25aを穿設してあり、下側周面には雌ネジ部25bを形成してある。
筐体部23内には、銅、燐性銅、ステンレス等の振動伝達性の良好な、高硬度、高弾性を有する金属から成る薄肉、軽量の振動板26、ゴム、プラスチック等の柔軟性、耐久性、耐水性を有するOリング状の緩衝材27を配設してある。
【0023】
音聴棒21は、先ず、下側筐体24の挿通孔24aに棒状部22の基端部22bを挿通させ、ワッシャー28,28を介在させ、雄ネジ部22cにナット29,29を螺合、締結させることによって、棒状部22の基端部22bを下側筐体4に固定する。
次に、下側筐体24の上端に振動板26の周辺部を載置させ、振動板26を棒状部22の基端部22bの上端から離反させた状態に設定する。
次に、上側筐体25の内周面に緩衝材27を配置させ、下側筐体24の雄ネジ部24bに上側筐体25の雌ネジ部25bを螺合させ、緩衝材27を振動板26の周辺部に当接すれば、上側筐体25を下側筐体24に被覆、結合して、音聴棒21を組立て、構成することができる。
【0024】
埋設管路71に付設してある止水栓、仕切弁、消火栓72等に音聴棒21の棒状部22の先端部22aを当接させ、又は、ボーリング孔に音聴棒21の棒状部22を挿入し、埋設管路71の近傍に棒状部22の先端部22aを位置させれば、埋設管路71を伝播してくる漏洩音は、棒状部22の先端部22aから基端部22bに伝達される。
ここで、音聴棒21では、棒状部22の基端部22bは下側筐体24に固定してあるが、棒状部22の基端部22bの上端は振動板26から離反させ、振動板26に固定していないから、棒状部22の基端部22bに伝達されてきた振動は、十分に下側筐体24に伝達されると共に、振動板26にあまり拘束されることなく振動する。
一方、棒状部22の基端部22bの上端は振動板26から離反させ、振動板26に固定していないから、下側筐体24に伝達されてきた振動は振動板26に伝達され、振動板26はあまり拘束されることなく振動する。
【0025】
よって、下側筐体24、振動板6に伝達される振動音は低減されることなく、音聴棒21によって捕捉された漏洩音が小さい場合であっても、埋設管路71に漏洩が発生しているか否かを正確に判別することができる。
【0026】
一方、棒状部22の基端部22bに伝達されてきた振動は、十分に下側筐体24に伝達されると共に、振動板26もあまり拘束されることなく振動するから、振動板26の共振周波数を高くすることができ、高周波数の漏洩音を捕捉するために、筐体部23の質量を殊更小さくする必要はなく、筐体部23の寸法、形状、材料等に自由度が高くなる。
【0027】
よって、振動板26の共振周波数を高く設定することができ、高周波数の漏洩音を効率的に捕捉することができるから、埋設管路に漏洩が発生しているか否かを正確に判別することができる。
【0028】
[試験例1]
本発明の音聴棒1の性能を確認するために、振動音の周波数を低音域から高音域に変化させて、音聴棒1によって捕捉される振動音のレベルを測定した。
振動音の発生には加振器を使用し、加振器に音聴棒1の棒状部2の先端部2aを接触させ、筐体部3の上側筐体5上にコンデンサマイクを設置し、コンデンサマイクの出力コードをFFTアナライザーに接続した。
【0029】
音聴棒1としては、棒状部2の直径が7.0mm、長さが1.0mのものを試作し、加振器によって0〜5000Hzの範囲で振動音の周波数を変化させ、FFTアナライザーによって振動音のレベルを出力させた。
比較のため、音聴棒51として、棒状部52の直径が7.0mm、長さが1.0mのものを使用し、同様の試験を行った。
【0030】
試験結果は、図7に示す通りであり、音聴棒1の周波数特性を実線で、音聴棒51の周波数特性を一点鎖線で示す。図7からわかるように、音聴棒51に比較して、本発明の音聴棒1は、出力される振動音のレベルが高く、捕捉された漏洩音が小さくとも、埋設管路に漏洩が発生しているか否かを十分正確に判別することができることが理解できる。
【0031】
[試験例2]
本発明の音聴棒21の性能を確認するために、振動音の周波数を低音域から高音域に変化させて、音聴棒21によって捕捉される振動音のレベルを測定した。
試験に使用した装置、音聴棒21の寸法、又、試験方法及び条件は、試験例1と同様である。
【0032】
試験結果は、図8に示す通りであり、音聴棒21の周波数特性を実線で、音聴棒51の周波数特性を一点鎖線で示す。図8からわかるように、音聴棒51に比較して、本発明の音聴棒21は、出力される振動音のレベルが高く、特に、高音域2000〜4500Hzでのレベルが高く、捕捉された漏洩音が小さくとも、埋設管路に漏洩が発生しているか否かを十分正確に判別することができることが理解できる。
【0033】
以上のように、本発明の音聴棒によれば、捕捉された漏洩音が小さい場合であっても、埋設管路に漏洩が発生しているか否かを正確に判別することができると共に、筐体部の質量を小さくするべく、寸法、形状、材料等を特に制限しなくとも、十分に高周波数の漏洩音を捕捉することができる。
【符号の説明】
【0034】
1,21 音聴棒
2,22 棒状部
2a,22a 先端部
2b,22b 基端部
3,23 筐体部
4,24 下側筐体
4a,24a 挿通孔
5,25 上側筐体
5a,25a 音聴孔
6,26 振動板
7,27 緩衝材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端部を尖鋭状とした棒状部と、
底面に挿通孔を穿設した下側筐体と、上面に音聴孔を穿設した上側筐体と、前記下側筐体及び前記上側筐体内に配設した振動板と、から成る筐体部と、から構成され、
前記棒状部の基端部を前記下側筐体又は前記振動板の何れかにのみ固定したことを特徴とする音聴棒。
【請求項2】
前記棒状部の基端部を前記振動板にのみ固定するのに、前記棒状部の基端部を前記下側筐体の挿通孔に挿通させ、挿通孔の近傍で固定しないと共に、前記棒状部の基端部の上端を前記振動板に固定する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の音聴棒。
【請求項3】
前記棒状部の基端部を前記下側筐体にのみ固定するのに、前記棒状部の基端部を前記下側筐体の挿通孔に挿通させ、挿通孔の近傍で固定すると共に、前記棒状部の基端部の上端を前記振動板に固定しない構成としたことを特徴とする請求項1に記載の音聴棒。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−154651(P2012−154651A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−11481(P2011−11481)
【出願日】平成23年1月23日(2011.1.23)
【出願人】(000112691)フジテコム株式会社 (9)
【Fターム(参考)】